JPH07284550A - スキー板エッジの研磨器 - Google Patents
スキー板エッジの研磨器Info
- Publication number
- JPH07284550A JPH07284550A JP10170494A JP10170494A JPH07284550A JP H07284550 A JPH07284550 A JP H07284550A JP 10170494 A JP10170494 A JP 10170494A JP 10170494 A JP10170494 A JP 10170494A JP H07284550 A JPH07284550 A JP H07284550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- file
- edge
- holding groove
- holder
- ski
- Prior art date
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- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C11/00—Accessories for skiing or snowboarding
- A63C11/04—Accessories for skiing or snowboarding for treating skis or snowboards
- A63C11/06—Edge-sharpeners
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1台の研磨器でスキー板のエッジのソール面
およびサイド面を所望傾斜角度に研磨する。 【構成】 ホルダーの一側部に、平ヤスリを、その一部
がスキー板のエッジのソール面に当接できる向きに突出
する状態で、着脱自在に保持可能の1のヤスリ保持溝
と、上記1のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と
直角をなして上記エッジのサイド面に摺動自在に当接可
能の1の案内部と、上記平ヤスリを、その一部が上記エ
ッジのサイド面に当接できる向きに突出する状態で、着
脱自在に差し替え保持可能の他のヤスリ保持溝と、上記
他のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と直角をな
して上記エッジのソール面に摺動自在に当接可能の他の
案内部と、をそれぞれ設け、上記ホルダーの他側部に、
スキー板の滑走面に接すべき調整部材を該ホルダー他側
部から上記滑走面へ出退調整自在に支持してなるヤスリ
面傾斜調整手段を設けた、スキー板エッジの研磨器。
およびサイド面を所望傾斜角度に研磨する。 【構成】 ホルダーの一側部に、平ヤスリを、その一部
がスキー板のエッジのソール面に当接できる向きに突出
する状態で、着脱自在に保持可能の1のヤスリ保持溝
と、上記1のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と
直角をなして上記エッジのサイド面に摺動自在に当接可
能の1の案内部と、上記平ヤスリを、その一部が上記エ
ッジのサイド面に当接できる向きに突出する状態で、着
脱自在に差し替え保持可能の他のヤスリ保持溝と、上記
他のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と直角をな
して上記エッジのソール面に摺動自在に当接可能の他の
案内部と、をそれぞれ設け、上記ホルダーの他側部に、
スキー板の滑走面に接すべき調整部材を該ホルダー他側
部から上記滑走面へ出退調整自在に支持してなるヤスリ
面傾斜調整手段を設けた、スキー板エッジの研磨器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、スキー板滑走面の両
側端部に取りつけられた金属エッジのポイントを先鋭化
するためそのソール面およびサイド面を所望角度に研磨
