JPH07278079A - N−長鎖アシルアミノ酸又はその塩の製造法 - Google Patents

N−長鎖アシルアミノ酸又はその塩の製造法

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JPH07278079A
JPH07278079A JP6855094A JP6855094A JPH07278079A JP H07278079 A JPH07278079 A JP H07278079A JP 6855094 A JP6855094 A JP 6855094A JP 6855094 A JP6855094 A JP 6855094A JP H07278079 A JPH07278079 A JP H07278079A
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Yohei Kaneko
洋平 金子
Toru Tsutsumi
徹 堤
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色相が良好で、品質がよく、また工業的に生
産効率がよいN−長鎖アシルアミノ酸又はその塩の製造
法の提供。 【構成】 脂肪酸クロライド(1) と、アミノニトリル
(2) を反応させ、アミドニトリル(3) を得、次いで加水
分解し、N−長鎖アシルアミノ酸又はその塩を製造する
方法において、脂肪酸クロライド(1) として、三塩化リ
ンと脂肪酸を反応させるか、あるいは塩化カルボニルと
脂肪酸を反応させた後、蒸留して得られる蒸留脂肪酸ク
ロライドを用いる。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、R1CO- はC8-22 の脂肪酸残基、R2は H又はC1-3
のアルキル基、R3はC1-5のアルキレン基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−長鎖アシルアミノ
酸又はその塩の製造法に関し、詳しくは、工業的に生産
効率が良く、また純度が高く、色相も良好なN−長鎖ア
シルアミノ酸又はその塩の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】N−長鎖アシルアミノ酸及びその塩は優
れた界面活性作用や静菌作用等を有し、低刺激性である
ことから様々な分野において用いられている。従来、N
−長鎖アシルアミノ酸塩の製造法としては、アルカリ物
質存在下アミノ酸と脂肪酸ハライドを反応させるショッ
テン−バウマン(Schotten-Baumann)反応が知られてお
り、種々の改良方法も開示されている(特公昭46−8
685号、特公昭51−38681号、特開平4−36
8378号、特開平5−70418号各公報)。またさ
らに、上記反応により得られた塩を強酸で複分解し、N
−長鎖アシルアミノ酸を得る反応も知られている。これ
らの反応の反応式を以下に示す。
【0003】
【化6】
【0004】(式中、RCO-は長鎖アシル基、R'は炭素数
1〜5のアルキレン基、M は陽イオンを示す。) しかし、ショッテン−バウマン反応又はその改良法を用
いた場合、いずれにしても原料としてアミノ酸を用いる
必要があり、それは工業的に入手するには高価である等
の欠点があり、工業生産に適した製造法の開発が望まれ
ている。
【0005】一方、本発明者らは、これら問題を解決す
るために、アミノ酸の代わりに安価な原料であるアミノ
ニトリルを利用することにより、安価で、N−長鎖アシ
ルアミノ酸が製造できることを見出した。即ち、下記反
応式で示されるように、一般式(2) で表されるアミノニ
トリル(以下アミノニトリル(2) と略記する)を、一般
式(6) で表される脂肪酸低級アルキルエステル(以下脂
肪酸低級アルキルエステル(6)と略記する)又は一般式
(1)で表される脂肪酸クロライド(以下脂肪酸クロライ
ド(1) と略記する)と反応させ、一般式(3) で表される
アミドニトリル(以下アミドニトリル(3) と略記する)
を得、これを塩基性物質により加水分解することにより
一般式(4) で表されるN−長鎖アシルアミノ酸塩(以下
N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) と略記する)を得る方法
