JPH0728418A - 画像掲示装置 - Google Patents

画像掲示装置

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JPH0728418A
JPH0728418A JP1538993A JP1538993A JPH0728418A JP H0728418 A JPH0728418 A JP H0728418A JP 1538993 A JP1538993 A JP 1538993A JP 1538993 A JP1538993 A JP 1538993A JP H0728418 A JPH0728418 A JP H0728418A
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JP
Japan
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panel
device frame
opening
frame
image
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JP1538993A
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English (en)
Inventor
Kinichiro Yamaguchi
欽一郎 山口
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ART PANEL CONSULTANT KK
FUJI COLOR SERVICE
Fujicolor Service Co Ltd
Original Assignee
ART PANEL CONSULTANT KK
FUJI COLOR SERVICE
Fujicolor Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掲示用の画像の交換が容易な画像掲示装置を
得る。 【構成】 器枠16の一方の開口の周囲は見切り部材2
6の見切り部30によって囲われ、見切り部と見切り部
の内方に配置された保持部32によって透明パネル46
とフィルム50を貼付した乳白パネル48の周縁部を保
持する溝部28が形成されている。この保持部の器枠下
部部分は切り取られた形状となっており、下方から溝部
へ乳白パネルが挿入可能となっている。器枠の見切り部
が配置された開口と反対側の開口は、器枠に固定された
裏板20と器枠に回動可能に取付けられた蓋部36が配
置されている。蓋部によって器枠の一端部を開口ことに
よって、この開口から乳白パネルを弾性変形させながら
溝部へ挿入することができるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、器枠の一方の開口に掲
示用の画像を配置する画像掲示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像掲示装置には、器枠の一方の開口に
掲示画像を配置したパネルを取付け、所定の位置に画像
を掲示可能とするものがある。また、画像掲示装置に
は、器枠内部に配置した光源からの光を掲示している画
像に照射して、掲示画像を鮮明にして、視認性、判読性
を向上させて掲示効果を高めようとするものがある。こ
のような画像掲示装置は、例えばポリエチレンテレフタ
レート等の透明な支持体に画像を記録したフィルムを、
透明なパネルと透光性の良好な乳白色のパネルに挟んで
取付け、器枠内部に設けた光源部からの光を照射するこ
とによって、画像を鮮明に浮き出させるようにしてい
る。
【0003】このような画像掲示装置は、宣伝、案内等
の内容を変更するときなどに、適宜所望の画像に交換し
て、効率良く使用することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像掲示装置では、掲示している画像の交換が容易では
なかった。例えば、掲示用の画像を形成したフィルムを
交換する場合、透明パネルの周縁部外方を覆うための見
切り部等の枠体の少なくとも一端部を取り外して透明パ
ネルないし乳白色のパネルと共に取り外す方法がある
