JPH07281588A - 施設管理者用トレーニング装置および災害時における情報取得支援装置 - Google Patents

施設管理者用トレーニング装置および災害時における情報取得支援装置

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JPH07281588A
JPH07281588A JP9392994A JP9392994A JPH07281588A JP H07281588 A JPH07281588 A JP H07281588A JP 9392994 A JP9392994 A JP 9392994A JP 9392994 A JP9392994 A JP 9392994A JP H07281588 A JPH07281588 A JP H07281588A
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JP
Japan
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training
facility
disaster
input
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JP9392994A
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English (en)
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Kazumasa Ito
一正 伊藤
Shinichi Ishida
真一 石田
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KENSETSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KENSETSU GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の災害を想定したトレーニングを行い、
経験即を高めることのできるトレーニング装置を提供す
ること 【構成】 所定のシステムが格納されたマルチメディア
対応のCD−ROM XAが装着されたCD−Iプレー
ヤー(制御装置本体)1に、液晶ディスプレイ2と、ジ
ョイスティック3が接続されている。前記システムに
は、施設内の各部位の実画像或いはそれを模式化したア
ニメ画像を記憶する画像記憶データベース10,12、
施設内の所定部位を疑似的に異常状態にした画像を生成
する疑似災害発生部13と、トレーニング中の操作者か
らデータ(回答)入力が正しいか否かを判断し正しい場
合にそのまま次の処理画面に移行し、不正解の場合には
メッセージデータベース11に格納された所定のエラー
メッセージを出力するトレーニング判定処理部10とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施設管理者用トレーニ
ング装置および災害時における情報取得支援装置に関す
るものであり、より具体的には、災害発生時に慌てるこ
となく、予め疑似体験による非常時管理処理を経験させ
ることのできるトレーニング装置及び実際の災害発生時
に次に取得すべき情報等を指示することのできる支援装
置に関する。
【0002】
【発明の背景】水力発電や、下流への水量調整のために
設けられるダム施設に派遣されたダム管理者は、放流す
る水量調整のためのゲートの開度制御等の日常業務の他
に、地震,大雨・異常出水等の災害・非常時に対する非
常時管理処理を行うようになっている。
【0003】ところで、上記非常時管理は、所定の情報
収集を行い、災害の程度やそれに伴うダム施設の実際の
被害を正確に把握し、それに基づいて必要な処理や各所
への通知・連絡等を行うことになる。しかし、情報収集
(特に被害の有無に対する収集)する対象も、堤体,各
種設備,貯水池およびその周辺というように多岐・広範
囲にわたり、情報収集項目も非常に多くなる。
【0004】一方、非常時管理処理は、緊急性を要する
ため、できるだけ迅速に情報収集を行い、次に行うべき
処理を決定しなければならない。したがって、上記多岐
にわたる情報収集項目の中から重要なものを効率良く検
出していくことが必要となる。
【0005】しかし、非常時管理が必要となる原因は、
地震等の自然災害が主であり、その都度現象が異なるの
で、検出すべき情報もその都度異なる。よって、それら
をすべて把握し、災害等が発生する都度最適な処理を行
うことは非常に困難である。しかも、地震の場合には、
突発的に発生するので、他の災害(集中豪雨等)に比べ
発生の予測が困難であり、十分な準備ができておらず、
慌ててしまう。その結果、効率の良い情報収集並びに次
の処理の決定を行えなくなるおそれが高い。さらには、
かかる非常時管理が必要となる事態が実際に起こる確率
は少ないので、管理者が実際に経験することができず、
経験即に基づく各管理者の能力の習熟やノウハウの蓄積
もしにくい。
【0006】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した各種の問題
点を解決するもので、日常の非災害時に実際の災害を想
定した練習(トレーニング)を行うことができ、経験即
を高めることにより、実際の災害の際に迅速かつ適切な
緊急管理処理をすることができる施設管理者用トレーニ
ング装置を提供すること、および実際の災害発生時に
は、その災害の状況に応じて取得すべき必要な情報をイ
ンタラクティブに指示することができ、比較的経験の少
ない人であっても、確実に必要な情報を効率良く収集す
ることのできる情報取得支援装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る施設管理者用トレーニング装置で
は、災害発生時に施設管理者がその施設内の点検等の非
常時管理処理を行えるようにするために、その非常時管
