JPH07282118A - タイムチャート作成装置 - Google Patents

タイムチャート作成装置

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JPH07282118A
JPH07282118A JP6070770A JP7077094A JPH07282118A JP H07282118 A JPH07282118 A JP H07282118A JP 6070770 A JP6070770 A JP 6070770A JP 7077094 A JP7077094 A JP 7077094A JP H07282118 A JPH07282118 A JP H07282118A
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JP
Japan
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waveform
data
time chart
point
display screen
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JP6070770A
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Inventor
Yoshikazu Okamoto
善量 岡本
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムチャートの誤りを防止すると共に編集
の効率化を達成する。 【構成】 波形条件設定時にタイムチャートデータ処理
部11は、与えられた条件から波形図の第1の作成領域
と表示画面上の第2の作成領域と線分の端点にデータを
与えるデータポイントとを設定して管理データ記憶部1
2に格納する。編集時にオペレータがディスプレイ14
の表示画面に指示した点に対して、タイムチャートデー
タ処理部11が、どの波形図に対応する指示点であるの
か判断すると共に、その指示点に対応するデータポイン
トの波形データを管理データ記憶部12に格納している
情報から求める。求められた波形データは、波形記憶部
13に格納される。波形データ間を結ぶ線分に対応する
線分が、タイムチャートデータ処理部11によって求め
られてディスプレイ14の表示画面にタイムチャートと
して表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機構部と電気回路部を
併せ持つ装置等の各部の動作を表現するタイムチャート
を作成するタイムチャート作成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、機構部及び電気回路の混在装置
を説明する図であり、図2を参照しつつ、従来のタイム
チャート作成方法を説明する。図2の装置は、制御回路
1と、制御回路1からのデジタルの制御信号S1に応じ
たアナログの駆動信号S2を生成する駆動回路2と、駆
動信号S2により稼働する機構部3とを、備えている。
機構部3は、例えば、駆動信号S2に基づいて回転する
モータ3aと、モータ3aの回転を伝達する2個のギア
3b,3cと、ギア3cの軸に設けられた回転角指示具
3dで構成されている。図2に示すように機構部と電気
回路を併せ持つ装置を設計する場合、設計者は装置の各
部の動作の検討や動作タイミングを検証する必要があ
る。図3は、図2の装置のタイムチャートである。図3
中、観測点Aの波形は制御信号S1を制御回路1の出力
側で見たときの波形、観測点Bの波形は駆動信号S2を
駆動回路2の出力側で見たときの波形、及び観測点Cの
波形はギア3dの回転角をそれぞれ表している。観測点
Aの波形は一般的なデジタル回路の動作を記述する記法
で表現され、観測点Bの波形はアナログ波形で記述され
ている。従来、このようなタイムチャートを作成する場
合、設計者が手書きで作成するか、又は、ワードプロセ
ッサの作画機能或いは電気回路(ロジック回路)用タイ
ムチャート作成装置を用いて作成していた。
【0003】図4は、ワードプロセッサでのタイムチャ
ート作成を説明する図である。図4においては、例えば
図3における観測点Aの波形を作画を行っているところ
が示されている。ワードプロセッサでのタイムチャート
作成を行う場合、設計者はデッイスプレイ10に対し
て、波形毎に縦軸及び横軸に対する波形上の点の位置を
