JPH07284546A - ウッド系ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ウッド系ゴルフクラブヘッドInfo
- Publication number
- JPH07284546A JPH07284546A JP6101592A JP10159294A JPH07284546A JP H07284546 A JPH07284546 A JP H07284546A JP 6101592 A JP6101592 A JP 6101592A JP 10159294 A JP10159294 A JP 10159294A JP H07284546 A JPH07284546 A JP H07284546A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- club head
- thickness
- sole
- crown
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉厚が薄くても強度面で全く問題にならない
クラウン部又は／及びソール部をできる限り薄くし、こ
れらの部分で取り除かれた重量を周辺部等に適正に配分
してスウィートエリアを拡大し、重心深度を深くした
り、慣性モーメントを高める等の高機能を付加する。 【構成】 クラウン部１とソール部２の両方又は一方の
少なくとも全面積の半分以上を占める中央部分Ａ，Ｂの
肉厚を１．２mm未満に形成した。
クラウン部又は／及びソール部をできる限り薄くし、こ
れらの部分で取り除かれた重量を周辺部等に適正に配分
してスウィートエリアを拡大し、重心深度を深くした
り、慣性モーメントを高める等の高機能を付加する。 【構成】 クラウン部１とソール部２の両方又は一方の
少なくとも全面積の半分以上を占める中央部分Ａ，Ｂの
肉厚を１．２mm未満に形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、全体が金属材料から
成るウッド系ゴルフクラブヘッド（いわゆるメタルヘッ
ド）、あるいはインパクト部にカーボン繊維を入れた合
成樹脂材料等の非金属材料を用いその他の部分を金属材
料で成形したウッド系のコンポジットゴルフクラブヘッ
ドに関する。
成るウッド系ゴルフクラブヘッド（いわゆるメタルヘッ
ド）、あるいはインパクト部にカーボン繊維を入れた合
成樹脂材料等の非金属材料を用いその他の部分を金属材
料で成形したウッド系のコンポジットゴルフクラブヘッ
ドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般的なメタルヘッドは、ロスト
ワックス法により製造される。ロストワックス法は、ア
ルミニウムの型の中に６０℃程度に溶かしたロウを流し
込んで、冷めた頃合いを見計らって取出し、これを雄型
とし、この雄型に細粒なセラミックパウダーから順に何
層ものコロモをつけていき、コロコロに着ぶくれた雌型
を作り、その後に中のロウを流し出してセラミックのシ
ェルだけとし、このシェルに金属を流し込む方法であ
る。正式名称はインベストメントキャスティングと呼ば
れ、鋳造法の１つである。金属としてステンレスを使用
する場合、その溶解温度は１６５０℃、チタニウムの場
合は１７５０℃である。
ワックス法により製造される。ロストワックス法は、ア
ルミニウムの型の中に６０℃程度に溶かしたロウを流し
込んで、冷めた頃合いを見計らって取出し、これを雄型
とし、この雄型に細粒なセラミックパウダーから順に何
層ものコロモをつけていき、コロコロに着ぶくれた雌型
を作り、その後に中のロウを流し出してセラミックのシ
ェルだけとし、このシェルに金属を流し込む方法であ
る。正式名称はインベストメントキャスティングと呼ば
れ、鋳造法の１つである。金属としてステンレスを使用
する場合、その溶解温度は１６５０℃、チタニウムの場
合は１７５０℃である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ステンレスを１６５０
℃以上で溶解し、この溶解ステンレスをセラミックのシ
ェルに流し込む場合、湯まわりの問題があるため最も薄
い部分でも１．２mm未満の厚さにすることはできなかっ
た。メタルヘッドの場合、クラウン部やソール部の肉厚
は薄く、インパクト部は強度的にも厚くし、周辺部は周
辺重量配分（Perimeter Weight）を施してスウィートエ
リアを拡大するために適正な個所の肉厚を厚くする必要
があった。クラウン部やソール部が所定以上の厚みであ
