JPH07277525A - 搬出コンベア - Google Patents

搬出コンベア

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JPH07277525A
JPH07277525A JP6981294A JP6981294A JPH07277525A JP H07277525 A JPH07277525 A JP H07277525A JP 6981294 A JP6981294 A JP 6981294A JP 6981294 A JP6981294 A JP 6981294A JP H07277525 A JPH07277525 A JP H07277525A
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JP
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sand
earth
carry
casing pipe
conveyor
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JP6981294A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kajioka
保夫 梶岡
Hiroyuki Kubo
裕之 久保
Makoto Ichikawa
誠 市川
Hitoshi Sato
等 佐藤
Yoji Moroi
陽児 諸井
Masaaki Nakanishi
正明 中西
Yonosuke Hosaka
陽之助 保坂
Sumio Horiuchi
澄夫 堀内
Masabumi Haba
正文 羽場
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TOKUDAYA KENKI KOGYO KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
TOKUDAYA KENKI KOGYO KK
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトコンベア等の補助設備を使用せず、本
装置のみで複数のホッパに選択的に土砂が投入可能で、
また地上側の設備の高さを小さくすることができる搬出
コンベアを提供することを目的とする。 【構成】 複数枚の土砂搬出プレート1の左右を環状の
チェーン2に接続し、これらを両端で折り返して形成さ
れた閉ループ状のケーシングパイプ13内に前記チェー
ンがケーシングパイプの軸線に沿った状態で挿入された
ものにおいて、前記ケーシングパイプの一部分には土砂
を投入するための投入口が形成され、前記ケーシングパ
イプの他の部分には搬出された土砂を排出する1以上の
排出口23a,23bが形成され、各排出口には排出口
を開閉するゲート24a,24bが取り付けられ、前記
排出口の下方には排出口から放出された土砂等を運搬す
る運搬手段(ダンプトラックD)を設置する場所15
a,15bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土砂等を連続的に搬出
する搬出コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の土砂等を搬出する搬出コンベアと
しては、図15に示すようなものがある。
【0003】このコンベアは、例えば、逆打工法の根切
り工事で使用されるもので、複数枚の土砂搬出プレート
1の左右を環状のチェーン2に接続し、これらを、地盤
内の地下室4に鉛直に挿入して設置してあるケーシング
パイプ3内に挿入したものであり、前記ケーシングパイ
プ3の地上側の端部は略水平に屈曲されており、この屈
曲部の下方には土砂を一時貯留するためのホッパ5が設
置されており、さらに、このホッパ5の下方にはダンプ
トラックDが進入できるスペースが設けられている。
【0004】図16に、チェーン2の配置状態を示す。
スプロケット7で案内されたチェーン2は、スプロケッ
ト8で折り返されてスプロケット9で案内されて下方に
配置されるようになっている。なお、スプロケット8は
モータ6の回転軸に接続されている。
【0005】そして、前記チェーン2をモータ6により
走行駆動して土砂搬出プレート1によりケーシングパイ
プ3の地下側に投入された土砂を地上側に向けて連続的
に搬出させて、前記ホッパ5内に一時貯留させて土砂が
ある程度貯ったときに、ホッパ5の下方のスペースにダ
ンプトラックDを進入させて土砂の積み込みを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した搬
出コンベアは、垂直搬路であるケーシングパイプの占有
面積が在来の垂直コンベアに比べて小さくすることがで
き、無公害でかつ安全性にも優れている等の多くの長所
を有しており、今後種々の工事現場での稼働が期待され
ている。
【0007】しかしながら、多量の土砂を出すためホッ
パを複数設けた場合、排出口が一つであるので、各ホッ
パに土砂を選択的に投入することができず、したがっ
て、従来では前記搬出コンベアの下部に正逆転可能なベ
ルトコンベアを設置して、これにより、土砂を搬出する
場所を選択せざるを得なかった。これにより、設備全体
の高さが高くなる問題がある。
【0008】また、前記搬出コンベアを建築物の逆打ち