を見いだし、既に特許出願した(特願平5−26616
6号,特願平6−40778号)。
【0006】
【化7】
【0007】(式中、R1CO- は炭素数8〜22の飽和又は
不飽和の脂肪酸残基を示し、R2は Hあるいは炭素数1〜
3の直鎖又は分岐のアルキル基を示し、R3は炭素数1〜
5の直鎖又は分岐のアルキレン基を示し、R4は炭素数1
〜4のアルキル基を示し、M は陽イオンを示す。) しかし、アミノニトリル(2) と脂肪酸低級アルキルエス
テル(6) との反応では、塩基性触媒の存在下収率よくア
ミドニトリル(3) が得られるが、着色が著しく、蒸留、
再結晶等の精製工程が必要である。精製工程は設備的な
負荷があり、工業的に有利な方法とは言えない。また、
アミノニトリル(2) と脂肪酸クロライド(1) との反応お
ける脂肪酸クロライド(1) としては、塩素化剤として安
価で製造容易な三塩化リンや塩化カルボニル(ホスゲ
ン)等を用い、これらと脂肪酸から工業的に製造したも
のが用いられている。しかし、例えば三塩化リンを原料
として製造された脂肪酸クロライド(1) をそのまま用い
てアミノニトリル(2) のアシル化を行う場合、脂肪酸ク
ロライド(1) 中には微量の無機又は有機のリン化合物が
含まれているため、反応性を維持するには反応に過剰の
アルカリ物質が必要となる。そして、これを中和するこ
とにより生じる塩のため反応系が増粘する。また、この
微量の無機又は有機のリン化合物を含有したままアミノ
ニトリル(3) を塩基性物質により加水分解すると得られ
るN−長鎖アシルアミノ酸塩(4) 中には微量の無機又は
有機のリン化合物が含まれているため、このようなN−
長鎖アシルアミノ酸塩(4) を水溶液にすると、リン化合
物が原因と思われる経時的な色相悪化現象、濁り、沈澱
等を生じて、著しく品質を損なうといった欠点がある。
また、塩化カルボニルを原料として脂肪酸クロライド
(1) を製造した場合、高い反応温度を必要とし、そのた
め得られる脂肪酸クロライド(1) の色相が悪くなるとい
う欠点があり、この様な脂肪酸クロライド(1) を用いて
N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) を製造するとやはり色相
が良くないという欠点があった。
【0008】従って、脂肪酸クロライド(1) とアミノニ
トリル(2) から、色相が良好で、高品質なN−長鎖アシ
ルアミノ酸塩(4) を工業的に効率良く生産できる方法の
開発が望まれていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、色相
が良好で、品質がよく、また工業的に生産効率がよいN
−長鎖アシルアミノ酸又はその塩の製造法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、脂肪酸クロライド(1) とアミノニトリル(2)か
らN−長鎖アシルアミノ酸又はその塩を製造するに際
し、脂肪酸クロライド(1) として、三塩化リンと脂肪酸
を反応させた後、蒸留して得られる蒸留脂肪酸クロライ
ド、あるいは塩化カルボニルと脂肪酸を反応させた後、
蒸留して得られる蒸留脂肪酸クロライドを用いることに
より上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完
成した。
【0011】即ち、本発明は、脂肪酸クロライド(1)
と、アミノニトリル(2) を塩基性物質の存在下反応さ
せ、アミドニトリル(3) を得、次いで塩基性物質の存在
下加水分解し、N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) を製造す
る方法において、脂肪酸クロライド(1) として、三塩化
リンと脂肪酸を反応させた後、蒸留して得られる蒸留脂
肪酸クロライド、あるいは塩化カルボニルと脂肪酸を反
応させた後、蒸留して得られる蒸留脂肪酸クロライドを
用いることを特徴とする、N−長鎖アシルアミノ酸塩の
製造法を提供するものである。
【0012】また、本発明は、上記の製造法で得られた
N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) の水溶液を鉱酸でpH1
〜5に調整し、得られたN−長鎖アシルアミノ酸を分離
することを特徴とする、一般式(5) で表されるN−長鎖
