JPH07105596A - Atfトラッキング制御装置 - Google Patents

Atfトラッキング制御装置

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Publication number
JPH07105596A
JPH07105596A JP5246578A JP24657893A JPH07105596A JP H07105596 A JPH07105596 A JP H07105596A JP 5246578 A JP5246578 A JP 5246578A JP 24657893 A JP24657893 A JP 24657893A JP H07105596 A JPH07105596 A JP H07105596A
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JP
Japan
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head
frequency
signal
heads
tracking error
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Application number
JP5246578A
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English (en)
Inventor
Keiji Nagayama
啓治 長山
Harushige Nakagaki
春重 中垣
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録信号のディジタル和周波数がf0→f1→
f0→f2の4トラック完結パターンであり、ヘッドA
による両隣接トラックからのf1、f2周波数のクロス
トーク成分の大小を比較してトラッキング用誤差信号検
出を行う装置において、ヘッドの走査位置に拘らず一方
向極性のトラッキング誤差信号を得る。 【構成】ヘッドBの再生信号周波数を判別する周波数判
別手段を設け、その判別結果を元に、ヘッドAによるト
ラッキング誤差信号検出手段の極性選択を自動的に行
う。 【効果】周波数判別手段による先行、或いは並走するヘ
ッドBの再生信号周波数判別により、サーボ極性上、一
方向の極性のトラッキング誤差信号検出を安定、正確に
行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、民生用ディジタルVT
RにおけるATFトラッキング制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ分野においてディスク
はCD,テープはDAT等に代表されるディジタル化が
主流となった一方、最近では民生用VTRの分野におい
てもハイファイVTR以上の高画質化を狙ったディジタ
ル化が進められている。
【0003】民生用ディジタルVTRを問わずテープメ
ディアにおけるヘッドのトラッキング制御は重要な技術
であり、メディアごとに様々な方式が採用されてきた。
例えば、VHS−VTRではCTL方式、8mmVTRで
は4周波ATF方式、更にDATではエリア分割方式等
々が採用されているのは周知である。
【0004】民生用ディジタルVTRにおけるトラッキ
ング制御には、記録密度を向上し且つ多様化に伴うDF
T制御を可能ならしめる方式として、例えば特開平4−
255969で開示されている制御方式の採用が考えら
れる。
【0005】本方式は、例えば回転磁気ヘッドが180
度対向A、Bの1チャンネル構成のものにあっては、ヘ
ッドAによる記録ディジタル信号のディジタル和(積分
値)周波数のスペクトラムが図11(a)の様にf1、
f2(f1<f2)にディップを持つ様、またヘッドB
による周波数スペクトラムは(b)、(c)の様にそれ
ぞれf1あるいはf2にピークを持つ様交互に記録(記
録制御の詳細は上記公報に記述されているので省略)し
て図12の様な4トラック完結方式(f0→f1→f0
→f2)の記録パターンとし、再生時にはヘッドAのみ
による両隣接トラックからのf1及びf2のパイロット