する研磨器に関する。
側端部に取りつけられた金属エッジのポイントを先鋭化
するためそのソール面およびサイド面を所望角度に研磨
する研磨器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の研磨器として、ホルダー
の一側部に、エッジのソール面に接すべき平ヤスリをネ
ジにより固定すると共に該ヤスリ面と直角をなす摺動案
内部材を設け、またホルダーの他側部に、スキー板の滑
走面に接すべき調整ローラと、該調整ローラの上記ホル
ダー他側部からの出代を加減する調整ネジとからなるヤ
スリ面角度調整手段を設け、上記一方のヤスリをエッジ
のソール面に接すると共に摺動案内部材をエッジのサイ
ド面に当接し、他方の調整ローラは、ソール面の研磨す
べき所望傾斜角度に対応してその出代を調整してスキー
板滑走面に接した状態で、ホルダーをスキー板長手方向
に往復摺動させて上記ヤスリによりエッジソール面を所
望傾斜角度に研磨するものが知られている。
の一側部に、エッジのソール面に接すべき平ヤスリをネ
ジにより固定すると共に該ヤスリ面と直角をなす摺動案
内部材を設け、またホルダーの他側部に、スキー板の滑
走面に接すべき調整ローラと、該調整ローラの上記ホル
ダー他側部からの出代を加減する調整ネジとからなるヤ
スリ面角度調整手段を設け、上記一方のヤスリをエッジ
のソール面に接すると共に摺動案内部材をエッジのサイ
ド面に当接し、他方の調整ローラは、ソール面の研磨す
べき所望傾斜角度に対応してその出代を調整してスキー
板滑走面に接した状態で、ホルダーをスキー板長手方向
に往復摺動させて上記ヤスリによりエッジソール面を所
望傾斜角度に研磨するものが知られている。
【0003】一方、ホルダーの一側部に、エッジのサイ
ド面に接すべき平ヤスリをネジにより固定すると共にス
キー板の滑走面に接すべき案内ローラを設け、またホル
ダーの他側部に、スキー板の滑走面に接すべき調整ロー
ラと、該調整ローラの枠体他側部からの出代を加減する
調整ネジとからなるヤスリ面角度調整手段を設け、上記
一方のヤスリをエッジのサイド面に接すると共に案内ロ
ーラをスキー滑走面に当て、以下上例と同様の操作によ
りエッジサイド面を所望傾斜角度に研磨するものも知ら
れている。
ド面に接すべき平ヤスリをネジにより固定すると共にス
キー板の滑走面に接すべき案内ローラを設け、またホル
ダーの他側部に、スキー板の滑走面に接すべき調整ロー
ラと、該調整ローラの枠体他側部からの出代を加減する
調整ネジとからなるヤスリ面角度調整手段を設け、上記
一方のヤスリをエッジのサイド面に接すると共に案内ロ
ーラをスキー滑走面に当て、以下上例と同様の操作によ
りエッジサイド面を所望傾斜角度に研磨するものも知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題および課題解決の手段】
しかし、上記いずれの従来器も、エッジのソール面また
はサイド面のいずれか一方のみを研磨するものであるた
め、エッジのソールおよびサイド両面を研磨する場合は
2種の研磨器を準備しなければならない不都合があっ
た。本願第1発明は、1台の研磨器でエッジのソール面
およびサイド面を研磨することを課題とし、その課題解
決の手段として、
しかし、上記いずれの従来器も、エッジのソール面また
はサイド面のいずれか一方のみを研磨するものであるた
め、エッジのソールおよびサイド両面を研磨する場合は
2種の研磨器を準備しなければならない不都合があっ
た。本願第1発明は、1台の研磨器でエッジのソール面
およびサイド面を研磨することを課題とし、その課題解
決の手段として、
【0005】ホルダーの一側部に、平ヤスリを、その一
部がスキー板のエッジのソール面に当接できる向きに突
出する状態で、着脱自在に保持可能の1のヤスリ保持溝
と、上記1のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と
直角をなして上記エッジのサイド面に摺動自在に当接可
