JPH07283011A - 回転型電子部品 - Google Patents

回転型電子部品

Info

Publication number
JPH07283011A
JPH07283011A JP9557394A JP9557394A JPH07283011A JP H07283011 A JPH07283011 A JP H07283011A JP 9557394 A JP9557394 A JP 9557394A JP 9557394 A JP9557394 A JP 9557394A JP H07283011 A JPH07283011 A JP H07283011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating member
grease
peripheral surface
inner peripheral
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9557394A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogawa
敏生 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP9557394A priority Critical patent/JPH07283011A/ja
Publication of JPH07283011A publication Critical patent/JPH07283011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 グリスの介在する本体の嵌合部と操作部材の
内周面間の隙間の大きさを部分的に変更するようにした
り、操作部材の回動によりグリスを撹拌できるようにす
ることで、回転トルクの設定が容易で、操作部材の円滑
な回動を長期間維持できる高品質な回転型電子部品を提
供する。 【構成】 本体1の嵌合部3と操作部材22の内周面が
対向する位置において、本体1の嵌合部3に、操作部材
22の回転トルクの設定とグリスを保持するための段部
34を設けるとともに、段部34に、操作部材22の回
転トルクの設定とグリスを撹拌して均一に介在させるた
めの複数の凸部35を設けるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラのオート
フォーカス機構などに適用される回転型電子部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の回転型電子部品を、図6
の分解斜視図,図7の断面図に基づいて説明する。
【0003】絶縁材料からなる本体1は、階段状に一体
に構成された小径部2と嵌合部3および大径部4の径の
異なる内部中空の円筒体からなり、小径部2の中心部に
は開口5を、大径部4の中心部には開口6を有する。
【0004】小径部2の周壁の一部には切り欠き7が設
けられており、また、小径部2の開口5の周囲には、そ
の径方向に伸びるリング状の鍔部8が形成されている。
【0005】嵌合部3と小径部2は連結部9で連結さ
れ、その連結部9の外周には、上方に突出する環状凸部
10が一体に設けられ、小径部2と環状突部10との間
に環状空間11が形成されている。
【0006】大径部4はその周面の一部に通孔12を有
し、通孔12近傍の大径部4の内周面には、図示してい
ないがスライドスイッチが取り付けられており、通孔1
2からスライドスイッチの操作子13が突出している。
【0007】リング状のフィルム基板14には、集電体
15と第1の抵抗体16と第2の抵抗体17が同心円状
に形成されて、これらから延出するリード部18を設け
た引出し部19が一体に形成されている。
【0008】このフィルム基板14はリング状の接着テ
ープ20とリング状の支持板21を備え、これらの接着
テープ20と支持板21は、図7に示すように本体1の
環状空間11内に位置し、それぞれ連結部9上に重ね合
わされる。
【0009】更に、フィルム基板14も環状空間11内
で接着テープ20に重ね合わされて載置されるととも
に、その引出し部19は、図示していないが、小径部2
の切り欠き7の近傍に位置する連結部9に設けられた本
体1内に貫通する孔に挿入して、本体1内に導出され
る。
【0010】絶縁材料からなるリング状の操作部材22
には、その内周面の全周にわたって鍔体23がその中心
に開口24を有するように一体に形成されている。さら
に、鍔体23の下面には弾性のある金属性の第1の摺動
子25と第2の摺動子26が180゜位相をずらして接
着などにより取り付けられている。
【0011】この操作部材22は、図7に示すように本
体1の嵌合部3に嵌め合わされ、嵌め合わされた際に
は、鍔体23の下面が本体1の環状突部10と当接し、
かつ鍔体23に取り付けられた第1,第2の摺動子2
5,26が環状空間11内に位置し、それぞれ第1の摺
動子25が集電体15と第1の抵抗体16に接触し、第
2の摺動子26が集電体15と第2の抵抗体17に接触
している。
【0012】更に、操作部材22と嵌合部3とは、操作
部材22の内周面と嵌合部3の外周面が対向する位置に
若干の隙間を持って嵌め合わされており、この隙間には
グリス27が介在しており、また、実験的に操作部材2
2の回転トルクはこの隙間が大きくなる程小さくなり、
この隙間が小さくなる程大きくなることが得られている
