JP3102366U - 周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体 - Google Patents

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Abstract

【目的】
本考案は、周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体に関するものであり、スパイラル筋筒をグラウトとして用いるセメントミルクの注入圧縮から保護するための支圧ロッドの外周を簡単な構造とコストの低廉が図れるように加工した。
【解決手段】
周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体において、アンカーテンドン(L)として用いるアンボンドPC鋼より線(1)を外周面を円滑面に成形した高炭素鋼管製支圧ロッド(2)で被覆し、さらにその支圧ロッドをスパイラル鉄筋篭筒(3)によって多少の間隙(G)を持たせて被覆する構成。
【選択図】図1

Description

本考案は、周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体に関するものであり、スパイラル鉄筋篭筒をグラウトとして用いるセメントミルクの注入圧縮から保護するための支圧ロッドを簡単な構造とコストの低廉が図れるように加工したことを目的とする。
一般にこの種の周面摩擦先端圧縮型アンカーは、特許文献1に示すように注入ホースの周囲に配置した複数のPC鋼材を横筋とスパイラル筋とから成る鉄筋篭筒内に挿通して地盤に穿った削孔内に挿入してグラウトを注入した構造のものは知られている。
そして、本願出願人において、特許文献2に示すように耐荷体を地盤に穿設した削孔内に挿入してグラウトを注入したときにスパイラル鉄筋篭から内部に流入して固化したときに支圧ロッドへの食い付きを良くするために、図5に示すように支圧ロッドの外周面に比較的細かいピッチのねじNを刻設したものを開発して業界に提供した。
特公平08− 006317号特許公報 特開2002−105955号公開公報
ところが、出願人において、さらに研究・実験をした結果、支圧ロッドを用いながらもその支圧ロッドの外周にねじを設けなくてもグラウトとしてセメントミルクの注入固化したときにスパイラル鉄筋篭筒と支圧ロッドへの食い付き固着に支障がないことが確認された。
本願考案が解決しようとする課題は、耐荷体を地盤に穿設した削孔内に挿入してグラウトとしてセメントミルクを注入したときにスパイラル鉄筋篭筒から流入して固化したときに支圧ロッドへの食い付きを良くするために、支圧ロッドの外周面を細かいピッチのねじを刻設することは、1工程が余分に掛かると共にねじ加工のコストが高くつく課題点があった。
そこで本考案は、従来の課題を解決するために提供するものであり、考案の第1は、周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体において、テンドンとして用いるアンボンドPC鋼より線の外周面を円滑面に成形した高炭素鋼管製支圧ロッドで被覆し、さらにその支圧ロッドをスパイラル鉄筋篭筒によって多少の間隙を持たせて被覆するようにしたものである。
本考案の第2は、周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体において、テンドンLとして用いるアンボンドPC鋼より線を外周面を円滑面に成形した高炭素鋼管製支圧ロッドで被覆し、さらにその支圧ロッドをスパイラル鉄筋篭筒によって多少の間隙を持たせて被覆すると共に、前記支圧ロッド及び鉄筋篭筒の挿入側先端を台座の雌ねじと凹部にそれぞれ装着したものである。
本考案は上記の構成であるから、次の効果がある。すなわち、支圧ロッドを用いながらもその支圧ロッドの外周にねじを設けないことによってもスパイラル鉄筋篭筒と支圧ロッドへの食い付き固着に支障のない結果が得られた。そして、従来に比べて工程の省略とコストの低減が図れるようになった。
次に本考案を実施するための最良の形態を説明する。
次に本考案の実施例を図面に即して説明する。1はアンカーテンドンとして用いるアンボンドPC鋼より線であり、その外周をポリエチレン被覆材10で被覆してある。2は高炭素鋼管製の支圧ロッドであり、その軸芯方向に沿う孔にアンボンドPC鋼より線1を挿通してある。3は支圧ロッド2の外周を所定の間隙Gを有して覆うように挿通したスパイラル鉄筋篭筒、4は圧着グリップであり、圧着ジャッキを用いてアンボンドPC鋼より線1の挿入側先端に相当する固定側端部に圧着し、引張荷重を固定金具の筒形台座5に伝達する役割を成している。6はボトムカバー、7はボトムキャップ、8はボトムキャップに設けた防錆剤注入孔である。上記のアンボンドPC鋼より線1と、高炭素鋼管製の支圧ロッド2・スパイラル鉄筋篭筒3・圧着グリップ4・台座5によって、耐荷体Lを形成してある。そして、支圧ロッド2の固定側端部に雄ねじ2を設け、且つ筒形台座5に雌ねじ5を設けて両者をねじ込んで結合してある。また、鉄筋篭筒3の固定側端部3を台座5の凹部5に嵌め込んで装着してある。
6はボトムカバー、7はボトムキャップであり、前記の圧着グリップ4・台座5・ボトムカバー6・ボトムキャップ7によって固定金具Lを形成してある。8はボトムキャップ7の端面に設けた防錆剤注入孔、9はスパイラル鉄筋篭筒3内において、アンカー頭部側の支圧ロッド端部に接して設けたトップキャップである。