能の1の案内部と、上記平ヤスリを、その一部が上記エ
ッジのサイド面に当接できる向きに突出する状態で、着
脱自在に差し替え保持可能の他のヤスリ保持溝と、上記
他のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と直角をな
して上記エッジのソール面に摺動自在に当接可能の他の
案内部と、をそれぞれ設け、上記ホルダーの他側部に、
スキー板の滑走面に接すべき調整部材を該ホルダー他側
部から上記滑走面へ出退調整自在に支持してなるヤスリ
面傾斜調整手段を設けた、スキー板エッジの研磨器を提
案する。
部がスキー板のエッジのソール面に当接できる向きに突
出する状態で、着脱自在に保持可能の1のヤスリ保持溝
と、上記1のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と
直角をなして上記エッジのサイド面に摺動自在に当接可
能の1の案内部と、上記平ヤスリを、その一部が上記エ
ッジのサイド面に当接できる向きに突出する状態で、着
脱自在に差し替え保持可能の他のヤスリ保持溝と、上記
他のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と直角をな
して上記エッジのソール面に摺動自在に当接可能の他の
案内部と、をそれぞれ設け、上記ホルダーの他側部に、
スキー板の滑走面に接すべき調整部材を該ホルダー他側
部から上記滑走面へ出退調整自在に支持してなるヤスリ
面傾斜調整手段を設けた、スキー板エッジの研磨器を提
案する。
【0006】本願第2発明は、上記第1発明においてエ
ッジのソール面およびサイド面の研磨すべき所望傾斜角
度に応じて上記ヤスリ面傾斜調整手段の調整部材を出退
させてヤスリ面の傾斜角度をそれぞれ調整する場合に、
上記調整部材の単位出退量によるヤスリ面の傾斜変位量
をソール面およびサイド面研磨に共通にし、それにより
ヤスリ面の傾斜角度調整を正確、容易にすることを課題
とし、その課題解決の手段として、
ッジのソール面およびサイド面の研磨すべき所望傾斜角
度に応じて上記ヤスリ面傾斜調整手段の調整部材を出退
させてヤスリ面の傾斜角度をそれぞれ調整する場合に、
上記調整部材の単位出退量によるヤスリ面の傾斜変位量
をソール面およびサイド面研磨に共通にし、それにより
ヤスリ面の傾斜角度調整を正確、容易にすることを課題
とし、その課題解決の手段として、
【0007】上記平ヤスリをチャンネル状枠の溝内に該
ヤスリの一部が突出する状態に着脱自在に固定すると共
に、上記枠の溝口端に、上記枠から一部突出するヤスリ
面と直角をなす共同案内部を形成してあり、上記枠つき
平ヤスリを上記1のヤスリ保持溝および他のヤスリ保持
溝に差し替え保持させたとき、上記共同案内部が上記エ
ッジのサイド面およびソール面に当接可能になると共
に、上記枠から一部突出するヤスリ面と共同案内部との
なすコーナーのポイントが同一位置にあるようにした、
スキー板エッジの研磨器を提案する。以下図面を参照し
て本願発明の実施例について説明する。
ヤスリの一部が突出する状態に着脱自在に固定すると共
に、上記枠の溝口端に、上記枠から一部突出するヤスリ
面と直角をなす共同案内部を形成してあり、上記枠つき
平ヤスリを上記1のヤスリ保持溝および他のヤスリ保持
溝に差し替え保持させたとき、上記共同案内部が上記エ
ッジのサイド面およびソール面に当接可能になると共
に、上記枠から一部突出するヤスリ面と共同案内部との
なすコーナーのポイントが同一位置にあるようにした、
スキー板エッジの研磨器を提案する。以下図面を参照し
て本願発明の実施例について説明する。
【0008】
【実施例】図1、2、3において、ホルダー(1)は、
長方形の地板の一側部を水平部(2)から90度に屈曲
する垂直部(3)、垂直部(3)から90度に屈曲する
水平部(4)、ついで水平部(4)から90度に屈曲す
る垂直部(5)からなる2段階に屈曲する階段状に形成
すると共に、他側部(6)を上記水平部(2)と同一面
で水平に延長したもので、その一側部において、上記垂