理処理の疑似体験をさせるトレーニング装置であって、
制御装置本体と、前記施設管理者が、前記制御装置本体
に対して所定のデータを入力するための入力装置と、前
記制御装置本体に接続された表示装置とを備えた。そし
てさらに前記制御装置本体が、前記施設内の各部位を撮
像して得られた実画像或いはそれを模式化したアニメ画
像を記憶する画像記憶手段と、前記施設内の所定部位を
疑似的に異常状態にした画像を生成する疑似災害発生手
段と、前記トレーニング中の施設管理者から正しい入力
が行われているか否かを判断するための基準データを記
憶する基準データ記憶手段と、前記入力装置から入力さ
れるデータに基づいて、前記画像記憶手段に格納された
データを前記表示装置に表示すると共に、所定のタイミ
ングで前記基準データ記憶手段に格納されたデータを参
照しつつ前記施設管理者が正しい回答データを入力し、
前記非常時管理処理を正しく行えるように制御するトレ
ーニング判定処理手段とから構成した。
【0008】そして好ましくは、前記入力装置を介して
入力された前記施設管理者の回答の履歴を格納する記憶
手段をさらに備え、トレーニング中及びまたはトレーニ
ング終了後の所定のタイミングで、前記回答の履歴に基
づいて正しい非常時管理処理が行えたか否かを判定する
手段を設けることで、係る手段は、上記トレーニング判
定処理手段が兼用することができる。
【0009】また本発明に係る災害時における情報取得
支援装置では、災害発生時に施設管理者に対して取得す
べき情報を指示し、非常時管理処理の支援を行えるよう
にするための情報取得支援装置であって、制御装置本体
と、前記施設管理者が、前記制御装置本体に対して所定
のデータを入力するための入力装置と、前記制御装置本
体に接続された表示装置とを備えてなる。そして、前記
制御装置本体が、前記施設内の各部位を撮像して得られ
た実画像或いはそれを模式化したアニメ画像を記憶する
画像記憶手段と、前記入力装置からの入力データに基づ
いて、次に必要な取得すべき情報を決定し、その決定し
た情報の取得を促すために前記画像記憶手段に格納され
た所定のデータを前記表示装置に表示するように制御す
る取得情報決定手段とから構成した。
【0010】そして、上記いずれの場合も、制御装置本
体はCD−Iプレーヤーまたは、CD−ROM XAプ
レーヤーから構成することが好ましい。また前記制御装
置本体がバッテリー駆動型の携帯性の良好な装置からな
り、前記表示装置が液晶ディスプレイからなり、かつ前
記入力装置がジョイスティックまたはトラックボールを
基本構成としたものから構成するとより好ましい。
【0011】
【作用】トレーニング装置では、疑似災害発生手段を作
動させて、今回の災害発生箇所を決定する。そして、ト
レーニング判定処理手段からの制御命令にしたがって、
順次画像記憶手段に格納された画像データを表示装置に
表示する。この表示の順序は、実際の災害発生時に行う
非常時管理処理手順に沿って該当する画面を切替ながら
表示することになる。そして、係る切替は、操作者が正
しい処理を行うような入力があった場合にはそのまま画
面が切り替わるが、間違った処理を入力した場合には、
エラーメッセージを表示する。係る判断処理は、トレー
ニング判定処理手段により行われる。これにより、正し
い非常時管理処理の手順を覚えることができる。また、
係る非常時管理の疑似体験処理を行っている途中で、上
記予め決定した疑似災害発生場所の点検がくると、災害
・異常状態を表示する。したがって、操作者は、異常で
あることを確認することができる。また表示された画像
は、実写或いはそれに基づいて生成されたアニメ画像で
あるので、リアリティが高く、より高い学習効果が期待
できる。
【0012】情報取得支援装置では、基本的に上記トレ
ーニング装置と同様に実写データ等を用い、予め決めら
れた非常時管理処理手順にしたがって画面を順次切り替
えていき、情報取得すべき内容を設備管理者に知らせる
ようになっている。但し、支援装置では、まず先に次に
行うべき処理を指示し、それに対する入力を待つように
している点で上記トレーニング装置と逆の処理となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る施設管理者用トレーニン
グ装置および災害時における情報取得支援装置の好適な
実施例について添付図面を参照にして詳述する。図1は
本発明の一実施例を示す外観図であり、本例では2つの
発明(トレーニング装置,支援装置)を同時に実装(構
成)されている。
【0014】同図に示すように、所定のシステムが格納
されたマルチメディア対応のCD−ROM XA(図示
せず)が装着されたCD−Iプレーヤー(CD−ROM
XAプレーヤー)1に、出力装置としての液晶ディス
プレイ2と、入力装置としてのジョイスティック3が接
続されている。そして、携帯性を考慮し、CD−Iプレ
ーヤー1は、バッテリー駆動方式のものを用いている。
また、液晶ディスプレイ2は、表示画面2aとともにス
ピーカー2b内蔵のものを用いている。
【0015】さらにジョイスティック3には、スティッ
ク部分3aと、クリック用の操作ボタン3bを備えてい
る。なお、図示の例では操作ボタン3bは左右両側に設
けているが、本実施例ではクリックにのみ使用するた
め、両操作ボタン3bは同一機能(いずれのボタンを押
下しても同じ処理が行われる)となっている。
【0016】そして、本例では、CD−ROM XAに
格納された画像をジョイスティック3からの入力に基づ
いて順次選択し、液晶ディスプレイ2上に表示するよう
になっている。
【0017】なお、特に施設管理者用トレーニング装置
のみに使用する場合には、携帯性は特になくても良いの
で、CD−Iプレーヤーの駆動電源は、商用電源として
も良く、また出力装置としてもCRTディスプレイを用
いても良い。また、入力も装置も通常のマウスなどでも
良い。なおまた、記憶容量が少なければCD−ROMを
セットしたCD−ROMプレーヤーを用いても良いのは
もちろんである。また、入力装置としては、トラックボ