ると、インパクト部や周辺部の肉厚を厚くするにも、ヘ
ッド全体を大きくするにも限界があり、かつヘッド全体
の重量との関係からも適正な重量配分はヘッドが大きく
なればなるほど困難であった。
℃以上で溶解し、この溶解ステンレスをセラミックのシ
ェルに流し込む場合、湯まわりの問題があるため最も薄
い部分でも１．２mm未満の厚さにすることはできなかっ
た。メタルヘッドの場合、クラウン部やソール部の肉厚
は薄く、インパクト部は強度的にも厚くし、周辺部は周
辺重量配分（Perimeter Weight）を施してスウィートエ
リアを拡大するために適正な個所の肉厚を厚くする必要
があった。クラウン部やソール部が所定以上の厚みであ
ると、インパクト部や周辺部の肉厚を厚くするにも、ヘ
ッド全体を大きくするにも限界があり、かつヘッド全体
の重量との関係からも適正な重量配分はヘッドが大きく
なればなるほど困難であった。
【０００４】そこで、この発明は、肉厚が薄くても強度
面で全く問題にならないクラウン部又は／及びソール部
をできる限り薄くし、これらの部分で取り除かれた重量
を周辺部等に適正に配分してスウィートエリアを拡大
し、重心深度を深くしたり、慣性モーメントを高める等
の高機能を付加し得るウッド系ゴルフクラブヘッドを提
供することを目的とする。
面で全く問題にならないクラウン部又は／及びソール部
をできる限り薄くし、これらの部分で取り除かれた重量
を周辺部等に適正に配分してスウィートエリアを拡大
し、重心深度を深くしたり、慣性モーメントを高める等
の高機能を付加し得るウッド系ゴルフクラブヘッドを提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、比較的広い面積のクラウン部とソール
部とを有し、全体若しくはインパクト部を除く部分が金
属材料から成るウッド系ゴルフクラブヘッドにおいて、
クラウン部とソール部の両方又は一方の少なくとも全面
積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２mm未満に
形成したものである。
め、この発明は、比較的広い面積のクラウン部とソール
部とを有し、全体若しくはインパクト部を除く部分が金
属材料から成るウッド系ゴルフクラブヘッドにおいて、
クラウン部とソール部の両方又は一方の少なくとも全面
積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２mm未満に
形成したものである。
【０００６】
【作用】クラウン部とソール部の両方又は一方の少なく
とも全面積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２
mm未満とすることで、取り除かれた重量をヘッドの大型
化に充当したり、周辺部等への適正な重量配分を施すこ
とで、スウィートエリアの拡大、慣性モーメントの増大
を図り、重心深度を深くしたりすることが可能となる。
とも全面積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２
mm未満とすることで、取り除かれた重量をヘッドの大型
化に充当したり、周辺部等への適正な重量配分を施すこ
とで、スウィートエリアの拡大、慣性モーメントの増大
を図り、重心深度を深くしたりすることが可能となる。
【０００７】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【０００８】図１はヘッドの断面図を示し、ソールの
（前後）幅がヘッド高さよりも大きいウッド系のゴルフ
クラブヘッドであり、比較的広い面積のクラウン部１と
ソール部２とを有し、全体がステンレスやチタニウム等
の金属材料から成り、クラウン部１とソール部２の両方
とも夫々の全面積の半分以上を占める中央部分Ａ，Ｂの
個所の肉厚を１．２mm未満に形成した。図１において符
号３はインパクト部であり、このインパクト部３は強度
を必要とするので肉厚は厚く形成してある。
（前後）幅がヘッド高さよりも大きいウッド系のゴルフ
クラブヘッドであり、比較的広い面積のクラウン部１と
ソール部２とを有し、全体がステンレスやチタニウム等
の金属材料から成り、クラウン部１とソール部２の両方
とも夫々の全面積の半分以上を占める中央部分Ａ，Ｂの
個所の肉厚を１．２mm未満に形成した。図１において符
号３はインパクト部であり、このインパクト部３は強度
を必要とするので肉厚は厚く形成してある。
【０００９】図２はウッド系ゴルフクラブヘッドを上面
から見た斜視図であり、図３はソール部２側から見た斜
