JPH07284034A - ヘルプ情報提示装置 - Google Patents

ヘルプ情報提示装置

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JPH07284034A
JPH07284034A JP6069548A JP6954894A JPH07284034A JP H07284034 A JPH07284034 A JP H07284034A JP 6069548 A JP6069548 A JP 6069548A JP 6954894 A JP6954894 A JP 6954894A JP H07284034 A JPH07284034 A JP H07284034A
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JP6069548A
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English (en)
Inventor
Masahiro Yamada
雅弘 山田
Tatsuyuki Mikami
龍之 三上
Toshiyuki Tsukada
利幸 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メニュー表示のための操作及びヘルプ表示の
ための操作の操作履歴に基づいてヘルプ情報の提示を制
御することにより、視聴者の制御操作の熟練度に応じた
最適なメニュー情報の提示を行う。 【構成】 映像信号を表示画面12上に表示するととも
に、オンスクリーン表示制御装置7を用いて画面12上
にメニュー表示及ヘルプ表示等のオンスクリーン表示を
行う。入力装置9、10による視聴者の制御内容毎に操
作履歴情報として操作履歴記憶回路16に記憶し、この
操作履歴情報を選局回路15に供給する。選局回路15
は操作履歴情報と基準値とを比較し、この比較結果に基
づいて、オンスクリーン表示制御装置7に対する選局回
路15内の表示メモリからの表示制御データの供給を制
御する。これにより、視聴者の操作履歴に応じたニュー
表示及びヘルプ表示の起動を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、供給された映像信号を
画面上に表示させる機能と、その画面上に新たに異なる
操作メニューなどの映像情報やキャラクタ情報との合成
表示機能と、その操作メニューの設定に基づく処理を行
わせ、且つ操作における補助的情報を音声または映像に
付加するヘルプ表示機能とを有するヘルプ情報提示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機やビデオ機器
等の電子機器においては、映像情報の多様化に伴い、例
えば映像信号をディジタル信号に変換して映像処理を行
う映像処理回路のディジタル化が進んでいる。
【0003】このように、映像処理回路をディジタル化
することにより、例えば画質を向上させるとともに、メ
モリを応用して親子画面(2画面表示)やマルチ画面、
静止画再生等の画面表示を行う機能を付加することがで
きる。また、ビデオテックス、テレテキスト(文字多重
放送)、パソコン等への対応も広がり、ディジタル処理
信号ベースでの機器システム構成を容易にすることが可
能となる。
【0004】ところで、このようなテレビジョン受像機
やビデオ機器等の電子機器においては、種々様々な機能
が顕著となっているが、その中でも従来より文字や映像
情報等を画面上に重ねて表示するオンスクリーン機能が
採用されているものがある。
【0005】このオンスクリーン機能とは、周知のよう
に視聴者の所望する文字や映像情報等を画面上に重ね合
わせるようにして表示するものであり、例えばチャンネ
ル切換時のチャンネル番号表示や設定中の音量レベル等
の各種設定表示を可能にする。更に、テレテキストを受
信した場合には、このテレテキストに基づく文字や図形
等の映像情報をオンスクリーンすることによって、視聴
者は、これらの情報を主映像を見ながら容易に認識する
こともできる。
【0006】更に、オンスクリーン機能によって、画面
上に各種制御を行うためのメニュー表示を表示し、この
メニュー表示を操作パネルとして用いて、機器制御を行
うことも可能である。またこのような機器制御を行う方
式では、メニュー表示を用いて機器制御を行う場合に、
操作する手順等を補助的に説明するための表示を新たに
画面上に表示させて視聴者による機能選択操作を支援す
るヘルプ情報提示装置も従来より採用されているものも
ある。なお、ヘルプ情報提示装置は、操作手順等を音声
によって提示することもできる。
【0007】図7はこのような従来のヘルプ情報提示装
置が組込まれたテレビジョン受像機を示すブロック図で
ある。
【0008】図7において、テレビジョン受像機1は、
アンテナ2により受信されたテレビジョン信号とビデオ
入力端子3から入力されたビデオ信号とが映像受信回路
4に供給されるようになっている。映像受信回路4は、
アンテナ2により受信されたテレビジョン信号の中から
選局回路5により指定された信号を選局し、この選局さ
れた信号を中間周波数として増幅し、検波処理を行うこ
とによってベースバンド映像信号を得て色信号再生回路
6に供給する。また、映像受信回路4は、水平方向の有
効表示期間を示す水平有効表示期間信号と垂直方向の有
効表示期間を示す垂直有効表示期間信号とを生成して、
オンスクリーン表示制御装置7に供給する。なお、映像
受信回路4は、ビデオ入力端子3からビデオ信号が入力
された場合には、入力されたビデオ信号を増幅した後に
色信号再生回路6に供給するとともに、水平及び垂直有
効表示期間信号を生成してオンスクリーン表示制御装置
7に供給する。
【0009】選局回路5には、キー入力受付回路8から
のキー入力情報が入力され、選局回路5は、入力された
キー入力情報に基づいて映像受信回路4に対する指示信
号及びオンスクリーン表示制御装置6に対する表示制御
データを生成する。更に選局回路5は入力されたキー情
報に基づく音声データを生成する。指示信号は映像受信
回路4に供給され、表示制御データはオンスクリーン表
示制御回路7に供給される。音声データは音声データ再
生回路13に供給される。なお、選局回路5は図示はし
ないがCPU、表示メモリ及び音声データ処理回路を備
