JPH07277107A - 車載用ｄｃ−ｄｃコンバータ装置 - Google Patents
車載用ｄｃ−ｄｃコンバータ装置Info
- Publication number
- JPH07277107A JPH07277107A JP6093880A JP9388094A JPH07277107A JP H07277107 A JPH07277107 A JP H07277107A JP 6093880 A JP6093880 A JP 6093880A JP 9388094 A JP9388094 A JP 9388094A JP H07277107 A JPH07277107 A JP H07277107A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両に備えられているキースイッチがオンに
なっている時にのみ供給されるべき第一電源と、常時供
給されるべき第二電源とを必要とする電装品を、当該第
一、第二電源として適当な電圧よりも高い出力電圧のバ
ッテリを持つ車両に取り付けるに際し、その取り付け作
業を簡単化する。 【構成】 コネクタ30と車両に設けられているキースイ
ッチ21とを介し、車両搭載のバッテリ22から与えられる
バッテリ電圧を降圧するＤＣ−ＤＣコンバータ11を設け
る。ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力はキー・オン電源出
力端子としての第一端子Taに接続する。別途に二次電池
12を設け、この二次電池12をＤＣ−ＤＣコンバータ11の
出力により充電可能にする。二次電池12の出力を、常時
電源出力端子である第二端子Tbに接続する。
なっている時にのみ供給されるべき第一電源と、常時供
給されるべき第二電源とを必要とする電装品を、当該第
一、第二電源として適当な電圧よりも高い出力電圧のバ
ッテリを持つ車両に取り付けるに際し、その取り付け作
業を簡単化する。 【構成】 コネクタ30と車両に設けられているキースイ
ッチ21とを介し、車両搭載のバッテリ22から与えられる
バッテリ電圧を降圧するＤＣ−ＤＣコンバータ11を設け
る。ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力はキー・オン電源出
力端子としての第一端子Taに接続する。別途に二次電池
12を設け、この二次電池12をＤＣ−ＤＣコンバータ11の
出力により充電可能にする。二次電池12の出力を、常時
電源出力端子である第二端子Tbに接続する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるカー・オーデ
ィオ等、種々の車載用電装品を、それが要求する電源電
圧とは異なる出力電圧のバッテリを持つ車両にも搭載で
きるようにするためのＤＣ−ＤＣコンバータ装置に関
し、特に、車両のキースイッチがオンになっている時に
のみ供給されるべき第一電源（以下、便宜上、これを
“キー・オン電源”と呼ぶ）と、そうではなく、常時供
給を受けるべき第二電源（同様に以下、これを“常時電
源”と呼ぶ）の計二種類の電源を必要とする車載用電装
品を、それが要求する電源電圧よりも高い出力電圧の車
載バッテリを持つ車両にも搭載できるようにするための
改良に関する。
ィオ等、種々の車載用電装品を、それが要求する電源電
圧とは異なる出力電圧のバッテリを持つ車両にも搭載で
きるようにするためのＤＣ−ＤＣコンバータ装置に関
し、特に、車両のキースイッチがオンになっている時に
のみ供給されるべき第一電源（以下、便宜上、これを
“キー・オン電源”と呼ぶ）と、そうではなく、常時供
給を受けるべき第二電源（同様に以下、これを“常時電
源”と呼ぶ）の計二種類の電源を必要とする車載用電装
品を、それが要求する電源電圧よりも高い出力電圧の車
載バッテリを持つ車両にも搭載できるようにするための
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車両は、それに搭載しているバッテ
リ電圧に関しての分類も可能で、代表的には「24Ｖ
車」、「12Ｖ車」等と呼称されるように、公称値で直流
24Ｖ出力のバッテリを搭載する車両と、同じく公称値で
直流12Ｖ出力のバッテリを搭載する車両とに分けること
ができる。
リ電圧に関しての分類も可能で、代表的には「24Ｖ
車」、「12Ｖ車」等と呼称されるように、公称値で直流
24Ｖ出力のバッテリを搭載する車両と、同じく公称値で
直流12Ｖ出力のバッテリを搭載する車両とに分けること
ができる。
【０００３】しかるに、車両を購入した使用者は、いわ
