JPH07281327A - インクジェット装置およびインクジェット方法 - Google Patents

インクジェット装置およびインクジェット方法

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JPH07281327A
JPH07281327A JP7087194A JP7087194A JPH07281327A JP H07281327 A JPH07281327 A JP H07281327A JP 7087194 A JP7087194 A JP 7087194A JP 7087194 A JP7087194 A JP 7087194A JP H07281327 A JPH07281327 A JP H07281327A
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ink
lenticular
inkjet
lenses
head
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JP7087194A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Ozaka
勉 尾坂
Hiroyasu Nose
博康 能瀬
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット方式によりレンチキュラシー
トにプリントを行う装置において、立体視画像の品位向
上を図る。 【構成】 両面が凸状である複数のレンチキュラレンズ
を連ねたシートであって、その一方の面にインク吸収層
が設けられたレンチキュラシート20を用い、キャリッ
ジの走査に伴なったこのシートの各レンチキュラレンズ
の頂部を検出する信号に基づいてインクジェットヘッド
の吐出タイミングを定める。これにより、各レンズに対
応した領域内に正確に像(ドット)形成を行うことがで
きるとともに、上記凸状部に形成された像は他方の凸状
部側から観察するとき、その焦点位置と合致し、良好な
立体像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット装置およ
びインクジェット方法に関し、詳しくは画像等の立体視
を可能とするレンチキュラシートにプリントを行うイン
クジェット装置およびインクジェット方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像等の立体視に用いられるものとして
レンチキュラレンズが知られている。従来より知られる
レンチキュラレンズは、一方が凸状をなし他方が平坦で
ある個々のレンズを連ねたものであり、このようなレン
チキュラレンズを介してプリント媒体上にプリントされ
た静止画像やテレビジョン等のディスプレイ上の動画像
を見ることにより、両眼視差による立体視が可能とな
る。
【0003】この種のレンチキュラ方式を用いたものと
して最も一般に知られるものは通常の写真とほぼ同様の
工程によって得られるものである。すなわち、例えば2
つのレンズ(この場合2眼方式)を介した撮影によって
得られるフィルム上の画像を原画像とし、レンチキュラ
レンズに銀塩の感光体層を形成したレンチキュラシート
に露光,焼付けを行い、立体視が可能なレンチキュラシ
ートを得るものである。ここにおいて、レンチキュラレ
ンズ(側から)を介して露光を行うものは、レンチキュ
ラレンズの個々のレンズに対する上記複数レンズを介し
た複数視点画像のプリント位置を容易に定め得るものと
して多く用いられる方式である。
【0004】ところで、近年のパーソナルコンピュータ
の普及およびその性能の向上に伴ない、3次元コンピュ
ータグラフィックスやバーチャルリアリティー等の3次
元画像処理に対する関心が高まりつつあり、このような
コンピュータ上で合成された3次元画像の可視化ないし
プリント出力化は強く望まれていることの1つである。
【0005】しかし、上述したレンチキュラ方式は、い
わゆるアナログプリント方式であり、上記合成された画
像信号に基づくプリントにはほとんど不向きの方式であ
る。
【0006】これに対し、レンチキュラシートに対して
画像信号に基づくレーザービームを照射して露光を行い
ディジタルプリントを行う方式が、例えば特開平5−2
16138号公報に記載されている。このようなディジ
タル方式によれば上述のようなコンピュータ上で合成さ
れた画像のプリントも容易に行うことが可能となる。上
記公報に記載されるレンチキュラシートは、前述したも
のと同様のものであり、レンチキュラレンズの平坦部に
