JPH07278501A - 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ - Google Patents
紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープInfo
- Publication number
- JPH07278501A JPH07278501A JP6869994A JP6869994A JPH07278501A JP H07278501 A JPH07278501 A JP H07278501A JP 6869994 A JP6869994 A JP 6869994A JP 6869994 A JP6869994 A JP 6869994A JP H07278501 A JPH07278501 A JP H07278501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultraviolet
- meth
- acrylate
- double
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J4/00—Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】UL規格温度153℃に1000時間放置後、
接着力が初期値の50%以下に劣化しない紫外線硬化型
粘着剤組成物及び両面粘着テ−プを得ること。 【構成】主成分のアルキル基の炭素数が4〜14個のア
ルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステル100
重量部、ノニルフェノキシポリアルキレングライコール
(メタ)アクリレートを該(メタ)アクリル酸エステル
100重量部に対し5から15重量部、共重合可能な分
子量300以上の多官能オリゴアクリレ−トを0.00
01〜0.02モル 及び光開始剤からなる紫外線硬化
型からなる紫外線硬化型粘着剤組成物。及び両面はく離
処理した基材の片面に形成した該紫外線硬化型粘着剤組
成物層に透明はく離フィルムを積層し、紫外線を照射し
てなる両面粘着テープ。
接着力が初期値の50%以下に劣化しない紫外線硬化型
粘着剤組成物及び両面粘着テ−プを得ること。 【構成】主成分のアルキル基の炭素数が4〜14個のア
ルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステル100
重量部、ノニルフェノキシポリアルキレングライコール
(メタ)アクリレートを該(メタ)アクリル酸エステル
100重量部に対し5から15重量部、共重合可能な分
子量300以上の多官能オリゴアクリレ−トを0.00
01〜0.02モル 及び光開始剤からなる紫外線硬化
型からなる紫外線硬化型粘着剤組成物。及び両面はく離
処理した基材の片面に形成した該紫外線硬化型粘着剤組
成物層に透明はく離フィルムを積層し、紫外線を照射し
てなる両面粘着テープ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紫外線硬化型粘着剤
組成物、紫外線硬化型粘着剤組成物を紫外線照射により
硬化させた粘着剤層を有する両面粘着テープ。
組成物、紫外線硬化型粘着剤組成物を紫外線照射により
硬化させた粘着剤層を有する両面粘着テープ。
【0002】
【従来の技術】炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−
ルのアクリル酸エステルモノマ−、これと共重合する単
官能モノマ−や架橋剤となる多官能アクリレ−トオリゴ
マ−そして光重合開始剤からなる紫外線硬化型粘着剤組
成物を紫外線で硬化して粘着テープを得ることはBelgiu
m,675,420 、5/1966 や米国特許第4,181,752 号明細書
(80年1月1日)などに開示されている。
ルのアクリル酸エステルモノマ−、これと共重合する単
官能モノマ−や架橋剤となる多官能アクリレ−トオリゴ
マ−そして光重合開始剤からなる紫外線硬化型粘着剤組
成物を紫外線で硬化して粘着テープを得ることはBelgiu
m,675,420 、5/1966 や米国特許第4,181,752 号明細書
(80年1月1日)などに開示されている。
【0003】炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ル
の(メタ)アクリル酸エステルモノマ−の中で、一般に
使用されているのは、炭素数が4個のブチルアクリレ−
ト、炭素数が8個の2エチルヘキシルアクリレ−トとイ
ソオクチルアクリレ−トである。これらを主成分にした
粘着剤は強いタックを有し、初期接着力が大きいので広
く粘着テープやその応用製品に用いられている。
の(メタ)アクリル酸エステルモノマ−の中で、一般に
使用されているのは、炭素数が4個のブチルアクリレ−
ト、炭素数が8個の2エチルヘキシルアクリレ−トとイ
ソオクチルアクリレ−トである。これらを主成分にした
粘着剤は強いタックを有し、初期接着力が大きいので広
く粘着テープやその応用製品に用いられている。
【0004】
【発明が解決する課題】タックが強くて初期粘着力の大
きな両面粘着テ−プは、凹凸面を有する物体や極性また
非極性の種々の物体によく接着するし、低温でも粘着剤
層を加温して接着する必要はないという好ましい特徴を
有する。しかしこれらの両面粘着テ−プで接着した接着
物を高温に放置すると、劣化し易くその接着力の低下が
大きいのでUL規格(UL746C) で定める温度定格を満た
すことができない。
きな両面粘着テ−プは、凹凸面を有する物体や極性また
非極性の種々の物体によく接着するし、低温でも粘着剤
層を加温して接着する必要はないという好ましい特徴を
有する。しかしこれらの両面粘着テ−プで接着した接着
物を高温に放置すると、劣化し易くその接着力の低下が
大きいのでUL規格(UL746C) で定める温度定格を満た
すことができない。
【0005】本発明は、UL規格(UL746C 電気機器に
使用される高分子材料の評価)で要求される温度定格1
05℃を満たす両面粘着テープを得ることを目的とす
る。この試験では接着物を153℃で1000時間放置
した後、接着力が初期値の50%以下に劣化しないこと
