JPH07282533A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH07282533A
JPH07282533A JP6070678A JP7067894A JPH07282533A JP H07282533 A JPH07282533 A JP H07282533A JP 6070678 A JP6070678 A JP 6070678A JP 7067894 A JP7067894 A JP 7067894A JP H07282533 A JPH07282533 A JP H07282533A
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JP
Japan
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signal
circuit
amplitude
output
dropout
Prior art date
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Application number
JP6070678A
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English (en)
Inventor
Koichi Hirose
幸一 廣瀬
Kunihiro Nunomura
邦弘 布村
Kazuo Kondo
和夫 近藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 搬送波の振幅レベルが僅かに低下した時に
も、この振幅レベルの低下をドロップアウトとして検出
することがなく、しかも、再生FM信号の振幅の低下に
伴ってCN比が大幅に劣化した時に、大きな値のノイズ
信号が混入した場合でも搬送波信号の振幅の低下を確実
にドロップアウトとして検出する。 【構成】 磁気ヘッド2,3で磁気テープTから再生さ
れた再生FM信号を再生等化回路10およびFMAGC
回路11を介して反転防止回路12および周波数特性補
正回路21に供給し、周波数特性補正回路21の出力を
ドロップアウト検出回路22に供給することにより、低
域周波数帯域のドロップアウト検出を広げ、高域周波数
帯域のドロップアウト検出を狭め、振幅レベルが僅かに
低下する画像エッジ部の再生FM信号をドロップアウト
として検出することなく、ドロップアウトを確実に検出
してドロップアウト補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用VTRの様な磁
気記録再生装置に係り、特に、再生FM信号の振幅が所
定の値より低下した時、該振幅低下を検出して、再生さ
れるべき上記記録FM信号の疑似信号に置換するドロッ
プアウト補償機能の性能向上を図る改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用VTRでは一般に、周波数変調
(以下、FMと記す)記録方式が採用されており、その
再生信号処理回路には、磁気テープの再生不良等により
生じるドロップアウトと呼ばれる再生信号の欠落を検出
し、これを補償する回路が備えられている。磁気ヘッド
で再生されるFM信号の振幅が大きく低下したドロップ
アウト発生部では、再生信号の搬送波対ノイズの振幅比
(以下、CN比と記す)が大幅に低下するため復調雑音
が増大し、極端にCN比が低下すると、大振幅のパルス
状の画像ノイズ信号が発生して再生画質を著しく劣化さ
せる。そこで、再生FM信号の振幅が所定の値以下に低
下した場合に、このことを検出し、振幅が所定の値以下
に低下した部分の再生信号を他の適切な信号で置換する
ことで、ドロップアウトを補償するようにしている。通
常は、ドロップアウト部の再生信号を1H(Hはビデオ
信号の水平走査期間)前の再生信号と置換し、再生画像
信号にノイズ信号が発生するのを防止している。再生信
号処理回路にはテープ・ヘッド系で劣化した周波数特性
を補正するための再生等化回路、再生FM信号の振幅を
一定化するFMAGC回路が設けられるが、ドロップア
ウト検出回路はFMAGC回路の出力の供給を受けて、
これら回路の後段に、搬送波損失による反転現象を防止
する反転防止回路と共に配置される。
【0003】かかる反転防止回路としては、例えば、1
990年テレビジョン学会年次大会(ITEC’90)
10−2(163頁〜164頁)に、従来の反転防止回
路を改良したダブルリミッターと呼ばれる回路が開示さ
れている。この反転防止回路は帰還ループ内にリミッタ
ー回路と遅延回路を持つ構成の回路ブロックを備えてお
り、この回路ブロックは周波数特性が入力振幅に応じて
変化する、所謂、ダイナミックイコライザとして動作す
る。即ち、入力信号の振幅が低下すると、再生FM信号
の高域周波数帯域を強調すると共に低域周波数帯域を抑
圧する出力特性を有している。これにより、搬送波損失
が生じて白反転が発生し易くなっても、上記動作により
反転現象を効果的に防止できる。家庭用VTRではハイ