直部(5)の下端部から他側部(6)がわへ90度に屈
曲する底部(7)を延出すると共に、上記水平部(4)
および底部(7)間の中間に桟(8)を設けて、該水平
部(4)、底部(7)および桟(8)により他側部
(6)がわに開口するチャンネル状の水平ヤスリ保持溝
(9)を形成し、また上記水平部(2)の下面に上記垂
直部(3)と間隔をあけて垂直板(10)を直角に突設
して、該水平部(2)、垂直部(3)および垂直板(1
0)により下方に開口する垂直ヤスリ保持溝(11)を
上記水平ヤスリ保持溝(9)と互に90度変位で隣り合
わせに形成してある。この場合水平および垂直両ヤスリ
保持溝(9)、(11)は、溝の幅および深さを等しく
すると共に、各保持溝(9)、(11)の一方の側壁に
相当する底部(7)および垂直板(10)の各先端を、
他方の側壁に相当する水平部(4)および垂直部(3)
よりも若干長く突出させている。
長方形の地板の一側部を水平部(2)から90度に屈曲
する垂直部(3)、垂直部(3)から90度に屈曲する
水平部(4)、ついで水平部(4)から90度に屈曲す
る垂直部(5)からなる2段階に屈曲する階段状に形成
すると共に、他側部(6)を上記水平部(2)と同一面
で水平に延長したもので、その一側部において、上記垂
直部(5)の下端部から他側部(6)がわへ90度に屈
曲する底部(7)を延出すると共に、上記水平部(4)
および底部(7)間の中間に桟(8)を設けて、該水平
部(4)、底部(7)および桟(8)により他側部
(6)がわに開口するチャンネル状の水平ヤスリ保持溝
(9)を形成し、また上記水平部(2)の下面に上記垂
直部(3)と間隔をあけて垂直板(10)を直角に突設
して、該水平部(2)、垂直部(3)および垂直板(1
0)により下方に開口する垂直ヤスリ保持溝(11)を
上記水平ヤスリ保持溝(9)と互に90度変位で隣り合
わせに形成してある。この場合水平および垂直両ヤスリ
保持溝(9)、(11)は、溝の幅および深さを等しく
すると共に、各保持溝(9)、(11)の一方の側壁に
相当する底部(7)および垂直板(10)の各先端を、
他方の側壁に相当する水平部(4)および垂直部(3)
よりも若干長く突出させている。
【0009】上記保持溝(9)、(11)に保持させる
べき平ヤスリ(12)は、図1、4に示すように側壁
(14)(15)および底壁(16)からなる扁平チャ
ンネル状ヤスリ枠(13)内に該ヤスリの一部を突出し
た状態で挿入すると共に、一方の側壁(14)の自由端
寄り位置に螺合した押えネジ(17)、(17)により
他方の側壁(15)内側面に圧着した状態に固定され、
それにより該ヤスリ(12)の一部突出するヤスリ面と
直角をなす他方の側壁(15)の自由端面を共同案内部
(18)としてある。上記枠(13)は、その両側壁
(14)、(15)の外側面間隔(枠の厚さ)を上記水
平および垂直保持溝(9)、(11)に嵌脱できる寸法
にし、また一方の側壁(14)の幅を、上記水平および
垂直保持溝(9)、(11)のいずれか一方に枠(1
3)を嵌入したとき、他方の保持溝(11)、(9)が
わの垂直板(10)または底部(7)に接する寸法にす
ると共に、押しネジ(17)、(17)を他方の保持溝
(11)、(9)内に位置させるようにし、さらに他方
の側壁(15)の共同案内部(18)と突出ヤスリ面と
のなすコーナーのポイント(P)が、図1(イ)、
(ロ)のように上記各保持溝(9)、(11)に枠つき
ヤスリ(12)をそれぞれ嵌入したとき、各保持溝
(9)、(11)の底面から等距離の位置にあるよう
に、該側壁(15)の幅を定める。
べき平ヤスリ(12)は、図1、4に示すように側壁
(14)(15)および底壁(16)からなる扁平チャ
ンネル状ヤスリ枠(13)内に該ヤスリの一部を突出し
た状態で挿入すると共に、一方の側壁(14)の自由端
寄り位置に螺合した押えネジ(17)、(17)により
他方の側壁(15)内側面に圧着した状態に固定され、
それにより該ヤスリ(12)の一部突出するヤスリ面と
直角をなす他方の側壁(15)の自由端面を共同案内部