12は支圧ロッド1の中間部位に設けた太径のスペーサであり、耐荷体Lを削孔20の中心付近に位置させるために用いてある。13はアンボンドPC鋼より線1の先端に装着して地盤19の表面部にあてがった緊締するための台座、14はアンカープレート、15はアンボンドPC鋼より線1のアンカー頭部側端部を緊締して受圧板13を地盤19の表面に固定するためのアンカーグリップであり、アンボンドPC鋼より線1の緊張側端部をアンカーヘッド15に通し、且つくさびによって固定する金具でできている。16はオイルキャップであり、アンカーヘッド及びくさびを外的環境から保護し、防錆するための防錆油を充填してある。17は地盤19の削孔20内に注入したグラウト、18は支圧ロッド2にあけたグラウト孔である。
「作業工程例」
次に本考案に係る周面摩擦先端圧縮型アンカーの作業工程例を説明すると、(1)
地盤19への削孔、(2) 削孔20内の洗浄、(3) グラウト17の削孔20内への加圧注入、(4) アンカーテンドンLの挿入、(5)
削孔内における注入グラウト17の養生、(6) 頭部材料の設置、(7) 緊張・定着、(8) 頭部処理の順に行う。
上記の作業工程例を項目別に説明する。
(1) 地盤19への削孔20の作業は一般にケーシング削孔を適用する。
(2) 削孔20内の洗浄は清水又はエアーによって洗浄し、スライム等を除去する。一般的には、大容量のコンプレッサを用いたエアーリフトで行っている。
(3) 孔内に加圧注入したグラウト17は、アジテートミキサーを使用して注入作業中のコンシステンシーを確保する。また、加圧注入は定着地盤にグラウドを浸透させることにより、摩擦抵抗を高める目的のほか、アンカー体の細部にグラウト17を浸透させるために行う。
(4) アンカーテンドンLは、先端の固定金具Lと、これに連結している耐荷体Lを含むPC鋼より線1から成っている。
(5) 削孔20内における注入グラウト17は耐荷体Lを構成する鉄筋篭筒3から間隙Gを通って内部に浸透して支圧ロッド2の外周に隙間なく、且つ万遍なく充填される。そして、養生は、時間の経過によってグラウト17が脱水硬化し始めたら、削孔20のアンカーテンドンLには一切振動を与えたり、動かしたりしないで所定位置に固定しておく。
(6) 頭部材料の設置は、グラウトの硬化後に行うものであり、テンドンLを構成するPC鋼より線1の先端部に受圧板13、アンカープレート14、アンカーヘッド15、アンカーグリップ15の順に装着する。
(7) 緊締・定着は、削孔20に挿入したアンカーテンドンLを固定するために充填したグラウト17が硬化し、且つ所定の強度に達した後に行う。
(8) 頭部処理は、アンカーテンドンLの先端部にオイルキャップ16を取付けて内部に防錆材を充填して保護する。
耐荷体の一部を欠徐した施工状態の正面図である。 図1の2−2線に沿う拡大断面図である。 図1の3−3戦に沿う断面図でる。 図1の耐荷体の拡大正面図である。 支圧ロッド及び鉄筋篭筒の挿入側先端と筒形台座との結合部を示す拡大縦断面図である。 従来の支圧ロッドの一部を示す拡大正面図である。
符号の説明
1……アンボンドPCより線
2……高炭素鋼管製支圧ロッド
3……スパイラル鉄筋篭筒
4……圧着グリップ
5……台座
6……ボトムカバー
7……ボトムキャップ
8……防錆剤注入孔
9……トップキャップ
10……アンボンドPCより線の被覆材
12……太径のスペーサ
13……受圧板
14……アンカープレート
15……アンカーアダプタ
16……オイルキャップ
17……グラウト
18……グラウト孔
19……地盤
20……削孔
L……アンカーテンドン
……アンカー自由長
……アンカー体長
……引張材部
……耐荷体
……補強鋼材
……固定金具

Claims (2)

  1. テンドン(L)として用いるアンボンドPC鋼より線(1)を外周面を円滑面に成形した高炭素鋼管製支圧ロッド(2)で被覆し、さらにその支圧ロッドをスパイラル鉄筋篭筒(3)によって多少の間隙(G)を持たせて被覆すること特徴とする周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体。
  2. テンドン(L)として用いるアンボンドPC鋼より線(1)を外周面を円滑面に成形した高炭素鋼管製支圧ロッド(2)で被覆し、さらにその支圧ロッドをスパイラル鉄筋篭筒(3)によって多少の間隙(G)を持たせて被覆すると共に、前記支圧ロッド及び鉄筋篭筒の挿入側先端(21)・(31)を台座(5)の雌ねじ(51)と凹部(52)にそれぞれ装着したこと特徴とする周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体。
JP2003273240U 2003-12-18 2003-12-18 周面摩擦先端圧縮型アンカー工法における耐荷体 Expired - Lifetime JP3102366U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021179145A (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 黒沢建設株式会社 圧着グリップ及びそれを用いたショートアンカー

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