ールを用いてももちろん良い。
【0018】CD−ROM XAに記憶されたシステム
に基づいて作動するCD−Iプレーヤー1で構成される
制御装置本体は、図2に示すように、液晶ディスプレイ
2に表示する画面を格納する基本画像データベース10
と、トレーニング装置として使用する場合に各種のメッ
セージ(判定結果など)や、災害緊急時に次に必要な取
得すべき情報の指示メッセージ等のテキストデータを格
納するメッセージデータベース11およびトレーニング
時に基本画像上に嵌込む所定の画像(疑似災害を示す画
像等)を格納した嵌込み用画像データベース12を備
え、各データベース10〜12に格納された画像や文字
を適宜読み出すとともに画像合成・出力部13に送り、
そこにおいてそれらを合成し液晶ディスプレイ2の表示
画面2a上に表示するようになっている。また、この画
像合成・出力部13には、ジョイスティック3からの移
動制御信号が送られ、その制御信号に基づいて表示画面
2aに表示する「矢印」を所定方向に移動させるように
なっている。
【0019】そして、基本画像データベース10には、
各施設・装置等を撮像して得られた動画や静止画像等の
実写や、CGで作成したアニメ画像(メニュー画面,管
理者や各所の状態をアニメ化して表した画像)や、各種
の表(確認項目や、安全範囲内を示す数値を示した表)
等が格納されている。
【0020】さらに、トレーニング時および災害時に、
管理者に対し音声でも指示できるように、所定のメッセ
ージ等を音声データとして格納した音声データベース1
4を備えており、所定のタイミングで必要な音声メッセ
ージをスピーカー2bへ出力するようになっている。
【0021】そして、上記各データベース10〜12,
14に格納されたデータは、トレーニング時には、トレ
ーニング判定処理部20からの制御命令に基づいて必要
なデータが決定され、画像合成・出力部13に送られる
ようになっている。すなわち、電源投入(システム立ち
上げ)とともに液晶ディスプレイ3に表示されるメニュ
ー画面(図示省略)から、トレーニングを選択すると、
以後の入力信号は、トレーニング判定処理部20に送ら
れるようになっており、トレーニング判定処理部20で
は、トレーニングの選択に基づいて疑似災害発生部21
に対し所定の制御信号を送る。
【0022】この制御信号に基づいて、疑似災害発生部
21では、今回のトレーニングで行う災害をランダムに
決定する。すなわち、この疑似災害発生部21では、予
め地震にともない発生し得る災害のリストを有し、その
中から乱数などにより所定数の災害を決定するようにな
っている。
【0023】そして、所定のタイミングで、その災害を
生じさせる(表示させる)ための画像を構成するに必要
な基本画像と嵌込み画像を、それぞれ各データベース1
0,12に対して出力要求し、その出力要求に基づいて
各データベース10,12は画像合成・出力部13に出
力するようになっている。
【0024】具体的な一例を示すと、電源系が故障した
ことを示す場合には、基本画像データベース10に格納
された電圧計(針部分のみない)の実写画像(図3参
照)と、嵌込み用画像データベース12に格納された
「針」の画像を読み出し、係る針を所定の電圧が表示さ
れるべく上記実写画像中の所定部位に嵌込むようにな
る。すなわち、係る電圧計の場合、変化するのは針部分
のみであるので、このように分離して格納することによ
り、メモリ容量の削減を図るとともに、少ないメモリ容
量で任意の電圧値を示すことができるようにしている。
【0025】また、震度を決定した場合に、基本画像デ
ータベース10に格納された地震計(図4)のプリンタ
出力部分に、所定の数値(相当加速度)を合成するよう
にする。この場合には、このままでは数値が小さくて読
み取れないので、プリンタ部分Aを拡大して表示するこ
とになる。係る合成並びに拡大も画像合成・出力部13
で行うようになっている。
【0026】また、疑似災害発生部21は、上記のよう
にして決定した災害内容を判定基準データ記憶部22に
送り、一時記憶させるようになっている。そしてこの判
定基準データ記憶部22には、上記のようにして与えら
れる可変データの他に、例えば施設内の巡回する際の順
路等の固定データも格納されている。
【0027】そしてトレーニング判定処理部20は、ト
レーニング中にジョイスティック3からの入力がある
と、必要に応じて判定基準データ記憶部22に格納され
た基準データをアクセスし、その入力(行った処理や、
異常の有無の回答)が正しいか否かを判定し、正しい場
合には、その次に行うための画面を選択し、各データベ
ース10〜12,14から次の画面に必要なデータを読
出して出力させるようにする。また、入力が間違った場
合には、所定のタイミングで間違ったことを画面或いは
音声で知らせるようにしている。そして、トレーニング
中に行った処理は、記憶部23に格納され、最終的に評
価を行えるようになっている。また、このように記憶部
23に格納されるため、例えば施設内の巡回等は、仮に
間違ったとしてもその都度指示するのではなく、後でま
とめて間違った箇所を表示するようにしても良い。
【0028】また、ジョイスティック3からの入力は、
取得情報決定部25にも与えられるようになっている。
この取得情報決定部25は、実際の災害発生時にジョイ
スティック3から与えられる情報と、判定基準データ記
憶部22に格納された所定のデータに基づいて次に取得
すべき情報を決定し、その取得をダム管理者に促すべく
所定のメッセージを画面或いは音声により伝えられるよ
うにしている。
【0029】次に上記トレーニング装置の作用の説明
を、トレーニング判定処理部20のより具体的な機能と
ともに図5に示すフローチャート等を用いて説明する。
まず、中央管理室の内部状態を示すべく基本画像データ
ベース10に所定の画像出力を要求する。これにより、
液晶ディスプレイ2には図6に示すような画像が表示さ
れる。そして、図中長丸で囲まれた「情報」,「処
