JPH07282227A - 人物顔領域検出装置 - Google Patents

人物顔領域検出装置

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JPH07282227A
JPH07282227A JP6070851A JP7085194A JPH07282227A JP H07282227 A JPH07282227 A JP H07282227A JP 6070851 A JP6070851 A JP 6070851A JP 7085194 A JP7085194 A JP 7085194A JP H07282227 A JPH07282227 A JP H07282227A
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JP
Japan
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projection
face area
detecting
measuring
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Application number
JP6070851A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Enomoto
暢芳 榎本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人物の顔領域の検出を、確実かつ高速に検出す
ることが可能な人物顔領域検出装置を提供する。 【構成】画像蓄積部11に取り込まれた人物の濃淡画像
に対し、顔領域検出部13において、y方向の射影を計
測し、その射影を一定の画素数おきに順次比較して、極
大点を検出し、また、同時にその極大点における射影微
分値を求め、その極大点の分布状態から複数の顔領域分
割位置候補を検出して、人物画像を複数の領域に分割
し、極大点の射影微分値の統計量と、その各領域内の極
大点の射影微分値を比較して、頭頂位置および顔底位置
を検出し、さらに、x軸上射影計測範囲内において濃淡
画像のx方向の射影を計測し、その射影の一次微分値と
それらの統計値とを比較して顔の左右端を検出し、これ
らの情報を顔領域検出制御信号として動作制御部14に
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、監視領域内に
侵入する人物の画像からその顔領域を検出する人物顔領
域検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の人物顔領域検出装置では、例え
ば、次のような方法により顔領域を検出を行っていた。
すなわち、監視領域内に侵入する人物を、例えば、IT
Vカメラによって撮像し、その撮像された画像の濃淡で
2値化を行った後、連結領域を検出することによって顔
領域を検出する方法である。
【0003】また、他の顔領域の検出方法としては、I
TVカメラによって撮像された画像を、その濃淡で2値
化を行なった後、縦、横方向についての射影を計算し、
そのパターン上の領域の領域分割をパターン値のしきい
値によって行なうという方法である。さらに、他の顔領
域の検出方法として、ITVカメラによって撮像された
カラー画像を用いて、2値化を行った後、領域分割を行
なうという方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の3方法によれ
ば、撮像された画像を、2値化した後、例えば、フレー
ムバッファに記憶し、そのフレームバッファにアクセス
して、2値化画像を2次元配列として取り扱うことによ
り、領域分割を行う処理を行っていたので、所望の領域
を確実に、かつ高速に検出することが、簡便な処理手段
のみで実現するのは困難であるという問題点があった。
そこで、本発明は、人物の顔領域の検出を、確実かつ高
速に検出することが可能な人物顔領域検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の人物顔領域検出
装置は、人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔領域を
検出する人物顔領域検出装置において、人物の顔領域を
含む濃淡画像を入力する画像入力手段と、この画像入力
手段で入力された濃淡画像のy方向の射影を計測する第
1の射影計測手段と、この第1の射影計測手段で計測さ
れた射影をもとに前記画像入力手段で入力された濃淡画
像を複数の領域に分割する分割手段と、この分割手段で
分割された各領域内の特徴を評価することにより、y方
向顔領域分割位置を検出する第1の検出手段と、前記画
像入力手段で入力された画像のx方向の射影を計測する
第2の射影計測手段と、この第2の射影計測手段で計測
された射影をもとにx方向顔領域分割位置を検出する第
2の検出手段とを具備している。
【0006】また、本発明の人物顔領域検出装置は、人
物の顔領域を含む濃淡画像からその顔領域を検出する人