が要求される。
使用される高分子材料の評価)で要求される温度定格1
05℃を満たす両面粘着テープを得ることを目的とす
る。この試験では接着物を153℃で1000時間放置
した後、接着力が初期値の50%以下に劣化しないこと
が要求される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は炭素数が4
から14個のアルキルアルコールの(メタ)アクリル酸
エステル、アルキルフェノキシポリアルキレングライコ
ール(メタ)アクリレート、分子量300以上の多官能
アクリレートオリゴマー及び光開始剤からなるを紫外線
硬化型粘着剤組成物をつくり、これを紫外線で照射して
得た両面粘着テープは高温に放置しても接着力の低下は
少ないことを見いだした。
から14個のアルキルアルコールの(メタ)アクリル酸
エステル、アルキルフェノキシポリアルキレングライコ
ール(メタ)アクリレート、分子量300以上の多官能
アクリレートオリゴマー及び光開始剤からなるを紫外線
硬化型粘着剤組成物をつくり、これを紫外線で照射して
得た両面粘着テープは高温に放置しても接着力の低下は
少ないことを見いだした。
【0007】光開始剤はアセトフェノン系又はベンゾイ
ン系のものが最適である。上記の粘着剤組成物をはく離
処理した支持体に塗布後、主波長352nmの複数の捕
虫用蛍光ランプで紫外線を照射する。捕虫用蛍光ランプ
が発する紫外線で粘着剤組成物を少なくとも80%を重
合させてから、主波長365nmの高圧水銀ランプの紫
外線を照射して両面粘着テープを得る。
ン系のものが最適である。上記の粘着剤組成物をはく離
処理した支持体に塗布後、主波長352nmの複数の捕
虫用蛍光ランプで紫外線を照射する。捕虫用蛍光ランプ
が発する紫外線で粘着剤組成物を少なくとも80%を重
合させてから、主波長365nmの高圧水銀ランプの紫
外線を照射して両面粘着テープを得る。
【0008】以下に、本発明を詳細に説明する。炭素数
が4〜14個のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル
酸エステルモノマ−、これと共重合可能な単官能モノマ
−や架橋剤となる多官能アクリレ−トオリゴマ−を光開
始剤の存在下で紫外線を照射して粘着テ−プを得ること
は、ベルギ−国特許第675,420号(1966年)
や米国特許第4,181,752号明細書(1980
年)などに開示されている。
が4〜14個のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル
酸エステルモノマ−、これと共重合可能な単官能モノマ
−や架橋剤となる多官能アクリレ−トオリゴマ−を光開
始剤の存在下で紫外線を照射して粘着テ−プを得ること
は、ベルギ−国特許第675,420号(1966年)
や米国特許第4,181,752号明細書(1980
年)などに開示されている。
【0009】一般的には、両面粘着テ−プは、タックが
大きくて初期粘着力のよいものが優れていると考えられ
ている。しかしながら、これら従来の両面粘着テ−プで
接着した被着体を高温に放置すると接着力が低下し、U
L規格(UL746C)で定める温度定格に合格するこ
とは困難であった。
大きくて初期粘着力のよいものが優れていると考えられ
ている。しかしながら、これら従来の両面粘着テ−プで
接着した被着体を高温に放置すると接着力が低下し、U
L規格(UL746C)で定める温度定格に合格するこ
とは困難であった。
【0010】本発明は、両面粘着テ−プで接着した被着
体を、温度定格105℃で要求される試験温度153℃
に放置してもその接着力の低下が抑えられた紫外線硬化
型粘着剤組成物及び該紫外線硬化型粘着剤組成物からな
る両面粘着テープに関するものである。
体を、温度定格105℃で要求される試験温度153℃
に放置してもその接着力の低下が抑えられた紫外線硬化
型粘着剤組成物及び該紫外線硬化型粘着剤組成物からな
る両面粘着テープに関するものである。
【0011】UL746C(電気・電子機器に使用され
る高分子材料の評価)に定める温度定格105℃が要求
する特性は、粘着剤で接着した接着物を153℃の空気
循環オ−ブンに1000時間放置した後、接着強度が初
期値に対して50%以上劣化しないことである。
る高分子材料の評価)に定める温度定格105℃が要求
する特性は、粘着剤で接着した接着物を153℃の空気
循環オ−ブンに1000時間放置した後、接着強度が初
期値に対して50%以上劣化しないことである。
【0012】本発明で使用するノニルフェノキシポリア
ルキレングライコール(メタ)アクリレートは単官能の
アクリレ−トでよく紫外線で硬化する。また炭素数9個
のノニル基が有するので、主成分の炭素数が4〜14個
のアルキルアルコ−ルのアクリル酸エステルモノマとも
よく相溶する。
ルキレングライコール(メタ)アクリレートは単官能の
アクリレ−トでよく紫外線で硬化する。また炭素数9個
のノニル基が有するので、主成分の炭素数が4〜14個
のアルキルアルコ−ルのアクリル酸エステルモノマとも
よく相溶する。
【0013】ノニルフェノキシポリアルキレングライコ
ール(メタ)アクリレートはノニルフェノキシポリエチ
レンググライコールアクリレート及びノニルフェノキシ
ポリプロピレングライコ−ルアクリレ−トを選択するの
が好ましい。ポリエチレングリコ−ル及びポリプロピレ
ングリコ−ルの重合度nは問わず、一般にはnは2から
10までぐらいの化合物から群から少なくとも一種が選
ばれる。
ール(メタ)アクリレートはノニルフェノキシポリエチ
レンググライコールアクリレート及びノニルフェノキシ
ポリプロピレングライコ−ルアクリレ−トを選択するの
が好ましい。ポリエチレングリコ−ル及びポリプロピレ
ングリコ−ルの重合度nは問わず、一般にはnは2から
10までぐらいの化合物から群から少なくとも一種が選
ばれる。
【0014】本発明は、高温下における接着強度の低下
を抑える方法を鋭意研究した結果見出したもので、ノニ
ルフェノキシポリアルキレングライコール(メタ)アク
リレート中のポリアルキレングライコールのエ−テル結
合が酸化劣化に対して効果があるものと推定できる。両
者のモノマ−を単独または併用してもよい。その使用量
