JPH0728177Y2 - 隙間閉塞用止水カバー - Google Patents

隙間閉塞用止水カバー

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JPH0728177Y2
JPH0728177Y2 JP12637589U JP12637589U JPH0728177Y2 JP H0728177 Y2 JPH0728177 Y2 JP H0728177Y2 JP 12637589 U JP12637589 U JP 12637589U JP 12637589 U JP12637589 U JP 12637589U JP H0728177 Y2 JPH0728177 Y2 JP H0728177Y2
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JP
Japan
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cover
plate
gap
plates
movable plate
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JP12637589U
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JPH0365707U (ja
Inventor
秀雄 重谷
雅敏 山口
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Nippon Chuzo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chuzo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複数の道路を伸縮装置によって接続してな
る道路橋において前記道路橋の高欄の繋ぎ目にできる隙
間、あるいは、建築物等におけるコンクリートとコンク
リートとの間の隙間等を閉塞し流水、漏水等を防止する
ための止水カバーに関するものである。
〔従来の技術〕
道路橋は、複数の道路の各々を道路橋用の伸縮装置(ジ
ョイント)によって接続することにより構成されてい
る。第6図は従来の道路橋の高欄の繋ぎ目の1例を示す
斜視図である。第6図に示すように、道路橋5を構成す
る各道路7は伸縮装置8によってそれぞれ接続されてい
る。伸縮装置8は道路7に発生する長さ方向の道路の動
きに応じて伸縮する。道路7の幅方向両端(段差がつけ
られている)には、コンクリート製の高欄6が道路7の
長さ方向に設けられている。高欄には鋼製のものもあ
る。高欄6、6間には隙間9があいている。
上述したように、従来の道路橋5の道路7の繋ぎ目には
隙間9があいているので、降水あるいは積雪があった場
合、隙間9から雨水、雪、雪溶け水が凍結し、つららと
なって危険である。そして、橋台、橋脚および等を汚す
原因となっていた。また、ゴミ等の投げ捨てによる危険
が伴っていた。
従って、従来から道路橋5の高欄6の繋ぎ目の隙間9に
は下記に示すカバーが取り付けられている。
第7図は従来のカバーの1例を示す斜視図である。第7
図に示すように一方の高欄6aと他方の高欄6bとの間に
は、隙間9を覆うように鋼製のプレート13が高欄6の内
側に取り付けられている。プレート13には高さ方向に所
定間隔をあけて複数のスリット14が長手方向に穿孔され
ている。プレート13の一端は高欄6aと固定具15によって
固定されている。高欄6bには高さ方向に前記複数のスリ
ット14と同一の間隔をあけて、その先端にフランジを有
するボルト16が取り付けられている。プレート13のスリ
ット14の各々はボルト16の各々と嵌合され、プレート13
は前記フランジによって、ボルト16から外れない構造と
なっている(以下「従来例1」と言う)。
第8図は従来の止水カバーの他の例を示す斜視図であ
る。第8図に示すように高欄6、6間にはゴム製のカバ
ー17が隙間5を覆うように取り付けられている。カバー
17は高欄6の内側に張り出すように余裕を持たせて取り
付けられている。18はカバー17を高欄6に取り付けるた
めの固定具である(以下「従来例2」と言う)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した「従来例1」に示した従来のカバーには下記の
問題がある。
スリット14よりの水漏れ、あるいは、プレート13の
下部と伸縮装置8とのさかい目からの漏水を防ぐことが
出来ず、止水性に問題がある。
移動方向に制限がある。
一方、「従来例2」に示した従来の止水カバーには下記
の問題がある。
第8図に示すように、カバー17が道路7の内側に張
り出すこともあるため、冬期の積雪時に稼働される除雪
車と接触して破損する恐れがあり、冬期に使用不適当で
ある。車両走行時にも危険が伴う。
従って、この考案の目的は道路橋の繋ぎ目の高欄の隙間
からの漏水を確実に防ぐことができ、耐久性に優れ、し
かも、除雪車によって破損することのない隙間閉塞用止
水カバーを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、所定間隔をあけて取り付けられた互いに移
動する2つの壁の間の隙間を閉塞するための止水カバー
であって、前記止水カバーは2つの前記壁の各々にその
一側端が固定された2枚の固定プレートと、前記隙間に
挿入された、前記2枚の固定プレートの各々の他側端に
蝶着された、平面がV字型状の可動プレートと、前記可
動プレートおよび前記固定プレートの内側面に被着され
たカバーとからなり、前記V字型状の可動プレートは互
いに蝶着された2枚のプレートによって構成されている
ことに特徴を有するものである。
次に、この考案を図面を参照しながら説明する。第1図
はこの考案の1実施態様を説明する斜視図、第2図は第
1図のA矢視図、第3図は第2図のB−B線断面図、第
4図は第2図のC−C線断面図、第5図は固定プレート
および可動プレートの展開図である。
第1図乃至第5図に示すように、この考案の止水カバー
1は2枚の固定プレート2、2と、2枚のプレート3a,3
aによって構成された平面がV字形状の可動プレート3
と、カバー4とからなっている。可動プレート2、2の
一側端は道路橋5の高欄6、6の内側面に固定されてい
る。固定プレート2、2の他側端はプレート3a、3aの一
側端にヒンジ10によって蝶着されている。プレート3a、
3aの他側端同士はヒンジ10によって蝶着されている。固