バンド記録モードが採用されたことにより、テープ・ヘ
ッド系の輝度信号の記録帯域は従来より更に短波長に広
げられる広帯域化が実現した。この結果、再生時の搬送
波損失が一層発生し易くなったが、上記ダイナミックイ
コライザはこの搬送波損失による白反転を防止する手段
として有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】再生信号にドロップア
ウトが生じて振幅が低下した時にも、上記反転防止回路
の出力信号は再生FM信号の上側波帯が強調され、下側
波帯が抑圧されるように周波数特性が変化する。このた
め、再生信号の搬送波の周波数より高い周波数のノイズ
も強調されるので、このノイズが実効的な搬送波として
振る舞い、再生FM信号が復調されると、再生画像中に
白のノイズ画像が出現する所謂、白反転現象が生ずる。
この傾向は搬送波の周波数が低いほど顕著に現れる。例
えば、再生FM信号の振幅が徐々に低下するようなドロ
ップアウトが発生した時に、ドロップアウトを検出する
前の長い期間に亘って大振幅の復調ノイズが発生する
と、ノイズ部分の信号が補償されないまま再生画像信号
中に残留することがある。ドロップアウト検出回路の検
出レベルを浅く設定すれば、再生画像信号中にノイズ信
号が発生する前にドロップアウトを検出して、その部分
の再生FM信号を補償することができる。ところが、短
波長記録においては、搬送波の周波数が高い再生FM信
号程、テープとヘッドの間の離間による再生出力の低下
が大きいため、浅いレベルのドロップアウト検出ではハ
イバンド記録モードでのドロップアウト検出が頻繁に行
われ、それに伴って度々信号補償が行われるので、ドロ
ップアウト補償によって却って見辛い再生画像になって
しまう。
【0005】特に、輝度信号が黒レベルから白レベルに
急峻に、かつ、大きく振幅が変化する画像エッジ部で
は、プリエファシス回路によって輝度信号が白側へ鋭く
過強調されるため、FM信号の搬送波の周波数が白レベ
ル周波数よりもはるかに高くなる。この結果、この部分
では他の部分より再生振幅は小さくなっている。従っ
て、上述のようにドロップアウトの検出レベルを浅くす
ると、上記反転防止回路の効果で反転の無い再生画像が
得られる程度の僅かな搬送波のレベル低下でも、画像エ
ッジ部をドロップアウトとして検出してしまう。このよ
うに、反転防止回路とドロップアウト検出回路を備えた
従来の再生画像処理回路は、反転防止とドロップアウト
補償の両者の性能を満足させることが困難であった。更
に、従来のドロップアウト検出回路は、FMAGC回路
からの通常入力振幅を基準にして、予め設定された基準
レベルと入力振幅とを比較して再生FM信号のドロップ
アウトを検出するというように、ノイズ信号の振幅に関
係なく、入力FM信号の振幅値だけの情報からドロップ
アウトを検出している。従って、再生FM信号の振幅が
ドロップアウト検出レベル近傍まで低下した時には、振
幅の低下に応じて再生FM信号のCN比も悪化している
ため、前述のごとく、大きな値のノイズ信号が混入した
時、再生FM信号のドロップアウトを検出して補償した
再生画像信号の前に白反転を起こすノイズ信号が現れ易
いという問題点もある。本発明は従来技術におけるかか
る問題点の解消を図るべく成されたものであり、画像エ
ッジ部の再生FM信号のように、搬送波の振幅レベルが
僅かに低下した時にも、この振幅レベルの低下をドロッ
プアウトとして検出することがなく、しかも、再生FM
信号の振幅の低下に伴ってCN比が大幅に劣化した時
に、大きな値のノイズ信号が混入した場合でも搬送波信
号の振幅の低下を確実にドロップアウトとして検出した
り、ノイズ信号の振幅レベルに応じてドロップアウト検
出レベルを制御することにより、再生FM信号の振幅が
低下した時に大きな値のノイズ信号が混入した場合でも
ドロップアウトを早めに検出して補償し、再生復調信号
にノイズ信号が残留するのを防止できる磁気記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために、記録媒体に記録された記録FM信号を再生
する磁気ヘッドの再生周波数特性を補償する再生等化回
路と、再生されたFM信号の振幅を一定に制御する自動
利得制御回路と、入力信号の振幅が小さくなる程、低域
周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周波数帯域成分
を強調するような出力周波数特性を有した反転防止回路
と、再生等化回路により処理された再生FM信号の振幅
が所定の値より低下した時、該振幅低下を検出して再生
されるべき記録FM信号の疑似信号に置換するドロップ
アウト補償回路とを備えた磁気記録再生装置において、
再生等化回路または自動利得制御回路の出力信号の供給
を受け、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周
波数帯域成分を強調するような出力周波数特性を有した
周波数特性補正手段を有し、該周波数特性補正手段の出
力信号をドロップアウト補償回路に供給するようにした
ものである。あるいは、周波数特性補正手段に代えて、
