JPH07281025A - 偏光板 - Google Patents
偏光板Info
- Publication number
- JPH07281025A JPH07281025A JP7344494A JP7344494A JPH07281025A JP H07281025 A JPH07281025 A JP H07281025A JP 7344494 A JP7344494 A JP 7344494A JP 7344494 A JP7344494 A JP 7344494A JP H07281025 A JPH07281025 A JP H07281025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polarizing plate
- sensitive adhesive
- pressure sensitive
- layer
- liquid crystal
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置に組み込んだ場合に偏光板に起因する耐
久性不良現象の発生を減少させることのできる偏光板を
提供する。 【構成】 25℃における緩和弾性率の減少率が−0.
14〜−0.09である粘着剤の層を表面に有すること
を特徴とする偏光板。
久性不良現象の発生を減少させることのできる偏光板を
提供する。 【構成】 25℃における緩和弾性率の減少率が−0.
14〜−0.09である粘着剤の層を表面に有すること
を特徴とする偏光板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】偏光
板を組み込んだ液晶表示装置は、車載用途、屋外計器表
示部等のような過酷な環境下で用いられことがある。こ
のような過酷な環境下で使用される液晶モジュ−ルの場
合、例えば、80℃の高温下や60℃/90%RHの高
温高湿下における暴露試験後に、偏光板に起因する耐久
性不良現象、即ち、周囲が中央部よりも明るかったり、
あるいは逆に暗くなったりするいわゆる色ムラ現象が発
生しないことが要求される。そして、このような過酷な
環境下に使用される偏光板として、加熱処理されたトリ
アセチルセルロースフィルムを保護フィルムとして用い
た偏光板が知られているが、湿熱下における耐久性は未
だ満足なものではない。
板を組み込んだ液晶表示装置は、車載用途、屋外計器表
示部等のような過酷な環境下で用いられことがある。こ
のような過酷な環境下で使用される液晶モジュ−ルの場
合、例えば、80℃の高温下や60℃/90%RHの高
温高湿下における暴露試験後に、偏光板に起因する耐久
性不良現象、即ち、周囲が中央部よりも明るかったり、
あるいは逆に暗くなったりするいわゆる色ムラ現象が発
生しないことが要求される。そして、このような過酷な
環境下に使用される偏光板として、加熱処理されたトリ
アセチルセルロースフィルムを保護フィルムとして用い
た偏光板が知られているが、湿熱下における耐久性は未
だ満足なものではない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる課題
を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層を表面に有する
ことを特徴とする偏光板に関するものである。
を解決するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち本発明は、25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層を表面に有する
ことを特徴とする偏光板に関するものである。
【0004】偏光板の種類は特に制限されるものではな
い。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、ポリビ
ニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィル
ム、ポリ(エチレン−酢酸ビニル)共重合体系ケン化フ
ィルム等の親水性高分子フィルムにヨウ素および/また
は二色性染料を吸着配向させた偏光子、ポリビニルアル
コール系フィルムを脱水処理するかあるいはポリ塩化ビ
ニルフィルムを脱塩酸処理するかしてポリエン配向させ
たポリエン系偏光子、共役二重結合をもつ高分子系偏光
子等の偏光子に、トリアセチルセルロースフィルム、ポ
リメチルメタクリレートフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アモル
ファスポリオレフィンフィルム、ポリアリレートフィル
ム等の保護フィルムが、ポリビニルアルコール系接着
剤、ウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等を用いて