アシルアミノ酸(以下N−長鎖アシルアミノ酸(5) と略
記する)の製造法を提供するものである。
【0013】
【化8】
【0014】(式中、R1, R2及びR3は前記の意味を示
す。) 以下、本発明を詳細に説明する。本発明で用いられる脂
肪酸クロライド(1) としては、直鎖又は分岐の炭素数8
〜22、好ましくは炭素数12〜18の飽和又は不飽和の脂肪
酸クロライドであればいずれでもよく、具体的には、ラ
ウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等
の単一組成の脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混
合脂肪酸の酸クロライド等が挙げられる。本発明の方法
においては、この脂肪酸クロライド(1) として三塩化リ
ンと脂肪酸を反応させた後、蒸留して得られる蒸留脂肪
酸クロライド(以下蒸留脂肪酸クロライド(1-1) と略記
する)、あるいは塩化カルボニルと脂肪酸を反応させた
後、蒸留して得られる蒸留脂肪酸クロライド(以下蒸留
脂肪酸クロライド(1-2) と略記する)を用いる。蒸留脂
肪酸クロライド(1-1) は、例えば脂肪酸に1〜2倍当量
の三塩化リンを50〜70℃で 0.5〜2時間かけて滴下し、
1〜5時間熟成した後、約1〜24時間静置して下層の亜
リン酸を除去後、通常の減圧蒸留等により蒸留すること
により得られる。蒸留に際しては、バッチ式又は連続式
のいずれを採用しても差し支えない。また蒸留脂肪酸ク
ロライド(1-2) は、例えば脂肪酸に当量以上の塩化カル
ボニルを無触媒又は触媒の存在下、60〜160 ℃で約2〜
6時間反応させ、得られた粗脂肪酸クロライドを50〜20
0 ℃で常圧〜1mmHgの条件で蒸留することにより得られ
る。ここで用いられる触媒としてはジメチルホルムアミ
ド、第4級アンモニウム塩等が挙げられる。また蒸留に
際しては、バッチ式又は連続式のいずれを採用しても差
し支えない。
【0015】本発明においては、このようにして得られ
た蒸留脂肪酸クロライド(1-1) 又は(1-2) を、まず塩基
性物質の存在下アミノニトリル(2) と反応させる。この
反応を以下アミド化という。本発明で用いられるアミノ
ニトリル(2) 中のR2は、H 或いは炭素数1〜3の直鎖又
は分岐のアルキル基、R3は炭素数1〜5の直鎖又は分岐
のアルキレン基であるが、好ましくはR2としては H又は
CH3-、R3としては-CH2CH2-である。アミノニトリル(2)
の具体例としては、
【0016】
【化9】
【0017】等が挙げられ、より好ましくはH2NCH2CH2C
N である。これらは何れの方法で製造されたものであっ
てもよいが、例えばH2NCH2CH2CNならばアンモニアとア
クリロニトリルから安価に製造することができる(特開
昭48−99116号、特公昭52−27138号各公
報、化学技術誌MOL, 20, 57(1982)) 。
【0018】本発明のアミド化で用いられる塩基性物質
としては、塩基性を示すものならいずれでもよいが、取
り扱いの容易さ、価格等の点よりアルカリ金属あるいは
アルカリ土類金属等の水酸化物、炭酸塩又は重炭酸塩が
好ましい。これらは2種類以上混合して使用することも
可能である。塩基性物質はいずれの量でもアミドニトリ
ル(3) を得ることは可能であるが、好ましくはアミノニ
トリル(2) に対し0.9 〜5.0 当量である。なお、アミド
ニトリル(3) を単離するのであれば、 0.9〜3.0 当量が
特に好ましい。また、ここで得たアミドニトリル(3) を
単離することなく、塩基性物質の存在下加水分解し、N
−長鎖アシルアミノ酸塩(4) を得るのであれば、加水分
解に使用する塩基性物質をあらかじめアミド化時に添加
することもできる。この場合、塩基性物質の量はアミノ
ニトリル(2) に対し、 2.0〜5.0 当量である。
【0019】アミド化の反応温度は0〜100 ℃の範囲が
好ましい。特に高純度品が目的の時は0〜50℃で、高濃
度で反応を行いたい時は融解する温度〜100 ℃で行うの
がよい。この反応は一般に水を溶媒として使用するが、
トルエン、ベンゼン、アセトン、テトラヒドロフラン等
の有機溶剤を併用することも可能である。このようにし
て得られたアミドニトリル(3) は、、蒸留、再結晶等の