(18)としてある。上記枠(13)は、その両側壁
(14)、(15)の外側面間隔(枠の厚さ)を上記水
平および垂直保持溝(9)、(11)に嵌脱できる寸法
にし、また一方の側壁(14)の幅を、上記水平および
垂直保持溝(9)、(11)のいずれか一方に枠(1
3)を嵌入したとき、他方の保持溝(11)、(9)が
わの垂直板(10)または底部(7)に接する寸法にす
ると共に、押しネジ(17)、(17)を他方の保持溝
(11)、(9)内に位置させるようにし、さらに他方
の側壁(15)の共同案内部(18)と突出ヤスリ面と
のなすコーナーのポイント(P)が、図1(イ)、
(ロ)のように上記各保持溝(9)、(11)に枠つき
ヤスリ(12)をそれぞれ嵌入したとき、各保持溝
(9)、(11)の底面から等距離の位置にあるよう
に、該側壁(15)の幅を定める。
【0010】(19)はヤスリ枠押えネジで、上記ホル
ダー(1)の入隅部に螺入してヤスリ枠(13)を締着
固定する。
ダー(1)の入隅部に螺入してヤスリ枠(13)を締着
固定する。
【0011】上記ホルダー(1)の他側部(6)にはヤ
スリ面傾斜調整手段が取付けてあり、図3に示すように
上記他側部(6)の端部寄りにネジ棒(20)を垂直に
螺合し、該ネジ棒(20)の下端にボール・ソケットジ
ョイント(21)を介して円錐状の調整板(22)を連
結し、該ネジ棒(20)の回転により調整板(22)を
ホルダー他側部(6)下面から出退できるようにしてあ
る。(23)は上記ネジ棒(20)の上端部に螺合した
締着ナットである。上記ネジ棒(20)の微動調整機構
として、図3に示すように上記ネジ棒(20)の下端部
に歯車(24)を固着し、該歯車(24)とかみ合う歯
車(25)をホルダー他側部(6)に軸(26)により
回転自在に支持してある。
スリ面傾斜調整手段が取付けてあり、図3に示すように
上記他側部(6)の端部寄りにネジ棒(20)を垂直に
螺合し、該ネジ棒(20)の下端にボール・ソケットジ
ョイント(21)を介して円錐状の調整板(22)を連
結し、該ネジ棒(20)の回転により調整板(22)を
ホルダー他側部(6)下面から出退できるようにしてあ
る。(23)は上記ネジ棒(20)の上端部に螺合した
締着ナットである。上記ネジ棒(20)の微動調整機構
として、図3に示すように上記ネジ棒(20)の下端部
に歯車(24)を固着し、該歯車(24)とかみ合う歯
車(25)をホルダー他側部(6)に軸(26)により
回転自在に支持してある。
【0012】今、図1(イ)のようにスキー板(S)の
エッジ(E)ソール面にヤスリ(12)の突出部ヤスリ
面をのせると共に共同案内部(18)をエッジサイド面
に当接し、他側の調整板(22)をスキー板(S)滑走
面にのせた状態で、締着ナット(23)をゆるめ、歯車
(25)を所要角度回転させると、歯車(24)を介し
てネジ棒(20)が回転し、調整板(22)をホルダー
他側部(6)から出退させ、それにより研磨器全体が上
記コーナーポイント(P)を中心として図1(イ)左右
に所要角度揺動し、それに伴い上記エッジソール面に接
するヤスリ(12)面が所要角度傾斜することとなる。
エッジ(E)ソール面にヤスリ(12)の突出部ヤスリ
面をのせると共に共同案内部(18)をエッジサイド面
に当接し、他側の調整板(22)をスキー板(S)滑走
面にのせた状態で、締着ナット(23)をゆるめ、歯車
(25)を所要角度回転させると、歯車(24)を介し
てネジ棒(20)が回転し、調整板(22)をホルダー
他側部(6)から出退させ、それにより研磨器全体が上
記コーナーポイント(P)を中心として図1(イ)左右
に所要角度揺動し、それに伴い上記エッジソール面に接
するヤスリ(12)面が所要角度傾斜することとなる。
【0013】この場合、好ましくは、上記コーナーポイ
ント(P)を通りヤスリ(12)面と直交する面上に上
記調整板(22)の下面おろし、そのときに図2に示す
ようなホルダー他側部(6)上面に設けた基準表示(2
7)に対応して歯車(25)側面に原点(0)を記入
し、ついで上記ヤスリ(12)面を例えば0.2度傾斜
