JPH07277748A - ガラスセル成形用内型 - Google Patents

ガラスセル成形用内型

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JPH07277748A
JPH07277748A JP9795994A JP9795994A JPH07277748A JP H07277748 A JPH07277748 A JP H07277748A JP 9795994 A JP9795994 A JP 9795994A JP 9795994 A JP9795994 A JP 9795994A JP H07277748 A JPH07277748 A JP H07277748A
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JP
Japan
Prior art keywords
molding
glass
inner mold
glass cell
mold
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Withdrawn
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JP9795994A
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English (en)
Inventor
Mamoru Fujimura
守 藤村
Yasuhiro Yoneda
靖弘 米田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/049Re-forming tubes or rods by pressing

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラスセルを成形した際の成形面とガラスと
の離型性が良く、ガラスセルから成形用内型が抜け易
く、かつヒートショックに対する優れた耐久性を得る。 【構成】 上下動自在に支持された成形用内型1の軸2
には内型4が圧入されている。内型4の成形面4a〜e
は軸2に圧入された後、研磨にて鏡面と平行とを出し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学分析装置に使用さ
れる角形ガラスセルに係わり、特に水質および体液等の
液体分析に使用する液体分析装置用の角形ガラスセル成
形用内型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体分析装置には分光分析セン
サーが装備されており、その分光分析センサーでガラス
セルに入った資料を分析するためには、光の屈折の影響
を避けるために2面が平行で傷やくもり等の無い平滑な
面を持ったガラスセルが要求される。従来、ガラスセル
の製造には4枚の平面ガラスを張り合わせる等の方法が
用いられていた。しかし、この方法では資料をガラスセ
ルにいれた際に、張り合わせたガラスの四隅部内面に毛
細管現象が起こり、試料が安定しない等の欠点があっ
た。
【0003】因って、近年は円形ガラスパイプを加熱成
形して角形ガラスセルを製造することが考えられてい
る。この方法では、ガラスセルの内側に金型が必要であ
るが、成形後にガラスセルから金型を取り出す際、金型
の線膨張率がガラスより小さいとガラスセルから抜けな
くなってしまうため、ガラスより線膨張率が大きい材料
で金型を作ることが要求される。
【0004】上記要求を満たすべく、例えば特公平3−
69852号公報においては、炭素工具鋼から成る金型
に窒化チタン等のチタン化合物をコーティングする発明
が提案されている。上記発明は、図7に示す様に、ガラ
スセル71の開口部からガラスセル71よりも線膨張率
の大きな金型72を遊嵌した後、ガラスセル71と金型
72とを加熱しながらガラスセル71の内壁と金型72
の外周との間隔73を吸引74して減圧することにより
成形する(図8参照)。次に、成形されたガラスセル7
6と金型72とを冷却すると、金型72の外周は線膨張
率の違いによりガラスセル76の内周よりも小さくな
る。これを確認してから、金型72をガラスセル76よ
り軸75を駆動することで引き抜いて成形を完了する
(図9参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記特公平
3−69852号公報に記載される金型においては、以
下の様な欠点がある。すなわち、ガラスの軟化点温度付
近では多くの材料はガラスとの親和性のため、成形時に
型へガラスが焼きついてしまう可能性が高い。さらに、
窒化チタン等のコーティング被膜を用いた場合は、コー
ティング素材と金型の基材との線膨張率の違いからコー
ティング被膜の膜剥離等が生じやすい。
【0006】請求項1に係わる本発明の目的は、ガラス
セルを成形する際に、耐久性に優れて成形後にガラスセ
ルから抜けやすく、かつガラスとの離型性の良いガラス
セル成形用内型を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ガ
ラスよりも線膨張率の大きな材料から成る軸に少なくと
も一組の平行に向かい合う面を形成し、該面のそれぞれ
に案内溝を形成するとともに、該案内溝に成形面を有し
てガラスとの離型性に優れた材料から成る内型を圧入し
て構成したことを特徴とするものである。
