JPH07280839A - クロスコイル型計器用ムーブメント及びその製造方法 - Google Patents

クロスコイル型計器用ムーブメント及びその製造方法

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JPH07280839A
JPH07280839A JP6852394A JP6852394A JPH07280839A JP H07280839 A JPH07280839 A JP H07280839A JP 6852394 A JP6852394 A JP 6852394A JP 6852394 A JP6852394 A JP 6852394A JP H07280839 A JPH07280839 A JP H07280839A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計器に組み立てる際に回転軸への部材の圧入
作業によりスラスト軸受に永久変形を生じることを防止
し、組み立てた後に安定なスラストクリアランスを確保
できるクロスコイル型計器用ムーブメント及びその製造
方法を提供する。 【構成】 合成樹脂製の上ボビン及び下ボビン22で形
成されたボビンの外周にクロスコイルが巻回されると共
にその内部にマグネットロータ12が回転軸40につい
て回転自在に収納され、回転軸40の下端が下ボビンの
スラスト軸受32で軸受けされる。上ボビン外に突出さ
れた回転軸の先端に指針が圧入固定される。スラスト軸
受32は、指針圧入の際の圧入力よりも大きな力がチー
ルボール33を介して加えられて塑性変形されている。
この際にスラスト軸受の外側をその外側の形状に適合し
た形状を有する受け治具50で受承する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用計器などに適した
クロスコイル型計器用ムーブメント及びその製造方法に
係り、特に回転軸の先端に圧入により指針が固定される
クロスコイル型計器用ムーブメント及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は車両用指示計器に一般に使用され
るクロスコイル型計器のムーブメント10の構造例を示
す。合成樹脂により成形された上ボビン21及び下ボビ
ン22を上下から突き合わせてコイルボビン20が形成
され、ボビン20内にはマグネットロータ12が回転自
在に収容され、コイルボビン20の外周には互いに直交
する一対のコイルからなるクロスコイル11が巻回され
る。
【0003】マグネットロータ12の回転軸40の下端
42は下ボビン22内に設けられたスラスト軸受32に
より支えられ、回転軸40の上端部41は上ボビン21
に形成された軸受31により支えられ、上ボビン20の
外に突出されたその先端41aには指針13が図示のよ
うに矢印方向から圧入されて固定される。
【0004】以上の構成において、クロスコイル11の
各コイルに計測量に応じて変化する電流を流すことによ
り、クロスコイル11がそれぞれ発生する磁界の合成磁
界の方向にマグネットロータ12が回転し、マグネット
ロータ12とともに回転する指針13が図示しない文字
板上の目盛を指示することにより計測量の表示が行われ
る。
【0005】回転軸40の指針13の下側にはひげ玉4
3aによりひげぜんまい43の内端が固着され、その外
端が上ボビン21に固定される。このひげぜんまい43
により、イグニッションスイッチがオフになってクロス
コイルに入力する信号電流が零にされたとき、ひげぜん
まい43の弾性で指針13が目盛の零点に戻され、この
ことにより指針13が無定位となることが防止される。
【0006】なお、コイルボビン20とマグネットロー
タ12との隙間にはシリコーンオイル等の制動液23が
充填され、マグネットロータ12の無用な振れにより指
針振れが抑制されている。
【0007】回転軸40の下端42を支えるスラスト軸
受32は、下ボビン22に形成された軸受凹部32aと
そこに圧入されたスチールボール33とからなり、スチ
ールボール33が回転軸40の下端42に接して回転軸
40にかかるスラスト荷重を受承する。軸受凹部32a
内へのスチールボール33の圧入は、組み立て作業の際
にスチールボール33が軸受凹部32a内から脱落しな
い程度に保持されるように、比較的小さな力で行われて
いる。
【0008】上記構成によるクロスコイル型計器用ムー