が、この方法では、器枠からの見切り部の取外し及び取
付けを行う必要がある。
【0005】また、器枠の裏面側の裏板を取り外して器
枠の内側から乳白色のパネルとフィルムを取り付ける方
法もある。この方法では、裏板を取り外しても器枠が所
望の強度を維持するように器枠を強固にする必要があ
り、さらに、器枠内部には、裏板と乳白色のパネルの間
に器枠の所望の強度を維持するためのフレームや、光源
を構成するランプ等が配置されているため、これらを取
外した後に乳白色のパネルと共にフィルムを取り外して
交換しなければならない。このとき、ランプ等の器具を
裏板に取付け裏板と一緒に取り外すことができるように
するには、強固な裏板を用いる必要があり、また、裏板
の重量が増加してしまい裏板の取外しが容易でなくなる
と共に裏板を保持するために器枠を強固にする必要があ
る。
【0006】本発明は、上記事実を考慮してなされたも
のであり、見切り部や内部の器具等の取外しを行うこと
なく簡単に画像の交換を行うことができる画像掲示装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像掲示装置は、一方の開口周縁部に見切り部が形成さ
れた器枠と、掲示用の画像を備えた弾性変形可能なパネ
ルと、器枠の他方の開口に器枠を保持するように固定さ
れると共にパネルを出入可能な開口部を形成した保持部
材と、見切り部との間に端部が開口近傍に位置する溝部
を形成し、パネルの縁部を見切り部に沿って案内すると
共に溝部に挿入されたパネルの縁部を保持する案内保持
手段と、を有することを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に係る画像掲示装置は、
請求項1の画像掲示装置であって、前記溝部にパネルの
案内方向と交差する方向に延びる直線部を設けると共
に、前記パネルの直線部に沿う方向の縁部の幅方向の少
なくとも一端を中間部より突出させたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の画像掲示装置は、器
枠の一方の開口に見切り部と案内保持手段によって形成
した溝部へパネルの縁部を挿入して保持し、画像を備え
たパネルを掲示する。器枠の他方の開口には、保持部材
を固定して器枠を変形しないように保持すると共にパネ
ルを出入可能な開口部を形成している。
【0010】この器枠にパネルを取付ける場合、開口部
からパネルを弾性変形させながら開口部から溝部へ挿入
することによって、器枠にパネルを保持することができ
る。また、パネルを開口部から弾性変形させながら開口
部から引き出すことができる。このため、見切り部や保
持部材を取外すことなく掲示する画像を交換することが
できる。
【0011】画像の交換を行うときでも保持部材によっ
て器枠を保持しているため、器枠を変形させたり分解し
たりすることなく、容易に画像の交換を行うことができ
る。
【0012】本発明の請求項2に記載の画像掲示装置で
は、パネルの案内方向の先端に直線状の溝部を形成した
とき、対応するパネルの縁部の幅方向の一端を案内方向
へ突出させるようにパネルを形成している。
【0013】開口部から器枠内に挿入され溝部に案内さ
れたパネルは、縁部が溝部へ挿入されて案内され、案内
方向の先端が直線状の溝部に挿入されるとき、中間部よ
り突出した縁部がまず直線状の溝部に入り込み、中間部
が順に入り込む。このため、パネルの案内方向の先端部
が湾曲していても、パネルの縁部を確実に溝部へ案内っ
して挿入することができる。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図7を参照しながら本発明の
一実施例を説明する。なお、図1乃至図4及び図6、図
7は、紙面上側を上下方向の上方として示している。
【0015】図1及び図2には、本実施例に適用した画
像掲示装置10の外形形状を示している。この画像掲示
装置10は、器枠16の一方の開口に透明パネル46、
画像が形成されたフィルム50、乳白パネル48を順に
重ね合わせて配置するようになっている(以下この側を
「表示面側」と言う)。また、器枠16の表示面側と反
対側の開口は、裏板20と蓋部36によって閉塞可能と
なっている(以下この側を「裏面側」と言う)。なお、