周波数のクロストーク量を検出してATFトラッキング
を行おうとするものである。
【0006】即ち、図12に示した様にヘッドAが記録
トラックT0を走査するt1時には隣接トラックT-1より
f2の周波数成分を、又逆隣接トラックT1よりf1の
周波数成分のクロストーク量を検出し、両クロストーク
量のレベル差が零となるよう、即ちf2−f1が零とな
るようトラッキング誤差信号をテープ速度を制御するキ
ャプスタンモータ制御回路(図示せず)にフィードバッ
クし、ヘッドが記録トラックの中心を走査するようテー
プ速度の制御がなされる。又、ヘッドAが1回転した後
のT2トラックを走査するt2時には、T1トラックより
f1成分を、T3トラックよりf2成分を検出し、上記
同様f1、f2のクロストーク量のレベル差が零となる
ようトラッキング誤差信号をキャプスタンモータ制御回
路へフィードバックするが、フィードバック制御の極性
上トラッキング誤差信号の極性は一方向である必要があ
り、当然のことながらt1時でのトラッキング誤差信号
検出の極性がf2−f1である場合には、t2時ではt1
時とは逆極性のf1−f2なるトラッキング誤差信号の
検出がなされるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術ではトラッキング誤差信号の検出極性を一義的に
定めることはできない。即ち、再生開始時にヘッドAが
図12に示す4トラック完結記録パターン先頭のT0
ラックより走査を開始した場合にはトラッキング誤差信
号検出は例えばf2−f1、T2トラック走査時には逆の
1−f2とし、以後これを順次繰り返す一義的な極性で
良いが、必ずしもヘッドAが4トラック完結記録パター
ン先頭のT0トラックより走査を開始するとは限らず、
例えば途中のT2トラックから走査を開始した場合には
トラッキング誤差信号の極性を一義的に定めると、トラ
ッキング誤差信号の極性が反転してフィードバックが不
能になるという問題が生じるが、この点については上記
従来技術では何ら配慮されていなかった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決し、ヘ
ッドAの走査位置を自動的に識別して正確、安定なトラ
ッキング制御を実現する装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、トラッキング誤差信号の検出を行わな
いヘッドBの再生信号周波数を判別する周波数判別手段
を設け、その判別結果をもとに、ヘッドAによるトラッ
キング誤差信号検出手段の極性を自動的に選択するよう
にした。
【0010】
【作用】上記周波数判別手段はヘッドAに先行するヘッ
ドBで再生されたパイロット信号f1もしくはf2の周
波数を判別してそれぞれに対応した2値化識別信号”
L”、”H”を出力する。トラッキング誤差信号検出手
段は、周波数判別手段の出力が”H”の時にはf2−f
1、又”L”の時にはf1−f2の極性で誤差信号を検
出するよう動作する。これによりヘッドAが図12の4
トラック完結パターンの先頭トラックT0(T4、T8
…)を走査時には常にトラッキング誤差信号がf2−f
1の極性となり、又トラックT2(T6、T10、…)を走
査時には常にトラッキング誤差信号がf1−f2の極性
となるよう自動的に極性選択がなされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0012】図1は、本発明によるATFトラッキング
制御装置の一実施例を示す構成図である。同図において
1は直径方向に対向する位置に設置されたアジマス角の
異なるヘッドA及びヘッドBを備えた回転シリンダ、2
及び3はそれぞれヘッドA、Bの再生信号を増幅する増
幅器、4は切り換えスイッチ、5はヘッド切り換え信号
の入力端子、6はイコライザー回路7、データストロー
ブ回路8、及び信号処理回路9から成る信号再生ブロッ
ク、10は信号再生ブロックの出力端子、11はそれぞ
れf1及びf2に中心周波数を持つ一対のバンドパスフ
ィルタ12、13と、一対のピーク検出器14、15
と、ピーク検出器14、15の出力を正相、逆相で減算
する一対の減算器16、17、及び減算器16、17の
