JPH07277078A - 自動車用アウターミラー・アセンブリ - Google Patents
自動車用アウターミラー・アセンブリInfo
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- JPH07277078A JPH07277078A JP6285381A JP28538194A JPH07277078A JP H07277078 A JPH07277078 A JP H07277078A JP 6285381 A JP6285381 A JP 6285381A JP 28538194 A JP28538194 A JP 28538194A JP H07277078 A JPH07277078 A JP H07277078A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R1/00—Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/08—Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
- B60R1/081—Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用アウターミラー・アセンブリの死角
をなくすための好適な構成を提供する。 【構成】 このミラー・アセンブリは第１鏡体担持部材
(10、50、80)と第２鏡体担持部材(16、52、82)とを収容した
ハウジング(11)を備える。第１鏡体担持部材は略々平面
形状の第１鏡体(12、58、88)を備え、第２鏡体担持部材は
第１鏡体の側縁部に平行な軸心(18、56、86)を中心として
回動可能にしてある。第２鏡体担持部材は第１面に略々
平面形状の鏡体を備え、第２面にその鏡体より曲率が大
きい凸面形状の鏡体を備える。第２鏡体担持部材を第１
の向きにするとその第１面に備えた鏡体と第１鏡体担持
部材に備えた鏡体とで、略々一様な曲率を持つ実質的に
連続した反射面が形成され、第２鏡体担持部材を第２の
向きにするとその第２面に備えた凸面形状の鏡体と第１
鏡体担持部材に備えた鏡体とで、第１鏡体担持部材に対
応した領域より第２鏡体担持部材に対応した領域の曲率
の方が大きい実質的に連続した反射面が形成される。
をなくすための好適な構成を提供する。 【構成】 このミラー・アセンブリは第１鏡体担持部材
(10、50、80)と第２鏡体担持部材(16、52、82)とを収容した
ハウジング(11)を備える。第１鏡体担持部材は略々平面
形状の第１鏡体(12、58、88)を備え、第２鏡体担持部材は
第１鏡体の側縁部に平行な軸心(18、56、86)を中心として
回動可能にしてある。第２鏡体担持部材は第１面に略々
平面形状の鏡体を備え、第２面にその鏡体より曲率が大
きい凸面形状の鏡体を備える。第２鏡体担持部材を第１
の向きにするとその第１面に備えた鏡体と第１鏡体担持
部材に備えた鏡体とで、略々一様な曲率を持つ実質的に
連続した反射面が形成され、第２鏡体担持部材を第２の
向きにするとその第２面に備えた凸面形状の鏡体と第１
鏡体担持部材に備えた鏡体とで、第１鏡体担持部材に対
応した領域より第２鏡体担持部材に対応した領域の曲率
の方が大きい実質的に連続した反射面が形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用リヤビューミラ
ー・アセンブリに関する。
ー・アセンブリに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
用リヤビューミラー・アセンブリに望まれる特性の１つ
に、できるだけ広い視野を持つということがある。この
目的を達するために、その種のミラー・アセンブリの鏡
体を凸面形状にすることが提案されている。しかしなが
ら凸面形状の鏡体に映った像は小さく見えるため、運転
者が凸面形状の鏡体に映った後続車までの車間距離を錯