置」,「点検」並びに「設備」のいずれかをクリック
(ジョイスティック3を操作して、矢印を長丸内に移動
した状態で操作ボタン3bを押下(以下同じ))するこ
とにより、次に行う処理を入力(指示)できるようにな
っている。この状態で地震が発生されたと想定し、トレ
ーニング判定処理部20は、このクリックされたことを
検知し以下の処理を行う。
【0030】すなわち震度の大きさにより次に行う処理
が異なるため、管理者はまず震度情報を取得する必要が
ある。したがって、震度情報の取得が選択されたか否か
を判断し(ST1)、情報取得以外が選択された場合に
は、エラーメッセージを表示し、震度情報の取得を先に
行うことを知らせるようにしている(ST2)。具体的
には、図6に示す「情報」以外の箇所がクリックされた
場合には、メッセージデータベース11に対して所定の
メッセージ、例えば「震度情報の取得を先に行って下さ
い」等を、図6の画面に重ねて表示するようになる。
【0031】また、「情報」が選択されたなら、所定の
震度情報取得(入力)処理を行う(ST3)。すなわ
ち、震度情報の取得手段としては、実際にダム内の所定
位置に設置された震度計を見ること以外に、TVやラジ
オ等のマスメディアから与えられる情報や、直接気象庁
などに問い合わせる方式などがある。そこで本例では、
「情報」の選択に基づいて、基本画像データベース10
に対し情報取得の手段を選択させる画面(図7参照)の
出力要求をする。
【0032】なお、本実施例では、簡略化を図り、上記
画面の切り替えとともにテレビからの情報取得は自動的
に行われるようにしている。すなわち、疑似災害発生部
21で決定された震度(TV発表用)を、図示するよう
に画面中の報告者M1が、報告をしているように表示す
る。したがって、本実施例では、震度情報の取得の手段
は気象庁への問い合わせと、実際の震度計を用いる場合
の2種類が用意されている。
【0033】そして、気象庁への問い合わせを行う場合
には、「気象庁へ…」の部分をクリックすることによ
り、上記テレビからの方向と同様に、疑似災害発生部2
1で決定された震度(気象庁回答用)を、図示するよう
に画面中の報告者M1が、報告をしているように表示す
る。なお、テレビ発表用と気象庁回答用の各震度は、対
象としている場所が異なるため、必ずしも一致しない。
【0034】また、震度計により実際のダム設置場所で
の震度を測定する場合には、本実施例では、「隣の部屋
へ」の場所をクリックする。すると、画面が切り替わり
図8に示すような隣の部屋の室内を表示する(これもト
レーニング判定処理部20から基本画像データベース1
0に対する所定の画面の出力要求に基づいて行われ
る)。
【0035】そしてこの画面中の「地震計」をクリック
すると、実際の地震計の実写画像(図4参照)をオーバ
ーラップさせ、さらに、図4中符合Aで示す計器部分を
拡大して表示する。このように、実写画像を用いて練習
することにより、実際の災害時に、迷うことなく迅速に
必要な箇所を見て震度を求めることができるようにな
る。そして、係る表示から震度を求めるのであるが、一
般に震度計は加速度(GAL値)が表示されるので、下
記表1に示す換算表に基づいて震度を決定し、その震度
を入力する。
【0036】
【表1】 なお、上記換算表は、基本画像データベースに入力して
おき、地震計の画像と並列或いはさらにオーバーラップ
させて表示するようにし、該当する震度の欄をクリック
することにより、震度情報を入力するようにしている。
これにより震度情報入力処理(図5に示すステップ3)
が終了する。
【0037】なおまた、図8の状態で「震度計」よりも
先に「ITV」をクリックすると、「震度の測定を先に
行って下さい」等のエラーメッセージを出力するように
なっている。
【0038】この震度情報の入力に基づき、所定の指示
命令を表示する(ST4)。ここで所定の指示命令と
は、震度の大きさにより以下のように震災体制が異なる
ので、とるべき体制並びに必要な連絡先等も併せて表示
する。
【0039】 震度4以上→注意体制 震度5以上→警戒体制 震度6以上→大規模体制 震度3以上→通常点検 上記のようにして震度がわかったならば、次は、被蓋点
検に移る。つまり各施設内で損傷・異常などの災害の有
無を調べる必要があるが、いきなり各場所へ行くと危険
な場合があるので、管理者の安全確保の要請からまずI
TVを用いて遠方から各場所の状況を観察し、安全を確
認してから各場所へ出向き直接点検をすることになる。
【0040】したがって、まずITVでの点検が選択さ
れたか否か(図8における「ITV」がクリックされた
か否か)を判断し、選択されない場合には、エラーメッ
セージを出力する(ST5,ST6)。また、ITVが
選択されたされたなら、ITVによる点検が実行される
(ST7)。そして、係る点検処理は各施設内を順にス
パンして行くため、堤体等のダム施設内をビデオカメラ
で撮像して得られた動画を出力する。これにより、より
リアリティを発揮させ、実際にITVを用いて点検して
いる雰囲気を出させることができる。
【0041】そして、点検終了後、画面は元の中央管理
室内に戻った画面(図9参照)に切り替わる。そして、
パトロール処理が選択されたか否か(画面中の「パトロ
ールをして下さい」がクリックされたか否か)を判断
し、選択されていない場合には、エラーメッセージを出
力する(ST8,ST9)。
【0042】なお、本来であればITVでの点検によ
り、立ち入り禁止(パトロール不可)になるような異常
(堤体決壊等)が認められる場合には、ただちに避難勧
告等を発生する等の処理が必要となるが、係る事態が発
生する可能性は極めて少ないことに鑑み、本例ではIT
Vによる点検後必ずパトロール処理に移行するようにし
ている。
【0043】そして、ステップ8でパトロールが選択さ
れたなら、巡回処理に移る(ST10)。具体的には、
図10に示すように、車内からの景色が表示され、矢印
をクリックすることにより進路を変えることができるよ
うになっている。すなわち、「矢印」をクリックするこ
