JPH07282496A - トラッキング制御装置 - Google Patents

トラッキング制御装置

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JPH07282496A
JPH07282496A JP6069237A JP6923794A JPH07282496A JP H07282496 A JPH07282496 A JP H07282496A JP 6069237 A JP6069237 A JP 6069237A JP 6923794 A JP6923794 A JP 6923794A JP H07282496 A JPH07282496 A JP H07282496A
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JP
Japan
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signal
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reproduced
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Pending
Application number
JP6069237A
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English (en)
Inventor
Keiji Nagayama
啓治 長山
Harushige Nakagaki
春重 中垣
Hiromi Tanaka
大幹 田中
Yasunari Obara
康徳 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to EP94115458A priority patent/EP0646915A3/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドAにより両隣接トラックから再生される
f1、f2のクロスローク信号レベルを比較してトラッ
キング用誤差信号検出を行う装置において、誤差信号の
オフセットの発生を防止することを目的とする。 【構成】ヘッドBで再生されるf1、f2パイロット信
号再生レベルを比較する信号レベル比較手段と、f1或
いはf2のパイロット信号再生レベルを可変制御する可
変利得制御手段を設け、信号レベル比較手段の比較誤差
が零となるように、可変利得制御手段の利得制御を行
う。 【効果】f1及びf2検出系固有の種々のバラツキの影
響を排除でき、オフセットの発生のないトラッキング誤
差信号の検出が可能で、安定で、精度の良いトラッキン
グを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、民生用ディジタルVT
Rにおけるトラッキング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】民生用ディジタルVTRにおけるトラッ
キング制御として、記録密度を向上し且つ多様化に伴う
DTF制御を可能にするため、例えば特開平4−255
969号公報で開示されている制御方式が提案されてい
る。
【0003】本方式は、ヘッドAによる記録ディジタル
信号のディジタル和(積分値)周波数のスペクトラムが
図5(a)の様に周波数f1、f2(f1<f2)にデ
ィップを持つ様、またヘッドBによる周波数スペクトラ
ムは(b)、(c)の様にそれぞれf1あるいはf2に
ピーク(パイロット信号)を持つ様交互に記録(記録制
御の詳細は上記公報に記述されているので省略)して図
6の様な4トラック完結方式(f0→f1→f0→f
2)の記録パターンとし、再生時にはヘッドAのみによ
る両隣接トラックからのf1及びf2のパイロット信号
のクロストークレベルを検出してトラッキングを行うも
のである。
【0004】図7は上記方式を用いたトラッキング制御
装置の一例を示す構成図である。同図において、1は直
径方向に対向する位置に設置されたアジマス角の異なる
ヘッドA及びヘッドBを備えた回転シリンダ、2及び3
はそれぞれヘッドA、Bの再生信号を増幅する増幅器、
4は切り換えスイッチ、5はヘッド切り換え信号、6は
それぞれf1及びf2に中心周波数を持つ一対のバンド
パスフィルタ7、8、一対のピーク検出器9、10、そ
して比較器11からなるトラッキング誤差信号検出手
段、12はその出力端子であり、再生増幅器2を介して
得られたヘッドAの再生信号からバンドパスフィルタ7
及び8、ピーク検出器9及び10によってそれぞれ両隣
接トラックからのf1及びf2のパイロット信号のクロ
ストークレベルを検出し、比較器11により両クロスト
ークのレベル差を求めて、トラッキングエラー信号を得
るものである。ただし、ヘッドAの走査タイミングには
図6に示すt1、t3があり、同一極性のトラッキング誤
差信号を得るために、ヘッドの走査タイミングに応じて
比較器11の出力極性の切り換えが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、図5(b)、(c)で示した変調して記録
される周波数f1、f2のパイロット信号レベルが同一
とは限らず、また磁気再生上の微分特性に起因する再生
レベルの相違、更にはf1、f2のパイロット信号を抽
出するバンドパスフィルタの損失差等々により、トラッ
