JPH07282622A - 電極材料及びこれを用いたチップ状電子部品 - Google Patents

電極材料及びこれを用いたチップ状電子部品

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JPH07282622A
JPH07282622A JP6070941A JP7094194A JPH07282622A JP H07282622 A JPH07282622 A JP H07282622A JP 6070941 A JP6070941 A JP 6070941A JP 7094194 A JP7094194 A JP 7094194A JP H07282622 A JPH07282622 A JP H07282622A
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chip
thermoplastic resin
electrode
solder
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JP6070941A
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Etsuji Miyanaga
悦治 宮永
Atsushi Wakasugi
敦司 若杉
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップ状電子部品において、メッキ層を設け
る必要なく良好に半田付けできる電極層を提供する。 【構成】 半田の溶融温度以下の軟化点を有する熱可塑
性樹脂を導電性粉末、熱硬化性樹脂及び溶剤に混入させ
て得られる電極材料により電極層を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極材料及びこれを用
いた抵抗器、コンデンサ、発振子等のチップ状電子部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のチップ状電子部品は、その側面
に側面電極層が形成されており、プリント基板等に対し
て上記側面電極層を半田付けにより接続して用いられ
る。例えばチップ抵抗器は、図7に断面図を示すよう
に、絶縁基板21の上面に対向する一対の上面電極層2
2,22が形成され、上記絶縁基板21の下面に上記上
面電極層22,22と対向するように一対の下面電極層
23,23が形成され、上記上面電極層23,23に跨
るように抵抗層24が形成され、該抵抗層24上に保護
層25が形成され、上記絶縁基板21の側面に上記上面
電極層22,22と下面電極層23,23とを接続する
ように側面電極層26,26が形成されるという構成を
有する。そして、上記側面電極層26,26上にはニッ
ケルメッキ層27a及び半田メッキ層27bからなるメ
ッキ層27,27が形成されている。従来、上記側面電
極層26,26は、ガラスをバインダーとしてAg、P
d等の金属粉を混入させたAgペースト、Ag−Pdペ
ーストを印刷し焼成するか、或いはエポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂をバインダーとして上記金属粉を混入させた
導電性樹脂ペーストを印刷し硬化して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のチップ状電
子部品における側面電極層26,26は、Ag及びガラ
ス、或いはAg及び熱硬化性樹脂のペーストから形成さ
れたものであるために、該側面電極層26,26をその
ままにプリント基板に半田付けを行っても満足な合金化
が得られず、上記側面電極層26,26と半田との融着
性が不十分で接続不良を生じたり、チップ状電子部品が
プリント基板の所定の位置から脱落したりするのであ
る。そこで、上記側面電極層26,26上にニッケルメ
ッキ層27a及び半田メッキ層27bを順次形成するこ
とにより、半田付け性を得ているのである。
【0004】このように、従来のチップ状電子部品にお
ける側面電極層上には半田付けを可能とするためにメッ
キ層27を介在させることが不可欠であった。本発明
は、メッキ層を設けなくても良好に半田付けし得る電極