とにより車内からみえる景色が旋回する。そして、操作
者は所定のルートを回り、各部での異常の有無をチェッ
クする。なお、巡回したルートは、例えば記憶部23に
格納し、効率良く巡回するためのルート通りに巡回でき
たか否かを判定できるようにしている(この判定もトレ
ーニング判定処理部20で行う)。また、必要に応じて
正規の巡回路を回れるように、各交差点で正しい方向の
矢印を点滅や色を変えるなどすることにより指示するよ
うにしても良い。
【0044】そして、巡回を終了したならば、図11に
示すように、画面が切り替わり、パトロールの結果報告
を行うようになる。すなわち、堤体の変形,亀裂,設備
異常並びに地滑りの有無などについて報告する。実際に
は、図中「パトロールの結果を…」と言う箇所をクリッ
クすると、係る報告すべき対象のリスト(入力画面)を
表示し(図示省略)、異常のあった場所をクリックす
る。そして、異常箇所(疑似災害発生箇所)は、判定基
準データ記憶部22に格納されているので、報告が正し
いか否かを判定し、間違っている場合にはその旨表示す
る。その後、図6に示す中央管理室の画面に戻る。これ
により、ステップ10の巡回処理が終了する。なお、報
告は自動的に行なうようにしても良い。
【0045】次に、巡回の結果異常のあった箇所の点検
を行なう。すなわち、図6中の点検(堤体および周辺の
点検と設備点検)を行う対象をクリックし、点検対象を
選択する(ST11,12)。そして、選択された対象
物に対して所定の処理を実行する。点検すべき対象が他
にある場合には、再度所定の対象をクリックして選択す
ると共に点検処理を実行する。このようにして、必要な
すべての必要な対象について点検処理を終了したなら
ば、トレーニングを終了することになる(ST13,1
4)。
【0046】ここで上記点検処理について説明する。ま
ず「点検」をクリックすると、堤体の点検処理に移行す
る。すなわち、図12(A)に示すように堤体およびそ
の周辺を表示した画面に切り替える。ところで、緊急時
の点検ルートは、図13に示すように(1)〜(8)ま
でを番号順に巡回し、点検することになる。この点検ル
ートの順序は、予め判定基準データ記憶部22に格納さ
れている。そして、図12(A)中の各点検場所をクリ
ックすると、そのクリックにともない、同図(B)に示
す作業員がその場所に移動・表示されるようにしてい
る。すなわち、同図(A)と同図(B)の画像をそれぞ
れデータベース10〜12等から読み出すとともに画像
合成・出力部13で合成し表示する。
【0047】そして、各場所に移動したならば、画面が
切り替わりその場所で点検すべき項目の一覧表が出力さ
れる。具体的には、(1)の堤体,貯水池,道路の点検
では、下記表2に示すような点検項目一覧表(係る表も
基本画像データベース10に格納されている)が表示さ
れ、確認欄に入力装置3からチェックを入力する。この
時、例えば異常がない(異常がある)場合に該当欄をク
リックするようにすると、クリックされない(クリック
された)箇所に異常ありと判断されるので、単なるクリ
ック処理で点検報告が可能となり入力処理が簡単とな
る。また、チェック漏れを防止する観点からは、異常が
ない場合にクリックをするようにするのが好ましい。
【0048】
【表2】 同様に、(2)〜(8)の各点検場所をクリックする
と、それにともない作業員(図12(B)に示すアニ
メ)を移動させた後、下記表3〜表10に示す対応する
チェックシートを表示することになる。
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】
【表7】
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】
【表10】 さらに、上記各表に示したチェックシートの表示ととも
に、実際の点検場所での状態も表示画面を分割して(ま
たは、画面の切り替え操作により交互に)表示させるよ
うにしている。
【0057】そして、点検場所の状態は、原則として実
写(静止画/動画)を用い、疑似災害発生部21で決定
された災害部分以外は、正常状態のものを表示し、災害
部分はその異常状態を合成して出力するようにしてい
る。その一例を示すと、電圧計指示は正常か否かの確認
をする際には、図14に示すように電圧計の針部分を表
示することになる。なお、この図に示す画面は、図3に
示す電圧計の基本画面に、疑似災害発生部21で決定し
た異常電圧値になるように嵌込み用画像データベース1
2から「針」部分を読みだすとともに合成することによ
り形成される。また、図中下方にある「電圧計の…」は
メッセージデータベースから読出して合成表示してい
る。このように、実際の装置などの実写を用いて異常事
態を表現するため、リアリティがより向上し、トレーニ
ングの効果が期待できる。
【0058】また、上記のように電圧計を表示するに際
し、いきなり電圧計を表示してもその電圧計がどこにあ
るか不明であると、実際の緊急時に役に立たないおそれ
があるので、どこに行けば良いか、また各種並んだ電圧
計の中のどれが該当する電圧計なのかを画面切り替えや
ズームアップすることにより容易に知らせることができ
るようにしている。
【0059】さらに本例では、クリックに基づいて作業
員を移動させて行なった点検(場所)の履歴も記憶部2
3に格納し、トレーニング終了後などに正しく行なえた
か否かの判定を行えるようになっている。
【0060】一方、漏水は各場所や季節などにより異な
る。そこで基本画像データベース10に下記表11に示
すような各場所の各月毎の平均漏水量データを格納して
おく。そして、漏水量の確認処理の際には、係るデータ
表から必要なデータ(全部を表示しても可)を抽出し表
示するようにする。そして、使用者はそのデータ表と実
際の漏水量を比較し、多い場合には異常と判断し、必要
な確認処理(入力)をするようになる。なお、具体的な
説明は省略するが、その他の確認項目についても上記と
同様に適宜構成される。
【0061】