【0008】請求項1に係わる作用は、まず線膨張率が
ガラスより大きい材料の軸を用いる。すると、ガラスセ
ルを成形した後で冷却する際に軸材がガラスセルより大
きく縮んでガラスから離型される。一般に、ヒートショ
ックに強くてガラスからの離型性が良い材料は線膨張率
の小さいセラミックが多い。この材料をそのまま型に用
いると、ガラスセルから離型出来なかったり、離型の際
にガラスセルと型との隙間が狭いために成形した面の内
壁を傷つけたり、破損したりする恐れがある。そこで、
線膨張率の大きい軸に離型性の良い内型を組み込んで全
体の線膨張率がガラスのそれよりも大きくなるように
し、型をガラスセルから抜け易くする。さらに、ガラス
と接触する部分を離型性の良い材料で作られた成形面の
みにしてガラスから離型しやすくしている。
【0009】
【実施例1】図1〜図4は本実施例を示し、図1は横断
面図、図2は縦断面図、図3および図4は成形されたガ
ラスセルの縦断面図および横断面図である。1は成形用
内型で、この成形用内型1は上下動自在に支持されてい
る。成形用内型1の軸2はステンレス材(SUS310
S)で形成され、略四角柱形状に形成されている。軸2
の外側面にはそれぞれ案内溝3a〜dが形成されてお
り、案内溝3a〜dのそれぞれは対向する案内溝3a〜
dと平行に形成されている。また、軸2の底部にも案内
溝3eが形成されている。そして、上記各案内溝3a〜
eのそれぞれには内型4が圧入されている。内型4はS
iC材で形成され、鏡面に仕上げられた成形面4a〜e
がそれぞれ設けられている。成形面4a〜eは内型4を
軸2に圧入した後に研磨して鏡面と平行とを出した。
【0010】以下、本実施例の作用を説明する。本実施
例では、ガラスセル5はBSL7の材質で形成されてい
る。また、成形前のガラスセル5として成形される部分
が予め4角形に近い形に作られているものを使用した。
成形用内型1の寸法は4×4mm、ガラスセル5の内径は
4.5×4.5mmである。まず、供給装置(図示省略)
により所定の位置に固定され、軟化点温度付近まで加熱
されている。ガラスセル5の開口部5aから成形用内型
1がサーボモータ等の駆動装置(図示省略)によって挿
入される。その後、ガラスセル5の外側からサーボモー
タ等の駆動装置(図示省略)で駆動される外型6により
内型4の成形面4a〜4eへ5方向からガラスを同時に
押圧する事でガラスセル5を所定の形状に成形する。成
形後、成形用内型1とガラスセル5とを冷却すると、軸
2の寸法が収縮してガラスセル7の内壁から内型4が離
型する。離型を確認した後、前記した駆動装置によりガ
ラスセル7の開口部7aから成形用内型1を引き出して
成形工程を終了する。
【0011】
【表1】
【0012】上記表1は各部品の材質における線膨張率
を示すもので、本実施例のガラスセル5をガラスセルA
として、他の材質(商品名:パイレックス(株)岩城ガ
ラス製)から成るガラスセルをガラスセルBとして表示
している。この表1から解る様に、軸2はガラスセル5
の線膨張率よりも大きい。従って、成形後に成形用内型
1が冷却された際の軸2の収縮量はガラスセル5の収縮
量より大きくなるため、内型4とガラスセル5の内壁と
の間に隙間が出来、成形用内型1が抜き易くなる。
【0013】案内溝3a〜dはそれぞれ対向する案内溝
3a〜3dと平行に作る事で内型4の平行精度を出し易
くしている。また、案内溝3a〜dは軸2の底部に到達
する前で止まっているので内型4がガタついて脱落する
恐れはない。内型4の材料に用いたSiCはガラスとの
離型性がよいため、内型4はガラスと焼き付き難く、ま
たヒートショックに対する耐久性も良い。軸2の内型4
に覆われていない部分はガラスが接触すると焼き付き易
いが、本実施例では内型4の形状と近い形に作られたガ
ラスセルを用いて予めガラスの変形量を予測しておく事
で内型4の成形面4a〜e以外へのガラスの接触を回避
している。
【0014】本実施例によれば、成形したガラスセルか
ら成形用内型1をスムースに離型して取り出す事が出来
た。また、内型4の成形面4a〜e以外の場所にガラス
が接触して焼き付く現象はみられなかった。
【0015】尚、表1に示すガラスセルBの成形におい
ても、同様の効果を得た。また、成形後のガラスセル7
は図3および図4のような形状になった。ガラスセル7
の角の部分は成形されていないため、鋭角となって毛細
管現象が起きるような事はなかった。さらに、今回の実
験中に内型4がヒートショック等の要因により破損する
現象はみられなかった。また、軸2の材料としては、ス
テンレス以外にも炭素鋼等の様に高温に強くてガラスセ
ル5に用いたガラス材料よりも線膨張率が大きいもので
あればよく、多くの材料が使える。さらに、内型4の材
料としては、AlN,Cr2 OおよびWC等の耐熱性セ
ラミックスを用いても同様の効果が得られる。
【0016】
【実施例2】図5および図6は本実施例を示し、図5は
横断面図、図6は縦断面図である。11は成形用内型
で、この成形用内型11は上下動自在に支持されてい
る。成形用内型11の軸12はステンレス材(SUS3
10S)で形成され、略四角柱形状に形成されている。
軸12の外側面にはそれぞれ案内面12a〜dが形成さ
れており、案内面12a〜dのそれぞれは対向する案内
面12a〜dと平行に形成されている。また、軸12の
底部にも案内面12eが形成されている。
【0017】案内面12a〜eのそれぞれの中央には案
内溝13が形成されている。各案内溝13には中央に凸