出力を切り換え制御する切り換えスイッチ18とから成
るトラッキング誤差信号検出手段、19は出力端子、2
0は前記切り換えスイッチ18を制御する周波数判別手
段である。
【0013】本発明は周波数判別手段20によってヘッ
ドBから再生されるパイロット周波数を識別し、この識
別結果に応じてトラッキング誤差信号検出手段11の切
り換えスイッチ18を制御して、出力端子19に同一方
向のトラッキング誤差信号を得ようとするものである。
【0014】トラッキング誤差信号検出手段11は、再
生増幅器2を介して得られたヘッドAの再生信号からバ
ンドパスフィルタ12及び13、ピーク検出器14及び
15によってそれぞれ両隣接トラックからのf1及びf
2のパイロット周波数のクロストーク量を検出すると共
にピーク検出器14及び15双方の出力を正相、逆相で
減算する減算器16及び17によって両クロストーク量
のレベル差を求め減算器16からf1−f2、減算器1
7からはf2−f1の誤差信号を出力する。又切り換え
スイッチ18は周波数判別手段20の制御信号Esによ
って制御され、Esが”L”の時にはその接点は図中の
L側に、”H”の時には接点はH側に切り換わるよう働
く。
【0015】又、周波数判別手段20は、再生増幅器3
を介して得られたヘッドBの再生信号周波数を識別し、
再生信号がf1であった場合には”L”、f2であった
場合には”H”の識別信号Esを出力するものである。
【0016】図2にこの周波数判別手段20の一具体構
成例を示した。
【0017】同図にて、22及び23はf1及びf2に
中心周波数を持つバンドパスフィルタ、24及び25は
それぞれバンドパスフィルタ22及び23の出力波のピ
ーク検出を行うピーク検出器、26は電圧比較器、27
はラッチ回路、28は位相シフタである。
【0018】ヘッドBがf1トラックを走査した場合、
ピーク検出器24の出力がピーク検出器25の出力より
も大となるため電圧比較器26の出力esは”L”、又
逆にヘッドBがf2トラックを走査した場合にあっては
ピーク検出器25の出力がピーク検出器24の出力より
も大となるためesは”H”の識別を行い、ラッチ回路
27へ入力される。又位相シフタ28はヘッド切り換え
信号5(詳細は省くが、例えばヘッドAがテープに当接
しているタイミングは”L”、ヘッドBが当接している
場合は”H”の同期信号)の時間シフトを行い、遅延し
たタイミングでラッチ回路27を制御する。すなわち、
ヘッドBの再生中において、その再生開始点から所定時
間遅延したタイミングでラッチ回路を制御するよう働
き、ヘッドBの再生トラックに応じて、f1トラック走
査時には”L”、f2トラック走査時には”H”のラッ
チ信号Esを出力するものである。尚、ラッチ出力Es
の更新は当然ながら、ヘッドBの走査、即ちシリンダ1
回転毎に行われるものである。
【0019】係る構成による全体の動作について、以下
図3及び図4を参照しながら説明する。
【0020】図3はヘッド走査の様子を示したものであ
る。時刻t1の走査のタイミングを起点にとれば、シリ
ンダ半回転毎にヘッドA、Bが記録トラックT0、T1
2、T3…の走査を順次繰り返して信号再生がなされ
る。勿論、ヘッドの走査は図1のヘッド切り換え信号5
と同期をとって行われるものであり、時間軸上のヘッド
切り換え信号と再生トラックの関係は図4(a)、
(b)に示すタイミングとなる。この時、ヘッドBによ
り再生されるパイロット信号周波数は(c)の如くシリ
ンダ半回転周期に相当する(シリンダへのテープ巻き付
け角が180゜の場合を示す)期間だけf1、f2が交
互に再生され、周波数判別手段の比較器26からは
(d)のようにf1再生トラックでは”L”、f2再生
トラックで”H”、又非再生期間では不確定の識別信号
esが出力される。
【0021】一方、位相シフタ28は(a)のヘッド切
り換え信号を所定時間τだけ遅延させ(e)に示すシフ
ト信号を生成すると共に、この信号でラッチ回路27を
制御する。ラッチ回路27は(e)の制御信号の立上り
エッジのタイミングで(d)で得た電圧比較器26から
の入力esをラッチするよう構成されており、従って、
その出力には(f)に示すEsなる制御信号が得られ、
これによってトラッキング誤差信号検出手段11の切り