感光層を形成したレンチキュラシートに上記感光層側か
らレーザービームの照射を行うものである。
【0007】レンチキュラシートにプリントを行う他の
ディジタル方式としては、感熱方式や熱転写方式が知ら
れており、また、オフセット印刷によるものも知られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記デ
ィジタルプリントの各方式は、以下の2つの観点におい
てそれぞれ問題を有している。
【0009】第1に、上記各方式のプリントによりレン
チキュラシートのプリント媒体上に形成されるドットは
レンチキュラレンズの各レンズとの関係において正確に
位置付けられる必要があり、このドット形成位置がずれ
ている場合には所定の立体画像が得られなかったり、画
質が劣化したものとなる。特に、立体視領域を広げるた
め視点の数を増やす場合には(多眼化)、レンチキュラ
レンズの各レンズに対応して形成すべきドットの数が増
しプリント密度が高くなるため、正確なプリント位置決
めが行えない場合には、ドットがそのレンズに対応する
領域外に形成されて致命的な画質劣化をもたらす場合も
ある。
【0010】このような、レンチキュラレンズの個々の
レンズ毎にそれとの関連において正確な位置付けを伴な
ったプリントを行う構成については、上記公報に特に記
載されてはいない。
【0011】第2に、従来のレンチキュラシートには、
レンチキュラレンズの各レンズにおける焦点位置に関連
して立体視領域の広さに一定の限界があるという問題が
ある。
【0012】これは、レンチキュラシートにおいてドッ
トが形成されるプリント媒体が平坦であることに起因し
たものであり、このプリント媒体が平坦であることはほ
とんどプリント方式によって招来する制約である。
【0013】例えば、オフセット印刷方式,熱転写方
式,感熱方式等の接触式の場合、プリント媒体が平坦で
あることが要求される。
【0014】上述の主要な問題点に加え、オフセット印
刷方式の場合は、コンピュータ上の画像合成等に応じた
リアルタイムのプリント出力が不可能であり、感熱方式
等はレンチキュラレンズに形成ないしは接合されるプリ
ント媒体のコストが比較的高いものになるという問題点
もある。
【0015】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは上記2つの問題点を同
時に解決するインクジェット装置およびインクジェット
方式を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、レンチキュラシート
に良好なプリントを行うことが可能なインクジェット装
置およびインクジェット方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクを吐出するためのインクジェットヘッドを用い、
両面が凸状をなす複数のレンズおよび該レンズの一方の
面に設けられたインク吸収層を有したレンチキュラプリ
ント媒体に対して前記インクジェットヘッドからインク
を吐出することによりプリントを行うインクジェット装
置において、前記インクジェットヘッドと前記レンチキ
ュラプリント媒体との相対的な移動に伴なって当該複数
のレンズ個々に対応したプリント領域を検出するレンズ
ピッチ検出手段と、該レンズピッチ検出手段が検出する
プリント領域内において、当該領域に対応した吐出を行
うよう前記インクジェットヘッドの吐出を制御する吐出
制御手段と、を具えたことを特徴とする。
【0018】また、インクを吐出するためのインクジェ
ットヘッドを用い、両面が凸状をなす複数のレンズおよ
び該レンズの一方の面に設けられたインク吸収層を有し
たレンチキュラプリント媒体に対して前記インクジェッ
トヘッドからインクを吐出することによりプリントを行
うインクジェット方法において、前記インクジェットヘ
ッドと前記レンチキュラプリント媒体との相対的な移動
に伴なって当該複数のレンズ個々に対応したプリント領
域を検出し、該検出によるプリント領域内において、当
該領域に対応した吐出を行うよう前記インクジェットヘ
ッドの吐出を制御する各工程を有したことを特徴とす
る。
【0019】
【作用】以上の構成によれば、両面が凸状のレンチキュ
ラレンズを用いその一方の面に像をプリントすることが
でき、これにより観察における焦点位置をプリント像の
位置と合致させることができる。
【0020】これとともに、上記凸状のプリント面を利
用してレンズ毎のプリント領域を検出することが可能と
なる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例に係るインクジェ