定プレート2および可動プレート3の内表面にはゴム製
のカバー4が被着されている。カバー4は可動プレート
3および固定プレート2の下方へ所定面積張り出して伸
縮装置8の内側に格納されている。11、12は固定プレー
ト2およびカバー4を高欄6に固定するためのボルトお
よびナット、19はアンカーである。高欄6、6の壁の間
の隙間9に挿入された可動プレート3は、道路橋5の外
側に向けてV字型に突出するように配置されている。
〔作用〕
道路7が長さ方向に移動したときは、2枚のプレート3
a、3aが形成するV字形状の可動プレート3の角度が変
化することによって止水カバー1が伸縮し、道路7の移
動に対応することが出来る。止水カバー1は、高欄6、
6の壁の間の隙間9を閉塞し、水、雪、ゴミ等が道路7
から流れ落ちるのを防止することができる。
この考案の止水カバーは、上述した道路橋の他にも、例
えば所定距離離れて隣接している建築物相互の人車等の
連絡のために架設された連絡橋の端部の壁と前記建築物
の壁との間にできた隙間等に使用すれば、人車の通行の
邪魔となること無く、水あるいはゴミ等の流出を阻止す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば高欄等の壁の隙
間から水、雪、ゴミ等の流出が確実に阻止されるので道
路橋の下部構造部分の浸水を防止することができるとと
もに、道路の内側に突出する部分がないので除雪車によ
る破損もなく季節に関係無く1年中使用することができ
る等産業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施態様を説明する斜視図、第2
図は第1図のA矢視図、第3図は第2図のB−B線断面
図、第4図は第2図のC−C線断面図、第5図は固定プ
レートおよび可動プレートの展開図、第6図は従来の道
路橋の高欄の繋ぎ目の1例を示す斜視図、第7図は従来
のカバーの1例を示す斜視図、第8図は従来の止水カバ
ーの他の例を示す斜視図である。図面において、 1……止水カバー、2……固定プレート、3……可動プ
レート、3a……プレート、4……カバー、5……道路
橋、6、6a、6b、……高欄、7……道路、8……伸縮装
置、9……隙間、10……ヒンジ、11……ボルト、12……
ナット、13……プレート、14……スリット、15……固定
具、16……ボルト、17……カバー、18……固定具、19…
…アンカー。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔をあけて取り付けられた互いに移
    動する2つの壁の間の隙間を閉塞するための止水カバー
    であって、前記止水カバーは2つの前記壁の各々にその
    一側端が固定された2枚の固定プレートと、前記隙間に
    挿入された、前記2枚の固定プレートの各々の他側端に
    蝶着された、平面がV字型状の可動プレートと、前記可
    動プレートおよび前記固定プレートの内側面に被着され
    たカバーとからなり、前記V字型状の可動プレートは互
    いに蝶着された2枚のプレートによって構成されている
    ことを特徴とする隙間閉塞用止水カバー。
  2. 【請求項2】前記カバーは前記可動プレートおよび前記
    固定プレートから所定面積下方に張り出した請求項1記
    載の止水カバー。
  3. 【請求項3】前記カバーはゴム製である請求項1記載の
    止水カバー。
  4. 【請求項4】前記可動プレートを構成する前記プレート
    同士、および、前記可動プレートと前記固定プレートと
    はヒンジによって蝶着されている請求項1記載の止水カ
    バー。
JP12637589U 1989-10-27 1989-10-27 隙間閉塞用止水カバー Expired - Lifetime JPH0728177Y2 (ja)

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JP12637589U JPH0728177Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 隙間閉塞用止水カバー

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JP12637589U JPH0728177Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 隙間閉塞用止水カバー

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Publication Number Publication Date
JPH0365707U JPH0365707U (ja) 1991-06-26
JPH0728177Y2 true JPH0728177Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31674189

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JP12637589U Expired - Lifetime JPH0728177Y2 (ja) 1989-10-27 1989-10-27 隙間閉塞用止水カバー

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KR100502077B1 (ko) * 2002-04-10 2005-07-25 (주)엠피기술산업 교량구조물
KR100502076B1 (ko) * 2002-04-10 2005-07-25 (주)엠피기술산업 교량구조물
JP4725435B2 (ja) * 2006-06-27 2011-07-13 横浜ゴム株式会社 壁高欄遊間部カバー
JP6260098B2 (ja) * 2013-03-28 2018-01-17 横浜ゴム株式会社 止水装置
JP6831811B2 (ja) * 2018-07-25 2021-02-17 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 地覆及び壁高欄の遊間部止水材の施工方法

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JPH0365707U (ja) 1991-06-26

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