物顔領域検出装置において、人物の顔領域を含む濃淡画
像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入力
された濃淡画像のy方向の射影を計測する第1の射影計
測手段と、この第1の射影計測手段で計測された射影の
極大点を検出する極大点検出手段と、この極大点検出手
段で検出された極大点をもとに前記画像入力手段で入力
された濃淡画像を複数の領域に分割する分割手段と、前
記極大点検出手段で検出された極大点における微分値の
統計量と、前記極大点検出手段で検出された極大点のう
ち、前記分割手段で分割された領域の上方の境界周辺の
極大点における射影の微分値を比較して、頭頂位置を検
出する第1の検出手段と、前記画像入力段で入力された
濃淡画像のx方向の射影を計測する第2の射影計測手段
と、この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値
をもとにx方向顔領域分割位置を検出する第2の検出手
段とを具備している。
【0007】また、本発明の人物顔領域検出装置は、人
物の顔領域を含む濃淡画像からその顔領域を検出する人
物顔領域検出装置において、人物の顔領域を含む濃淡画
像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入力
された濃淡画像のy方向の射影を計測する第1の射影計
測手段と、この第1の射影計測手段で計測された射影か
ら極大点を検出する極大点検出手段と、この極大点検出
手段で検出された極大点をもとに前記画像入力手段で入
力された濃淡画像を複数の領域に分割する分割手段と、
前記極大点検出手段で検出された極大点のうち、前記分
割手段で分割された領域の下方の境界周辺の極大点にお
ける射影をもとに顔底位置を検出する第1の検出手段
と、前記画像入力手段で入力された濃淡画像のx方向の
射影を計測する第2の射影計測手段と、この第2の射影
計測手段で計測された射影の微分値をもとに顔領域分割
位置を検出する第2の検出手段とを具備している。
【0008】また、本発明の人物顔領域検出装置は、人
物の顔領域を含む濃淡画像からその顔領域を検出する人
物顔領域検出装置において、人物の顔領域を含む濃淡画
像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入力
された画像のy方向の射影を計測する第1の射影計測手
段と、この第1の射影計測手段で計測された射影から極
大点を検出する極大点検出手段と、この極大点検出手段
で検出された極大点をもとに前記画像入力手段で入力さ
れた濃淡画像を複数の領域に分割する分割手段と、この
分割手段で分割された各領域内の特徴を評価することに
より、y方向顔領域分割位置を検出する第1の検出手段
と、この第1の検出手段で検出されたy方向顔領域分割
位置をもとに、変化特徴の強い目の位置を推定し、その
領域において、x方向射影計測領域を検出する第2の検
出手段と、この第2の検出手段で検出されたx方向射影
計測領域内において、前記画像入力手段で入力された濃
淡画像のx方向の射影を計測する第2の射影計測手段
と、この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値
をもとにx方向顔領域分割位置を検出する第3の検出手
段とを具備している。
【0009】また、本発明の人物顔領域検出装置は、y
方向における顔とそれ以外の部分のように、領域よって
濃淡変化の周期の異なるものの領域分割を行うために、
ある軸上の射影の極大点間隔の分布を用い、それを閾値
処理する方式を用いることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の人物顔領域検出装置は、
人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔領域を検出する
人物顔領域検出装置において、人物の顔領域を含む濃淡
画像を入力する画像入力手段と、この画像入力手段で入
力された濃淡画像のy方向の射影を計測する第1の射影
計測手段と、前記第1の射影計測手段で計測された射影
に対し、サンプリング間隔を変化させて射影のサンプリ
ングを複数行い、それぞれの場合における極大点を検出
する極大点検出手段と、この極大点検出手段で検出され
たそれぞれの場合の極大点の分布状態をもとに、最適な
サンプリング間隔の場合の極大点を選択し、その極大点
をもとに前記画像入力手段で入力された濃淡画像を複数
の領域に分割する分割手段と、この分割手段で分割され
た各領域内の特徴を評価することにより、y方向顔領域
分割位置を検出する第1の検出手段と、前記画像入力手
段で入力された画像のx方向の射影を計測する第2の射
影計測手段と、この第2の射影計測手段で計測された射
影の微分値をもとにx方向顔領域分割位置を検出する第
2の検出手段とを具備している。
【0011】
【作用】人物の濃淡画像のy方向の射影を計測し、その
射影の極大点を検出し、その極大点の分布状態から複数
の領域に分割し、前記極大点の微分値の統計量と、前記
領域の上方の境界周辺の極大点における射影の微分値を