ット装置の制御構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、1はインクジェット装置全
体を示し、以下の要素を有している。すなわち、2は本
装置全体の制御を実行するCPU形態のコントローラ、
3はレンチキュラプリント媒体としてのレンチキュラシ
ートを搬送する際の駆動力を発生するシート送りモータ
であり、モータ駆動回路4を介してその駆動が制御され
る。5は後述のインクジェットヘッドを搭載したキャリ
ッジを走査するための駆動力を発生するキャリッジモー
タであり、同様にモータ駆動回路6を介して駆動制御さ
れる。
【0024】7はキャリッジモータ5の駆動力によって
走査されるキャリッジの位置を検出するためのリニアセ
ンサ、8は本例装置においてレンチキュラシートのシリ
ンドリカルレンズのピッチを上記キャリッジの走査に伴
なって検出するためのシートピッチセンサである。この
シートピッチセンサの検出出力に基づいて後述のような
プリント位置(吐出位置)の決定を行うことができる。
【0025】9はキャリッジ1の走査に伴ないレンチキ
ュラシートに所定のディジタル画像をプリントするため
のインクジェットヘッド、10は画像データに基づきイ
ンクジェットヘッド9を駆動しインク吐出を行うための
ヘッド駆動部である。
【0026】本例のインクジェット装置1で用いられる
画像データは、ホスト装置としてのホストコンピュータ
11上で合成されたデータであり、このデータはインタ
フェース12を介してコントローラ2に送られる。この
コントローラ2に送られたデータは後述のように相互に
視差を有した画像を合成したものであり、コントローラ
2にこれに所定の画像処理を施して吐出用データを生成
し、所定のメモリ(不図示)に一旦格納する。
【0027】図2は上述した本実施例のインクジェット
装置の主要部を示す外観斜視図であり、図3は図2の矢
印A方向より観たキャリッジ外観図である。
【0028】図2において、20はレンチキュラシート
であり、後述される形状のレンチキュラレンズを具えた
ものである。21は上述のキャリッジであり2本のガイ
ド軸26,27と摺動可能に係合する。キャリッジ21
の一部は、上記ガイド軸26および27と平行でほぼ同
一の範囲にプーリ5a,5cによって張られたベルトと
接続し、これによりキャリッジモータ5の駆動力が伝達
されてガイド軸26,27に沿った移動(主走査)が可
能となる。キャリッジ21にはインクジェットヘッドと
インクタンクとが一体となったインクジェットカートリ
ッジ22,23,24および25が装着されている。こ
れらカートリッジはそれぞれブラック,シアン,マゼン
タおよびイエローの各インクに対応して設けられるもの
であり、キャリッジ21に対して着脱自在に装着され
る。
【0029】7はキャリッジ21の一部に設けられるリ
ニアセンサであり、ガイド軸26,27と平行に延在す
るリニアスケール7aと摺動可能に係合する。これによ
り、キャリッジ21の走査位置を検出することができ
る。なお、この検出のための構成は公知のものを用いる
ことができ、例えば磁気的あるいは光学的な検出とする
ことができる。8はシートピッチセンサであり、キャリ
ッジ21のインクジェットヘッドの走査領域に対向する
ように設けられる。これにより、後述のようにレンチキ
ュラシートと各シリンドリカルレンズのピッチを検出す
ることができる。
【0030】図3において、9B,9C,9Mおよび9
Yはインクジェットヘッドであり、それぞれ一体に設け
られるインクタンクからブラックインク,シアンイン
ク,マゼンタインクおよびイエローインクの供給を受
け、レンチキュラシート20(図2参照)に対してイン
クを吐出し、そのシート上にインクドットを形成する。
【0031】以上示した本実施例のインクジェット装置
において、キャリッジ21はレンチキュラシート20の
各レンチキュラレンズ(シリンドリカルレンズ)の長手
方向、すなわちレンチキュラレンズの母線方向(図2の
矢印B方向)に対して直交する方向に走査し、各インク
ジェットヘッドによりプリントを行う。これにより、後
述されるようにレンチキュラレンズの母線方向に走査し
てプリントする方法に対して、レンチキュラレンズのピ
ッチを検出する手段としてのセンサ8を有効に用いるこ
とができ、プリント位置の精度を容易に向上させること
ができる。
【0032】図4は本実施例で用いられるレンチキュラ
シートの断面図である。
【0033】図4において、20aは両面が凸形状を有
したレンチキュラレンズであり、図4の紙面と直交する