は、主成分の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ル
の(メタ)アクリル酸エステルモノマ100重量部に対
して、5から15重量部配合するが好ましい。
を抑える方法を鋭意研究した結果見出したもので、ノニ
ルフェノキシポリアルキレングライコール(メタ)アク
リレート中のポリアルキレングライコールのエ−テル結
合が酸化劣化に対して効果があるものと推定できる。両
者のモノマ−を単独または併用してもよい。その使用量
は、主成分の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ル
の(メタ)アクリル酸エステルモノマ100重量部に対
して、5から15重量部配合するが好ましい。
【0015】
【発明の効果】 接着物を高温放置しても接着力の低下が少ない。U
L746C(電気・電子機器に使用される高分子材料の
評価)に定める温度定格105℃を満足する。 電気・電子機器に要求される温度定格を満たし、特
にフレキシブル回路基板に補強材を接着する等に好適に
用いられる。 無溶剤の紫外線硬化型粘着剤組成物を使用するの
で、環境への汚染がなく、火災等に対し安全性の高い方
法で両面粘着テープを製造できる。
L746C(電気・電子機器に使用される高分子材料の
評価)に定める温度定格105℃を満足する。 電気・電子機器に要求される温度定格を満たし、特
にフレキシブル回路基板に補強材を接着する等に好適に
用いられる。 無溶剤の紫外線硬化型粘着剤組成物を使用するの
で、環境への汚染がなく、火災等に対し安全性の高い方
法で両面粘着テープを製造できる。
【0016】〔本発明の粘着剤組成物〕主成分のアルキ
ル基の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ルの(メ
タ)アクリル酸エステル92重量部から98重量部に対
し、エチレン性不飽和結合基を含有する単量体を2重量
から8重量部を配合する。該エチレン性不飽和結合基を
有する単量体は、官能基を含有するアクリル酸、メタア
クリル酸、アクリル酸アミド、2−エチルヘキシルアク
リレート、2エチルヘキシルメタアクリレート、N−メ
チロールアクリルアミド等の中か選ぶのが好ましい。
ル基の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ルの(メ
タ)アクリル酸エステル92重量部から98重量部に対
し、エチレン性不飽和結合基を含有する単量体を2重量
から8重量部を配合する。該エチレン性不飽和結合基を
有する単量体は、官能基を含有するアクリル酸、メタア
クリル酸、アクリル酸アミド、2−エチルヘキシルアク
リレート、2エチルヘキシルメタアクリレート、N−メ
チロールアクリルアミド等の中か選ぶのが好ましい。
【0017】ノニルフェノキシポリアルキレングライコ
ールはノニルフェノキシポリエチレンググライコールア
クリレート及びノニルフェノキシポリプロピレングライ
コ−ルアクリレ−トから選択するのが好ましい。両者の
モノマ−を単独または併用してもよい。その使用量は、
主成分の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ルの
(メタ)アクリル酸エステルモノマ100重量部に対し
て、5から15重量部配合するが好ましい。
ールはノニルフェノキシポリエチレンググライコールア
クリレート及びノニルフェノキシポリプロピレングライ
コ−ルアクリレ−トから選択するのが好ましい。両者の
モノマ−を単独または併用してもよい。その使用量は、
主成分の炭素数が4〜14個のアルキルアルコ−ルの
(メタ)アクリル酸エステルモノマ100重量部に対し
て、5から15重量部配合するが好ましい。
【0018】本発明においては、さらにこれらと共重合
可能な分子量300以上の多官能オリゴアクリレ−トを
0.0001〜0.02モルそして光開始剤からなる紫
外線硬化型粘着剤組成物に関するものである。
可能な分子量300以上の多官能オリゴアクリレ−トを
0.0001〜0.02モルそして光開始剤からなる紫
外線硬化型粘着剤組成物に関するものである。
【0019】本発明において使用しうる炭素数が4〜1
4個のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマとしては、ブチルアクリレ−ト、イソアミルア
クリレ−ト、2−エチルヘキシルアクリレ−ト、ノニル
アクリレ−ト、イソノニルアクリレ−ト、イソオクチル
アクリレ−ト、ラウリルアクリレ−ト等が使用できる。
その他、テトラヒドロフルフリ−ルアクリレ−ト、イ
ソボニルアクリレ−ト、エトキシアクリレ−ト、ブトキ
シアクリレ−ト、フェノキシアクリレ−ト、シクロヘキ
シルアクリレ−トなどがあげられる。
4個のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマとしては、ブチルアクリレ−ト、イソアミルア
クリレ−ト、2−エチルヘキシルアクリレ−ト、ノニル
アクリレ−ト、イソノニルアクリレ−ト、イソオクチル
アクリレ−ト、ラウリルアクリレ−ト等が使用できる。
その他、テトラヒドロフルフリ−ルアクリレ−ト、イ
ソボニルアクリレ−ト、エトキシアクリレ−ト、ブトキ
シアクリレ−ト、フェノキシアクリレ−ト、シクロヘキ
シルアクリレ−トなどがあげられる。
【0020】また、炭素数が4〜14個のアルキルアル
コ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモノマーは官能基
を有するモノマ−、例えばアクリル酸、メタアクリル
酸、2−ヒドキシエチルアクリレ−ト、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリ−ト、2−ヒドロキシプロピルア
クリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
−ト、グリシジルメタアクリレートを数%から数10%
含有するのが好ましく、約10%ぐらいが最も好まし
い。
コ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモノマーは官能基
を有するモノマ−、例えばアクリル酸、メタアクリル