視図である。符号４はシャフト（図示せず）が接続され
るホーゼルであり、符号５はクラウン部１，ソール部
２，インパクト部３，ホーゼル４を除く周辺部を示す。
図２において符号Ａはクラウン部１において肉厚が１．
２mm未満の部分を示し、図３において符号Ｂはソール部
２において肉厚が１．２mm未満の部分を示す。Ａ部分は
クラウン部１の全面積の半分以上を占める中央部分であ
り、Ｂ部分はソール部２の全面積の半分以上を占める中
央部分である。クラウン部１全体の肉厚を１．２mm未満
としてもよいし、ソール部２の全体の肉厚を１．２mm未
満に形成してもよいが、インパクト部３との隣接個所の
肉厚は或る程度あった方が強度的に好ましい。また、ク
ラウン部１及びソール部２と周辺部５との隣接部分も肉
厚が１．２mm以上あった方が強度的に好ましい。
から見た斜視図であり、図３はソール部２側から見た斜
視図である。符号４はシャフト（図示せず）が接続され
るホーゼルであり、符号５はクラウン部１，ソール部
２，インパクト部３，ホーゼル４を除く周辺部を示す。
図２において符号Ａはクラウン部１において肉厚が１．
２mm未満の部分を示し、図３において符号Ｂはソール部
２において肉厚が１．２mm未満の部分を示す。Ａ部分は
クラウン部１の全面積の半分以上を占める中央部分であ
り、Ｂ部分はソール部２の全面積の半分以上を占める中
央部分である。クラウン部１全体の肉厚を１．２mm未満
としてもよいし、ソール部２の全体の肉厚を１．２mm未
満に形成してもよいが、インパクト部３との隣接個所の
肉厚は或る程度あった方が強度的に好ましい。また、ク
ラウン部１及びソール部２と周辺部５との隣接部分も肉
厚が１．２mm以上あった方が強度的に好ましい。
【００１０】Ａ部分及びＢ部分を製造するには、従来の
ロストワックス法では困難であるため、真空鋳造法（Ｃ
ＬＶ法）又は減圧吸引鋳造法（ＣＬＡ法）によって製造
することができる。ここでＣＬＶ法とは、Counter Grav
ity Low-Pressure Vacuum Casting の略であり、最初に
真空容器に鋳型をセットし、次いでアルゴンガスを溶解
室に注入し、上部鋳型室を真空に減圧して吸引鋳造す
る。製品が凝固した後にアルゴンガスの注入，真空吸引
を停止し、湯道の溶湯は炉に戻す。その後製品を取り出
す。このＣＬＶ法によれば、真空中で金属材料を溶解
し、不活性ガス中で鋳造するため大気により金属が汚染
されず、また吸引方式のため鋳型への湯まわり性が良
く、薄肉で複雑な製品の製造が可能となる。さらに、溶
解炉より直接吸湯するので、低温鋳造が可能で、結晶の
微細化が図れる。さらにまた、連続的に鋳造が可能なた
め高い生産性を得られる。ＣＬＡ法とは、Counter Grav
ity Low-Pressure Air Melt の略であり、最初に減圧容
器に鋳型をセットし、溶解金属中に押入，減圧吸引する
ことによって細部まで溶湯が良くまわり、その後製品が
凝固後に減圧を止め、湯道の溶湯は重力により自然に炉
に戻る。その後製品を取り出し、湯道部は空洞で製品部
のみが残る。このＣＬＡ法によれば、減圧吸引によるた
め湯まわりが良く、より複雑な形状の製品の製造が可能
であるともに、肉厚も０．３mmまで製造することができ
る。また、低い温度で鋳造できるため結晶粒が微細化し
て機械的性質を向上させることができる。さらに、減圧
容器内で吸い上げ鋳造するために一般的な鋳造法に比較
して金属汚染が少なく、品質の向上も図れる。
ロストワックス法では困難であるため、真空鋳造法（Ｃ
ＬＶ法）又は減圧吸引鋳造法（ＣＬＡ法）によって製造
することができる。ここでＣＬＶ法とは、Counter Grav
ity Low-Pressure Vacuum Casting の略であり、最初に
真空容器に鋳型をセットし、次いでアルゴンガスを溶解
室に注入し、上部鋳型室を真空に減圧して吸引鋳造す
る。製品が凝固した後にアルゴンガスの注入，真空吸引
を停止し、湯道の溶湯は炉に戻す。その後製品を取り出
す。このＣＬＶ法によれば、真空中で金属材料を溶解
し、不活性ガス中で鋳造するため大気により金属が汚染
されず、また吸引方式のため鋳型への湯まわり性が良
く、薄肉で複雑な製品の製造が可能となる。さらに、溶
解炉より直接吸湯するので、低温鋳造が可能で、結晶の
微細化が図れる。さらにまた、連続的に鋳造が可能なた
め高い生産性を得られる。ＣＬＡ法とは、Counter Grav
ity Low-Pressure Air Melt の略であり、最初に減圧容
器に鋳型をセットし、溶解金属中に押入，減圧吸引する