方法で精製することも可能であるが、精製せずに、同一
容器内でそのまま加水分解し、N−長鎖アシルアミノ酸
塩(4) を得ると設備的にも有利である。
【0020】上記のようにして得られたアミドニトリル
(3) を塩基性物質の存在下加水分解することによりN−
長鎖アシルアミノ酸塩(4) が得られる。一般式(4) にお
いて、R2がH 又はCH3-であり、R3が -CH2CH2- のものが
好ましく、特にR2がH であり、R3が -CH2CH2- のものが
好ましい。M で示される陽イオンとしてはナトリウム、
カリウム、トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0021】アミドニトリル(3) の加水分解は、アミド
基を保持しつつシアノ基のみ加水分解する条件を選ぶ必
要がある。酸を触媒とした場合、加水分解の中間体であ
るジアミドの生成は認められるものの、N−長鎖アシル
アミノ酸塩は殆ど生成しない。また、アミド基の加水分
解物である長鎖脂肪酸の生成も顕著であり、酸性触媒は
本発明には使用できない。一方、塩基性物質を触媒とし
て用いた場合、原因は明らかではないが、アミドニトリ
ルの消失速度は酸に比べ著しく早く、またアミド基の分
解は僅かである。ここで塩基性物質としては、アルカリ
金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩或いは重
炭酸塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、より
好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである。
塩基性物質の量はアミドニトリル(3) に対し 0.9当量以
上が必要である。0.9 当量より少ないと下記反応式に示
した加水分解中間体であるジアミドの含量が増えてしま
い目的物であるN−長鎖アシルアミノ酸塩(4) の純度が
低下してしまう。 0.9当量以上あれば、純度よく、N−
長鎖アシルアミノ酸塩(4) が得られる。更に塩基性物質
の量を増やし、アミドニトリル(3) に対し 2.0当量より
多くなると、生成したN−長鎖アシルアミノ酸塩(4) の
加水分解速度が増し、純度低下の原因となる。従って、
塩基性物質の量は 0.9〜2.0 当量の範囲が好ましい。
【0022】
【化10】
【0023】(式中、R1, R2, R3及びM は前記の意味を
示す。) アミドニトリル(3) の加水分解の反応温度は60〜110 ℃
の範囲が適当であり、60℃より低温だと加水分解に長時
間かけなければならず、工業的に不利である。また、 1
10℃より高いと反応圧力が増し、耐圧の設備が必要にな
る。このような条件を兼ね備えることにより、高品質の
N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) を含む水溶液を工業的に
有利に製造することが可能となった。このようにして得
られたN−長鎖アシルアミノ酸塩は用途によってはその
まま使用することも可能であるが、要すれば、晶析、カ
ラムクロマトグラフィー、溶剤洗浄等、通常の精製方法
により、より高純度のものとすることができる。
【0024】N−長鎖アシルアミノ酸(5) は、上記のよ
うにして得られたN−長鎖アシルアミノ酸塩(4) の水溶
液を鉱酸でpH1〜5に調整し、得られたN−長鎖アシル
アミノ酸を分離することにより得られる。一般式(5) に
おいて、R2がH 又はCH3-であり、R3が -CH2CH2- のもの
が好ましく、特にR2がH であり、R3が -CH2CH2- のもの
が好ましい。
【0025】N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) からN−長
鎖アシルアミノ酸(5) への変換は特に困難はなく、硫
酸、塩酸、リン酸等の鉱酸でpHを1〜5に調整すれば良
い。即ち、N−長鎖アシルアミノ酸塩(4) を含む水溶液
に、攪拌しながら鉱酸を加えpHを1〜5に調整するとよ
い。ここでの温度は特に規定されない。
【0026】このようにして得られたN−長鎖アシルア
ミノ酸を晶析分離等の方法により分離すればよいわけで
あるが、結晶を濾過分離する工程は特別の設備を必要と
する上、結晶内に取り込まれた不純物の洗浄にさらに多