クずれ量Dとトラッキングエラー信号VEとの関係は、
本来、図8の実線のような特性とならなければならない
が、例えば破線のような特性になり、ヘッドAがf0ト
ラックの中心を走査している状態(D=0)の時でも、
E=Veなるトラッキングエラー信号が検出される。こ
のためVE=0となるようにヘッドAの走査位置を制御
すると、ヘッドAがf0トラックの中心からずれて、D
=dなるオフセットを持って走査してしまうことにな
り、精度の良いトラッキングを実現することは困難であ
る。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決し、記
録信号レベルの相違、再生レベルの感度差、検出回路の
感度差等に付随するトラッキング誤差信号のオフセット
を解消し、ヘッドAが正確にトラックの中心を走査する
ことが可能な装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ヘッドBの走査で再生される周波数f
1及びf2のパイロット信号の再生レベルを比較する信
号レベル比較手段と、f1或いはf2どちらか一方のパ
イロット信号の再生レベルを可変制御する可変利得制御
手段を設け、信号レベル比較手段の比較結果に基づい
て、可変利得制御手段を制御することにより、f1及び
f2のパイロット信号の再生レベルが等しくなるように
した。
【0008】
【作用】上記信号レベル比較手段は、図6において、ヘ
ッドBのT1トラック走査時のf1パイロット信号再生
レベルVf1、T3トラック走査時のf2パイロット信号
再生レベルVf2を検出し、両者のレベル比較を行う。そ
して、その比較結果に基づき比較誤差が零(Vf1
f2)となるように、可変利得制御手段の利得制御を行
う。これにより上記したf1及びf2検出系固有の種々
のバラツキの影響を排除でき、オフセットを持つことな
く安定で、精度の良いトラッキング誤差信号を生成する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0010】図1は、本発明によるトラッキング制御装
置の一実施例を示す構成図である。同図において、13
は可変利得制御手段、14は可変利得制御手段13を制
御する信号レベル比較手段であり、その他図7と同一符
号を付した部分は同一、もしくは同等な部分を指し、そ
の動作もまた同一である。
【0011】本実施例は、信号レベル比較手段14によ
ってヘッドBから再生されるf1及びf2パイロット信
号の再生レベルを比較し、この比較結果に応じて可変利
得制御手段13を制御し、f1に対してf2パイロット
信号の再生レベルが等しくなるように制御して、トラッ
キング誤差信号のオフセット発生を解消するものであ
る。
【0012】図2に、信号レベル比較手段14の一具体
構成例を示した。
【0013】同図において、a、bは同手段の入力端子
(図1のa、b)、15はタイミング信号発生回路、1
6及び17はサンプルホールド回路、18は比較器、c
は同手段の出力端子(図1のc)である。
【0014】ヘッドBの走査タイミングで再生されるf
1及びf2パイロット信号の再生レベルVf1(a端入力
レベル)、Vf2(b端入力レベル)をそれぞれサンプル
ホールド回路16及び17によって、タイミング信号発
生回路15から出力される制御信号Etのタイミングで
サンプルホールドし、両者を比較器18で比較して、そ
の比較誤差Vcを出力するように働く。
【0015】又、可変利得制御手段13は、例えば周知
の電圧制御型可変利得増幅器(AGC増幅器)等で構成
されており、信号レベル比較手段14の比較誤差出力V
cに応じ、例えばVcが正電圧の場合は利得を高め、逆に
負電圧の場合には利得を減らすように働く。
【0016】係る構成による全体の動作について、以下
図面を参照しながら説明する。
【0017】図3はヘッド走査の様子を示したものであ
る。時刻t1の走査のタイミングを起点にとれば、シリ
ンダ半回転毎にヘッドA、Bが記録トラックT0、T1
2、T3…を順次走査し、信号再生がなされる。勿論、
ヘッドの走査は図1のヘッド切り換え信号5と同期をと
って行われるものであり、時間軸上のヘッド切り換え信
号と再生トラックの関係は図4(a)、(b)に示すタ
イミングとなる。
【0018】バンドパスフィルタ(図1の7、8)の出
力には図4(c)、(d)の様に、ヘッドA走査時には
隣接トラックからのf1及びf2パイロット信号を、ヘ
ッドB走査時には主トラックのf1及びf2パイロット
信号が検出され、ピーク検出器(図1の9、10)によ
りその再生信号レベルが検出される。そして、サンプル
ホールド回路(図2の16、17)により、図4(e)
に示すタイミング信号Etの立ち上り(L→H)でf1
パイロット信号の再生レベルVf1を、Etの立ち下がり
(H→L)でf2パイロット信号の再生レベルVf2をサ
ンプルホールドし、比較器(図2の18)により比較誤
差Vcが検出される。そして、この比較誤差Vcが零にな
るように可変利得制御手段13の利得制御が行われ、ヘ
ッドBがT3トラック走査中に図4(d)に示した様に
f1に対しf2パイロット信号の再生レベルが等しくな
る。したがって、ヘッドAがT4トラック走査時には既
述したf1及びf2検出系固有のバラツキによるトラッ
キング誤差信号のオフセットの発生はなく、トラックず
れ量Dとトラッキングエラー信号VEとの関係を図8の
実線(Vf1=Vf2)の特性とすることが出来る。
【0019】即ち、本実施例によれば、ヘッドBの走査