常に考えて作画を行う。しかしながら、図4のように、
同じ高さに波形p1,p2を画くべきところ、2つ目の
パルスp2を1つ目のパルスp1に対して低く描いてし
まうことがある。この場合、即ち、観測点Aにおいて検
出されないはずの値が記入されるので、修正が必要であ
る。同様に、時間軸方向についても、誤ったデータを記
入する場合も有る。一方、ロジック回路のタイムチャー
トを作成する電気回路用タイムチャート作成装置が、既
に市販されて広く使用されている。しかしながら、電気
回路用タイムチャートは、図3における観測点B,Cに
対応するような、アナログ信号及び機構部の動作波形等
は表現できない。そのため、設計者はロジック信号のタ
イムチャートをタイムチャート作成装置で作成し、その
タイムチャートをプロット図面として出力後、設計者が
手書きで、アナログ信号及び機構部の動作波形等をその
プロット図面に書き足していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイムチャート作成方法では、次のような課題があっ
た。手書きによりタイムチャートを作成する方法或いは
ワードプロセッサを用いて作成とする方法において、各
観測点A,B,Cに使用できる値、その作画位置、及び
波形の変化する時間軸に対する位置等の多くの項目を、
設計者が目視により確認し、タイムチャートを作成する
必要がある。そのため、作成時間が多くかかり、さら
に、ミスの発生する確率が高いという課題があった。ま
た、ロジック回路用のタイムチャート作成装置を用いて
も、設計者が、観測点B及びCのようなロジック信号で
ない波形のタイムチャートを、手書きで書き足す必要が
あり、同様に、作成時間が多くかかっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、ディスプレイに表示したタイムチャ
ート表示画面に対して描画された波形を取り込み、時間
軸に対応した波形図で構成するタイムチャートを作成す
るタイムチャート作成装置において、次の条件設定手
段、管理データ記憶部、座標変換手段、波形記憶部、及
び波形表示手段を備えている。条件設定手段は、与えら
れた条件に基づき前記波形図の第1の作成領域と該作成
領域に対応する前記表示画面上の第2の作成領域とを予
め設定すると共に、前記波形図の波形を形成する各線分
の端点に対して波形データをそれぞれ与える複数のデー
タポイントの位置を該第1の作成領域中に予め設定する
構成である。管理データ記憶部は、前記第1,第2の作
成領域及びデータポイントの情報を格納し、座標変換手
段は、前記表示画面に対する指示点が第1の作成領域内
の点に対応することを該指示点の表示画面上の座標と前
記第2の作成領域の情報とで判定し、該指示点が第1作
成領域内の点に対応するとき該座標から該指示点を前記
複数のデータポイントのうちの1つを選択して該指示点
に対応する波形データを求める機能を有している。波形
記憶部は、前記指示点に対応した波形データを格納する
ものであり、波形表示手段は、前記波形記憶部に格納さ
れた波形データ間をつなぐ線分に対応する線分を前記表
示画面に表示する構成である。第2の発明は、第1の発
明のタイムチャート作成装置に、前記データポイントに
対応する点を表示画面に表示するデータポイント表示手
段を、設けている。第3の発明は、第1又は第2の発明
のタイムチャート作成装置に、前記波形図中の波形のと
る値の一覧表を予め格納して前記表示画面に表示するテ
ーブル表示手段と、前記指示点の前記表示画面における
時間軸方向の位置と前記一覧表から選択された波形のと
る値とから求めた波形データを前記波形記憶部に格納す
るテーブルデータ格納手段とを設けている。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにタイムチャ
ート作成装置を構成したので、条件設定手段により、例
えばタイムチャート作成開始時に与えられた条件に基づ
いてタイムチャートの波形図の第1の作成領域と前記表
示画面上の第2の作成領域とが、予め設定される。ま
た、波形図の波形を形成する各線分の端点に対して波形
データを与える複数のデータポイントの位置が、条件設
定手段により、該第1の作成領域中に予め設定される。
これらの第1,第2の作成領域とデータポイントの情報
が管理データ記憶部に格納される。表示画面に対して指
示された指示点が第1の作成領域内の点に対応すること
が、指示点の表示画面上の座標と第2の作成領域の情報