させるに必要な歯車(25)の回転角度を1目盛分とし
て上記原点(0)から等分目盛(28)…を記入してお
くとよい。
ント(P)を通りヤスリ(12)面と直交する面上に上
記調整板(22)の下面おろし、そのときに図2に示す
ようなホルダー他側部(6)上面に設けた基準表示(2
7)に対応して歯車(25)側面に原点(0)を記入
し、ついで上記ヤスリ(12)面を例えば0.2度傾斜
させるに必要な歯車(25)の回転角度を1目盛分とし
て上記原点(0)から等分目盛(28)…を記入してお
くとよい。
【0014】上例の作用を使用例とともに次に説明す
る。スキー板(S)を裏返しの状態で水平に保持し、つ
いで水平保持溝(9)に枠(13)つきヤスリ(12)
を締着した研磨器について、図1(イ)のように突出ヤ
スリ面をエッジ(E)ソール面に、案内部(18)をエ
ッジサイド面にそれぞれ当接し、また調整板(22)を
スキー板滑走面にのせ、その状態で、締着ナット(2
3)をゆるめた後歯車(25)を、ヤスリ(12)の所
望傾斜角度に応じて原点(0)から所要目盛分回転さ
せ、ついで締着ナット(23)を締着してネジ棒(2
0)を固定する。
る。スキー板(S)を裏返しの状態で水平に保持し、つ
いで水平保持溝(9)に枠(13)つきヤスリ(12)
を締着した研磨器について、図1(イ)のように突出ヤ
スリ面をエッジ(E)ソール面に、案内部(18)をエ
ッジサイド面にそれぞれ当接し、また調整板(22)を
スキー板滑走面にのせ、その状態で、締着ナット(2
3)をゆるめた後歯車(25)を、ヤスリ(12)の所
望傾斜角度に応じて原点(0)から所要目盛分回転さ
せ、ついで締着ナット(23)を締着してネジ棒(2
0)を固定する。
【0015】次に、ホルダー(1)の一側部および他側
部をそれぞれ手で把持してエッジサイド面に接する案内
部(18)をガイドとして研磨器をスキー板(S)に沿
って往復移動させ、それによりエッジ(E)ソール面を
所望傾斜角度に研磨する。
部をそれぞれ手で把持してエッジサイド面に接する案内
部(18)をガイドとして研磨器をスキー板(S)に沿
って往復移動させ、それによりエッジ(E)ソール面を
所望傾斜角度に研磨する。
【0016】次に、エッジ(E)のサイド面を研磨する
場合は、押えネジ(19)をゆるめて枠つきヤスリ(1
2)を水平保持溝(9)から引き抜いて図1(ロ)のよ
うに垂直保持溝(11)に差し替え、押えネジ(19)
を締着する。このように差し替えたときコーナーポイン
ト(P)は定位置に不変である。ついで同図のように突
出ヤスリ面をエッジ(E)サイド面に、案内部(18)
をエッジソール面にそれぞれ当接し、調整板(22)を
スキー板滑走面にのせ、その状態で締着ナット(23)
をゆるめ、歯車(25)を、ヤスリ(12)の所望傾斜
角度に応じた原点(0)から所要目盛まで回転させ、つ
いで締着ナット(23)を締着し、上記と同様に研磨を
行うと、エッジ(E)のサイド面を所望傾斜角度に研磨
し、これらソール面、サイド面の研磨によりエッジ
(E)のポイントを先鋭に仕上げる。
場合は、押えネジ(19)をゆるめて枠つきヤスリ(1
2)を水平保持溝(9)から引き抜いて図1(ロ)のよ
うに垂直保持溝(11)に差し替え、押えネジ(19)
を締着する。このように差し替えたときコーナーポイン
ト(P)は定位置に不変である。ついで同図のように突
出ヤスリ面をエッジ(E)サイド面に、案内部(18)
をエッジソール面にそれぞれ当接し、調整板(22)を
スキー板滑走面にのせ、その状態で締着ナット(23)
をゆるめ、歯車(25)を、ヤスリ(12)の所望傾斜
角度に応じた原点(0)から所要目盛まで回転させ、つ
いで締着ナット(23)を締着し、上記と同様に研磨を
行うと、エッジ(E)のサイド面を所望傾斜角度に研磨
し、これらソール面、サイド面の研磨によりエッジ
(E)のポイントを先鋭に仕上げる。
【0017】上記の枠(13)つきヤスリ(12)の差
し替えにおいてコーナーポイント(P)の位置は不変で
あるから、上記ネジ棒(20)のホルダー他側部(6)