えており、CPUは表示メモリから予め格納されている
表示制御データをキー入力情報に基づいて読みだして出
力するように制御する。更にCPUは音声データも前記
表示メモリから読みだし、音声データ処理回路を介して
出力するように制御する。この表示制御データは、オン
スクリーン表示するための表示データと表示位置を示す
データとを示している。
【0010】キー入力受付回路8は、機器本体に設けら
れている本体キー操作部9のキー9aの押下処理によっ
て生成されたキー入力情報、又は遠隔制御装置10に設
けられているキーパッド中のキー10aへの押下操作に
よって生成されたキー入力情報の何れかを取込み、取込
んだキー入力情報を選局回路5に出力する。本体キー操
作部9の他に遠隔制御装置10を設けることによって、
視聴者が自由な位置で且つ所望する情報を入力すること
ができるようになっている。
【0011】一方、色信号再生回路6は入力された映像
信号、つまり複合カラー信号から搬送色信号のみを分離
して増幅し、この搬送色信号から例えば色差信号を取り
出すとともに、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色信
号に復調して色信号切換回路11に供給するようになっ
ている。
【0012】オンスクリーン表示制御装置7は、選局回
路5からの表示制御データと映像受信回路4からの水平
有効表示期間信号及び垂直有効表示期間信号とに基づい
て、指定された画面座標に対する表示データを生成す
る。更に、オンスクリーン表示制御装置7は、図示しな
い表示メモリ(ビデオRAM)を有しており、表示デー
タをオンスクリーン表示するための赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色信号に変換して色信号切換回路
11に供給するようになっている。
【0013】色信号切換回路11には、色信号再生回路
6からの各色信号とオンスクリーン表示制御装置7で生
成された各色信号とが供給される。色信号切換回路11
は、選局回路5に制御されて、色信号再生回路6からの
各色信号とオンスクリーン表示制御信号7からの各色信
号とを合成するか又は切換えて、図示しないR・G・B
ドライブ回路を介してカラー受像管12に供給するよう
になっている。
【0014】カラー受像管12は、図示しないR・G・
Bドライブ回路により駆動されて色信号切換回路11か
ら供給された各色信号を画像情報として画面に表示する
ようになっている。
【0015】音声データ再生回路13は、選局回路5か
ら供給された音声データを復調し、スピーカ14により
音声として出力する。
【0016】次に、このような構成の従来のテレビジョ
ン受像機の動作を図8を参照しながら説明する。図8は
図7に示すテレビジョン受像機のヘルプ情報提示装置を
用いて画面上に操作メニュー表示及びヘルプ表示を表示
した場合の画面表示例である。なお、図8の操作メニュ
ー表示は画質調整などの映像調整を示す例であり、同時
にスピーカからメニュー表示に基づく音声も聞くことも
できるものとする。更に、ヘルプ表示はメニュー表示に
おける操作手順を補助的に説明するためのものとする。
【0017】先ず、図7に示すテレビジョン受像機1の
電源をオンし、視聴者は所望の情報を得るために本体キ
ー操作部9を用いてキー入力を行う。尚、視聴者がテレ
ビジョン受像機1から離れた位置で選局操作等の操作を
行いたい場合には、遠隔制御装置10を使用する。この
キー入力によって、本体キー操作部9または遠隔制御装
置10からキー入力情報が発生し、キー入力受付回路8
を介して選局回路5に供給される。選局回路5は、キー
入力情報に基づく表示制御データ及び音声データをオン
スクリーン表示制御装置7及び音声データ再生回路13
に供給する。
【0018】一方、アンテナ2に誘起したテレビジョン
信号及びビデオ入力端子3からのビデオ信号は映像受信
回路4に供給されており、映像受信回路4は選局回路5
に制御されて、一方の入力信号を選択する。映像受信回
路4は、アンテナ2からのテレビジョン信号について
は、検波処理を行う。こうして、キー入力に基づくチャ
ンネルのベースバンド映像信号が取り出されて、色信号
再生回路6に供給される。また選局した映像信号の水平
方向の有効表示期間を示す水平有効表示期間信号及び垂
直方向の有効表示期間を示す垂直有効表示期間信号が生
成されてオンスクリーン表示制御装置7に供給される。
映像受信回路4からの映像信号は、色信号再生回路6に
よって赤(R)、緑(G)、青(B)の各色信号に復調
された後、色信号切換回路11に供給される。
【0019】オンスクリーン表示制御装置7において
は、映像受信回路4からの水平及び垂直有効表示期間信
号と選局回路5からの表示制御データとに基づいて、指
定された画面座標に対する表示データを生成する。この
表示データは赤(R)、緑(G)、青(B)の各色信号
に変換されて色信号切換回路11に供給される。
【0020】こうして、色信号切換回路11には、受信
信号又は外部ビデオ信号に基づく各色信号とオンスクリ
ーン表示用の各色信号とが入力され、色信号切換回路1
1は、選局回路5に制御されて両者を合成するか又は切
換えて図示しないR・G・Bドライブ回路に供給する。
音声データ再生回路13は、選局回路5からの音声デー
タを復調してスピーカ14を介して音声として出力す
る。
【0021】これにより、カラー受像管12の画面上に
は、所望のチャンネルの映像に重ねて、視聴者によるメ
ニュー表示やヘルプ表示などの制御情報等がオンスクリ
ーン表示される。更に、スピーカ14から、メニュー表
示やヘルプ表示に基づく説明手順を音声として聞くこと
ができる。
【0022】ところで、このような従来のテレビジョン
受信機では、図8に示すように画面12a上にメニュー
表示12bと、このメニュー表示12bの操作手順を説
明するためのヘルプ表示12cとが同時に表示されるも
のがある。また、予め画面12aにメニュー表示12b
を表示させ、その後視聴者の所望によりキー入力操作に
よる所定の指示によってヘルプ表示12cが表示される
ものもある。
【0023】いま、画質調整などの制御操作を熟知した
視聴者がメニュー表示を用いた操作を行うものとする。
この場合でも、視聴者が画質調整を行うために本体キー