ブメントの製造の際の組立ては次の手順で行われる。マ
グネットロータ12がその回転軸40の上下を軸受31
とスラスト軸受32とで支えられて、コイルボビン20
の空所内に回転自在に収容されるような状態で、上ボビ
ン21及び下ボビン22が上下から突き合わされて組み
合わせられる。以上により形成されたコイルボビン20
の外周に互いに直交する一対のコイルからなるクロスコ
イル11が巻回されてクロスコイル型計器ムーブメント
が完成する。なお、スチールボール33は、回転軸40
の下端をスラスト軸受32の軸受凹部32a内に挿入す
る前に、弱い力で軸受凹部32a内に予め圧入されてい
る。
【0009】その後、ひげぜんまい43を回転軸40に
固定するためのひげ玉43aが、コイルボビン20の外
に突出している回転軸40の上端部41に圧入され、こ
のひげ玉43a及び上ボビン21に対するひげぜんまい
43の固定に続き、指針13が回転軸40の先端41a
に圧入されて、図示しない文字板等と共にクロスコイル
型計器が組み立てられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記指針13、ひげ玉
43aなどの回転軸40の上端部41に固定すべき部材
の圧入は例えばプレス等の機械により行われ、コイルボ
ビン20がプレス機のアンビルに回転軸40の上端部4
1を垂直上方に向けて固定され、圧入すべき部材が回転
軸40の先端41aに上方から圧入される。このときコ
イルボビン20を基準にして、指針13、ひげ玉43a
などが所定の高さに止まるようにプレス機のストローク
が制御される。しかし、圧入に必要な荷重は、例えば4
9〜147N(5〜15 kgf )の範囲にあり必ずしも
一定にはならない。
【0011】圧入のための荷重は回転軸40に軸方向下
向きのスラスト荷重として加わり、その荷重を回転軸4
0の下端42に接しているスチールボール33が受ける
ことになる。スチールボール33を保持している軸受凹
部32aを形成している合成樹脂の底部は、上記ひげ玉
43及び指針の圧入の際の荷重により例えば 0. 2〜0.
3mmの変形を生じるが、従来はこの荷重が大きい場合
はこの変形が塑性変形となり、圧入工程の後では回転軸
40の位置が所定の位置よりスラスト方向に変移し、ま
たその変移量も製品毎にばらつくという問題があった。
【0012】すなわち、このような回転軸40の永久変
移は、回転軸40のスラスト方向の隙間の増大による制
動液漏れ、軸受の摩耗増大などの原因となる。また、コ
イルボビン20内の空所とマグネットロータ12とは、
上記制動液23による振動抑制を効果的にするためにそ
の隙間を小さく構成してあるから、上記回転軸40の変
移はコイルボビン20とマグネットロータ12との接触
による擦れ、引かかりの危険を生じる。
【0013】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、計器に組み立てる際に回転軸に固定すべき部材の
圧入作業によりスラスト軸受に永久変形を生じることを
防止し、計器に組み立てた後に安定なスラストクリアラ
ンスを確保できるようにしたクロスコイル型計器用ムー
ブメント及びその製造方法を提供することを目的として
いる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によりなされたクロスコイル型計器用ムーブメ
ントは、合成樹脂製の上下ボビンを突き合わせて形成さ
れたコイルボビンの外周にクロスコイルが巻回されると
共に、前記ボビン内にマグネットロータが回転自在に収
容され、前記下ボビンに形成されたスラスト軸受によっ
て下端が軸受けされている前記マグネットロータの回転
軸の上端部が前記上ボビン外に突出されてなり、該回転
軸の先端に指針が圧入固定されるクロスコイル型計器用
ムーブメントにおいて、前記スラスト軸受が、前記回転
軸先端に前記指針を圧入固定するための圧入力よりも大
きな力で塑性変形されていることを特徴としている。
【0015】前記スラスト軸受内にスチールボールを収
容し、該スチールボールにより前記回転軸の下端を下受
けするようにしたことを特徴としている。
【0016】上記目的を達成するために本発明によりな
されたクロスコイル型計器用ムーブメントの製造方法
は、合成樹脂製の上下ボビンを突き合わせて形成された
コイルボビンの外周にクロスコイルが巻回されると共