酸、2−ヒドキシエチルアクリレ−ト、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリ−ト、2−ヒドロキシプロピルア
クリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
−ト、グリシジルメタアクリレートを数%から数10%
含有するのが好ましく、約10%ぐらいが最も好まし
い。
【0021】分子量300以上の多官能オリゴアクリレ
−トは、ビニル基間の炭素数が10個以上のものであ
り、例えばエンネアエチレングライコ−ルジアクリレ−
ト(新中村化学工業社製、NKエステルA−400
等)、テトラデカエチレングライコ−ルジアクリレ−ト
(新中村化学工業社製、NKエステルA−600等)の
ポリアルキレングライコ−ルのジアクリレ−ト、エチレ
ンオキサイド変性ビスフェノ−ルAジアクリレ−ト(共
栄社油脂化学工業社製、BP−4EA等)、エチレンオ
キサイド変性ビスフェノ−ルAジアクリレ−ト(共栄社
油脂化学工業社製、BP4PA等)、エチレンオキサイ
ド変性トリメチロ−ルプロパントリアクリレ−ト(共栄
社油脂化学工業社製、TPM−6EO−3A等)、ヒド
ロキシピバリン酸ペンチルグライコ−ルジアクリレ−ト
(日本火薬工業社製、KAYARADMANDA等)及
びその誘導体(日本火薬工業社製、KAYARAD H
X−220、KAYARAD HX−620等)などが
あげられる。また、オリゴエステルアクリレ−トやオリ
ゴウレタンアクリレ−トも使用できる。
−トは、ビニル基間の炭素数が10個以上のものであ
り、例えばエンネアエチレングライコ−ルジアクリレ−
ト(新中村化学工業社製、NKエステルA−400
等)、テトラデカエチレングライコ−ルジアクリレ−ト
(新中村化学工業社製、NKエステルA−600等)の
ポリアルキレングライコ−ルのジアクリレ−ト、エチレ
ンオキサイド変性ビスフェノ−ルAジアクリレ−ト(共
栄社油脂化学工業社製、BP−4EA等)、エチレンオ
キサイド変性ビスフェノ−ルAジアクリレ−ト(共栄社
油脂化学工業社製、BP4PA等)、エチレンオキサイ
ド変性トリメチロ−ルプロパントリアクリレ−ト(共栄
社油脂化学工業社製、TPM−6EO−3A等)、ヒド
ロキシピバリン酸ペンチルグライコ−ルジアクリレ−ト
(日本火薬工業社製、KAYARADMANDA等)及
びその誘導体(日本火薬工業社製、KAYARAD H
X−220、KAYARAD HX−620等)などが
あげられる。また、オリゴエステルアクリレ−トやオリ
ゴウレタンアクリレ−トも使用できる。
【0022】また、その添加量は、炭素数が4〜14個
のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー100重量部に対して、0.0001〜0.02
モル配合するのが効果的である。0.0001モルより
少ないと粘着テ−プの耐熱保持力が劣り、0.02モル
量より多く添加すると粘着テ−プのタックが減少する。
のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー100重量部に対して、0.0001〜0.02
モル配合するのが効果的である。0.0001モルより
少ないと粘着テ−プの耐熱保持力が劣り、0.02モル
量より多く添加すると粘着テ−プのタックが減少する。
【0023】光重合開始剤は、アセトフェノン系又はベ
ンゾイン系のものが最適で、例えば一般に市販されてい
る4−フェノキシジシクロアセトフェノン、4−t−ブ
チル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェ
ノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ−テル、ベ
ンゾインイソブチル−テル、ベンジルジメチルケタ−ル
等やこれらの混合物があげられる。
ンゾイン系のものが最適で、例えば一般に市販されてい
る4−フェノキシジシクロアセトフェノン、4−t−ブ
チル−ジクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェ
ノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロ
パン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ−テル、ベ
ンゾインイソブチル−テル、ベンジルジメチルケタ−ル
等やこれらの混合物があげられる。
【0024】また、その添加量は、炭素数が4〜14個
のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマ、ノニルフェノキシポリアルキレングライコール
(メタ)アクリル酸エステル及び分子量300以上の多
官能オリゴアクリレ−トの合計100重量部に対して
0.005〜0.1重量部とするのが効果的である。こ
の添加量が0.005重量部以下であると重合が進まな
いし0.1重量部以上であると耐熱保持力が劣るように
なる。
のアルキルアルコ−ルの(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマ、ノニルフェノキシポリアルキレングライコール
(メタ)アクリル酸エステル及び分子量300以上の多
官能オリゴアクリレ−トの合計100重量部に対して
0.005〜0.1重量部とするのが効果的である。こ
の添加量が0.005重量部以下であると重合が進まな
いし0.1重量部以上であると耐熱保持力が劣るように
なる。
【0025】一方、上述のモノマ−を主体とした組成物
の液の粘度は0.002から0.02Pa・sと低いの
で、支持体に塗布するのが困難なのでポリマ−を溶解す
るか該組成物をプレ重合して組成物の粘度を1から10
Pa・sぐらいまで上昇させる必要がある。
の液の粘度は0.002から0.02Pa・sと低いの
で、支持体に塗布するのが困難なのでポリマ−を溶解す
るか該組成物をプレ重合して組成物の粘度を1から10
Pa・sぐらいまで上昇させる必要がある。
【0026】該ポリマーはモノマ−に溶解または膨潤す
るポリマー、例えばアクリルゴム、スチレンブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンブロックポ
