JP2006106493A - 看板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 左右に離隔して設けられる縦枠2,3と、縦枠2,3間を掛け渡すように上下に離隔して設けられる横枠4,5とからなる枠体1を備え、下側の横枠5には、上方に開口してコ字形状のレール6が設けられており、このレール6と連続して各縦枠2,3には、それぞれコ字形状のレール7,8が左右方向内側に開口して設けられている。各縦枠2,3のレール7,8の背面側の上端部は、切欠かれて切欠き部7b,8bが形成されており、この切欠き部7b,8bを介して複数枚の表示板30がレール6,7,8内に挿入される。切欠き部7b,8bの背面側には、押え板35が着脱可能に設けられる。
【選択図】 図3
Description
本発明の看板は、複数枚(図示例では4枚)の表示板30,30…が挿入されて保持される枠体1と、この枠体1に設けられ、店名などの表示パネル40やリーフレットケース45などが着脱可能に取り付けられる取付板12と、枠体1を立てた状態で保持する脚部14とを主要部として備える。
これにより、下枠5および各縦枠2,3のレール6,7,8の手前側の一片6a,7c,8cと、上枠4の上片10とにより四角形の枠が形成される。
脚部14は、各縦枠2,3の下端部から後方へ延出する円筒形状の一対の第一支持棒15,15と、各縦枠2,3の上下方向中央部より若干上側と、前記第一支持棒15の先端部とを架け渡すように設けられる一対の第二支持棒16,16とを備える。
第二支持棒16は、円弧状に湾曲した棒材であり、その両端部は、押し潰されて板状に形成されている。第二支持棒16は、その一端部が縦枠2,3の取付部24に重ね合わされてネジ26で固定されると共に、他端部が第一支持棒15の先端部に当接されてネジ28で固定される。なお、第二支持棒16は、後方へ行くに従って下方へ延出するよう湾曲している。
図4は、表示板を示す斜視図である。図5は、縦枠のレール間に表示板が挿入された状態を示す横断面図である。これらの図に示すように、表示板30は、四角形の薄い透明な表シート31と不透明な裏シート32が重ね合わされて、3辺が接着された袋状とされる。表シート31および裏シート32は、例えば、塩化ビニルなどの樹脂性のシートで形成されており、表示板30は可撓性を有する。また、表示板30は、各縦枠2,3のレール7,8間に対応した幅寸法とされる一方、上片10と下枠5のレール6間に対応した縦寸法とされる。この袋状の表示板30には、例えば、メニューなどが記載されたポスター33が挿入される。
また、押え板35には、貫通穴37,37が左右に離隔して2ヶ所形成されている。この貫通穴37は、円形の穴が上下に連続して形成されたダルマ形の穴とされる。具体的には、上方に小径の穴37aが形成されており、この小径穴37aの下方に連続して大径な穴37bが形成されている。なお、この貫通穴37の内、大径穴37bは、押え板35を取り付けるための取付ネジ39の頭部39aより大径とされ、小径穴37aは取付ネジ39の頭部39aより小径とされる(図10)。
押え板35を取り付ける際、取付ネジ39を角材9から完全に外して、押え板35を角材9に当接した状態で取付ネジ39により固定することも可能であるが、予め角材9に取付ネジ39をねじ込んでおいて押え板35を取り付けることも可能である。この場合、取付ネジ39の軸部39bを押え板35の厚み分露出させた状態で、予め角材9の裏面に取付ネジ39をねじ込んでおく。そして、押え板35の大径穴37bに取付ネジ39の頭部39aを通して、押え板35を下方へスライドさせることで、取付ネジ39の軸部39bが押え板35の小径穴37aに配置され、押え板35は位置決めされる。
このようにして、表示板30は、その下端部が下枠5のレール6に支持され、左右両端部が各縦枠2,3のレール7,8に差し込まれ、上端部が上片10と押え板35とで挟み込まれて、枠体1に保持されている。
図6は、表示パネルの取り付け状態を示す分解斜視図である。図7は、表示パネルの取り付け状態を示す断面図である。
具体的には、取付板12の背面側から穴12aを介してネジ43がねじ込まれ、このネジ43に取付板12の手前側から筒状のスペーサ42がねじ込まれる。ネジ43の軸部は、スペーサ42より手前側に延出しており、この延出部に表示パネル40の四隅に形成された穴40aが通される。そして、ネジ43の軸部先端にキャップ44がねじ込まれて、取付板12に表示パネル40が固定される。このように設けられる表示パネル40には、例えば、店名などが記載される。
本実施例の取付板12に設けられるリーフレットケース45は、細長い線材が屈曲形成されてなる。具体的には、手前側に開放する上側コ字形状部45aを有し、その開放両端部同士は互いに近接する方向(左右方向内側)に若干屈曲された後、下方へ等距離だけ延出し、その下端部に下側コ字形状部45bが形成された形状である。この下側コ字形状部45bは、前記延出部の下端部がそれぞれ後方へ屈曲された後、互いに近接する方向へ屈曲されて、その先端部同士が互いに接続された形状である。
そして、下側コ字形状部45bと上側コ字形状部45aの各中央辺を架け渡すように、2本の線状の支柱46,46が左右に離隔して上下方向に延出して設けられる。
支柱46は、上側コ字形状部45aから上方へ延出しており、その上端部は、後方へ取付板の厚み分直角に屈曲された後(46a)、さらに上方へ直角に屈曲形成されている。
