JPH0727964U - バッテリ固定構造 - Google Patents
バッテリ固定構造Info
- Publication number
- JPH0727964U JPH0727964U JP6299693U JP6299693U JPH0727964U JP H0727964 U JPH0727964 U JP H0727964U JP 6299693 U JP6299693 U JP 6299693U JP 6299693 U JP6299693 U JP 6299693U JP H0727964 U JPH0727964 U JP H0727964U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- insulator
- carrier
- fixing structure
- battery carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性良好に、しかも低コストでバッテリの
組み付けおよび交換が可能なバッテリ固定構造を提供す
る。 【構成】 バッテリ1の側面を覆って設けた合成樹脂製
のインシュレータ2に、バッテリ1の上面を横切る補強
部22を一体に設け、インシュレータ2の下端縁部には
突出部20a,20bを水平方向外方に向けて突設し、
バッテリ1を載置するためのバッテリキャリア3にイン
シュレータ2の突出部20a,20bをボルト締めして
バッテリ1をバッテリキャリア3に固定せしめる構造と
した。
組み付けおよび交換が可能なバッテリ固定構造を提供す
る。 【構成】 バッテリ1の側面を覆って設けた合成樹脂製
のインシュレータ2に、バッテリ1の上面を横切る補強
部22を一体に設け、インシュレータ2の下端縁部には
突出部20a,20bを水平方向外方に向けて突設し、
バッテリ1を載置するためのバッテリキャリア3にイン
シュレータ2の突出部20a,20bをボルト締めして
バッテリ1をバッテリキャリア3に固定せしめる構造と
した。
Description
【0001】
本考案はバッテリ固定構造、特に車両のエンジンルームに配設されるバッテリ の固定構造に関する。
【0002】
車両のエンジンルームにバッテリを配設する際には、エンジンからの熱の影響 を考慮して、バッテリをインシュレータで覆い、エンジンルームに固定したバッ テリキャリア上に載置固定していた。
【0003】 上記従来のバッテリ固定構造の一例を図4、5に示す。図において、バッテリ 1は、その側面が合成樹脂製のインシュレータ2にて覆われており、バッテリキ ャリア3上に載置されている。バッテリキャリア3は合成樹脂製で、上方に開口 した容器状をなし、開口に沿って外方に突出した段部31を有している。そして 、バッテリキャリア3の段部31上に載置したバッテリ1をインシュレータ2で 覆い、バッテリ1の上面を横切って金属製クランプ41を配し、このクランプ4 1の両端を、下端をそれぞれバッテリキャリア3の段部31に引掛けた左右の金 属製クランプ42の上端にボルト締めし、バッテリ1をバッテリキャリア3に固 定していた。
【0004】
ところが、上記従来のバッテリ固定構造においては、金属製クランプ41、4 2等を必要とするので、部品点数が増加してコスト高となるとともに、バッテリ の組付け作業や交換作業時の作業性が悪いという問題がある。
【0005】 そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、作業性良く、しかも低コ ストでバッテリの組付けおよび交換が可能なバッテリ固定構造を提供することを 課題としてなされたものである。
【0006】
本考案は、図1に示すように、バッテリ1の側面を覆って設けた合成樹脂製の インシュレータ2に、バッテリ1上面を横切る補強部22を一体に設け、インシ ュレータ2の下端縁部に、突出部20a,20bを水平方向外方に向けて突設し 、バッテリ1を載置するバッテリキャリア3にボルト締めしてバッテリ1をバッ テリキャリア3に固定する構造とする。
【0007】
バッテリ1は、補強部22により補強されたインシュレータ2により、金属製 クランプ等を用いることなく、低コストで作業性よくバッテリキャリア3に固定 できる。
【0008】
図1、図2、図3において、バッテリ1をエンジンの熱から保護するために、 インシュレータ2がバッテリ1の側面を覆って設けてある。インシュレータ2は 例えばガラス繊維強化樹脂よりなり、バッテリ1の側面に沿う形状を有している 。さらに、インシュレータ2は、その上端縁部21にてバッテリ1の上面の外周 部を覆っており、上端縁部21は、バッテリ1の上面のほぼ中央部を横切る補強 部22を有している。補強部22は帯状で、その両端は上端縁部21の対向中央 部21a,21bに一体に接続している。
【0009】 一方、インシュレータ2の下端縁のほぼ中央部には、貫通孔を形成した突出部 20a,20bが、それぞれ水平方向外方に向けて一体に突設してある。そして 、各突出部20a,20bは、その両端に、補強用の縦リブ23a,23bを備 えている。なお、図において24はインシュレータ2側面に設けたバッテリ液の 液面表示用の開口である。