方向(これを母線方向という)に延在している。このよ
うなレンズ(シリンドリカルレンズ)を連ねて全体のレ
ンチキュラレンズが構成される。20bはインクジェッ
トヘッド9から吐出されるインクを吸収し、その部分に
インクドットを形成するためのインク吸収層、20cは
レンチキュラレンズ20aとインク吸収層20bとの中
間にあって、それぞれとの間で適当な化学的親和性を有
した中間層である。
【0034】以上のようなレンチキュラシート20は上
記インクジェット装置において吸収層20側からインク
を吐出するように用いられ、そのプリントされた画像
は、図4中20dから観察し、これによって立体視が可
能となる。このように、本実施例で用いたレンチキュラ
シートは、従来の片側のみ凸部を有するレンチキュラレ
ンズを用いたものがその焦点が平坦部に存在せず観察画
像の品位を低下させていたのに対し、レンチキュラレン
ズ20aの焦点を凸形状であるインク吸収層20bに沿
って結ぶようにできるため、立体視領域が広いことおよ
びレンチキュラレンズ毎の像湾曲が小さいという利点が
ある。
【0035】なお、熱転写等のようにプリントシートと
記録ヘッドとを接触させて記録するものについては、本
実施例のようなレンチキュラシートを用いることはほと
んど不可能であるが、本実施例のインクジェットヘッド
はこのような不都合はない。
【0036】図5はレンチキュラシートの他の例を示す
ものであり、屈折率がこのレンズ材料を用いたレンチキ
ュラシートであり、図4と同様にインク吸収層と中間層
(不図示)を有する。
【0037】図6は本実施例のシートピッチ8の検出原
理を示す説明図である。
【0038】図6において、8aはレーザ等の光源であ
り、8bは光源8aより出射されたレーザ光、8cは光
源8aより射出され、レンチキュラシート20の上記イ
ンク吸収層で反射された光を検出するCCD等の検出器
である。この構成において、ピッチセンサ8(8aおよ
び8c)は図6の左右方向にキャリッジ21とともに走
査しレンチキュラレンズの山(頂点)の部分を検出し、
これにより各レンチキュラレンズの範囲、すなわち、各
レンズに対応したインク吸収層の範囲を検出することが
できる。これは、上述したようにレンチキュラシートの
プリント面が従来ものとは異なり各レンズ毎に凸状を有
していることを利用したものである。そして、凸状の頂
点における反射光のみが図6の光路条件を満足すること
を利用してピッチ(上記範囲)を検出するものである。
なお、ピッチセンサとしては、レンチキュラレンズの山
または谷を検出できるものであれば、上記に示す構成に
限られないことは勿論である。
【0039】図7は上記ピッチセンサ出力に基づくイン
クジェットヘッドの吐出タイミングを説明するタイミン
グチャートである。
【0040】本例装置のインクジェットヘッド9はレン
チキュラシート20に対して略一定の速度で走査され
る。このため、図7に示すように、レンチキュラレンズ
の1ピッチ分の走査に要する時間Tはほぼ一定となる。
本実施例ではレンチキュラレンズ毎に4像(4眼に対応
する4ドット)プリントされる。この場合においてシー
トピッチセンサ8がレンチキュラレンズの最頂部を検出
してから所定時間ΔTだけ遅れてイエローの第3像目の
吐出を行い(3像目のデータがない場合は勿論吐出しな
い)、その後1/4×T毎に4像、隣接レンズの1像、
2像のインクを吐出する。そして再び、次のシートピッ
チセンサ8からの検出信号に基づいて同様に吐出を行
う。この時、ΔTはセンサ8とイエローの吐出口との距
離とキャリッジ速度に基づいて定める時間である。マゼ
ンタ,シアン,ブラックの他のインクジェットヘッドに
ついても、イエローの吐出タイミングからΔTだけ累積
的にタイミングをずらくして吐出を行うことにより、略
同一点にインクジェットを重ねることができる。ここで
Δtは各色の吐出口間距離とキャリッジ速度とから定め
ることができる時間である。
【0041】以上から明らかなように、レンチキュラレ
ンズを構成するそれぞれのレンズ毎に出力される信号を
基準として吐出タイミングを定めるため、ドット形成位
置、すなわちプリント位置を正確に定めることができ、
上述した焦点位置とドット位置との合致と相俟って観察
される立体画像の品位向上を図ることができる。
【0042】図8は以上のようにしてプリントされたレ
ンチキュラシート上の画像の立体視について説明するた
めの説明図である。
【0043】人間が物体あるいは映像を奥行きのある立
体像として認識するには右眼と左眼に視差を与える必要
がある。図8において、50Rは観察者の右眼、50L