接着されている偏光板が挙げられる。好ましくは、ポリ
ビニルアルコール系フィルムにヨウ素および/または二
色性染料を吸着配向させた偏光子とトリアセチルセルロ
ースフィルムからなる偏光子である。偏光子の厚みや保
護フィルムの厚みは特に制限されるものではなく、例え
ば、それぞれ15μm〜25μm程度、50μm〜40
0μm程度である。
い。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、ポリビ
ニルホルマールフィルム、ポリビニルアセタールフィル
ム、ポリ(エチレン−酢酸ビニル)共重合体系ケン化フ
ィルム等の親水性高分子フィルムにヨウ素および/また
は二色性染料を吸着配向させた偏光子、ポリビニルアル
コール系フィルムを脱水処理するかあるいはポリ塩化ビ
ニルフィルムを脱塩酸処理するかしてポリエン配向させ
たポリエン系偏光子、共役二重結合をもつ高分子系偏光
子等の偏光子に、トリアセチルセルロースフィルム、ポ
リメチルメタクリレートフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、アモル
ファスポリオレフィンフィルム、ポリアリレートフィル
ム等の保護フィルムが、ポリビニルアルコール系接着
剤、ウレタン系接着剤、酢酸ビニル系接着剤等を用いて
接着されている偏光板が挙げられる。好ましくは、ポリ
ビニルアルコール系フィルムにヨウ素および/または二
色性染料を吸着配向させた偏光子とトリアセチルセルロ
ースフィルムからなる偏光子である。偏光子の厚みや保
護フィルムの厚みは特に制限されるものではなく、例え
ば、それぞれ15μm〜25μm程度、50μm〜40
0μm程度である。
【0005】偏光板の少なくとも片面には、25℃にお
ける緩和弾性率の減少率が−0.14〜−0.09であ
る粘着剤の層が設けられる。ここでいう25℃における
緩和弾性率の減少率とは、25℃における緩和弾性率G
(t)を縦軸に、時間(t:秒)を横軸にして両対数プ
ロットしたときの一次勾配であり、 log10(G(t))=a・log10(t)+b(但
し、a、bは定数) におけるa値のことである。a値はlog10(G
(t))の値から、最小二乗法により計算される。かか
る計算に使用される緩和弾性率G(t)は、ディスクア
ンドプレ−ト法(ディスク半径3.95mm、試料とプ
レ−トのギャップ7.15mm)により、温度25℃に
おいて、t(秒)=5×10-2から、0.6秒刻みに6
5点測定される。
ける緩和弾性率の減少率が−0.14〜−0.09であ
る粘着剤の層が設けられる。ここでいう25℃における
緩和弾性率の減少率とは、25℃における緩和弾性率G
(t)を縦軸に、時間(t:秒)を横軸にして両対数プ
ロットしたときの一次勾配であり、 log10(G(t))=a・log10(t)+b(但
し、a、bは定数) におけるa値のことである。a値はlog10(G
(t))の値から、最小二乗法により計算される。かか
る計算に使用される緩和弾性率G(t)は、ディスクア
ンドプレ−ト法(ディスク半径3.95mm、試料とプ
レ−トのギャップ7.15mm)により、温度25℃に
おいて、t(秒)=5×10-2から、0.6秒刻みに6
5点測定される。
【0006】25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の種類は特に限定さ
れるものではない。例えば、アクリル酸n-ブチルエステ
ルとアクリル酸を重合させて得られたアクリル系重合体
とポリイソシアネートからなる粘着剤が挙げられ、組
成、分取条件等を適宜選択することにより得ることがで
きる。偏光板の表面に粘着剤層を設ける方法には特に制
限はなく、公知の方法、例えばコ−タ−を用いることが
できる。粘着剤層の厚みは特に制限されるものではな
く、例えば5μm〜100μm程度である。
0.14〜−0.09である粘着剤の種類は特に限定さ
れるものではない。例えば、アクリル酸n-ブチルエステ
ルとアクリル酸を重合させて得られたアクリル系重合体
とポリイソシアネートからなる粘着剤が挙げられ、組
成、分取条件等を適宜選択することにより得ることがで
きる。偏光板の表面に粘着剤層を設ける方法には特に制
限はなく、公知の方法、例えばコ−タ−を用いることが
できる。粘着剤層の厚みは特に制限されるものではな
く、例えば5μm〜100μm程度である。
【0007】本発明の偏光板は、25℃における緩和弾
性率の減少率が−0.14〜−0.09である粘着剤の
層により液晶セルと貼合することにより(偏光板/粘着
剤層/液晶セル)、液晶モジュ−ルの偏光板に起因する
耐久性不良現象の発生を減少することができる。本発明