ことによって細部まで溶湯が良くまわり、その後製品が
凝固後に減圧を止め、湯道の溶湯は重力により自然に炉
に戻る。その後製品を取り出し、湯道部は空洞で製品部
のみが残る。このＣＬＡ法によれば、減圧吸引によるた
め湯まわりが良く、より複雑な形状の製品の製造が可能
であるともに、肉厚も０．３mmまで製造することができ
る。また、低い温度で鋳造できるため結晶粒が微細化し
て機械的性質を向上させることができる。さらに、減圧
容器内で吸い上げ鋳造するために一般的な鋳造法に比較
して金属汚染が少なく、品質の向上も図れる。
【００１１】ウッド系ゴルフクラブヘッドを１９０cc前
後の体積とした場合、Ａ部分とＢ部分の肉厚を０．６mm
とした場合、このＡ部分とＢ部分とが１．２mmの場合に
比べて１５ｇの減量が可能である（マルエージング鋼を
用いた場合）。このようにして１５ｇ分の重量をクラウ
ン部１とソール部２とから取り除いた場合、この取り除
かれた１５ｇ分の重量をヘッド後方に配分すれば、重心
深度を深くすることができ、ボールが上がり易くなる。
また、この取り除いた重量をトウやヒールに配分すれば
慣性モーメントが大きくなり、左右にボールがぶれるの
を防止することができる。さらに、取り除いた重量をフ
ェース側に配分することにより、重心深度を浅くし、ス
ピンが掛りにくくするとともに、打感を向上させ、風に
強いボールを打つことができる。
後の体積とした場合、Ａ部分とＢ部分の肉厚を０．６mm
とした場合、このＡ部分とＢ部分とが１．２mmの場合に
比べて１５ｇの減量が可能である（マルエージング鋼を
用いた場合）。このようにして１５ｇ分の重量をクラウ
ン部１とソール部２とから取り除いた場合、この取り除
かれた１５ｇ分の重量をヘッド後方に配分すれば、重心
深度を深くすることができ、ボールが上がり易くなる。
また、この取り除いた重量をトウやヒールに配分すれば
慣性モーメントが大きくなり、左右にボールがぶれるの
を防止することができる。さらに、取り除いた重量をフ
ェース側に配分することにより、重心深度を浅くし、ス
ピンが掛りにくくするとともに、打感を向上させ、風に
強いボールを打つことができる。
【００１２】ヘッド全体をマルエージング鋼で製造する
場合、このときソール部２を除くその他の部分をＣＬＶ
法またはＣＬＡ法により一体的に鋳造し、ソール部２は
別個に鋳造してこのソール部２をソール部２以外の部分
と溶接することができる。このときクラウン部１とソー
ル部２の厚さを０．６mmとし、全体として２３０ccの体
積を有するヘッドを製造した。ステンレスのロストワッ
クス法によりメタルヘッドを製造する場合、インパクト
部３の厚さは３mm以上必要であるが、マルエージング鋼
を鋳造すれば２．０〜２．８mm程度の厚さで同程度の強
度をもたせることができる。そのため、クラウン部１や
ソール部２の肉厚を０．６mmとすることと相俟って、両
方で余った重量を高機能化のために適正に配分すること
ができる。マルエージング鋼は、極低炭素の高Ｎｉ鋼
（１８〜２５％Ｎｉ），Ｔｉ，Ａｌ，Ｃｏ，Ｍｏ，Ｎｂ
等の時効硬化元素を含み、空冷してマルテンサイト組織
とした後４００〜５００℃で時効処理を施し、Ｃを含ま
ずに２００Kg／mm2 に及ぶ高い強さを得ているものであ
る。マルエージング（maraging）とは、マルテンサイト
の時効処理を意味する。マルエージング鋼は、時効前の
加工性が良い上に溶接性がＣ−マルテンサイト系の超強
靱鋼やステンレス鋼に比べて優れている。
場合、このときソール部２を除くその他の部分をＣＬＶ
法またはＣＬＡ法により一体的に鋳造し、ソール部２は
別個に鋳造してこのソール部２をソール部２以外の部分
と溶接することができる。このときクラウン部１とソー
ル部２の厚さを０．６mmとし、全体として２３０ccの体
積を有するヘッドを製造した。ステンレスのロストワッ
クス法によりメタルヘッドを製造する場合、インパクト
部３の厚さは３mm以上必要であるが、マルエージング鋼
を鋳造すれば２．０〜２．８mm程度の厚さで同程度の強
度をもたせることができる。そのため、クラウン部１や
ソール部２の肉厚を０．６mmとすることと相俟って、両
方で余った重量を高機能化のために適正に配分すること
ができる。マルエージング鋼は、極低炭素の高Ｎｉ鋼
（１８〜２５％Ｎｉ），Ｔｉ，Ａｌ，Ｃｏ，Ｍｏ，Ｎｂ
等の時効硬化元素を含み、空冷してマルテンサイト組織
とした後４００〜５００℃で時効処理を施し、Ｃを含ま
ずに２００Kg／mm2 に及ぶ高い強さを得ているものであ
る。マルエージング（maraging）とは、マルテンサイト
の時効処理を意味する。マルエージング鋼は、時効前の
