JPH07284733A - 穀物選別装置 - Google Patents

穀物選別装置

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JPH07284733A
JPH07284733A JP10487394A JP10487394A JPH07284733A JP H07284733 A JPH07284733 A JP H07284733A JP 10487394 A JP10487394 A JP 10487394A JP 10487394 A JP10487394 A JP 10487394A JP H07284733 A JPH07284733 A JP H07284733A
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JP
Japan
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wind
net
sorting
supply
rice
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Withdrawn
Application number
JP10487394A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Fumio Hayakawa
文雄 早川
Masafumi Shibata
雅史 柴田
Toshiaki Kobayashi
俊明 小林
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07284733A publication Critical patent/JPH07284733A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給部のホコリの防止。 【構成】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上方に
風を吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠1
2と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き抜け
る前後方向の一側を供給側19に他側を排出側20に左
右方向の一側を揺上側21に他側を揺下側22とし供給
側19は排出側20より高く揺上側21は揺下側22よ
り高く前後左右両方向に傾斜させた選別網18と、該選
別網18上の前記供給側19に穀物を供給する供給装置
31と、該選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させ
る揺動機構とからなる穀物選別装置において、前記選別
網18の前記供給側19の下面には盲板44を取付けて
風が吹上がらないようにした穀物選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物選別装置に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来、固定ケース内に設けた風車を有し上
方に風を吹上げる風胴と、風胴の上部に設けた揺動枠
と、該揺動枠に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別
網と、該選別網上に穀物を供給する供給装置と、前記選
別網を斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とからな
り、前記選別網は、前後方向の一側を供給側に他側を排
出側に左右方向の一側を揺上側に他側を揺下側とした略
四角形状とした穀物選別装置は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の選別装置
は、各種の穀物の選別に利用できるが、選別網を吹抜け
る風で多量のほこりを吹上げるという課題がある。特
に、供給部のほこりの吹上げが激しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、該風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動
枠12に張設した前記風が上方に吹き抜ける前後方向の
一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向の一側
を揺上側21に他側を揺下側22とし供給側19は排出
側20より高く揺上側21は揺下側22より高く前後左
右両方向に傾斜させた選別網18と、該選別網18上の
前記供給側19に穀物を供給する供給装置31と、前記
選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構