層を形成する技術を提供することを技術的課題とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記技術的
課題を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、半田の溶融温
度以下の軟化点を有する熱可塑性樹脂を導電性粉末、熱
硬化性樹脂及び溶剤に混入させたものを電極材料として
用いて電極層を形成したときは、該電極層上にメッキ層
を介在させなくても十分な融着性及び接続性が得られ、
半田付け性が良好となることを見出した。
【0006】即ち、本発明は、次の電極材料及びチップ
状電子部品に係るものである。 導電性粉末、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂及び溶剤
を含有する電極材料であって、上記熱可塑性樹脂が半田
の溶融温度以下の軟化点を有することを特徴とする電極
材料。 熱可塑性樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン及び
ポリアミドからなる群から選ばれる1種もしくは2種以
上を含有することを特徴とする上記に記載の電極材
料。 導電性粉末、熱硬化性樹脂及び半田の溶融温度以下
の軟化点を有する熱可塑性樹脂を含有する電極層を備え
ることを特徴とするチップ状電子部品。 導電性粉末、熱硬化性樹脂及び半田の溶融温度以下
の軟化点を有する熱可塑性樹脂を含有する第1の電極層
と、該第1の電極層上に形成された半田からなる第2の
電極層とを備えることを特徴とするチップ状電子部品。 熱可塑性樹脂がポリエチレン、ポリプロピレン及び
ポリアミドからなる群から選ばれる1種もしくは2種以
上を含有することを特徴とする上記又はに記載のチ
ップ状電子部品。
【0007】本発明の電極材料は、導電性粉末、熱硬化
性樹脂、熱可塑性樹脂及び溶剤を必須成分とし、上記導
電性粉末としては、特に限定されることなく、例えばA
g、Ni、Au、Pt、Cu、Al、Pd等の金属粉
末、表面に金属の被覆層を有する粉末等を広く使用する
ことができ、これらの1種もしくは2種以上を用いるこ
とができる。本発明において導電性粉末にAu、Pt、
AgとNiとの混合物、或いはAgとPdとNiとの混
合物を用いたときは、特に導電性及び半田付け性を高め
る点で好ましい。上記金属粉末を複数種用いるときは、
導電性の高いAu、Pt、Ag等と半田付け性の高いN
i、Au、Pt、Pd等とを、効果的に導電性及び半田
付け性が得られるように適宜組み合わせ配合して用いれ
ばよい。導電性粉末の形態は、球状、樹枝状、フレーク
状、不定形の何れであってもよく、導電性を高める点で
樹枝状が特に好ましい。また、導電性粉末の平均粒径
は、高密度とし導電性を高め得る点で小さい程好まし
く、30μm程度以下、より好ましくは1〜10μm程
度である。本発明の電極材料における上記導電性粉末の
配合率としては、電極材料における溶剤を除く全重量に
対して50〜90%程度、好ましくは65〜85%程
度、特に好ましくは70〜85%程度である。導電性粉
末の配合率が50%を下回ると電極層としたときの導電
性が低くなり好ましくなく、一方90%を上回ると電極
層としたときの被塗着体に対する密着性が低くなり好ま
しくない。
【0008】本発明における熱硬化性樹脂としては、公
知の熱硬化性樹脂を広く使用でき、具体的には、例えば
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノ
ール樹脂等の耐熱性のものを挙げることができ、これら
の1種もしくは2種以上を有効に用いることができる。
これらの熱硬化性樹脂の中でもエポキシ樹脂が硬化温度
及び耐熱性の点で好ましい。熱硬化性樹脂の配合率とし
ては、電極材料における溶剤を除く全重量に対して8〜
30%程度、好ましくは12〜25%程度である。熱硬
化性樹脂の配合率が8%を下回ると電極層としたときの
被塗着体に対する密着性が低くなり好ましくなく、一方
30%を上回ると電極層としたときの導電性が低くなり
好ましくない。
【0009】本発明における熱可塑性樹脂としては、半
田の溶融温度以下の軟化点を有するものであれば特に限
定されることなく使用することができるが、軟化点10
0〜250℃程度のものが好ましい。より具体的には、
