JPH0728184Y2 - 耐荷体 - Google Patents

耐荷体

Info

Publication number
JPH0728184Y2
JPH0728184Y2 JP3139193U JP3139193U JPH0728184Y2 JP H0728184 Y2 JPH0728184 Y2 JP H0728184Y2 JP 3139193 U JP3139193 U JP 3139193U JP 3139193 U JP3139193 U JP 3139193U JP H0728184 Y2 JPH0728184 Y2 JP H0728184Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft portion
diameter shaft
diameter
small
turn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3139193U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH072535U (ja
Inventor
明 沖藤
壮次 金井
二郎 山本
康雄 宮崎
正明 大日向
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP3139193U priority Critical patent/JPH0728184Y2/ja
Publication of JPH072535U publication Critical patent/JPH072535U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728184Y2 publication Critical patent/JPH0728184Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は除去アンカー工法に適用
される耐荷体に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、除去アンカー工法とし
て、図10に概略的に示すように、アンボンドPC鋼線
aを使用し、該鋼線をアンカー幹体bの先端に配置され
た耐荷体cでUターンさせ、該鋼線の両端を引張り、緊
張、定着させてアンカーを構成し、アンカーが不要にな
った時は、PC鋼線だけを引抜き除去する工法が提案さ
れている。
【0003】除去アンカー工法の施工に際し、アンボン
ドPC鋼線はUターン部分に於て耐荷体に体しバンドを
用いて結縛固定されているが、PC鋼線は強い弾発力を
有するため、バンドによる結縛固定は容易でなく、その
改善が望まれていた。
【0004】また耐荷体の外周面には、PC鋼線の緊張
力に対する抵抗性を高めるために、長さ方向に間隔を存
して並列する多数の周溝が形成されるが、従来の耐荷体
では、その外周面の一部がPC鋼線係止用溝の形成に消
費されるために、抵抗性を高めるための周溝の有効利用
面積が減少するという難点があった。
【0005】本考案はこのような従来の問題点を一掃す
ることを目的として成されたものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、アンボンド
PC鋼線をUターン状態に係止するための係止溝を外周
面に有する本体部と、上記PC鋼線をUターン状係止状
態のもとに本体部に対し拘束するための軸筒部材とを具
備し、本体部はターンヘッドと、該ヘッドと一体又は切
離可能に同軸状に接続されたガイド軸とから構成され、
ガイド軸は前部に上記ヘッド部と略々同径の大径軸部
を、また該大径軸部より後方側に大径軸部に同軸状に一
体に接続する小径軸部を、それぞれ有し、上記軸筒部材
は、大径軸部と略々等しい外径と、小径軸部の外径と略
々等しい内径とを有していて、小径軸部に対し嵌挿が可
能であり、嵌挿状態で軸筒部材を小径軸部に対し結合す
るための手段が、軸筒部材と小径軸部との間に形成され
ていることを特徴とする耐荷体に係る。
【0007】
【実施例】以下に本考案の1実施例を添付図面に基づき
説明すると、次の通りである。
【0008】図1の分解図から明らかなように、本考案
耐荷体は、本体部1と軸筒部材2とを備えている。
【0009】本体部1はターンヘッド3と該ヘッド3に
凹凸嵌合部4を介し切離可能に接続されたガイド軸5と
から構成されている。ターンヘッド3とガイド軸5とは
一体に接続されていてもよい。
【0010】ターンヘッド3は、図2に示すように上下
方向にUターンするU字状係止溝6を有している。ター
ンヘッド3の左右両側部には、凹溝7を形成することが
できる。
【0011】ガイド軸5は前部にターンヘッド3と略々
同径の大径軸部8を有し、大径軸部8の後方側に、該軸
部8と同軸且つ一体に接続された小径軸部9を有してい
る。
【0012】小径軸部9は大径軸部8より長尺で前半部
のテーパ部9aと後半部のストレート部9bとから構成
されている。小径軸部9は全体を緩いテーパ部としても
よいし、あるいは全体をストレート部としてもよい。
【0013】ガイド軸5の外周面には、U字状係止溝6
のフリー端側に接続するように、上下1対の直線状係止
溝10、10(図4参照)が形成されている。
【0014】直線状係止溝10は、大径軸部8ではPC
鋼線の直径よりも僅かに深く、また小径軸部9では、僅
かに浅く形成され、係止溝10の底面は、全長を通じ段
差なしに延長している。
【0015】ガイド軸5の左、右側部には、ターンヘッ
ド3の凹溝7、7に接続するように凹溝11、11を形
成することができる。
【0016】軸筒部材2はガイド軸5の大径軸部8と略
々等しい外径と、小径軸部9の外径と略々等しい内径と
を有し、小径軸部9上に、その全長に亘りフリーに嵌挿
し得るようになっている。軸筒部材2上には、引抜き抵
抗として機能する周溝12の多数を長さ方向に間隔を存
して設けることができる。軸筒部材2の内周面は、小径
軸部9のテーパ部9a及びストレート部9bに対応する
よう、前部のテーパ部2a、後部のストレート部2b
(図1参照)とから構成されている。
【0017】小径軸部9と、これに嵌挿される軸筒部材
2との間には、これら両者を嵌挿状態のもとにピン13
(図9参照)結合するためのピン穴14a、14b(図
4、5参照)が形成されている。結合手段としては、ピ
ン結合手段に代え、ねじによる結合手段であってもよ
い。
【0018】本考案耐荷体に対し、アンボンドPC鋼線
をUターン状に係止固定するに際しては、図6に示すよ
うに、最初に耐荷体の本体部1に対し上記PC鋼線aの
長さ方向の中間部を、本体部1の前端のU字状係止溝6
からこれのフリー端側に接続する上下1対の直線状係止
溝10、10にかけてUターンさせ係止する。次に、本
体部1をUターンして引返す2本の平行するPC鋼線
a、aのフリー端側から軸筒部材2を挿通し、該軸筒部
材2を、PC鋼線a、a上を本体部1側に移動しつつこ
れを本体部1の後端側から小径軸部9上に嵌挿すると、
PC鋼線aのUターン部のうち後方側よりの部分が、小
径軸部9とこれに嵌挿された軸筒部材2との間で挟持さ
れる。この挟持状態が図7、9に示され、PC鋼線aは
強い反発弾性に拘らずUターン状態に拘束される。
【0019】而してこの状態で軸筒部材2と小径軸部9
とのピン穴14a、14bを位置合わせし、これにピン
13を打ち込み、軸筒部材2を小径軸部9に対し結合一
体化することにより、耐荷体をPC鋼線のUターン部分
に安定確実に固定セットできる。
【0020】また耐荷体の軸筒部材2の外周面全面を周
溝12の形成に有効利用できるので、PC鋼線aの緊張
力に対する抵抗性を高めることができる。
【0021】
【考案の効果】本考案耐荷体によれば、軸筒部材とピン
結合などの固定手段とを適用して、耐荷体の本体部に対
しアンボンドPCをUターン状態に固定セットできるの
で、固定セット作業が容易となり、作業性を改善できる
と共に、軸筒部材の外周面の全体を周溝の形成に有効利
用できるので、PC鋼線の緊張力に対する抵抗性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す分解図である。
【図2】ターンヘッドの正面図である。
【図3】本体部の正面図である。
【図4】図1の4〜4線に沿う断面図である。
【図5】軸筒部材の正面図である。
【図6】本考案耐荷体のアンボンドPC鋼線に対する固
定セット操作時の状況を示す説明図である。
【図7】同固定セットの状況を示す側面図である。
【図8】図7の8〜8線に沿う断面図である。
【図9】図7の9〜9線に沿う断面図である。
【図10】除去アンカー工法の説明図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 軸筒部材 3 ターンヘッド 4 凹凸嵌合部 5 ガイド軸 6 U字状係止溝 7 凹溝 8 大径軸部 9 小径軸部 10 直線状係止溝 11 凹溝 12 周溝 13 ピン 14a ピン穴 14b ピン穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 二郎 神奈川県川崎市多摩区生田6−3−3− 404 (72)考案者 宮崎 康雄 大阪府大阪市東成区大今里南2−16−6 (72)考案者 大日向 正明 三重県名張市桔梗ケ丘南3−3−20