【表11】 また、図6の入力画面において「設備」が選択された場
合には、上記点検と同様に電気設備の点検ルートに従っ
て、各設備内の装置に故障などがないかの確認を行なう
ことになる。すなわち、例えば電気設備の点検ルート
が、図15に示すようになっているとすると、それをC
Gで表した画面(図示省略)を表示させ、上記堤体の点
検と同様に、各点検箇所がクリックされたなら、作業員
をその場所に移動表示させるとともに、そこにおいて行
なう確認シート並びにチェックする場所の実写データを
表示するようにする。そして、その確認シートの一例を
示すと、(4)の電源設備では、下記表12に示すよう
になる。
【0062】
【表12】 すなわち、この表からも明らかなように、上記した堤体
の点検(確認)と、具体的なデータが異なるだけで、そ
の処理は同一に行える。このようにして図5に示すステ
ップ12の点検/設備処理が終了する。
【0063】すなわち、本例では、予め格納した画像デ
ータから必要な画像を出力し、入力装置3からの確認/
選択の入力にしたがって、次に表示すべき画面を決定し
表示して行くことにより、トレーニングを継続できるよ
うになっている。
【0064】次に、本発明に係る災害時における情報取
得支援装置の作用の説明を、上記した取得情報決定部2
5のより具体的な機能とともに図16に示すフローチャ
ート等を用いて説明する。
【0065】この取得情報決定部25の機能は、基本的
には上記したトレーニング判定処理部20と同じである
が、トレーニングの場合には次に行うべき処理は原則と
して操作者側からの入力を待って(その正誤を判定後)
行うが、取得情報決定部25の場合はこれとは逆に次に
行うべき処理をまず指示し、それに対する入力を待つよ
うにしている点で異なる。
【0066】すなわち、まず、メニュー画面(図示省
略)で情報取得支援が選択されたなら、震度情報を調査
することを指示する画面を表示する(ST21)。具体
的には中央管理室の内部状態を示すべく基本画像データ
ベース10に所定の画像出力を要求する。これにより、
液晶ディスプレイ2には図17に示すような画像が表示
される。この図は、図6に示したトレーニング時の最初
の画面の下側に、「まず震度を調べてください」という
ようなメッセージ(メッセージデータベース11に格納
されている)を合成して出力したものである。このよう
に、トレーニング時の回答を先に出力することを行う。
これにより、画像データの共通化が図れ、メモリ効率が
向上する。また、トレーニング判定処理部20と、取得
情報決定部25の機能(システム)もほとんど同じにで
きるので、開発が容易に行える。
【0067】そして、係る「まず震度を調べてくださ
い」という部分をクリックすると、具体的な震度の調べ
方を示した画面に切り替わる。この画面には、図示省略
するが少なくとも「テレビを見て周囲の震度を調べ
る。電話で気象庁に問い合わせる。震度計を調べ
る。」というように具体的な指示を表示するようにして
いる。さらに、「震度報告」という入力欄を設けてい
る。
【0068】次いで、震度計による震度の測定を知って
いる場合には「震度報告」をクリックすると、上記トレ
ーニング装置の場合に用いた表1のように震度の入力リ
ストが表示され、該当する震度をクリックする。これに
より震度入力処理が終了し(ST22)、取得情報決定
部25では、震度に応じた体制を決定し、出力する(S
T23)。係る処理は、トレーニング装置におけるステ
ップ3,4と同じである。このようにある程度経験を積
んだ人は、以下に示す具体的な測定方法の指示をスキッ
プすることができるので、より迅速に非常時管理処理を
行うことができる。また、後述するように係るスキップ
は、その都度できるので、熟知した場所はスキップし、
経験がさほどない箇所での点検などではスキップするこ
となく細かな指示を受けながら処理をすることができ、
効率良く非常時管理処理ができる。
【0069】また、震度計の調べ方が不明な人の場合に
は、「震度計を調べる」をクリックする。すると、図
8に示したように震度計の設置された室内の画面に切り
替わった後、さらに図4に示したような震度計の実写デ
ータを表示し、その後同図中符号Aで示す測定結果出力
部分にズームアップし、見るべき場所を矢印などで指示
しながら「この数値を呼んでください」等の指示メッセ
ージを合成出力する(ST24)。これにより、普段震
度計をあまり見ない人でも慌てずにしかも正確に震度の
測定することができる。またこの例から明らかなよう
に、各所で表示する画像はトレーニング装置用に作成し
画像データベース10,12に格納したものを用いるこ
とができ、データベースの共通化が図れる。さらに、表
1に示す加速度−震度換算表の画面に切り替わる。よっ
て、係る換算表を用いて震度を入力する(該当する震度
の欄をクリックする。)。これにより震度入力処理(S
T22)が行われる。
【0070】次に、画面が切り替わり「ITVを用いて
施設内の状況を遠方から観測しなさい」というメッセー
ジを出力する(ST25)。また同一画面中に「観測終
了」という入力欄を設けておき、係る箇所をクリックす
ると、さらに画面が切り替わり「パトロールしなさ
い,パトロール結果報告」というメッセージを含む画
面を表示する。これにより、次に行う処理はパトロール
であることを管理者に知らせることができる(ST2
6)。
【0071】この時、パトロールの仕方・順路等が不明
の場合にはの「パトロールしなさい」をクリックす
る。すると、画面が切り替わり、パトロールの仕方
(「車を用いて施設内の状況を見てくる」というような
メッセージや、具体的なパトロールの順路及び確認して
くる箇所等を地図と共に表示する(ST26)。この処
理の後、或いは上記の「パトロール結果報告」をクリ
ックすると、ステップ28に行き結果を報告(パトロー
ルで確認すべき一覧表が表示され、異常箇所をクリック
することにより行う)する。
【0072】すると、取得情報決定部25では、異常が
あったところから、次に点検すべき箇所を決定し、その