とからなる穀物選別装置において、前記選別網18の前
記供給側19の下面には盲板44を取付けて風が吹上が
らないようにした穀物選別装置としたものである。ま
た、本発明は、前記穀物選別装置において、前記選別網
18は、織網からなる上網23と風孔24を無数形成し
た打抜多孔板25の二枚重合構造とし、前記供給側19
の部分は打抜多孔板25の下面に盲板44を取付けた三
枚重合構造とした穀物選別装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は周囲の固定ケースであり、固定ケース1内の下部位
置には上方に吹上げる風胴2を固定状に設け、風胴2内
に風車3を軸装する。4は吸引口、5は吹出口、6は前
後方向略水平の風車軸、7は風車軸6の端部に取付けた
受動プーリーである。前記風胴2の上部には、風車軸6
と平行の駆動軸8を設け、駆動軸8の前後側には偏心輪
9、9を取付け、偏心輪9、9にはロッド10、10の
基部を軸装する。11は駆動軸8の端部に固定した受動
プーリーである。
【0006】前記風胴2の上部には風胴兼揺動枠12を
取付け、該揺動枠12の下部に設けた軸13、13に、
前記ロッド10、10の先端を軸着する。前記揺動枠1
2の軸13、13よりも上方位置には、傾斜揺動支杆1
4、14の下部を軸14aにより軸着し、傾斜揺動支杆
14、14の上端は軸14bにより固定ケース1側に軸
着する。15はモーター、16は駆動プーリーで、駆動
プーリー16と前記受動プーリー11及び受動プーリー
7との間にベルト17を掛け回す。
【0007】それゆえ、モーター15に通電すると、風
車3は回転し、風胴兼揺動枠12は一例として約11mmの
振巾で毎分350 〜400 回位の揺動を行なう。
【0008】前記風胴兼揺動枠12の上部には選別網1
8を張設する。選別網18は図4のように略四角であ
り、前後方向の一側を供給側19、他側を排出側20、
左右側の一側を揺上側21、他側を揺下側22とし、排
出側20よりも供給側19側は僅かに高く、揺下側22
よりも揺上側21は高く、両方向に傾斜させてある。
【0009】実施例の前記選別網18は、図3のように
織網からなる上網23と、風孔24を無数形成した打抜
多孔板25の二枚重合構造であり、吹出口5より吹き上
げた風は打抜多孔板25と上網23とを吹き抜ける。上
網23は、一例として16メッシュ(1インチ当り16個
の目がある網)を用いる。
【0010】前記選別網18を吹き抜ける風は、選別網
18上に供給した屑米bを風で僅かに浮上させ、玄米a
は重いのであまり浮上しない程度に吹くと屑米bの選別
ができる。即ち、屑米bは軽いので僅かに浮上するか
ら、その下で矢印W方向に揺動する選別網18とはあま
り接触せず、したがってW方向の揺上力は受けないの
で、選別網18の勾配により誘導されて揺下側22側に
流動し、かつ、排出側20側に移動する。玄米aは重い
ので風の影響は受けず、矢印W方向の揺動を強く受けて
選別網18により揺上げられ、排出側20側に移動す
る。
【0011】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27を設け、
仕切板26よりも揺上側21を玄米取出口28に、仕切
板26と仕切板27との間を中間米取出口29に、仕切
板27よりも揺下側22を屑米取出口30に形成する。
前記固定ケース1の揺上側21の側部には昇降機のよう
な供給装置31を設け、供給装置31の上部排出樋の下
部に縦線兼供給樋32を設ける。
【0012】縦線とは、約1.70mmとか、1.75mm位の間隙
を設けて金属線を縦方向に張設し、その上に米を流して
屑米を分離する装置であり、高級なものはピアノ線を前
後間隔を置いて間隔調節自在に張設しているが、あまり
高級でないものは薄鉄板にスリットを打ち抜いたもので
あり、これらを総称して当業者は縦線と呼んでいる。屑
米とは、縦線でいったん選別されたものであるが、本願
は、それよりはスリット幅の小さい縦線を供給装置31
の上部排出樋の下部に設ける。
【0013】前記供給樋32は左右方向に長く形成され
ていて、揺動枠12の上部に一体的に固定されているか
ら、揺動枠12と共に揺動するので揺動式である。供給
樋32の先端部は供給側19に向けて開口して供給口3
3が形成されており、供給口33の位置は、図4のよう
に揺下側22である。
【0014】前記選別網18の上面には、前後の方向に
所定の間隔を置いて、堰板34が配設される。堰板34
はなるべく穀物が流れないようにして屑米が左右方向に
広く分散させるためのものであり、一例としては建具の
レールのようなもの、又はL型鋼のようなもの、又は帯
鋼のようなものを利用する。堰板34は、揺上側21か
ら揺下側22の方向、即ち、左右方向に向けて設けら
れ、針金でしばり付けるか、又は小さなビスで止着する
か、又はスポット溶接により固定する。また、図2の選
別網18は傾斜調節可能の実施例であり、揺動枠12を