の偏光板は、25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層により位相差板
と貼合した楕円偏光板とすることができる(偏光板/粘
着剤層/位相差板)。かかる楕円偏光板を液晶セルに貼
合することにより、偏光板に起因する耐久性不良現象の
発生を減少させることができる(偏光板/粘着剤層/位
相差板/接着剤等/液晶セル)。なお、楕円偏光板を液
晶セルに貼合するにあたり、接着剤等の種類に特に制限
はなく通常用いられているものや25℃における緩和弾
性率の減少率が−0.14〜−0.09である粘着剤を
使用することができる。このようにして使用される位相
差板の種類は何ら制限されるものではなく、例えば、通
常用いられている透明性に優れた熱可塑性樹脂からなる
位相差板が使用でき、好ましくは一軸延伸されたポリカ
−ボネ−トフィルムからなる位相差フィルムを用いた位
相差板である。
性率の減少率が−0.14〜−0.09である粘着剤の
層により液晶セルと貼合することにより(偏光板/粘着
剤層/液晶セル)、液晶モジュ−ルの偏光板に起因する
耐久性不良現象の発生を減少することができる。本発明
の偏光板は、25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層により位相差板
と貼合した楕円偏光板とすることができる(偏光板/粘
着剤層/位相差板)。かかる楕円偏光板を液晶セルに貼
合することにより、偏光板に起因する耐久性不良現象の
発生を減少させることができる(偏光板/粘着剤層/位
相差板/接着剤等/液晶セル)。なお、楕円偏光板を液
晶セルに貼合するにあたり、接着剤等の種類に特に制限
はなく通常用いられているものや25℃における緩和弾
性率の減少率が−0.14〜−0.09である粘着剤を
使用することができる。このようにして使用される位相
差板の種類は何ら制限されるものではなく、例えば、通
常用いられている透明性に優れた熱可塑性樹脂からなる
位相差板が使用でき、好ましくは一軸延伸されたポリカ
−ボネ−トフィルムからなる位相差フィルムを用いた位
相差板である。
【0008】
【発明の効果】本発明の偏光板を液晶表示装置等に用い
ることにより、偏光板に起因する耐久性不良現象の発生
を減少させることができる。
ることにより、偏光板に起因する耐久性不良現象の発生
を減少させることができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、25℃における緩和弾性率の減少率は、レオメト
リック社製RECAPIIレオメーターで、ディスクアン
ドプレートを用い、ディスク半径3.95mm、試料と
プレ−トのギャップ7.15mmの条件で、25℃にお
いて、5×10 -2秒から0.6秒刻みに緩和弾性率G
(t)を65点測定し、これより次式におけるa値を最
小二乗法を用いて算出した。 log10(G(t))=a・log10(t)+b
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、25℃における緩和弾性率の減少率は、レオメト
リック社製RECAPIIレオメーターで、ディスクアン
ドプレートを用い、ディスク半径3.95mm、試料と
プレ−トのギャップ7.15mmの条件で、25℃にお
いて、5×10 -2秒から0.6秒刻みに緩和弾性率G
(t)を65点測定し、これより次式におけるa値を最
小二乗法を用いて算出した。 log10(G(t))=a・log10(t)+b
【0010】実施例及び比較例で用いた粘着剤はそれぞ
れ以下の方法に基づき調製したものである。アクリル酸
n-ブチルエステル80部、アクリル酸5部を過酸化ベン
ゾイル0.007部を用いて、酢酸エチル100部中で
63℃窒素雰囲気下で20時間重合反応を行い、トルエ
ンを溶媒、n-ヘプタンを沈殿剤として分別沈殿を行い高
分子量成分を分取し、GPC法による分子量140万の
ポリマー溶液を得る。このポリマー溶液に50部にポリ
イソシアネートを0.01部加え、粘着剤組成物を得る
(25℃における緩和弾性率−0.13)。アクリル酸
n-ブチルエステル60部、アクリル酸メチルエステル2
0部、アクリル酸5部を過酸化ベンゾイル0.007部
を用いて、酢酸エチル100部中で60℃窒素雰囲気下
で20時間重合反応を行い、GPC法による分子量14
0万のポリマー溶液を得る。このポリマー溶液に50部
にポリイソシアネートを0.01部加えて粘着剤組成物
を得る(25℃における緩和弾性率−0.11)。アク
リル酸ブチルエステル80部、アクリル酸5部を過酸化
ベンゾイル0.08部を用いて、酢酸エチル100部中
で65℃窒素雰囲気下で5時間重合反応を行い、GPC
法による分子量70万のポリマー溶液を得る。このポリ
マー溶液50部にポリイソシアネートを0.05部加え
粘着剤組成物を得る(25℃における緩和弾性率−0.
