JPH07283578A - 電波吸収体 - Google Patents

電波吸収体

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JPH07283578A
JPH07283578A JP6093883A JP9388394A JPH07283578A JP H07283578 A JPH07283578 A JP H07283578A JP 6093883 A JP6093883 A JP 6093883A JP 9388394 A JP9388394 A JP 9388394A JP H07283578 A JPH07283578 A JP H07283578A
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    • H05K9/0073Shielding materials
    • H05K9/0081Electromagnetic shielding materials, e.g. EMI, RFI shielding
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏波依存性を有しておらずかつ設計及び製作
が容易であり斜め入射波に対しても有効に反射抑制が可
能な薄型の電波吸収体を提供する。 【構成】 誘電体層10と、この誘電体層10の一方の
面上に積層した電波反射体層11と、この誘電体層10
の他方の面上に積層した抵抗膜層12とを備えた電波吸
収体である。抵抗膜層12は、この抵抗膜層の層平面内
における第1の方向の表面抵抗と、第1の方向と交差す
る層平面内の第2の方向の表面抵抗とが互いに異なるよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜め入射波に対しても
有効に反射抑制が可能な薄型の電波吸収体に関し、特
に、1/4波長抵抗膜吸収体型の電波吸収体を発展させ
た薄型の電波吸収体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電波の利用が進むにつれて電波障
害や電波による誤動作等の問題が発生しており、その対
策として薄型の電波吸収体を用いることが有効となって
いる。
【0003】薄型の電波吸収体として最も一般的なもの
は、図25の断面図に示すごとく、電波反射体251の
前面にフェライト粉末又はカーボン粉末とゴムとの混合
体層250を積層した構造のものである。
【0004】また、1/4波長抵抗膜吸収体型の薄型電
波吸収体として、図26(図27のA−A線断面図)及
び図27(斜視図)に示すごとく、厚さ約λg /4(λ
g は誘電体内での電波の波長)の誘電体層260の背面
に電波反射体261を設け、この誘電体層260の前面
に、縦系及び横系の間隔が等しい格子状に配列された導
電繊維262aから主として構成されており全方向に対
して約377Ω/□の表面抵抗を有する抵抗膜262を
設けた電波吸収体が知られている(特公平2−5879
6号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】構造物等の対象物から
の不要反射波は、対象物に垂直に入射する電波によって
生ずるもの以外にこの対象物に斜めに入射する電波によ
って生ずるものもある。従って、このような斜入射の電
波に対しても優れた吸収特性を有する電波反射体が必要
とされる。しかしながら、上述したいずれの電波吸収体
も垂直入射用として設計されているため、斜め入射の電
波に対しては電波吸収性能が低下してしまい、充分な反
射抑制効果を得ることは難しかった。
【0006】また、図28に示すように、電波吸収体2
80の表面に対して電波が垂直に入射する場合には、入
射電波の電界Ei 及び磁界Hi が必ずこの電波吸収体2
80の表面に平行となるが、斜入射の電波ではこのよう
な状況は生じない。即ち、斜入射の電波においては、図
29に示すように、入射電波の電界Ei が入射面(電波
