JPH07280227A - 生ゴミ焼却炉 - Google Patents

生ゴミ焼却炉

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JPH07280227A
JPH07280227A JP6939594A JP6939594A JPH07280227A JP H07280227 A JPH07280227 A JP H07280227A JP 6939594 A JP6939594 A JP 6939594A JP 6939594 A JP6939594 A JP 6939594A JP H07280227 A JPH07280227 A JP H07280227A
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JP
Japan
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waste oil
incinerator
garbage
combustion chamber
oil supply
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Pending
Application number
JP6939594A
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English (en)
Inventor
Hideaki Terada
英昭 寺田
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TERADA KK
Original Assignee
TERADA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミ焼却炉において、スクリュー等の複雑
な機構を有することなく、廃油を使用した効率的処理を
可能にする。 【構成】 生ゴミ投入口1aを閉塞する開閉蓋2と排煙
筒4とを有する焼却炉本体1と、同焼却炉本体1の床面
近傍に廃油供給孔10を開口する廃油供給装置5と、前
記焼却炉本体1の内壁面にエアー供給孔9cを開口する
エアー供給装置9とを備えた生ゴミ焼却炉。この焼却炉
において、前記焼却炉本体1の生ゴミ投入口1aと排煙
筒4間の天井部に垂壁8を形成し、これによって、前記
焼却炉本体1内を、前記生ゴミ投入口1aを含む第1燃
焼室Aと、前記排煙筒4を含む第2燃焼室Bとに区画す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生ゴミ焼却炉、特に家庭
用として好適な生ゴミ焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活によって発生する多量のゴミ
の処理が問題化しており、特に野菜クズなど通常の焼却
が困難な生ゴミの処理が社会問題化している。
【0003】その処理方法として、従来、例えば、カッ
ターを備えた粉砕機で生ゴミを細かく粉砕して流動性を
持たせ、これを公共下水道に流す方法、また、生ゴミを
バクテリアによって処理し堆肥化する方法等が採用され
ている。
【0004】しかしながら、前者の下水道に流す方法
は、下水中のBOD(生物化学的酸素要求量)を増加さ
せて、下水処理場の処理負担を大幅に増加させることか
ら望ましくない。また、後者のバクテリアによる方法
は、処理に長時間を要するため、多量の生ゴミの迅速な
処理には不向きであり、さらには、処理用の広い土地も
必要となる。
【0005】一方家庭あるいは工場、事業所等から発生
する廃油についても、特に、海洋汚染等の観点から従来
のような投棄処分が不可能となり、高価な薬品等による
処理が必要で、その効率的な処理方法の開発が望まれて
いるところである。
【0006】この対策として、例えば、特開平5−21
5317号公報には、水分を含んでいる残飯等の生ゴミ
に油を混ぜることによって、生ゴミを燃えやすくする生
ゴミの焼却装置が開示されている。これによって、燃え
にくい生ゴミの焼却が可能になると共に、その処理が困
難であった廃油の処理も可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載された生ゴミ発生装置は、ホッパー内に投入された
生ゴミに油を混ぜ、これをスクリューで回転させてシリ
ンダー内の生ゴミの表面に満遍なく付着させるものであ
るため、回転装置など複雑な機構が必要となり、特に繊
維質の生ゴミの場合満遍なく混合させること自体困難で
ある。
【0008】そこで、本発明が解決すべき課題は、上記
公報に開示されたようなスクリュー等の複雑な機構を有
することなく、廃油を使用した効率的処理を可能にする
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の生ゴミ焼却炉
は、上記課題を解決するため、生ゴミ投入口を閉塞する
開閉蓋と排煙筒とを有する焼却炉本体と、同焼却炉本体
の床面近傍に廃油供給孔を開口する廃油供給装置と、前
記焼却炉本体の内壁面にエアー供給孔を開口するエアー