ので、操作部材22を回動したとき、この隙間の大きさ
及びグリス27の粘度によって操作部材22に適当な回
転トルクを得るようになっている。
【0013】樹脂材料からなるリング状のシリンダ28
には、その中心部の開口29の周囲に環状の突出部30
が、また外周部にリング状部31が一体に設けられてい
る。さらに、突出部30には操作部材22の回動軸方向
に2つのガイド突部32および突出部30の周方向に環
状の突起33が形成されている。
【0014】このシリンダ28はガイド突部32が本体
1の小径部2の切り欠き7に対応し、かつ図7に示すよ
うに突出部30が、本体1の小径部2の切り欠き7に挿
入され、突起33を鍔部8に掛け止めして本体1に取り
付けられるとともに、その外周のリング状部31は、そ
の一部が操作部材22の開口24内の上方に位置してリ
ング状部31の外周によって操作部材22の回動方向の
ガイドを行い、またリング状部31の下端は操作部材2
2の鍔体23の上面に当接し、このリング状部31と本
体1の環状突部10とによって鍔体23を挟持し、操作
部材22の上下方向の動きを規制している。
【0015】次に、従来の回転型電子部品の組立方法を
説明すると、まず支持板21を環状空間11内の連結部
9上に載置し、次に支持板21上に接着テープ20を重
ね合わせて支持板21と接着テープ20を貼り合わせ
る。次に引出し部19は図示していないが、小径部2の
切り欠き7の近傍に位置する連結部9に設けられた本体
1内に貫通する孔に挿入して、引出し部19を本体1内
に導出した状態でフィルム基板14を接着テープ20上
に重ね合わせて、これらを貼り合わせる。
【0016】次に操作部材22の鍔体23の下面に摺動
子25,26を180゜位相をずらして取り付け、この
操作部材22の内周面あるいは本体1の嵌合部3の外周
面にほぼ均一な状態でグリス27を塗布した後、操作部
材22を本体1の嵌合部3に嵌め合わせる。
【0017】しかる後、シリンダ28の突出部30をそ
のガイド突部32が本体1の切り欠き7に対応するよう
に、本体1の開口5に挿入すると、突出部30上に形成
された環状の突起33が鍔部8とぶつかった状態とな
り、この状態で更にシリンダ28を押し込むとシリンダ
28の弾性によって突出部30および突起33が内方に
たわみ、そして突起33が鍔部8を通過したとき突出部
30および突起33は元の状態に復元し、突起33が鍔
部8に掛け止めされた、即ちスナップインによりシリン
ダ28が本体1に取り付けられる。
【0018】このようにして、回転型電子部品の組立は
完了するが、組立後においてはシリンダ28のリング状
部31は、その一部が操作部材22の開口24内に位置
し、また、リング状部31の下端は操作部材22の鍔体
23の上面を摺動子25,26の弾性に抗して押圧した
状態で当接し、摺動子25,26は各々集電体15,抵
抗体16あるいは17に接触した状態となっている。
【0019】このようにして組み立てられた回転型電子
部品は、固定側となる本体1に対して、操作部材22を
回動することによって、ビデオカメラ等のフォーカス
(焦点合わせ)を行うようになっている。即ち、操作部
材22を回動させるとこれに伴って摺動子25,26が
集電体15,抵抗体16あるいは17上を摺接して、摺
動子25,26によって抵抗値が変化し、この抵抗値の
変化によって電子的にフォーカスを行う。また、操作部
材22はリング状部31をガイドにして回動されるが、
グリス27の介在によってある回転トルクを持った状態
で、円滑な回動を計るようになっており、この回転トル
クの大きさは、操作部材22の内径寸法や嵌合部3の外
径寸法を変更することによりグリス27の介在する操作
部材22と嵌合部3との隙間の大きさを変更したり、グ
リス27の粘度を変更することによって選定されてい
た。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た回転型電子部品は、操作部材22の内周面と本体1の
嵌合部3は平坦な円筒状の周面であるため、操作部材2
2の回動にともなってグリス27の多くが操作部材22
と本体1の嵌合部3の隙間からはみ出し、隙間のグリス
27の介在量が少なくなって操作部材22の回転トルク
が著しく小さくなったり、グリス27の効果を著しく損
ねたり、また多くのグリス27がはみ出すと、このグリ
ス27が大径部4に流れ出して見栄えが悪いばかりか、
操作部材22を回転操作する操作者の手指に付着して不
快感を与えることがあった。
【0021】また、前記した回転型電子部品は、顧客が
適用するビデオカメラ等の大小に応じて操作部材22お
よび本体1、即ち嵌合部3の大きさ(径)が種々存在
し、またこの大小に応じて操作部材22の回転トルクの
大きさも種々変更する必要がある。更にまた、ビデオカ
メラ等の大小おいても、それぞれの顧客から要求される
回転トルクの大きさが異なることが多い。
【0022】通常、回転トルクの大きさは、操作部材2
2の内周面と嵌合部3の外周面間の隙間の大きさおよび
そこに介在するグリス27の粘度によって左右される
が、グリス27の粘度を変更して回転トルクを変える場
合、微妙な粘度の変更が難しく、かつ手間がかかるた
め、従来においてはグリス27の粘度を一定にして操作
部材22と嵌合部3との隙間の大きさを変えることによ
って所望の回転トルクを得るものであった。
【0023】即ち、顧客により嵌合部3の外径の大き
さ、あるいは操作部材22の内径の大きさを種々変更し
たものを作る必要があり、そのため前記した回転型電子