画像掲示装置10は、床面側にキャスタ19(図1及び
図2に一部のみ図示)が取付けられた一対の脚部18に
よって器枠16が支持された、自立移動式となってい
る。
【0016】画像掲示装置10の器枠16は、合成樹脂
或いはアルミニウム等の軽金属製の押出し成形によって
形成して所定の長さに切断した縁部材12、14の長手
方向の端部を角部材22によって隣接する縁部材12又
は14と互いに直角となるよう結合して矩形形状に組ま
れている。なお、角部材22は、例えば、アルミニウ
ム、合成樹脂等によって一体成形して製作したものを適
用でき、角部材22と縁部材12、14を嵌合させて例
えば螺子等の螺合(図示省略)によって結合固着してい
る。
【0017】図3乃至図5に示されるように、縁部材1
2、14には、幅方向の一端部に溝部24が開口を囲う
ように突出形成されており、裏面側の開口が僅かに広く
形成されている。この溝部24には表示面側の開口を囲
うように見切り部材26が配置されている。
【0018】この見切り部材26は、アルミニウム等の
軽金属、合成樹脂等を一体成形したものを使用でき、背
中合わせに溝部が形成された略H形状の断面を成してい
る。この見切り部材26の一方の溝部28は、見切り部
30と案内保持部となる保持部32によって形成されて
おり、この溝部28と反対側の溝部を器枠16の溝部2
4へ嵌め込んで図示しない螺子等の螺合又は接着等によ
って固着している。なお、見切り部材26を用いずに、
予め縁部材14、16に見切り部30と保持部32を一
体に形成してもよい。
【0019】これによって、器枠16の表示面側の開口
周縁が見切り部30によって囲われた形状となってい
る。
【0020】図3、図5A及び図5Bに示されるよう
に、器枠16の表示面側の開口には、透明パネル46と
乳白色のパネル(以下「乳白パネル48」という)が配
置されるようになっている。また、乳白パネル48に
は、透明パネル46側の面に掲示用の画像を形成したフ
ィルム50が配置されるようになっている。なお、本実
施例に適用した透明パネル46及び乳白パネル48は、
アクリル製等の一般的な弾性変形可能な樹脂製の平板等
の適用が可能であり、透明パネル46は、掲示している
画像を保護する役目を有し、乳白パネル48は、器枠1
6の内部を隠すと共にフィルム50に形成している画像
を明確に浮き立たせる機能を有している。
【0021】器枠16に取付けられた見切り部材26
は、上下方向の中間部より下方の保持部32が切り取ら
れ見切り部30の器枠16内方側が開放された形状とな
っており、また、切り取られている保持部32の先端部
は、見切り部30から離間する方向へ湾曲された屈曲部
52が形成されている。このため、透明パネル46及び
乳白パネル48の周縁部は、屈曲部52と見切り部30
の間の開口から見切り部30と保持部32の間へ容易に
挿入可能となっている。
【0022】見切り部材26には、保持部32が切り取
られた部分に所定間隔で舌片状のトンボ54が配置され
ている。これらのトンボ54は、ネジ56を見切り部材
26へ螺合して回動可能に取付けられている。
【0023】このため、図6に示すように、透明パネル
46と乳白パネル48は、中間部より上方側の周縁部が
見切り部30と保持部32の間へ挿入された状態で(図
5Aにも示す)、下方側がトンボ54によって複数箇所
で見切り部30の間に挟持されて脱落防止が成され(図
5Bにも示す)て器枠16に保持される。このとき、透
明パネル46及び乳白パネル48の表示面側の周縁部は
見切り部30によって隠蔽される。
【0024】図7Aに示されるように、乳白パネル48
は、器枠16の上端部に対向する先端部に傾斜部58が
形成されている。この傾斜部58は、幅方向の一方の端
部が突出して他方の端部へ向けて傾斜した形状となって
おり、この傾斜部58が器枠16の上方側の見切り部3
0と保持部32の間へ挿入される。この傾斜部58は、
乳白パネル48を器枠16に保持したときに溝部28の
間へ入り込むようになっている(図6に示す)。
【0025】また、乳白パネル48には、見切り部30
に囲われた開口の所定位置にフィルム50に記録された
画像を配置するための目印線60が印されている。この