からの単位出退量によるヤスリ(12)面の傾斜変位角
度は、水平保持溝(9)、垂直保持溝(11)いずれに
嵌入したときにも同一であり、それにより歯車(25)
の1目盛分のヤスリ面傾斜変位角度も同一であり、従っ
て枠つきヤスリ(12)の差し替え後のヤスリ傾斜角度
調整操作が容易である。
し替えにおいてコーナーポイント(P)の位置は不変で
あるから、上記ネジ棒(20)のホルダー他側部(6)
からの単位出退量によるヤスリ(12)面の傾斜変位角
度は、水平保持溝(9)、垂直保持溝(11)いずれに
嵌入したときにも同一であり、それにより歯車(25)
の1目盛分のヤスリ面傾斜変位角度も同一であり、従っ
て枠つきヤスリ(12)の差し替え後のヤスリ傾斜角度
調整操作が容易である。
【0018】図5の研磨器は、枠を除いた1枚の平ヤス
リ(12a)を直接水平および垂直保持溝(9a)、
(11a)に差し替え挿入し、それぞれ押えネジ(17
a)、(17’a)により固定すると共に、底部(7
a)および垂直板(10a)の各先端面を案内部(18
a)、(18’a)とし、他の構造は図1〜4と実質的
に同一としてある。本器では、ヤスリ(12a)の差し
替え時にコーナーポイント(Pa)が(P’a)と変わ
る。
リ(12a)を直接水平および垂直保持溝(9a)、
(11a)に差し替え挿入し、それぞれ押えネジ(17
a)、(17’a)により固定すると共に、底部(7
a)および垂直板(10a)の各先端面を案内部(18
a)、(18’a)とし、他の構造は図1〜4と実質的
に同一としてある。本器では、ヤスリ(12a)の差し
替え時にコーナーポイント(Pa)が(P’a)と変わ
る。
【0019】
【発明の効果】本願第1発明の研磨器によれば、1台の
研磨器で1枚の平ヤスリを1のヤスリ保持溝と他のヤス
リ保持溝に差し替えることにより、スキー板のエッジの
ソール面およびサイド面をそれぞれ所望傾斜角度に研磨
することができるようになり、経済的にきわめて有利と
なる。本願第2発明の研磨器によれば、上記第1発明の
効果に加え、ヤスリを差し替えてエッジのソール面およ
びサイド面をそれぞれ所望傾斜角度に研磨するときに、
上記調整部材のホルダー他側部から単位出退量によるヤ
スリ面の傾斜変位角度がソール面、サイド面いずれのヤ
スリ面調整においても同一となり、それによりヤスリ差
し替え後の各ヤスリ面傾斜角度調整操作を正確で容易に
行うことができるのである。
研磨器で1枚の平ヤスリを1のヤスリ保持溝と他のヤス
リ保持溝に差し替えることにより、スキー板のエッジの
ソール面およびサイド面をそれぞれ所望傾斜角度に研磨
することができるようになり、経済的にきわめて有利と
なる。本願第2発明の研磨器によれば、上記第1発明の
効果に加え、ヤスリを差し替えてエッジのソール面およ
びサイド面をそれぞれ所望傾斜角度に研磨するときに、
上記調整部材のホルダー他側部から単位出退量によるヤ
スリ面の傾斜変位角度がソール面、サイド面いずれのヤ
スリ面調整においても同一となり、それによりヤスリ差
し替え後の各ヤスリ面傾斜角度調整操作を正確で容易に
行うことができるのである。
【図1】(イ)水平ヤスリ保持溝に枠つきヤスリを取り
つけた研磨器の正面図である。 (ロ)垂直ヤスリ保持溝に枠つきヤスリを差し替えた同
上図である。
つけた研磨器の正面図である。 (ロ)垂直ヤスリ保持溝に枠つきヤスリを差し替えた同
上図である。
【図2】研磨器の平面図である。
【図3】図1(イ)のIII−III線断面図である。
【図4】枠つきヤスリの斜面図である。
【図5】他の研磨器の正面図である。
S スキー板 E エッジ 1、1a ホルダー 9、9a 水平ヤスリ保持溝 11、11a 垂直ヤスリ保持溝 12、12a 平ヤスリ 13 ヤスリ枠 18 共同案内部 18a、18’a 案内部 20、20a ネジ棒 22、22a 調整板 P、Pa、P’a コーナーポイント
Claims (2)
- 【請求項1】 ホルダーの一側部に、平ヤスリを、その
一部がスキー板のエッジのソール面に当接できる向きに