再生FM信号のノイズ信号の振幅、または、このノイズ
信号と相関関係を有する疑似ノイズ信号の振幅を検出す
る検出手段と、再生FM信号の搬送波の振幅と上記検出
手段が検出したノイズ信号の振幅または疑似ノイズ信号
の振幅との比に応じて、周波数特性補正手段の出力信号
に代えて、自動利得制御回路により処理された再生FM
信号が供給されたドロップアウト検出回路のドロップア
ウト検出レベルを変える制御回路とを有したものであ
る。
【0007】
【作用】再生等化回路は磁気ヘッドの再生周波数特性を
補償して、記録媒体に記録された記録FM信号が磁気ヘ
ッドにより再生されたFM信号を記録FM信号に近似す
るように補正し、自動利得制御回路は再生されたFM信
号の振幅を一定に制御する。周波数特性補正手段は再生
等化回路または自動利得制御回路の出力信号の供給を受
け、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周波数
帯域成分を強調するような処理を施してドロップアウト
補償回路に出力する。ドロップアウト補償回路は再生等
化回路により処理された再生FM信号の振幅が所定の値
より低下した時、該振幅低下を検出して、再生されるべ
き記録FM信号の疑似信号に置換する。再生等化回路と
自動利得制御回路により処理された再生FM信号は反転
防止回路に入力する。反転防止回路は入力信号の振幅に
応じて、入力信号の振幅が小さくなる程、低域周波数帯
域成分を抑圧し、または、高域周波数帯域成分を強調す
るような処理を施して出力する。FM復調回路は反転防
止回路の出力信号を復調してビデオ信号(輝度信号)と
して出力する。また、後者の手段においては、検出手段
は再生FM信号のノイズ信号の振幅、または、このノイ
ズ信号と相関関係を有する疑似ノイズ信号の振幅を検出
する。制御回路は再生FM信号の搬送波の振幅と検出手
段が検出したノイズ信号の振幅または疑似ノイズ信号の
振幅との比に応じて、自動利得制御回路により処理され
た再生FM信号が供給されたドロップアウト検出回路の
ドロップアウト検出レベルを変える。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る家庭用
VTRの再生画像処理回路の構成を示すブロック図であ
る。図1において、2,3は磁気ヘッド、4はロータリ
ートランス、5,6はトランス巻線、7,8はプリアン
プ、9はチャンネルスイッチ、10は再生等化回路、1
1はFMAGC回路、12は反転防止回路、13はFM
復調回路、14は低域通過フィルタ(LPF)、15は
再生処理回路、16は切替スイッチ、18は1H遅延回
路(Hは1水平走査期間)、19は色信号処理回路、2
1は周波数特性補正回路、22はドロップアウト(D
O)検出回路、23はパルス発生回路、Tは磁気テー
プ、t1 は色信号出力端子、t2 は輝度信号出力端子で
ある。磁気テープ1に記録された輝度(FM)信号と色
(低域変換)信号は、磁気ヘッド2,3で再生され、ロ
ータリトランス4の巻線5,6を介してプリアンプ7,
8に入力される。磁気ヘッド2,3で再生された微弱な
再生信号はプリアンプ7,8で増幅された後、チャンネ
ルスイッチ9に入力され、1フィールド毎に交互に切り
換えられ連続信号として出力される。
【0009】チャンネルスイッチ9から出力された再生
信号に含まれる低域変換色信号は、色信号処理回路19
で種々の処理を受けて元の高域搬送色信号に戻され、出
力端子t1 に出力される。一方、FM変調輝度信号はテ
ープヘッド記録再生系で劣化した周波数特性が再生等化
回路10で補正され、再生振幅変動を抑圧して出力振幅
を一定にするFMAGC回路11を経て、反転防止回路
12と周波数特性補正回路21に供給される。上述のF
MAGC回路11は時間的にゆっくりとした入力振幅の
変化に対しては出力振幅を一定にするように動作する
が、ドロップアウトのような急激な振幅変化には応答し
ないように設計される。反転防止回路12は前述の如
く、再生信号の振幅が低下したときに出力信号の周波数
特性を変化させて再生画像信号の反転現象を防止する回
路である。再生信号はFM復調回路13でFM信号が元
のビデオ信号(輝度信号)に復調され、LPF14で不
要な高域信号が除去されて再生処理回路15に入力され
る。復調された輝度信号は再生処理回路15で高域周波
数成分を抑圧するディエンファシス等の処理を受け、切
替スイッチ16を介して出力端子t2 に出力される。出
力端子t2 に出力された輝度信号は1H遅延回路18に
入力される。1H遅延回路18からは1水平走査期間遅
延された輝度信号が切替スイッチ16に供給される。切
替スイッチ16はドロップアウト補償の際に切り替えら
れるスイッチであり、パルス発生回路23からの制御信
号に応じて動作し、再生処理回路15からの出力信号と
1H遅延回路18からの出力信号を切り替えて出力端子
2 に出力する。
【0010】FMAGC回路11から出力された再生F
M信号は、周波数特性補正回路21で低域周波数成分を
抑圧する周波数特性補正を受け、ドロップアウト検出回
路23に供給される。ドロップアウト検出回路23は入