は観察者の左眼、51はレンチキュラシート、52a,
52b,52cおよび52dはレンチキュラシート51
に記録された像(ドット)である。レンチキュラ方式で
は、図8に示す如く右眼50Rと左眼50Lに入る像は
レンチキュラシート51で分離された像のそれぞれ像5
2cおよび52bであり、この2像に所定の視差を設け
れば立体視できることになる。立体視は右眼用と左眼用
のそれぞれ1像づつの計2像あれば実現できるが、2像
では立体視領域が狭く、ほぼ同じ大きさの逆立体視領域
が存在することになる。このような欠点を解消するため
に2像以上の多像化(本実施例では4像)が行われ、一
般にその像数が多い程、立体視領域が広がりかつ逆立体
視領域が狭くなることが知られている。
【0044】図9はインクジェットヘッド9を模式的に
示す分解斜視図であり、図10(a)〜(g)はバブル
ジェット記録原理の説明図である。なお、その代表的な
構成や原理については、例えば、米国特許第47231
29号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている。
【0045】図9において、209aはヒータボードで
あり、シリコン基板上に電気熱変換素子(吐出ヒータ)
209b、これに電力を供給するアルミニウム等の電極
209cとが成膜工程によって形成されている。このヒ
ータボード209aに対して、インクの液路(ノズル)
209dを仕切るための隔壁を有する天板209eを接
着することによりインクジェットヘッドが構成される。
【0046】不図示のインクタンクから導管を介して供
給されたインクは、天板209eに設けられた供給口2
09fよりインクジェットヘッド209内の共通液室2
09gに充填され、吐出に伴なってこの共通液室209
gより各ノズル209d内に導かれる。これらのノズル
209dの先端にはインク吐出口209hが複数形成さ
れている。
【0047】ここで前記バブルジェット記録方式におけ
るインク吐出原理を図10(a)〜(g)を参照して説
明する。定常状態では図10(a)に示すように、ノズ
ル209d内に充填されているインク40は吐出口面で
表面張力と外圧等が平衡し図の位置でメニスカスが安定
している。この状態でインク40を吐出させる場合に
は、ノズル209dの電気熱変換素子209dに通電
し、そのノズル209d内のインクに各沸騰を越えて急
速な温度上昇を生じさせる。すると、図10(b)に示
すように、電気熱変換素子209bに隣接したインクが
加熱されて微少気泡(バブル)を生じ、この加熱部分の
インクが気化して膜沸騰を生じ、図10(c)に示すよ
うに気泡41が急速に成長する。
【0048】気泡41が図10(d)に示す如く最大に
成長すると、ノズル209dの出力口からインク液滴4
2が押し出される。そして電気熱変換体209bへの通
電を終了すると、図10(e)に示すように、成長した
気泡41はノズル209d内のインク40により冷却さ
れて収縮し、この気泡の成長,収縮によってインク液滴
が吐出口から吐出される。さらに図10(f)に示すよ
うに電気熱変換素子209bの面にインクが接触して急
激に冷却され、気泡41は消滅するかまたはほとんど無
視し得る程度の体積に収縮する。そして、気泡41が収
縮すると、図10(g)に示すようにノズル209d内
には毛細管現象によって共通液室209gからインクが
供給され、次の通電に備えることとなる。
【0049】従って、このようなインクジェットヘッド
を搭載したキャリッジを往復移動させると共に、この移
動と同期させて画信号に応じて電気熱変換体209bに
通電することによって記録シートにインク像が記録され
る。
【0050】なお、吐出手段の構成としては、上述の吐
出口,液路,電気熱変換素子の組合せの他に、熱作用部
が屈曲する領域に配置されている米国特許第45583
33号明細書、特開昭59−123670号公報等に開
示されているものも採用することができる。
【0051】以上示した本実施例におけるプリントの諸
元を以下の表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】次に、本実施例の原画像合成およびプリン
ト動作の手順について説明する。
【0054】ホストコンピュータ11による画像処理 レンチキュラ立体視を得るため視差を有する4像の原画
像を作成する。この原画像は、銀塩方式の多眼カメラや
ステレオ方式ビデオカメラ等により撮影したものをスキ
ャナ等により入力したものでもよく、また、コンピュー
タグラフィックス等により生成したものでもよい。次に
これらの原画像はレンチキュラシートの仕様に応じてス