換えスイッチ18が制御されて(g)に示すようにEs
が”H”のタイミングではf2−f1の、又”L”のタ
イミングではf1−f2の極性のトラッキング誤差信号
が出力されることになる。
【0022】即ち、本実施例によれば、ヘッドAによる
トラッキング誤差信号の極性選択が、先行するヘッドB
の再生パイロット信号周波数の識別結果に応じて自動的
に行われるものであり、再生開始時に、ヘッドAが4ト
ラック完結パターンの位置を問わず何れのトラックから
走査を開始してもサーボ極性上、一方向のトラッキング
誤差信号の検出を安定、正確に行うことが出来る。
【0023】図5は、本発明によるATFトラッキング
制御装置の一実施例を示す構成図である。同図にて、3
0は直径方向に対向する位置に設置された同アジマスの
ヘッドA1及びA2と、ヘッドA1及びA2にそれぞれ
隣接し且つ逆アジマスで、直径方向に対向する位置に設
置された同アジマスのヘッドB1及びB2との4つのヘ
ッドを備えた回転シリンダ、31及び32はそれぞれヘ
ッドA2、B2の再生信号を増幅する増幅器、33は切
り換えスイッチ、34は一対のイコライザー回路7及び
35、データストローブ回路8及び36、及び信号処理
回路37からなる信号再生ブロック、38は11と対を
成す同一構成のトラッキング誤差信号検出手段、39は
20と対を成す周波数判別手段、40はヘッド切り換え
信号5によって制御され11、38の出力を切り換え制
御する切り換え手段、41は出力端子であり、その他第
1図と同一符号を付した部分は同一、もしくは同等な部
分を指し、その動作もまた同一である。
【0024】図5の実施例は、図1実施例のヘッドが
A、Bの1チャンネル構成であったものをヘッドがA
1、B1、A2、B2の2チャンネル構成のものに展開
したものであり、ヘッドA1及びヘッドB1の走査時に
おいては、半回転前のヘッドB2から再生されたパイロ
ット周波数を周波数判別手段20によって識別し、この
識別結果に応じてトラッキング誤差信号検出手段11の
切り換えスイッチを制御し、切り換え手段40を介して
トラッキング誤差信号検出手段11の出力を出力端子4
1に出力すると共に、ヘッドA2及びヘッドB2の走査
時においては、同様に半回転前のヘッドB1から再生さ
れたパイロット周波数を周波数判別手段39によって識
別し、この識別結果に応じてトラッキング誤差信号検出
手段38の切り換えスイッチを制御し、切り換え手段4
0を介してトラッキング誤差信号検出手段38の出力を
出力端子41に出力するものである。
【0025】以下図6及び図7を参照しながらその動作
を説明する。
【0026】図6はヘッド走査の様子を表したものであ
る。時刻t1の走査のタイミングを起点にとれば、シリ
ンダ半回転毎にヘッドA1及びB1、A2及びB2が記
録トラックT0及びT1、T2及びT3…の走査を順次
繰り返して信号再生がなされる。勿論、ヘッドの走査は
図5のヘッド切り換え信号5と同期をとって行われるも
のであり、時間軸上のヘッドの切り換え信号と再生トラ
ックの関係は図7(a)、(b)に示すタイミングとな
る。この時、ヘッドB2によりパイロット信号周波数は
(c)の如くシリンダ半回転周期に相当する(シリンダ
へのテープの巻き付け角が180゜の場合を示す)期間
だけf2が再生され、周波数判別手段20の比較器から
は(d)のようにf2再生トラックでは”H”、非再生
期間では不確定の識別信号esが出力される。同様に、
ヘッドB1で再生されるパイロット信号周波数は(e)
の如くf1となり、周波数判別手段39の比較器からは
(f)のようにf1再生トラックでは”L”、非再生期
間では不確定の識別信号es’が出力される。
【0027】一方、周波数判別手段20の位相シフタは
(a)のヘッド切り換え信号を所定時間τだけ遅延させ
(g)に示すシフト信号を、また周波数判別手段39の
位相シフタは(h)に示すシフト信号を生成し、それぞ
れこの信号の立上りエッジのタイミングで(d)及び
(f)で得た電圧比較器からの入力es及びes’をラ
ッチするよう構成されており、従って、周波数判別手段
20及び39の出力Es及びEs’が”H”のタイミン
グではf2−f1の、又”L”のタイミングではf1−