量の洗浄水が必要となる等の欠点がある。従って、N−
長鎖アシルアミノ酸の分離法としては、N−長鎖アシル
アミノ酸の融解状態下で、水層とN−長鎖アシルアミノ
酸を含む有機層に分層し、次いで有機層より該N−長鎖
アシルアミノ酸を分離取得する分層処理法が特に好まし
い。
【0027】水層とN−長鎖アシルアミノ酸を含む有機
層とを分層するための温度条件は、N−長鎖アシルアミ
ノ酸が融解している温度であれば良いが、通常、室温か
ら100 ℃の間で行われる。100 ℃を越えると、水の沸点
を越すため、加圧下での分層が必要となり多額の設備費
用が必要となり、不利である。なお、N−長鎖アシルア
ミノ酸が融解している状態とは、流動性を保ち液状化し
ている状態をいう。分層を該N−長鎖アシルアミノ酸の
融点以上の温度で実施することはもちろん可能である
が、該N−長鎖アシルアミノ酸は含水すると融点以下の
温度でも融解するため、比較的低温でも分層が実施でき
る利点がある。この融解物と水との混合物を静置すれば
通常容易に分層するが、分層性が悪い場合、例えば硫酸
ナトリウム、塩化ナトリウム等の無機塩を添加し、改善
することも可能である。分層したものより水層を分離
し、N−長鎖アシルアミノ酸が得られる。更に純度を上
げるために、上記のような分層処理を2回以上繰り返す
こともできる。なお、分層処理はバッチ式、連続式のい
ずれを採用しても差し支えない。
【0028】上記のような分層処理を実施して得られる
有機層は、水分を含んだN−長鎖アシルアミノ酸である
が、これを乾燥する方法は特に困難ではない。例えば、
真空加熱により乾燥する方法、空気、窒素等の気体で置
換しながら乾燥する方法、冷却固化後、粉砕して乾燥す
る方法、又は噴霧乾燥する方法等である。また、該N−
長鎖アシルアミノ酸を、例えばナトリウム、カリウム、
トリエタノールアミン等のN−長鎖アシルアミノ酸塩水
溶液として用いる場合のように、特に乾燥したN−長鎖
アシルアミノ酸が必要ない場合、上記のような分層処理
を実施して得られる水分を含んだN−長鎖アシルアミノ
酸をそのまま使用できる。また、噴霧冷却、転動造粒等
を行うことにより、水分を持ったまま微粒化することも
可能である。
【0029】上記のような本発明の製造方法によって得
られたN−長鎖アシルアミノ酸(5)は、必要に応じて常
法により無機塩又は有機塩へと変換することにより、界
面活性剤等の分野において幅広く利用することができる
ものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、低刺激性活
性剤等として極めて有用なN−長鎖アシルアミノ酸又は
その塩を、安価な原料を用い、色相良好で、品質良く工
業的に有利に製造することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。尚、例中の%は特記しない限り重量基準である。
【0032】製造例1 ラウリン酸3000g(15モル) を50℃で溶解させ、三塩化リ
ン 1030g(7.5モル) を約2時間かけて添加した後、50〜
60℃で約1時間攪拌した。反応後、50℃で24時間静置し
た後、下層の亜リン酸を除去し、粗ラウリン酸クロライ
ド3331gを得た。このものは、遊離脂肪酸 1.6%、リン
分 1.1%、純度93.5%であった。この粗ラウリン酸クロ
ライド1500gをガラス製蒸留装置で減圧蒸留し、1400g
の蒸留ラウリン酸クロライドを得た。このものは、遊離
脂肪酸 0.2%、リン分0.04%、純度99.6%であった。
【0033】製造例2 ラウリン酸1000g(5モル)を溶解して 100〜 110℃に
保ちつつ、塩化カルボニルを 200g/時の速さで吹き込
み、4時間反応を行った。反応後、同温度で減圧下、窒
素ガスを20リットル/時の速さで約1時間通し、過剰の
塩化カルボニルを除去して、粗ラウリン酸クロライドを
得た。このものの色相はガードナー(以下G)10であ
り、また遊離脂肪酸 1.5%、純度98.0%であった。この
粗ラウリン酸クロライドをガラス製蒸留装置で減圧蒸留
し、1060gの蒸留ラウリン酸クロライドを得た。このも
のは、色相APHA20、遊離脂肪酸0.15%、純度99.8
%であった。
【0034】実施例1 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g(0.