トライプ状の画像に分解される。さらに、これらを合成
し、縦方向を伸張または横方向を圧縮させて最終的なレ
ンチキュラプリント用の画像を得る。
【0055】この時、各画像は視差を有するものである
が、隣接する画像は非常によく似たものであるので、こ
れを利用して画像圧縮を行うこともできる。これにより
データのコンパクト化が実現でき、コンピュータによる
処理の負荷も軽減される利点がある。
【0056】ホストコンピュータ11から本例インク
ジェット装置へのデータの供給 ホストコンピュータ11で生成された合成画像は、圧縮
または非圧縮データの状態で送られる。これに対してイ
ンクジェット装置側で所定の画像処理を行うが、階調表
現として面積階調法を用いる。この際、面積階調の階調
ユトリックスをレンチキュラレンズの母線方向を長手方
向とする長方形にとることでレンチキュラの多像化を図
ることができる。また、レンチキュラレンズのn本単位
でストライプ状の階調マトリックスを構成することでも
多像化を図ることができる。
【0057】レンチキュラシートの供給 手差しあるいはオートシートフィーダによって本実施例
のインクジェット装置へのレンチキュラシートが供給さ
れる。
【0058】プリント 図2に示したように、本実施例のインクジェット装置は
いわゆるシリアルプリンタの形態を有するものである。
すなわち、図2において上記供給されたレンチキュラシ
ートはインクジェットヘッド9と対向する位置にシート
搬送手段(不図示)によって搬送され、キャリッジ21
の1走査毎にインクジェットヘッド9からインクを吐出
して1ライン分(1走査分)のプリントがなされるとと
もにこの1ライン幅分のシート搬送が行われる。
【0059】この間に、上述したように、シートピッチ
センサ8によってレンチキュラシート20のレンチキュ
ラレンズのピッチ(シートピッチ)が検出されるととも
にリニアセンサ7によってキャリッジ位置すなわちイン
クジェットヘッド9の位置も検出される。このシートピ
ッチとインクジェットヘッドの位置情報に基づきコント
ローラ2によってインクジェットヘッド9のインク吐出
タイミングが制御される。なお、これまでの説明から明
らかなようにこのシートピッチセンサはインクジェット
ヘッドの走査において先行方向に設ける。
【0060】キャリッジ1の走査毎に以上の動作を繰り
返すことにより、レンチキュラシート20のプリントを
行う。
【0061】レンチキュラシートの排出 レンチキュラシートを搬送手段(不図示)を用いて装置
外へ排出する。
【0062】なお、上記実施例ではシリアルタイプのイ
ンクジェット装置を用いてレンチキュラシートにプリン
トを行う例を示したが、いわゆるフルラインタイプ、す
なわち、搬送されるシートの幅に対応した範囲にわたっ
てインク吐出口を供えたインクジェットヘッドを用いた
インクジェット装置によっても上述と同様のプリントは
可能である。この場合、レンチキュラシートはそのレン
ズの母線方向と直交する方向に搬送され、この搬送の際
にシートピッチを検出する構成とすることができる。
【0063】また、上記実施例としてはレンチキュラプ
リント媒体としてシート状のものを用いたが、これが連
続紙如きものであってもよいことは勿論である。
【0064】図11は本発明の他の実施例に係るプリン
ト方法を説明するための説明図である。
【0065】本実施例では上記実施例とほぼ同様の装置
を用い、プリント制御がなされるが、その際はレンチキ
ュラシート上における像(ドット)の形成位置を等間隔
ではなくわずかにずらす点にある。
【0066】すなわち、図11において、e点はレンチ
キュラシートの略中央に対応した観察者の視点、60は
半径ra のレンチキュラレンズの表面、61は半径rb
のプリント面、pはレンチキュラシートのレンチキュラ
ピッチ、Lp はr1 とr2 の中心点、Δp1 は後述する
像のずらし量、sは視点eと中心点Lp0間の観察距離、
0 はLp0からの鉛直線状にある点、z0 は記録される
像のうちの1つの像である。
【0067】説明上、e点の最も近いレンチキュラレン
ズの添字を0とし、例えばLp0,f0 とし、隣接のレン
ズではLp1,f1 ,Δp1 、n番目のレンズではLpn
n,Δpn とする。この場合、上記隣接レンズの像の
幾何学的な像のずらし量を、三角形e,Lp0,Lp1と三
角形Lp1,f1 ,z1 が相似であることから
【0068】
【数2】
【0069】従って、
【0070】
【数3】
【0071】の関係が成立つ。
【0072】また、同様にn番目のレンズにおける像の
ずらし量には、
【0073】
【数4】
【0074】の関係が成立つ。