比較して、頭頂位置を検出し、また、前記領域の下方の
境界周辺の極大点における射影の形状を用いて顔底位置
を検出し、これら検出された頭頂位置および顔底位置を
もとにx方向射影計測領域を検出し、その領域内におい
て、前記濃淡画像のx方向の射影を計測し、その射影の
微分値とそれらの統計値をもとにx方向顔領域分割位置
を検出することにより、人物の顔領域の検出を、確実か
つ高速に検出することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本実施例に係る人物顔領域処理装
置を概略的に示したものである。すなわち、ITVカメ
ラ1は監視領域7内の画像をモノクロで撮像し、電気信
号に変換する。このITVカメラ1で撮像された画像信
号は、伝送路2によって処理装置3および表示装置4に
送られる。表示装置4は、ITVカメラ1で撮像された
画像を表示し、処理装置3は、ITVカメラ1で撮像さ
れた画像を連続的に取り込み、人物を含む画像からその
人物の顔領域を検出するための画像処理や判断等を行
う。その結果、顔領域を検出すると、表示装置4の画面
上に顔領域検出の表示を行ったり、警報装置5によりア
ラーム音を発したりするとともに、VCR等の画像記録
装置6に、そのときの画像を記録したりする。
【0013】図2は、上記した人物顔領域処理装置の要
部を概略的に示すものである。尚、図1と同一部分には
同一符号を付して説明する。図2において、処理装置3
は、A/D変換器10、画像蓄積部11、カメラ制御部
12、顔領域検出部13、動作制御部14、認識結果情
報記録部15から構成される。
【0014】ITVカメラ1からのモノクロの画像信号
は、一定時間間隔でA/D変換器10でデジタル信号に
変換され、数フレームごとの8bitsの画像データとして
画像蓄積部11に取り込まれる。
【0015】カメラ制御部12は、ITVカメラ1の動
作を制御するもので、ITVカメラ1の撮像領域を調節
して画像入力範囲を設定したりする。顔領域検出部13
では、画像蓄積部11に取り込まれた画像をもとに、画
像中の人物の顔領域の検出を行うものである。画像中か
ら人物の顔領域が検出された場合、顔領域検出結果信号
を出力する。
【0016】動作制御部13では、顔領域検出部13で
出力された顔領域検出結果信号をもとに、各種制御信号
を出力して、各部の動作制御を行うものである。すなわ
ち、表示装置4に対し検出結果表示制御信号を出力し、
警報装置5に対し警報制御信号を出力し、画像記録装置
6に対し画像記録制御信号を出力し、画像蓄積部11に
対し蓄積制御信号を出力し、カメラ制御部12に対し入
力領域信号を出力し、顔領域検出部13に対し顔領域検
出制御信号を出力し、認識結果情報記録部15に対し時
刻信号を出力する。
【0017】表示装置4は、画像蓄積部11に取り込ま
れた画像を表示したり、顔領域検出部13で画像中から
人物の顔領域が検出された場合に、動作制御部14から
の検出結果制御信号をもとに、検出結果を表示するもの
である。
【0018】画像記録装置6は、顔領域検出部13で画
像中から人物の顔領域が検出された場合に、動作制御部
14からの画像記録制御信号をもとに、人物の顔領域が
検出された画像を記録するものである。
【0019】警報装置5は、顔領域検出部13で画像中
から人物の顔領域が検出された場合に、動作制御部14
からの警報制御信号をもとにアラーム音を発するもので
ある。
【0020】画像蓄積部11は、顔領域検出部13で画
像中から人物の顔領域が検出された場合に、動作制御部
14からの蓄積制御信号をもとに、A/D変換器10か
らの画像データの取り込み動作を制御するようになって
いる。
【0021】カメラ制御部12は、顔領域検出部13で
画像中から人物の顔領域が検出された場合に、動作制御
部14からの入力領域信号をもとに、ITVカメラ1の
ズーミング動作を行うようになっている。
【0022】顔領域検出部13は、顔領域検出部13で
画像中から人物の顔領域が検出された場合に、動作制御
部14からの顔領域検出制御信号をもとに、顔領域の検
出動作を制御するようになっている。
【0023】認識結果情報記録部15は、顔領域検出部
13で画像中から人物の顔領域が検出された場合に、顔
領域検出部13からの顔領域検出結果信号と、動作制御
部14からの時刻信号をもとに、検出された顔領域の情
報を時刻とともに履歴情報として記録するようになって
いる。
【0024】次に、図1に示した人物顔領域検出装置の
処理動作について、図3に示すフローチャートを参照し
て説明する。まず、ステップS1に進み、動作制御部1
4は、画像入力範囲をITVカメラ1の撮像領域全体に
設定し、ステップS2に進む。
【0025】ステップS2では、ITVカメラ1で撮像
された画像が処理装置3に入力され、A/D変換器10
で、デジタル信号に変換される。ステップS3では、デ
ジタル信号に変換された画像データが画像蓄積部11に
取り込まれる。また、表示装置4に画像蓄積部11に取
り込まれた画像が表示される。
【0026】ステップS4では、画像蓄積部11で取り
込まれた画像をもとに、顔領域検出部13において、検