操作部9または遠隔制御装置10によるキー操作を行う
と、テレビジョン受像機1の画面12a上の所定位置に
は、図8に示すメニュー表示12bとヘルプ表示12c
とが同時に表示されてしまう。更にスピーカ14から操
作手順を説明するための音声も出力される。しかし、制
御操作を熟知した視聴者にとって、ヘルプ表示12c及
び音声による操作説明等は不要である。逆に、ヘルプ表
示12cが表示されることから、画面12a中の他の主
映像や音声情報が欠落してしまい、良好な視聴が妨げら
れるという問題点がある。
【0024】また、図8に示すメニュー表示12bのみ
を最初に表示し、その後視聴者のキー操作によってヘル
プ表示12cを画面12a上に表示させることもある。
しかし、この場合には、視聴者がテレビジョン受像機1
の本体キー操作部9のヘルプキー9bまたは遠隔制御装
置10のヘルプキー10bを押下しなければ、ヘルプ表
示12cが表示されず、制御操作が不慣れな視聴者には
不便であるという問題点もある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のヘ
ルプ情報提示装置では、ヘルプ表示を自動的に表示させ
るようにした場合には、制御操作を熟知した視聴者にと
ってヘルプ表示が煩わしく、逆に、ヘルプ表示をヘルプ
キーの操作によって表示させるようにした場合には、制
御操作に不慣れな視聴者にとって極めて不便であるとい
う問題点があった。
【0026】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、メニュー表示のための操作及びヘルプ表示のための
操作の操作履歴に基づいてヘルプ情報の提示を制御する
ことにより、視聴者の制御操作の熟練度に応じた最適な
メニュー情報の提示を行うことができるヘルプ情報提示
装置の提供を目的とする。
【0027】
【課題を解決させるための手段】請求項1に記載の本発
明に係るヘルプ情報提示装置は、所定の画像を表示画面
上に表示する表示手段と、前記表示画面上の画像の表示
を制御するための入力装置と、この入力装置による制御
操作を操作内容毎に操作履歴情報として記憶する記憶手
段と、前記操作履歴情報に基づいてヘルプ情報を提示す
るか否かを制御する制御手段と、を具備したものであ
る。
【0028】請求項4に記載の本発明に係るヘルプ情報
提示装置は、所定の画像を表示画面上に表示する表示手
段と、前記表示画面上に所定のメニュー画像を表示する
メニュー表示手段と、前記表示画面上に前記メニュー画
像の操作案内のためのヘルプ画像を表示するヘルプ表示
手段と、前記表示画面上の画像の表示を制御するための
入力装置と、この入力装置による制御操作を操作内容毎
に操作履歴情報として記憶する記憶手段と、前記操作履
歴情報に基づいて、前記ヘルプ画像を表示させるか否か
を制御する制御手段と、を具備したものである。
【0029】
【作用】請求項1に記載の本発明においては、表示手段
によって、所定の画像が表示画面上に表示される。入力
装置によって表示画面上の画像の表示が制御されると、
この制御操作毎に操作履歴情報が記憶手段に記憶され
る。制御手段は、記憶手段に記憶された操作履歴情報に
基づいて、例えば視聴者の操作の熟練度を判断して、ヘ
ルプ情報を提示するか否かを制御する。
【0030】請求項4に記載の本発明においては、例え
ば、入力装置によって主電源オンの状態から副電源をオ
ンにしてメニュー表示の操作を行うと、画面上にはメニ
ュー表示手段によってメニュー画像が表示される。操作
履歴記憶手段には、視聴者の入力装置の操作内容毎に例
えば操作回数の情報が操作履歴情報として記憶されてお
り、制御手段は、操作履歴情報に基づいてヘルプ表示手
段を制御してヘルプ画像を表示するか否かを決定する。
例えば、メニュー表示の操作回数が所定の基準値を越え
ると、制御手段はメニュー画像に対するヘルプ画像の表
示は不必要になったものと判断してヘルプ画像を表示さ
せない。これにより、視聴者の制御操作に対する熟練度
に応じたヘルプ画像の表示が行われる。
【0031】
【実施例】実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。
【0032】図1は本発明に係るヘルプ情報提示装置の
一実施例を示し、ヘルプ情報提示装置が組込まれたテレ
ビジョン受像機を示すブロック図である。なお、図7に
示す構成用素と同一の構成要素には同一符号を付してい
る。
【0033】図1に示すように、アンテナ2で受信され
たテレビジョン信号及びビデオ入力端子3から入力され
たビデオ信号が、映像受信回路4に供給されるようにな
っている。映像受信回路4は、例えば図示はしないが切
換スイッチ、チューナ、中間周波増幅回路、映像検波増
幅回路、及び映像増幅回路等で構成され、アンテナ2に
より受信された高周波テレビジョンRF信号とビデオ入
力端子3から入力されたベースバンド映像信号との一方
を、選局回路15に指定されて選択して増幅する。
【0034】映像受信回路4は、選局回路15に制御さ
れて、RF信号の内の所定のチャンネルの信号を選局し
て中間周波信号に変換した後、中間周波増幅回路(図示
せず)を用いて増幅を行い、その後検波処理を行うこと
によってベースバンド映像信号を色信号再生回路6に供
給するとともに、その水平方向の有効表示期間を示す水
平有効表示期間信号及び垂直方向の有効表示期間を示す
垂直有効表示期間信号を生成してオンスクリーン表示制
御装置7に供給する。
【0035】映像受信回路4によって取り出された映像
信号は、色信号再生回路6に供給される。この色信号再
生回路6は入力された映像信号、つまり複合カラー信号
から搬送色信号のみを分離して増幅し、この搬送色信号
を例えば色差信号に変換するとともに、赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色信号に復調して色信号切換回路
11に供給する。
【0036】色信号切換回路11には、色信号再生回路
4からの各色信号及び後述するオンスクリーン表示制御
装置7で生成するオンスクリーン表示するための各色信
号が供給される。色信号切換回路11は、選局回路15
の制御に基づいて、色信号再生回路6からの各色信号と
オンスクリーン表示制御装置7からの各色信号とを合成
するかまたは切換えて、図示しないR・G・Bドライブ