に基づいて座標変換手段で判定され、さらに、座標変換
手段により、指示点の座標から、データポイントの1つ
が選択されて指示点に対応する波形データが求められ
る。波形記憶部は、座標変換手段で求めたデータポイン
トの波形データを格納し、この格納された波形データ間
をつなぐ線分に対応する線分が、波形表示手段によって
表示画面に表示される。第2の発明によれば、第1の発
明において第1の作成領域中に設定される複数のデータ
ポイントに対応する点が、データポイント表示手段によ
って表示画面に表示される。第3の発明によれば、テー
ブル表示手段により、波形図中の波形のとる値の一覧表
が予め格納されて表示画面に表示される。また、テーブ
ルデータ格納手段は、指示点の表示画面における時間軸
方向の位置と一覧表から選択された波形のとる値とから
求められた波形データが、第1または第2の発明のタイ
ムチャート作成装置における波形記憶部に格納される。
従って、前記課題を解決できるのである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すタイムチャー
ト作成装置の構成ブロック図である。この作成装置は、
例えば電気回路と機構部で構成される装置のタイムチャ
ートを作成するものであり、複数の観測点A,B,C…
における各波形図をそれぞれx軸方向、即ち時間軸に対
応させて出力する。図1のタイムチャート作成装置は、
タイムチャート編集作業におけるコマンド或いはデータ
を処理するタイムチャートデータ処理部11と、各観測
点A,B,C…での波形条件や図面上のレイアウト情報
を格納する管理データ記憶部12と、各観測点の波形デ
ータを記憶する波形記憶部13とを、備えている。タイ
ムチャートデータ処理部11は、例えば中央処理装置
(CPU)で構成され、管理データ記憶部12と波形記
憶部13とに接続されている。また、このタイムチャー
ト作成装置は、タイムチャートデータ処理部11に対す
る入出力装置として、編集及び作成を行うためにタイム
チャートを表示するグラフィックディスプレイ14と、
設計者及びオペレータがタイムチャート編集用のコマン
ドを入力するキーボード15及びマウス16と、作成し
たタイムチャートを図面として出力するプロット出力部
17とを、設けている。これらの各入出力装置が、タイ
ムチャートデータ処理部11に接続され、信号の入出力
を行う構成となっている。
【0008】このような構成のタイムチャート作成装置
において、タイムチャートデータ処理部11とディスプ
レイ14とは、波形条件設定時に条件設定手段を構成す
る。即ち、タイムチャートデータ処理部11とディスプ
レイ14とは、与えられた条件に基づいて、タイムチャ
ートの波形図の第1の作成領域とその作成領域に対応す
る表示画面上の第2の作成領域とを予め設定すると共
に、各波形図中の波形を形成する各線分の端点にタイム
チャートの論理上の波形データを設定するデータポイン
トの位置を予め設定する。タイムチャート編集中におい
て、タイムチャートデータ処理部11は座標変換手段を
構成し、マウス16等で画面上に指定される指示点の座
標が第1の作成領域中の座標であることを管理データ記
憶部12に格納されている情報から判定し、その座標か
ら指示点に対応する波形データを求めて波形記憶部13
へ伝送する。また、タイムチャートデータ処理部11
は、波形記憶部13に格納された波形データからタイム
チャートの波形図を形成してディスプレイ14に表示す
る波形表示手段を構成する。
【0009】図5は、図1の装置におけるタイムチャー
ト編集作業の手順を説明するフローチャートであり、図
5を参照しつつ、図1のタイムチャート作成装置の動作
を説明する。図5のステップS1において、タイムチャ
ート処理部11は、ディスプレイ14に波形条件設定用
の画面20を表示する。図6は波形条件設定用の表示画
面を示す図である。例えば、図6のような画面20に
は、観測点名、タイムチャートにおける論理上のX方向
範囲、論理上のX方向間隔、論理上のY方向範囲、論理
上のY方向間隔等の項目TERMと、それらに対して記
入データを表示する窓とが、設定されている。オペレー
タは、ディスプレイ14と対話しながら、キーボード1
5を用いて窓に対応する各値を記入する。ステップS2
において、タイムチャートデータ処理部11は、ステッ
プS1で記入された各値を管理データとして管理データ
記憶部12に格納する。
【0010】図7は、図1の管理データ記憶部の格納情