出された人物の顔領域の検出処理を行う。尚、画像蓄積
部11で取り込まれた画像から人物を検出する方法とし
ては、画像蓄積部11に時系列に取り込まれた複数枚の
画像に対し、差分演算および2値化演算処理を行うこと
により変化領域を切り出し、この変化領域に外接する矩
形を求めて、この矩形の大きさが、ある一定値(画素数
の閾値)よりも大きいならば、人物を検出したとする方
法等が考えられるが、本発明の趣旨ではないので、説明
は省略する。
【0027】ステップS5に進み、ステップS4で人物
の顔領域が検出されたときステップS6に進み、検出さ
れなかったらステップS1にもどり、前記同様に処理が
行われる。
【0028】ステップS6では、動作制御部14が、顔
領域検出部13からの顔領域検出結果信号を受信する
と、画像記録装置6に対し画像記録制御信号を出力し、
顔領域が検出された画像が画像記録部6で記録され、ス
テップS7に進む。
【0029】ステップS7では、動作制御部14が、顔
領域検出部13からの顔領域検出結果信号を受信する
と、警報装置5に対し警報制御信号を出力し、警報装置
5では、警報制御信号アを受信するとアラーム音を発す
る。
【0030】ステップS8では、動作制御部14が、顔
領域検出部13からの顔領域検出結果信号をもとに、画
像入力範囲を検出された人物の顔領域を中心となるよう
に、カメラ制御部12に対して入力領域信号を出力し、
カメラ制御部12は、ITVカメラ1のズーミング制御
を行う。
【0031】ステップS9では、ITVカメラ1で撮像
された拡大された画像が処理装置3に入力され、A/D
変換器10で、デジタル信号に変換される。ステップS
10では、デジタル信号に変換された画像データが画像
蓄積部11に取り込まれ、ステップS11に進む。
【0032】ステップS11では、画像蓄積部11に取
り込まれ、検出された人物の顔領域を中心とする拡大さ
れた画像が、表示装置4には表示される。ステップS1
2では、検出された人物の顔領域を中心とする拡大され
た画像が画像記録装置6に記録される。
【0033】ステップS13では、動作制御部14から
の時刻信号および顔領域検出部13からの顔領域検出結
果信号をもとに、画像記録装置6に記録されたときの記
録時刻と、ステップS4で行われた顔領域検出処理のた
めの演算の途中結果を含めた顔領域検出処理結果が認識
結果情報記録手段8に記録される。
【0034】このように、顔領域検出処理が終了する
と、ステップS1に戻り、再び前述同様の処理動作が実
行される。次に、ステップS4で実行される顔領域検出
処理について説明する。
【0035】まず、本実施例における顔領域検出方法の
原理について簡単に説明する。検出対象の画像は、画像
蓄積部11に取り込まれたモノクロの濃淡画像を対象と
する。この場合、画像中の検出されるべき顔の領域とし
て特徴的なものは、顔内部のパーツ(目、鼻、口等)に
より顔以外の部分とくらべて、画像の濃淡の変化が細か
いということである。
【0036】そこで、濃淡画像について、x軸上および
y軸上へ濃淡射影をとり、それぞれの射影において、他
部位に比べて細かい変化を認めることができる領域が、
顔に相当する領域となる。
【0037】さらに、x方向、y方向の射影の特性を比
べると、y方向では顔とその他部位での射影の変化の度
合いの違いが顕著であることがわかる。これらの画像特
徴を利用して顔領域を検出するために、まず、y軸への
射影を計測し、その変化の度合いによってy方向の領域
分割を行なう。そして、顔の上下端があらかじめ検出さ
れた後に、この範囲内でx軸上への射影をとって、顔の
左右端を決定すればよい。y軸上への射影変化の度合い
の尺度として射影の濃淡変化の極大点の空間周波数を用
いる。これは極大点の位置を検出し、その間の距離で近
似するものである。
【0038】図4に示すフローチャートを参照して、本
実施例における顔領域検出処理について説明する。ステ
ップS20〜ステップS23の処理では、y軸への射影
を計測し、その変化の度合いによってy方向の領域分割
を行なう。図5を参照してその処理について説明する。
【0039】まず、ステップS20に進み、人物が検出
された濃淡画像のy軸方向について、その濃淡の計測を
行い、y軸上の濃淡射影をとる。図5の斜線で示した部
分が、濃淡画像の人物像30のy軸方向(縦方向)につ
いて、その濃淡の計測を行った結果得られたy軸上への
濃淡射影パターン31である。
【0040】次に、ステップ21に進み、ステップS2
0で求めたy軸上への濃淡射影パターンからその濃淡変
化の極大点(y軸上への濃淡射影パターンのの変化点)
の位置を検出し極大射影を求める。すなわち、y軸上の
1点yにおける濃淡射影値をp(y)と表し、その点y
からΔ画素離れた点の濃淡射影値をそれぞれ、p(y−
Δ)、p(y+Δ)とするとき、p(y−Δ)<=p
(y)かつp(y)>=p(y+Δ)なる点yを選択す
ることによって、極大点を検出する。このような処理を
y軸上の全ての点について行った結果を、その点の射影
極大値pΔ(y)とともに表したものが、図5において
太い実線で表された極大射影32である。