ゆるカー・ショップ等と呼ばれる店舗にて、自分の好み
の車載用電装品、例えばいわゆるカー・オーディオ等を
購入し、後から車両に取り付けることも多い。この場
合、購入しようとする電装品の電源電圧が24Ｖ、12Ｖに
共通となっていれば問題ないが、どちらかと言えばこの
ような種々の電装品を取り付けるのはいわゆる「自家用
車」の所有者であることが多く、また、そうした自家用
車は12Ｖ車であることが多いので、結局、12Ｖ車専用と
して販売されている電装品の方が、種類としても豊富で
ある。
ゆるカー・ショップ等と呼ばれる店舗にて、自分の好み
の車載用電装品、例えばいわゆるカー・オーディオ等を
購入し、後から車両に取り付けることも多い。この場
合、購入しようとする電装品の電源電圧が24Ｖ、12Ｖに
共通となっていれば問題ないが、どちらかと言えばこの
ような種々の電装品を取り付けるのはいわゆる「自家用
車」の所有者であることが多く、また、そうした自家用
車は12Ｖ車であることが多いので、結局、12Ｖ車専用と
して販売されている電装品の方が、種類としても豊富で
ある。
【０００４】そのため、24Ｖ車の所有者が、あえて12Ｖ
車専用と謳ってある電装品をどうしても取り付けたい時
には、別途ＤＣ−ＤＣコンバータ（当然、ダウンコンバ
ータ）を購入し、公称24Ｖのバッテリ出力電圧を公称12
Ｖにまで低下させて用いねばならない。
車専用と謳ってある電装品をどうしても取り付けたい時
には、別途ＤＣ−ＤＣコンバータ（当然、ダウンコンバ
ータ）を購入し、公称24Ｖのバッテリ出力電圧を公称12
Ｖにまで低下させて用いねばならない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、購入し
た電装品の電源電圧よりも高い電圧出力のバッテリから
電源を得ようとする場合、ダウンコンバータの使用はも
ちろん止むを得ないが、このようなダウンコンバータ自
体、車両に後から搭載する電装品の一種であるので、そ
の取り付けは容易な方が良く、そのため、当該ダウンコ
ンバータの電源入力端子は、車両に備え付けられている
いわゆるシガーライターソケットに着脱可能に嵌合、接
続するプラグになっていることが多い。
た電装品の電源電圧よりも高い電圧出力のバッテリから
電源を得ようとする場合、ダウンコンバータの使用はも
ちろん止むを得ないが、このようなダウンコンバータ自
体、車両に後から搭載する電装品の一種であるので、そ
の取り付けは容易な方が良く、そのため、当該ダウンコ
ンバータの電源入力端子は、車両に備え付けられている
いわゆるシガーライターソケットに着脱可能に嵌合、接
続するプラグになっていることが多い。
【０００６】この場合、使用する電装品が、車両のキー
スイッチがオンになっている時にのみ、電源の供給を受
ければ良いもの、すなわち、先に定義したキー・オン電
源のみで稼働するものであるならば、上記のようなダウ
ンコンバータの採用だけで対応することができる。しか
し、先に挙げたカーオーディオ等に見られるように、昨
今ではキー・オン電源が断たれている時にも電装品内蔵
のマイコンに付属のメモリ内容をバックアップする等の
ため、小電力容量とは言え、常時供給されるべき電源
（既述の常時電源）を必要とするものも多い。こうした
場合、従来のように単にダウンコンバータを購入して取
り付けるという手法では、配線作業が極めて厄介にな
る。
スイッチがオンになっている時にのみ、電源の供給を受
ければ良いもの、すなわち、先に定義したキー・オン電
源のみで稼働するものであるならば、上記のようなダウ
ンコンバータの採用だけで対応することができる。しか
し、先に挙げたカーオーディオ等に見られるように、昨
今ではキー・オン電源が断たれている時にも電装品内蔵
のマイコンに付属のメモリ内容をバックアップする等の
ため、小電力容量とは言え、常時供給されるべき電源
（既述の常時電源）を必要とするものも多い。こうした
場合、従来のように単にダウンコンバータを購入して取
り付けるという手法では、配線作業が極めて厄介にな
る。
【０００７】すなわち、シガーライターソケットにダウ
ンコンバータ側の適応プラグを嵌合させ、ダウンコンバ
ータ出力を電装品のキー・オン電源端子に接続するのは
簡単であっても、それとは別に、電装品の常時電源入力
端子からのリード線を接続すべき配線を車両側の多数の
配線の中から探し出し、さらに安全のために検電器で検
電、確認せねばらない。このような作業は大変な手間で
あるし、また、探し出した配線との接続も、一般に結線
専用のコネクタでなさねばらなず、結線後の絶縁性確保
のため、テーピング処理等もせねばならない。