【0075】このような関係に基づいてプリント像をず
らすことにより、レンチキュラシートの周辺部(中心か
ら遠い位置)の像ずれの補正ができ、立体視時の像分離
が改善でき、これによって良好な像を得ることができ
る。
【0076】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0077】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0078】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0079】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0080】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0081】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0082】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0083】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面が凸状のレンチキュラレンズを用いその一方の面に
像をプリントすることができ、これにより観察における
焦点位置がプリント像の位置と合致させることができ
る。
【0085】これとともに、上記凸状のプリント面を利
用してレンズ毎のプリント領域を検出することができ
る。
【0086】この結果、像面湾曲が小さくなり鮮明な立
体像となり、またレンチキュラの開口角を大きく設計で
きて、立体視領域の立体像を得られる。また、各レンズ
に対応した領域に所望の像をプリントでき、立体像の品
位低下をもたらすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェット装置の
制御構成を示すブロック図である。
【図2】上記インクジェット装置の主要部を示す外観斜
視図である。
【図3】図2に示したキャリッジおよびこれに搭載され
るインクジェットヘッドの外観立面図である。
【図4】本発明の一実施例で用いられるレンチキュラシ
ートの断面図である。
【図5】上記レンチキュラシートの他の例を示す断面図
である。
【図6】上記キャリッジに設けられるシートピッチセン
サの検出原理を説明するための説明図である。
【図7】上記シートピッチセンサの出力を用いた吐出タ
イミング制御を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図8】上記レンチキュラシートを用いた場合の立体視
を説明するための説明図である。
【図9】上記装置で用いられるインクジェットヘッドの
構成を示す分解斜視図である。
【図10】上記インクジェットヘッドにおけるインク吐
出原理を説明するための説明図である。
【図11】本発明の他の実施例に係るプリント方法を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 インクジェット装置 2 コントローラ 3 シート送りモータ 4 モータ駆動回路 5 キャリッジモータ 6 モータ駆動回路 7 リニアセンサ 8 シートピッチセンサ 9 インクジェットヘッド 9B,9C,9M,9Y 10 ヘッド駆動部 11 ホストコンピュータ 12 インタフェース 20 レンチキュラシート 20a レンチキュラレンズ 20b インク吸収層 20c 中間層 21 キャリッジ 26,27 ガイド軸 50R 右眼 50L 左眼 51 レンチキュラシート 52a,52b,52c,52d 視差画像 60 レンズ表面 61 記録面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するためのインクジェット
    ヘッドを用い、両面が凸状をなす複数のレンズおよび該
    レンズの一方の面に設けられたインク吸収層を有したレ
    ンチキュラプリント媒体に対して前記インクジェットヘ
    ッドからインクを吐出することによりプリントを行うイ
    ンクジェット装置において、 前記インクジェットヘッドと前記レンチキュラプリント
    媒体との相対的な移動に伴なって当該複数のレンズ個々
    に対応したプリント領域を検出するレンズピッチ検出手
    段と、 該レンズピッチ検出手段が検出するプリント領域内にお
    いて、当該領域に対応した吐出を行うよう前記インクジ