報例を示す図であり、図8は、管理データを説明する図
である。管理データ記憶部12は、図7に示すように各
観測点A,B,Cとそれらに対応する項目毎の各管理デ
ータをそれぞれ記憶する。ここで、各観測点A,B,C
の管理データは、論理上のX方向範囲(SX,EX)、
論理上のX方向間隔(DX)、論理上のY方向範囲(S
Y,EY)、論理上のY方向間隔(DY)、画面上のX
方向範囲(SGX,EGX)、及び画面上のY方向範囲
(SGY,EGY)である。図8の(II)ように、方向
範囲(SX,EX)及び(SY,EY)は、各観測点に
おける波形図の第1の作成領域を設定し、方向範囲(S
GX,EGX)及び(SGY,EGY)は、図8の
(I)のように、ディスプレイ14の画面における第2
の作成領域を設定する。また、方向間隔(DX),(S
Y,EY)に基づいて、波形図を形成する各線分の両端
に波形データを設定するためのデータポイントPが、図
8の(II)のように、論理上の作成領域に配置される。
【0011】図9は、波形条件設定後の表示例を示す図
である。タイムチャートデータ処理11は、管理データ
記憶部12に格納されたデータに基づき、ディスプレイ
14に、図9に示す画面30を表示する。即ち、ディス
プレイ11上の画面に、各観測点A,B,Cにおける波
形図の作成領域とタイムチャート上、即ち論理上の目盛
りmが描画され、かつ、例えば各領域の左側に観測点名
が表示される。なお、図9に老いて、表示画面30上の
座標がZとして示されている。ステップS2の後のステ
ップS3において、オペレータは編集コマンドを指定
し、ステップS4で、タイムチャートデータ処理部11
はコマンドを解読する。解読の結果、コマンドが処理の
終了を示すものであれば、ステップS5で処理を停止す
る。コマンドが波形の追加及び削除等の編集を命令する
場合、処理は継続され、以降オペレータは、マウス16
とディスプレイ14の画面を用いてタイムチャートの編
集を行う。ステップS3で、オペレータが波形の追加の
命令している場合、ステップS6が実施される。
【0012】図10は、表示画面中の指定点を示す図で
ある。ステップS6において、オペレータは、波形図を
形成する各線分の端の点(以下、端点という)を指定す
るために、ディスプレイ14の画面の点P(PX,P
Y)を、波形ポイントとして、図10のようにマウス1
6で指示する。ステップS7においてタイムチャートデ
ータ処理部11は、マウス16からの情報がポイントの
指示であることを確認した後、タイムチャートデータ処
理部11は、ステップS8で指示された点P(PX,P
Y)の位置がどの観測点の波形の作成領域に含まれるか
を、管理データ記憶部12に格納している方向範囲(S
GX,EGX)及び(SGY,EGY)で判定する。こ
こで、指示点P(PX,PY)が、どの作成領域にも含
まれていない場合、タイムチャートデータ処理部11
は、オペレータにエラーメッセージを表示して再度の端
点に相当する点の指示を促す。点P(PX,PY)が、
例えば観測点Aの波形図作成領域にある場合、ステップ
S8において、タイムチャートデータ処理部11は、デ
ィスプレイ14上の点P(PX,PY)に対応するタイ
ムチャートの論理上の端点Wの位置データ(WX,W
Y)を計算する。この位置データは、各観測点のタイム
チャートにおける波形データである。計算には次の
(1)及び(2)式が、用いられる。 WX=sig(EX−SX)×floor((PX−SGX) ×|EX−SX|/(DX×(EGX−SGX))+0.5)×DX+SX ・・・(1) WY=sig(EY−SY)×floor((PY−SGY) ×|EY−SY|/(DY×(EGY−SGY))+0.5)×DY+SY ・・・(2) 但し、 sigは数字の符号を得る関数、floor は少数点以
下を切り捨てる関数である。(1)及び(2)式から分
かるように、マウス16で指定した点P(PX,PY)
に対応する端点Wの波形データ(WX,WY)は、図8
に示されるデータポイントの波形データに丸められる。
例えば、座標(PX,PY)を(65,82)とする
と、(1)及び(2)式に代入することにより、波形デ
ータ(WX,WY)は(0,−1)となる。端点Wの波
形データ(WX,WY)が求められた後、タイムチャー
トデータ処理部11は、波形データ(WX,WY)を波
形記憶部13に格納する。
【0013】図11は、波形記憶部13の格納例(その