工事において使用する場合には、床の耐荷重を考慮して
ホッパ5を設置せずに直接ダンプトラックDに搬出コン
ベアから土砂投入する場合も、建築物の1階に鉄筋等の
構造物があり天頭制限を受け、搬出コンベアの地上側の
設備を建築物の1階内に設置することができない場合が
あり、この場合には1階の天井部に搬出コンベアの地上
側の設備が貫通する開口部を形成しておき、逆打ち工事
が終了した後に前記開口部を別途塞ぐといった2工程を
必要とし、工期の長期化やコストの増大を引き起こすと
いった問題がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ベルトコンベア等の補助設備を使用せず、本装置の
みで複数のホッパに選択的に土砂が投入可能で、また地
上側の設備の高さを小さくすることができる搬出コンベ
アを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の搬出コンベア
は、複数枚の土砂搬出プレートの左右を環状のチェーン
に接続し、これらを両端で折り返して形成された閉ルー
プ状のケーシングパイプ内に前記チェーンがケーシング
パイプの軸線に沿った状態で挿入し、前記チェーンをモ
ータ等により走行駆動して前記ケーシングパイプ内に投
入された土砂等を連続的に搬出する搬出コンベアにおい
て、前記ケーシングパイプの一部分には土砂を投入する
ための投入口が形成され、前記ケーシングパイプの他の
部分には搬出された土砂を排出する1以上の排出口が形
成され、各排出口には排出口を開閉するゲートが取り付
けられ、前記排出口の下方には排出口から放出された土
砂等を運搬する運搬手段を設置する場所が設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の搬出コンベアによれば、ゲートが動く
とケーシングパイプの排出口が解放され、搬出された土
砂等が排出口から放出されて下方に設けられた運搬手段
に直接投入される。したがって、複数のゲートを選択的
に開閉することで任意の位置に土砂を排出することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明の一実施例
の搬出コンベアについて説明する。
【0013】図1に本実施例の搬出コンベアの地上側の
設備を示す。このものは、地盤内の地下室4に鉛直に挿
入してケーシングパイプ13が設置されおり、ケーシン
グパイプ13の地上側の端部は略水平に屈曲されてい
る。この屈曲部の下方には鉄骨を組み立てて2階建てに
構成された骨組み16が設置されている。この骨組み1
6の上段部には、ケーシングパイプ13から排出された
土砂を滑り落とすシュート14a,14bが設置されて
おり、さらに、骨組み16の下段部にはダンプトラック
Dが進入できるスペース15a,15bが設けられてい
る。
【0014】ケーシングパイプ13内には、従来と同様
に、複数枚の土砂搬出プレート1の左右を環状のチェー
ン2に接続したものが挿入されており、このチェーン2
はケーシングパイプ13の折れ曲がり部に設けられたス
プロケット17,18により走行自在に保持されてい
る。前記スプロケット18には、モータ19の回転軸に
固定されたスプロケット20に駆動チェーン21を介し
て接続されている。
【0015】図2に示すように、前記シュート14a
(14b)の上方のケーシングパイプ13の一部は長さ
方向に所定の距離だけ除去されて、土砂搬出プレート1
及びチェーン2が露出して土砂搬出プレート1により搬
出された土砂を排出する排出口23a(23b)が形成
されている。また、図3に示すように、前記排出口23
a(23b)を挟むように2個の半円弧状のゲート24
a(24b)が配置されており、これらのカバー24a
(24b)は、図示しない駆動手段(例えば油圧シリン
ダ)により、排出口23a(23b)を覆った状態と、
排出口23a(23b)を解放した状態とに開閉可能と
されている。
【0016】次に、本実施例の搬出コンベアの作用につ
いて説明する。
【0017】まず、チェーン2をモータ19により走行
駆動して土砂搬出プレート1によりケーシングパイプ1
3の地下側の投入口に投入された土砂を地上側に向けて
連続的に搬出させる。
【0018】そして、骨組み16の下段部に形成された
スペース15bにダンプトラックDを進入させ、図示し
ない駆動手段によりゲート24bを左右に移動させて排
出口23bを解放する。これにより、土砂搬出プレート
1により搬出された土砂が、排出口23bからシュート
14b上に投下されてダンプトラックDの荷台に積み込
まれる。
【0019】そして、積み込みが終了したら、駆動手段
によりゲート24bを左右に移動させて排出口23bを
閉塞する。これにより、土砂搬出プレート1により搬出
された土砂の落下が阻止され、土砂搬出プレート1によ
り搬出された土砂がケーシングパイプ13内を循環させ
られる。また、この段階でスペース15aにダンプトラ
ックが入っていれば、ゲート24aを開けることでダン
プトラックの入れ替え時間を費やすことなく土砂を排出
できる。そして、前記と同様に、スペース15bに次の
ダンプトラックDを進入させ、前記と同様な操作により
土砂を積み込む。
【0020】このように、ケーシングパイプ13に設け
られた排出口23a,23bをカバー24a,24bに
より開閉することにより土砂の積み込みを選択的に行う
ことができ、ダンプトラックの入れ替え時間を短縮で