覚するおそれがあることが知られている。そのため多く
の国々において、自動車用リヤビューミラー・アセンブ
リの鏡体は、平面形状の鏡体（平面鏡）にするか、或い
は、例えば曲率半径が１．８m 以上の比較的曲率半径の
大きな凸面形状の鏡体（凸面鏡）にすることが、法規に
よって義務付けられている（以下の説明では、平面形状
の鏡体と比較的曲率半径の大きな凸面形状の鏡体とを総
称して「略々平面形状の鏡体」という）。そのため、特
に、自動車の運転席のドアに取付けるリヤビューミラー
・アセンブリでは、追越し車両がそのリヤビューミラー
・アセンブリの視野を出てから運転者の直接視野の隅に
入ってくるまでの間に、いわゆる「死角」が存在するこ
とになる。このことは、追越す側の車両と追越される側
の車両とが合流しようとしているとき（例えば、追越さ
れる側の車両が、自動車専用道路の進入用加速車線から
本線へ入ろうとしているときなど）には、特に重大な問
題となる。
用リヤビューミラー・アセンブリに望まれる特性の１つ
に、できるだけ広い視野を持つということがある。この
目的を達するために、その種のミラー・アセンブリの鏡
体を凸面形状にすることが提案されている。しかしなが
ら凸面形状の鏡体に映った像は小さく見えるため、運転
者が凸面形状の鏡体に映った後続車までの車間距離を錯
覚するおそれがあることが知られている。そのため多く
の国々において、自動車用リヤビューミラー・アセンブ
リの鏡体は、平面形状の鏡体（平面鏡）にするか、或い
は、例えば曲率半径が１．８m 以上の比較的曲率半径の
大きな凸面形状の鏡体（凸面鏡）にすることが、法規に
よって義務付けられている（以下の説明では、平面形状
の鏡体と比較的曲率半径の大きな凸面形状の鏡体とを総
称して「略々平面形状の鏡体」という）。そのため、特
に、自動車の運転席のドアに取付けるリヤビューミラー
・アセンブリでは、追越し車両がそのリヤビューミラー
・アセンブリの視野を出てから運転者の直接視野の隅に
入ってくるまでの間に、いわゆる「死角」が存在するこ
とになる。このことは、追越す側の車両と追越される側
の車両とが合流しようとしているとき（例えば、追越さ
れる側の車両が、自動車専用道路の進入用加速車線から
本線へ入ろうとしているときなど）には、特に重大な問
題となる。
【０００３】この問題を緩和するためにこれまでに提案
されている方法としては、例えば米国特許第４３３１３
８２号には、アウターミラー・アセンブリの鏡体を、法
規に適合するだけの十分な広さの平面形状部分を備える
と共に、その更に外側に上述の「死角」をカバーするた
めの凸面形状部分を備えたものにするという方法が提案
されている。しかしながらこの方法には、アウターミラ
ー・アセンブリが車体側面から側方へ突出する突出量が
増大するという短所が付随していた。また、ヨーロッパ
特許出願公開公報第０２９２２２３号が提案している方
法は、ミラー・アセンブリのハウジングの中に、その中
央の垂直軸心を中心として１８０°回動可能に鏡体担持
部材を取付けるというものである。鏡体担持部材の一方
の側面には平面形状（或いは僅かにしか膨出していない
凸面形状）の鏡体を取付け、他方の側面には外縁が膨出
した形状の鏡体を取付ける。この鏡体担持部材を回動さ
せて、他方の側面に取付けた鏡体が運転者から見えるよ
うにすると、「死角」をカバーする拡張視界が得られ
る。しかしながらこのミラー・アセンブリには、鏡体担
持部材を回動させてその向きを変えている間は、後続車
両が全く見えないという短所が付随していた。
されている方法としては、例えば米国特許第４３３１３
８２号には、アウターミラー・アセンブリの鏡体を、法
規に適合するだけの十分な広さの平面形状部分を備える
と共に、その更に外側に上述の「死角」をカバーするた
めの凸面形状部分を備えたものにするという方法が提案
されている。しかしながらこの方法には、アウターミラ
ー・アセンブリが車体側面から側方へ突出する突出量が
増大するという短所が付随していた。また、ヨーロッパ
特許出願公開公報第０２９２２２３号が提案している方
