JP3319147B2 - 電波吸収体 - Google Patents
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Description
有効に反射抑制が可能な薄型の電波吸収体に関し、特
に、1/4波長抵抗膜吸収体型の電波吸収体を発展させ
た薄型の電波吸収体に関する。
害や電波による誤動作等の問題が発生しており、その対
策として薄型の電波吸収体を用いることが有効となって
いる。
は、図17の断面図に示すごとく、電波反射体171の
前面にフェライト粉末又はカーボン粉末とゴムとの混合
体層170を積層した構造のものである。
波吸収体として、図18に示すごとく、厚さ約λg /4
(λg は誘電体内での電波の波長)の誘電体層180の
背面に電波反射体181を設け、この誘電体層180の
前面に、全方向に対して約377Ω/□の表面抵抗を有
する抵抗膜182を設けた電波吸収体が知られている
(特公平2−58796号)。
の不要反射波は、対象物に垂直に入射する電波によって
生ずるもの以外にこの対象物に斜めに入射する電波によ
って生ずるものもある。従って、このような斜入射の電
波に対しても優れた吸収特性を有する電波反射体が必要
とされる。しかしながら、上述したいずれの電波吸収体
も垂直入射用として設計されているため、斜め入射の電
波に対しては電波吸収性能が低下してしまい、充分な反
射抑制効果を得ることは難しかった。
90の表面に対して電波が垂直に入射する場合には、入
射電波の電界Ei 及び磁界Hi が必ずこの電波吸収体1
90の表面に平行となるが、斜入射の電波ではこのよう
な状況は生じない。即ち、斜入射の電波においては、図
20に示すように、入射電波の電界Ei が入射面(電波
吸収体の表面に垂直でありかつ入射電波及び反射電波の
進行方向を含む面)191に垂直な場合(TE波)と、
BR>図21に示すように入射電波の磁界Hi が入射面1
91に垂直な場合(TM波)とが存在することとなる。
このような種々の直線偏波や円偏波が電波として用いら
れているので、TE波及びTM波両偏波に対して有効で
偏波依存性を持たずどのような偏波に対しても反射抑制
効果のある電波吸収体が望まれることとなる。
て、混合体層170の厚さ、誘電率及び透磁率を調整す
ることにより、斜入射用の電波吸収体を設計すること
は、現状においてはかなり困難ではあるがカットアンド
トライを繰り返すことによって可能ではある。しかしな
がら、偏波依存性を持たせずに任意の入射角及び任意の
周波数で動作する薄型の電波吸収体を設計し実現させる
ことは著しく困難である。
収体においては、抵抗膜182の表面抵抗を377Ω/
□から変化させること及び誘電体層180の厚さを調整
することにより、斜入射用の電波吸収体を設計すること
ができる。しかしながら、この場合にも、1つの偏波の
みに有効なものであり、これとは異なる偏波及び円偏波
等に対しては充分な反射抑制効果を期待することができ
なかった。
ずかつ設計及び製作が容易であり斜め入射波に対しても
有効に反射抑制が可能な薄型の電波吸収体を提供するも
のである。
θで金属等の電波反射体に入射した場合、その電波反射
体の前面に定在波がたつ。電波の入射側から電波反射体
を見たときの入力インピーダンスは、電波反射体の法線
方向に沿って周期的に零と無限大とを繰り返すが、反射
体表面から距離d0 離れた位置では、図2の(A)に示
すように、偏波に依存せずに無限大となる。ここでd0
は、λを入射電波の波長とすると次式で与えられる。 d0 =λ/{4√(1−sin2 θ)}
抗膜を配置すると、この抵抗膜を見込んだその位置の入
力インピーダンスZinは、図2の(B)に示すように、
抵抗膜の表面抵抗Rs と無限大インピーダンスとを並列
接続したものと等価となるので、Zin=Rs となる。従
って、この場合の反射係数S及び規格化入力インピーダ
ンスZinは、各偏波に応じて次式で表される。ただし、
Z0 は自由空間の特性インピーダンス(Z0 =120π
Ω)を表す。 TE波の場合 S=(Rs −Z0 /cosθ)/(Rs
+Z0 /cosθ) Zin=(Rs /Z0 )・cosθ TM波の場合 S=(Rs −Z0 ・cosθ)/(Rs
+Z0 ・cosθ) Zin=(Rs /Z0 )/cosθ
抗Rs を Rs =Z0 /cosθ TM波に対しては抵抗膜の表面抵抗Rs を Rs =Z0 ・cosθ とすることにより、反射係数Sを零とすることができ
る。
r の誘電体で構成されている場合、この誘電体の厚さd