供給装置とを備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、廃油供給孔の形成位置は、焼却炉
本体の床面より5〜10cm程度が望ましい。床面から
の高さが10cmを越えると廃油供給孔からでる廃油が
焼却物に付着し、エアーの噴出による飛散燃焼が困難と
なり、5cm未満であると、ガス化しにくく、溶融する
ものによって廃油供給孔を閉塞する原因となる。
【0011】また、前記焼却炉本体の生ゴミ投入口と排
煙筒間の天井部に垂壁を形成し、前記生ゴミ投入口を含
む第1燃焼室と、前記排煙筒を含む第2燃焼室とに区画
したり、前記廃油供給装置の廃油供給孔よりも下方位置
に前記エアー供給孔を開口することができる。さらに、
前記第2燃焼室内壁面の上下方向に多層のエアー供給孔
を開口することもできる。
【0012】垂壁の高さは、一次燃焼室でガス化した大
半を燃焼室内に滞留させるために、焼却炉本体の全高さ
に対し、30〜50%程度が好ましい。
【0013】
【作用】廃油供給装置によって焼却炉本体の床面に滴下
された廃油は、エアー供給孔からのエアーの噴出により
飛散燃焼し、生ゴミの燃焼を促進する。また、焼却炉本
体の生ゴミ投入口と排煙筒間の天井部に垂壁を形成し、
生ゴミ投入口を含む第1燃焼室と排煙筒を含む第2燃焼
室とに区画することにより、一次燃焼室でガス化した大
半を対流、旋回させ、これにより燃焼室内に滞留させて
燃焼させ、さらには、第2燃焼室内壁面の上下方向に多
層のエアー供給孔を開口することにより空気と未燃焼ガ
スとを完全に混合させ、これによって、第1燃焼室の未
燃焼ガスを完全燃焼させることが可能となる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例である生ゴミ焼却炉
を示す正面図、図2は図1に示す生ゴミ焼却炉の側面図
である。
【0015】1は焼却炉本体で、正面上部の傾斜面に投
入口1aが形成され、この投入口1aには、開閉可能に
閉塞する開閉蓋2が設けられている。さらに、投入口1
aの下部の垂直面には、燃え滓取出口1bを開閉可能に
閉塞する燃え滓取り出し蓋3が設けられている。また、
焼却炉本体1の上面奥側には、アルマ加工した鉄製の排
煙筒4が設けられている。5は焼却炉本体1内に廃油を
供給するための廃油供給装置で、タンク5aと、基端を
このタンク5aに先端を焼却炉本体1に接続された廃油
供給管5b、及び、ランク5aからの廃油の供給をコン
トロールする開閉コック5cを備える。
【0016】図3は図1に示す生ゴミ焼却炉の内部構造
を示す正面断面図、図4は同じく側面断面図である。同
図に示すように、焼却炉本体1は、亜鉛メッキ鋼板から
なる外壁6、及び、この外壁6の内側に設けられたキャ
スタブル(不定形耐火物)からなる内壁7の二重構造か
らなる。また、焼却炉本体1の生ゴミ投入口1aと排煙
筒4間の天井部に、焼却炉本体1の全高の30%程度の
垂壁8を形成し、これによって焼却炉本体1内部を、生
ゴミ投入口2を含む第1燃焼室Aと、排煙筒4を含む第
2燃焼室Bとに区画している。
【0017】図中9は、排煙筒4の略真下に設けられた
送風機で、その吹き出し口9aは、外壁6と内壁7との
間に形成されたエアー供給路9bに接続され、このエア
ー供給路9bは、さらに内壁7のエアーノズル9c(エ
アー供給孔)に接続されている。また、10は内壁7に
開口された廃油供給管5bの廃油供給孔である。
【0018】エアーノズル9cは、焼却炉本体1の床面
から3.5cmの高さに水平方向に7箇所、また第1燃
焼室Aと第2燃焼室Bの上部に上下2列に、また、第2
燃焼室Bの排煙筒4直下に水平に3箇所設けている。
【0019】このエアーノズル9cの配置の意味は次の
通りである。 下部7箇所のエアーノズルから高速で空気を噴出さ
せ、燃焼に必要な酸素を取り入れるようにする。 第1燃焼室A上部にエアーノズルから噴出する空気
によって発生した可燃性ガスとの混合を促進させ、燃焼
を助ける。 第2燃焼室Bの上部2列及び排煙筒4の直下3箇所
のエアーノズルにより、一次燃焼室内での未燃焼ガスと
酸素を混合させ、完全燃焼させる。
【0020】上記構成において、開閉コック5cを開に
することによって、生ゴミが投入された焼却炉本体1内
に、廃油タンク5aから廃油供給管5bを通って廃油が
廃油供給孔10から供給される。その際、同時にエアー
ノズル9cからのエアー供給によって、焼却炉本体1床
面滴下された廃油が焼却炉本体1内に飛散する。
【0021】次いで、この状態で焼却物に火を付ける
と、焼却炉本体1床面に溜まった廃油が燃焼し、さら
に、エアーの供給によって燃焼が促進されて生ゴミを焼
却することができる。また、床燃焼方式を採用すること
によって、ガス化しにくく、溶融するものや廃油等の液
体も燃やすことができる。
【0022】また、焼却炉本体1の天井に垂壁8を設
け、第1燃焼室A及び第2燃焼室Bに区画していること
によって、燃焼室内での燃焼促進とガスの滞留時間を保
つとともに、酸素供給によって、燃焼ガスを対流、旋回
させた熱で生ゴミの乾燥・燃焼が促進される。
【0023】さらに、2次燃焼室B上部に3層に設けた
エアーノズル9cからのエアー供給によって空気とガス
の混合を促進させることとなり、これによって1次燃焼