法は、ミラー・アセンブリのハウジングの中に、その中
央の垂直軸心を中心として１８０°回動可能に鏡体担持
部材を取付けるというものである。鏡体担持部材の一方
の側面には平面形状（或いは僅かにしか膨出していない
凸面形状）の鏡体を取付け、他方の側面には外縁が膨出
した形状の鏡体を取付ける。この鏡体担持部材を回動さ
せて、他方の側面に取付けた鏡体が運転者から見えるよ
うにすると、「死角」をカバーする拡張視界が得られ
る。しかしながらこのミラー・アセンブリには、鏡体担
持部材を回動させてその向きを変えている間は、後続車
両が全く見えないという短所が付随していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次のよ
うな自動車用アウターミラー・アセンブリが提供され
る。この自動車用アウターミラー・アセンブリは、第１
鏡体担持部材と第２鏡体担持部材とを収容したハウジン
グを備えており、前記第１鏡体担持部材は、略々平面形
状の第１鏡体を備え、前記ハウジングに取付けられてお
り、前記第２鏡体担持部材は、前記第１鏡体担持部材に
隣接して、前記第１鏡体の該第２鏡体担持部材に近い方
の側縁部に対して平行な軸心を中心として回動可能に前
記ハウジングに取付けられており、前記第２鏡体担持部
材は、その第１面に略々平面形状の鏡体を備えると共
に、その第２面に該略々平面形状の鏡体と比べて曲率が
大きい凸面形状の鏡体を備えており、前記第２鏡体担持
部材を第１の向きにしたときには、前記第１面に備えた
前記鏡体と、前記第１鏡体担持部材に備えた前記鏡体と
で、略々一様な曲率を持つ実質的に連続した反射面が形
成され、また、前記第２鏡体担持部材を第２の向きにし
たときには、前記第２面に備えた凸面形状の前記鏡体
と、前記第１鏡体担持部材に備えた前記鏡体とで、前記
第１鏡体担持部材に対応した領域の曲率よりも前記第２
鏡体担持部材に対応した領域の曲率の方が大きい実質的
に連続した反射面が形成されるようにしてあることを特
徴とするアウターミラー・アセンブリである。
うな自動車用アウターミラー・アセンブリが提供され
る。この自動車用アウターミラー・アセンブリは、第１
鏡体担持部材と第２鏡体担持部材とを収容したハウジン
グを備えており、前記第１鏡体担持部材は、略々平面形
状の第１鏡体を備え、前記ハウジングに取付けられてお
り、前記第２鏡体担持部材は、前記第１鏡体担持部材に
隣接して、前記第１鏡体の該第２鏡体担持部材に近い方
の側縁部に対して平行な軸心を中心として回動可能に前
記ハウジングに取付けられており、前記第２鏡体担持部
材は、その第１面に略々平面形状の鏡体を備えると共
に、その第２面に該略々平面形状の鏡体と比べて曲率が
大きい凸面形状の鏡体を備えており、前記第２鏡体担持
部材を第１の向きにしたときには、前記第１面に備えた
前記鏡体と、前記第１鏡体担持部材に備えた前記鏡体と
で、略々一様な曲率を持つ実質的に連続した反射面が形
成され、また、前記第２鏡体担持部材を第２の向きにし
たときには、前記第２面に備えた凸面形状の前記鏡体
と、前記第１鏡体担持部材に備えた前記鏡体とで、前記
第１鏡体担持部材に対応した領域の曲率よりも前記第２
鏡体担持部材に対応した領域の曲率の方が大きい実質的
に連続した反射面が形成されるようにしてあることを特
徴とするアウターミラー・アセンブリである。
【０００５】本発明の一実施例においては、更に前記第
１鏡体担持部材も、前記第２鏡体担持部材の回動軸心に
対して平行な軸心を中心として回動可能に軸支されてお
り、該第１鏡体担持部材がその第２面に、その第１面に
備えた前記第１鏡体の曲率より大きな曲率を有する第２
鏡体を備えている。
１鏡体担持部材も、前記第２鏡体担持部材の回動軸心に
対して平行な軸心を中心として回動可能に軸支されてお
り、該第１鏡体担持部材がその第２面に、その第１面に
備えた前記第１鏡体の曲率より大きな曲率を有する第２
鏡体を備えている。
【０００６】本発明の好適実施例においては、前記第１