回路を介してカラー受像管12に供給するものである。
カラー受像管12は、図示しないR・G・Bドライブ回
路により駆動されることにより、色信号切換回路11か
ら供給された各色信号を画像情報として画面に表示する
ものである。
【0037】一方、キー入力受付回路8は、機器本体に
設けられている本体キー操作部9のキー9aまたはキー
9bの押下処理によって生成されたキー入力情報、もし
くは遠隔制御装置10に設けられているキーパッド中の
キー10aまたはキー10bへの押下操作によって生成
されたキー入力情報の何れかを取り込み、このキー入力
情報を選局回路15に出力する。
【0038】図2は図1に示す選局回路の具体的な構成
を示すブロック図である。
【0039】図2において、選局回路15はキー入力情
報に基づく処理を制御するCPU21と、プログラムロ
ム22(以下、プログラムROMと記載)と、作業ラム
23(以下、作業RAMと記載)と、キー入力インター
フェース24と、映像受信インターフェース25と、オ
ンスクリーン表示制御装置インターフェース26と、操
作履歴記憶回路インターフェース27と、音声データ再
生回路インターフェース28と、表示情報メモリ29と
を有している。なお、前記表示情報メモリ29には、予
めオンスクリーン表示するための表示制御データが格納
されている。この表示制御データはオンスクリーン表示
する文字の文字コードなどの表示データ及びこの表示デ
ータの表示位置を示すデータを含んでいる。例えば、表
示情報メモリ29には、テレビジョン受像機の使用法を
説明するためのヘルプ1表示を表示するための表示制御
データ、テレビジョン受像機の例えば表示を制御するた
めの操作パネルとしてメニュー表示を表示するための表
示制御データ及びメニュー表示の操作を説明するための
ヘルプ2表示を表示するための表示制御データを格納し
ている。更に、表示情報メモリ27には、表示データに
応じた音声を再生するための音声データも予め格納され
ている。
【0040】選局回路15には、キー入力受付回路8か
らのキー入力情報が入力され、このキー入力情報はキー
入力インターフェース24を介してCPU21に供給さ
れる。
【0041】CPU21はプログラムROM22に格納
されているプログラムに従い、入力されたキー入力情報
がどのような制御内容のものであるかを認識する。CP
U21は、キー入力情報が選局等の制御内容であると識
別した場合には、このキー入力情報に基づいて選局を指
示する指示信号を発生して、映像受信インターフェース
25を介して映像受信回路4に出力する。また、前記キ
ー入力情報がオンスクリーン表示するための制御内容と
識別した場合には、CPU21は表示メモリ29からオ
ンスクリーン表示するための表示制御データ及び音声デ
ータを読み出し、この表示制御データをオンスクリーン
表示制御装置インターフェース26を介してオンスクリ
ーン表示制御装置7に出力するとともに、前記音声デー
タを音声データ再生回路インターフェース28を介して
音声データ再生回路13に出力する。更に、CPU21
は入力されたキー入力情報が電源投入指示またはメニュ
ー表示指示を示す情報であるものと判断した場合には、
操作履歴記憶回路13(図1参照)内に記憶されている
各操作履歴情報(各操作におけるキー操作回数を示すデ
ータ等)を読み出し、この操作履歴情報に1を加算して
操作履歴記憶回路インターフェース27を介して操作履
歴記憶回路16に出力して書き込むよう制御する。図3
は図1に示す操作履歴記憶回路の具体的な構成を示すブ
ロック図である。
【0042】図3において、操作履歴記憶回路16は電
源操作回数記憶回路30と、メニュー画面表示起動回数
記憶回路31と、メニュー画面表示実行回数記憶回路3
2と、ヘルプ2表示読み出し回数記憶回路33とを有し
ており、各々の記憶回路は選局回路15の操作履歴記憶
回路インターフェース27に接続されている。
【0043】電源操作回数記憶回路30には、図1に示
すテレビジョン受像機20の主電源がオンの状態である
とき、視聴者による本体キー操作部9または遠隔制御装
置10のキー9a、10aを用いた副電源投入(キーに
よる電源投入)のキー操作の回数をデータα(以下、
α)とする操作履歴情報が記憶されている。この操作履
歴情報のαは、副電源投入後に選局回路15のCPU2
1によって読み出されるとともに1が加算されて、再び
電源操作回数記憶回路30に書き込まれるようになって
いる。
【0044】メニュー画面表示起動回数記憶回路31に
は、主電源がオンの状態であるとき、視聴者による本体
キー操作部9または遠隔制御装置10のキー9a、10
aを用いたメニュー画面表示を起動するためのキー操作
の回数をデータβ(以下、β)とする操作履歴情報が記
憶されている。この操作履歴情報βは、副電源投入後メ
ニュー画面表示を起動するための操作が行われた際に、
CPU21により読み出されるとともに、1が加算され
て再びメニュー画面表示起動回数記憶回路31に書き込
まれるようになっている。なお、メニュー画面は例えば
テレビジョン受像機20の表示調整を行う場合の操作パ
ネルとして用いられる。また、例えば、メニュー画面は
双方向システムにおける各種サービスに応答するための
操作パネルとしても用いられる。メニュー画面表示の用
途は特に限定されるものではない。
【0045】メニュー画面表示実行回数記憶回路32に
は、主電源がオンの状態であるとき、メニュー表示によ
る操作パネルに対して、視聴者が本体キー操作部9また
は遠隔制御装置10のキー9a、10aを用いて行った
操作の回数(以下、実行回数という)をデータγ(以
下、γ)とする操作履歴情報が記憶されている。この操
作履歴情報γは、副電源投入後メニュー表示による操作
パネルに対する操作が行われる毎に、CPU21により
読み出されるとともに、1が加算されて再びメニュー画
面表示実行回数記憶回路32に書き込まれるようになっ
ている。
【0046】ヘルプ2表示読み出し回数記憶回路33に
は、主電源がオンの状態であるとき、視聴者による本体
キー操作部9または遠隔制御装置10のヘルプキー9
b、10bを用いたヘルプ2表示を起動するためのキー
操作の回数をデータΩ(以下、Ω)とする操作履歴情報
が記憶されている。この操作履歴情報Ωは、副電源投入
後ヘルプ2表示を表示させるための操作が行われた際