f2の極性で切り換えスイッチ40に供給される。切り
換えスイッチ40は、ヘッド切り換え信号5によって制
御され、その制御信号が”L”の時にはその接点は図中
のL側に、”H”の時には接点はH側に切り換わるよう
働き、その出力端子には(i)に示すようにf2−f
1、f1−f2の極性のトラッキング誤差信号が交互に
出力されることになる。
【0028】即ち、本実施例によれば、ヘッドA1及び
A2によるトラッキング誤差信号の極性選択が、先行す
るヘッドB2及びB1の再生パイロット信号周波数の識
別結果に応じて自動的に行われるものであり、再生開始
時に、ヘッドA1もしくはA2が4トラック完結パター
ンの位置を問わず何れのトラックから走査を開始しても
サーボ極性上、一方向のトラッキング誤差信号の検出を
安定、正確に行うことが出来る。
【0029】図8は、本発明によるATFトラッキング
制御装置の一実施例を示す構成図である。同図において
42は周波数判別手段であり、その他第1図及び第5図
と同一符号を付した部分は同一、もしくは同等な部分を
指し、その動作もまた同一である。
【0030】図8の実施例は、図5実施例に対して、ヘ
ッドA1及びA2によるトラッキング誤差信号の極性選
択を、並走するヘッドB1及びB2の再生パイロット信
号周波数の識別結果に応じて自動的に行うものである。
【0031】周波数判別手段42は、再生増幅器3及び
32を介して得られたヘッドB1及びB2の再生信号周
波数を識別し、再生信号がf1であった場合には”
L”、f2であった場合には”H”の識別信号Esを出
力するものである。
【0032】図9にこの周波数判別手段42の一具体構
成例を示した。
【0033】同図にて、図2と同一符号を付した部分は
同一、もしくは同等な部分を指し、その動作もまた同一
であり、図2からラッチ回路27及び位相シフタ28を
取り除くと共に、電圧比較器26の極性を反転させたも
のである。
【0034】係る構成による全体の動作について、以下
図10を参照しながら説明する。
【0035】ヘッド走査及びトラックの記録パターンは
図5実施例と同一であり、時間軸上のヘッドの切り換え
信号と再生トラックの関係は図10(a)、(b)に示
すタイミングとなる。この時、B1により再生されるパ
イロット信号周波数はf1、B2により再生されるパイ
ロット信号周波数はf2となる。又、切り換えスイッチ
4は前記ヘッド切り換え信号5により制御され、その制
御信号が”L”の時にはその接点は図中のL側に、”
H”の時には接点はH側に切り換わるよう働き、これに
より周波数判別手段42の出力には(d)に示すEsな
る制御信号が得られ、これによってトラッキング誤差信
号検出手段11の切り換えスイッチ18が制御されて
(e)に示すようにEsが”H”のタイミングではf2
−f1の、又”L”のタイミングではf1−f2の極性
のトラッキング誤差信号が出力されることになる。
【0036】即ち、本実施例によれば、ヘッドA1及び
A2によるトラッキング誤差信号の極性選択が、並走す
るヘッドB1及びB2の再生パイロット信号周波数の識
別結果に応じて自動的に行われるものであり、再生開始
時に、ヘッドA1もしくはA2が4トラック完結パター
ンの位置を問わず何れのトラックから走査を開始し手も
サーボ極性上、一方向のトラッキング誤差信号の検出を
安定、正確に行うことが出来る。
【0037】以上、本発明の実施例について説明した。
【0038】周波数判別手段の具体例として図2及び図
9を挙げたが、これは特に限定されるものではなく、例
えば周知の周波数弁別器を使用することも可能である。
【0039】又、トラッキング誤差信号検出手段にあっ
ては、正相、逆相の一対の減算器を備える構成を示した
が、これも特に限定されるものではなく、例えば減算器
は一つとし、これを反転した出力との切り換え制御を行
うことも可能であり、本発明の要旨を変えない範囲で種
々変形可能は容易である。
【0040】尚、図1実施例におけるトラッキング誤差
信号の検出結果は、図4(g)のように不連続に表現し
たが、これは、ヘッドAの再生トラックに対する誤差信
号検出極性を明示したためであり、実施に際しては適
宜、前値ホールド等して連続性が確保されるのは勿論で