及び第２鏡体担持部材のうちの少なくとも一方の鏡体担
持部材が、大きな半径の第１周面部分と小さな半径の第
２周面部分とを有する固定シャフトを含んだ枢支部を備
えており、更に、該少なくとも一方の鏡体担持部材が、
前記第１周面部分に遊嵌する大きさの半径を有する円筒
孔と、先端が前記第２周面部分に摺接する径方向内方へ
突出した突起とを備えている。この構成によれば、径方
向内方へ突出した突起のために、鏡体担持部材の回動可
能範囲が、第２周面部分が存在する角度領域によって決
まる範囲内に制限される。
及び第２鏡体担持部材のうちの少なくとも一方の鏡体担
持部材が、大きな半径の第１周面部分と小さな半径の第
２周面部分とを有する固定シャフトを含んだ枢支部を備
えており、更に、該少なくとも一方の鏡体担持部材が、
前記第１周面部分に遊嵌する大きさの半径を有する円筒
孔と、先端が前記第２周面部分に摺接する径方向内方へ
突出した突起とを備えている。この構成によれば、径方
向内方へ突出した突起のために、鏡体担持部材の回動可
能範囲が、第２周面部分が存在する角度領域によって決
まる範囲内に制限される。
【０００７】
【実施例】以下に添付図面を参照しつつ本発明の実施例
について具体的に説明して行く。先ず図１及び図２につ
いて説明すると、鏡体担持部材１０には略々平面形状の
鏡体１２を取付けてあり、この鏡体１２が運転者から見
えるようにして鏡体担持部材１０をハウジング１１の中
に固定して取付けてある。鏡体１２の向かって右側の側
縁部１４は直線形状である。
について具体的に説明して行く。先ず図１及び図２につ
いて説明すると、鏡体担持部材１０には略々平面形状の
鏡体１２を取付けてあり、この鏡体１２が運転者から見
えるようにして鏡体担持部材１０をハウジング１１の中
に固定して取付けてある。鏡体１２の向かって右側の側
縁部１４は直線形状である。
【０００８】更に第２の鏡体担持部材１６を、鏡体１２
の側縁部１４に対して略々平行に延在するシャフト１８
を中心として回動可能な状態でハウジング１１の中に取
付けてある。鏡体担持部材１６はその全体が略々くさび
形状であり、その両端面２０及び２２は、中心軸がシャ
フト１８の軸心に一致した１つの円筒面の夫々一部分を
なしている。更に鏡体担持部材１６には、その一方の側
面に略々平面形状の鏡体２４を取付けてあり、他方の側
面に凸円筒面形状の鏡体２６を取付けてある。鏡体担持
部材１６を図２に示した向きにしたときには、鏡体２４
と第１の鏡体担持部材１０に取付けた鏡体１２とによっ
て、全域に亙って略々平面形状の反射面が形成される。
一方、鏡体担持部材１６を回動させて図３に示した向き
にしたときには、隣接した２枚の鏡体１２と２６とで連
続した反射面が形成され、この反射面は、向かって左側
の端部の近傍では略々平面形状であるが、向かって右側
の端部の近傍では先端へ近付くにつれて曲率が次第に大
きくなる形状を持った反射面である。
の側縁部１４に対して略々平行に延在するシャフト１８
を中心として回動可能な状態でハウジング１１の中に取
付けてある。鏡体担持部材１６はその全体が略々くさび
形状であり、その両端面２０及び２２は、中心軸がシャ
フト１８の軸心に一致した１つの円筒面の夫々一部分を
なしている。更に鏡体担持部材１６には、その一方の側
面に略々平面形状の鏡体２４を取付けてあり、他方の側
面に凸円筒面形状の鏡体２６を取付けてある。鏡体担持
部材１６を図２に示した向きにしたときには、鏡体２４
と第１の鏡体担持部材１０に取付けた鏡体１２とによっ
て、全域に亙って略々平面形状の反射面が形成される。
一方、鏡体担持部材１６を回動させて図３に示した向き
にしたときには、隣接した２枚の鏡体１２と２６とで連
続した反射面が形成され、この反射面は、向かって左側
の端部の近傍では略々平面形状であるが、向かって右側
の端部の近傍では先端へ近付くにつれて曲率が次第に大
きくなる形状を持った反射面である。
【０００９】次に図４について説明すると、前述のシャ
フト１８は、その周面が第１周面部分３０と第２周面部