リマ−、スチレンブタジエンブロックポリマ−、低分子
量ポリエチレン、低分子量ポリイソプレン等から選ばれ
る。その使用量は1〜15重量%である。
るポリマー、例えばアクリルゴム、スチレンブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンブロックポ
リマ−、スチレンブタジエンブロックポリマ−、低分子
量ポリエチレン、低分子量ポリイソプレン等から選ばれ
る。その使用量は1〜15重量%である。
【0027】また、モノマ−液を増粘させるためにフィ
ラ−を混入させることも有効である。シリカ、水酸化ア
ルミニウム、硫酸バリウム、クレ−、タルク、微粉末エ
アロジル、ガラスバブル、ガラスビ−ズ、プラスチック
製のマイクロバル−ン、プラスチック製の微粉末等が使
用可能であるが紫外線の透過を妨げな範囲で添加する必
要ある。
ラ−を混入させることも有効である。シリカ、水酸化ア
ルミニウム、硫酸バリウム、クレ−、タルク、微粉末エ
アロジル、ガラスバブル、ガラスビ−ズ、プラスチック
製のマイクロバル−ン、プラスチック製の微粉末等が使
用可能であるが紫外線の透過を妨げな範囲で添加する必
要ある。
【0028】〔本発明の両面粘着テ−プの製造法〕両面
はく離処理した透明なポリエステルフィルムの一方の面
に、紫外線硬化型粘着剤組成物を所定の厚さに塗布す
る。さらにその上から、片面はく離処理した透明なポリ
エステルフィルムを重ねて、所定の間隔にセットしたロ
ールの間を通して厚さを調節してから、紫外線を照射し
て両面粘着テープを製造する。
はく離処理した透明なポリエステルフィルムの一方の面
に、紫外線硬化型粘着剤組成物を所定の厚さに塗布す
る。さらにその上から、片面はく離処理した透明なポリ
エステルフィルムを重ねて、所定の間隔にセットしたロ
ールの間を通して厚さを調節してから、紫外線を照射し
て両面粘着テープを製造する。
【0029】また粘着剤組成物を同様に両面はく離処理
した透明なポリエステルフィルムの一方の面に、紫外線
硬化型粘着剤組成物を塗布した後、紫外線を透過しうる
基材を粘着剤層の上に置き、粘着剤層に基材を含浸させ
てから片面はく離処理した透明ポリエステルフィルムを
被せ、同様にロール間で所定の厚みに調節し、紫外線を
を照射して粘着テ−プを製造することもできる。
した透明なポリエステルフィルムの一方の面に、紫外線
硬化型粘着剤組成物を塗布した後、紫外線を透過しうる
基材を粘着剤層の上に置き、粘着剤層に基材を含浸させ
てから片面はく離処理した透明ポリエステルフィルムを
被せ、同様にロール間で所定の厚みに調節し、紫外線を
を照射して粘着テ−プを製造することもできる。
【0030】〔紫外線の照射方法〕本発明では、重合反
応を起こさせるエネルギ−源として波長352nmの光
を選択的に発する直管状の捕虫用蛍光ランプを使用す
る。さらに、この蛍光ランプ多数本並べることにより互
に干渉させて強度の増大した光を使用することができ
る。
応を起こさせるエネルギ−源として波長352nmの光
を選択的に発する直管状の捕虫用蛍光ランプを使用す
る。さらに、この蛍光ランプ多数本並べることにより互
に干渉させて強度の増大した光を使用することができ
る。
【0031】一本の捕虫用蛍光ランプの発する光は、光
の強度が0.5mw/cm2 程度の肉眼で凝視できるほ
ど微弱であるが、複数集めて干渉させると1.5mw/
cm2以上の強度の光となり、重合反応時間を短縮でき
経済的である。直管状の捕虫用蛍光ランプの光が干渉す
るためには、できるだけ互いに近づける方がよく、逆に
互いに離れると光の強度は増加しない。その間隔を0m
mから100mmにすることが好ましい。
の強度が0.5mw/cm2 程度の肉眼で凝視できるほ
ど微弱であるが、複数集めて干渉させると1.5mw/
cm2以上の強度の光となり、重合反応時間を短縮でき
経済的である。直管状の捕虫用蛍光ランプの光が干渉す
るためには、できるだけ互いに近づける方がよく、逆に
互いに離れると光の強度は増加しない。その間隔を0m
mから100mmにすることが好ましい。
【0032】捕虫用蛍光ランプによる照射によって、少
なくとも80%以上のモノマ−を重合させる。その後、
主波長365nmの高圧水銀ランプの紫外線を照射し重
合を完結させる。捕虫用蛍光ランプのみでも100%近
くまで重合は進行するが、得られた粘着テ−プのタック
が低くなる傾向がある。高圧水銀ランプを併用すること
により所定のタックが発現し、重合時間を短縮すること
ができるので経済的である。
なくとも80%以上のモノマ−を重合させる。その後、
主波長365nmの高圧水銀ランプの紫外線を照射し重
合を完結させる。捕虫用蛍光ランプのみでも100%近
くまで重合は進行するが、得られた粘着テ−プのタック
が低くなる傾向がある。高圧水銀ランプを併用すること
により所定のタックが発現し、重合時間を短縮すること
ができるので経済的である。
【0033】高圧水銀ランプは、低波長域200nm以
下の紫外線を発生しないオゾンレスタイプのものを使用
するのが好ましい。すなわち、低波長域の紫外線は空気
中の酸素をオゾン化し有害であること、また粘着テ−プ
の劣化を助長する。高圧水銀ランプは、出力30w/c
m以上のタイプならいずれも使用することができる。照
射紫外線の強度は、30mw/cm2 以上が好ましい。
下の紫外線を発生しないオゾンレスタイプのものを使用
するのが好ましい。すなわち、低波長域の紫外線は空気
中の酸素をオゾン化し有害であること、また粘着テ−プ
の劣化を助長する。高圧水銀ランプは、出力30w/c
m以上のタイプならいずれも使用することができる。照
射紫外線の強度は、30mw/cm2 以上が好ましい。
【0034】
【実施例】以下、本発明を種々の実施例に基づいて具体
的に説明する。
的に説明する。
【0035】〔実施例 1〕次の工程により無溶剤型粘
着剤液を調製した。2−エチルヘキシルアクリレ−ト9
0g、アクリル酸10gからなる混合モノマ液100g
にアクリルゴム(トアクロンPS220、東亜ペイント
社製)5gを攪拌機のついた容器で48時間攪拌し溶解
した。この溶液は粘度1.5Pa・sの粘稠な液であっ
た。更に、ノニルフェノキシジプロピレングライコ−ル