ンコンバータ側の適応プラグを嵌合させ、ダウンコンバ
ータ出力を電装品のキー・オン電源端子に接続するのは
簡単であっても、それとは別に、電装品の常時電源入力
端子からのリード線を接続すべき配線を車両側の多数の
配線の中から探し出し、さらに安全のために検電器で検
電、確認せねばらない。このような作業は大変な手間で
あるし、また、探し出した配線との接続も、一般に結線
専用のコネクタでなさねばらなず、結線後の絶縁性確保
のため、テーピング処理等もせねばならない。
【０００８】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、キー・オン電源と常時電源の二種類の電源を必
要とする電装品を、当該電装品に規定されている電源電
圧よりも高い出力電圧のバッテリを搭載した車両に取り
付ける際、簡単な作業でこれをなし得るＤＣ−ＤＣコン
バータ装置を提供せんとするものである。
もので、キー・オン電源と常時電源の二種類の電源を必
要とする電装品を、当該電装品に規定されている電源電
圧よりも高い出力電圧のバッテリを搭載した車両に取り
付ける際、簡単な作業でこれをなし得るＤＣ−ＤＣコン
バータ装置を提供せんとするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、(A) 車両に備えられているキースイッ
チがオンになっている時にのみ車載バッテリの出力電圧
が現れるバッテリ電圧出力端子に対し、取り外し可能に
接続するコネクタと，(B) このコネクタを介して車載バ
ッテリの出力電圧が印加されると稼働し、車載用電装品
のキー・オン電源（第一電源）として適当な電源電圧を
第一端子に出力するＤＣ−ＤＣコンバータと，(C) ＤＣ
−ＤＣコンバータの出力電圧により充電され、常時電源
（第二電源）の電源電圧として適当な出力電圧を第二端
子に出力する二次電池と，を有して成る車載用ＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ装置を提案する。
め、本発明では、(A) 車両に備えられているキースイッ
チがオンになっている時にのみ車載バッテリの出力電圧
が現れるバッテリ電圧出力端子に対し、取り外し可能に
接続するコネクタと，(B) このコネクタを介して車載バ
ッテリの出力電圧が印加されると稼働し、車載用電装品
のキー・オン電源（第一電源）として適当な電源電圧を
第一端子に出力するＤＣ−ＤＣコンバータと，(C) ＤＣ
−ＤＣコンバータの出力電圧により充電され、常時電源
（第二電源）の電源電圧として適当な出力電圧を第二端
子に出力する二次電池と，を有して成る車載用ＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ装置を提案する。
【００１０】また、本発明では、上記の基本構成に加え
て、ＤＣ−ＤＣコンバータが稼働していない時、すなわ
ちＤＣ−ＤＣコンバータ自体にバッテリ出力電圧が印加
されていない時には、当該ＤＣ−ＤＣコンバータから二
次電池への充電経路を開くスイッチング手段を搭載した
車載用ＤＣ−ＤＣコンバータ装置も提案する。
て、ＤＣ−ＤＣコンバータが稼働していない時、すなわ
ちＤＣ−ＤＣコンバータ自体にバッテリ出力電圧が印加
されていない時には、当該ＤＣ−ＤＣコンバータから二
次電池への充電経路を開くスイッチング手段を搭載した
車載用ＤＣ−ＤＣコンバータ装置も提案する。
【００１１】
【実施例】以下、図１に即し、本発明の望ましい実施例
であるＤＣ−ＤＣコンバータ装置10につき説明する。ま
ず、本装置10内には、コネクタ30を介して与えられる公
称直流24Ｖを公称直流12Ｖに変換して出力するＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ11がある。コネクタ30は取り外し可能であ
って、かつ、車載バッテリ22から出力電圧を取り出し易
いことが望ましく、したがって先に述べたように、この
コネクタ30は、車両側に備えられているシガーライター
ソケットと、ＤＣ−ＤＣコンバータ装置側に備えられ、
当該ソケットに嵌合するプラグとから構成されているの
が望ましい。
であるＤＣ−ＤＣコンバータ装置10につき説明する。ま
ず、本装置10内には、コネクタ30を介して与えられる公
称直流24Ｖを公称直流12Ｖに変換して出力するＤＣ−Ｄ
Ｃコンバータ11がある。コネクタ30は取り外し可能であ
って、かつ、車載バッテリ22から出力電圧を取り出し易
いことが望ましく、したがって先に述べたように、この
コネクタ30は、車両側に備えられているシガーライター