部品に係わる部品の共通性、標準化が図れずコスト高と
なるばかりか、所望の回転トルクを得るために、操作部
材22と嵌合部3の隙間を大きくしすぎると、この隙間
が操作部材22の回転のガタツキとなって操作者に不快
感を与えることがあった。
【0024】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、回転トルクの設定が容易で、操作部材
の円滑な回動を長期間維持できる高品質な回転型電子部
品を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明は、本体の嵌合部と操作部
材の内周面が対向する位置において、本体の嵌合部また
は操作部材の内周面のいずれか一方に段部を形成し、前
記段部にグリスを保持させる構成とした。
【0026】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、本発明は、前記段部に複数の凸部を形成する
構成とした。
【0027】
【作用】前記の第1の手段によれば、本体の嵌合部また
は操作部材の内周面のいずれか一方に形成した段部がグ
リス溜めおよび保持の役目を果たし、かつ前記段部の大
きさを変更することによって前記嵌合部と前記操作部材
の内周面間の隙間の大きさを部分的に変更することが可
能となるため、前記操作部材の回転トルクの設定に自由
度を持たせることができるとともに、前記嵌合部と前記
操作部材の内周面の隙間を部分的に極力小さくすること
により、この隙間からのグリスの流出を極力抑えること
ができ、かつ前記操作部材の回動時のガタツキを抑える
ことができる。また、前記本体の嵌合部の外径寸法およ
び前記操作部材の内径寸法の標準化を図ることができ
る。
【0028】また、前記第2の手段によれば、前記操作
部材の回動にともなって、前記嵌合部と前記操作部材の
内周面の隙間にグリスを均一に介在させることができる
ため、前記操作部材の円滑な回動が得られるとともに、
前記嵌合部と前記操作部材の内周面間の隙間の大きさを
部分的に変更することが可能となるため、前記操作部材
の回転トルクの設定を容易にすることができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づい
て説明するが、ここでは従来例と同一部分は同一番号を
付し、その詳細な説明は省略する。
【0030】図1〜図3は本発明の第1の実施例に係わ
る回転型電子部品を示し、この第1の実施例について説
明すると、本体1の環状突部10を含む嵌合部3には、
図3(A),(B)に示すように、その外周面の大径部
4側に所望の高さaの表面3aを残して小径となるよう
な段部34を形成するとともに、この段部34には段部
の深さbよりも若干小さい高さeと所望の幅dと所望の
長さcを有する角形あるいはカマボコ型の凸部35が、
本体1の軸心と平行で、ある間隔を置いて複数個設けら
れている。
【0031】そして、本体1の嵌合部3に操作部材22
が嵌め合わされた際には、図2に示すように操作部材2
2の内周面の一部が嵌合部3の表面3aと対向し、かつ
段部34と凸部35が操作部材22の内周面で覆われた
状態となっている。
【0032】また、操作部材22の内周面と嵌合部3と
の隙間、即ち操作部材22の内周面と表面3a、段部3
4、凸部35との隙間には、グリス27を介在させてお
り、操作部材22を回動すると、グリス27によって操
作部材22が回転トルクを持って回動できるようになっ
ており、嵌合部3の外径より小さい段部34は、グリス
27の溜めおよび保持の役目を行っているため、操作部
材22と嵌合部3との隙間からのグリス27の流出を極
力抑えることができる。
【0033】一般に、回転トルクの大きさはグリス27
の粘度を一定とした場合、グリス27が介在する隙間の
大きさ、即ち嵌合部3の外周面と操作部材22の内周面
との距離によって左右されることが実験的に得られてお
り、したがって本発明においては、表面3aの高さaの
寸法、段部34の深さbの寸法、凸部35の長さc,高
さe,幅dの寸法、凸部35の数を変更することによっ
て操作部材22と嵌合部3との隙間の隙間の大きさを簡
単、かつ微細に変更することができるため、回転トルク
の微細な変更も可能となる。
【0034】また、凸部35は操作部材22の回動にと
もなって、グリス27が隣接する凸部35間に流れ込
み、そこに溜っているグリス27を押し出すことによっ
て、グリス27を撹拌するので、嵌合部3と操作部材2
2の内周面の隙間にグリス27を均一に介在させること
ができ、操作部材22の円滑な回動が得られる。
【0035】また、上記実施例では凸部35を設けたも
ので説明したが、段部34のみを設けたものでもよく、
この場合表面3aの高さaの寸法、段部34の深さbの
寸法を変えることによって、操作部材22と嵌合部3と
の間の隙間の大きさを簡単に変えることができ、回転ト
ルクの微細な変更が可能となる。
【0036】図4,図5は本発明の第2の実施例を示
し、図4,図5に示した回転型電子部品について説明す
ると、操作部材22の内周面には本体1の嵌合部3と対
向する位置に、第1の実施例と同様に高さaおよび深さ
bの段部36を形成し、該段部36内の円周方向に対し
て間隔を置いて複数の凸部37を設けた構成となってい
る。
【0037】そして、本体1の径合部3に操作部材22
が嵌め合わされた際は、図4のように操作部材22内周
面、段部36、凸部37が嵌合部3の外周面と対向した