【0041】射影極大値pΔ(y)は、 pΔ(y)=[{p(y)−p(y−Δ)}+{p(y
+Δ)−p(y)}]/2 と表せる。
【0042】また、極大点間隔は、y方向における、
目、鼻など特徴の存在する細かさを示すと考えられる。
次に、ステップS22に進み、最適極大射影の選択を行
う。
【0043】前述した画素数Δの値により、ノイズ等の
影響の受けやすさが変わり、極大点の検出のされ方、す
なわち、極大点の検出位置が変わる。そこで、画素数Δ
を変化させてその検出位置の分離度を評価し、その評価
値が最大、すなわち分離度最大の場合を選択する。ここ
では、分離度として、極大点間距離の分布の分散(また
は標準偏差)を用いる。
【0044】これは具体的には、画素数Δをある範囲
(ここでは、1〜10)で可変して検出した極大点間隔
Dの標準偏差を求め、それを最大にする画素数Δの場合
の極大点およびその極大射影を、それぞれ最適極大点お
よび最適極大射影とする。尚、このステップS22で選
択された最適極大射影は、図5の極大射影32であり、
以下、この極大射影32を最適極大射影32と呼ぶ。
尚、最適極大点yにおける射影極大値をpmxΔ(y)
と表す。
【0045】次に、ステップS23に進み、y方向の顔
領域分割位置の候補を抽出する。最適極大射影32中の
最適極大点間隔Dを検出し、その最大からα番目(本実
施例ではα=6)の値Dαを選択する。尚、このαの値
は、画面の縦方向を頭頂の背景、人物の顔らしい領域、
人物の首から下の領域といった概略の領域に分割すると
きの領域数に相当するものである。そして、最適極大射
影32を画像の上から下へスキャンし、その最適極大点
間隔Dについて、D>=Dαなる最適極大点を顔領域分
割位置の候補とする。このようにして全ての最適極大射
影32について求めたものが、図5において、細い実線
で表されたy方向の顔領域分割位置候補33である。す
なわち、人物が検出された輝度による濃淡画像のy軸上
への濃淡射影から、y方向の顔領域分割位置候補33が
抽出できたことになる。
【0046】次に、以下のステップS24〜ステップS
26において、y方向の顔領域分割位置候補33のう
ち、上端付近のもの(頭頂の背景の可能性大)と、下端
付近のもの(首から下の洋服等の可能性大)を細かく調
べて、最終的に顔とその他の部分との領域境界を見つけ
る。
【0047】まず、ステップS24に進み、ステップS
23で求めたy方向の顔領域分割位置候補の中から登頂
部の顔領域分割位置、すなわち、頭頂位置を検出する。
図6を参照して説明する。図6において、細い実線で示
したものがy方向の顔領域分割位置候補34で、極大点
y(y軸上への濃淡射影パターンの変化点)における射
影微分値を表したものが極大射影35である。閾値36
は、(射影微分値の平均値)+(射影微分値の標準偏
差)×C0である。ここで、各種条件に応じてあらかじ
め設定される数値C0はC0=3とする。
【0048】このような設定で、y方向の顔領域分割位
置候補34のうち、最上端からn番目の顔領域分割位置
候補より上に、(射影微分値)>(閾値36)なる射影
微分値を有する極大点がある場合、それらの射影微分値
のうち最大の射影微分値を有する極大点の位置を中心と
して上側に向かって、その最大値のC1倍より小さくな
る射影微分値を選択して、その値を有する極大点の位置
を頭頂位置38とする。ここで、あらかじめ設定される
数値nおよびC1は、n=0(すなわち、顔領域分割位
置候補33のうち最上端の顔領域分割位置候補を指定し
ている。)、C1=0.2231とする。
【0049】このとき、y方向の顔領域分割位置候補3
3のうち、最上端からn番目の顔領域分割位置候補より
上に、(射影微分値)>(閾値36)なる射影微分値を
有する極大点がない場合、最上端からn番目の顔領域分
割位置候補のy座標位置をそのまま頭頂位置とする。
【0050】ステップS24において検出された頭頂位
置38の位置情報は動作制御部14に顔領域検出信号と
して出力される。また、頭頂位置38が検出されなかっ
たときも頭頂位置が検出されなかった旨の情報を通知す
る信号が動作制御部14に対して出力される。
【0051】次に、ステップS25に進み、ステップS
23で求めたy方向の顔領域分割位置候補の中から顔底
位置を検出する。図7を参照して説明する。
【0052】図7において、破線で示したものが顔領域
分割位置候補39であり、太い実線で示したものが、y
軸上への濃淡射影パターン40の極大点yにおける極大
射影41である。また、細い実線で示したものが濃淡射
影パターン40の最適極大点についての最適極大射影4
2である。
【0053】顔領域分割位置候補39のうち、最下方か
ら、例えば、2番目までの顔領域分割位置候補のy軸上
の座標点と、そのすぐ上の極大点における、濃淡射影パ
ターン40の射影値をサンプリングし、S=(射影値の
差の絶対値)×(2点間のy座標差)から評価値Sを求
める。すなわち、例えば、最下方から2番目の顔領域分
割位置候補のy軸上の座標点と、そのすぐ上の極大点に
おける評価値Sを求めると、図7の三角形S1の面積に
相当する。また、例えば、最下方の顔領域分割位置候補