起部を有する内型14がその凸起部を圧入することによ
り固定されている。内型14はSiC材で形成され、鏡
面に仕上げられた成形面14a〜eがそれぞれ設けられ
ている。成形面14a〜eは内型14を軸12に圧入し
た後に研磨して鏡面と平行とを出した。
【0018】以下、本実施例の作用を説明する。本実施
例における成形工程は、前記実施例1の成形工程と同様
であり、成形工程の説明を省略する。前記実施例1と同
様に、軸12はガラスセル5の線膨張率よりも大きい
(表1参照)。従って、成形後に成形用内型11が冷却
された際の軸12の収縮量はガラスセル5の収縮量より
大きくなるため、内型14とガラスセル5の内壁との間
に隙間が出来、成形用内型11が抜き易くなる。
【0019】案内面12a〜dはそれぞれ対向する案内
面12a〜dと平行に形成することで内型14の平行精
度を出し易くしている。また、案内面12a〜dは軸1
2の底部の手前で終わっているので内型14が脱落する
恐れはない。内型14の材料に用いたSiCはガラスと
の離型性がよいため、内型14はガラスと焼き付き難
く、またヒートショックに対する耐久性も高い。本実施
例では、前記実施例1に比較して構造的に成形面が広く
取れる。また、ガラスが内型14の成形面14a〜e以
外に回ってしまう事が少なく、成形できるガラスセルの
形状の選択範囲が広がる。さらに、内型14の成形面1
4a〜eに曲面が付いているため、成形した際にガラス
セルの内壁に鋭角が出来て毛細管現象が起こる事を防止
している。
【0020】本実施例によれば、成形したガラスセルか
ら成形用内型11をスムースに離型して取り出す事が出
来た。また、内型14の成形面14a〜e以外の場所に
ガラスが接触して焼き付く現象はみられなかった。
【0021】尚、表1に示すガラスセルBの成形におい
ても、同様の効果を得た。また、今回の実験中に内型1
4がヒートショック等の要因により破損する現象はみら
れなかった。さらに、成形されたガラスセルを使用した
際に毛細管現象は起こらなかった。また、軸12の材料
としては、ステンレス以外にも炭素鋼等の様に高温に強
くてガラスセル5に用いたガラス材料よりも線膨張率が
大きいものであればよく、多くの材料が使える。さら、
内型14の材料としては、AlN,Cr2 OおよびWC
等の耐熱性セラミックスを用いても同様の効果が得られ
る。
【0022】
【発明の効果】請求項1に係わる発明の効果は、ガラス
セルを成形した際の成形面とガラスとの離型性が良い。
また、成形用内型は成形後にガラスセルから抜け易く、
かつヒートショックに対する耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す横断面図である。
【図2】実施例1を示す縦断面図である。
【図3】実施例1を示す縦断面図である。
【図4】実施例1を示す横断面図である。
【図5】実施例2を示す横断面図である。
【図6】実施例2を示す縦断面図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
【図8】従来例を示す縦断面図である。
【図9】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 成形用内型 2 軸 4 内型 5,7 ガラスセル 6 外型
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 21/03 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスよりも線膨張率の大きな材料から
    成る軸に少なくとも一組の平行に向かい合う面を形成
    し、該面のそれぞれに案内溝を形成するとともに、該案
    内溝に成形面を有してガラスとの離型性に優れた材料か
    ら成る内型を圧入して構成したことを特徴とするガラス
    セル成形用内型。
JP9795994A 1994-04-11 1994-04-11 ガラスセル成形用内型 Withdrawn JPH07277748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9795994A JPH07277748A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ガラスセル成形用内型

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JP9795994A JPH07277748A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ガラスセル成形用内型

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JPH07277748A true JPH07277748A (ja) 1995-10-24

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JP9795994A Withdrawn JPH07277748A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ガラスセル成形用内型

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Effective date: 20010703