56モル) 、イオン交換水 750gを仕込み攪拌した。系内
温度を20℃に保ちながら、製造例1で得られた蒸留ラウ
リン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%NaOH
水溶液 113.5g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下し
た。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノプ
ロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−β
−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグラ
フィーにより定量したところ、12.3%であり、ラウリン
酸クロライドに対するモル収率は97%であった。ここで
得たスラリーに20%NaOH水溶液 112.0g(0.56モル)
を添加し、90℃で15時間反応させた結果、12.2%のN−
ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩水溶液が得ら
れ、ラウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−ラ
ウロイル−β−アラニンナトリウム塩への変換率は95モ
ル%であった。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル) を
70℃で1時間かけて滴下し、pHを1にした。これを同
温度で1時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニン
の結晶を含むスラリーを得た。これを減圧濾過後、得ら
れたケークを70℃の温水 500gで洗浄し、減圧乾燥し
た。得られた結晶の収量は137.1gであった。純度93%、
ラウリン酸6%であった。
【0035】実施例2 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g(0.
56モル) 、イオン交換水720.4gを仕込み攪拌した。系内
温度を20℃に保ちながら、製造例1で得られた蒸留ラウ
リン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%KOH水
溶液 143.1g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下し
た。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノプ
ロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−β
−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグラ
フィーにより定量したところ、12.3%であり、ラウリン
酸クロライドに対するモル収率は97%であった。ここで
得たスラリーに20%KOH水溶液 112.0g(0.56モル) を
添加し、90℃で15時間反応させた結果、12.4%のN−ラ
ウロイル−β−アラニンカリウム塩水溶液が得られ、ラ
ウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−ラウロイ
ル−β−アラニンカリウム塩への変換率は95モル%であ
った。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル) を70℃で1
時間かけて滴下し、pHを1にした。これを同温度で1
時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニンの結晶を
含むスラリーを得た。これを85℃に昇温すると、N−ラ
ウロイル−β−アラニンが融解した。90℃で15分間静置
すると、有機層と水層に分層した。有機層を分離し、含
水N−ラウロイル−β−アラニンを 152.4g得た。これ
を真空加熱(120℃、200mmHg)により乾燥し、 134.1gの
N−ラウロイル−β−アラニンを得た。純度95%、ラウ
リン酸6%であった。
【0036】実施例3 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g(0.
56モル) 、イオン交換水 750gを仕込み攪拌した。系内
温度を20℃に保ちながら、製造例2で得られた蒸留ラウ
リン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%NaOH
水溶液 113.5g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下し
た。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノプ
ロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−β
−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグラ
フィーにより定量したところ、12.3%であり、ラウリン
酸クロライドに対するモル収率は97%であった。ここで
得たスラリーに20%NaOH水溶液 112.0g(0.56モル)
を添加し、90℃で15時間反応させた結果、12.2%のN−
ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩水溶液が得ら
れ、ラウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−ラ
ウロイル−β−アラニンナトリウム塩への変換率は95モ
ル%であった。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル) を
70℃で1時間かけて滴下し、pHを1にした。これを同
温度で1時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニン
の結晶を含むスラリーを得た。これを減圧濾過後、得ら
れたケークを70℃の温水 500gで洗浄し、減圧乾燥し
た。得られた結晶の収量は 137.1gであった。純度93
%、ラウリン酸6%であった。
【0037】実施例4 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g(0.