は、 d=λ/{4√(εr −sin2 θ)} に設定する。
ある一定値以下に抑えたいだけであれば、上述の式で得
られる値から多少ずれていてもよい。例えば、斜入射角
θ=60°で、反射係数S=0.1以下とするには、T
E波に対する表面抵抗Rs をRs =617〜922Ω/
□、TM波に対する表面抵抗Rs をRs =154〜23
0Ω/□の間に調整することでこれが可能となる。
d0 に位置させ、その表面抵抗RsをRs =950Ω/
□とすることにより、斜入射角θ=66°のTE波用に
設計した電波吸収体のTE波特性及びTM波特性を図3
に、その表面抵抗Rs をRs=150Ω/□とすること
により、斜入射角θ=66°のTM波用に設計した電波
吸収体のTE波特性及びTM波特性を図4にそれぞれ示
す。これらの図からも明かのように、斜入射TE(T
M)波用に設計した電波吸収体は、斜入射TE(TM)
波に対しては優れた吸収特性を現すが、斜入射TM(T
E)波に対しては非常に貧弱な吸収特性しか持たない。
1の誘電体層と、この第1の誘電体層の一方の面上に積
層した電波反射体層と、第1の誘電体層の他方の面上に
積層した第1の抵抗膜層と、第1の抵抗膜層上に所定厚
の空気層を介して設けられた偏波特性調整用の第2の誘
電体層とを備えたものを提供している。
層の前面に配置し、空気層の厚さによってその位置を調
整することにより斜入射波に対する位相調整を行ってい
る。このような構成の電波吸収体においては、TE波に
対する特性インピーダンスとTM波に対する特性インピ
ーダンスとが下記のように互いに異なるので、斜入射波
に対する位相調整を行うことにより、TE波及びTM波
の両偏波に対して同時に有効な電波吸収特性(即ち円偏
波に対して有効な電波吸収特性)を有する電波吸収体を
得ることができる。ただし、下式において、εr は誘電
体層の誘電率(複素数)である。 TE波に対する特性インピーダンス Zch=1/√(εr −sin2 θ) TM波に対する特性インピーダンス Zch=√(εr −sin2 θ)/εr
反対側の面上に積層された第2の抵抗膜層をさらに備え
ていることが好ましい。この第2の抵抗膜層を設けるこ
とにより、特性インピーダンスの抵抗成分を調整しさら
に高能率化及び広帯域化を図ることができる。
体の一部の構成を概略的に示す斜視図、図5は図1のA
−A線断面図である。
なる第1の誘電体層、11はこの第1の誘電体層10の
(電波入射面に対して)裏面上に蒸着又はスパッタリン
グ等で積層したアルミニウム、ニッケル又は銅等の金属
薄膜からなる電波反射体層、12は第1の誘電体層10
の前面上にスパッタリングで積層した酸化スズからなる
表面抵抗が約140Ω/□の抵抗膜層(第1の抵抗膜
層)をそれぞれ示している。電波反射体層11は0.1
Ω/□以下の導電性を有するように構成されており、そ
の裏面にはガラス板からなる補強層13が設けられてい
る。
収すべき入射電波の入射角度、λを入射電波の波長、ε
r をこの誘電体層10の比誘電率とすると、 D1 =λ/{4√(εr −sin2 θ)} に設定される。本実施例においてこのガラス板の厚さD
1 は、D1 =9.8mmである。
てガラス板からなる第2の誘電体層15が設けられてい
る。第2の誘電体層15は、空気層14の厚さD2 を調
節して偏波特性を調整するため及び表面保護の外壁材と
して用いられており、その厚さD3 は本実施例ではD3
=2.4mmに設定されている。このように本実施例の
電波吸収体は、補強層13のガラス板、電波反射体層1
1及び抵抗膜層12を前後面に有する第1の誘電体層1
0のガラス板、及び空気層14を挟んでなる第2の誘電
体層15のガラス板からなる多層のガラス板を一体化し
てなる1枚物のマルチガラス構造で構成されている。
とにより、斜入射波に対する位相調整を行いTE波及び
TM波の両偏波に対して同時に有効な電波吸収特性を得
ることができる。図6及び図7は、本実施例において空
気層14の厚さD2 を0mm、5mm、10mm、13
mm、15mm、20mmと変化させた場合の、斜入射
角66.5°のTE波及びTM波に対する電波吸収特性
をそれぞれ示している。これらの図から明らかのよう
に、空気層14の厚さD2 が0mm、5mmの場合、T
M波に対してはある程度の反射減衰量が得られるが、T
E波に対しては反射減衰量が5dB以下と非常に低い。
しかしながら、D2 =13mmの場合は、同一周波数
(3GHz)にてTE波及びTM波の双方で約40dB
の反射減衰量が得られ、TE波及びTM波の両偏波に対