吸収体の表面に垂直でありかつ入射電波及び反射電波の
進行方向を含む面)281に垂直な場合(TE波)と、
図30に示すように入射電波の磁界Hi が入射面281
に垂直な場合(TM波)とが存在することとなる。この
ような種々の直線偏波や円偏波が電波として用いられて
いるので、TE波及びTM波両偏波に対して有効で偏波
依存性を持たずどのような偏波に対しても反射抑制効果
のある電波吸収体が望まれることとなる。
【0007】図25に示した従来の電波吸収体におい
て、混合体層250の厚さ、誘電率及び透磁率を調整す
ることにより、斜入射用の電波吸収体を設計すること
は、現状においてはかなり困難ではあるがカットアンド
トライを繰り返すことによって可能ではある。しかしな
がら、偏波依存性を持たせずに任意の入射角及び任意の
周波数で動作する薄型の電波吸収体を設計し実現させる
ことは著しく困難である。
【0008】図26及び図27に示した従来の1/4波
長型電波吸収体においては、抵抗膜262の表面抵抗を
377Ω/□から変化させること及び誘電体層260の
厚さを調整することにより、斜入射用の電波吸収体を設
計することができる。しかしながら、この場合にも、1
つの偏波のみに有効なものであり、これとは異なる偏波
及び円偏波等に対しては充分な反射抑制効果を期待する
ことができなかった。
【0009】従って本発明は、偏波依存性を有しておら
ずかつ設計及び製作が容易であり斜め入射波に対しても
有効に反射抑制が可能な薄型の電波吸収体を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、誘電
体層と、この誘電体層の一方の面上に積層した電波反射
体層と、この誘電体層の他方の面上に積層した抵抗膜層
とを備えた電波吸収体に関している。本発明によれば、
特に、抵抗膜層が、この抵抗膜層の層平面内における第
1の方向の表面抵抗と、第1の方向と交差する層平面内
の第2の方向の表面抵抗とが互いに異なるように構成さ
れている。
【0011】上述の第1の方向と第2の方向との交差す
る角がほぼ直角であることが好ましい。
【0012】上述の第1の方向の表面抵抗と第2の方向
の表面抵抗との積が、自由空間の特性インピーダンスの
2乗にほぼ等しいことが好ましい。
【0013】この場合、θを吸収すべき入射電波の入射
角度とすると、第1の方向の表面抵抗がほぼ120π/
cosθ(Ω/□)であり、第2の方向の表面抵抗がほ
ぼ120π・cosθ(Ω/□)であり得る。
【0014】電波が入射角度θで金属等の電波反射体に
入射した場合、その電波反射体の前面に定在波がたつ。
電波の入射側から電波反射体を見たときの入力インピー
ダンスは、電波反射体の法線方向に沿って周期的に零と
無限大とを繰り返すが、反射体表面から距離d0 離れた
位置では、図2の(A)に示すように、偏波に依存せず
に無限大となる。ここでd0 は、λを入射電波の波長と
すると次式で与えられる。 d0 =λ/{4√(1−sin2 θ)}
【0015】この距離d0 の位置に表面抵抗がRs の抵
抗膜を配置すると、この抵抗膜を見込んだその位置の入
力インピーダンスZinは、図2の(B)に示すように、
抵抗膜の表面抵抗Rs と無限大インピーダンスとを並列
接続したものと等価となるので、Zin=Rs となる。従
って、この場合の反射係数Sは、各偏波に応じて次式で
表される。ただし、Z0 は自由空間の特性インピーダン
ス(Z0 =120πΩ)を表す。 TE波の場合 S=(Rs −Z0 /cosθ)/(Rs
+Z0 /cosθ) TM波の場合 S=(Rs −Z0 ・cosθ)/(Rs
+Z0 ・cosθ)
【0016】そこで、TE波に対しては抵抗膜の表面抵
抗Rs を Rs =Z0 /cosθ TM波に対しては抵抗膜の表面抵抗Rs を Rs =Z0 ・cosθ とすることにより、反射係数Sを零とすることができ
る。
【0017】図29及び図30に示したように、TE波
とTM波とは、入射する電波の電界の方向が互いに直交