のy軸上の座標点と、そのすぐ上の極大点における評価
値Sを求めると、図7の三角形S2の面積に相当する。
【0054】このようにして求めた評価値Sにうち、そ
の評価値が最大となる顔領域分割位置候補を選択し、さ
らに、その顔領域分割位置候補とすぐ上の最適極大点と
の間に存在する射影微分値が最大の極大点の位置を顔底
位置43とする。
【0055】ステップS25において検出された顔底位
置43の位置情報は動作制御部14に顔領域検出信号と
して出力される。また、顔底位置43が検出されなかっ
たときも顔底位置が検出されなかった旨の情報を通知す
る信号が動作制御部14に対して出力される。
【0056】次に、ステップS26に進み、頭頂位置の
修正を行う。ステップS24において、検出された頭頂
位置が、最上端からn番目の顔領域分割位置候補のy座
標位置である場合、実際の頭頂位置は、この位置の下側
の極大点上にあると考えられる。そこで、このステップ
S26では、ステップS24において、検出された頭頂
位置と、ステップS25において検出された顔底位置と
の差によって求められる顔の高さを用いて、頭頂位置の
修正の処理を行う。
【0057】図8を参照して説明する。図8において、
破線で示したものは顔領域分割位置候補45であり、細
い実線で示したものは最適極大射影46である。ステッ
プS25で検出された顔底位置47から上方へ、ステッ
プS4で検出された頭頂位置48までの高さを顔の高さ
49とする。値C2はあらかじめ設定される値で、例え
ば、C2=0.2と設定する。このとき、頭頂位置48
から下方へ(顔の高さ)×C2の検索範囲50で検索
し、最適射影極大値が最大となる最適極大点の位置を検
出したら、その最適極大点の位置を修正された頭頂位置
51とする。
【0058】以上述べたように、ステップS24〜ステ
ップS26において、頭頂位置および顔底位置が検出さ
れた。次に、ステップS27に進み、x軸上への射影計
測範囲を決定する。すなわち、ステップS24〜ステッ
プS26で検出された頭頂位置および顔底位置の間の領
域に相当するy座標範囲から目が存在すると考えられる
領域を推定し、x軸上射影計測範囲を決定する。
【0059】図9を参照して説明する。図9において、
顔底位置から上方へ頭頂位置までの高さを顔の高さ55
とする。目の位置に相当するy座標範囲としては、頭頂
位置から顔の高さの1/3〜2/3の領域を使用する。
すなわち、この領域がx軸上射影計測範囲56である。
【0060】次に、ステップS28に進み、ステップS
27で決定されたx軸上射影計測範囲における濃淡画像
の人物像30のx軸方向について、その濃淡の計測を行
い、x軸上の濃淡射影をとる。すなわち、図10の斜線
で示した部分が、人物像30のx軸方向について、その
濃淡の計測を行った結果得られたx軸上への濃淡射影パ
ターン60である。
【0061】次に、ステップS29に進み、x軸方向の
顔領域の分割、すなわち、顔の左右端の決定を行う。図
11を参照して説明する。
【0062】図11において、ステップS28で求めら
れたx軸上への濃淡射影パターンについて、一次微分を
求めて得られたものが、微分曲線65である。このステ
ップS29では、微分曲線65の一次微分値の平均値m
dおよび標準偏差値ddを使用し、曲線の左右の立ち上
がり点を検出して、それらを顔の左端および右端とする
処理が行われる。すなわち、目の周辺位置に相当する顔
の縦の位置範囲で計測した濃淡射影パターンの濃淡変化
点xにおける一次微分値pd(x)を左右のマージン6
8(図11の斜線部分)を除外した領域内において閾値
処理を行う。
【0063】微分曲線65が閾値md+C3×ddを横
切るときの符号変化を、pd(x)が閾値md+C3×
ddより小さい値からpd(x)>md+C3×ddと
なるときの符号変化を正とし、また、pd(x)が閾値
md+C3×ddより大きい値からpd(x)<md−
C3×ddとなるときの符号変化を負と定義する。濃淡
変化点xにおける一次微分値pd(x)をxの昇べき、
降べき順にそれぞれスキャンし、それぞれの場合におい
て、最初に符号変化が正、負あるいは負、正となるとき
の閾値md+C3×ddを横切る座標点xが顔の左右端
とする。ただし、ここでは実験的にC3=1.0とす
る。
【0064】ステップS29において、顔の左右端が検
出された場合、それらの位置情報を顔領域検出結果信号
として動作制御手段9に出力される。また、顔の左右端
が検出されなかった場合も、顔領域が検出されなかった
旨の情報を通知する信号が動作制御部14に対し出力さ
れる。
【0065】以上、説明したように、上記実施例によれ
ば、画像蓄積部11に取り込まれた人物の濃淡画像に対
し、顔領域検出部13において、y方向の射影p(y)
を計測し、その射影p(y)を一定の画素数Δおきに順
次比較して、極大点を検出し、また、同時にその極大点
における射影極大値pΔ(y)を求め、その極大点の分
布状態から複数の顔領域分割位置候補を検出して、人物
画像を複数の領域に分割する。極大点の射影極大値の統
計量と、分割された領域のうち最上端の領域内の極大点