して同時に非常に優れた電波吸収特性を得られることが
分かる。
す従来の1/4波長抵抗膜吸収体型電波吸収体のTE波
及びTM波に対する特性インピーダンスと、同図(C)
にその構成を示す本実施例の電波吸収体において、空気
層14の厚さD2 を変化させた場合のTE波及びTM波
に対する特性インピーダンスとをそれぞれ表すスミスチ
ャートである。同図からも明らかのように、本実施例の
電波吸収体では、空気層14の厚さD2 を変化させた場
合にもTM波に対する特性インピーダンスは抵抗成分に
沿ってわずかに変化するのみであるが、TE波に対する
特性インピーダンスは厚さD2 の変化によって大きく変
化し、D2 =13mm付近で抵抗成分となる。なお、従
来の1/4波長抵抗膜吸収体型電波吸収体のTE波及び
TM波に対する特性インピーダンスが、本実施例の電波
吸収体において空気層の厚さD2を0mmとした場合の
TE波及びTM波に対する特性インピーダンスにそれぞ
れほぼ等しくなっている。
の誘電体層15の厚さD3 を2.3mm、2.4mm、
2.5mm、2.6mm、2.7mm、2.8mmと変
化させた場合の、斜入射角66.5°のTE波及びTM
波に対する電波吸収特性を参考のためにそれぞれ示して
いる。ただし、この場合、第1の誘電体層10の厚さは
D1 =9.8mmであり、空気層14の厚さはD2 =1
3.1mmであり、抵抗膜層12の表面抵抗Rs は12
7.5Ω/□(TE)及び147.5Ω/□(TM)で
ある。
抗膜層12の表面抵抗Rs を125Ω/□、135Ω/
□、145Ω/□、155Ω/□、165Ω/□、17
5Ω/□と変化させた場合の、斜入射角66.5°のT
E波及びTM波に対する電波吸収特性を参考のためにそ
れぞれ示している。ただし、この場合、第1の誘電体層
10の厚さはD1 =9.8mmであり、空気層14の厚
さはD2 =14mmである。
例と同じ構造であって、第1の誘電体層10を構成する
ガラス板の厚さD1 をD1 =9.3mm、抵抗膜層12
の表面抵抗Rs を約170Ω/□、第2の誘電体層15
を構成するガラス板の厚さD3 をD3 =2.3mmと
し、空気層14の厚さD2 を0mm、5mm、10m
m、15mm、20mmと変化させた場合の、斜入射角
45°のTE波及びTM波に対する電波吸収特性をそれ
ぞれ示している。これらの図から明らかのように、空気
層14の厚さD2 が10mmの場合、同一周波数(3G
Hz)にてTE波及びTM波の双方で35dB以上の反
射減衰量が得られ、TE波及びTM波の両偏波に対して
同時に非常に優れた電波吸収特性を得られることが分か
る。
ラスの他に、(1)ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
ウレタン又はシリコン等の発泡材、(2)塩化ビニル、
アクリル、ポリカーボネート又はテフロン等の有機樹
脂、(3)木材、(4)セラミック、(5)ゴム、及び
(6)紙等のうちのいずれかの誘電体材料を平板状に形
成したものを用いてもよい。
薄膜の他に、(1)アルミニウム、鉄、銅又はステンレ
ススチール等の金属板、(2)銅、アルミニウム又は鉄
等の金属箔、(3)格子状の金属線、(4)炭素繊維
布、(5)金属めっき布、及び(6)ステンレススチー
ル等の金属繊維布等のうちのいずれかの材料を用いても
よい。
の他に、(1)酸化インジウムスズ(ITO)若しくは
酸化亜鉛等の金属酸化物、又は(2)窒化チタン等の金
属窒化物による薄膜を蒸着又は塗布等により形成する
か、又は、例えばカーボンを樹脂に加えてなる導電性塗
料を印刷して形成するようにしてもよい。
吸収体の一部の構成を概略的に示す斜視図、図16は図
15のB−B線断面図である。
らなる第1の誘電体層、151はこの第1の誘電体層1
50の(電波入射面に対して)裏面上に積層したアルミ
ニウム薄膜からなる電波反射体層、152は第1の誘電
体層150の前面上にスパッタリングで積層した酸化ス
ズからなる表面抵抗が約140Ω/□の第1の抵抗膜層
をそれぞれ示している。電波反射体層151は0.1Ω
/□以下の導電性を有するように構成されており、その
裏面にはガラス板からなる補強層153が設けられてい
る。
吸収すべき入射電波の入射角度、λを入射電波の波長、
εr をこの誘電体層150の比誘電率とすると、 D1 =λ/{4√(εr −sin2 θ)} に設定される。本実施例においてこのガラス板の厚さD
1 は、D1 =9.8mmである。
介してガラス板からなる第2の誘電体層155が設けら
れている。第2の誘電体層155は、空気層154の厚