1)を示す図であり、図12は、波形記憶部13の格納
例(その2)を示す図である。図11は、波形記憶部1
3が観測点Aの波形図の最初の端点Wの波形データを格
納した状態を示し、図12は、複数の端点Wの波形デー
タを格納した状態を示している。なお、図11,12に
示された継続フラグが“1”の場合は、次の点に波形が
続くことを表し、“0”の場合は、その端点が終点とな
っていることを示している。波形記憶部13に波形デー
タを格納する場合、図11のように、継続フラグを
“0”として順に格納する。もし、既に、継続フラグが
“0”の端点が存在する場合は、ステップS9で判定さ
れ、その継続フラグは、“1”に変換される。オペレー
タが表示画面上の次の指示点Pの座標(162,23)
を指示した場合、(1)及び(2)式により、端点の波
形データ(WX,WY)は(2,1)となる。このてた
データ(2,1)が、継続フラグ“0”の状態で波形記
憶部13に格納される。そして、ステップS10で前回
の格納データの継続フラグは“1”にされる。以下同様
に、ステップSS6からS10のステップが実施され、
図12に示すように、複数の波形データが格納される。
【0014】図13は、波形作成の例を示す図であり、
ディスプレイ14の表示画面に作成された波形図が示さ
れている。ステップS11において、タイムチャートデ
ータ処理部11は、波形記憶部13に波形図の波形デー
タを格納すると同時に、図13のように、各端点に相当
する画面上の点G間を結ぶ線分Sをディスプレイ14に
表示する。このとき、波形記憶部13に格納されている
各端点の波形データ(WX,WY)から、点Gの画面上
の座標(GX,GY)が、次の(3)及び(4)式で求
められる。 GX=(EGX−EGX)−|SX−WX| ×(EGX−SGX)/|EX−SX|+SGX ・・・(3) GY=(EGY−SGY)−|SY−WY| ×(EGY−SGY)/|EY−SY|+SGY ・・・(4) 次に、タイムチャートの波形図の端点の削除について説
明する。オペレータが削除コマンドをステップS3で入
力し、ステップS12において、表示画面上の削除ポイ
ントをマウス16で指定する。ステップS13におい
て、タイムチャートデータ処理部11は、指定された削
除ポイントに対応するタイムチャート上の波形データ
(WX,WY)を、(1)及び(2)式から求める。続
いて、タイムチャートデータ処理部11は、波形記憶部
13に格納されているデータから、削除ポイントに対応
する波形データ(WX,WY)を検索して削除する。こ
の削除された座標データの継続フラグが“0”の場合、
1つ前の座標データの継続フラグを“0”に変更してお
く。ステップS14において、タイムチャートデータ処
理部11は、削除ポイントに対応する波形データ(W
X,WY)を削除すると同時に、ディスプレイ14の画
面上の波形を書き直して表示する。編集されたタイムチ
ャートは、プロット出力部で、プロット図面に出力され
る場合もある。この場合、オペレータは、ステップS3
において、プロット出力用のコマンドをタイムチャート
データ処理部11に与える。ステップS15において、
タイムチャートデータ処理部11は、波形記憶部13か
らの情報に基づいて、プロット出力部17を介してプロ
ット出力図を出力する。
【0015】図14は、表示画面における端点の指示用
ポイントを示している。図9の示される表示画面では、
ステップS2で条件が設定された後、観測点名、作成領
域、目盛り等が表示される。しかしながら、図14に示
すように、座標設定ポイントに対応する指定用ポイント
Spを画面40に表示すれば、オペレータにとって、端
点として指定可能な位置が明確になり、ミスが減り作業
性がさらに向上する。指定用ポイントSpの表示の実施
する場合、図5のフローチャートにおけるステップS2
の後に、タイムチャートデータ処理部11が、次の
(a)から(e)の手順を実施することで、可能とな
る。 (a) 変数WXに、方向範囲のうちの座標情報のSX
を代入する。 (b) 変数WYに、方向範囲のうちの座標情報のSY
を代入する。 (c) (3)及び(4)式により、座標(SX,S
Y)に対応する表画面上の座標(GX,GY)を求め
る。 (d) 変数WYの値にY方向の間隔DYを加え、
(4)式を計算する。これにより、座標(SX,SY)
に対応する表示画面上の点のY方向の次の点の座標が、
求められる。計算結果がWY≦EYであれば(3)に戻
り、Y方向に向かって指定用ポイントSpが求められ