に、CPU21により読み出されるとともに、1が加算
され再びヘルプ2表示読み出し回数記憶回路33に書き
込まれるようになっている。
【0047】このように、操作履歴記憶回路16は選局
回路15のCPU21により、視聴者のキー操作に応じ
た操作回数を操作履歴情報(α、β、γ、Ω)として格
納することができるようになっている。なお、操作履歴
情報としてのα、γ、β、Ωは、主電源オン時にはパッ
クアップされており、副電源がオフされた状態において
も、保持されるようになっている。
【0048】例えば、選局回路15のCPU21は、図
1に示すテレビジョン受像機20の主電源がオンであ
り、視聴者がキー入力によって副電源をオンしたとき、
操作履歴記憶回路16から格納されている操作履歴情報
αを読み出す。そしてCPU21はこの操作履歴情報α
に基づきその視聴者の操作制御に対する熟練度を判定す
る。更に同様に、視聴者のキー操作によって、メニュー
表示の起動、メニュー表示内における処理操作の実行ま
たはヘルプ2表示の起動が行われた場合においても、C
PU21は操作履歴情報(β、γ、Ω)を読み出し、こ
の操作履歴情報(β、γ、Ω)に基づいて視聴者の各操
作制御に対する熟練度を判定する。そして、CPU21
は判定結果に基づいて、副電源投入後にヘルプ1表示を
表示するか否か、またはメニュー表示に対するヘルプ2
表示を表示するか否かを判断し、この判断に応じた表示
処理を行うように選局回路15内の表示メモリ29から
オンスクリーン表示制御装置及び音声データ再生回路1
3への指示信号、表示制御データ及び音声データ表示制
御データの供給を制御する。
【0049】オンスクリーン表示制御装置7は、表示メ
モリと、キャラクタ・グラフィックメモリ(以下、CG
メモリ)と、表示制御部とを有している。オンスクリー
ン表示制御装置7は、選局回路5からの表示データを指
定された表示位置に対応させて表示メモリに書込む。表
示制御部は表示メモリのデータをCGメモリに格納され
たビットマップデータに変換しながら、映像受信回路4
からの水平有効表示期間信号及び垂直表示有効期間信号
に基づく走査範囲で、画面走査に同期させて読出すこと
により、表示制御データを赤(R)、緑(G)、青
(B)の各色信号に変換して色信号切換回路11に供給
するようになっている。
【0050】なお、音声データ再生回路13は、選局回
路15からの音声データを復調してスピーカ14を介し
て音声として出力する。
【0051】次に、このように構成されたヘルプ情報提
示装置の動作を図4及び図5を参照しながら説明する。
図4及び図5は選局回路のCPUにおける制御動作を示
すフローチャートである。なお、図5に示すフローチャ
ートは図4に示すフローチャートからの継続処理状態を
示している。
【0052】いま、ある視聴者が図1に示すテレビジョ
ン受像機20を初めて使用するものとする。視聴者は先
ずテレビジョン受像機20の主電源キー9c(図6参
照)を押下して主電源を投入する。この主電源の投入に
よってCPU21は制御動作を開始し、先ずステップS
40で主電源キー9cによって主電源が投入されたこと
を判定すると、処理をステップS41に進める。このス
テップS41では、選局回路15のCPU21は、操作
履歴記憶回路16内に記憶されている操作履歴情報
(α、β、γ、Ω)の初期化を行うとともに、初期化し
た操作履歴情報を操作履歴記憶回路16内の対応する各
記憶回路に書き込む。
【0053】次に、視聴者がこのテレビジョン受像機2
0によって視聴を行うために、本体キー操作部9または
遠隔制御装置10のキー9a、10aを押下して副電源
を投入し、更にキー9a、10aを押下して機器制御を
行うものとする。CPU21はステップS43におい
て、副電源キーが操作されたか否かを判断し、ステップ
S44において副電源が投入された状態であるか否かを
判断する。なお、例えば、副電源キーが操作される前
に、間違って電源キー以外のキーが操作された場合に
は、処理をステップS43及びステップS49を介して
ステップS42に戻して再度キー入力待ちを行う。
【0054】視聴者によって副電源キーが操作される
と、CPU21はステップS43からステップS44に
進み、電源がオン状態であるか否かを判断する。電源オ
ン時に電源キーが操作された場合には、電源はオフとな
り、CPU21はステップS44で電源がオフ状態であ
ることを検出して処理をステップS42のキー入力検出
に戻す。電源オフ時に電源キーが操作された場合には、
電源はオンとなり、CPU21はステップS44から処
理をステップS45に移行する。
【0055】ステップS45では、操作履歴記憶回路1
6から副電源の操作回数を示す操作履歴情報のαを読み
出し、この読み出したαに1を加算する。この場合に
は、αは前記ステップS41で初期化されているので、
α=α+1=1となる。操作履歴情報αは、副電源の操
作回数、即ち、主電源投入後にテレビジョン受像機20
を用いて何回視聴を行ったかを示している。
【0056】CPU21には、図示しない記憶回路に予
め視聴者の副電源操作に対する熟練度を認識するための
基準となる設定値A(Aは正数)が任意に設定されてい
る。CPU21は、ステップS46において、この設定
値AとステップS45においてインクリメントされた操
作履歴情報αとの比較を行う。ここでαが設定値Aより
も小さい場合には、ステップS48に進み、αが設定値
A以上の数値である場合にはステップS47に進む。な
お、前記設定値Aは例えば任意に設定することができる
が、この場合、より説明を簡略化するために設定値Aを
5として設定することにする。
【0057】この視聴者のテレビジョン受像機20の副
電源キーの操作は1回目であることから、ステップS4
6において、操作履歴情報α=1<設定値A=5と判定
される。したがって、CPU21は視聴者の操作制御に
対する熟練度が基準となるレベルに達していないものと
判断してステップ48により、図6(b)に示すよう
に、本体キー操作部9または遠隔制御装置10の操作方
法を説明するヘルプ1表示12gを画面上12aの所定
位置に表示させる。
【0058】その後、ステップS42に処理を戻し、ス
テップS42において、視聴者による本体キー操作部9
または遠隔制御装置10によるキー操作を検出する。視
聴者のキー操作が副電源投入するためのキー操作である