さD2 を調節して偏波特性を調整するため及び表面保護
の外壁材として用いられており、その厚さD3 は本実施
例ではD3 =2.4mmに設定されている。この第2の
誘電体層155の裏面上には、特性インピーダンスの抵
抗成分を調整し、さらなる高性能化及び広帯域化を図る
ための、例えば酸化スズからなる第2の抵抗膜層156
がスパッタリング等で積層されている。このように本実
施例の電波吸収体は、補強層153のガラス板、電波反
射体層151及び第1の抵抗膜層152を前後面に有す
る第1の誘電体層150のガラス板、及び空気層154
を挟んでなりその後面に第2の抵抗膜層156を有する
第2の誘電体層155のガラス板からなる多層のガラス
板を一体化してなる1枚物のマルチガラス構造で構成さ
れている。
ことにより、斜入射波に対する位相調整を行いTE波及
びTM波の両偏波に対して同時に有効な電波吸収特性を
得ることができことは、図1及び図5の実施例の場合と
全く同様である。本実施例ではさらに、第2の抵抗膜層
156の抵抗値を調整することによりさらに高性能化及
び広帯域化を図ることができる。なお、この抵抗膜層1
56についても、上述した酸化スズの他に、(1)酸化
インジウムスズ(ITO)若しくは酸化亜鉛等の金属酸
化物、又は(2)窒化チタン等の金属窒化物による薄膜
を蒸着又は塗布等により形成するか、又は、例えばカー
ボンを樹脂に加えてなる導電性塗料を印刷して形成する
ようにしてもよい。
155の前面に設けてもよい。その場合、抵抗膜層15
6の前面にこの抵抗膜層の耐久性向上のため、(1)ポ
リウレタン、フッ素系又はシリコン系等の有機樹脂の膜
又は塗料、(2)ガラス、(3)セラミック、及び
(4)ゴム等のうちのいずれかの耐久性に優れた材料か
ら形成される保護膜を設けてもよい。
偏波に関係なく斜め入射の電波吸収特性が非常に優れて
いる。従って、垂直偏波だけでなく円偏波においても斜
め入射の不要反射波を効果的に抑制でき、しかも設計及
び製作が容易であるから低コストで製造が可能である。
示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は
他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができ
る。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等
範囲によってのみ規定されるものである。
ば、適当な表面抵抗を有する抵抗膜層を、裏面に電波反
射体層を設けた第1の誘電体層の表面に形成し、この抵
抗膜層と偏波特性調整用である第2の誘電体層との間に
所定厚の空気層を設けているので、斜めに入射してくる
電波に対して、TE波及びTM波の双方について非常に
優秀な電波吸収特性を得ることができる。従って、垂直
偏波だけでなく円偏波についても斜め入射の不要反射波
を非常に効果的に抑制することができる。また、設計及
び製作が容易であるから低コストで製造が可能である。
概略的に示す斜視図である。
る。
るための特性図である。
るための特性図である。
のTE波の電波吸収特性を表す図である。
のTM波の電波吸収特性を表す図である。
例において空気層厚を変化した場合の特性インピーダン
スを表すスミスチャートである。
した場合のTE波の電波吸収特性を表す図である。
化した場合のTM波の電波吸収特性を表す図である。
変化させた場合のTE波の電波吸収特性を表す図であ
る。
変化させた場合のTM波の電波吸収特性を表す図であ
る。
変化した場合のTE波の電波吸収特性を表す図である。
変化した場合のTM波の電波吸収特性を表す図である。
成を概略的に示す斜視図である。
ある。
である。
方向を説明する図である。
方向を説明する図である。
方向を説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の誘電体層と、該第1の誘電体層の
一方の面上に積層した電波反射体層と、該第1の誘電体
層の他方の面上に積層した第1の抵抗膜層と、該第1の
抵抗膜層上に所定厚の空気層を介して設けられた偏波特
性調整用の第2の誘電体層とを備えたことを特徴とする
電波吸収体。 - 【請求項2】 前記第2の誘電体層の前記空気層側又は
該空気層とは反対側の面上に積層された第2の抵抗膜層
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電波
吸収体。
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