状態となり、嵌合部3と操作部材22の内周面、段部3
6、凸部37との隙間にはグリス27が介在し、操作部
材22が回転トルクを持って回動できるようになってい
る。この実施例においても操作部材22の段部36の大
きさ、即ち高さf、深さgを変えたり、あるいは凸部3
7の大きさ、即ち凸部37の長さc,高さe,幅dの寸
法あるいは凸部37の数を変えて、操作部材22と嵌合
部3との隙間の大きさ、即ち嵌合部3の外周面と操作部
材22の内周面との距離を部分的に変えることによって
第1の実施例と同様に隙間からのグリス27の流出を抑
え、かつ回転トルクの微細な変更も可能となるととも
に、凸部37は操作部材22の回動にともなって、グリ
ス27を撹拌するので、嵌合部3と操作部材22の内周
面の隙間にグリス27を均一に介在させることができ、
操作部材22の円滑な回動が得られる。
【0038】また、第2の実施例に示した段部36は、
第1の実施例の段部34に対応する操作部材22の内周
面の位置よりも下側に設けられており、これによりグリ
スの環状突部10側への流出を抑えることが可能とな
る。
【0039】また、第2の実施例においても、凸部37
を無くし段部36のみでもよく、この場合段部36の大
きさを変更することによって操作部材22と嵌合部3と
の隙間の容積を簡単に変え得て、回転トルクの微細な変
更が可能となる。
【0040】さらにまた、凸部35あるいは37の形状
は、図3(A)の角形の他に図3(B)に示すようなカ
マボコ型のものでもよく、この場合、操作部材22の回
動時にグリス27の凸部35あるいは37に対する抵抗
が若干緩和されるので、凸部35あるいは37の形状を
変えることによっても操作部材22の回転トルクを変更
することができる。
【0041】また、上記した第1,第2の実施例のよう
に、グリス27を保持するための段部34あるいは37
を設けることにより、本体1の嵌合部3の外径の大きさ
と操作部材22の内径の大きさを統一できるので、標準
化やコストの削減が図れ、グリス27の大半がこの段部
34あるいは36に収容できるため、操作部材22の内
周面と嵌合部3の外周面との隙間を部分的に極力小さく
でき、したがって操作部材22の回動時のガタツキを抑
え円滑な回転ができるとともに、グリス27の流出を小
さくできるものとなる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、本体の嵌
合部と操作部材の内周面が対向する位置において、本体
の嵌合部または操作部材の内周面のいずれか一方に形成
した段部がグリスの大半を保持し得るものなので、操作
部材の回転トルクの設定に必要なグリスを介在させるた
めの隙間を確保しつつ本体の嵌合部と操作部材の内周面
との隙間を部分的に極小化でき、よってグリスの流出を
極力抑えることができるとともに、操作部材の回動時の
ガタツキを抑えることができる。また、前記段部の大き
さを変更して、前記嵌合部と前記操作部材の内周面の距
離を部分的に変更することにより、前記操作部材の回転
トルクの変更が可能となるので、前記嵌合部の外径寸法
と前記操作部材の内径寸法の標準化が可能となる。更
に、この段部に複数の凸部を形成することによっても、
前記嵌合部と前記操作部材の内周面の距離を部分的に変
えることができ、前記操作部材の回転トルクの設定に自
由度を持たせることができるとともに、前記凸部は前記
操作部材の回動にともなってグリスを撹拌するので、前
記嵌合部と前記操作部材の内周面の隙間にグリスを均一
に介在させることができる。その結果、回転トルクの設
定が容易で、操作部材の円滑な回動を長期間維持できる
高品質な回転型電子部品を低コストで提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる回転型電子部品
の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係わる回転型電子部品
を示す断面拡大図で(A)は凸部の無い所で切断した
図、(B)は凸部の有る所で切断した図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係わる回転型電子部品
の本体の嵌合部の説明図で(A)は凸部が角形の図、
(B)は凸部がカマボコ型の図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係わる回転型電子部品
の要部拡大断面図で(A)は凸部の無い所で切断した
図、(B)は凸部の有る所で切断した図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係わる回転型電子部品
で操作部材の説明図である。
【図6】従来例に係わる回転型電子部品の分解斜視図で
ある。
【図7】従来例に係わる回転型電子部品の断面拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 3 嵌合部 22 操作部材 27 グリス 34 段部 35 凸部 36 段部 37 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の嵌合部と嵌合する内周面を備えた
    操作部材を有し、前記操作部材が前記本体の嵌合部によ
    って回動自在に支持され、前記本体の嵌合部と前記操作
    部材の内周面が対向する位置において、前記本体の嵌合
    部または前記操作部材の内周面のいずれか一方に段部を