き、土砂搬送効率を上げることができる。また、ベルト
コンベア等の補助設備が不要であることから地上側設備
の高さを低くできる。
【0021】なお、前記搬出コンベアを有効に稼働させ
るためには、短時間で集中して土砂を搬出コンベアに投
入できるように、図4及び図5に示すような装置を用い
ることが好適である。
【0022】すなわち、根切床30上に掘削された土砂
の貯留場所31を設け、この貯留場所31に沿って土砂
搬送用のコンベア32を設置し、前記貯留場所31とコ
ンベア32との間にバックホー33を配置したものであ
る。さらに、前記コンベア32と前記実施例の搬出コン
ベアとは、ベルトコンベア34により接続されている。
なお、前記貯留場所31に貯留される土砂は長さ方向と
交差する方向に切断した断面が山形となっている。
【0023】前記コンベア32は、長方形断面を有する
ケーシングパイプ35内にチェーン(図示せず)とこの
チェーンに左右が連結された土砂搬出プレート(図示せ
ず)を挿入したものであり、外観形状はいわゆるエプロ
ンフィーダのような形状をしている。前記ケーシングパ
イプ35はその下部に設けられたクローラ状の走行輪3
6により支持され、その機高を低くした状態で配置され
ている。なお、走行車輪はタイヤであってもよい。
【0024】また、コンベア32は、その長さ方向で2
分割されており(長さによっては3分割であってもよ
い。)、これらは端部で連結されて一直線状に配置され
ている。さらに、前記ケーシングパイプ35の上部は解
放されており、この解放縁に土砂を案内するガイド板3
7が取り付けられており、いわゆる受けホッパのような
形状となっている。
【0025】このような装置を用いれば、貯留場所31
に貯留された土砂をバックホー33によりコンベア32
に投入することにより、急速に前記本発明の実施例の搬
出コンベアに供給することができる。この際、土砂貯留
場所31の近くにバックホー33があり、かつ、バック
ホー33の近くにコンベア32があるので、効率的に土
砂を前記搬出コンベアに向けて供給することができる。
【0026】また、コンベア32が長さ方向に分割され
て構成されているので、分割された部分を前方または後
方に移設して組み立てることにより、順次土砂の貯留場
所31に対応させるて設置することができる。しかも、
コンベア32が、前記搬出コンベアに用いたものと同様
なチェーンと土砂搬出プレートを構成部品としているの
で、容易に分割して別の場所に移動させて組み立てるこ
とができる。また、コンベア32が受けホッパ状になっ
ているので、バックホー33による土砂の投入を容易に
行うことができる。さらに、コンベア32を断面長方形
のいわゆるエプロンフィーダのような形状でかつ機高が
小さくなっているので、分割した状態で補強用の柱の林
立する狭溢な地下部分で簡単に移動することができると
いった利点もある。
【0027】また、前記実施例の搬出コンベアでは、運
搬手段としてダンプトラックDを用いているが、ベルト
コンベア等の周知の運搬手段を用いることができる。
【0028】また、前記実施例の搬出コンベアでは、2
個の半円弧状のゲート24a又は24bを設けるように
しているが、この部分は図17及び図18、図19に示
すような構造であってもよい。
【0029】すなわち、図17及び図18に示すもの
は、ケーシングパイプ13の一部に長さ方向に所定距離
離間して2個の開口部13a,13bを設け、これらの
開口部13a,13bのどちらか一方を閉塞するシャッ
タ25を設け、このシャッタ25をウインチ26により
巻き取られるワイヤ27に連係したものである。そし
て、前記ウインチ26によるワイヤ27の巻き取りによ
り前記シャッタ25を水平方向に移動させて、開口部1
3a,13bの一方を閉塞させ他方を開放させて、開口
部13a,13bの下方に配置されたダンプトラックD
に土砂を積み込むようにしたものである。
【0030】また、図19に示すものは、ケーシングパ
イプ13の下部に開口部13bを形成し、ケーシングパ
イプ13の外側面に外側面のほぼ同一の曲率半径を有す
る円弧板状のシャッタ27を設け、このシャッタ27を
図中2点鎖線で示すようにケーシングパイプ13の外周
面に沿ってスライド移動させて、前記開口部13bを開
放できるようにしたものである。
【0031】次に、本発明の他の実施例の搬出コンベア
について説明する。
【0032】前記実施例の搬出コンベアにおいてチェー
ン2の配置状態を変更したものである。すなわち、図6
に示すように、スプロケット41とスプロケット42と
を略同一平面に位置させて配置するとともに、回転軸を
鉛直方向に沿わせて配置したスプロケット43を前記ス
プロケット41,42と略同一平面に位置させて配置
し、そして2本のチェーン2をスプロケット42により
案内し、一方のチェーン2を上方に位置するスプロケッ
ト43に巻き付けてスプロケット41に案内する一方、
他方のチェーン2を下方に位置するスプロケット43に
巻き付けてスプトケット41に案内する。すなわち、チ
ェーン2はスプロケット42からスプロケット43に至
るにつれて90゜捻れ、さらに、スプロケット43から
スプロケット41に至るにつれて90゜捻れるようにな
っている。これらのチェーン2の周りには、図8及び図
9に示すように、図7に示すような、軸線を中心として
90゜捻られたケーシングパイプ44,45が取り付け
られている。図面からわかるように、ケーシングパイプ
44,45は略同一平面に位置している。なお、ケーシ