アクリレ−ト(M−117、東亜合成化学社製)10
g、分子量312のヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グライコ−ルジアクリレ−ト(KAYARAD MAN
DA、日本化薬社製)を0.0005モル(0.156
g)、アセトフェノン系光開始剤2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(ダロキュア
1173、メルク社製)0.02gを添加し紫外線硬化
型粘着剤組成物を得た。次に、以下の工程により転写型
両面粘着テ−プを製造した。
着剤液を調製した。2−エチルヘキシルアクリレ−ト9
0g、アクリル酸10gからなる混合モノマ液100g
にアクリルゴム(トアクロンPS220、東亜ペイント
社製)5gを攪拌機のついた容器で48時間攪拌し溶解
した。この溶液は粘度1.5Pa・sの粘稠な液であっ
た。更に、ノニルフェノキシジプロピレングライコ−ル
アクリレ−ト(M−117、東亜合成化学社製)10
g、分子量312のヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グライコ−ルジアクリレ−ト(KAYARAD MAN
DA、日本化薬社製)を0.0005モル(0.156
g)、アセトフェノン系光開始剤2−ヒドロキシ−2−
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(ダロキュア
1173、メルク社製)0.02gを添加し紫外線硬化
型粘着剤組成物を得た。次に、以下の工程により転写型
両面粘着テ−プを製造した。
【0036】両面をシリコ−ンではく離処理した厚さ5
0μmの透明ポリエステルフィルムの一方の面に該紫外
線硬化型粘着剤組成物を約60g/m2 塗布した。その
上に、片面をシリコ−ンではく離処理した厚さ50μm
の透明なポリエステルフィルムのはく離面を載置し、粘
着剤層が厚さ0.06mmになるように調製されたロ−
ルの間を通して厚みを調製した。次に主波長352nm
の捕虫用蛍光ランプを複数本セットした照射炉で紫外線
硬化型粘着剤組成物の重合率が少なくとも約80%にな
るまで紫外線を照射した。
0μmの透明ポリエステルフィルムの一方の面に該紫外
線硬化型粘着剤組成物を約60g/m2 塗布した。その
上に、片面をシリコ−ンではく離処理した厚さ50μm
の透明なポリエステルフィルムのはく離面を載置し、粘
着剤層が厚さ0.06mmになるように調製されたロ−
ルの間を通して厚みを調製した。次に主波長352nm
の捕虫用蛍光ランプを複数本セットした照射炉で紫外線
硬化型粘着剤組成物の重合率が少なくとも約80%にな
るまで紫外線を照射した。
【0037】光の強度は、一本のランプだけだと0.4
4mw/cm2 であったが、複数本セットすることによ
り、2.00mw/cm2 まで上昇していた。
4mw/cm2 であったが、複数本セットすることによ
り、2.00mw/cm2 まで上昇していた。
【0038】次に主波長365nmの高圧水銀ランプを
照射して紫外線硬化型粘着剤組成物の重合を完結させ
る。高圧水銀ランプは、出力80w/cmのランプを使
用した。紫外線の照射強度は、35.5mw/cm2 で
あった。
照射して紫外線硬化型粘着剤組成物の重合を完結させ
る。高圧水銀ランプは、出力80w/cmのランプを使
用した。紫外線の照射強度は、35.5mw/cm2 で
あった。
【0039】実施例1で得た両面粘着テ−プを以下のよ
うに評価した。 〔接着力〕被着材として、280番の耐水研磨紙で研磨
した厚さ2mm、幅30mm、長さ120mmのステン
レス板と厚さ0.025mmのポリイミドフィルム(デ
ュポン社製、カプトン100H)を使用した。
うに評価した。 〔接着力〕被着材として、280番の耐水研磨紙で研磨
した厚さ2mm、幅30mm、長さ120mmのステン
レス板と厚さ0.025mmのポリイミドフィルム(デ
ュポン社製、カプトン100H)を使用した。
【0040】両面粘着テ−プを幅20mm、長さ100
mmに切断し、片面はく離処理のポリエステルフィルム
を剥がしてステンレス板に仮貼付する。次にもう一方の
ポリエステルフィルムを剥がして該ポリイミドフィルム
を載置し、80℃ 5kgf/cm2 で10秒間圧着し
た。
mmに切断し、片面はく離処理のポリエステルフィルム
を剥がしてステンレス板に仮貼付する。次にもう一方の
ポリエステルフィルムを剥がして該ポリイミドフィルム
を載置し、80℃ 5kgf/cm2 で10秒間圧着し
た。
【0041】接着試験片を153℃に調整した空気循環
オ−ブンの中に入れ、250時間、500時間、750
時間、1000時間後に取り出し、23℃において18
0度方向に毎分300mmの速度で引き剥がし、接着強
度を測定した。
オ−ブンの中に入れ、250時間、500時間、750
時間、1000時間後に取り出し、23℃において18
0度方向に毎分300mmの速度で引き剥がし、接着強
度を測定した。
【0042】その結果、初期の接着強度は、1.9kg
f/2cmであり、250時間後、500時間後、75
0時間後、1000時間後の接着強度は、各々2.1k
gf/2c、1.8kgf/2cm、1.8kgf/2
c、1.8kgf/2cmで接着強度の低下がなかっ
た。
f/2cmであり、250時間後、500時間後、75
0時間後、1000時間後の接着強度は、各々2.1k
gf/2c、1.8kgf/2cm、1.8kgf/2
c、1.8kgf/2cmで接着強度の低下がなかっ
た。
【0043】〔耐熱保持力〕JIS Z 0237の保
持力の測定方法に準じて行った。被着材としては、28
0番の耐水研磨紙で研磨した厚さ2mmのステンレス板
と厚さ0.05mmのアルミニウム箔を使用した。接着
面積は、ステンレス板に対しては25×25mm、アル
ミニウム箔に対しては幅25mm長さ50mmとした。
持力の測定方法に準じて行った。被着材としては、28
0番の耐水研磨紙で研磨した厚さ2mmのステンレス板
と厚さ0.05mmのアルミニウム箔を使用した。接着
面積は、ステンレス板に対しては25×25mm、アル
ミニウム箔に対しては幅25mm長さ50mmとした。
【0044】接着方法は接着力測定用試験片の作製に準