決定した点検処理対象(取得すべき情報)を表示する
(ST29)。この場合も、「XXを点検しなさい,
点検結果報告」というメッセージを含む画面を表示す
ることにより行う。そして、かかる点検箇所の点検方法
を知っている場合には、指示された箇所の点検を行い
の「点検結果報告」をクリックし、異常の有無を報告す
る(確認欄へのクリック)。また、具体的な点検方法を
知らない場合には、の「XXを点検しなさい」をクリ
ックすることにより、教示モードに移行し、具体的な点
検方法(場所の特定並びに点検の仕方)を実写データ等
を用いて順次説明していく。なお、この具体的な説明
は、トレーニング装置のものを用いることができる(S
T30,31)。
【0073】そして、点検の結果さらに他の箇所を点検
する必要が生じた場合には、ステップ29に戻り(ST
32)新たな場所の点検に移行する。このようにステッ
プ29〜32を順次繰り返して実行することにより、必
要なすべての点検を短時間で効率良くできる。そして管
理者は、指示に従って各場所・設備の点検(情報取得)
を行うことにより、自動的に間違いなく異常時の点検を
行うことができる。
【0074】なお、上記した実施例では、いずれも対象
となる施設はダムの場合について説明したが、本発明は
これに限ることなく、各種の施設を対象とすることがで
きるのはもちろんである。また、災害も地震に限らず、
集中豪雨,テロ行為など種々のものに適用することがで
きる。
【0075】また、上記した実施例では、トレーニング
装置と情報取得支援装置を併せて構成した例について説
明したが、本発明はこれに限ることなく、いずれか一方
の機能のみを持たせても良い。
【0076】
【発明の効果】以上のように本発明に係る施設管理者用
トレーニング装置および災害時における情報取得支援装
置では、日常の非災害時に実際の災害を想定した練習
(トレーニング)を行うことができ、経験即を高めるこ
とにより、実際の災害の際に迅速かつ適切な緊急管理処
理をすることができる。これにより、正しい非常時管理
処理の手順を覚えることができる。また、係る非常時管
理の疑似体験処理をおこなっている途中で、上記予め決
定した疑似災害発生場所の点検がくると、災害・異常状
態を表示する。したがって、操作者は、異常であること
を確認することができる。また表示された画像は、実写
或いはそれに基づいて生成されたアニメ画像であるの
で、リアリティが高く、より高い学習効果が期待でき
る。
【0077】情報取得支援装置では、基本的に上記トレ
ーニング装置と同様に実写データ等を用い、予め決めら
れた非常時管理処理手順にしたがって画面を順次切り替
えていき、情報取得すべき内容を設備管理者に知らせる
ことができるので、より現実の災害と同様の災害状況を
確認することができる。その結果、実際の災害発生時に
は、比較的経験の少ない人であっても、確実に必要な情
報を効率良く収集することができる。
【0078】また、制御装置本体としてCD−I等を用
いた場合には、マルチメディア対応となるので、実写/
動画(実写の)及びアニメ画像さらには音声等他種類の
記憶データを容易に用いることができ、上記学習効果/
緊急時の支援処理が容易に実施することが可能となる。
【0079】さらに、各種装置を携帯性の良好な部材で
構成すると、持ち運びが容易になり、移動しながらトレ
ーニングをしたり、実際の情報取得を行うことができ、
効率良くしかも正確に所定の処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例を示す外観斜視図であ
る。
【図2】その要部を示すブロック構成図である。
【図3】基礎画像データ10に格納される画像の一例を
示す図である。
【図4】基礎画像データ10に格納される画像の一例を
示す図である。
【図5】トレーニング判定処理部の機能を説明するフロ
ーチャート図である。
【図6】トレーニング実施時の一工程で表示される画面
の一例を示す図である。
【図7】トレーニング実施時の一工程で表示される画面
の一例を示す図である。
【図8】トレーニング実施時の一工程で表示される画面
の一例を示す図である。
【図9】トレーニング実施時の一工程で表示される画面
の一例を示す図である。
【図10】トレーニング実施時の一工程で表示される画
面の一例を示す図である。
【図11】トレーニング実施時の一工程で表示される画
面の一例を示す図である。
【図12】トレーニング実施時の一工程で表示される画
面の一例を示す図である。
【図13】堤体及び周辺の点検ルートを示す図である。
【図14】トレーニング実施時の一工程で表示される画
面の一例を示す図である。
【図15】電気設備の点検ルートを示す図である。
【図16】取得情報決定部の機能を説明するフローチャ
ート図である。
【図17】緊急災害時の支援装置作動時の一工程で表示
される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CD−Iプレーヤー 2 液晶ディスプレイ 3 ジョイスティック 10 基本画像データベース(画像記憶手段) 11 メッセージデータベース 12 嵌込み用画像データベース 13 画像合成・出力部 14 音声データベース 20 トレーニング判定処理部 21 疑似災害発生部 22 判定基準データ記憶部 23 記憶部 25 取得情報決定部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 災害発生時に施設管理者がその施設内の
    点検等の非常時管理処理を行えるようにするために、そ
    の非常時管理処理の疑似体験をさせるトレーニング装置
    であって、 制御装置本体と、 前記施設管理者が、前記制御装置本体に対して所定のデ
    ータを入力するための入力装置と、 前記制御装置本体に接続された表示装置とを備え、 かつ前記制御装置本体が、前記施設内の各部位を撮像し
    て得られた実画像或いはそれを模式化したアニメ画像を
    記憶する画像記憶手段と、 前記施設内の所定部位を疑似的に異常状態にした画像を