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド等を
挙げることができ、特にポリエチレンが好ましい。本発
明において、これら熱可塑性樹脂の1種もしくは2種以
上を用いることができる。熱可塑性樹脂の配合率として
は、電極材料における溶剤を除く全重量に対して2〜2
0%程度、好ましくは3〜10%程度である。熱可塑性
樹脂の配合率が2%を下回ると半田付け性を十分に得る
ことができず好ましくなく、熱可塑性樹脂の配合率が2
0%を上回っても半田付け性が更に向上せず、一方金属
成分及び熱硬化性樹脂の含有率を低下させて導電性及び
被塗着体に対する密着性を低下させるので好ましくな
い。
【0010】本発明において、上記導電性粉末、熱硬化
性樹脂及び熱可塑性樹脂は、溶剤により粘度を調整し、
ディスパー、ボールミル、3本ロール等により十分に混
練されてペースト状とされ電極材料とされる。本発明の
電極材料は、例えば被塗着物に塗着され、一定時間加熱
されて熱硬化性樹脂成分を硬化させ、その後常温に戻さ
れ電極層とされる。
【0011】本発明において用いることのできる溶剤と
しては、上記熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂の樹脂成分
を分散乃至溶解させ、電極材料を電極層とするための加
熱時に蒸発するものであれば特に限定されることなく使
用することができ、具体的には、例えばテルピネオー
ル、ブチルカルビトールアセテート、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等の各種有機溶剤を挙げることがで
きる。上記溶剤の配合量は、溶剤の種類、樹脂成分の種
類及び配合率、混練条件等により異なり、混練後の電極
材料が塗着可能な範囲の粘度になるように調整されるの
が好ましい。
【0012】また、本発明において、上記必須成分以外
に、上記導電性粉末の酸化を防止するための酸化防止
剤、フィラー、顔料等の各種添加剤を電極材料としての
導電性及び半田との融着性を低減させない範囲で用いて
もかまわない。
【0013】
【実施例】以下実施例を示し、本発明の特徴とするとこ
ろをより詳細に説明するが、本発明がこれら実施例に限
定されることはない。 (電極材料の調製) (実施例1)平均粒径5μmのAg粉末とNi粉末とを
Ag:Ni=9:5の重量比で混合した金属粉末70重
量%、エポキシ樹脂15重量%、ポリエチレン(低密
度)5重量%及びテルピネオール10重量%をディスパ
ーにより十分混練してペースト状の電極材料を得た。
【0014】(実施例2)平均粒径5μmのAg粉末と
Ni粉末とをAg:Ni=9:5の重量比で混合した金
属粉末70重量%、エポキシ樹脂15重量%、ポリプロ
ピレン5重量%及びテルピネオール10重量%をディス
パーにより十分混練してペースト状の電極材料を得た。
【0015】(実施例3)平均粒径5μmのPt粉末5
5重量%、エポキシ樹脂22重量%、ポリエチレン(低
密度)13重量%及びテルピネオール10重量%をディ
スパーにより十分混練してペースト状の電極材料を得
た。 (実施例4)平均粒径5μmのAu粉末76重量%、エ
ポキシ樹脂11重量%、ポリエチレン(低密度)3重量
%及びテルピネオール10重量%をディスパーにより十
分混練してペースト状の電極材料を得た。
【0016】(比較例1)平均粒径5μmのAg粉末と
Ni粉末とをAg:Ni=9:5の重量比で混合した金
属粉末40重量%、エポキシ樹脂40重量%、ポリエチ
レン(低密度)10重量%及びテルピネオール10重量
%をディスパーにより十分混練してペースト状の電極材
料を得た。
【0017】(比較例2)平均粒径5μmのAg粉末と
Ni粉末とをAg:Ni=9:5の重量比で混合した金
属粉末83重量%、エポキシ樹脂4重量%、ポリエチレ
ン(低密度)3重量%及びテルピネオール10重量%を
ディスパーにより十分混練してペースト状の電極材料を
得た。
【0018】(比較例3)平均粒径5μmのAg粉末と
Ni粉末とをAg:Ni=9:5の重量比で混合した金
属粉末70重量%、エポキシ樹脂20重量%及びテルピ
ネオール10重量%をディスパーにより十分混練してペ
ースト状の電極材料を得た。 (電極層の形成及び評価)上記実施例1〜4及び比較例