室Bからの未燃焼ガスを完全燃焼させることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0025】(1)廃油供給装置によって焼却炉本体の
床面に滴下された廃油は、エアー供給孔からのエアーの
噴出により飛散燃焼し生ゴミの燃焼が促進され、スクリ
ュー等の複雑な機構を有することなく、廃油を使用した
効率的処理が可能になる。
【0026】(2)焼却炉本体の生ゴミ投入口と排煙筒
間の天井部に垂壁を形成し、生ゴミ投入口を含む第1燃
焼室と排煙筒を含む第2燃焼室とに区画することによ
り、第1燃焼室で燃焼されなかった未燃焼ガスや炭素粒
を第2燃焼室でさらに燃焼させることとなる。
【0027】(3)廃油供給装置の廃油供給孔と同一位
置又は下方位置にエアー供給孔を開口することにより、
供給された廃油を焼却炉本体内に飛散させることができ
る。
【0028】(4)第2燃焼室内壁面の上下方向に多層
のエアー供給孔を開口することにより、これによって、
第1燃焼室の未燃焼ガスを完全燃焼させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である生ゴミ焼却炉を示す
正面図である。
【図2】 図1に示す生ゴミ焼却炉の側面図である。
【図3】 図1に示す生ゴミ焼却炉の内部構造を示す正
面断面図である。
【図4】 図1に示す生ゴミ焼却炉の内部構造を示す側
面断面図である。
【符号の説明】
1 焼却炉本体、1a 投入口、1b 燃え滓取出口、
2 開閉蓋、3 燃え滓取り出し蓋、4 排煙筒、5
廃油供給装置、5a タンク、5b 廃油供給管、5c
開閉コック、6 外壁、7 内壁、8 垂壁、9 送
風機、9a 吹き出し口、9b エアー供給路、9c
エアーノズル(エアー供給孔)、10 廃油供給孔、A
第1燃焼室、B 第2燃焼室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ投入口を閉塞する開閉蓋と排煙筒
    とを有する焼却炉本体と、同焼却炉本体の床面近傍に廃
    油供給孔を開口する廃油供給装置と、前記焼却炉本体の
    内壁面にエアー供給孔を開口するエアー供給装置とを備
    えた生ゴミ焼却炉。
  2. 【請求項2】 前記焼却炉本体の生ゴミ投入口と排煙筒
    間の天井部に垂壁を形成し、これによって、前記焼却炉
    本体内を、前記生ゴミ投入口を含む第1燃焼室と、前記
    排煙筒を含む第2燃焼室とに区画したことを特徴とする
    請求項1記載の生ゴミ焼却炉。
  3. 【請求項3】 前記廃油供給装置の廃油供給孔と同一位
    置又は下方位置に前記エアー供給孔を開口したことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の生ゴミ焼却炉。
  4. 【請求項4】 前記第2燃焼室内壁面の上下方向に多層
    のエアー供給孔を配設したことを特徴とする請求項2記
    載の生ゴミ焼却炉。
JP6939594A 1994-04-07 1994-04-07 生ゴミ焼却炉 Pending JPH07280227A (ja)

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JP6939594A JPH07280227A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 生ゴミ焼却炉

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JP6939594A JPH07280227A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 生ゴミ焼却炉

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JPH07280227A true JPH07280227A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13401382

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JP6939594A Pending JPH07280227A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 生ゴミ焼却炉

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JP (1) JPH07280227A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010210A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Nitsushiyoo Kiko:Kk 焼却装置
CN103256606A (zh) * 2013-06-04 2013-08-21 李荣盛 一种生活垃圾焚化装置

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