力された再生FM信号の振幅情報からドロップアウトを
検出し、ドロップアウトを示す情報(ドロップアウトパ
ルス)をパルス発生回路23に出力する。パルス発生回
路23はドロップアウト補償用の切替スイッチ16の制
御信号(ドロップアウト補償パルス)を生成する回路で
ある。ドロップアウト時には切替スイッチ16はドロッ
プアウト補償パルスにより切り替え制御され、1H遅延
回路18からの輝度信号を出力端子t2に出力する。図
10はドロップアウト検出回路23の内部回路を示すブ
ロック図である。図10に示すように、ドロップアウト
検出回路22は差動増幅器65、両波整流回路66、L
PF67、比較器68で構成される。ドロップアウト検
出回路22の入力端子t3 にはコンデンサ(C1 )60
を介して周波数特性補正回路21から出力された再生信
号が入力され、電圧源(E1 )64から抵抗(R1 )6
2を介してバイアスされて差動増幅器65の一方の入力
端子に供給される。一方、差動増幅器65の他方の入力
端子には、電圧源64からのバイアス電圧が抵抗
(R2)63を介して供給されている。入力信号は差動
増幅器65で増幅された後、両波整流回路66に供給さ
れる。両波整流された直流信号はLPF67で交流高周
波成分が除去されることにより、入力信号の交流振幅変
化が直流電圧変化に変換される。LPF67の出力は比
較器68に供給され、そこで、電圧源69から供給され
た基準電圧E2 と比較され、比較結果が出力端子t4
出力される。再生信号にドロップアウトが発生して入力
信号(交流)の振幅が低下すると、LPF67の出力電
圧が低下する。LPF67の出力電圧が比較器68の他
方の入力端子に供給された基準電圧E2 より低下した時
に、入力信号のドロップアウトとして検出され、出力端
子t4 にハイ電圧のドロップアウトパルス(DOパル
ス)が出力される。ドロップアウト検出回路22のドロ
ップアウト検出レベルは電圧源69の基準電圧E2 によ
って与えられるので、ドロップアウト検出は入力信号の
周波数には依存しないようになっている。
【0011】図2は磁気ヘッドの再生特性と再生等化回
路の出力周波数特性を示す特性図、図3は反転防止回路
を構成するダイナミックイコライザの周波数特性(A)
と、周波数特性補正回路の周波数特性(B)を示す図で
ある。図2および図3を参照して、本実施例の動作を以
下に説明する。図2において、(a)はテープヘッド系
の出力振幅特性、(b)はテープヘッド系のノイズ振幅
特性、(c)は再生等化回路の出力振幅特性を示してい
る。なお、これらのグラフの下に描かれている波形は再
生信号の水平同期信号近傍の波形を模式的に示したもの
である。これらのグラフから判るように、テープヘッド
系の出力周波数特性(a)は周波数が高くなると低下す
る傾向を示す。このテープヘッド系の高周波出力減衰特
性を補正するために、再生等化回路10は概略、出力周
波数特性(a)の逆の出力周波数特性を有している。し
かし、高周波帯域では再生信号のCN比が悪いため、高
周波帯域を強調する周波数特性にすると、却って復調信
号の信号対雑音比(SN比と記す)が劣化するので、通
常は再生等化回路の出力周波数特性は図2(c)に示す
ように、高周波帯域減衰特性としている。図2(c)に
示す再生等化特性は磁気ヘッド2,3から再生等化回路
10までの総合再生等化特性を示したものであり、本実
施例では主に再生等化回路10で実現されている。反転
防止回路12の出力周波数特性は入力振幅に応じて変化
するから、磁気ヘッド2,3の再生感度やプリアンプ
7,8の利得バラツキで変化する再生信号の振幅をFM
AGC回路11で一定にして反転防止回路12に供給す
ることにより、再生信号の周波数特性バラツキを抑える
ことができる。この再生信号の振幅バラツキは再生チャ
ンネル間でも発生するので、前述のように、FMAGC
回路11の振幅制御時定数は1フィールド毎のチャンネ
ル間の振幅差を吸収するが、ドロップアウトのような瞬
時のレベル変化には追従しないように設定される。ま
た、周波数特性補正回路21を介してFMAGC回路1
1の出力信号をドロップアウト検出回路23に供給する
ことにより、上述の再生信号の振幅バラツキに依存する
ことの無いドロップアウト検出が可能となる。
【0012】図3(A)の(a)〜(d)の出力周波数
特性に示すように、反転防止回路12を構成するダイナ
ミックイコライザの出力周波数特性は、入力信号の振幅
低下に応じて高周波出力振幅を強調すると共に、低周波
出力振幅を抑圧するように変化する。入力振幅変化に対
する周波数特性変化を大きくする程、入力信号の高周波
帯域での振幅低下が補正されので、ダイナミックイコラ
イザによる反転防止効果が増大する。従って、再生等化
回路10の高周波帯域の振幅強調量が少なくても再生画
像の反転が抑えられ、しかも、大振幅ノイズ信号入力時
の復調SN比を改善できる。しかし、ダイナミックイコ
ライザの入力振幅変化に対する周波数特性変化を大きく
し過ぎると、入力振幅が低下した時に高周波帯域のノイ
ズ信号も強調されるため、再生信号の搬送波の周波数が
低い場合、復調ノイズ信号が増大して再生画像の白反転