1〜3で得られた電極材料を用い、次のようにしてチッ
プ抵抗器の側面電極層とした。図1及び図2に斜視図及
び断面図を示すように、矩形板状のアルミナ基板1の上
面の両側部に対向する一対のAg−ガラス系の上面電極
層2,2を形成し、上記アルミナ基板1の下面に、上記
上面電極層2,2とアルミナ基板1を挟んで対向するよ
うに一対のAg−ガラス系の下面電極層3,3を形成
し、上記上面電極層2,2に跨るように抵抗層4を形成
し、該抵抗層を覆い且つ上記上面電極層2,2のアルミ
ナ基板1の側部側を露出するようにガラス保護層5を形
成したものに、実施例及び比較例の電極材料のそれぞれ
を、上記上面電極層2及び下面電極層3を部分的に覆う
ように、上記アルミナ基板1の両側面に塗着させ、熱風
循環式トンネル型加熱炉にてピーク温度200℃で60
分間の条件で加熱し、その後常温として上面電極層2,
2と下面電極層3,3とを接続する側面電極層6,6を
層厚10μm程度として形成した。尚、本発明の電極材
料を用いて上記チップ抵抗器等のようなチップ状電子部
品の電極層を形成する場合は、層厚を5μm程度以上と
するのが好ましい。
【0019】斯くして得られたチップ抵抗器の側面電極
層6,6の導電性及びアルミナ基板1の側面に対する密
着性を調べたところ、実施例1〜4及び比較例3の電極
材料を用いたものは何れも良好であったが、比較例1の
電極材料を用いたものは、側面電極層6,6の導電性が
低く電極の抵抗値が抵抗層4の抵抗値に大きく影響して
電極として好ましくなく、また比較例2の電極材料を用
いたものは側面電極層6,6のアルミナ基板1の側面に
対する密着性が低く好ましくなかった。
【0020】次に、実施例1〜4及び比較例3で得られ
た電極材料を用いたチップ抵抗器のそれぞれを、プリン
ト基板に200〜250℃で半田付けにより実装した。
その結果、実施例1〜4を用いたチップ抵抗器は、その
側面電極層6,6と半田との融着性に優れたもので、そ
の中でも特に実施例1のものが優れていた。しかし、比
較例3を用いたチップ抵抗器においては半田との融着性
が低く好ましくなかった。
【0021】また、上記実施例で得られた電極材料を用
いたチップ抵抗器の側面電極層6,6上に平均粒径5μ
mの半田粉末90重量%及びフラックス10重量%から
なる半田ペーストにディップして塗着し、これを熱風式
乾燥炉にてピーク温度210℃(保持時間1分間)で2
分間加熱して、上記側面電極層6,6上に半田層を形成
した。こうして得られたチップ抵抗器をプリント基板に
上記と同様にして半田付けしたところ、半田との融着性
の良好な半田付けを行うことができた。尚、上記半田層
の形成は、リフロー炉で行うこともできる。
【0022】以上、チップ抵抗器に適用した場合を例に
説明したが、本発明はこれに限定されることなく、チッ
プ型の積層セラミックコンデンサ、固体電解コンデン
サ、発振子等の、半田付けに供される電極層を有するチ
ップ状電子部品に広く適用されるものである。
【0023】
【発明の作用及び効果】図3に断面模式図を示すよう
に、本発明の電極材料10を、例えばチップ状電子部品
用の基体11の上面に設けられた導電層12を部分的に
覆うように、上記基体11の側面11aに塗着する。こ
のとき上記電極材料10中は、導電性粉末13、熱硬化
性樹脂14、熱可塑性樹脂15及び溶剤16のペースト
状混合物である。これを上記熱硬化性樹脂13の硬化温
度に加熱していくと、図4に示すように、溶剤16が蒸
発しつつ、熱硬化性樹脂14が硬化し始め、一定時間上
記硬化温度に保つことにより、図5に示すように、溶剤
16はほぼ完全に蒸発し、熱硬化性樹脂14はほぼ完全
に硬化する。このとき、熱可塑性樹脂15は、一部乃至
全部が溶融状態である。次に、これを常温に戻して行く
と、熱可塑性樹脂15は徐々に硬化し始め、やがて完全
に硬化する。斯くして基体11の側面11aに、本発明
の電極材料から成る電極層10’が得られる。この電極
層10’は、導電性粉末13が熱硬化性樹脂14及び熱
可塑性樹脂15をバインダーとして層形成されて成るも
のである。上記電極層10’の表面領域には、導電性粉
末13、熱硬化性樹脂14及び熱可塑性樹脂15が分散
された状態となる。
【0024】このようにして得られたチップ状部品を、