によるf1、f2パイロット信号の再生レベルを比較
し、f2パイロット信号の再生レベルがf1パイロット
信号の再生レベルと等しくなるようにしたため、オフセ
ットのないトラッキング誤差信号の検出が可能となり、
安定で、精度の良いトラッキングを実現することが出来
る。
【0020】以上、本発明の実施例について説明した。
【0021】尚、図1実施例において可変利得制御手段
13をピーク検出器10の後に配置したが、これは特に
限定されるものではなく、例えばバンドパスフィルタ8
の前段、或いは後段であっても、同様な効果が得られる
のは勿論である。さらに、図1実施例では、可変利得制
御手段をf2検出系に配置したが、これも特に限定され
るものではなく、例えばf1検出系に配置してもよく、
本発明の容旨を変えない範囲で種々変形可能は容易であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、トラ
ッキング誤差信号の生成を行わないヘッドBの再生信号
を用いてf1、f2パイロット信号の再生レベルを比較
し、両パイロット信号再生レベルが等しくなるようにf
1もしくはf2どちらか一方のパイロット信号再生レベ
ルの利得制御を行うようにしたため、f1及びf2検出
系固有の種々のバラツキの影響を排除でき、ヘッドAに
よりオフセットを持つことのないトラッキング誤差信号
の検出が可能となり、安定で、精度の良いトラッキング
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例における、信号レベル比較手段の
一具体構成例を示す図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのヘッド走
査の様子を示す図である。
【図4】図1の実施例の動作を説明する主要部の動作波
形図である。
【図5】各トラックの記録信号のディジタル和の周波数
特性図である。
【図6】記録パターン(4トラック完結方式)を示す図
である。
【図7】従来のトラッキング制御装置の一例を示す構成
図である。
【図8】トラックずれ量とトラッキングエラー信号の関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
1…回転シリンダ、 6…トラッキング誤差信号検出手段、 13…可変利得制御手段、 14…信号レベル比較手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 康徳 茨城県勝田市稲田1410番地株式会社日立製 作所AV機器事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第3のトラックの記録ディジタル信
    号のディジタル和の周波数特性が第1、第2の特定の周
    波数においてディップをもつ様、さらに第2のトラック
    の記録ディジタル信号のディジタル和の周波数特性が該
    第1の周波数においてピークを持つと同時に、該第2の
    周波数においてディップを持つ様、また逆に該第4のト
    ラックの記録ディジタル信号のディジタル和の周波数特
    性が該第1の周波数においてディップを持つと同時に、
    該第2の周波数においてピークを持つ様に、該第1及至
    該第4の4トラック完結で順次ディジタル信号が記録さ
    れた磁気テープを、回転ヘッドによりトラックを走査し
    て信号再生を行う装置であって、該第1及び該第3のト
    ラック再生時に、両隣接トラックから再生される該第1
    及び該第2の周波数のクロストーク信号レベルの大小を
    比較して、トラッキング用制御信号を生成するようにし
    たトラッキング制御装置において、該第2及び該第4の
    トラック走査時に再生されるそれぞれ該第1及び該第2
    の周波数信号の再生レベルの大小を比較する信号レベル
    比較手段と、該第1もしくは該第2の周波数信号の再生
    レベルを制御する可変利得制御手段とを具備し、該信号
    レベル比較手段の比較結果に応じ、該第1及び該第2の
    周波数信号の再生レベルが等しくなるよう該可変利得制
    御手段を自動的に制御するようにしたことを特徴とする
    トラッキング制御装置。
JP6069237A 1993-10-01 1994-04-07 トラッキング制御装置 Pending JPH07282496A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6069237A JPH07282496A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 トラッキング制御装置
EP94115458A EP0646915A3 (en) 1993-10-01 1994-09-30 Automatic tracking control system in a magnetic recording / reproduction system of a digital signal.

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6069237A JPH07282496A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 トラッキング制御装置

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