か否かを検出する。副電源キーが操作された場合には、
上述したように、ステップS44からステップS42に
処理を戻す。
【0059】ここで、視聴者がメニュー表示を起動させ
るキーを操作するものとする。この場合には、ステップ
S42,S43,S49を介して処理はステップS61
に移行する。この段階でステップS61により図8に示
すメニュー表示12bが表示されているか否かを判定
し、表示されている場合には、このメニュー表示の表示
を中止させるようにオンスクリーン表示制御装置7に対
する表示制御データの出力を停止し、ステップS42に
処理を戻す。また、メニュー表示が表示されていなけれ
ば、先ずステップS63により操作履歴記憶回路16内
のメニュー画面表示起動回数記憶回路31の操作履歴情
報β(以下、β)を読み出し、この読み出したβに1を
加算する。このときのβは前記ステップS41で初期化
されていることから、β=β+1=1となる。この操作
履歴情報のβは、主電源投入後のメニュー表示の起動回
数を示している。
【0060】CPU21には、図示しない記憶回路に予
め視聴者のメニュー表示起動操作に対する熟練度を認識
するための基準となる設定値B(Bは正数)が任意に設
定されている。CPU21はステップS64において、
この設定値Bと前記ステップS63にて設定された操作
履歴情報のβとメニュー表示に対する実行回数としての
操作履歴情報γとの比較を行う。つまり、ステップS6
4における処理では、前記操作履歴情報βは視聴者のメ
ニュー表示するための操作起動回数を示していることか
ら、CPU21はこのβがメニュー操作実行回数を示す
γより大きく且つ前記基準となる設定値Bより小さい場
合には、この視聴者にとってヘルプ2表示とメニュー表
示との表示を必要とみなす。よってこの場合には、ステ
ップS66において、図8に示すメニュー表示12bと
ヘルプ2表示12cとを画面上12aの所定位置に表示
させる。また、前記操作履歴情報βが、γより小さく且
つ基準値B以上である場合には、すなわちこの視聴者に
とって、ヘルプ2表示は表示する必要がないとみなし
て、ステップS65によりメニュー表示12bのみを画
面上表示させる。その後、CPU21はステップS42
の処理に戻す。
【0061】ここで、視聴者がヘルプ2表示を起動させ
るキーを操作するものとする。この場合には、ステップ
S42,S43,S49を介して処理はステップS50
に移行する。この段階でステップS50により図8に示
すメニュー表示12bが画面12a上に表示されている
か否かを判定する。表示されている場合には、更にステ
ップS51により図8に示すヘルプ2表示12cが表示
されているか否かを判定し、表示されている場合には、
ステップS52によりこのヘルプ2表示12cの表示を
中止させるようにオンスクリーン表示制御装置7に対す
る表示制御データの出力を停止してステップS42に処
理を戻す。また、ヘルプ2表示が表示されていなけれ
ば、先ずステップS53により操作履歴記憶回路16内
のヘルプ2表示読み出し回数記憶回路33の操作履歴情
報Ω(以下、Ω)を読み出し、この読み出したΩに1を
加算する。このときのΩは前記ステップS41で初期化
されていることから、Ω=Ω+1=1となる。この操作
履歴情報のΩは、ヘルプ2表示を読み出すためのヘルプ
キー9b、10bの操作回数を示すものである。その
後、CPU21はステップS54により画面上12aに
ヘルプ2表示を表示させ、ステップS55に進む。
【0062】CPU21には、図示しない記憶回路に予
め視聴者のヘルプ2表示の起動操作に対する熟練度を認
識するための基準となる設定値C(Cは正数)が任意に
設定されているため、ステップS55により、この設定
値Cと前記ステップS53にて設定された操作履歴情報
のΩとの比較を行う。つまり、このステップS55によ
る処理では、ヘルプ2表示の読み出し回数を示すΩが基
準なる設定値Cよりも小さい場合には、この視聴者を操
作制御の熟知していないものと判断して、ステップS4
2に処理を戻す。また、このΩが設定値C以上の数値で
ある場合には、この視聴者が操作制御の熟知したものと
判断して、ステップS56により、メニュー画面表示の
実行回数を示す操作履歴情報γ(以下、γ)を初期化し
てステップS42に処理を戻す。すなわち、操作履歴情
報のγを初期化することにより、前記したステップS6
4による判定処理において、この視聴者が操作制御の熟
知したものとみなすようにするためである。
【0063】また、前記ステップS50でメニュー表示
が表示されていない場合には、ステップS57により図
6(b)に示すヘルプ1表示12gが画面12a上に表
示されているか否かを判定し、表示されていない場合に
はステップS59によりヘルプ1表示を表示させる。次
いでステップS60により、操作履歴記憶回路16内の
電源操作回数記憶回路30のαを初期化してステップS
42に処理を戻す。つまり、この段階では視聴者がヘル
プ1表示を必要としていることから、CPU21はこの
視聴者を操作制御が熟知していないものとみなし、ステ
ップS60によるαの初期化をすることによって、再度
副電源投入後にヘルプ1表示をさせるように制御するも
のである。
【0064】一方、ステップS57でヘルプ1表示12
gが画面12a上表示されている場合には、ステップS
58によりこのヘルプ1表示12gの表示を中止させる
ようにオンスクリーン表示制御装置7に対する表示情報
メモリ29からの表示制御データの出力を停止してステ
ップS42に処理を戻す。
【0065】ここで、この視聴者の操作がメニュー表示
の制御内容を実行させるための操作キー9a、10aの
操作であるものとする。この場合には、ステップS4
2、ステップS43、ステップ49から図5に示すステ
ップS67に移行する。CPU21は、ステップS67
により図8に示すメニュー表示12bが画面12a上に
表示されているか否かを判定する。表示されている場合
には、ステップS68により前記メニュー表示からキー
操作によって選択された制御内容を実行するように映像
受信回路4またはオンスクリーン表示制御装置7に対
し、指示信号または表示制御データを出力する。その
後、ステップS69で、操作履歴記憶回路16内の操作
履歴情報γに1を加算して書き込み、そしてステップS
42に処理を戻す。また、メニュー表示が表示されてい