分３２とに分かれている。第１周面部分３０は、その半
径が第１半径寸法であって、シャフト１８の全周面のう
ちの１８０°以上の範囲に亙って存在しており、第２部
分３２は、その半径が第１半径寸法より小さく、シャフ
ト１８の全周面のうちの残りの角度範囲に亙って存在し
ている。シャフト１８は、鏡体担持部材１６に形成した
孔３４を貫通して外部へ延出しており、この孔３４の直
径は、シャフト１８の第１周面部分３０が遊嵌状態にな
る大きさにしてある。孔３４の内周面から径方向内方へ
向かって突起３６が突出しており、突起３６の先端はシ
ャフト１８の半径の小さな第２周面部分３２に摺接して
いる。鏡体担持部材１６を図２に示した向きにしてある
ときには、シャフト１８の第１周面部分３０と第２周面
部分３２との間の一対の境界部のうちの一方の境界部を
なしている段部３８に、突起３６が当接している。鏡体
担持部材１６を回転させて図３に示した向きにしたなら
ば、図５に示したように、シャフト１８の第１周面部分
と第２周面部分との間の他方の境界部をなしている段部
４０に、突起３６が当接するようになる。また、鏡体担
持部材１６が、図２に示した向きと図３に示した向きと
の間の中間の向きになっているときには、図６に示した
ように、段部３８と４０との間の中間に突起３６が位置
している。
フト１８は、その周面が第１周面部分３０と第２周面部
分３２とに分かれている。第１周面部分３０は、その半
径が第１半径寸法であって、シャフト１８の全周面のう
ちの１８０°以上の範囲に亙って存在しており、第２部
分３２は、その半径が第１半径寸法より小さく、シャフ
ト１８の全周面のうちの残りの角度範囲に亙って存在し
ている。シャフト１８は、鏡体担持部材１６に形成した
孔３４を貫通して外部へ延出しており、この孔３４の直
径は、シャフト１８の第１周面部分３０が遊嵌状態にな
る大きさにしてある。孔３４の内周面から径方向内方へ
向かって突起３６が突出しており、突起３６の先端はシ
ャフト１８の半径の小さな第２周面部分３２に摺接して
いる。鏡体担持部材１６を図２に示した向きにしてある
ときには、シャフト１８の第１周面部分３０と第２周面
部分３２との間の一対の境界部のうちの一方の境界部を
なしている段部３８に、突起３６が当接している。鏡体
担持部材１６を回転させて図３に示した向きにしたなら
ば、図５に示したように、シャフト１８の第１周面部分
と第２周面部分との間の他方の境界部をなしている段部
４０に、突起３６が当接するようになる。また、鏡体担
持部材１６が、図２に示した向きと図３に示した向きと
の間の中間の向きになっているときには、図６に示した
ように、段部３８と４０との間の中間に突起３６が位置
している。
【００１０】図７〜図１０は本発明の第２実施例を示し
ており、この第２実施例では、図１に示したものと同様
のハウジングの中に２つの鏡体担持部材５０と５２を、
互いに平行なシャフト５４と５６の夫々を介して、いず
れも軸支して取付けてある。鏡体担持部材５０には、そ
の一方の側面に略々平面形状の鏡体５８を取付けてあ
り、他方の側面にそれより膨出の度合いの大きな凸円筒
面形状の鏡体６０を取付けてある。鏡体担持部材５０の
一方の端面６２は凸円筒面形状であり、他方の端面６４
は凹円筒面形状である。他方の鏡体担持部材５２には、
その一方の側面に略々平面形状の鏡体６６を取付けてあ
り、他方の側面に凸円筒面形状の鏡体６８を取付けてあ
る。この鏡体担持部材５２の両端面７０及び７２は、図
２及び図３に示した鏡面支持部材１６の両端面２０及び
２２と同様にいずれも凸円筒面形状である。
ており、この第２実施例では、図１に示したものと同様
のハウジングの中に２つの鏡体担持部材５０と５２を、
互いに平行なシャフト５４と５６の夫々を介して、いず
れも軸支して取付けてある。鏡体担持部材５０には、そ
の一方の側面に略々平面形状の鏡体５８を取付けてあ
り、他方の側面にそれより膨出の度合いの大きな凸円筒
面形状の鏡体６０を取付けてある。鏡体担持部材５０の
一方の端面６２は凸円筒面形状であり、他方の端面６４