    生成する疑似災害発生手段と、 前記トレーニング中の施設管理者から正しい入力が行わ
    れているか否かを判断するための基準データを記憶する
    基準データ記憶手段と、 前記入力装置から入力されるデータに基づいて、前記画
    像記憶手段に格納されたデータを前記表示装置に表示す
    ると共に、所定のタイミングで前記基準データ記憶手段
    に格納されたデータを参照しつつ前記施設管理者が正し
    い回答データを入力し、前記非常時管理処理を正しく行
    えるように制御するトレーニング判定処理手段とを備え
    た施設管理者用トレーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記入力装置を介して入力された前記施
    設管理者の回答の履歴を格納する記憶手段をさらに備
    え、トレーニング中及びまたはトレーニング終了後の所
    定のタイミングで、前記回答の履歴に基づいて正しい非
    常時管理処理が行えたか否かを判定する手段を備えた請
    求項1に記載の施設管理者用トレーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置本体がCD−Iプレーヤー
    または、CD−ROM XAプレーヤーであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の施設管理者用トレー
    ニング装置。
  4. 【請求項4】 前記制御装置本体がバッテリー駆動型の
    携帯性の良好な装置からなり、 前記表示装置が液晶ディスプレイからなり、 かつ前記入力装置がジョイスティックまたはトラックボ
    ールを基本構成としたものからなる請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の施設管理者用トレーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記施設がダムであり、前記災害が少な
    くとも地震であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の施設管理者用トレーニング装置。
  6. 【請求項6】 災害発生時に施設管理者に対して取得す
    べき情報を指示し、非常時管理処理の支援を行えるよう
    にするための情報取得支援装置であって、 制御装置本体と、 前記施設管理者が、前記制御装置本体に対して所定のデ
    ータを入力するための入力装置と、 前記制御装置本体に接続された表示装置とを備え、 かつ前記制御装置本体が、前記施設内の各部位を撮像し
    て得られた実画像或いはそれを模式化したアニメ画像を
    記憶する画像記憶手段と、 前記入力装置からの入力データに基づいて、次に必要な
    取得すべき情報を決定し、その決定した情報の取得を促
    すために前記画像記憶手段に格納された所定のデータを
    前記表示装置に表示するように制御する取得情報決定手
    段とを備えた災害時における情報取得支援装置。
  7. 【請求項7】 前記制御装置本体がCD−Iプレーヤー
    または、CD−ROM XAプレーヤーであることを特
    徴とする請求項6に記載の災害時における情報取得支援
    装置。
  8. 【請求項8】 前記制御装置本体がバッテリー駆動型の
    携帯性の良好な装置からなり、 前記表示装置が液晶ディスプレイからなり、 かつ前記入力装置がジョイスティックまたはトラックボ
    ールを基本構成としたものからなる請求項6または7に
    記載の情報取得支援装置。
  9. 【請求項9】 前記施設がダムであり、前記災害が少な
    くとも地震であることを特徴とする請求項6〜8のいず
    れか1項に記載の災害時における情報取得支援装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに規定する施
    設管理者用トレーニング装置と、 請求項6〜9のいずれかに規定する情報取得装置とを備
    え、 かつ前記入力装置,前記表示装置並びに前記画像記憶手
    段を共通化してなるトレーニング機能付き情報取得支援
    装置。
JP9392994A 1994-04-08 1994-04-08 施設管理者用トレーニング装置および災害時における情報取得支援装置 Withdrawn JPH07281588A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010465A (ja) * 1998-06-24 2000-01-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 映像表示装置及び運転訓練シミュレータ映像装置
JP2016091020A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 プログラム、処理方法、および情報処理装置
CN107489446A (zh) * 2017-09-13 2017-12-19 徐州翰林科技有限公司 一种灾后矿井逃生训练控制系统
JP2021060467A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 一般財団法人首都高速道路技術センター 橋梁点検訓練装置、橋梁点検訓練方法及び橋梁点検訓練プログラム

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JP2021060467A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 一般財団法人首都高速道路技術センター 橋梁点検訓練装置、橋梁点検訓練方法及び橋梁点検訓練プログラム

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