が生じ易くなる。この復調ノイズ信号の増大による再生
画像の白反転を防ぐために、再生等化回路10の高域強
調量を少なくすると、従来例の説明で述べたように、特
に、搬送波の周波数が高い黒レベルから白レベルに変わ
る画像エッジ部で、再生信号の僅かな振幅低下をドロッ
プアウトとして検出してしまう不具合が生じる虞がある
ので、本実施例ではドロップアウト検出回路22の前段
に周波数特性補正回路21を設け、上述の不具合の発生
を防止している。周波数特性補正回路21は図3(B)
に示すように、再生FM信号の低周波帯域側出力振幅を
抑圧し、高周波帯域側出力振幅を強調する、入力信号の
振幅に依存しない周波数特性を有している。
【0013】図4は図1に示すFMAGC回路11以後
の各回路の出力信号の波形を示す波形図である。図4を
参照して本実施例のドロップアウト検出とドロップアウ
ト補償の動作を説明する。図4において、(A)はFM
AGC回路11の出力信号(反転防止回路12の入力及
び周波数特性補正回路21の入力信号)の再生包絡波
形、(B)は周波数特性補正回路21の出力信号の再生
包絡波形、(C)はDO検出回路22の出力信号(DO
パルス)波形、(D)はパルス発生回路23の出力信号
(DO補償パルス)波形、(E)はFM復調回路13の
出力信号波形、(F)は再生処理回路15の出力波形、
(G)は1H遅延回路18の出力信号波形、(H)は出
力端子t2 の出力信号波形である。図4(A)に示すよ
うに、FMAGC回路11の出力では、ドロップアウト
(a,bで示す部分)が発生していない範囲の信号の再
生振幅(搬送波周波数が低い部分をcで、高い部分をd
で示す)は搬送波周波数に依存せず、ほぼ同じ値であ
る。この例では、部分cから部分dに変化する部分f
(画像エッジ部)では振幅が低下している。FMAGC
回路11の出力が周波数特性補正回路21に入力する
と、(B)に示すように、搬送波周波数が低い部分cの
信号の振幅が抑圧されると共に搬送波周波数が高い部分
dの信号の振幅が強調され、部分dより周波数が高くな
っている画像エッジ部fの信号の振幅は更に強調され
る。ドロップアウト検出回路22の検出レベルは周波数
に依存せず、(B)に示す波形の信号の振幅が検出レベ
ルE2 以下の部分をドロップアウトとして検出する。こ
の結果、搬送波周波数が低い部分cの方が搬送波周波数
が高い部分dよりドロップアウト検出感度が高くなり、
(C)に示すように、大きな幅のドロップアウトパルス
(DOパルス)を発生させることができる。逆に、画像
エッジ部fでは、周波数が高い部分の信号の振幅が強調
されるため、僅かな振幅低下部分がドロップアウトとし
て検出されにくくなっている。(D)に示すDO補償パ
ルスは(C)に示すDOパルスのパルス幅を広くした波
形を示す。FM復調回路13の出力信号は(E)に示す
ように、再生信号の振幅の低下に応じて雑音が増加し、
振幅が極端に低下したドロップアウト部a,bでは出力
信号にパルス性の雑音が発生する。(F)に示す波形は
(E)に示す波形と類似しているが、LPF14と再生
処理回路15の処理に要する遅延時間だけの時間遅れが
生じる。(D)に示すパルス発生回路23で発生するD
O補償パルスのパルス幅は、上記遅延時間を十分上回る
よう広く設定される。DO補償パルス(D)が出力され
た部分の信号は1H遅延回路の出力信号(G)と置き換
えられるので、(H)に示すように雑音の無い出力信号
が得られる。このように本実施例では、ドロップアウト
部a,bを確実に検出して補償しながら、画像エッジ部
fでの僅かな振幅低下部分をドロップアウトとして検出
して補償することを防止できる。従って、検出レベルE
2 を従来例より高めに設定することにより、画像エッジ
部fをドロップアウトとして検出すること無く、ドロッ
プアウト部a,b、特に、搬送波周波数が低い部分cに
生じたドロップアウト部a近傍での大振幅の雑音を効果
的に除去できる。即ち、従来例におけるドロップアウト
検出回路のドロップアウト検出レベルを再生FM信号の
周波数に応じて変えて、相対的に低域周波数帯域では高
めに、高域周波数帯域では低めに設定するのと同等の作
用を果たす。このように、反転防止回路12で白反転し
易い搬送周波数が低い信号ほどドロップアウト検出され
易くなるから、再生振幅が低下した時に大振幅の復調雑
音が発生し易い低い周波数の再生FM信号に対して、ド
ロップアウト検出のタイミングを早めて、復調ビデオ信
号に大振幅のノイズ信号が発生する前にドロップアウト
を検出し、補償することができ、逆に、周波数が高い再
生FM信号は振幅強調されてドロップアウト検出回路2
2に入力されるので、輝度信号が黒から白へ変化するの
に伴い、復調ビデオ信号が大振幅となる画像エッジ部
で、再生FM信号の僅かな振幅低下をドロップアウトと
検出するのを防ぐことができる。
【0014】次に、回路の一部を共用することにより回
路構成をより簡略化した本発明の第2の実施例を説明す
る。図5は第2の実施例に係る再生画像処理回路の一部
の構成を示すブロック図である。本実施例では第1の実
施例の周波数特性補正回路21を反転防止回路12の高