ソケットと、ＤＣ−ＤＣコンバータ装置側に備えられ、
当該ソケットに嵌合するプラグとから構成されているの
が望ましい。
【００１２】図中、仮想線の枠で囲って示してある部分
が車両に始めから搭載されている車載側回路20であり、
これには本発明に関与する部分のみが概略的に示されて
いるが、コネクタ30を構成する一方の部材、例えば上述
したシガーライターソケットには、車両搭載のキースイ
ッチ21がいわゆる「オン位置」にある時にのみ、バッテ
リ22からの出力電圧が現れる。そのため、キースイッチ
21がオンになっていれば、コネクタ30を介して与えられ
るバッテリ22からの電源供給により、ＤＣ−ＤＣコンバ
ータ11が稼働し、第一端子Taにバッテリ22の出力電圧24
Ｖを降圧した出力電圧12Ｖを出力する。したがって、こ
の第一端子Taは、既述したキー・オン電源の電源電圧出
力端子となる。この端子Taは、電装品のキー・オン電源
入力端子ないし入力リードの接続をし易い形にするのが
良い（例えば通常の端子台型等）。
が車両に始めから搭載されている車載側回路20であり、
これには本発明に関与する部分のみが概略的に示されて
いるが、コネクタ30を構成する一方の部材、例えば上述
したシガーライターソケットには、車両搭載のキースイ
ッチ21がいわゆる「オン位置」にある時にのみ、バッテ
リ22からの出力電圧が現れる。そのため、キースイッチ
21がオンになっていれば、コネクタ30を介して与えられ
るバッテリ22からの電源供給により、ＤＣ−ＤＣコンバ
ータ11が稼働し、第一端子Taにバッテリ22の出力電圧24
Ｖを降圧した出力電圧12Ｖを出力する。したがって、こ
の第一端子Taは、既述したキー・オン電源の電源電圧出
力端子となる。この端子Taは、電装品のキー・オン電源
入力端子ないし入力リードの接続をし易い形にするのが
良い（例えば通常の端子台型等）。
【００１３】一方、本ＤＣ−ＤＣコンバータ装置10はま
た、二次電池12を内蔵している。二次電池12の出力電圧
は、電装品に常時供給すべき常時電源（本発明要旨構成
中の第二電源）として適当なる電圧、したがってこの実
施例の場合には12Ｖに選ばれている。この二次電池12は
第二の端子Tbが誤って短絡された場合にも電池両端が短
絡されるのを防ぐ保護抵抗15を介し、当該第二端子Tbに
接続しているので、この第二端子は、電装品に対し、常
時電源供給用の端子となる。もちろん、この端子Tbも、
取扱い易い端子台型等、電装品の常時電源入力端子ない
し入力リードを接続し易い形にするのが望ましい。
た、二次電池12を内蔵している。二次電池12の出力電圧
は、電装品に常時供給すべき常時電源（本発明要旨構成
中の第二電源）として適当なる電圧、したがってこの実
施例の場合には12Ｖに選ばれている。この二次電池12は
第二の端子Tbが誤って短絡された場合にも電池両端が短
絡されるのを防ぐ保護抵抗15を介し、当該第二端子Tbに
接続しているので、この第二端子は、電装品に対し、常
時電源供給用の端子となる。もちろん、この端子Tbも、
取扱い易い端子台型等、電装品の常時電源入力端子ない
し入力リードを接続し易い形にするのが望ましい。
【００１４】しかるに、この二次電池12は、ＤＣ−ＤＣ
コンバータ11により充電可能なように結線されている
が、特にこの実施例の場合、ＤＣ−ＤＣコンバータ11が
稼働している時にのみ、ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力
が二次電池12に接続されて当該二次電池12が充電される
ように、スイッチング手段としてのリレー13が設けられ
ており、キースイッチ21が閉じられるとコネクタ30を介
し、車載バッテリ22から電力の供給を受けてこのリレー
13が励磁し、その接点13C を閉じることでＤＣ−ＤＣコ
ンバータ11から二次電池12への充電経路を閉じるように
なっている。
コンバータ11により充電可能なように結線されている
が、特にこの実施例の場合、ＤＣ−ＤＣコンバータ11が
稼働している時にのみ、ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力
が二次電池12に接続されて当該二次電池12が充電される
ように、スイッチング手段としてのリレー13が設けられ
ており、キースイッチ21が閉じられるとコネクタ30を介
し、車載バッテリ22から電力の供給を受けてこのリレー
13が励磁し、その接点13C を閉じることでＤＣ−ＤＣコ
ンバータ11から二次電池12への充電経路を閉じるように
なっている。
【００１５】これを逆に言えば、キースイッチ21が開か
