JPH0727969U - 自動車用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造 - Google Patents
自動車用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造Info
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- JPH0727969U JPH0727969U JP9349792U JP9349792U JPH0727969U JP H0727969 U JPH0727969 U JP H0727969U JP 9349792 U JP9349792 U JP 9349792U JP 9349792 U JP9349792 U JP 9349792U JP H0727969 U JPH0727969 U JP H0727969U
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- JP
- Japan
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- tank
- pump
- motor pump
- tank body
- pump mounting
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータポンプを確実に取付けることができ、
しかもアンダーカツト部のない状態でブロー成形できる
ウオツシヤタンクを提供する。 【構成】 タンク本体1のポンプ取付け部3を、タンク
本体の上側から下側に至る凹溝部5と、該凹溝部の両開
口端縁間を架橋状に連結する連結架橋部6とでモータポ
ンプ2の外周を抱持状に囲繞するリング状のものとし、
そして、タンク本体成形用の合せ割り型の型合せ面がこ
れら凹溝部および連結架橋部を通るように設定した。
しかもアンダーカツト部のない状態でブロー成形できる
ウオツシヤタンクを提供する。 【構成】 タンク本体1のポンプ取付け部3を、タンク
本体の上側から下側に至る凹溝部5と、該凹溝部の両開
口端縁間を架橋状に連結する連結架橋部6とでモータポ
ンプ2の外周を抱持状に囲繞するリング状のものとし、
そして、タンク本体成形用の合せ割り型の型合せ面がこ
れら凹溝部および連結架橋部を通るように設定した。
Description
【0001】
本考案は、バス、トラツク、乗用車等の自動車用ウインドウオツシヤタンクに おけるモータポンプ取付け構造に関するものである。
【0002】
一般に、この種自動車には、窓面の洗浄を行うための洗浄液を注入したウイン ドウオツシヤタンクが取付けられるが、この様なウインドウオツシヤタンクのな かにはモータポンプが一体的に取付けられたものがある。 ところで、この様なものとして、従来、実開昭63−129661号公報に示 すごとく、タンク外壁面に凹溝状のポンプ取付け部を形成し、該ポンプ取付け部 にモータポンプを嵌合取付けすることになるが、これらのものでは、取付けられ たモータポンプの脱落を防ぐ必要が有る。そのため、ポンプ取付け部の溝深さを モータポンプの半径よりも深くし、かつその開口端縁に、バンド等の脱落防止部 材を別途タンク本体に取付けるか、モータポンプの外周面に係合する係止爪を突 設してモータポンプの開口側外周面に係止させるかする等で前記嵌合取付けされ るモータポンプの脱落防止を計るようにしていた。 しかるに、前者のものでは、専用の脱落防止部材が必要になるため部品点数が 多くなつてしまう許りでなく、脱落防止部材のタンク本体への取付け作業が必要 になつて作業性に劣るという問題が有る。これに対し、後者のものではその様な 問題はないが、タンク本体を合せ割り型を用いてブロー成形する場合に、開口端 縁両側から突出する係止爪が顕著なアンダーカツト部となつて型抜き作業が難し いうえ、型抜きを考慮した場合に、係止爪の突出量をあまり大きくできないこと もあつて、モータポンプの確実な脱落防止に不安が残る等の問題が有る。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる自動車 用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造を提供することを 目的として創案されたものであつて、合せ割り型を用いてブロー成形されるウイ ンドウオツシヤタンクであつて、該ウインドウオツシヤタンクのタンク本体にモ ータポンプを取付けるためのポンプ取付け部を形成するにあたり、ポンプ取付け 部は、タンク本体の一側から他側に至るよう長溝状に形成され凹溝部と、該凹溝 部の両開口端縁間を架橋状に連結している連結架橋部とでモータポンプ外周を抱 持状に囲繞するリング状のものとし、そして、合せ割り型の型合せ面がこれら凹 溝部および連結架橋部を通るように設定してあることを特徴とするものである。
【0004】 そして本考案は、この構成によつて、モータポンプの確実な脱落防止が、専用 の脱落防止部材を必要とすることなくタンク本体に形成されるポンプ取付け部に よつてできるものでありながら、そのタンク本体を、アンダーカツト部のない状 態でブロー成形できるようにしたものである。
【0005】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はブロ ー成形によつて成形される樹脂性ウインドウオツシヤタンクのタンク本体であつ て、該タンク本体1の外側面にはモータポンプ2を嵌合取付けするためのポンプ 取付け部3が形成されている。
【0006】 つまり、前記モータポンプ2は略円柱形状をしており、その周面一側方には端 子接続用のカプラ4が設けられている。また、タンク本体1に形成されるポンプ 取付け部3は、タンク本体1の外面にモータポンプ2が嵌合できる溝幅に設定さ れ、かつタンク本体1の一側から他側(上側から下側)に至るよう長溝状に形成 された凹溝部5と、この凹溝部5の両開口端縁間を架橋状に連結する連結架橋部 6とで平面視においてリング状(筒形状)に形成されており、そしてモータポン プ2は、カプラ4のない側からポンプ取付け部3に貫通状に挿入することで組付 けられることになるが、該組付けられたモータポンプ2は、その外周面の周回り 方向一半部が凹溝部5の内周面に嵌合支持され、他半部が連結架橋部6の内周面 に嵌合支持された抱持囲繞状態で取付けられる構成になつている。