る。 (e) 変数WXの値にX方向の間隔DXを加え、
(3)式を計算する。これにより、座標(SX,SY)
に対応する表示画面上の点のX方向の次の点の座標が、
求められる。計算結果がWX≦EXであれば(3)に戻
り、Y方向に向かって、指定用ポイントSpが求められ
る。WX>EXの場合なら処理を終了する。一方、タイ
ムチャートに描画される波形によっては、その波形の値
に厳しい限定をしたい場合がある。
【0016】図15は、ロジック回路信号のタイムチャ
ート例を示す図である。このタイムチャートにおける波
形は、0(下方の実線部分)、1(上方の実線部分)、
Z(中位置の実線部分)、又はX(中位置の破線部分)
の4つの値しか取らず、斜めの線分はない。図15のよ
うなタイムチャートのように、決まった値の幾つかを選
んで波形を生成する場合、管理データ記憶部12に各波
形毎のとる値を収めるテンプレートテーブルTPTと、
そのテンプレートテーブルの値を選択的に指定するポイ
ンタOTを追加して格納することで実現が可能になる。
即ち、タイムチャートデータ処理部11と管理データ記
憶部12とディスプレイ14とが、テーブル表示手段を
構成し、そのテンプレートテーブルTPTをオペレータ
に表示する。また、タイムチャートデータ処理部11
は、表示画面におけるx方向、即ち時間軸方向の指示点
の位置とテンプレートテーブルTPTから選択された値
からもとめた波形データを波形記憶部13に格納する。
即ち、タイムチャートデータ処理部11はテーブルデー
タ格納手段を構成する。
【0017】図16は、管理データ記憶部の拡張した格
納例を示す図である。図16の管理データ記憶部12の
格納例は、図7に比べて、テンプレートテーブルに対す
るポインタPTの項目と、テンプレートテーブルTPT
とを、追加している。ポインタPTに示された“0”
は、テンプレートテーブルTPTを使用することを表し
ている。テンプレートテーブルTPTは、例えば、観測
点Cにおける図15のタイムチャートを作成するための
ものである。オペレータから見た値の名前には、0、
1、Z、及びXの4つがあり、各値名に対応する各論理
上のY方向の位置が、それぞれ0,2,1,1である。
また、線種0,0,0,1格納され、線種のゼロは実線
を示し、1は破線を表している。図17は、波形条件設
定画面を示す図である。オペレータが、図16のような
管理データを使用するために、タイムチャートデータ処
理部11は、ディスプレイ14の表示画面に、例えば図
17のような波形条件設定画面50を表示する。この波
形条件設定画面50は、図6に追加して、テンプレート
テーブルTPTが書き込める画面になっている。
【0018】図18は、テンプレート使用時の追加処理
を示すフローチャートである。この図を参照しつつ、タ
イムチャートの波形追加の手順を説明する。ステップS
21において、オペレータは、波形図を形成する各線分
の端点を指定するために、ディスプレイ14の画面の点
P(PX,PY)を、図10のようにマウス16で指示
する。ステップS22において、タイムチャートデータ
処理部11は、マウス16からの指示がポイントの指定
であることを判定する。ステップS23おいて、タイム
チャートデータ処理部11は、ステップS21で指示さ
れた点P(PX,PY)の位置がどの観測点の波形の作
成領域に含まれるかを、管理データ記憶部12に格納し
ている方向範囲(SGX,EGX)及び(SGY,EG
Y)で判定すると共に、それに対応するテンプレートテ
ーブルTPTが、存在するか否かをポインタPTで検出
する。ポインタPTで検出した結果、対応するテンプレ
ートテーブルTPTが無い場合、図5のステップS8か
らステップS11と同様の手順のステップS24からス
テップS27が行われる。図19は、テンプレートテー
ブルから値の選択例を説明する図である。対応するテン
プレートテーブルTPTが存在する場合、ステップS2
8において、タイムチャートデータ処理部11は画面上
に図19のような画面を表示し、オペレータがその画面
から波形の値を選択する。タイムチャートデータ処理部
11は、管理データ記憶部12に格納されているテンプ
レートテーブルTPTから、選択された値の名前の付い
たタイムチャートのY方向の値を抽出する。一方、タイ
ムチャートにおけるX方向の値は、マウス16の指示か
ら得られる。これら、ステップS29で、X方向の値と
Y方向の値から(1)(2)式を用いて、波形データが