し、そのため、抵抗膜面上に発生する電流の方向もTE
波とTM波とでは互いに直交している。従って、抵抗膜
の表面抵抗に方向性を持たせてTE波用とTM波用に表
面抵抗を調整することによって、即ち、抵抗膜層の層平
面内における第1の方向の表面抵抗と第1の方向と交差
する層平面内の第2の方向の表面抵抗とが互いに異なる
ようにすることによって、偏波依存性のない良好な電波
吸収特性を得ることができる。
【0018】さらに本発明の電波吸収体は、対象とする
電波の波長及び入射角、並びに誘電体の誘電率が決定す
れば、誘電体の厚さ及び抵抗膜の各方向の表面抵抗が一
義的に定まるので設計及び製造が非常に容易となる。
【0019】TE波用である第1の方向の表面抵抗Rs
=Z0 /cosθとTM波用である第2の方向の表面抵
抗Rs =Z0 ・cosθとの積Rs ・Rs は、上式よ
り、 Rs ・Rs =(Z0 /cosθ)(Z0 ・cosθ)=
0 2 即ち、自由空間の特性インピーダンスの2乗に等しくな
る。
【0020】抵抗膜面上に発生する電流がTE波とTM
波とでは互いに直交しているので、第1の方向と第2の
方向との交差角は直角であることが最も好ましいが、反
射係数を零以外のある一定値以下に抑えたいだけであれ
ば、直角からある程度ずれた角度であってもよい。ま
た、抵抗膜の各方向の表面抵抗も、反射係数を零以外の
ある一定値以下に抑えたいだけであれば、上述の値から
多少ずれていてもよい。例えば、斜入射角θ=60°
で、反射係数S=0.1以下とするには、TE波に対す
る表面抵抗Rs をRs =617〜922Ω、TM波に対
する表面抵抗Rs をRs =154〜230Ωの間に調整
することで可能となる。
【0021】抵抗膜層と電波反射体層との間が、比誘電
率εr の誘電体層で構成されている場合、この誘電体層
の厚さdは、 d=λ/{4√(εr −sin2 θ)} に設定することにより、上述の場合と同様の電波吸収特
性を得ることができる。
【0022】本発明の電波吸収体は、抵抗膜層が、絶縁
性繊維と所定の線抵抗を有する導電性繊維又は金属線と
を織り込んでなる織布であるか、又は絶縁性膜上に所定
の表面抵抗を有する導電性膜を所定パターンで配置した
膜からなることが好ましい。
【0023】本発明の電波吸収体は、抵抗膜層の誘電体
層とは反対側の面上に積層された保護膜層をさらに備え
ることも好ましい。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の一実施例における電波吸収
体の構成を概略的に示す斜視図、図3は図1のB−B線
断面図、図4は図1の実施例における抵抗膜層の構成を
概略的に示す平面図である。
【0026】これらの図において、10は所定厚の誘電
体層、11は誘電体層10の裏面上に積層した電波反射
体層、12は誘電体層10の前面上に積層した抵抗膜層
をそれぞれ示している。
【0027】誘電体層10は、(1)ポリエチレン、ポ
リスチレン、ポリウレタン又はシリコン等の発泡材、
(2)塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネート又はテ
フロン等の有機樹脂、(3)木材、(4)ガラス、
(5)セラミック、(6)ゴム、(7)紙、及び(8)
空気等のうちのいずれかの誘電体材料を平板状に形成し
たものである。この誘電体層10の厚さdは、θを吸収
すべき入射電波の入射角度、λを入射電波の波長、εr
をこの誘電体層10の比誘電率とすると、 d=λ/{4√(εr −sin2 θ)} に設定される。
【0028】電波反射体層11は、(1)アルミニウ
ム、鉄、銅又はステンレススチール等の金属板、銅、ア
ルミニウム又は鉄等の金属箔、(3)格子状の金属線、
(4)炭素繊維布、(5)金属めっき布、及び(6)ス
テンレススチール等の金属繊維布等のうちのいずれかの
材料から形成されている。
【0029】抵抗膜層12は、本実施例では、絶縁性繊
維と所定の線抵抗を有する抵抗線(導電性繊維又は金属