目印線60を基準にして所定の位置にフィルム50を配
置することによって、乳白パネル48を器枠16に取り
付けたときに、フィルム50の画像が、見切り部30の
開口の規定の位置に配置可能となっている。なお、この
目印線60は、乳白パネル48を器枠16に取付けたと
きに、見切り部30によって隠される位置であってもよ
く、また、フィルム50が重ねられることによって、フ
ィルム50に実質的に隠される位置であってもよい。ま
た、目印線60としては、乳白パネル48に浅く刻設し
てもよく、乳白パネル48の表面に薄く書き込んだもの
でもよく、フィルム50を乳白パネル48に貼付すると
きに確認できるものであればよい。
【0026】さらに、乳白パネル48には、傾斜部58
と反対側の端部、すなわち、器枠16内に配置した乳白
パネル48の下端部には、切欠62が形成されており、
乳白パネル48の下端部を透明パネル46から容易に離
間させることができるようにしている。
【0027】図3に示すように、器枠16の裏面側の裏
板20は、本発明に係る保持部材であり、器枠16の裏
面側の上部開口を閉塞するように器枠16に固定され器
枠16の形状を保持するようになっている。この裏板2
0の下部には、蓋部36が器枠16にヒンジ35を介し
て回動可能に取付けられている。このため、器枠16の
裏面側の開口は、裏板20と蓋部36によって閉塞可能
となっており、また、蓋部36を回動することによっ
て、器枠の裏面側の一端部に開口を形成することができ
るようになっている。
【0028】裏板20の蓋部36側端部内方には、マグ
ネット38が取付けられており、蓋部36には、このマ
グネット38に対向して鉄片40が取付けられている。
蓋部36は、矢印A方向と反対方向へ回動させて、器枠
16の開口を裏板20とによって閉止した状態でマグネ
ット38と鉄片40が結合して保持される。また、この
閉止状態からマグネット38と鉄片40とを引き離して
蓋部36を下方(矢印A方向)へ回動させれば、器枠1
6の裏面側の下部を縁部材14に沿って開口することが
できるようになっている。
【0029】器枠16の内部には、光源となる長尺のラ
ンプ42が複数本配設されている。各ランプ42は、長
手方向が器枠16の幅方向(図3の紙面表裏方向)に沿
って取付けられている。また、各ランプ42には反射板
44が配設されており、ランプ42が点灯することによ
って、器枠16内から表示面側開口へ向けて光が照射さ
れる。蓋部36近傍に配置されているランプ42及び反
射板44は、蓋部36と共に回動可能に取付けられてお
り、蓋部36を矢印A方向へ回動させることによって、
器枠16内から外方へ退避するようになっている。
【0030】図3及び図4に示されるように、器枠16
内からフィルム50と共に乳白パネル48を引き出すと
きは、乳白パネル48の下端部を透明パネル46から離
間させて、開閉板36が退避した裏板20の開口へ引き
出す。これによって、乳白パネル48の中間部が弾性変
形して湾曲すると共に、乳白パネル48の周縁部が溝部
28(透明パネル46と保持部32の間)を摺動し、乳
白パネル48を蓋部36を退避させた開口から引き出す
ことができるようになっている。
【0031】また、フィルム50と共に乳白パネル48
を器枠16内に挿入するとき、蓋部36を退避させた開
口から乳白パネル48の傾斜部58を溝部28(透明パ
ネル46と立壁32の間)へ挿入し、乳白パネル48を
弾性変形させながら傾斜部58を上方へ摺動させて、乳
白パネル48を透明パネル46に対向させて器枠16に
保持させるようになっている。
【0032】なお、画像掲示装置10の裏側の裏板20
には、、布、コルクボード等を表面に設けておき、印刷
物等の掲示物をテープ、画鋲等によって貼付可能となっ
ている。また、画像掲示装置10には、器枠16ないし
裏板20に必要に応じて器枠16内部の放熱のための換
気孔を設けて、ランプ42ないし図示しない安定器等か
らの熱によって器枠16内部の温度上昇を防止を施すよ
うになっている。
【0033】次に本実施例の作用、すなわち、画像掲示
装置10へ掲示する画像の交換について説明する。
【0034】この画像掲示装置10に掲示している画像
を交換するときは、器枠16の裏面側の蓋部36をヒン
ジ35を中心に回動させる。これによって、蓋部36と