求められる。これにより、タイムチャートの論理上のデ
ータが求めらる。
【0019】図20は、波形データの格納例を示す図で
あり、この図の(A)には波形の形状、(B)には拡張
された波形記憶部の格納データが示されている。ステッ
プS30において、タイムチャートデータ処理部11
は、既存の端点の有無を判断し、既存の端点が有る場
合、その既存のデータに対応する継続フラグを1にする
と共に、タイムチャートに垂直線分をつくるために、ス
テップS31で既存のデータの最終ポイントから垂直方
向のデータを発生し波形記憶部13に格納する。即ち、
図20の(B)の上から3番目および5番目のようなデ
ータが、格納される。上から3番目および5番目のデー
タは、格納される前の既存のデータとWX値が同じで、
値WYは3番目および5番目のデータとして指定される
端点の値である。これらのデータがステップ33で波形
記憶部13に格納される。ここで、例えば、波形記憶部
13の格納を図20の(B)のように線種を格納するよ
うに拡張しておけば、図20の(A)示すように、タイ
ムチャートの波形図を描画する線分の種類を変更するこ
とができる。ステップS34において、タイムチャート
データ処理部11は線種データを確認して線種を選択
し、タイムチャートに線分を記入する。次に、手順はス
テップS21に戻り、終了コマンドがされるまで、以上
の処理が繰り返される。
【0020】以上のように、本実施例では、各観測点毎
の波形図に、予め作成領域を設定しているので、オペレ
ータがディスプレイ14の表示画面に指示した点に対し
てどの観測点に対応する指示点Pであるのか、自動的に
判断することができる。また、その作成領域に複数のデ
ータポイントDPを設定しているので、オペレータが、
概略の場所を指示点Pとして指示した場合にも、波形デ
ータが適切に選択され、ミスの発生が少なくなる。デー
タポイントに対応する点SPを表示画面に表示させる
と、さらに、オペレータの作業性が改善される。なお、
本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可能で
ある。その変形例としては、例えば、図8に示される作
製領域内のデータポイントDPの数は、タイムチャート
に記載される波形の構造によって自由に選択できる。曲
線を含む波形を描画する場合には、各データポイントD
Pの間隔を狭めて、細かく端点を指示することで、曲線
を近似して表示することが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、予め第1,第2の作成領域と複数のデータポ
イントを設定する条件設定手段と、座標変換手段と、波
形表示手段とを、備えているので、例えば、複数の波形
図を有するタイムチャートにおいて、第1の作成領域に
対応しない指示点の情報による誤ったタイムチャートの
記入を防止する。また、表示画面上の指示点に対応する
波形データが、データポイントによって求められて波形
図が図描画されるので、オペレータが指示点を指示する
場合に、概略の位置の指示でタイムチャートを作成でき
る。そのため、タイムチャート作成のミスを低減すると
共に、作業時間の短縮ができる。第2の発明によれば、
第1の発明のタイムチャート作成装置にデータポイント
表示手段を設けているので、オペレータが表示画面上で
波形の端点を指示する場合、オペレータにとって指示す
べき点が可視化される。そのため、第1の発明に対し
て、さらに、作業性が向上する。第3の発明によれば、
第1,第2の発明のタイムチャート作成装置に、テーブ
ル表示手段とテーブルデータ格納手段とを設けているの
で、例えば、波形のとる値を厳格に規定する必要のある
タイムチャートを作成する場合に、それらの各値を、簡
単に指定して描画することができ、作業性を向上できる
と共にミスの発生を低減をできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すタイムチャート作成装置
の構成ブロック図である。
【図2】機構部及び電気回路の混在装置を説明する図で
ある。
【図3】図2の装置のタイムチャートである。。
【図4】ワードプロセッサでのタイムチャート作成例を
説明する図である。
【図5】図1の装置におけるタイムチャート編集作業の
手順を説明するフローチャートである。
【図6】波形条件設定用の表示画面を示す図である。
【図7】図1の管理データ記憶部の格納情報例を示す図
である。
【図8】管理データを説明する図である。