08)。
れ以下の方法に基づき調製したものである。アクリル酸
n-ブチルエステル80部、アクリル酸5部を過酸化ベン
ゾイル0.007部を用いて、酢酸エチル100部中で
63℃窒素雰囲気下で20時間重合反応を行い、トルエ
ンを溶媒、n-ヘプタンを沈殿剤として分別沈殿を行い高
分子量成分を分取し、GPC法による分子量140万の
ポリマー溶液を得る。このポリマー溶液に50部にポリ
イソシアネートを0.01部加え、粘着剤組成物を得る
(25℃における緩和弾性率−0.13)。アクリル酸
n-ブチルエステル60部、アクリル酸メチルエステル2
0部、アクリル酸5部を過酸化ベンゾイル0.007部
を用いて、酢酸エチル100部中で60℃窒素雰囲気下
で20時間重合反応を行い、GPC法による分子量14
0万のポリマー溶液を得る。このポリマー溶液に50部
にポリイソシアネートを0.01部加えて粘着剤組成物
を得る(25℃における緩和弾性率−0.11)。アク
リル酸ブチルエステル80部、アクリル酸5部を過酸化
ベンゾイル0.08部を用いて、酢酸エチル100部中
で65℃窒素雰囲気下で5時間重合反応を行い、GPC
法による分子量70万のポリマー溶液を得る。このポリ
マー溶液50部にポリイソシアネートを0.05部加え
粘着剤組成物を得る(25℃における緩和弾性率−0.
08)。
【0011】実施例1 ポリビニルアルコール系偏光子(厚み20μm)の両面
に保護フィルムとしてトリアセチルセルロースフィルム
(厚み80μm)が貼合された偏光板(商品名:スミカ
ラン SH−1832AP 住友化学工業(株)製)の
片面に25℃における緩和弾性率の減少率−0.13の
粘着剤の層(厚み約30μm)を設けた。次に該粘着剤
層を介して位相差板(商品名 スミカライト SEF−
480430 住友化学工業(株)製)を貼合し、さら
に位相差板と液晶セルをこの粘着剤を用いて(粘着剤層
の厚み約30μm)貼合し、楕円偏光板が貼合された液
晶セルを得た(偏光板/粘着剤層/位相差板/粘着剤層
/液晶セル)。このような液晶セル80セットを用い、
20セットずつ以下の条件で耐久性を試験した。 A:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をしその後、恒温恒湿炉中50℃/
90%RHの雰囲気(常圧)で300時間処理した。 B:オートクレーブ中60℃、5kg/cm2 で20分
間処理をし、その後、恒温恒湿炉中60℃/90%RH
(常圧)の雰囲気で300時間処理した。 C:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をし、その後、恒温恒湿炉中60
℃、ドライで300時間処理する。 D:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をし、その後、恒温恒湿炉中80
℃、ドライで300時間処理した。 試験後液晶セルの色ムラを目視で観察することにより、
偏光板に起因する耐久性不良現象を評価したが、耐久性
不良現象はいずれの試験においても認められなかった。
に保護フィルムとしてトリアセチルセルロースフィルム
(厚み80μm)が貼合された偏光板(商品名:スミカ
ラン SH−1832AP 住友化学工業(株)製)の
片面に25℃における緩和弾性率の減少率−0.13の
粘着剤の層(厚み約30μm)を設けた。次に該粘着剤
層を介して位相差板(商品名 スミカライト SEF−
480430 住友化学工業(株)製)を貼合し、さら
に位相差板と液晶セルをこの粘着剤を用いて(粘着剤層
の厚み約30μm)貼合し、楕円偏光板が貼合された液
晶セルを得た(偏光板/粘着剤層/位相差板/粘着剤層
/液晶セル)。このような液晶セル80セットを用い、
20セットずつ以下の条件で耐久性を試験した。 A:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をしその後、恒温恒湿炉中50℃/
90%RHの雰囲気(常圧)で300時間処理した。 B:オートクレーブ中60℃、5kg/cm2 で20分
間処理をし、その後、恒温恒湿炉中60℃/90%RH
(常圧)の雰囲気で300時間処理した。 C:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をし、その後、恒温恒湿炉中60
℃、ドライで300時間処理する。 D:オートクレーブ中(温度60℃、圧力5kg/cm
2 )で20分間処理をし、その後、恒温恒湿炉中80
℃、ドライで300時間処理した。 試験後液晶セルの色ムラを目視で観察することにより、
偏光板に起因する耐久性不良現象を評価したが、耐久性
不良現象はいずれの試験においても認められなかった。
【0012】実施例2 粘着剤として25℃における緩和弾性率の減少率−0.