れるとリレー13は解磁され、リレー接点13C が開き、Ｄ
Ｃ−ＤＣコンバータ11から二次電池12への充電経路が開
かれる。そのため、ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力に接
続しているキー・オン電源端子である第一端子Taに対
し、二次電池12の出力は開放とすることができるので、
一般に大電力を消費する第一端子Ta側に二次電池12の出
力が漏れない状態を保ちながら、一般に小電力出力であ
って良い常時電源端子である第二端子Tbにのみ、保護抵
抗15を介して電池出力を通ずるようになっている。
れるとリレー13は解磁され、リレー接点13C が開き、Ｄ
Ｃ−ＤＣコンバータ11から二次電池12への充電経路が開
かれる。そのため、ＤＣ−ＤＣコンバータ11の出力に接
続しているキー・オン電源端子である第一端子Taに対
し、二次電池12の出力は開放とすることができるので、
一般に大電力を消費する第一端子Ta側に二次電池12の出
力が漏れない状態を保ちながら、一般に小電力出力であ
って良い常時電源端子である第二端子Tbにのみ、保護抵
抗15を介して電池出力を通ずるようになっている。
【００１６】したがって、二次電池12にして見れば、こ
れはそれ程大容量なものでなくても良く、ひいては本Ｄ
Ｃ−ＤＣコンバータ装置10の小型化と車載バッテリ22の
負担軽減化に寄与する。
れはそれ程大容量なものでなくても良く、ひいては本Ｄ
Ｃ−ＤＣコンバータ装置10の小型化と車載バッテリ22の
負担軽減化に寄与する。
【００１７】ただし、スイッチング手段は上記したリレ
ー13の外にも種々考えられ、半導体電子素子を利用し
た、いわゆる電子スイッチに置き換えることもできる
し、簡単には一般的な整流ダイオードに置き換えること
もできる。すなわち、図示はしていないが、ＤＣ−ＤＣ
コンバータ11の出力から二次電池を見て順方向となる方
向（図示の場合、二次電池12の方がカソードとなる方
向）で整流ダイオードを挿入すれば、ＤＣ−ＤＣコンバ
ータ11の出力がない時にこのダイオードは二次電池12の
出力電圧によって逆バイアスとなり、非導通となるの
で、二次電池12の端子Ta側への漏れ出しはこれによって
防ぐことができる。ただ、電流容量としてかなり大きな
ダイオードを用いねばならないこともある。そうした場
合には、図示のように電気機械部品であるリレー13を用
いた方が安全でもあり、結局は安上がりでもある。な
お、リレー13に直列に挿入されているダイオード14は、
逆電圧に対する保護ダイオードである。
ー13の外にも種々考えられ、半導体電子素子を利用し
た、いわゆる電子スイッチに置き換えることもできる
し、簡単には一般的な整流ダイオードに置き換えること
もできる。すなわち、図示はしていないが、ＤＣ−ＤＣ
コンバータ11の出力から二次電池を見て順方向となる方
向（図示の場合、二次電池12の方がカソードとなる方
向）で整流ダイオードを挿入すれば、ＤＣ−ＤＣコンバ
ータ11の出力がない時にこのダイオードは二次電池12の
出力電圧によって逆バイアスとなり、非導通となるの
で、二次電池12の端子Ta側への漏れ出しはこれによって
防ぐことができる。ただ、電流容量としてかなり大きな
ダイオードを用いねばならないこともある。そうした場
合には、図示のように電気機械部品であるリレー13を用
いた方が安全でもあり、結局は安上がりでもある。な
お、リレー13に直列に挿入されているダイオード14は、
逆電圧に対する保護ダイオードである。
【００１８】
【発明の効果】本発明によると、例えば12Ｖ車用として
市販されている各種電装品を、その電源電圧よりも高い
電圧のバッテリを搭載した車両、例えば24Ｖ車等にも用
いることができる。さらに、この電装品が、キー・オン
電源のみならず、キースイッチのオンオフに関係のない
常時電源をも必要とする場合にも、車両内部を這いずり
回るような複雑な配線作業は必要とせず、本装置に予め
備えられている第一端子をキー・オン電源出力端子、第
二端子を常時電源出力端子としてそれぞれ用いれば良
い。
市販されている各種電装品を、その電源電圧よりも高い
電圧のバッテリを搭載した車両、例えば24Ｖ車等にも用
いることができる。さらに、この電装品が、キー・オン
電源のみならず、キースイッチのオンオフに関係のない
常時電源をも必要とする場合にも、車両内部を這いずり
回るような複雑な配線作業は必要とせず、本装置に予め
備えられている第一端子をキー・オン電源出力端子、第
二端子を常時電源出力端子としてそれぞれ用いれば良
い。
【図１】本発明に従って構成されたＤＣ−ＤＣコンバー
タ装置の望ましい一実施例における概略構成図である。