ある。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ヘッ
ドAによるトラッキング誤差信号検出手段の極性切り換
えをトラッキング誤差信号の検出を行わないヘッドBの
再生信号周波数を識別して自動的に行うようにしたた
め、ヘッドAの走査位置に係わらず、サーボ極性上、一
方向のトラッキング誤差信号の検出を安定、正確に行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例における、周波数判別手段の一具
体構成例を示す図である。
【図3】図1の実施例の動作を説明するためのヘッド走
査の様子を示す図である。
【図4】図1の実施例の動作を説明する主要部の動作波
形図である。
【図5】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図6】図5の実施例の動作を説明するためのヘッド走
査の様子を示す図である。
【図7】図5の実施例の動作を説明する主要部の動作波
形図である。
【図8】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図9】図8の実施例における、周波数判別手段の一具
体構成例を示す図である。
【図10】図8の実施例の動作を説明する主要部の動作
波形図である。
【図11】各トラックの記録信号のディジタル和の周波
数特性図である。
【図12】記録パターン(4トラック完結方式)を示す
図である。
【符号の説明】
1、30…回転シリンダ 6、34…信号処理手段 11、38…トラッキング誤差信号検出手段 20、39、42…周波数判別手段 40…切り換え手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転シリンダ上の直径方向に対向する位置
    に設置されたアジマス角の異なる第1、第2の2つのヘ
    ッドを有し、情報信号をディジタル化して記録、再生す
    る回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、該第1のヘ
    ッドによる記録ディジタル信号のディジタル和の周波数
    特性が第1、第2の特定の周波数においてディップを持
    つ様、さらに該第2のヘッドによる記録ディジタル信号
    のディジタル和の周波数特性は、該第1の周波数におい
    てピークを持つと同時に、該第2の周波数においてディ
    ップを持つ様、また逆に該第1の周波数においてディッ
    プを持つと同時に、該第2の周波数においてピークを持
    つ様に、該第1のヘッドによる記録トラックを挾んで交
    互に記録されるディジタル磁気記録再生装置において、
    該第1のヘッドで再生される両隣接トラックからの該第
    1及び該第2のクロストーク周波数成分の大小を比較し
    て、トラッキング用制御信号を出力するトラッキング誤
    差信号検出手段と、該第1ヘッドに先行する該第2のヘ
    ッドの再生信号周波数を判別し、且つ該トラッキング誤
    差信号検出手段を制御する周波数判別手段とを具備し、
    該周波数判別手段の判別結果に応じて該トラッキング誤
    差信号検出手段の出力の極性を選択する様にしたことを
    特徴とするATFトラッキング制御装置。
  2. 【請求項2】上記トラッキング誤差信号検出手段を該第
    1及び該第2の周波数信号を検出する一対のバンドパス
    フィルタと、該一対のバンドパスフィルタのそれぞれの
    出力のピ−ク値を検出する一対のピーク検出器と、該一
    対のピーク検出器の出力を正相及び逆相で減算する一対
    の減算器と、該一対の減算器出力を切り換え制御する切
    り換え回路とで構成し、前記周波数判別手段で該切り換
    え回路を制御することを特徴とした請求項1記載のAT
    Fトラッキング制御装置。
  3. 【請求項3】回転シリンダ上の直径方向に対向する位置
    に設置された同アジマス角の第1及び第3のヘッドと、
    該第1及び該第3のヘッドにそれぞれ隣接し、かつ直径
    方向に対向する位置に設置された該第1及び該第3のヘ