共にランプ42、反射板44の一部が器枠16の内部か
ら退避して器枠16の裏面側に開口部を形成する。この
とき、器枠16は、裏板20によって形状が保持されて
いる。
【0035】この状態から、見切り部材26に取付けた
トンボ54を回動させて乳白パネル48の下端部を開放
した後、乳白パネル48の下端部を透明パネル46から
離間させて、蓋部36を退避させた開口から引き出す。
これによって、乳白パネル48は、フィルム50と共に
上下方向の中間部が弾性変形して湾曲し、屈曲部52の
近傍から除々に保持部32と透明パネル46の間から器
枠16の外方へ引き出すことができる。
【0036】このようにして引き出した乳白パネル48
に、所望の画像を形成したフィルム50を貼付する。こ
のとき、乳白パネル48に印された目印線60を基準に
して行う。
【0037】フィルム50を貼り換えた乳白パネル48
を器枠16内へ挿入するときは、引出し時とは逆に傾斜
部58側から、蓋部36を退避させた器枠16の裏面側
の開口から乳白パネル48を挿入して、まず、先端の傾
斜部58を透明パネル46と屈曲部52の間へ挿入す
る。この後、乳白パネル48を弾性変形させて湾曲させ
ながら器枠16内へ挿入することによって、乳白パネル
48の挿入幅方向の両端部が、溝部28内を透明パネル
46の周縁部に沿って摺動する。
【0038】このようにして溝部28に挿入した乳白パ
ネル48の先端の傾斜部58が器枠16の上端部近傍に
達すると、まず、傾斜部58の突出した挿入幅方向の一
端が上端の溝部28内へ入り込み、さらに乳白パネル4
8を押し上げることによって、中間部が順に溝部28内
へ挿入され乳白パネル48が透明パネル46と保持部3
2の間へ挿入される。これによって、透明パネル46と
共に乳白パネル48が器枠16に保持され、器枠16の
見切り部30に囲われた所定の位置にフィルム50の画
像が配置される。
【0039】乳白パネル48を上端の溝部28へ挿入す
るとき、乳白パネル48の幅方向の両端部は溝部28内
に沿って摺動させているため確実に挿入することができ
るが、乳白パネル48の幅方向の中間部が湾曲している
と、保持部32に当接してしまい溝部28内へ確実に挿
入することができないことがある。しかし、本実施例で
は、乳白パネル48の挿入幅方向の両端を中間部より突
出させているため、挿入幅方向の両端が先ず上端の溝部
28へ入り込み、溝部28に入り込んだ端部から傾斜部
58に形成した傾斜に沿って除々に中間部が保持部32
に当接することなく上端の溝部28へ簡単にかつ確実に
挿入することができる。
【0040】このようにして、乳白パネル48を透明パ
ネル46と共に見切り部30と保持部32によって形成
している溝部28内へ挿入した後、トンボ54によって
下端部を押さえれば、乳白パネル48を見切り部30に
よる開口の所定の位置に保持することができ、この後、
蓋部36によって器枠16の裏面側を閉止すればよい。
【0041】器枠16の溝部28に取付けた乳白パネル
48には、目印線60によって位置決めしてフィルム5
0を貼付しているため、フィルム50に記録している画
像を見切り部30によって囲われた開口の所定の位置に
正確に配置して掲示することができる。また、フィルム
50を器枠16に挿入するとき、透明パネル46の表面
に沿って摺動するため、透明パネル46と乳白パネル4
8の間に配置したとき皺が生じたり弛んだりすることが
ない。
【0042】なお、本実施例では乳白パネル48に挿入
幅方向の一端から他端にかけて直線的に傾斜させた傾斜
部58を形成したが、例えば、図7Bに示されるよう
に、傾斜部70を形成するようにしてもよい。この傾斜
部70は、挿入幅方向の両端が中間部より突出して略V
字状の傾斜を形成している。このような傾斜部70を形
成した場合、乳白パネル48の突出した両端が見切り部
30と支持部32の間を摺動して、挿入幅方向の中間部
よりさきに挿入方向側の見切り部30と保持部32の間
の溝部28に入り込み、さらに乳白パネル48を挿入す
ることによって、幅方向の両側から中央部へ向けて順に
溝部28内へ入り込む。
【0043】このように、乳白パネル48の挿入方向の
先端部に傾斜を形成することによって、湾曲しやすい乳