上下に分割して、揺動枠12aを形成し、揺動枠12と
揺動枠12aの間にネジ35を取付ける。36は張込口
である。なお、供給樋32は、屑米選別板37と下網3
8と屑米流板39の3重構造であり、屑米選別板37と
下網38の間に目詰り除去ボール40を収納し、断面三
角の仕切棒41に衝突させて躍動させる。屑米流板39
を流れた屑米は取出樋42に取出される。
【0015】しかして、前記選別網18を吹抜ける風
は、どの部分も均等に吹抜けないと均等に選別されな
い。しかるに、風は、ある部分だけ強く吹抜けて、他の
部分はあまり吹き抜けないという現象が生じる。その防
止策として、図1の実施例では風胴2に打抜多孔板43
を取付け、図2の実施例では揺動枠12に打抜多孔板4
3を取付けて風を均等にした。また、供給側19は、原
料に含まれる多量のほこりが吹上がるので、下面に盲板
44を重合した。図5は3重にした場合、図6は2重に
した場合である。
【0016】
【作用】次に作用を述べる。籾摺装置により籾摺された
玄米は、回転式屑米選別装置で屑米が除去され、仕上米
となって市場に流通する。しかし、除去された屑米中に
は、約2割位の玄米が含まれているから、逆に、屑米か
ら玄米を選別する機構が必要となる。本発明は、各種選
別に利用できるが、特に屑米から玄米を選別する場合に
用いられる。その作用を述べると、スイッチをオンにす
ると、モーター15に通電され、ベルト17を介して受
動プーリー7および受動プーリー11を回転させて風車
軸6および駆動軸8を回転させ、風車軸6に固定の風車
3を回転させて吹出口5より風を吹き上げ、駆動軸8に
設けた偏心輪9とロッド10とにより揺動枠12を揺動
させる。揺動枠12は、傾斜揺動支杆14、14により
固定ケース1に取付けられているので、W方向に傾斜揺
動する。
【0017】この状態で、張込口36より屑米を供給す
ると、供給装置31により揚穀されて供給樋32内の屑
米選別板37上を流下し、極めて小粒の屑米は分離され
て下網38をも通り、その下の屑米流板38上を流れて
取出樋42に取出される。玄米aと屑米bの混合物は、
屑米選別板37上を流下して供給口33より選別網18
上の図4の供給側19の揺下側22に供給される。
【0018】供給された選別網18上の屑米bは、図3
のように風を受けて選別網18より僅かに浮上し、玄米
aは重いので風を受けてもあまり浮上しない。僅かに浮
上した屑米bは、その下で矢印W方向に揺動する上網2
3とはあまり接触せず、したがって選別網18の揺上力
は受けないので、揺動と勾配と風によって揺下側22側
に流動し、かつ、揺動と勾配と風によって排出側20に
移動する。このときの揺下側22への流動は、調節ネジ
35により勾配を微妙に調節して加減される。
【0019】一方、玄米aは重いので風を受けてもあま
り浮上しないから、選別網18の矢印W方向の揺動を強
く受けて揺上側21に揺上げられ、かつ、排出側20側
に移動する。この排出側20への移動は、選別網18の
上面に、所定の間隔を置いて配設された堰板34により
流れを阻止されるので遅くなり、そのため、左右方向に
広く分散し長時間選別される。
【0020】選別網18の排出側20には、左右方向に
間隔を置いて左右調節自在の仕切板26、27が設けら
れているので、仕切板26、27の位置を調節すること
により、玄米は玄米取出口28に、中間米は中間米取出
口29に、屑米は屑米取出口30にそれぞれ取出され
る。中間米取出口29に取出された中間米は、供給装置
31に戻され循環する。
【0021】上記の選別作業時、選別網18に供給され
る風車3の風は、部分的に斑になり易く、特定の部位だ
け風が吹き、その他の部位は全然吹かないということが
あって、選別不良の原因となることもあるが、本願は、
風車3と選別網18の間に打抜多孔板43を設けたの
で、打抜多孔板43により風は蓄圧されてから吹出すよ
うになり、均等に分散するので、選別斑はできない。ま
た、供給側19にはほこりを多量に含む屑米が供給され
るので、そのほこりが舞い上がろうとするが、本願は、
供給側19の下面には、盲板44が取付けてあるので、
これを防止する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、固定ケース1内に設けた風車
3を有し上方に風を吹上げる風胴2と、該風胴2の上部
に設けた揺動枠12と、該揺動枠12に張設した前記風
が上方に吹き抜ける前後方向の一側を供給側19に他側
を排出側20に左右方向の一側を揺上側21に他側を揺
下側22とし供給側19は排出側20より高く揺上側2
1は揺下側22より高く前後左右両方向に傾斜させた選
別網18と、該選別網18上の前記供給側19に穀物を
供給する供給装置31と、前記選別網18を左右斜上下
方向に往復揺動させる揺動機構とからなる穀物選別装置
において、前記選別網18の前記供給側19の下面には
盲板44を取付けて風が吹上がらないようにした穀物選