図6に示すように、プリント基板17の所定の配線18
に溶融半田19により半田付けを行うと、半田付け時の
熱により電極層10’の表面の熱可塑性樹脂15が溶融
して流れ出しもしくは焼失し、この熱可塑性樹脂に代替
するように溶融半田19が入り込む。このようにして、
半田は電極層10’の表面の凹部に食い込むように密着
しアンカー効果が増大し、電極層10’とプリント基板
17の配線18とが半田により電気的に導電可能な状態
となると共に、強固に接合されることになる。
【0025】以上のように、本発明の電極材料によれ
ば、メッキ層を形成しなくても良好な半田付け性を有す
る電極層を得ることができる。従って、本発明の電極材
料を用いたチップ状電子部品は、外部接続用の端子とな
る電極層上にメッキ層を設ける必要なく良好に半田付け
を行うことができる。即ち、従来のチップ状電子部品の
側面電極層の形成工程後のメッキ工程を必要とせず、チ
ップ状電子部品の製造工程の簡素化を図れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるチップ抵抗器を示す斜
視図である。
【図2】図1のチップ抵抗器のX−X断面図である。
【図3】基体の側面に本発明の電極材料を塗着したとき
の電極材料の状態を説明する断面の模式図である。
【図4】基体の側面に本発明の電極材料を塗着し、これ
を加熱したときの電極材料の状態を説明する断面の模式
図である。
【図5】図5の状態の電極材料を更に加熱を続けたとき
の状態を説明する断面の模式図である。
【図6】本発明の電極材料を用いて形成した電極層をプ
リント基板に半田接合したときの状態を説明する断面の
模式図である。
【図7】従来のチップ抵抗器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 アルミナ基板 2 上面電極層 3 下面電極層 4 抵抗層 5 保護層 6 側面電極層 10 電極材料 10’ 電極層 13 導電性粉末 14 熱硬化性樹脂 15 熱可塑性樹脂 16 溶剤 17 プリント基板 18 配線 19 溶融半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01R 4/02 Z 6901−5E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性粉末、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹
    脂及び溶剤を含有する電極材料であって、上記熱可塑性
    樹脂が半田の溶融温度以下の軟化点を有することを特徴
    とする電極材料。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリエチレン、ポリプロ
    ピレン及びポリアミドからなる群から選ばれる1種もし
    くは2種以上を含有することを特徴とする請求項1に記
    載の電極材料。
  3. 【請求項3】 導電性粉末、熱硬化性樹脂及び半田の溶
    融温度以下の軟化点を有する熱可塑性樹脂を含有する電
    極層を備えることを特徴とするチップ状電子部品。
  4. 【請求項4】 導電性粉末、熱硬化性樹脂及び半田の溶
    融温度以下の軟化点を有する熱可塑性樹脂を含有する第
    1の電極層と、該第1の電極層上に形成された半田から
    なる第2の電極層とを備えることを特徴とするチップ状
    電子部品。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂がポリエチレン、ポリプロ
    ピレン及びポリアミドからなる群から選ばれる1種もし
    くは2種以上を含有することを特徴とする請求項3又は
    4に記載のチップ状電子部品。
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WO2004053901A1 (ja) * 2002-12-09 2004-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 外部電極を備えた電子部品
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