域通過フィルタ(HPF)と兼用した構成となってい
る。図示しない他の回路構成は第1の実施例のものと変
わらない。図5において、50はHPF、51は減算回
路、52はソフトリミッタ、53は遅延回路、54,5
6はリミッタ(1,2)、55は加算回路、57はLP
Fである。減算回路51、ソフトリミッタ52および遅
延回路53がダイナミックイコライザを構成し、破線で
囲った範囲の回路が反転防止回路12を構成している。
5 ,tは反転防止回路12の入力端子と出力端子、
22,23は第1の実施例と同じく、DO検出回路およ
びパルス発生回路、tはパルス出力端子である。第
1の実施例と同様に、反転防止回路12の入力端子t5
はFMAGC11に接続され、出力端子t6 はFM復調
回路13に接続され、パルス出力端子t7 は切替スイッ
チ16に接続される。入力端子t5 から反転防止回路1
2に入力された再生信号は、HPF50で低域周波数成
分が抑圧され、減算回路51に入力されると共にDO検
出回路22に入力される。HPF50は第1の実施例に
おける周波数特性補正回路21と同様の低域周波数帯域
抑圧特性を有するので、DO検出回路22のドロップア
ウト検出レベルE2 を第1の実施例と同じく設定するこ
とにより、第1の実施例より少ない回路構成で第1の実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0015】第1の実施例における周波数特性補正回路
21の周波数特性は図3(B)に示したように、入力信
号の振幅に依存しない周波数特性を有しているが、反転
防止回路12を構成するダイナミックイコライザのよう
に、入力振幅に応じて周波数特性が変化する特性を有し
ていても良い。即ち、ドロップアウトのように入力振幅
が低下した時に、図3(A)に示すような、入力振幅に
応じて低域を抑圧し、高域を強調する特性を有する回路
であっても第1の実施例と同様の効果が得られる。次
に、入力振幅に応じて低域を抑圧し、高域を強調する特
性を有する回路の出力信号を用いてドロップアウト検出
すると共に、回路構成をより簡略化した本発明の第3の
実施例を説明する。図6は本発明の第3の実施例に係る
再生画像処理回路の一部の構成を示すブロック図であ
る。本実施例では、反転防止回路12のダイナミックイ
コライザの出力(減算回路51の出力)がドロップアウ
ト検出回路22に供給される。従って、ドロップアウト
検出回路22の入力信号はFMAGC回路11の出力信
号の振幅が低下した時に、出力信号の振幅に応じて低域
周波数帯域が抑圧され、高域周波数帯域が強調される特
性が付与されている。このような回路構成を採ることに
より、第2の実施例と同様に回路構成を簡略化できると
共に、前述の第1の実施例と同様に、過度のドロップア
ウト検出を防止して、より効果的な白反転防止効果を得
ることができる。なお、FMAGC回路11の出力信号
の振幅低下時に、高域周波数帯域が強調され過ぎる場合
には、ドロップアウト検出回路22の前段に、高域周波
数帯域を抑圧するような周波数特性補正回路を設ければ
良い。
【0016】次に、DO検出回路22のドロップアウト
検出レベルを復調されたビデオ信号のノイズレベルに応
じて変えるようにした本発明の第4の実施例を説明す
る。図7は本発明の第4の実施例に係る再生画像処理回
路の構成を示すブロック図、図8は各部の出力波形図で
ある。図7において、30は同期分離回路、31はゲー
トパルス発生回路、32はノイズゲート回路、33は増
幅器、34は検波回路、35はLPF、36は検出レベ
ル制御回路である。第1の実施例に追加された回路以外
の回路の構成および動作は第1の実施例のものと変わら
ないので、図8を参照して以下、追加された上述の回路
ブロックの動作を説明する。同期分離回路30は出力端
子t2 に出力された再生ビデオ信号(図8に示す(A)
の信号、以下に示すカッコ付きのアルファベットは何れ
も図8に示す波形の信号に対応する)から同期信号
(B)を分離して取り出し、ゲートパルス発生回路31
に出力する。ゲートパルス発生回路31はLPF14か
ら出力された再生ビデオ信号(D)の同期信号先端の平
坦部の位置に同期するゲートパルス信号(C)を発生
し、ノイズゲート回路32に出力する。ノイズゲート回
路32は上記ゲートパルス信号(C)がハイのタイミン
グで、再生ビデオ信号(D)から同期信号先端部のノイ
ズ信号(E)を取り出し、増幅器33に出力する。同期
信号先端部のノイズ信号(E)は増幅器33で増幅され
た後(F)、検波回路34に出力される。検波回路34
は入力されたノイズ信号(F)を検波し(G)、LPF
35に出力する。検波されたノイズ信号(G)はLPF
35で高周波成分が除去されて平滑化され、一定のレベ
ル信号(H)として検出レベル制御回路36に供給され
る。検出レベル制御回路36は、LPF35から出力さ
れた同期信号先端部のノイズ信号(E)の振幅に応じた
制御電圧信号(H)をDO検出回路22に供給し、DO
検出回路22でのDO検出レベルを制御する。なお、パ
ルス発生回路23の出力をゲートパルス発生回路31に
供給するのは、ドロップアウト検出期間中はゲートパル