線)13及び14とを織り込んでなる織布からなってお
り、抵抗線は図1及び図4に示すように格子状に織り込
まれる。この場合、縦方向に織り込まれる抵抗線13と
横方向に織り込まれる抵抗線14との材質や径等の種類
及び単位長さ当りの本数(間隔)を適切に選ぶことによ
り、抵抗膜層12の縦方向の表面抵抗Rsl及び横方向の
表面抵抗Rstが Rsl=Z0 /cosθ Rst=Z0 ・cosθ となるように設定する。ただし、θは吸収すべき入射電
波の入射角度、Z0 は自由空間の特性インピーダンス
(Z0 =120πΩ)である。このような電波吸収体を
適切な方向に設置することにより、前述したように、T
E波及びTM波の反射係数Sを共に零とすることが可能
となる。
【0030】抵抗膜12面上に発生する電流がTE波と
TM波とでは互いに直交するので、縦方向に織り込まれ
る抵抗線13と横方向に織り込まれる抵抗線14とがな
す角度は直角であることが最も好ましいが、反射係数を
零以外のある一定値以下に抑えたいだけであれば、直角
からある程度ずれた角度であってもよい。また、抵抗膜
12の各方向の表面抵抗も、反射係数を零以外のある一
定値以下に抑えたいだけであれば、上述の値から多少ず
れていてもよい。例えば、斜入射角θ=60°で、反射
係数S=0.1以下とするには、TE波に対する表面抵
抗Rs をRs =617〜922Ω、TM波に対する表面
抵抗Rs をRs =154〜230Ωの間に調整すること
で可能となる。
【0031】抵抗線13及び14は、導電性繊維又は金
属線で構成される。導電性繊維としては、例えばアクリ
ル等の合成繊維の表面に例えば硫化銅(CuS)若しく
はその他の導電性層を染色技術により付着形成したも
の、カーボン繊維又は炭化珪素繊維等で形成される。
【0032】抵抗膜層の変更態様として、図5に示すご
とき構成もある。即ち、同図(A)に示すように縦方向
に抵抗線53を平行に織り込んだ織布(又は縦方向に抵
抗線53を平行に付着させた膜)55と、同図(B)に
示すように横方向に抵抗線54を平行に織り込んだ織布
(又は縦方向に抵抗線54を平行に付着させた膜)56
とを、同図(C)に示すように重ね合わせて抵抗膜層5
2を構成してもよい。縦方向の抵抗線53と横方向の抵
抗線54とのなす角度について及び各方向の表面抵抗に
ついては、図1の実施例の場合と同様であるので説明を
省略する。
【0033】図6は本発明の他の実施例における電波吸
収体の構成を概略的に示す断面図である。
【0034】同図において、60は所定厚の誘電体層、
61は誘電体層60の裏面上に積層した電波反射体層、
62は誘電体層60の前面上に積層した抵抗膜層、63
は抵抗膜層62の表面上に積層した保護膜層をそれぞれ
示している。誘電体層60、電波反射体層61及び抵抗
膜層62の構成及び作用は図1の実施例の場合と全く同
様である。
【0035】保護膜層63は、抵抗膜層62の耐久性向
上のために被着されるものであり、(1)ポリウレタ
ン、フッ素系又はシリコン系等の有機樹脂の膜又は塗
料、(2)ガラス、(3)セラミック、及び(4)ゴム
等のうちのいずれかの耐久性に優れた材料から形成され
ている。
【0036】図7は本発明のさらに他の実施例における
抵抗膜層の構成を概略的に示す平面図である。
【0037】本実施例における抵抗膜層72は、絶縁性
膜上に所定の表面抵抗を有する導電性膜又は導電性塗料
を所定パターンで形成した膜からなっており、そのパタ
ーンは図7に示すように導電性パターン部分が格子状と
なるように形成される。この場合、縦方向の導電性スト
リップ73と横方向の導電性ストリップ74との幅及び
間隔を適切に選ぶことにより、抵抗膜層72の縦方向の
表面抵抗Rsl及び横方向の表面抵抗Rstが Rsl=Z0 /cosθ Rst=Z0 ・cosθ となるように設定する。ただし、θは吸収すべき入射電
波の入射角度、Z0 は自由空間の特性インピーダンス
(Z0 =120πΩ)である。図7の例では、縦方向の
導電性ストリップ73の幅が0.6mmかつ間隔が3.