ない場合には、ステップS70において、メニュー表示
内の制御内容を操作するもの以外の制御とみなし、選局
等の処理を行うようにその他の処理を行い、ステップS
42に処理を戻す。
【0066】ここで、この視聴者のキー操作がヘルプ2
表示の起動、メニュー表示の起動、及びメニュー表示の
制御内容を実行させるためのキー操作の何れでもないも
のとする。すなわちこの場合は、選局または音量調節等
の通常の処理を行う場合であるか、または主電源をオフ
にする場合である。この場合には、ステップS42、ス
テップS43、ステップS49を介してステップS71
に移行する。ステップS71においては、視聴者により
図6(b)に示す主電源キー9cが再度押下されたか否
かを判定し、押下されていない場合には、ステップS7
2によりキー入力情報に基づく選局または音量調節等の
通常の処理を行う。また、主電源キー9cか押下された
場合には、CPU21による制御動作を終了する。
【0067】このようにして、CPU21は視聴者によ
るテレビジョン受像機20の使用回数が1回目の場合
に、操作履歴記憶回路16内の各操作履歴情報(α、
β、γ、Ω)を書き換えて記憶する。このため、視聴者
によるテレビジョン受像機20の使用回数が2回目、3
回目…5回目と増えると、操作履歴情報のαも増加す
る。
【0068】例えば、図1に示すテレビジョン受像機2
0の主電源がオン状態が維持された状態でこの視聴者に
よるテレビジョン受像機20の使用回数が6回目である
ものとする。この場合この視聴者の操作履歴情報αは、
ステップS45により1が加算され、6となる。このた
め、ステップS46による判定において、設定値Aを5
としていることから、操作履歴情報α=6 ≧ 設定値
A=5 となる関係を有することになる。よって、この
場合にCPU21はこの視聴者による操作制御に対する
熟練度が高レベルであると認識するとともに、図6
(b)に示すヘルプ1表示12gを表示させる必要がな
いと判断して、ステップS47によりヘルプ1表示12
gを表示させないように、表示メモリ29からの表示制
御データをオンスクリーン表示制御装置7に出力しない
ように制御する。したがって、画面上にはヘルプ1表示
は表示されない。また言い替えれば、視聴者のテレビジ
ョン受像機20に対する使用回数が5回と満たない操作
履歴の場合には、CPU21は視聴者の操作制御に対す
る熟練度が低レベルと認識するとともに、ヘルプ1表示
12gを表示させる必要があると判断して、ステップS
48において図6(b)に示すようにヘルプ1表示12
gを画面12aの所定位置に表示するように制御するこ
とができる。
【0069】また、同様に視聴者によるテレビジョン受
像機20の使用回数が6回目でありしかも視聴者によっ
てメニュー表示を起動するためにキー操作が行われた場
合であるとする。なお、設定値Bを5と設定したものと
する。この場合に画面上12a上にメニュー表示がされ
ていないとき、この視聴者の操作履歴情報βは、ステッ
プS63により1が加算され、6となる。このため、ス
テップS64による判定において、設定値Bを5として
いることから、操作履歴情報β=6 ≧ 設定値B=5
となる関係を有することになる。よって、この場合に
CPU21はこの視聴者による操作制御に対する熟練度
が高レベルであると認識するとともに、図8に示すヘル
プ2表示12cを表示させる必要がないと判断して、ス
テップS65によりメニュー表示12bのみを表示させ
るように、表示メモリ29からの表示制御データをオン
スクリーン表示制御装置7に出力する。したがって、画
面上にはメニュー表示はされるがヘルプ2表示は表示さ
れない。また言い替えれば、視聴者のテレビジョン受像
機20に対する使用回数が5回と満たない操作履歴の場
合には、CPU21は視聴者の操作制御に対する熟練度
が低レベルと認識するとともに、メニュー表示12bと
ヘルプ1表示12gとを表示させる必要があると判断し
て、ステップS66において図8に示すようにメニュー
表示12bとヘルプ1表示12gとを同時に画面12a
の所定位置に表示するように制御することができる。
【0070】このため、この視聴者のテレビジョン受像
機20の使用回数が6回目のとき、CPU21は視聴者
の操作制御に対する熟練度が高レベルであると判断する
ことによって、メニュー表示は図6(a)に示すよう
に、表示されない。また、ヘルプ2表示においても、同
図に示すように表示されない。
【0071】したがって、本実施例によれば、視聴者の
キー入力操作に基づく各々の制御内容の操作回数を示す
操作履歴情報を操作履歴記憶回路16内の各記憶回路に
記憶し、この記憶された操作履歴情報に基づき、選局回
路5のCPU21によってオンスクリーン表示制御装置
7に対する表示制御データの供給を制御することによ
り、視聴者のキーによる操作制御に対する熟練度に応じ
たヘルプ表示及びメニュー表示を起動させることができ
る。よって、視聴者の操作に対する慣れ不慣れに拘ら
ず、最適なヘルプ情報を画面上に提示することができ、
円滑なメニュー表示による制御内容の操作を行うことが
できることは明かである。
【0072】なお、本実施例では、操作履歴記憶回路内
に操作履歴の記憶手段として、電源操作回数、メニュー
画面表示起動回数、メニュー画面表示実行回数及びヘル
プ2表示読み出し回数のそれぞれ操作履歴情報を記憶す
る記憶回路を設け、これらの記憶回路からの操作履歴情
報に基づいてCPUによりヘルプ表示の選択及び起動判
断を行うように説明したが、より正確な視聴者の操作熟
練度に応じたヘルプ表示の選択及び起動を行うために、
視聴者による全てのキー操作を予め記憶するようにして
も良い。
【0073】また、本実施例では、メニュー表示による
操作制御がCPUにより慣れている視聴者と判断した場
合に、ヘルプ表示1及びヘルプ2表示が非起動となるよ
うに説明したが、この場合に、CPUにより本体キー操
作部または遠隔制御装置のヘルプキーによる押下が検出
されたときに、ヘルプ1表示及びヘルプ2表示の起動を
行うとともに、更に、メニュー表示からの操作制御の際
に視聴者が不慣れな状態と判断するようにして操作履歴
情報を再設定するようにしても良い。
【0074】また、本実施例では、CPUによるヘルプ
1表示及びヘルプ2表示の起動の際に、このヘルプ1表