    ェットヘッドの吐出を制御する吐出制御手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズピッチ検出手段は、前記複数
    のレンズそれぞれの頂部を検出する信号を出力し、前記
    吐出制御手段は該信号の出力から所定時間遅れてインク
    を吐出するように制御することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記インクジェットヘッドを前記レンチ
    キュラプリント媒体に対して所定方向に走査させること
    により前記相対的移動を行い、前記レンズピッチ検出手
    段を構成する光学センサを前記走査の先行位置に設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載のインクジェット装
    置。
  4. 【請求項4】 前記レンチキュラプリント媒体は、前記
    複数のレンズのそれぞれの両面の凸状によりそれぞれの
    面で円筒の一部を連ねた形状をなし、前記相対移動の方
    向は該円筒の母線方向と直交する方向であることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェ
    ット装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出制御手段は、前記レンチキュラ
    プリント媒体の中央部と周辺部とで前記レンズ毎の吐出
    位置を異ならせることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載のインクジェット装置。
  6. 【請求項6】 観察距離をS、前記レンチキュラプリン
    ト媒体の前記インク吸収層の半径rb 、前記複数のレン
    ズのピッチをP、n番目のレンズにおける吐出位置のず
    れ量をΔPn としたとき、 【数1】 となることを特徴とする請求項5に記載のインクジェッ
    ト装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーを利用してインクに気泡を生じさせ該気泡の生成に
    伴なってインクを吐出することを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載のインクジェット装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するためのインクジェット
    ヘッドを用い、両面が凸状をなす複数のレンズおよび該
    レンズの一方の面に設けられたインク吸収層を有したレ
    ンチキュラプリント媒体に対して前記インクジェットヘ
    ッドからインクを吐出することによりプリントを行うイ
    ンクジェット方法において、 前記インクジェットヘッドと前記レンチキュラプリント
    媒体との相対的な移動に伴なって当該複数のレンズ個々
    に対応したプリント領域を検出し、 該検出によるプリント領域内において、当該領域に対応
    した吐出を行うよう前記インクジェットヘッドの吐出を
    制御する各工程を有したことを特徴とするインクジェッ
    ト方法。
  9. 【請求項9】 インクを吐出するためのインクジェット
    ヘッドを用い、両面が凸状をなす複数のレンズおよび該
    レンズの一方の面に設けられたインク吸収層を有したレ
    ンチキュラプリント媒体に対して前記インクジェットヘ
    ッドからインクを吐出することによりプリントを行うイ
    ンクジェット方法において、 前記レンチキュラプリント媒体に対して前記インクジェ
    ットヘッドを走査させながらインクを吐出してプリント
    を行うことを特徴とするインクジェット方法。
  10. 【請求項10】 両面が凸状をなす複数のレンズおよび
    該レンズの一方の面に設けられたインク吸収層を有した
    レンチキュラプリント媒体であって、 インクを吐出口するためのインクジェットヘッドと前記
    レンチキュラプリント媒体との相対的な移動に伴なって
    当該複数のレンズ個々に対応したプリント領域を検出
    し、 該検出によるプリント領域内において、当該領域に対応
    した吐出を行うよう前記インクジェットヘッドの吐出を
    制御する各工程を有したインクジェット方法によってプ
    リントされたことを特徴とするレンチキュラプリント媒
    体。
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