4mmであり、横方向の導電性ストリップ74の幅が
1.2mmかつ間隔が2.8mmである。このような電
波吸収体を適切な方向に設置することにより、前述した
ように、TE波及びTM波の反射係数Sを共に零とする
ことが可能となる。本実施例のごとく、パターンにより
各方向の表面抵抗を設定すると、抵抗値の調整が非常に
容易となる。
【0038】抵抗膜72面上に発生する電流がTE波と
TM波とでは互いに直交するので、縦方向の導電性スト
リップ73と横方向の導電性ストリップ74とがなす角
度は直角であることが最も好ましいが、反射係数を零以
外のある一定値以下に抑えたいだけであれば、直角から
ある程度ずれた角度であってもよい。また、抵抗膜72
の各方向の表面抵抗も、反射係数を零以外のある一定値
以下に抑えたいだけであれば、上述の値から多少ずれて
いてもよい。例えば、斜入射角θ=60°で、反射係数
S=0.1以下とするには、TE波に対する表面抵抗R
s をRs =617〜922Ω、TM波に対する表面抵抗
s をRs =154〜230Ωの間に調整することで可
能となる。
【0039】導電性パターン部分は、(1)酸化インジ
ウムスズ(ITO)、酸化スズ若しくは酸化亜鉛等の金
属酸化物、又は(2)窒化チタン等の金属窒化物による
薄膜を蒸着又は塗布等により絶縁性膜上に積層し、エッ
チング処理により所定パターンに形成するか、又は、例
えばカーボンを樹脂に加えてなる導電性塗料を絶縁性膜
上に所定パターンで印刷して形成される。
【0040】導電性パターンは、図7に示す格子状に限
られることなく、抵抗膜層の縦方向の表面抵抗と横方向
の表面抵抗を前述のごとく設定できるのであれば、種々
の形状のものが適用可能である。例えば図8に示すよう
に、楕円状の抜きパターン83で形成された導電性パタ
ーン84を有する抵抗膜層82であってもよい。
【0041】抵抗膜層の変更態様として、さらに、図9
に示すごとき構成もある。即ち、同図(B)に示すよう
に縦方向に互いに平行に伸長する導電性ストリップ93
をパターニングした膜95と、同図(A)に示すように
横方向に互いに平行に伸長する導電性ストリップ94を
パターニングした膜96とを、同図(C)に示すように
重ね合わせて抵抗膜層92を構成してもよい。導電性パ
ターンの材質及び形成方法について、縦方向の導電性ス
トリップ93と横方向の導電性ストリップ94とのなす
角度について、及び各方向の表面抵抗については、図7
の実施例の場合と全く同様であるので説明を省略する。
【0042】抵抗膜層のさらに他の変更態様として、図
10に示すごとき構成もある。即ち、同図(B)に示す
ように縦方向に抵抗線103を平行に織り込んだ織布
(又は縦方向に抵抗線103を平行に付着させた膜)1
05と、同図(A)に示すように横方向に互いに平行に
伸長する導電性ストリップ104をパターニングした膜
106とを、同図(C)に示すように重ね合わせて抵抗
膜層102を構成してもよい。上述の縦横の構成が逆で
あってもよいこと、及び抵抗線と他の導電性パターンの
ものとを組み合わせてもよいことはもちろんである。抵
抗線及び導電性パターンの材質及び形成方法について、
縦方向の抵抗線103と横方向の導電性ストリップ10
4とのなす角度について、及び各方向の表面抵抗につい
ては、図1及び図7の実施例の場合と同様であるので説
明を省略する。
【0043】以下、電波吸収体の実際の構成例及びその
電波吸収特性について説明する。
【0044】構成例1 抵抗膜層 :線抵抗42KΩ/mの導電性繊維とポリ
エステル繊維とを導電性繊維が格子状となるように織り
込んだ織布、織布の厚さは約200μm、導電性繊維の
径は約100μm、導電性繊維の織り込み間隔は縦方向
の導電性繊維で18mm、横方向の導電性繊維で4.5
mm、これにより抵抗膜層の表面抵抗を縦方向で754
Ω/□、横方向で189Ω/□に調整、 誘電体層 :厚さ48.1mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図1のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度60°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図11に示されてい
る。同図より、周波数3GHzにおいて、TE波及びT
M波共に良好な吸収特性が得られていることが分かる。
【0045】構成例2 抵抗膜層 :線抵抗42KΩ/mの導電性繊維とポリ
エステル繊維とを導電性繊維が格子状となるように織り
込んだ織布、織布の厚さは約200μm、導電性繊維の
径は約100μm、導電性繊維の織り込み間隔は縦方向
の導電性繊維で12.8mm、横方向の導電性繊維で