じて行なった。接着後、1kgfの荷重をアルミ箔側か
ら垂直にかけ、180℃に1時間放置した後の接着部の
ズレの大きさを測定した。ほとんどズレが発生せず、耐
熱保持力優れた両面粘着テープであった。
じて行なった。接着後、1kgfの荷重をアルミ箔側か
ら垂直にかけ、180℃に1時間放置した後の接着部の
ズレの大きさを測定した。ほとんどズレが発生せず、耐
熱保持力優れた両面粘着テープであった。
【0045】〔実施例 2〜5〕実施例1で使用したノ
ニルフェノキシジプロピレングライコールアクリレート
(M−117、東亜合成化学社製)の使用量を、各々5
g、7.5g、12.5g及び15gに変化させた粘着
剤組成物を調製し、実施例1と同様にして両面粘着テ−
プを製造して評価した。評価結果を表1に示す。
ニルフェノキシジプロピレングライコールアクリレート
(M−117、東亜合成化学社製)の使用量を、各々5
g、7.5g、12.5g及び15gに変化させた粘着
剤組成物を調製し、実施例1と同様にして両面粘着テ−
プを製造して評価した。評価結果を表1に示す。
【0046】〔実施例 6〕実施例1で使用したノニル
フェノキシジプロピレングライコールアクリレート(M
−117、東亜合成化学社製)の使用量を、ノニルフェ
ノキシテトラエチレングライコールアクリレート(M−
113、東亜合成化学社製)に置き換えて、同じように
評価した。
フェノキシジプロピレングライコールアクリレート(M
−117、東亜合成化学社製)の使用量を、ノニルフェ
ノキシテトラエチレングライコールアクリレート(M−
113、東亜合成化学社製)に置き換えて、同じように
評価した。
【0047】〔実施例 7〕実施例1で使用したノニル
フェノキシジプロピレングライコールアクリレート(M
−117、東亜合成化学社製)の半量を、ノニルフェノ
キシテトラエチレングライコールアクリレート(M−1
13、東亜合成化学社製)に置き換えて、同じように評
価した。
フェノキシジプロピレングライコールアクリレート(M
−117、東亜合成化学社製)の半量を、ノニルフェノ
キシテトラエチレングライコールアクリレート(M−1
13、東亜合成化学社製)に置き換えて、同じように評
価した。
【0048】実施例 8 実施例1で使用した多官能オリゴアクリレ−トKAYA
RAD MANDAの代わりに、分子量708のテトラ
デカエチレングライコ−ルジアクリレ−ト(新中村化学
社製 NKエステルA−600)を0.0005モル
(0.354g)を使用した以外は実施例1と全く同様
にして両面粘着テ−プを製造し評価を行った。その結
果、初期の接着強度は、2.1kgf/2cmであった
が、153℃に放置後500時間では、2.0kgf/
2cm、1000時間では、1.7kgf/2cmで初
期値の50%以上を維持できた。また、180℃の耐熱
保持力試験では、ズレは0.2mmであった。
RAD MANDAの代わりに、分子量708のテトラ
デカエチレングライコ−ルジアクリレ−ト(新中村化学
社製 NKエステルA−600)を0.0005モル
(0.354g)を使用した以外は実施例1と全く同様
にして両面粘着テ−プを製造し評価を行った。その結
果、初期の接着強度は、2.1kgf/2cmであった
が、153℃に放置後500時間では、2.0kgf/
2cm、1000時間では、1.7kgf/2cmで初
期値の50%以上を維持できた。また、180℃の耐熱
保持力試験では、ズレは0.2mmであった。
【0049】
【表1】 接着力(Kgf/20mm) ズレ(mm) 実施例 M117:M113 初期値 500H 1000H 耐熱保持力 1 10 − 1.9 1.8 1.8 0 2 5 − 1.8 1.6 1.4 0.5 3 7.5 − 2.0 1.8 1.6 0.1 4 12.5 − 1.8 1.8 1.8 0 5 15 − 1.8 1.7 1.7 0.2 6 − 10 2.1 1.9 1.9 0.2 7 5 5 1.9 1.9 1.7 0.5 500H は接着物を500時間、153℃で放置した後の
接着力。1000H は接着物を1000時間、153℃で放
置した後の接着力。
接着力。1000H は接着物を1000時間、153℃で放
置した後の接着力。
【0050】〔比較例 1〕実施例1の粘着剤組成物か
らノニルフェノキシジプロピレングライコ−ルアクリレ
−ト(東亜合成化学工業社製、M−117)を全量除い
た紫外線硬化型粘着剤組成物ついて、実施例1と全く同
様にして両面粘着テ−プをつくり、評価した。その結
果、接着強度は、初期は1.9kgf/2cmであった
が、500時間後には 1.0kgf/2cm、100
0時間後には 0.7kgf/2cmであり、初期値の
50%を維持できなかった。
らノニルフェノキシジプロピレングライコ−ルアクリレ
−ト(東亜合成化学工業社製、M−117)を全量除い
た紫外線硬化型粘着剤組成物ついて、実施例1と全く同
様にして両面粘着テ−プをつくり、評価した。その結
果、接着強度は、初期は1.9kgf/2cmであった
が、500時間後には 1.0kgf/2cm、100
0時間後には 0.7kgf/2cmであり、初期値の
50%を維持できなかった。
【0051】〔比較例 2〕実施例1の粘着剤組成物の
ノニルフェノキシジプロピレングリコ−ルアクリレ−ト
(M−117、東亜合成化学社製)の添加量を3重量部
にし、実施例1と同様にして全く同様にして両面粘着テ
−プをつくり、評価した。た。その結果、初期の接着強
度は、1.9 kgf/2cmであったが、1000時間後に
は、0.60 kgf/2cmとなり、初期値の50%を保持で
きなかった。
ノニルフェノキシジプロピレングリコ−ルアクリレ−ト
(M−117、東亜合成化学社製)の添加量を3重量部
にし、実施例1と同様にして全く同様にして両面粘着テ
−プをつくり、評価した。た。その結果、初期の接着強
度は、1.9 kgf/2cmであったが、1000時間後に
は、0.60 kgf/2cmとなり、初期値の50%を保持で
きなかった。
【0052】〔比較例 3〕実施例1の粘着剤組成物の
ノニルフェノキシジプロピレングリコ−ルアクリレ−ト
(M−117、東亜成化学社製)の添加量を20重量部
使用した以外は、全く実施例1と同様にして紫外線硬化
型粘着剤組成物及び両面粘着テ−プをつくり、評価し