ス信号(C)の発生を停止させるためである。これによ
り、ドロップアウト検出期間中の再生ビデオ信号に発生
した大振幅のノイズ信号が再生ビデオ信号の同期信号先
端部のノイズ信号として取り出されるのを防止でき、再
生ビデオ信号の安定なノイズ信号検出を可能にしてい
る。
【0017】図9は同期信号先端部のノイズ信号(E)
の振幅レベルと検出レベル制御回路36から出力される
DO検出レベルの関係を示すグラフである。図9に示す
ように、DO検出回路22はノイズ信号(E)の振幅が
小さい(SN比が良い)場合にはDO検出レベルが深
く、ノイズ信号(E)の振幅が大きく(SN比が悪く)
なると、DO検出レベルが浅くなるようにDO検出回路
22でのDO検出レベルを制御している。本実施例によ
れば、再生ビデオ信号のノイズレベル(SN比)に応じ
てドロップアウト検出レベルE2 を設定できるので、例
えば、磁気ヘッドや磁気テープの性能が異なった場合で
も、また、異なるトラック幅の磁気ヘッドを用いて記録
時間を切り替え、使用するモードによって再生CN比が
異なるようにしたVTRにおいても最適なドロップアウ
ト検出が可能となる。なお、図9に示すように、本実施
例においてドロップアウト検出レベルE2 の変化に制限
(2dB〜14dB)を設けたのは、ドロップアウト検出レベ
ルE2 を低くし過ぎると、ノイズ信号の振幅が小さい時
にはDO検出回路22自身のノイズ信号レベルが問題と
なり、ノイズ検出の誤動作が生じる虞があるので、その
虞を回避するためであり、逆に、ドロップアウト検出レ
ベルE2 を高くし過ぎると、ノイズ信号の振幅が大きい
時に僅かな再生信号の振幅低下をドロップアウトと検出
してしまい、却って再生画像が不自然になることを回避
するためである。また、本実施例ではノイズ信号の検出
を容易にするため、再生ビデオ信号の水平同期信号部分
でのノイズ信号を検出するようにしたが、これに限ら
ず、水平ブランキング内の他の場所でノイズ信号を検出
しても良い。さらに、復調ビデオ信号のノイズ信号では
なく、FMAGC回路11から出力された明るい平坦画
像の再生FM信号を対応する通過範囲に設定されたバン
ドパスフィルタに導いて、搬送波成分を取り出し、元の
再生FM信号から減算することにより再生FM信号自体
のノイズ信号を検出してDO検出レベルを制御しても同
様な効果を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域
周波数帯域成分を強調するような出力周波数特性を有し
た周波数特性補正手段を有し、この周波数特性補正手段
の出力信号をドロップアウト補償回路に供給するように
したので、画像エッジ部の再生FM信号のように、搬送
波の振幅レベルが僅かに低下した時にも、この振幅レベ
ルの低下をドロップアウトとして検出することがなく、
しかも、再生FM信号の振幅の低下に伴ってCN比が大
幅に劣化した時に、大きな値のノイズ信号が混入した場
合でも搬送波信号の振幅の低下を確実にドロップアウト
として検出して補償することができる。請求項2記載の
発明によれば、反転防止回路をハイパスフィルタを含む
回路で構成し、ハイパスフィルタを周波数特性補正手段
として用いたので、周波数特性補正手段として新たな回
路を組み込む必要がないから、簡略化された安価な回路
構成とすることができる。請求項3記載の発明によれ
ば、反転防止回路をダイナミックイコライザを含む回路
で構成し、ダイナミックイコライザを周波数特性補正手
段として用いたので、再生信号のより効果的なドロップ
アウト検出ができ、簡略化された安価な回路構成とする
ことができる。請求項4記載の発明によれば、再生FM
信号のノイズの振幅、または、このノイズと相関関係を
有する疑似ノイズ信号の振幅を検出する検出手段と、再
生FM信号の搬送波の振幅と検出手段が検出したノイズ
の振幅または疑似ノイズ信号の振幅との比に応じて、ド
ロップアウト検出回路のドロップアウト検出レベルを変
える制御回路とを有したので、ノイズ信号の振幅レベル
に応じてドロップアウト検出レベルが制御されるから、
再生FM信号の振幅が低下した時に大きな値のノイズ信
号が混入した場合でもドロップアウトを早めに検出して
補償し、再生復調信号にノイズ信号が残留するのを防止
できる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、検出手段を
FM復調回路の出力再生信号の水平ブランキング部のノ
イズ信号の振幅を検出する回路で構成したので、再生信
号に含まれるノイズ信号を簡単な方法で検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る家庭用VTRの再
生画像処理回路の構成を示すブロック図
【図2】磁気ヘッドの再生特性と再生等化回路の出力周
波数特性を示す特性図
【図3】反転防止回路を構成するダイナミックイコライ
ザと周波数特性補正回路の周波数特性を示す特性図
【図4】第1の実施例のドロップアウト補償動作を説明
するための各部の出力信号波形図
【図5】本発明に第2の実施例に係る再生画像処理回路
の一部の構成を示すブロック図