示及びヘルプ2表示の操作案内等の音声においても、操
作履歴情報に基づき表示メモリから音声データを読み出
し、音声データ再生回路を用いてスピーカを介して音声
として出力するようにCPUによって制御するようにし
ても良い。
【0075】更に、本実施例では、視聴者におけるメニ
ュー表示の操作手順あるいは操作方法を示すヘルプ表示
の提示について説明したが、例えばメニュー表示画面を
双方向システムにおける各種サービスに応答するための
操作パネルとして用いた場合においても、同様に効果を
得ることができることは明かである。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、前記
入力装置による制御操作を操作内容毎に操作履歴情報と
して記憶する記憶手段と、前記操作履歴情報に基づいて
ヘルプ情報を提示するか否かを制御する制御手段と、を
有していることから、メニュー表示のための操作及びヘ
ルプ表示のための操作履歴に基づいてヘルプ情報の提示
を制御することにより、視聴者による操作制御の熟練度
に応じた最適なメニュー情報の提示を行うことができ
る。よって熟練度の低い視聴者にとって、容易に操作を
行うことができるとともに、熟練度の高い視聴者にとっ
ても、操作性を向上させ且つ映像情報の減少を防止する
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るオンスクリーン表示装置の
一実施例を示すブロック図。
【図2】図2は図1に示す選局回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図3】図3は図1に示す操作履歴記憶回路の構成を示
すブロック図。
【図4】図4は図1に示す選局回路の制御動作を示すフ
ローチャート。
【図5】図5は図1に示す選局回路の制御動作を示すフ
ローチャート。
【図6】図6は図4及び図5による制御動作した場合の
画面表示例を示す図。
【図7】図7は従来におけるオンスクリーン表示装置の
一例を示すブロック図。
【図8】図8は図7に示すオンスクリーン表示装置の画
面表示例を示す図。
【符号の説明】
4…映像受信回路、6…色信号再生回路、7…オンスク
リーン表示制御装置、8…キー入力受付回路、9…本体
キー操作部、10…遠隔制御装置、11…色信号切換回
路、13…音声データ再生回路、15…選局回路、16
…操作履歴記憶回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 利幸 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像を表示画面上に表示する表示
    手段と、 前記表示画面上の画像の表示を制御するための入力装置
    と、 この入力装置による制御操作を操作内容毎に操作履歴情
    報として記憶する記憶手段と、 前記操作履歴情報に基づいてヘルプ情報を提示するか否
    かを制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするヘルプ情報提示装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘルプ情報の提示をオンスクリーン
    表示によって行うことを特徴とする請求項1に記載のヘ
    ルプ情報提示装置。
  3. 【請求項3】 前記操作履歴情報は、電源の投入回数の
    情報であり、前記制御手段は、前記電源投入回数が所定
    回数を越えるまで電源投入時に前記ヘルプ情報の提示を
    行うことを特徴とする請求項1に記載のヘルプ情報提示
    装置。
  4. 【請求項4】 所定の画像を表示画面上に表示する表示
    手段と、 前記表示画面上に所定のメニュー画像を表示するメニュ
    ー表示手段と、 前記表示画面上に前記メニュー画像の操作案内のための
    ヘルプ画像を表示するヘルプ表示手段と、 前記表示画面上の画像の表示を制御するための入力装置
    と、 この入力装置による制御操作を操作内容毎に操作履歴情
    報として記憶する記憶手段と、 前記操作履歴情報に基づいて、前記ヘルプ画像を表示さ
    せるか否かを制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするヘルプ情報提示装置。
  5. 【請求項5】 前記メニュー画像は、前記表示手段の表
    示制御を行うための操作パネルとして用いられることを
    特徴とする請求項4に記載のヘルプ情報提示装置。
  6. 【請求項6】 前記操作履歴情報は、前記メニュー画像
    を表示させるための操作回数の情報であり、前記制御手
    段は、前記メニュー画像を表示させるための操作回数が
    所定値を越えるまで前記メニュー画像の表示時に前記ヘ
    ルプ画像を表示することを特徴とする請求項4に記載の
    ヘルプ情報提示装置。
  7. 【請求項7】 前記操作履歴情報は、前記メニュー画像
    を表示させるための操作回数の情報及び前記メニュー画
    像に対する操作の回数の情報であり、前記制御手段は、
    前記メニュー画像を表示させるための操作回数が所定値
    を越えると共に前記メニュー画像に対する操作の回数が
    前記メニュー画像を表示させるための操作回数よりも大
    きい場合に前記メニュー画像が表示されているときでも
    前記ヘルプ画像を表示させないことを特徴とする請求項
    4に記載のヘルプ情報提示装置。
  8. 【請求項8】 前記操作履歴情報は、前記ヘルプ画像を
    表示させるための操作が行われたことを示す情報であ
    り、前記制御手段は、前記ヘルプ画像を表示させるため
    の操作が行われた場合には、前記記憶手段に格納されて
    いる他の操作履歴情報を初期化して前記ヘルプ画像を表
    示させることを特徴とする請求項4に記載のヘルプ情報
    提示装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘルプ情報の提示を、音声出力によ
    って行うことを特徴とする請求項1に記載のヘルプ情報
    提示装置。
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