ングパイプ45には土砂を排出するための排出口46が
形成されている点は前記実施例と同様である。
【0033】以上のように、本実施例の搬出コンベアに
よれば、折り返し点付近のケーシングパイプ44,45
が略同一平面に位置しているので、この前に説明した実
施例の搬出コンベアのようにケーシングパイプ13がそ
の折り返し点を境として上下2段に配置されているもの
に比べて、高さを小さくすることができる。
【0034】さらに、チェーン2で駆動される土砂搬出
プレート1に付着した土砂等を除去する付着土除去装置
を設けるようにすれば、確実に土砂を搬出口から排出し
て搬送効率の低下を効果的に防止することができる。
【0035】前記付着土除去装置としては、例えば次の
ようなものが考えられる。
【0036】図10に示すように、付着土除去装置は、
例えば、ケーシングパイプ13の排出口23に向かって
進退する図示しないアーム部材と、このアーム部材に回
転軸50aによって回転自在に支持された歯型を持った
楔プレート50とを備えた構成とされている。そして、
楔プレート50をアーム部材でケーシングパイプ13の
排出口23に対して前進させることにより、楔プレート
50が土砂搬出プレート1の移動に伴って回転し、楔部
50bで、土砂搬出プレート1に付着した土砂(特に粘
性土)を除去するものである。
【0037】また、図11(a),(b)に示すよう
に、付着土除去装置は、図示しないバネによりケーシン
グパイプ13の排出口23に対して進退自在とされた空
気バネシリンダ60と、この空気バネシリンダ60に回
転自在に支持されるとともに、空気バネシリンダ60の
バネにより排出口23に向けて付勢された羽根車61と
を備えた構成とされている。これにより、図11(c)
に示すように、土砂搬出プレート1の進行に伴って回転
する羽根車61で、土砂搬出プレート1に付着した土砂
(特に粘性土)を除去するものである。このような構造
においては、空気バネシリンダ60に用いるバネのバネ
係数を変化させることにより、土砂搬出プレート1に付
着した土砂に加える力を調整することができる。
【0038】図12に示すように、付着土除去装置は、
ケーシングパイプ13の排出口23と平行に例えばロッ
ドレスシリンダ65を設け、これに沿って移動自在な移
動テーブル66を設け、この移動テーブル66に排出口
23に対して略直交する方向に伸縮自在なシリンダ機構
67を取り付け、さらにこのシリンダ機構67の先端部
に泥落とし板68を取り付けた構成とされている。そし
て、図示しない近接センサ等で土砂搬出プレート1が所
定の位置に来たことを検知したときに、土砂搬出プレー
ト1の移動速度に同期してロッドレスシリンダ65を駆
動して移動テーブル66を移動させるとともに、シリン
ダ機構67を伸張させて、泥落とし板68で土砂搬出プ
レート1に付着した土砂(特に粘性土)を落とすように
なっている。また、土砂搬出プレート1に付着した土砂
を落とすときに、土砂が泥落とし板68に付着しても、
泥落とし板68が元の位置に復帰するときに、土砂が落
とされた土砂搬出プレート1の角で付着した土砂を掻き
落とすことができる。
【0039】図13に示すように、付着土除去装置は、
ケーシングパイプ13の排出口23の近傍に配設された
ギアモータ70により回転駆動されるレバー71を備え
た構成とされている。そして、図示しない近接センサ等
で、土砂搬出プレート1が所定の位置に来たことを検知
したときに、ギアモータ70を急速に回転させて土砂搬
出プレート1に付着した土砂を叩き落とすものである。
【0040】図14に示すように、付着土除去装置は、
ケーシングパイプ13の排出口23に対して斜めに、伸
縮自在なシリンダ機構75を設けたものである。そし
て、図示しない近接センサ等で土砂搬出プレート1が所
定の位置に来たことを検知したときに、シリンダ機構7
5を伸張させて土砂搬出プレート1に付着した土砂(特
に粘性土)を叩き落とすものである。シリンダ機構75
が斜めに伸張して土砂搬出プレート1に付着した土砂を
落とすようにしているので、土砂搬出プレート1を牽引
するチェーン2に余分な負荷がかかることがない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の搬出コン
ベアは、複数枚の土砂搬出プレートの左右を環状のチェ
ーンに接続し、これらを両端で折り返して形成された閉
ループ状のケーシングパイプ内に前記チェーンがケーシ
ングパイプの軸線に沿った状態で挿入し、前記チェーン
をモータ等により走行駆動して前記ケーシングパイプ内
に投入された土砂等を連続的に搬出する搬出コンベアに
おいて、前記ケーシングパイプの一部分には土砂を投入
するための投入口が形成され、前記ケーシングパイプの
他の部分には搬出された土砂を排出する1以上の排出口
が形成され、各排出口には排出口を開閉するゲートが取
り付けられ、前記排出口の下方には排出口から放出され
た土砂等を運搬する運搬手段を設置する場所が設けられ
ているので、複数のゲートを選択的に開閉することで任
意の位置に土砂を排出することができ、ダンプトラック
の入れ替え時間を短縮でき、土砂搬出効率を上げること
ができる。また、土砂排出時の投下場所を変更するため
のベルトコンベア等の補助設備が不要で装置の高さを低