56モル) 、イオン交換水 720.4gを仕込み攪拌した。系
内温度を20℃に保ちながら、製造例2で得られた蒸留ラ
ウリン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%KOH
水溶液 143.1g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下し
た。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノプ
ロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−β
−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグラ
フィーにより定量したところ、12.3%であり、ラウリン
酸クロライドに対するモル収率は97%であった。ここで
得たスラリーに20%KOH水溶液 112.0g(0.56モル) を
添加し、90℃で15時間反応させた結果、12.4%のN−ラ
ウロイル−β−アラニンカリウム塩水溶液が得られ、ラ
ウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−ラウロイ
ル−β−アラニンカリウム塩への変換率は95モル%であ
った。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル) を70℃で1
時間かけて滴下し、pHを1にした。これを同温度で1
時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニンの結晶を
含むスラリーを得た。これを85℃に昇温すると、N−ラ
ウロイル−β−アラニンが融解した。90℃で15分間静置
すると、有機層と水層に分層した。有機層を分離し、含
水N−ラウロイル−β−アラニンを 152.4g得た。これ
を真空加熱(120℃、200mmHg)により乾燥し、 134.1gの
N−ラウロイル−β−アラニンを得た。純度95%、ラウ
リン酸6%であった。
【0038】比較例1 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g
(0.56モル) 、イオン交換水 750gを仕込み攪拌した。
系内温度を20℃に保ちながら、製造例1で得られた粗ラ
ウリン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%NaO
H水溶液 113.5g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下
した。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノ
プロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−
β−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグ
ラフィーにより定量したところ、11.5%であり、ラウリ
ン酸クロライドに対するモル収率は91%であった。ここ
で得たスラリーに20%NaOH水溶液 112.0g(0.56モ
ル) を添加し、90℃で15時間反応させた結果、11.5%の
N−ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩水溶液が得
られ、ラウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−
ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩への変換率は95
モル%であった。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル)
を70℃で1時間かけて滴下し、pHを1にした。これを
同温度で1時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニ
ンの結晶を含むスラリーを得た。これを減圧濾過後、得
られたケークを70℃の温水 500gで洗浄し、減圧乾燥し
た。得られた結晶の収量は 135.6gであった。純度85
%、ラウリン酸13%であった。
【0039】比較例2 攪拌機、冷却管、温度計を具備した2リットルの4つ口
丸底フラスコに、β−アミノプロピオニトリル40.0g
(0.56モル) 、イオン交換水 750gを仕込み攪拌した。
系内温度を20℃に保ちながら、製造例2で得られた粗ラ
ウリン酸クロライド 111.2g(0.51モル) 及び20%NaO
H水溶液 113.5g(0.51モル) を同時に1時間かけて滴下
した。同温度で1時間熟成し、ラウロイル−β−アミノ
プロピオニトリルを含むスラリーを得た。ラウロイル−
β−アミノプロピオニトリルの含有量を液体クロマトグ
ラフィーにより定量したところ、11.9%であり、ラウリ
ン酸クロライドに対するモル収率は94%であった。ここ