【図6】本発明に第3の実施例に係る再生画像処理回路
の一部の構成を示すブロック図
【図7】本発明に第4の実施例に係る再生画像処理回路
の構成を示すブロック図
【図8】第4の実施例の動作を説明するための各部の出
力信号波形図
【図9】同期信号先端部のノイズ信号の振幅レベルとド
ロップアウト検出レベルの関係を示すグラフ
【図10】ドロップアウト検出回路の内部回路の構成を
示すブロック図
【符号の説明】
2,3 磁気ヘッド 10 再生等化回路 11 FMAGC回路 12 反転防止回路 13 FM復調回路 14,67 LPF 16 切替スイッチ 18 1H遅延回路 21 周波数特性補正回路 22 DO検出回路 23 パルス発生回路 31 ゲートパルス発生回路 32 ノイズゲート回路 34 検波回路 36 DO検出レベル制御回路 65 差動増幅器 66 両波整流回路 68 比較器 T 磁気テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された記録FM信号を再
    生する磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの再生周波数特性を
    補償して、再生されたFM信号を上記記録FM信号に近
    似するように補正する再生等化回路と、再生されたFM
    信号の振幅を一定に制御する自動利得制御回路と、上記
    再生等化回路と上記自動利得制御回路により処理された
    入力信号の振幅に応じて、入力信号の振幅が小さくなる
    程、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周波数
    帯域成分を強調するような出力周波数特性を有した反転
    防止回路と、該反転防止回路の出力信号を復調するFM
    復調回路と、再生等化回路により処理された再生FM信
    号の振幅が所定の値より低下した時、該振幅低下を検出
    して再生されるべき上記記録FM信号の疑似信号に置換
    するドロップアウト補償回路とを備えた磁気記録再生装
    置において、 再生等化回路または自動利得制御回路の出力信号の供給
    を受け、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周
    波数帯域成分を強調するような出力周波数特性を有した
    周波数特性補正手段を有し、 該周波数特性補正手段の出力信号を上記ドロップアウト
    補償回路に供給するようにしたことを特徴とする磁気記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 反転防止回路はハイパスフィルタを含む
    回路で構成され、上記ハイパスフィルタを上記周波数特
    性補正手段として用いたことを特徴とする請求項1に記
    載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 反転防止回路はダイナミックイコライザ
    を含む回路で構成され、上記ダイナミックイコライザを
    周波数特性補正手段として用いたことを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録された記録FM信号を再
    生する磁気ヘッドと、該磁気ヘッドの再生周波数特性を
    補償して、再生されたFM信号を上記記録FM信号に近
    似するように補正する再生等化回路と、再生されたFM
    信号の振幅を一定に制御する自動利得制御回路と、上記
    再生等化回路と上記自動利得制御回路により処理された
    入力信号の振幅に応じて、入力信号の振幅が小さくなる
    程、低域周波数帯域成分を抑圧し、または、高域周波数
    帯域成分を強調するような出力周波数特性を有した反転
    防止回路と、該反転防止回路の出力信号を復調するFM
    復調回路と、自動利得制御回路により処理された再生F
    M信号の振幅が所定の値より低下した時、該振幅低下を
    検出して再生されるべき上記記録FM信号の疑似信号に
    置換するドロップアウト検出回路とを備えた磁気記録再
    生装置において、 上記再生FM信号のノイズ信号の振幅、または、このノ
    イズ信号と相関関係を有する疑似ノイズ信号の振幅を検
    出する検出手段と、 上記再生FM信号の搬送波の振幅と上記検出手段が検出
    したノイズ信号の振幅または疑似ノイズ信号の振幅との
    比に応じて、上記ドロップアウト検出回路のドロップア
    ウト検出レベルを変える制御回路とを有することを特徴
    とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 検出手段はFM復調回路の出力再生信号
    の水平ブランキング部のノイズ信号の振幅を検出する回
    路で構成されたことを特徴とする請求項4に記載の磁気
    記録再生装置。
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