【0010】 バッテリ1を載置するためのバッテリキャリア3は、図略のエンジンルーム内 に固定されている。バッテリキャリア3は合成樹脂製で、上方に開口した容器状 をなし、開口に沿って外方に突出する段部31を有し、段部31上にバッテリ1 を載置するようになっている。そして、バッテリキャリア3の上端縁部には、イ ンシュレータ2に形成した突出部20a,20bに対応する位置に、貫通孔を形 成した突出部30a,30bが、それぞれ水平方向外方に向けて一体に突設して ある。
【0011】 バッテリ1をバッテリキャリア3に固定する際には、バッテリ1をバッテリキ ャリア3の段部31上に載置せしめ、バッテリ1をインシュレータ2で覆って、 インシュレータ2に形成した突出部20a,20bをバッテリキャリア3に形成 した突出部30a,30bに重ね合せる。そして、重ね合せた突出部20a,3 0aおよび突出部20b,30bの各貫通孔に上方よりボルト60a,60bを それぞれ挿通し、下方よりナット締めする。
【0012】 上記構成のバッテリ固定構造において、インシュレータ2に、バッテリ1上面 のほぼ中央部を横切る補強部22を一体に設けたことにより、合成樹脂製のイン シュレータ2は補強され、インシュレータ2の剛性を向上せしめることができる 。従って、インシュレータ2の突出部20a,20bを、バッテリキャリア3の 突出部30a,30bに締結するのみでバッテリ1をバッテリキャリア3に固定 でき、従来の固定構造において必要とされた金属製クランプ等を用いる必要がな い。さらにインシュレータ2下端縁部に突設した突出部20a,20bに補強縦 リブ23a,23bを設けたことにより、突出部20a,20bが補強され、イ ンシュレータ2の剛性をより向上せしめることができる。
【0013】 上記のように、バッテリ1の固定に余分な部品を必要としないから、部品点数 を減ずることができコストの点で有利であるとともに、バッテリの組付け、交換 が作業性良く行い得る。
【0014】
【考案の効果】 しかして、本考案のバッテリ固定構造によれば、エンジンの熱からバッテリを 保護するためにバッテリを覆って設けたインシュレータの剛性を強化して、イン シュレータによりバッテリをバッテリキャリアに固定するようにしたから、バッ テリは作業性良く、しかも低コストで固定でき、バッテリの組付け、交換を容易 になし得る。
【図1】本考案のバッテリ固定構造を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案のバッテリ固定構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】図2のIII −III 線に沿う位置における断面図
である。
である。
【図4】従来のバッテリ固定構造を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う位置における断面図であ
る。
る。
1 バッテリ 2 インシュレータ 20a,20b インシュレータに設けた突出部 22 補強部 3 バッテリキャリア
Claims (1)
- 【請求項1】 バッテリキャリア上に載置するバッテリ
の側面を覆って設けた合成樹脂製のインシュレータに、
バッテリ上面を横切る補強部を一体に設けるとともに、
インシュレータの下端縁部に、突出部を水平方向外方に
向けて突設し、該突出部をバッテリキャリアにボルト締
めしてバッテリをバッテリキャリアに固定することを特
徴とするバッテリ固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299693U JPH0727964U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | バッテリ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6299693U JPH0727964U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | バッテリ固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727964U true JPH0727964U (ja) | 1995-05-23 |
Family
ID=13216501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6299693U Pending JPH0727964U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | バッテリ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727964U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022104754A (ja) * | 2020-12-29 | 2022-07-11 | 株式会社クボタ | 作業車両 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP6299693U patent/JPH0727964U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022104754A (ja) * | 2020-12-29 | 2022-07-11 | 株式会社クボタ | 作業車両 |
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