【0007】 この様に平面視においてリング状をしたポンプ取付け部3が形成されるタンク 本体1は、一対の合せ割り型7、8を用いてブロー成形されるものであるが、そ の型合せ面(タンク本体1にはパーテイングラインとしてライン状に表出する) 9が、前記連結架橋部6の内外周面部および凹溝部5の溝内周面部を通るように 設定されており、これによつてリング状のポンプ取付け部3を備えたものであつ ても、一対の合せ割り型7、8を用いてアンダーカツト部のない状態で型抜きで きるよう設定されている。
【0008】 叙述のごとく構成された本考案の実施例において、モータポンプ2は、その外 周面が、タンク本体1に平面視においてリング状に形成されるポンプ取付け部3 に周回り方向全長に亘つて抱持される貫通状態で取付けられることになつて、従 来の係止爪で脱落防止を計るもののように不安定な係止保持がなされることがな く、脱落のない安定した状態での取付けができることになつて、信頼性が大幅に 向上する。
【0009】 この様に、ポンプ取付け部3がリング状をしていて、モータポンプ2の脱落が ない状態での取付けができるタンク本体1でありながら、これをブロー成形する に当り、凹溝部5はタンク本体1の一側から他側に至るよう長溝状になつており 、そして、合せ割り型7、8の型合せ面9が、ポンプ取付け部3を構成する連結 架橋部6の内外周面部および凹溝部5の溝内周面部を通るように設定されている ため、ポンプ取付け部3を、アンダーカツト部がない状態に設定することができ 、この結果、型抜き作業が容易になつて作業性が著しく向上する。
【0010】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、モータポンプ は、その外周面が、タンク本体にリング状に形成されるポンプ取付け部に抱持状 に囲繞される貫通状態で取付けられることになつて、従来の係止爪で脱落防止を 計るもののように不安定な係止保持でなく、脱落のない安定した状態での取付け ができることになつて、信頼性が大幅に向上する。 しかも、この様に、モータポンプのポンプ取付け部がリング状をしていて、モ ータポンプの脱落がない状態での取付けができるタンク本体でありながら、これ をブロー成形するに当り、凹溝部はタンク本体の一側から他側に至るよう長溝状 になつており、そして、合せ割り型の型合せ面が、ポンプ取付け部を構成する連 結架橋部の内外周面部および凹溝部の溝内周面部を通るように設定されているた め、ポンプ取付け部を、アンダーカツト部がない状態に設定することができ、こ の結果、型抜き作業が容易になつて作業性が著しく向上する。
【図1】ウインドウオツシヤタンクの斜視図である。
【図2】タンク本体の正面図である。
【図3】タンク本体の背面図である。
【図4】タンク本体の平面図である。
【図5】タンク本体の底面図である。
【図6】タンク本体の左側面図である。
【図7】タンク本体の右側面図である。
【図8】タンク本体の斜視図である。
【図9】合せ割り型の一部断面図である。
1 タンク本体 2 モータポンプ 3 ポンプ取付け部 5 凹溝部 6 連結架橋部 7 合せ割り型 8 合せ割り型 9 型合せ面
Claims (1)
- 【請求項1】 合せ割り型を用いてブロー成形されるウ
インドウオツシヤタンクであつて、該ウインドウオツシ
ヤタンクのタンク本体にモータポンプを取付けるための
ポンプ取付け部を形成するにあたり、ポンプ取付け部
は、タンク本体の一側から他側に至るよう長溝状に形成
され凹溝部と、該凹溝部の両開口端縁間を架橋状に連結
している連結架橋部とでモータポンプ外周を抱持状に囲
繞するリング状のものとし、そして、合せ割り型の型合
せ面がこれら凹溝部および連結架橋部を通るように設定
してあることを特徴とする自動車用ウインドウオツシヤ
タンクにおけるモータポンプ取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9349792U JPH0727969U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動車用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9349792U JPH0727969U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動車用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727969U true JPH0727969U (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=14083990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9349792U Pending JPH0727969U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 自動車用ウインドウオツシヤタンクにおけるモータポンプ取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727969U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539635B2 (ja) * | 1973-05-29 | 1978-04-07 | ||
JPS6023460B2 (ja) * | 1977-11-16 | 1985-06-07 | 松下電子工業株式会社 | カラ−受像管の螢光面形成方法 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP9349792U patent/JPH0727969U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS539635B2 (ja) * | 1973-05-29 | 1978-04-07 | ||
JPS6023460B2 (ja) * | 1977-11-16 | 1985-06-07 | 松下電子工業株式会社 | カラ−受像管の螢光面形成方法 |
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