加工性が良い上に溶接性がＣ−マルテンサイト系の超強
靱鋼やステンレス鋼に比べて優れている。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、クラウン部とソール部の両方又は一方の少なくとも
全面積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２mm未
満に形成したので、この部分で取り除いた重量を他の部
分に配分することにより、慣性モーメントを大きくした
り、重心深度を深くしたりさらにはスウィートエリアを
拡大したりするなどの高機能化を図ることができる。ク
ラウン部のみの肉厚を薄くしソール部はある程度の厚み
をもたせれば低重心化も図れる。さらに、肉厚を薄くす
ることにより取り除かれた重量をヘッド全体の大型化に
ふり向けることが可能である。
ば、クラウン部とソール部の両方又は一方の少なくとも
全面積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２mm未
満に形成したので、この部分で取り除いた重量を他の部
分に配分することにより、慣性モーメントを大きくした
り、重心深度を深くしたりさらにはスウィートエリアを
拡大したりするなどの高機能化を図ることができる。ク
ラウン部のみの肉厚を薄くしソール部はある程度の厚み
をもたせれば低重心化も図れる。さらに、肉厚を薄くす
ることにより取り除かれた重量をヘッド全体の大型化に
ふり向けることが可能である。
【図１】ウッド系ゴルフクラブヘッドの断面図。
【図２】クラウン部側から見た斜視図。
【図３】ソール部側から見た斜視図。
１ クラウン部 ２ ソール部 ３ インパクト部 ５ 周辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮島 徹也 東京都中央区日本橋３丁目６番６号 ブリ ヂストンスポーツ株式会社内 (72)発明者 渡辺 滋 東京都中央区日本橋３丁目６番６号 ブリ ヂストンスポーツ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 比較的広い面積のクラウン部とソール部
とを有し、全体若しくはインパクト部を除く部分が金属
材料から成るウッド系ゴルフクラブヘッドにおいて、 クラウン部とソール部の両方又は一方の少なくとも全面
積の半分以上を占める中央部分の肉厚を１．２mm未満に
形成したことを特徴とするウッド系ゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項２】 前記肉厚が１．２mm未満の金属材料から
成る部分を真空鋳造法又は減圧吸引鋳造法により鋳造し
たことを特徴とする請求項１に記載のウッド系ゴルフク
ラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06101592A JP3092893B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ウッド系ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06101592A JP3092893B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ウッド系ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07284546A true JPH07284546A (ja) | 1995-10-31 |
| JP3092893B2 JP3092893B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14304661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06101592A Expired - Fee Related JP3092893B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | ウッド系ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3092893B2 (ja) |
Cited By (35)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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