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の搬出コンベアを示す図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1の搬出コンベアと同時に使用して好適な装
置を示す平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】本発明の他の実施例の搬出コンベアの要部を示
す概略図である。
【図7】図6の搬出コンベアに使用されるケーシングパ
イプの一部を示す図である。
【図8】図6の搬出コンベアをさらに具体的にした搬出
コンベアを示す正面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】本発明の実施例の搬出コンベアに使用すると
好適な付着土除去装置の一実施例を示す図である。
【図11】本発明の実施例の搬出コンベアに使用すると
好適な付着土除去装置の他の実施例を示す図である。
【図12】本発明の実施例の搬出コンベアに使用すると
好適な付着土除去装置の更に他の実施例を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施例の搬出コンベアに使用すると
好適な付着土除去装置の更に他の実施例を示す図であ
る。
【図14】本発明の実施例の搬出コンベアに使用すると
好適な付着土除去装置の更に他の実施例を示す図であ
る。
【図15】従来の搬出コンベアを示す正面図である。
【図16】図15の搬送コンベアにおけるチェーンの配
置状態を示す概略図である。
【図17】本発明の更に他の実施例の搬出コンベアを示
す正面図である。
【図18】図17の要部を示す断面図である。
【図19】本発明の更に他の実施例の搬出コンベアを示
す断面図である。
【符号の説明】
1 土砂搬出プレート 2 チェーン 13 ケーシングパイプ 13a,13b 開口部 14a,14b シュート 17,18 スプロケット 20 モータ 23a,23b 排出口 24a,24b カバー 25 シャッタ 26 ウインチ 27 シャッタ 41,42,43 スプロケット 44,45 ケーシングパイプ 46 排出口 D ダンプトラック(運搬手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 誠 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 佐藤 等 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 諸井 陽児 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 中西 正明 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 保坂 陽之助 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 堀内 澄夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 羽場 正文 東京都小平市小川町2丁目1959番地1 徳 田屋建機工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の土砂搬出プレートの左右を環状
    のチェーンに接続し、これらを両端で折り返して形成さ
    れた閉ループ状のケーシングパイプ内に前記チェーンを
    ケーシングパイプの軸線に沿った状態で挿入し、前記チ
    ェーンをモータ等により走行駆動して前記ケーシングパ
    イプ内に投入された土砂等を連続的に搬出する搬出コン
    ベアにおいて、前記ケーシングパイプの一部分には土砂
    を投入するための投入口が形成され、前記ケーシングパ
    イプの他の部分には搬出された土砂を排出する1以上の
    排出口が形成され、各排出口には排出口を開閉するゲー
    トが取り付けられ、前記排出口の下方には排出口から放
    出された土砂等を運搬する運搬手段を設置する場所が設
    けられていることを特徴とする搬出コンベア。
JP6981294A 1994-04-07 1994-04-07 搬出コンベア Withdrawn JPH07277525A (ja)

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JP6981294A JPH07277525A (ja) 1994-04-07 1994-04-07 搬出コンベア

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010047999A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Okumura Corp 土砂搬出設備
JP2014196756A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 住友重機械工業株式会社 モータと減速機とを有する回動装置
CN109896308A (zh) * 2019-03-05 2019-06-18 洛阳矿山机械工程设计研究院有限责任公司 一种用于骨料及砂石定量装车的全自动控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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