タ装置の望ましい一実施例における概略構成図である。
10 全体としての本発明ＤＣ−ＤＣコンバータ装置， 11 ＤＣ−ＤＣコンバータ， 12 二次電池， 13 スイッチング手段としてのリレー， 13C リレー接点， 14 保護ダイオード， 15 保護抵抗， 20 車載側回路， 21 キースイッチ， 22 車載バッテリ， 30 コネクタ， Ta 第一端子， Tb 第二端子．
Claims (6)
- 【請求項１】 車両に備えられているキースイッチがオ
ンになっている時にのみ供給されるべき第一電源と、該
キースイッチのオンオフにかかわらず常時供給されるべ
き第二電源とを必要とする車載用電装品を、該第一、第
二電源として適当な電源電圧よりも高い出力電圧の車載
バッテリを持つ車両に搭載するために用いるＤＣ−ＤＣ
コンバータ装置であって；上記車両に備えられている上
記キースイッチがオンになっている時にのみ上記車載バ
ッテリの出力電圧が現れるバッテリ電圧出力端子に対
し、取り外し可能に接続するコネクタと；該コネクタを
介して上記車載バッテリの出力電圧が印加されると稼働
し、上記車載用電装品の上記第一電源として適当な電源
電圧を第一端子に出力するＤＣ−ＤＣコンバータと；上
記ＤＣ−ＤＣコンバータの出力電圧により充電され、上
記第二電源の電源電圧として適当な出力電圧を第二端子
に出力する二次電池と；を有して成る車載用ＤＣ−ＤＣ
コンバータ装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の装置であって；上記ＤＣ
−ＤＣコンバータは、公称値で直流24Ｖを直流12Ｖに降
圧するダウンコンバータであり；上記二次電池は、公称
値で直流12Ｖを出力する電池であること；を特徴とする
装置。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の装置であって；
上記コネクタは、上記車両側に備えられているシガーラ
イターソケットと、上記ＤＣ−ＤＣコンバータ装置側に
備えられ、該ソケットに嵌合するプラグとから構成され
ていること；を特徴とする装置。 - 【請求項４】 請求項１，２または３記載の装置であっ
て；上記コネクタを介して上記車載バッテリの出力電圧
が上記ＤＣ−ＤＣコンバータに供給されている時にの
み、上記充電のため、該ＤＣ−ＤＣコンバータの出力電
圧を上記二次電池に与えるスイッチング手段を有するこ
と；を特徴とする装置。 - 【請求項５】 請求項４記載の装置であって；上記スイ
ッチング手段は、上記コネクタを介して上記車載バッテ
リの出力電圧が与えられている時に励磁されてその接点
を閉じるリレーで有り；該接点が上記ＤＣ−ＤＣコンバ
ータの出力による上記二次電池の上記充電経路中に介在
していること；を特徴とする装置。 - 【請求項６】 請求項４記載の装置であって；上記スイ
ッチング手段は、上記ＤＣ−ＤＣコンバータの出力によ
る上記二次電池の上記充電経路中にあって該充電電流の
流れる方向が順方向となるように介挿されたダイオード
であること；を特徴とする装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6093880A JPH07277107A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 車載用ｄｃ−ｄｃコンバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6093880A JPH07277107A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 車載用ｄｃ−ｄｃコンバータ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07277107A true JPH07277107A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14094798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6093880A Pending JPH07277107A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 車載用ｄｃ−ｄｃコンバータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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