に、前記ボビン内にマグネットロータが回転自在に収容
され、前記下ボビンに形成されたスラスト軸受によって
下端が軸受けされている前記マグネットロータの回転軸
の上端部が前記上ボビン外に突出されてなり、該回転軸
の先端に指針が圧入固定されるクロスコイル型計器用ム
ーブメントの製造方法において、前記上下ボビンを突き
合わせる前に、前記スラスト軸受を形成する凹部の底部
に前記指針の固定の際の圧入力よりも大きな力を加え、
前記スラスト軸受からの高さが所定値になるように塑性
変形させることを特徴としている。
【0017】また、前記軸受凹部に収容され前記回転軸
の下端を受けるスチールボールを介して前記塑性変形の
ための力を加えることを特徴としている。
【0018】更に、前記軸受凹部を塑性変形させる際
に、前記スラスト軸受の外側をその外側の形状に適合し
た形状を有する受け治具で受承することを特徴としてい
る。
【0019】
【作用】上記構成において、合成樹脂製の上下ボビンか
らなるコイルボビンの下ボビンにスラスト軸受を形成
し、これによって回転軸の下端が軸受けされているが、
スラスト軸受が、回転軸先端に指針を圧入固定するため
の圧入力よりも大きな力で予め塑性変形されて硬化され
ている。従って、その後の計器組み立て工程で指針、ひ
げ玉などの回転軸の先端に固定すべき部材の圧入が行わ
れ、圧入のためのスラスト荷重がスチールボールに加わ
っても軸受凹部を形成している合成樹脂の部分にはそれ
以上の変形が起らず、コイルボビンとマグネットロータ
との相対的寸法の安定が得られる。
【0020】なお、スラスト軸受内に圧入収容したスチ
ールボールにより回転軸の下端を下受けしているので、
スラスト軸受の摩耗が少なくなり、長期にわたる使用に
耐えうるようになっている。
【0021】また、上記製造方法において、上下ボビン
を突き合わせる前に、スラスト軸受を形成する凹部の底
部に前記指針の固定の際の圧入力よりも大きな力を予め
加え、前記スラスト軸受からの高さが所定値になるよう
に塑性変形させて硬化させているので、その後の計器組
み立て工程で指針、ひげ玉などの回転軸の先端に固定す
べき部材の圧入が行われ、圧入のためのスラスト荷重が
スチールボールに加わっても軸受凹部を形成している合
成樹脂の部分にはそれ以上の変形が起らず、コイルボビ
ンとマグネットロータとの相対的寸法の安定が得られ
る。
【0022】しかも、軸受凹部にスチールボールを圧入
する際に、スラスト軸受の外側を、該スラスト軸受の外
側の形状に適合した形状を有する受け治具で受承するこ
とにより、コイルボビンの他の部分に無用な荷重を加え
ることがなく、コイルボビンとマグネットロータとの相
対的寸法の安定を得るのに有効である。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明によるクロスコイル型計器
用ムーブメント及びその製造方法の要部を示し、この要
部以外は図3について上述したものと同一の構成でよ
く、図5について既に説明をした部分については同一符
号を付して繰り返して説明することは省略する。
【0024】図1に詳細を示すスラスト軸受32におい
て、回転軸40の下端42を支えるスチールボール33
は、図示しない上ボビンと突き合わされて組み合わされ
ることによりコイルボビンが形成される以前の工程にお
いて、下ボビン22に形成された軸受凹部32aに圧入
される。スチールボール33の圧入は例えばプレス機械
などにより行われ、図2に示すように下ボビン22が受
け治具50を介して図示されないプレス機のアンビルに
固定され、スチールボール33は同じく図示されないプ
レス機のプランジャにより軸受凹部32aに圧入され
る。
【0025】本実施例においては、スチールボール33
を軸受凹部32aに圧入する際の荷重は、軸受凹部32
aを形成している合成樹脂材料に塑性変形を生じさせる
以上の荷重値、例えば147N(15 kgf)になるよ
うに制御され、しかもスラスト軸受32のスチールボー
ル33から下ボビン22の上ボビンとの突き当て段差2
2aまでの高さが所定値Aになるように圧入操作が行わ
れる。これにより、本発明によるクロスコイル型計器用
ムーブメントは、その軸受凹部32aの底部の材料に一
定量の塑性変形が加えられて底部の材料が硬化されてい
ることになり、以後の計器組み立て工程におけるボビン
20とマグネットロータ12との相対的寸法の安定化が
図られる。