突出する状態で、着脱自在に保持可能の1のヤスリ保持
溝と、上記1のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面
と直角をなして上記エッジのサイド面に摺動自在に当接
可能の1の案内部と、上記平ヤスリを、その一部が上記
エッジのサイド面に当接できる向きに突出する状態で、
着脱自在に差し替え保持可能の他のヤスリ保持溝と、上
記他のヤスリ保持溝から一部突出するヤスリ面と直角を
なして上記エッジのソール面に摺動自在に当接可能の他
の案内部と、をそれぞれ設け、 上記ホルダーの他側部に、スキー板の滑走面に接すべき
調整部材を該ホルダー他側部から上記滑走面へ出退調整
自在に支持してなるヤスリ面傾斜調整手段を設けた、ス
キー板エッジの研磨器。 - 【請求項2】 上記平ヤスリをチャンネル状枠の溝内に
該ヤスリの一部が突出する状態に着脱自在に固定すると
共に、上記枠の溝口端に、上記枠から一部突出するヤス
リ面と直角をなす共同案内部を形成してあり、上記枠つ
き平ヤスリを上記1のヤスリ保持溝および他のヤスリ保
持溝に差し替え保持させたとき、上記共同案内部が上記
エッジのサイド面およびソール面に当接可能になると共
に、上記枠から一部突出するヤスリ面と共同案内部との
なすコーナーのポイントが同一位置にあるようにした、
請求項1に記載のスキー板エッジの研磨器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101704A JP2615370B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スキー板エッジの研磨器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101704A JP2615370B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スキー板エッジの研磨器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07284550A true JPH07284550A (ja) | 1995-10-31 |
JP2615370B2 JP2615370B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=14307707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6101704A Expired - Lifetime JP2615370B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | スキー板エッジの研磨器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615370B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1304145A1 (fr) * | 2001-10-17 | 2003-04-23 | Jean-Bernard Tschäppät | Affuteur de carres |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6101704A patent/JP2615370B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1304145A1 (fr) * | 2001-10-17 | 2003-04-23 | Jean-Bernard Tschäppät | Affuteur de carres |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2615370B2 (ja) | 1997-05-28 |
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