6.4mm、これにより抵抗膜層の表面抵抗を縦方向で
533Ω/□、横方向で267Ω/□に調整 誘電体層 :厚さ34.7mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図1のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図12に示されてい
る。同図より、周波数3GHzにおいて、TE波及びT
M波共に良好な吸収特性が得られていることが分かる。
【0046】抵抗膜層の縦方向及び横方向の表面抵抗
は、上述の構成例の抵抗値に正確に一致させなければ効
果が全く得られないものではなく、この値からある程度
ずれた値であっても充分な電波吸収効果を得ることがで
きる。以下この点について、測定結果を用いて説明す
る。ただし、以下の例では、導電性繊維の織り込み間隔
を変えること以外は構成例2の場合と全く同じ構成とし
ている。
【0047】[表面抵抗値の変更例1]線抵抗42KΩ
/mの導電性繊維の織り込み間隔を縦方向の導電性繊維
で10.5mm、横方向で5.5mmとし、抵抗膜層の
表面抵抗を縦方向で441Ω/□、横方向の導電性繊維
で231Ω/□とした場合に、図13に示すように、周
波数3GHzにおいて、20dBの反射減衰量が得られ
た。
【0048】[表面抵抗値の変更例2]線抵抗42KΩ
/mの導電性繊維の織り込み間隔を縦方向の導電性繊維
で15mm、横方向の導電性繊維で7.5mmとし、抵
抗膜層の表面抵抗を縦方向で630Ω/□、横方向で3
15Ω/□とした場合に、図14に示すように、周波数
3GHzにおいて、20dBの反射減衰量が得られた。
【0049】[表面抵抗値の変更例3]線抵抗42KΩ
/mの導電性繊維の織り込み間隔を縦方向の導電性繊維
で9mm、横方向の導電性繊維で4.5mmとし、抵抗
膜層の表面抵抗を縦方向で378Ω/□、横方向で18
9Ω/□とした場合に、図15に示すように、周波数3
GHzにおいて、15dBの反射減衰量が得られた。
【0050】[表面抵抗値の変更例4]線抵抗42KΩ
/mの導電性繊維の織り込み間隔を縦方向の導電性繊維
で18mm、横方向の導電性繊維で9mmとし、抵抗膜
層の表面抵抗を縦方向で756Ω/□、横方向で378
Ω/□とした場合に、図16に示すように、周波数3G
Hzにおいて、15dBの反射減衰量が得られた。
【0051】構成例3 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに積層された表面抵抗が80Ω/□の酸化
インジウムスズ(ITO)膜を格子状の導電パターンに
エッチング処理した膜、ITO膜の導電パターンは縦方
向のストリップと横方向のストリップとでその幅及び間
隔が図7のごとくなるように設定される。これにより抵
抗膜層の表面抵抗を縦方向で533Ω/□、横方向で2
67Ω/□に調整、 誘電体層 :厚さ34.7mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図7のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図17に示されてい
る。同図より、周波数3GHzにおいて、TE波及びT
M波共に良好な吸収特性が得られていることが分かる。
【0052】構成例4 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに積層された表面抵抗が80Ω/□のIT
O膜を格子状の導電パターンにエッチング処理した膜、
ITO膜の導電パターンは縦方向のストリップと横方向
のストリップとでその幅及び間隔が図7のごとくなるよ
うに設定される。これにより抵抗膜層の表面抵抗を縦方
向で533Ω/□、横方向で267Ω/□に調整、 誘電体層 :厚さ10.8mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図7のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図18に示されてい
る。同図より、周波数9.4GHzにおいて、TE波及
びTM波共に良好な吸収特性が得られていることが分か
る。
【0053】構成例5 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに積層された表面抵抗が80Ω/□のIT
O膜を格子状の導電パターンにエッチング処理した膜、
ITO膜の導電パターンは縦方向のストリップと横方向
のストリップとでその幅及び間隔が図7のごとくなるよ
うに設定される。これにより抵抗膜層の表面抵抗を縦方