は凹円筒面形状である。他方の鏡体担持部材５２には、
その一方の側面に略々平面形状の鏡体６６を取付けてあ
り、他方の側面に凸円筒面形状の鏡体６８を取付けてあ
る。この鏡体担持部材５２の両端面７０及び７２は、図
２及び図３に示した鏡面支持部材１６の両端面２０及び
２２と同様にいずれも凸円筒面形状である。
【００１１】２つの鏡体担持部材５０及び５２を図８に
示した向きにしたときには、鏡体担持部材５２の端面７
２が鏡体担持部材５０の凸円筒面形状の端面６２に隣接
し、２枚の略々平面形状の鏡体５８と６６とで、実質的
に連続した反射面が形成される。一方、２つの鏡体担持
部材５０及び５２を図９及び図１０に示した向きにした
ときには、鏡体担持部材５２の端面７０が鏡体担持部材
５０の凹円筒面形状の端面６４に隣接し、２枚の凸円筒
面形状の鏡体６０と６８とで実質的に連続した反射面が
形成され、この反射面は、ミラー・アセンブリの図中右
側の端部へ近付くにつれて曲率が大きくなる凸面形状を
有する反射面である。
示した向きにしたときには、鏡体担持部材５２の端面７
２が鏡体担持部材５０の凸円筒面形状の端面６２に隣接
し、２枚の略々平面形状の鏡体５８と６６とで、実質的
に連続した反射面が形成される。一方、２つの鏡体担持
部材５０及び５２を図９及び図１０に示した向きにした
ときには、鏡体担持部材５２の端面７０が鏡体担持部材
５０の凹円筒面形状の端面６４に隣接し、２枚の凸円筒
面形状の鏡体６０と６８とで実質的に連続した反射面が
形成され、この反射面は、ミラー・アセンブリの図中右
側の端部へ近付くにつれて曲率が大きくなる凸面形状を
有する反射面である。
【００１２】図１１及び図１２は本発明の第３実施例を
示しており、この第３実施例では、図１に示したものと
同様のハウジングの中に２つの鏡体担持部材８０と８２
を、互いに平行なシャフト８４と８６の夫々を介して、
いずれも軸支して取付けてある。鏡体担持部材８０に
は、その一方の側面に略々平面形状の鏡体８８を取付け
てあり、他方の側面にそれより膨出の度合いの大きな凸
面形状の鏡体９０を取付けてある。鏡体担持部材８０の
一方の端面９２は凹円筒面形状であり、他方の端面は平
面形状の部分９４と凹面形状の部分９６とを含んでい
る。他方の鏡体担持部材８２には、その一方の側面に略
々平面形状の鏡体９８を取付けてあり、他方の側面に凸
面形状の鏡体１００を取付けてある。この鏡体１００表
面形状は、シャフト８６に対して平行な方向と垂直な方
向との両方向において膨出した凸面形状である。第２の
鏡体担持部材８２の両端面１０２及び１０４はいずれも
凸円筒面形状である。鏡体１００は図１１及び図１２の
紙面に対して垂直な方向にも曲率をもって膨出している
ため、鏡体１００の端面１０４は、その中央部が上下両
端部より厚くなっている。この中央部の厚みのために２
つの鏡体担持部材８０及び８２の相対的な回転が妨げら
れることがないように、シャフト８４と８６との少なく
とも一方を弾性軸受部材で軸支するようにしており、そ
れによってそれら２本のシャフト８４、８６を互いに近
付ける方向に付勢する一方で、それら２本のシャフト８
４、８６をある程度まで引き離すことができるようにし
ている。
示しており、この第３実施例では、図１に示したものと
同様のハウジングの中に２つの鏡体担持部材８０と８２
を、互いに平行なシャフト８４と８６の夫々を介して、
いずれも軸支して取付けてある。鏡体担持部材８０に
は、その一方の側面に略々平面形状の鏡体８８を取付け
てあり、他方の側面にそれより膨出の度合いの大きな凸
面形状の鏡体９０を取付けてある。鏡体担持部材８０の
一方の端面９２は凹円筒面形状であり、他方の端面は平
面形状の部分９４と凹面形状の部分９６とを含んでい
る。他方の鏡体担持部材８２には、その一方の側面に略
々平面形状の鏡体９８を取付けてあり、他方の側面に凸
面形状の鏡体１００を取付けてある。この鏡体１００表
面形状は、シャフト８６に対して平行な方向と垂直な方