白パネル48でもあっても、確実にかつ簡単に溝部28
へ挿入することができる。また、乳白パネル48の挿入
方向の先端に形成する傾斜は、挿入幅方向の少なくとも
一端が挿入幅方向の中間部より突出した形状とするもの
であればく、傾斜部58及び傾斜部70では、乳白パネ
ル48の先端を直線的に傾斜させているが、これに限ら
ず湾曲させるようにしてもよい。
【0044】また、乳白パネル48と共にフィルム50
を器枠16から引出しあるいは器枠16へ挿入すると
き、器枠16を保持する裏板20を取り外すことがない
ため、器枠16の強度が低下して変形することがない。
また、裏板20を取り外さないため、裏板20に画鋲や
テープ等によって印刷物を掲示しておいても、この印刷
物が剥がれ落ちたりすることがない。
【0045】蓋部36を退避させることによって器枠1
6の裏面側に形成する開口の大きさは、乳白パネル48
を器枠16内へ挿入可能な幅寸法であれば、器枠16の
強度に影響を及ぼすことがない狭い範囲、例えば器枠1
6の裏面側の開口の1/2以下、より好ましくは、1/
3以下であり、この開口から乳白パネル48を弾性変形
させながら出し入れ可能にすればよい。
【0046】また、本実施例では、器枠16の形状を裏
板20によって保持するようにしたが、裏板20は器枠
16内部のフレームを隠蔽するものであってもよい。こ
のとき、裏板20は勿論のこと、器枠16を保持する内
部のフレームも取り外す必要がないため、画像交換時で
も器枠16が変形することがない。
【0047】なお、本実施例では、フィルム50を貼付
した乳白パネル48を器枠16から出し入れするときを
主に説明したが、乳白パネル48と同様にして透明パネ
ル46を弾性変形させながら取り外すことも可能であ
る。器枠16を分解したりすることなく、乳白パネル4
8と同様に透明パネル46を取り外すことができれば、
画像掲示装置10の器枠16の表示面側の開口を開放す
ることができ、この開口から、器枠16内に配置したラ
ンプ42、反射板44等の光源部のメンテナンスを容易
に行うことができる。
【0048】なお、本実施例では、画像掲示装置として
自立式でかつ移動の容易な画像掲示装置10を用いて本
発明を説明したが、本発明の画像掲示装置を限定するも
のではない。例えば、移動自在とせずに脚部18を直接
床面等に固定した自立固定式であってもよく、脚部18
を設けずに器枠16を直接又は支持部材を介して壁面等
に固定した壁掛け式のものであってもよく、一般的に用
いられる片面タイプの画像掲示装置に適用が可能であ
る。
【0049】また、掲示用の画像をフィルム50に記録
して、このフィルム50を乳白パネル48に貼付して、
透明パネル46と乳白パネル48に挟んだ状態で器枠1
6と保持するようにしたが、透明パネル46を設けない
ようにしてもよく、乳白パネル48を使用せずに、直
接、掲示用の画像を記録した弾性変形可能なパネルを器
枠16に取付ける構造のものであってもよい。
【0050】また、本実施例では、器枠16の裏面側の
下端部を蓋部36によって開口するようにしたが、開口
を形成する部分はこれに限定するものではない。例え
ば、幅方向の一方の端部を乳白パネル48の高さに合わ
せて開放する構造であってもよく、また、上端部を開放
する構造であってもよく、少なくとも器枠の一端部から
器枠16内へ乳白パネル48を挿入可能としたものであ
ればよい。
【0051】さらに、本実施例では、器枠16内部に光
源を配置した画像掲示装置10を適用したが、本発明の
適用可能な画像掲示装置は、器枠16の外方に光源を配
置して器枠16に掲示した画像を照射するものであって
もよく、また、器枠16の内部に光源が設けられていな
い画像掲示装置であってもよい。
【0052】例えば、図8に示す画像掲示装置100
は、矩形形状の器枠102の一方の開口の周縁に見切り
部104を突出形成すると共に、これと反対側の面に裏
板106が配置されたものである。この裏板106は、
器枠102の一端部に沿って開口部108を形成すると
共に、器枠102の形状を保持する役目を有していると
共に、見切り部104との間に溝部110を形成してい
る。
【0053】この画像掲示装置100には、溝部110
内に透明パネル46の周縁部を挿入して透明パネル46