別装置としたものであるから、 イ.固定ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹
上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、
該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き抜ける前後
方向の一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向
の一側を揺上側21に他側を揺下側22とし供給側19
は排出側20より高く揺上側21は揺下側22より高く
前後左右両方向に傾斜させた選別網18と、該選別網1
8上の前記供給側19に穀物を供給する供給装置31
と、該選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺
動機構とからなる穀物選別装置の構成としたから、揺動
と風と選別網18の前後左右傾斜により、各種の穀物の
選別ができる。 ロ.選別網18の前記供給側19の下面には盲板44を
取付けて風が吹上がらないようにしたから、ほこりの多
い供給側19のほこり舞い上がりを防止する。 ハ.また、本発明は、前記穀物選別装置において、前記
選別網18は、織網からなる上網23と風孔24を無数
形成した打抜多孔板25の二枚重合構造とし、前記供給
側19の部分は打抜多孔板25の下面に盲板44を取付
けた三枚重合構造とした穀物選別装置としたものである
から、選別網18は、織網からなる上網23と風孔24
を無数形成した打抜多孔板25の二枚重合構造としたの
で、皺が出来やすい織網23を皺なく取付けられ、供給
側19の部分は打抜多孔板25の下面に盲板44を取付
けたので、盲板44の取付けも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 縦断正面図。
【図3】 選別網の作用状態断面図。
【図4】 選別網の作用状態俯瞰図。
【図5】 選別網の供給部の断面図。
【図6】 選別網の供給部の第2実施例断面図。
【符号の説明】
1…固定ケース、2…風胴、3…風車、4…吸引口、5
…吹出口、6…風車軸、7…風車軸の受動プーリー、8
…駆動軸、9…偏心輪、10…ロッド、11…駆動軸の
受動プーリー、12、12a…風胴兼揺動枠、13…
軸、14…傾斜揺動支杆、15…モーター、16…駆動
プーリー、17…ベルト、18…選別網、19…供給
側、20…排出側、21…揺上側、22…揺下側、23
…上網、24…風孔、25…打抜多孔板、26、27…
仕切板、28…玄米取出口、29…中間米取出口、30
…屑米取出口、31…供給装置、32…供給樋、33…
供給口、34…堰板、35…調節ネジ、36…張込口、
37…屑米選別板、38…下網、39…屑米流板、40
…目詰り除去ボール、41…仕切棒、42…取出樋、4
3…打抜多孔板、44…盲板、a…玄米、b…屑米。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 俊明 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 鈴木 基之 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上
    方に風を吹上げる風胴2と、該風胴2の上部に設けた揺
    動枠12と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹
    き抜ける前後方向の一側を供給側19に他側を排出側2
    0に左右方向の一側を揺上側21に他側を揺下側22と
    し供給側19は排出側20より高く揺上側21は揺下側
    22より高く前後左右両方向に傾斜させた選別網18
    と、該選別網18上の前記供給側19に穀物を供給する
    供給装置31と、前記選別網18を左右斜上下方向に往
    復揺動させる揺動機構とからなる穀物選別装置におい
    て、前記選別網18の前記供給側19の下面には盲板4
    4を取付けて風が吹上がらないようにした穀物選別装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記選別網18は、
    織網からなる上網23と風孔24を無数形成した打抜多
    孔板25の二枚重合構造とし、前記供給側19の部分は
    打抜多孔板25の下面に盲板44を取付けた三枚重合構
    造とした穀物選別装置。
JP10487394A 1994-04-19 1994-04-19 穀物選別装置 Withdrawn JPH07284733A (ja)

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Effective date: 20010703