11の粘着剤を用いた以外は実施例1と同様の実験を行
った。試験後の耐久性不良現象は認められなかった。
11の粘着剤を用いた以外は実施例1と同様の実験を行
った。試験後の耐久性不良現象は認められなかった。
【0013】実施例3 実施例1と同様にして片面に25℃における緩和弾性率
の減少率−0.13の粘着剤の層(厚み約30μm)を
設けた偏光板を得、粘着剤層を介して液晶セルに貼合し
た(偏光板/粘着剤層/液晶セル)。実施例1と同様の
耐久性試験を行った後、別のもう1枚の偏光板を用いて
クロスニコルとし、観察を行ったが、いずれの試験にお
いても耐久性不良現象は認められなかった。
の減少率−0.13の粘着剤の層(厚み約30μm)を
設けた偏光板を得、粘着剤層を介して液晶セルに貼合し
た(偏光板/粘着剤層/液晶セル)。実施例1と同様の
耐久性試験を行った後、別のもう1枚の偏光板を用いて
クロスニコルとし、観察を行ったが、いずれの試験にお
いても耐久性不良現象は認められなかった。
【0014】比較例1 粘着剤として25℃における緩和弾性率の減少率−0.
08の粘着剤を用いた以外は実施例1と同様にして実験
を行った。各試験において、20セット中15セット以
上に端部が黒く中央部が白色となる偏光板に起因する耐
久性不良現象が認められた。
08の粘着剤を用いた以外は実施例1と同様にして実験
を行った。各試験において、20セット中15セット以
上に端部が黒く中央部が白色となる偏光板に起因する耐
久性不良現象が認められた。
【0015】比較例2 粘着剤として25℃における緩和弾性率の減少率−0.
08の粘着剤を用いた以外は実施例3と同様の実験を行
った。各試験において、20セット中13セット以上に
偏光板に起因する耐久性不良現象が認められた。
08の粘着剤を用いた以外は実施例3と同様の実験を行
った。各試験において、20セット中13セット以上に
偏光板に起因する耐久性不良現象が認められた。
Claims (2)
- 【請求項1】25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層を表面に有する
ことを特徴とする偏光板。 - 【請求項2】25℃における緩和弾性率の減少率が−
0.14〜−0.09である粘着剤の層により位相差板
が貼合されていることを特徴とする請求項1記載の偏光
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7344494A JPH07281025A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 偏光板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7344494A JPH07281025A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 偏光板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281025A true JPH07281025A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13518415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7344494A Pending JPH07281025A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 偏光板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281025A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002196136A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | 偏光変換素子及びそれを用いた投射型液晶表示装置 |
KR100444412B1 (ko) * | 1996-01-09 | 2004-11-08 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 광학막및액정표시장치 |
KR100959266B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2010-05-26 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 광학 보상층 부착 편광판 및 그것을 사용한 화상 표시 장치 |
JP2010221366A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 研磨材固定用両面感圧接着シート |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP7344494A patent/JPH07281025A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100444412B1 (ko) * | 1996-01-09 | 2004-11-08 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 광학막및액정표시장치 |
JP2002196136A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | 偏光変換素子及びそれを用いた投射型液晶表示装置 |
KR100959266B1 (ko) * | 2005-10-21 | 2010-05-26 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 광학 보상층 부착 편광판 및 그것을 사용한 화상 표시 장치 |
JP2010221366A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 研磨材固定用両面感圧接着シート |
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