【0026】すなわち、前述のようにムーブメントに指
針13、ひげ玉43aなどの回転軸40の先端41aに
固定すべき部材を組み付けて計器を組み立て製造する際
の圧入工程においては、回転軸40に49〜147N
(5〜15 kgf )の範囲の軸方向下向きのスラスト荷
重がかけられるが、軸受凹部32aの底部の材料には、
この荷重よりも十分に大きな荷重が加えられて予め塑性
変形されているので、軸受凹部32aの底部の材料には
それ以上の変形が発生することがなく、その後の指針1
3、ひげ玉43aなどの圧入操作に基づく上記スラスト
クリアランス変動の問題が解消される。
【0027】図2は上記圧入工程において使用する受け
治具50を示し、受け治具50はスラスト軸受32の外
側の形状に対応した凹部によってスラスト軸受32の下
部を受承する。よって、受け治具50はスラスト軸受3
2の外側には無用な集中荷重が加わらないように、また
下ボビン22の他の部分に無用な荷重が加わってこれを
変形させることをなくするように働く。
【0028】なお、スチールボール33の圧入によって
生じる軸受凹部32aの塑性変形は、図2に示すよう
に、例えば、圧入したスチールボール33の表面と下ボ
ビン22の上ボビン21との突き合わせ面22aとの間
の距離を所定値Aを管理することによって、塑性変形後
の寸法Aが常に一定に保持される。所定値Aは試作、実
験その他適宜な方法で予め求めておき、設計段階で補正
を施すことによりボビン20とマグネットロータ12と
の相対的寸法を適正に維持することができる。
【0029】なお、実施例では、下ボビン22のスラス
ト軸受32の摩耗防止に有効なように、回転軸40の下
端を支えるためのスチールボール33をスラスト軸受3
2の凹部32a内に収容しているが、摩耗を防ぐ制動液
を充填するなどして、これは省略したり或いは他の部材
によって置き換えることもできる。
【0030】図1及び図2の説明では、スチールボール
33を軸受凹部32aに圧入する際に、軸受凹部32a
を形成している合成樹脂材料に塑性変形を生じさせる以
上の荷重を加えているが、スチールボール33を圧入す
る前に治具棒によって予め上記塑性変形を生じさせてお
いてからスチールボール33を脱落しない程度の小さな
力で圧入させるようにしていもよい。
【0031】また、スチールボール33をスラスト軸受
内に収容しない構成のムーブメントの場合には、図3及
び図4に示すような方法で上記塑性変形を生じさせるよ
うにすればよい。
【0032】すなわち、図3の例では、(イ)に示すよ
うに先端平らな治具棒60を使用して軸受凹部32aを
形成している合成樹脂材料に塑性変形を生じさせる以上
の荷重を加えてから、(ロ)に示すように先端球面40
aとなした回転軸40を挿入し、軸受凹部32aの底面
で直接回転軸40の下端を下受けしている。また、図4
の例では、(イ)に示すように先端球面の治具棒70を
使用して軸受凹部32aを形成している合成樹脂材料に
塑性変形を生じさせる以上の荷重を加えてから、(ロ)
に示すように先端球面40aとなした回転軸40を挿入
し、軸受凹部32aの底面で直接回転軸40の下端を下
受けしている。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ロスコイル型計器用ムーブメントにおける回転軸のスラ
スト軸受が、回転軸先端に指針を圧入固定するための圧
入力よりも大きな力で塑性変形されて硬化され、その後
の計器組み立て工程で回転軸先端に固定すべき部材の圧
入が行われ、圧入のためのスラスト荷重がスチールボー
ル33に加わっても軸受凹部を形成している合成樹脂の
部分にはそれ以上の変形が起らず、コイルボビンとマグ
ネットロータとの相対的寸法の安定が得られるので、計
器に組み立てた後に安定なスラストクリアランスを確保
できる。
【0034】また、ムーブメントの製造において、上下
ボビンを突き合わせる前に、スラスト軸受を形成する凹
部の底部に前記指針の固定の際の圧入力よりも大きな力
を加え、スラスト軸受からの高さが所定値になるように
塑性変形させて硬化させ、その後の計器組み立て工程で
指針、ひげ玉などの回転軸先端に固定すべき部材の圧入
が行われ、圧入のためのスラスト荷重がスチールボール
に加わっても軸受凹部を形成している合成樹脂の部分に
はそれ以上の変形が起らず、コイルボビンとマグネット
ロータとの相対的寸法の安定が得られるので、計器に組