で得たスラリーに20%NaOH水溶液 112.0g(0.56モ
ル) を添加し、90℃で15時間反応させた結果、11.9%の
N−ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩水溶液が得
られ、ラウロイル−β−アミノプロピオニトリルのN−
ラウロイル−β−アラニンナトリウム塩への変換率は95
モル%であった。更にここに35%塩酸87.6g(0.84モル)
を70℃で1時間かけて滴下し、pHを1にした。これを
同温度で1時間熟成して、N−ラウロイル−β−アラニ
ンの結晶を含むスラリーを得た。これを減圧濾過後、得
られたケークを70℃の温水 500gで洗浄し、減圧乾燥し
た。得られた結晶の収量は 136.1gであった。純度88
%、ラウリン酸11%であった。
【0040】試験例 実施例1〜4及び比較例1〜2で製造したN−ラウロイ
ル−β−アラニン15gを、トリエタノールアミン15gの
水70g水溶液に加え、室温で1時間攪拌し、色相及び溶
解性を評価した。結果を表1に示す。溶解性は、10℃に
おける外観を下記基準により肉眼で判定し、評価した。 ○:透明 ×:結晶が析出し、不透明又は沈澱物あり
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から明らかなように、本発明方
法により製造したものは、色相及び溶解性のいずれも優
れていた。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、R1CO- は炭素数8〜22の飽和又は不飽和の脂肪
    酸残基を示す。)で表される脂肪酸クロライドと、一般
    式(2) 【化2】 (式中、R2は Hあるいは炭素数1〜3の直鎖又は分岐の
    アルキル基を示し、R3は炭素数1〜5の直鎖又は分岐の
    アルキレン基を示す。)で表されるアミノニトリルを塩
    基性物質の存在下反応させ、一般式(3) 【化3】 (式中、R1, R2及びR3は前記の意味を示す。)で表され
    るアミドニトリルを得、次いで塩基性物質の存在下加水
    分解し、一般式(4) 【化4】 (式中、R1, R2及びR3は前記の意味を示し、 Mは陽イオ
    ンを示す。)で表されるN−長鎖アシルアミノ酸塩を製
    造する方法において、一般式(1) で表される脂肪酸クロ
    ライドとして、三塩化リンと脂肪酸を反応させた後、蒸
    留して得られる蒸留脂肪酸クロライドを用いることを特
    徴とする、N−長鎖アシルアミノ酸塩の製造法。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1) で表される脂肪酸クロラ
    イドと、前記一般式(2) で表されるアミノニトリルを塩
    基性物質の存在下反応させ、前記一般式(3)で表される
    アミドニトリルを得、次いで塩基性物質の存在下加水分
    解し、前記一般式(4) で表されるN−長鎖アシルアミノ
    酸塩を製造する方法において、一般式(1) で表される脂
    肪酸クロライドとして、塩化カルボニルと脂肪酸を反応
    させた後、蒸留して得られる蒸留脂肪酸クロライドを用
    いることを特徴とする、N−長鎖アシルアミノ酸塩の製
    造法。
  3. 【請求項3】 R2が H又はCH3-であり、R3が -CH2CH2-
    である請求項1又は2記載のN−長鎖アシルアミノ酸塩
    の製造法。
  4. 【請求項4】 塩基性物質がアルカリ金属あるいはアル
    カリ土類金属の水酸化物、炭酸塩又は重炭酸塩である請
    求項1又は2記載のN−長鎖アシルアミノ酸塩の製造
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の製造法で得られた
    一般式(4) で表されるN−長鎖アシルアミノ酸塩の水溶
    液を鉱酸でpH1〜5に調整し、得られたN−長鎖アシ
    ルアミノ酸を分離することを特徴とする、一般式(5) で
    表されるN−長鎖アシルアミノ酸の製造法。 【化5】 (式中、R1, R2及びR3は前記の意味を示す。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009320A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Ajinomoto Co., Inc. 粉体状n-長鎖アシルアミノ酸またはその塩の製造方法、粉体状n-長鎖アシルアミノ酸またはその塩、及び洗顔パウダー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006009320A1 (ja) * 2004-07-23 2006-01-26 Ajinomoto Co., Inc. 粉体状n-長鎖アシルアミノ酸またはその塩の製造方法、粉体状n-長鎖アシルアミノ酸またはその塩、及び洗顔パウダー

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