の射影微分値を比較して、頭頂位置を検出し、また、分
割された領域のうち下方の領域内の極大点の位置とその
射影値から求まる評価値Sから顔領域分割位置候補を1
つ選択し、その選択された顔領域分割位置候補と、その
上方の極大点の射影極大値とを比較して顔底位置を検出
する。さらに、この検出された頭頂位置と顔底位置をも
とに、人物の濃淡画像の目の領域を検出し、その領域を
x軸上射影計測範囲として、その範囲内において濃淡画
像のx方向の射影を計測し、その射影の一次微分値pd
(x)とそれらの統計値とを比較して顔の左右端を検出
する。
【0066】このように、上記実施例によれば、人物の
濃淡画像のx軸方向y軸方向の射影をもとにして、頭頂
位置、顔底位置、顔の左右端を検出することにより、人
物の顔領域の検出を、確実かつ高速に検出することが可
能となる。尚、上記実施例に用いられてる設定値C0、
C1、C2、C3、nの値は上記の値のみに限らず、各
種条件に応じて可変するものである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人物の顔領域の検出を、確実かつ高速に検出することが
可能な人物顔領域検出装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る人物顔領域検出装置を概
略的に示す図。
【図2】人物顔領域検出装置の要部の構成を概略的に示
すブロック図。
【図3】人物顔領域検出装置の動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図4】顔領域検出処理を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】領域分割処理を説明するための図。
【図6】頭頂位置を検出する処理を説明するための図。
【図7】顔底位置を検出する処理を説明するための図。
【図8】頭頂位置の修正修正処理を説明するための図。
【図9】x軸上射影計測範囲を決定する処理を説明する
ための図。
【図10】x軸上の濃淡射影の計測結果を示した図。
【図11】顔の左右端を検出する処理を説明するための
図。
【符号の説明】
1…IVTカメラ、2…伝送路、3…処理装置、4…表
示装置、5…警報手段、6…画像記録装置、7…監視領
域、10…A/D変換器、11…画像蓄積部、12…カ
メラ制御部、13…顔領域検出部、14…動作制御部、
15…認識結果情報記録部、30…人物像、31…濃淡
射影パターン、32…極大射影、33…顔領域分割位置
候補、34…顔領域分割位置候補、35…極大射影、3
6…閾値、38…頭頂位置、39…顔領域分割位置候
補、40…濃淡射影パターン、41…極大射影、42…
最適極大射影、43…顔底位置、45…顔領域分割位置
候補、46…最適極大射影、47…顔底位置、48…頭
頂位置、49…顔の高さ、50…検索範囲、51…修正
された頭頂位置、55…顔の高さ、56…x軸上射影計
測範囲、60…濃淡射影パターン、65…微分曲線、6
8…マージン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔
    領域を検出する人物顔領域検出装置において、 人物の顔領域を含む濃淡画像を入力する画像入力手段
    と、 この画像入力手段で入力された濃淡画像のy方向の射影
    を計測する第1の射影計測手段と、 この第1の射影計測手段で計測された射影をもとに前記
    画像入力手段で入力された濃淡画像を複数の領域に分割
    する分割手段と、 この分割手段で分割された各領域内の特徴を評価するこ
    とにより、y方向顔領域分割位置を検出する第1の検出
    手段と、 前記画像入力手段で入力された画像のx方向の射影を計
    測する第2の射影計測手段と、 この第2の射影計測手段で計測された射影をもとにx方
    向顔領域分割位置を検出する第2の検出手段と、 を具備したことを特徴とする人物顔領域検出装置。
  2. 【請求項2】 人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔
    領域を検出する人物顔領域検出装置において、 人物の顔領域を含む濃淡画像を入力する画像入力手段
    と、 この画像入力手段で入力された濃淡画像のy方向の射影
    を計測する第1の射影計測手段と、 この第1の射影計測手段で計測された射影の極大点を検
    出する極大点検出手段と、 この極大点検出手段で検出された極大点をもとに前記画
    像入力手段で入力された濃淡画像を複数の領域に分割す
    る分割手段と、 前記極大点検出手段で検出された極大点における微分値
    の統計量と、前記極大点検出手段で検出された極大点の
    うち、前記分割手段で分割された領域の上方の境界周辺
    の極大点における射影の微分値を比較して、頭頂位置を
    検出する第1の検出手段と、 前記画像入力段で入力された濃淡画像のx方向の射影を
    計測する第2の射影計測手段と、 この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値をも