み立てた後に安定なスラストクリアランスを確保でき
る。
【0035】しかも、圧入作業の際にスラスト軸受の外
側を受け治具で受承することにより、コイルボビンの他
の部分に無用な荷重を加えることが防止され、コイルボ
ビンとマグネットロータとの相対的寸法の安定を得るの
で、圧入作業を画一的に行えるようになって作業性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロスコイル型計器用ムーブメン
ト及びその製造方法の要部を示す図である。
【図2】図1の製造方法において使用する治具を示す側
面図である。
【図3】図1のクロスコイル型計器用ムーブメント及び
その製造方法の一部分を変形した他の実施例を示す図で
ある。
【図4】図1のクロスコイル型計器用ムーブメント及び
その製造方法の一部分を変形した更に他の実施例を示す
図である。
【図5】一般的なクロスコイル型計器用ムーブメントの
構成を一部分破断して示す側面図である。
【符号の説明】
11 クロスコイル 12 マグネットロータ 13 指針 20 コイルボビン 21 上ボビン 22 下ボビン 32 スラスト軸受 32a 軸受凹部 33 スチールボール 40 回転軸 41 回転軸の上端部 41a 回転軸の先端 42 回転軸の下端 50 受け治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の上下ボビンを突き合わせて
    形成されたボビンの外周にクロスコイルが巻回されると
    共に、前記ボビン内にマグネットロータが回転自在に収
    容され、前記下ボビンに形成されたスラスト軸受によっ
    て下端が軸受けされている前記マグネットロータの回転
    軸の上端が前記上ボビン外に突出されてなり、該回転軸
    の先端に指針が圧入固定されるクロスコイル型計器用ム
    ーブメントにおいて、 前記スラスト軸受が、前記回転軸先端に前記指針を圧入
    固定するための圧入力よりも大きな力で塑性変形されて
    いることを特徴とするクロスコイル型計器用ムーブメン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記スラスト軸受内にスチールボールを
    収容し、該スチールボールにより前記回転軸の下端を下
    受けするようにしたことを特徴とする請求項1記載のク
    ロスコイル型計器用ムーブメント。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製の上下ボビンを突き合わせて
    形成されたボビンの外周にクロスコイルが巻回されると
    共に、前記ボビン内にマグネットロータが回転自在に収
    容され、前記下ボビンに形成されたスラスト軸受によっ
    て下端が軸受けされている前記マグネットロータの回転
    軸の上端が前記上ボビン外に突出されてなり、該回転軸
    の先端に指針が圧入固定されるクロスコイル型計器用ム
    ーブメントの製造方法において、 前記上下ボビンを突き合わせる前に、前記スラスト軸受
    を形成する凹部の底部に前記指針の固定の際の圧入力よ
    りも大きな力を加え、前記スラスト軸受からの高さが所
    定値になるように塑性変形させることを特徴とするクロ
    スコイル型計器用ムーブメントの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記軸受凹部に収容され前記回転軸の下
    端を受けるスチールボールを介して前記塑性変形のため
    の力を加えることを特徴とする請求項3記載のクロスコ
    イル型計器用ムーブメントの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記軸受凹部を塑性変形させる際に、前
    記スラスト軸受の外側をその外側の形状に対応した形状
    を有する受け治具で受承することを特徴とする請求項3
    又は4記載のクロスコイル型計器用ムーブンメントの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011010568A1 (ja) * 2009-07-21 2011-01-27 日本精機株式会社 計器用駆動装置
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