    形成し、前記段部にグリスを保持させたことを特徴とす
    る回転型電子部品。
  2. 【請求項2】 前記段部に複数の凸部を形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の回転型電子部品。
JP9557394A 1994-04-08 1994-04-08 回転型電子部品 Pending JPH07283011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557394A JPH07283011A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 回転型電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557394A JPH07283011A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 回転型電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07283011A true JPH07283011A (ja) 1995-10-27

Family

ID=14141340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9557394A Pending JPH07283011A (ja) 1994-04-08 1994-04-08 回転型電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07283011A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152117A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 回転式電子部品
JP2013004879A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Alps Electric Co Ltd 回転型電気部品
JP2014044311A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Canon Inc 電子機器及び撮像装置
JP2021140016A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 日本電産コパル株式会社 調整リング装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009152117A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 回転式電子部品
JP2013004879A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Alps Electric Co Ltd 回転型電気部品
JP2014044311A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Canon Inc 電子機器及び撮像装置
JP2021140016A (ja) * 2020-03-04 2021-09-16 日本電産コパル株式会社 調整リング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09303032A (ja) チルトヒンジ
JPH0745407A (ja) 回転型電子部品
WO2010087229A1 (ja) 操作モード選択装置及びこれを用いた電子機器
JPH07283011A (ja) 回転型電子部品
JP2006337947A (ja) 光量調整装置及びプロジェクタ装置用光量調整装置
JP3925704B2 (ja) レンズ鏡胴
EP1845400A2 (en) Lens device
US5907733A (en) Exposing aperture device for a camera
JP6813752B2 (ja) 押圧スイッチ付き回転式電子部品
JP2506392Y2 (ja) 回転式電子部品
JP6285099B2 (ja) 回転式操作装置及びこれを具えた電子機器
JPH08329774A (ja) 回転式電子部品用操作つまみのロック機構
JPH08278434A (ja) レンズ鏡筒
JPS63214425A (ja) 回転溶着機
JP2003279823A (ja) チルト調芯機構
JP2000065111A (ja) 操作子の操作機構
JP2000195708A (ja) 回転操作型電気部品
JP2014048379A (ja) ダイヤル装置及びこれを具えた電子機器
JP3243682B2 (ja) 回転式電子部品
JP2515832Y2 (ja) 回転式電子部品
JPH11148266A (ja) 蝶 番
JP3052041B2 (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品
JP2574814Y2 (ja) 電気部品
JPH05240972A (ja) 操作ツマミ取付構造
JPH10221584A (ja) クリックストップ機構

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000912