    ッドとは逆アジマス角で、互いには同アジマス角の第2
    及び第4のヘッドの4つのヘッドを有し、情報信号をデ
    ィジタル化して該第1及び該第2のヘッド、該第3及び
    該第4のヘッドでそれぞれ2トラック同時記録、再生す
    る回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、該第1及び
    該第3のヘッドによる記録ディジタル信号のディジタル
    和の周波数特性が、第1、第2の特定の周波数において
    ディップを持つ様、また該第2のヘッドによる記録ディ
    ジタル信号のディジタル和の周波数特性は該第1の周波
    数においてピークを持つと同時に該第2の周波数におい
    てディップを持つ様、更に該第4のヘッドによる記録デ
    ィジタル信号のディジタル和の周波数特性は、該第1の
    周波数においてディップを持つと同時に該第2の周波数
    においてピークを持つ様記録されるディジタル磁気記録
    再生装置において、該第1及び該第3それぞれのヘッド
    で再生される両隣接トラックからの該第1及び該第2の
    クロストーク周波数成分の大小を比較して、トラッキン
    グ用制御信号を出力する第1及び第2の一対のトラッキ
    ング誤差信号検出手段と、該第1のヘッドに先行する該
    第4のヘッドの再生信号周波数を判別し、前記第1のト
    ラッキング誤差信号検出手段を制御する第1、及び該第
    3のヘッドに先行する該第2のヘッドの再生信号周波数
    を判別し、前記第2のトラッキング誤差信号検出手段を
    制御する第2との一対の周波数判別手段と、前記第1、
    第2及び第3、第4のヘッド切り換え信号によって制御
    され、前記第1及び第2のトラッキング誤差信号検出手
    段の出力を切り換え制御する切り換え手段とを具備し、
    該第1及び第2の周波数判別手段の判別結果に応じて該
    第1及び第2のトラッキング誤差信号検出手段の出力の
    極性を選択する様にしたことを特徴とするATFトラッ
    キング制御装置。
  4. 【請求項4】回転シリンダ上の直径方向に対向する位置
    に設置された同アジマス角の第1及び第3のヘッドと、
    該第1及び該第3のヘッドにそれぞれ隣接し、かつ直径
    方向に対向する位置に設置された該第1及び該第3のヘ
    ッドとは逆アジマス角で、互いには同アジマス角の第2
    及び第4のヘッドの4つのヘッドを有し、情報信号をデ
    ィジタル化して該第1及び該第2のヘッド、該第3及び
    該第4のヘッドでそれぞれ2トラック同時記録、再生す
    る回転ヘッド式磁気記録再生装置であって、該第1及び
    該第3のヘッドによる記録ディジタル信号のディジタル
    和の周波数特性が、第1、第2の特定の周波数において
    ディップを持つ様、また該第2のヘッドによる記録ディ
    ジタル信号のディジタル和の周波数特性は該第1の周波
    数においてピークを持つと同時に該第2の周波数におい
    てディップを持つ様、更に該第4のヘッドによる記録デ
    ィジタル信号のディジタル和の周波数特性は、該第1の
    周波数においてディップを持つと同時に該第2の周波数
    においてピークを持つ様記録されるディジタル磁気記録
    再生装置において、該第1及び該第3それぞれのヘッド
    で再生される両隣接トラックからの該第1及び該第2の
    クロストーク周波数成分の大小を比較して、トラッキン
    グ用制御信号を出力するトラッキング誤差信号検出手段
    と、該第1のヘッドと並走する該第2のヘッド及び該第
    3のヘッドと並走する該第4のヘッドの再生信号周波数
    を判別し、且つ前記トラッキング誤差信号検出手段を制
    御する周波数判別手段とを具備し、該周波数判別手段の
    判別結果に応じて該トラッキング誤差信号検出手段の出
    力の極性を選択する様にしたことを特徴とするATFト
    ラッキング制御装置。
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