向で533Ω/□、横方向で267Ω/□に調整、 誘電体層 :厚さ34.7mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 保護膜層 :厚さ50μmのフッ素樹脂フィルム を用いて、図6のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図19に示されてい
る。同図より、周波数3GHzにおいて、TE波及びT
M波共に良好な吸収特性が得られていることが分かる。
【0054】構成例6 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムに積層された表面抵抗が80Ω/□のIT
O膜を格子状の導電パターンにエッチング処理した膜、
ITO膜の導電パターンは縦方向のストリップと横方向
のストリップとでその幅及び間隔が図7のごとくなるよ
うに設定される。これにより抵抗膜層の表面抵抗を縦方
向で533Ω/□、横方向で267Ω/□に調整、 誘電体層 :厚さ5.3mmのポリカーボネートシー
ト、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図7のごとき構造の電波吸収体を形成した。
この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波によ
り電波吸収特性を測定した結果が図20に示されてい
る。同図より、周波数9.4GHzにおいて、TE波及
びTM波共に良好な吸収特性が得られていることが分か
る。
【0055】比較のための従来例1 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの全面に積層された表面抵抗が380Ω/
□のITO膜、 誘電体層 :厚さ7.8mmの発泡ポリエチレンシー
ト、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図26のごとき構造の電波吸収体を形成し
た。この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波
により電波吸収特性を測定した結果が図21に、垂直入
射の電波による電波吸収特性が図22に示されている。
垂直入射の場合は、周波数9.4GHzにおいて良好な
吸収特性が得られているが、斜入射の場合はTE波及び
TM波共に吸収特性が低下してしまうので、満足できる
特性が得られない。
【0056】比較のための従来例2 抵抗膜層 :厚さ75μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの全面に積層された表面抵抗が267Ω/
□のITO膜、 誘電体層 :厚さ10.8mmの発泡ポリエチレンシ
ート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図26のごとき構造の電波吸収体を形成し
た。この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波
により電波吸収特性を測定した結果が図23に示されて
いる。周波数9.4GHzにおいてTM波は良好な吸収
特性が得られているが、TE波においては満足できる吸
収特性が得られない。
【0057】比較のための従来例3 混合体層 :クロロプレンゴムに平均粒子径が3μm
のフェライト粉末を体積比で30%混合した厚さ2.5
mmの複合材料シート、 電波反射体層:厚さ30μmのアルミ箔、 を用いて、図25のごとき構造の電波吸収体を形成し
た。この電波吸収体について、斜入射角度45°の電波
により電波吸収特性を測定した結果が図24に示されて
いる。周波数9.4GHzにおいてTM波は良好な吸収
特性が得られているが、TE波においては満足できる吸
収特性が得られない。
【0058】このように本発明の電波吸収体は、電波の
偏波に関係なく斜め入射の電波吸収特性が非常に優れて
いる。従って、垂直偏波だけでなく円偏波においても斜
め入射の不要反射波を効果的に抑制でき、しかも設計及
び製作が容易であるから低コストで製造が可能である。
【0059】以上述べた実施例は全て本発明を例示的に
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、抵抗膜層が、この抵抗膜層の層平面内における第1
の方向の表面抵抗と、第1の方向と交差する層平面内の
第2の方向の表面抵抗とが互いに異なるように構成され
ているので、偏波依存性のない非常に優れた電波吸収特
性を有している。従って、垂直偏波だけでなく円偏波に
ついても斜め入射の不要反射波を非常に効果的に抑制す
ることができる。また、設計及び製作が容易であるから