【図9】波形条件設定後の表示例を示す図である。
【図10】表示画面中の指定点を示す図である。
【図11】波形記憶部13の格納例(その1)を示す図
である。
【図12】波形記憶部13の格納例(その2)を示す図
である。
【図13】波形作成の例を示す図である。
【図14】表示画面における端点の指定用ポイントを示
している。
【図15】ロジック回路信号のタイムチャート例を示す
図である。
【図16】管理データ記憶部の拡張した格納例を示す図
である。
【図17】波形条件設定画面を示す図である。
【図18】テンプレート使用時の追加処理を示すフロー
チャートである。
【図19】テンプレートテーブルから値の選択例を説明
する図である。
【図20】波形データの格納例を示す図である。
【符号の説明】
11 タイムチャートデータ処理部 12 管理データ記憶部 13 波形データ記憶部 14 ディスプレイ 15 キーボード 16 マウス 20,30,40,50 表示画面 P 指示点 TPT テンプレートテーブル SP 指定用ポイント Z 座標

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイに表示したタイムチャート
    表示画面に対して描画された波形を取り込み、時間軸に
    対応した波形図で構成するタイムチャートを作成するタ
    イムチャート作成装置において、 与えられた条件に基づき前記波形図の第1の作成領域と
    該作成領域に対応する前記表示画面上の第2の作成領域
    とを予め設定すると共に、前記波形図の波形を形成する
    各線分の端点に対して波形データをそれぞれ与える複数
    のデータポイントを該第1の作成領域中に予め設定する
    条件設定手段と、 前記第1,第2の作成領域及びデータポイントの情報を
    格納する管理データ記憶部と、 前記表示画面に対する指示点が第1の作成領域内の点に
    対応することを該指示点の表示画面上の座標と前記第2
    の作成領域の情報とで判定し、該指示点が第1作成領域
    内の点に対応するとき該座標から前記複数のデータポイ
    ントのうちの1つを選択して該指示点に対応する波形デ
    ータを求める座標変換手段と、 前記指示点に対応する波形データを格納する波形記憶部
    と、 前記波形記憶部に格納された波形データ間をつなぐ線分
    に対応する線分を前記表示画面に表示する波形表示手段
    とを、 備えたことを特徴とするタイムチャート作成装置。
  2. 【請求項2】 前記データポイントに対応する点を表示
    画面に表示するデータポイント表示手段を、設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のタイムチャート作成装置。
  3. 【請求項3】 前記波形図中の波形のとる値の一覧表を
    予め格納して前記表示画面に表示するテーブル表示手段
    と、前記指示点の前記表示画面における時間軸方向の位
    置と前記一覧表から選択された波形のとる値とから求め
    られた波形データを前記波形記憶部に格納するテーブル
    データ格納手段とを、設けたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のタイムチャート作成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08220195A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Nec Commun Syst Ltd 検証用テストパタン設計方式
JP2007317096A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Fujitsu Ltd 検証シナリオ作成プログラム、記録媒体、検証シナリオ作成装置および検証シナリオ作成方法

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JP2007317096A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Fujitsu Ltd 検証シナリオ作成プログラム、記録媒体、検証シナリオ作成装置および検証シナリオ作成方法

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