向との両方向において膨出した凸面形状である。第２の
鏡体担持部材８２の両端面１０２及び１０４はいずれも
凸円筒面形状である。鏡体１００は図１１及び図１２の
紙面に対して垂直な方向にも曲率をもって膨出している
ため、鏡体１００の端面１０４は、その中央部が上下両
端部より厚くなっている。この中央部の厚みのために２
つの鏡体担持部材８０及び８２の相対的な回転が妨げら
れることがないように、シャフト８４と８６との少なく
とも一方を弾性軸受部材で軸支するようにしており、そ
れによってそれら２本のシャフト８４、８６を互いに近
付ける方向に付勢する一方で、それら２本のシャフト８
４、８６をある程度まで引き離すことができるようにし
ている。
【００１３】２つの鏡体担持部材８０及び８２を図１１
に示した向きにしたときには、鏡体担持部材８２の端面
１０４が鏡体担持部材８０の端面９６に隣接し、２枚の
略々平面形状の鏡体８８と９８とで実質的に連続した略
々平面形状の反射面が形成される。一方、２つの鏡体担
持部材８０及び８２を図１２に示した向きにしたときに
は、鏡体担持部材８２の端面１０２が鏡体担持部材８０
の凹面形状の端面９２に隣接し、２枚の凸面形状の鏡体
９０と１００とで実質的に連続した反射面が形成され、
この反射面は、ミラー・アセンブリの図中右側の端部へ
近付くにつれて曲率が大きくなる凸面形状を有する反射
面である。
に示した向きにしたときには、鏡体担持部材８２の端面
１０４が鏡体担持部材８０の端面９６に隣接し、２枚の
略々平面形状の鏡体８８と９８とで実質的に連続した略
々平面形状の反射面が形成される。一方、２つの鏡体担
持部材８０及び８２を図１２に示した向きにしたときに
は、鏡体担持部材８２の端面１０２が鏡体担持部材８０
の凹面形状の端面９２に隣接し、２枚の凸面形状の鏡体
９０と１００とで実質的に連続した反射面が形成され、
この反射面は、ミラー・アセンブリの図中右側の端部へ
近付くにつれて曲率が大きくなる凸面形状を有する反射
面である。
【図１】本発明の第１実施例の斜視図であり、２つの鏡
体担持部材の向きを、略々平面形状の大きな鏡面が形成
される向きにした状態を示した図である。
体担持部材の向きを、略々平面形状の大きな鏡面が形成
される向きにした状態を示した図である。
【図２】図１に示した２つの鏡体担持部材をハウジング
から取り出して示した斜視図である。
から取り出して示した斜視図である。
【図３】図２と同様の斜視図であるが、ただし２つの鏡
体担持部材のうちの一方の向きを、曲率の大きな領域を
有する鏡面が形成される向きにした状態を示した図であ
る。
体担持部材のうちの一方の向きを、曲率の大きな領域を
有する鏡面が形成される向きにした状態を示した図であ
る。
【図４】２つの鏡体担持部材のうちの一方を図１及び図
２に示した向きにしたときの、その鏡体担持部材の枢支
部を示した断面図である。
２に示した向きにしたときの、その鏡体担持部材の枢支
部を示した断面図である。
【図５】図４と同様の断面図であるが、ただしその鏡体
担持部材を図３に示した向きにしたときの、その枢支部
を示した図である。
担持部材を図３に示した向きにしたときの、その枢支部
を示した図である。
【図６】図４及び図５と同様の断面図であるが、ただし
その鏡体担持部材を中間の向きにしたときの、その枢支
部を示した図である。
その鏡体担持部材を中間の向きにしたときの、その枢支
部を示した図である。
【図７】２つの鏡体担持部材の両方を回動可能に取付け
た、本発明の第２実施例の斜視図であり、それら２つの
鏡体担持部材の向きを、略々平面形状の鏡面が形成され
る向きにした状態を示した図である。
た、本発明の第２実施例の斜視図であり、それら２つの
鏡体担持部材の向きを、略々平面形状の鏡面が形成され
る向きにした状態を示した図である。
【図８】図７に示した状態にある２つの鏡体担持部材を
示した平面図である。
示した平面図である。
【図９】図７に示した実施例の斜視図であるが、ただし
その２つの鏡体担持部材の向きを、大きな曲率を持つ領