    とにx方向顔領域分割位置を検出する第2の検出手段
    と、 を具備したことを特徴とする人物顔領域検出装置。
  3. 【請求項3】 人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔
    領域を検出する人物顔領域検出装置において、 人物の顔領域を含む濃淡画像を入力する画像入力手段
    と、 この画像入力手段で入力された濃淡画像のy方向の射影
    を計測する第1の射影計測手段と、 この第1の射影計測手段で計測された射影から極大点を
    検出する極大点検出手段と、 この極大点検出手段で検出された極大点をもとに前記画
    像入力手段で入力された濃淡画像を複数の領域に分割す
    る分割手段と、 前記極大点検出手段で検出された極大点のうち、前記分
    割手段で分割された領域の下方の境界周辺の極大点にお
    ける射影をもとに顔底位置を検出する第1の検出手段
    と、 前記画像入力手段で入力された濃淡画像のx方向の射影
    を計測する第2の射影計測手段と、 この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値をも
    とに顔領域分割位置を検出する第2の検出手段と、 を具備したことを特徴とする人物顔領域検出装置。
  4. 【請求項4】 人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔
    領域を検出する人物顔領域検出装置において、 人物の顔領域を含む濃淡画像を入力する画像入力手段
    と、 この画像入力手段で入力された画像のy方向の射影を計
    測する第1の射影計測手段と、 この第1の射影計測手段で計測された射影から極大点を
    検出する極大点検出手段と、 この極大点検出手段で検出された極大点をもとに前記画
    像入力手段で入力された濃淡画像を複数の領域に分割す
    る分割手段と、 この分割手段で分割された各領域内の特徴を評価するこ
    とにより、y方向顔領域分割位置を検出する第1の検出
    手段と、 この第1の検出手段で検出されたy方向顔領域分割位置
    をもとに、変化特徴の強い目の位置を推定し、その領域
    において、x方向射影計測領域を検出する第2の検出手
    段と、 この第2の検出手段で検出されたx方向射影計測領域内
    において、前記画像入力手段で入力された濃淡画像のx
    方向の射影を計測する第2の射影計測手段と、 この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値をも
    とにx方向顔領域分割位置を検出する第3の検出手段
    と、 を具備したことを特徴とする人物顔領域検出装置。
  5. 【請求項5】 y方向における顔とそれ以外の部分のよ
    うに、領域によって濃淡変化の周期の異なるものの領域
    分割を行うために、ある軸上の射影の極大点間隔の分布
    を用い、それを閾値処理する方式を用いることを特徴と
    する人物顔領域検出装置。
  6. 【請求項6】 人物の顔領域を含む濃淡画像からその顔
    領域を検出する人物顔領域検出装置において、 人物の顔領域を含む濃淡画像を入力する画像入力手段
    と、 この画像入力手段で入力された濃淡画像のy方向の射影
    を計測する第1の射影計測手段と、 前記第1の射影計測手段で計測された射影に対し、サン
    プリング間隔を変化させて射影のサンプリングを複数行
    い、それぞれの場合における極大点を検出する極大点検
    出手段と、 この極大点検出手段で検出されたそれぞれの場合の極大
    点の分布状態をもとに、最適なサンプリング間隔の場合
    の極大点を選択し、その極大点をもとに前記画像入力手
    段で入力された濃淡画像を複数の領域に分割する分割手
    段と、 この分割手段で分割された各領域内の特徴を評価するこ
    とにより、y方向顔領域分割位置を検出する第1の検出
    手段と、 前記画像入力手段で入力された画像のx方向の射影を計
    測する第2の射影計測手段と、 この第2の射影計測手段で計測された射影の微分値をも
    とにx方向顔領域分割位置を検出する第2の検出手段
    と、 を具備したことを特徴とする人物顔領域検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000232638A (ja) * 1999-02-09 2000-08-22 Toshiba Corp 画像情報を評価する人物監視システム
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JP2010060886A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Yamaha Corp 音声処理装置およびプログラム

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