リーフレットケース45を取付板12に取り付ける際には、図9に示すように、支柱46が略水平状態となるようにリーフレットケース45を把持して、支柱46の先端46bを取付板12の穴12aに差し込み、リーフレットケース45を下方へ回転させるようにすればよい。
なお、取付板12には、多数の穴12aが形成されているので、表示パネル40およびリーフレットケース45の取付位置や個数は任意に変更可能である。
このネジ穴65,65には、リーフレットケース55がネジ66により着脱可能に取り付けられる。リーフレットケース55は、取付板12に設けられる上記リーフレットケース45と同様の形状であり、支柱56,56の先端部に四角い板状の固定板57が固定されている。そして、この固定板57を介して縦枠3のネジ穴65にネジ66がねじ込まれて、リーフレットケース55が縦枠3に固定される。
よって、図10に示すように、表示板30をレール6,7,8に挿入した状態のまま、表示板30の内容を確認することが可能である。すなわち、レール6,7,8から表示板30を引き出すことなく、言い換えれば表示板30の下端部をレール6内に差し込んだ状態で、表示板30の内容を確認することができる。各縦枠2,3のレール7,8の背面側の一片7a,8aが上枠4まで延出している場合、表示板30を一旦引き抜かなければ表示板30の内容を確認することが不可能であるが、本実施例では、各縦枠2,3のレール7,8の背面側の一片7a,8aの上端部を切欠いていることで、表示板30を後方へ撓ませて内容を確認することが可能とされる。
図11は、本実施例の看板を2台連結した状態を裏面側から見た斜視図であり、図12は、各看板の縦枠同士の連結状態を示す斜視図であり、図13は、各看板の第一支持棒の基端部間の連結状態を示す斜視図であり、図14は、各看板の第一支持棒の先端部間の連結状態を示す斜視図である。
この際、縦枠2,3の取付部24,24と第二支持棒16の一端部とのネジ止め(26)部分、縦枠2,3の差込部18,18と第一支持棒15の基端部とのネジ止め(20)部分、および第一支持棒15の先端部と第二支持棒16の他端部とのネジ止め(28)部分が、隣接する看板同士の連結に利用される。
以下、具体的に説明する。
各縦枠2,3の下端部には、差込部18が形成されており、第一支持棒15の基端部に差し込まれているが、この差込部分に細長い小判形状の板片75が、各看板の第一支持棒15,15の基端部を架け渡すように下方から当接され、下方から蝶ネジ20がねじ込まれて各看板が連結される。
第一支持棒15の先端部には、第二支持棒16の他端部が当接されているが、この当接部分に前記板片75と同様の板片77が、各看板の第一支持棒15の先端部間に架け渡すよう配置され、ネジ28がねじ込まれて各看板が連結されている。
このように、三箇所を固定することで、隣接する看板同士が確実に連結される。
図15では、本実施例の看板と看板との間に、上述した取付板のみで構成された補助看板80が設けられており、このように複数台連結して使用することで、多種多様な内容を表示することが可能となる。なお、図示例では、補助看板80には、リーフレットケース45が複数個設けられている。看板と補助看板との連結は、上記看板と看板の連結方法と同様にすることができる。
例えば、表示板の裏シートの裏面を枠体の色と同じにすることで、背面側から見た状態において、あたかも枠体に裏面板があるように視認され、意匠性に富むものとすることができる。また、図1に示すように、下枠5およびそのレール6の前面に四角形状の板片70を溶接などで固着して、店舗名などを記載するようにしても構わない。
2 縦枠
3 縦枠
4 横枠
5 横枠
6 レール
7 レール
7b 切欠き部
8 レール
8b 切欠き部
10 上片
12 取付板
14 脚部
30 表示板
35 押え板
40 表示パネル
45 リーフレットケース
50 ライト
Claims (3)
- 左右に離隔して設けられる縦枠と、縦枠間を掛け渡すように上下に離隔して設けられる横枠とからなる四角形の枠体を備え、
下側の横枠には、上方に開口してコ字形状のレールが設けられており、
このレールと連続して各縦枠には、それぞれコ字形状のレールが左右方向内側に開口して設けられており、
前記枠体を分解することなく複数枚の表示板を着脱可能に前記各レールに挿入して保持可能に、各縦枠のレールの背面側の上端部に切欠き部が形成されており、
この切欠き部の背面側に押え板が着脱可能に設けられる
ことを特徴とする看板。 - 前記縦枠が前記下側の横枠よりも下方へ延出し、この延出部間にリーフレットケース及び/又は店名等の表示パネルが着脱可能に取り付けられるパンチングメタルからなる取付板が設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載の看板。 - 前記上側の横枠には、表示板を照らすライトがネジにより固定され、
このライトが取り付けられた状態で、前記押え板の着脱を可能に構成し、前記表示板の重ね順序の変更が可能とされた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の看板。
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2004
- 2004-10-07 JP JP2004295142A patent/JP4611703B2/ja not_active Expired - Fee Related
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