を器枠102内に配置しておき、開口部108から溝部
110(透明パネル46と裏板106の間)へ画像を形
成したパネル112を弾性変形させながら挿入すること
ができるようになっている。これによって、画像掲示装
置100では、透明パネル46とパネル112の周縁部
を見切り部104と裏板106の間に保持して、パネル
112の画像を掲示することができるようになってい
る。
【0054】本発明を画像掲示装置100の如き画像掲
示装置に適用するときには、パネル112として木製、
金属製、樹脂製等の弾性変形可能な材質のものを適用す
ることができる。また、保持部材と案内保持部材を一体
に形成することも可能である。
【0055】なお、本実施例では、矩形形状の器枠の一
方に見切り部によって矩形形状の画像掲示部分を形成し
た構成として説明したが、器枠及び見切り部によって形
成する画像掲示部分の形状はこれに限定するものではな
い。例えば、器枠と見切り部による画像掲示部分の形状
を楕円形状や他の形状に形成してもよく、また、器枠を
矩形形状に形成し見切り部による画像掲示部分の形状を
楕円形状に形成する等、器枠と見切り部による画像掲示
部分の形状が異なるものであっても、本発明は適用可能
である。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1の
画像掲示装置では、器枠に設けた部品等を取り外すこと
なく掲示用の画像を交換することができる。このとき、
器枠は保持部材によって形状が保持されるので、画像の
交換時に器枠が変形することがなく、所望の強度を得る
ために器枠の重量がかさんでしまうことがない。
【0057】また、本発明の請求項2の画像掲示装置で
は、開口部からパネルを挿入したときに、溝部へパネル
の縁部を確実に案内して挿入することができるため、掲
示用の画像の交換が極めて容易となる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した掲示装置の表示面側から見
た斜視図である。
【図2】本実施例に適用した掲示装置の裏面側から見た
斜視図である。
【図3】図1の3−3線に沿った概略断面図である。
【図4】本実施例に適用した掲示装置の内部を裏面側か
ら見た概略斜視図である。
【図5】(A)は図4の5A−5A線に沿った概略断面
図、(B)は図4の5B−5B線に沿った概略断面図で
ある。
【図6】パネルの取付け状態を示す裏面側から見た器枠
内部の要部立面図である。
【図7】(A)は本実施例に適用した乳板の概略平面
図、(B)は本発明に適用可能なパネルの変形例を示す
概略平面図である。
【図8】画像掲示装置の変形例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 画像掲示装置 16 器枠 20 裏板 26 見切り部材 28 溝部 30 見切り部 32 保持部 36 蓋部 46 透明パネル 48 乳白パネル 50 フィルム 58、70 傾斜部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の開口周縁部に見切り部が形成され
    た器枠と、掲示用の画像を備えた弾性変形可能なパネル
    と、器枠の他方の開口に器枠を保持するように固定され
    ると共にパネルを出入可能な開口部を形成した保持部材
    と、見切り部との間に端部が開口近傍に位置する溝部を
    形成し、パネルの縁部を見切り部に沿って案内すると共
    に溝部に挿入されたパネルの縁部を保持する案内保持手
    段と、を有することを特徴とする画像掲示装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部にパネルの案内方向と交差する
    方向に延びる直線部を設けると共に、前記パネルの直線
    部に沿う方向の縁部の幅方向の少なくとも一端を中間部
    より突出させたことを特徴とする請求項1の画像掲示装
    置。
JP1538993A 1993-02-02 1993-02-02 画像掲示装置 Pending JPH0728418A (ja)

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