た。その結果、初期の接着強度は1.1kgf/2cm であっ
たが、1000時間後には、0.50 kgf/2cmとなり、
初期値の50%を保持できなかった。
ノニルフェノキシジプロピレングリコ−ルアクリレ−ト
(M−117、東亜成化学社製)の添加量を20重量部
使用した以外は、全く実施例1と同様にして紫外線硬化
型粘着剤組成物及び両面粘着テ−プをつくり、評価し
た。その結果、初期の接着強度は1.1kgf/2cm であっ
たが、1000時間後には、0.50 kgf/2cmとなり、
初期値の50%を保持できなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKE JKP
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素数が4から14個のアルキルアルコ
ールの(メタ)アクリル酸エステルを92重量部から9
8重量部、エチレン性不飽和結合基を有する単量体を2
重量部から8重量部、アルキルフェノキシポリアルキレ
ングライコールを5重量部から15重量部、分子量30
0以上の多官能性オリゴアクリレート及び光重合開始剤
からなる紫外線硬化型粘着剤組成物。 - 【請求項2】 該アルキルフェノキシポリアルキレング
ライコール(メタ)アクリレートがノニルフェノキシジ
プロピレングライコールであることを特徴とする請求項
1記載の紫外線硬化型粘着剤組成物。 - 【請求項3】 該アルキルフェノキシポリアルキレング
ライコール(メタ)アクリレートがノニルフェノキシジ
エチレングライコールであることを特徴とする請求項1
記載の紫外線硬化型粘着剤組成物。 - 【請求項4】支持体のはく離処理面に請求項1の紫外線
硬化型粘着剤組成物層を形成し、紫外線で硬化させたこ
とを特徴とする両面粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6869994A JPH07278501A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6869994A JPH07278501A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07278501A true JPH07278501A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13381283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6869994A Pending JPH07278501A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07278501A (ja) |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6869994A patent/JPH07278501A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101078535B1 (ko) | 아크릴계 접착제를 제조하기 위한 다단계 조사법 | |
JP4686862B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物及び粘着シート | |
EP0772655A1 (en) | Acrylic syrup curable to a crosslinked viscoelastomeric material | |
US5180756A (en) | Agents curable by ultraviolet radiation | |
JP2988549B2 (ja) | 両面粘着テープの製造方法 | |
JP2006299017A (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物及びそれを用いてなる粘着シート状物 | |
EP0674687B1 (en) | Multilayer foamed pressure sensitive adhesive agent and method for production thereof | |
WO2001004228A1 (en) | Pressure-sensitive adhesive film being easy to peel | |
JP2000073025A (ja) | 粘着テープ及びその製造方法 | |
JP5004633B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型粘着組成物 | |
JPH0733832A (ja) | 光重合性組成物及び粘弾性製品の製造方法 | |
JPH11152457A (ja) | アクリル系粘着テープもしくはシート | |
JPH07278500A (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物 | |
JPH07278502A (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ | |
JPH07278501A (ja) | 紫外線硬化型粘着剤組成物及び両面粘着テープ | |
JP5064873B2 (ja) | 活性エネルギー線硬化型粘着組成物 | |
JP2862453B2 (ja) | 両面粘着テープ及びその製造方法 | |
JP2002012629A (ja) | 重合性組成物、粘着剤、粘着テープ及び粘着シート | |
JPH09316114A (ja) | 光重合性組成物及びアクリル系粘着剤 | |
JPH1165130A (ja) | パターン状硬化樹脂層の形成方法 | |
JPH07330815A (ja) | 光重合方法及びこの反応に用いる光重合装置 | |
JPH08157781A (ja) | 粘着部材の製造方法 | |
JP2000073026A (ja) | 粘着テープ及びその製造方法 | |
JPH09263744A (ja) | アクリル系粘着剤組成物及び粘着テープ | |
JP2004107650A (ja) | 剥離性接着剤組成物 |