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンボンドPC鋼線をUターン状態に係止
    するための係止溝を外周面に有する本体部と、上記PC
    鋼線をUターン状係止状態のもとに本体部に対し拘束す
    るための軸筒部材とを具備し、本体部はターンヘッド
    と、該ヘッドと一体又は切離可能に同軸状に接続された
    ガイド軸とから構成され、ガイド軸は前部に上記ヘッド
    部と略々同径の大径軸部を、また該大径軸部より後方側
    に大径軸部に同軸状に一体に接続する小径軸部を、それ
    ぞれ有し、上記軸筒部材は、大径軸部と略々等しい外径
    と、小径軸部の外径と略々等しい内径を有していて、小
    径軸部に対し嵌挿が可能であり、嵌挿状態で軸筒部材を
    小径軸部に対し結合するための手段が、軸筒部材と小径
    軸部との間に形成されていることを特徴とする耐荷体。
JP3139193U 1993-06-11 1993-06-11 耐荷体 Expired - Lifetime JPH0728184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3139193U JPH0728184Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 耐荷体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3139193U JPH0728184Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 耐荷体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH072535U JPH072535U (ja) 1995-01-13
JPH0728184Y2 true JPH0728184Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=12329970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3139193U Expired - Lifetime JPH0728184Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 耐荷体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728184Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH072535U (ja) 1995-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5477747A (en) Pivot arm assembly for handlebar
WO2002014700A3 (en) Bolt, method of fastening members with the use of the bolt, and method of releasing fastening
JPH0728184Y2 (ja) 耐荷体
JP2534383Y2 (ja) 自転車におけるポスト類の締付け固定構造
JPS609285Y2 (ja) Pc鋼材の中間定着具
US4747227A (en) Fishing rod and method of assembling such
CN212337324U (zh) 用于锚杆的球形垫圈及锚杆
JPS6120278Y2 (ja)
JP2000270724A (ja) 釣 竿
JPH0696254B2 (ja) 射出成形機における計量スクリュー連結構造
JPH09328749A (ja) 圧縮型アンカーのアンカーテンドン構造およびその耐荷体
JP3102366U (ja) 周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体
JP2002303312A (ja) アンカー
DE29507697U1 (de) Eintreibwerkzeug für eine Drahthalterung
JPH045650Y2 (ja)
JPH0381293U (ja)
JPH09105177A (ja) スタッド金具
JP2001012012A (ja) 異形鉄筋への定着プレートの取り付け構造
JPH048646U (ja)
JP2538358Y2 (ja) 中通し釣竿
JPH0671119U (ja) 融着継手の接合用治具
JPH0194525U (ja)
JPH01167431U (ja)
KR970033606A (ko) 차량의 플로어매트 용착용 가이드롤러
JPH0220640U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term