低コストで製造が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電波吸収体の構成を
概略的に示す斜視図である。
【図2】本発明における電波吸収原理を説明する図であ
る。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1の実施例における抵抗膜層の構成を概略的
に示す平面図である。
【図5】抵抗膜層の変更態様の構成を概略的に示す斜視
図である。
【図6】本発明の他の実施例における電波吸収体の構成
を概略的に示す断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例における抵抗膜層の
構成を概略的に示す平面図である。
【図8】導電性パターンの変更態様の構成を概略的に示
す斜視図である。
【図9】抵抗膜層の他の変更態様の構成を概略的に示す
斜視図である。
【図10】抵抗膜層のさらに他の変更態様の構成を概略
的に示す斜視図である。
【図11】構成例1の電波吸収特性を表す図である。
【図12】構成例2の電波吸収特性を表す図である。
【図13】表面抵抗値の変更例1の電波吸収特性を表す
図である。
【図14】表面抵抗値の変更例2の電波吸収特性を表す
図である。
【図15】表面抵抗値の変更例3の電波吸収特性を表す
図である。
【図16】表面抵抗値の変更例4の電波吸収特性を表す
図である。
【図17】構成例3の電波吸収特性を表す図である。
【図18】構成例4の電波吸収特性を表す図である。
【図19】構成例5の電波吸収特性を表す図である。
【図20】構成例6の電波吸収特性を表す図である。
【図21】比較のための従来例1の斜入射の電波吸収特
性を表す図である。
【図22】比較のための従来例1の垂直入射の電波吸収
特性を表す図である。
【図23】比較のための従来例2の電波吸収特性を表す
図である。
【図24】比較のための従来例3の電波吸収特性を表す
図である。
【図25】従来の薄型電波吸収体の一例を示す断面図で
ある。
【図26】図27のA−A線断面図である。
【図27】従来の薄型電波吸収体の他の例を示す斜視図
である。
【図28】垂直入射する電波の電界Ei 及び磁界Hi
方向を説明する図である。
【図29】斜入射するTE波の電界Ei 及び磁界Hi
方向を説明する図である。
【図30】斜入射するTM波の電界Ei 及び磁界Hi
方向を説明する図である。
【符号の説明】
10、60 誘電体層 11、61 電波反射体層 12、52、62、72、82、92、102 抵抗膜
層 13、14、53、54、103 抵抗線 63 保護膜層 73、74、93、94、104 導電性ストリップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と、該誘電体層の一方の面上に
    積層した電波反射体層と、該誘電体層の他方の面上に積
    層した抵抗膜層とを備えた電波吸収体であって、前記抵
    抗膜層は、該抵抗膜層の層平面内における第1の方向の
    表面抵抗と、該第1の方向と交差する前記層平面内の第
    2の方向の表面抵抗とが互いに異なるように構成されて
    いることを特徴とする電波吸収体。
  2. 【請求項2】 前記第1の方向と前記第2の方向との交
    差する角がほぼ直角であることを特徴とする請求項1に
    記載の電波吸収体。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向の表面抵抗と前記第2の
    方向の表面抵抗との積が、自由空間の特性インピーダン
    スの2乗にほぼ等しいことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電波吸収体。
  4. 【請求項4】 前記抵抗膜層が、絶縁性繊維と所定の線
    抵抗を有する導電性繊維又は金属線とを織り込んでなる
    織布であることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    1項に記載の電波吸収体。
  5. 【請求項5】 前記抵抗膜層が、絶縁性膜上に所定の表
    面抵抗を有する導電性膜を所定パターンで配置した膜か
    らなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    に記載の電波吸収体。
  6. 【請求項6】 前記抵抗膜層の前記誘電体層とは反対側
    の面上に積層された保護膜層をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電波吸収
    体。
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