域を含んだ鏡面が形成される向きにした状態を示した図
である。
その２つの鏡体担持部材の向きを、大きな曲率を持つ領
域を含んだ鏡面が形成される向きにした状態を示した図
である。
【図１０】図９に示した状態にある２つの鏡体担持部材
を示した平面図である。
を示した平面図である。
【図１１】２つの鏡体担持部材の両方を回動可能に取付
けた、本発明の第３実施例の平面図であり、それら２つ
の鏡体担持部材の向きを、略々平面形状の鏡面が形成さ
れる向きにした状態を示した図である。
けた、本発明の第３実施例の平面図であり、それら２つ
の鏡体担持部材の向きを、略々平面形状の鏡面が形成さ
れる向きにした状態を示した図である。
【図１２】図１１に示した実施例の平面図であるが、た
だしその２つの鏡体担持部材の向きを、互いに直交する
２方向のいずれにも大きな曲率を持つ領域を有する鏡面
が形成される向きにした状態を示した図である。
だしその２つの鏡体担持部材の向きを、互いに直交する
２方向のいずれにも大きな曲率を持つ領域を有する鏡面
が形成される向きにした状態を示した図である。
１０、５０、８０ 第１鏡体担持部材 １１ ハウジング １２、５８、８８ 第１鏡体 １６、５２、８２ 第２鏡体担持部材 １８、５６、８６ 軸心（シャフト） ２４、６６、９８ 略々平面形状の鏡体 ２６、６８、１００ 凸面形状の鏡体 ６０ 凸円筒面形状の鏡体 ９０ 凸面形状の鏡体
Claims (4)
- 【請求項１】 自動車用アウターミラー・アセンブリに
おいて、 第１鏡体担持部材(10、50、80)と第２鏡体担持部材(16、5
2、82)とを収容したハウジング(11)を備えており、前記
第１鏡体担持部材(10、50、80)は、略々平面形状の第１鏡
体(12、58、88)を備え、前記ハウジング(11)に取付けられ
ており、前記第２鏡体担持部材(16、52、82)は、前記第１
鏡体担持部材(10、50、80)に隣接して、前記第１鏡体(12、
58、88)の該第２鏡体担持部材(16、52、82)に近い方の側縁
部に対して平行な軸心(18、56、86)を中心として回動可能
に前記ハウジング(11)に取付けられており、前記第２鏡
体担持部材(16、52、82)は、その第１面に略々平面形状の
鏡体(24、66、98)を備えると共に、その第２面に該略々平
面形状の鏡体(24、66、98)と比べて曲率が大きい凸面形状
の鏡体(26、68、100) を備えており、前記第２鏡体担持部
材(16、52、82)を第１の向きにしたときには、前記第１面
に備えた前記鏡体(24、66、98)と、前記第１鏡体担持部材
(10、50、80)に備えた前記鏡体(12、58、88)とで、略々一様
な曲率を持つ実質的に連続した反射面が形成され、ま
た、前記第２鏡体担持部材(16、52、82)を第２の向きにし
たときには、前記第２面に備えた凸面形状の前記鏡体(2
6、68、100) と、前記第１鏡体担持部材(10、50、80)に備え
た前記鏡体(12、60、90)とで、前記第１鏡体担持部材(10、
50、80)に対応した領域の曲率よりも前記第２鏡体担持部
材(16、52、82)に対応した領域の曲率の方が大きい実質的
に連続した反射面が形成されるようにしてあることを特
徴とするアウターミラー・アセンブリ。 - 【請求項２】 更に前記第１鏡体担持部材(50、80) も、
前記第２鏡体担持部材(52、82) の回動軸心に対して平行
な軸心(54、84) を中心として回動可能に軸支されてお
り、該第１鏡体担持部材(50、80) がその第２面に、その
第１面に備えた前記第１鏡体(58、88) の曲率より大きな
曲率を有する第２鏡体(60、90) を備えていることを特徴
とする請求項１記載のアウターミラー・アセンブリ。 - 【請求項３】 前記第１及び第２鏡体担持部材のうちの
少なくとも一方の鏡体担持部材(16)が、大きな半径の第
１周面部分(30)と小さな半径の第２周面部分(32)とを有
する固定シャフト(18)を含んだ枢支部を備えており、更
に、該少なくとも一方の鏡体担持部材(16)が、前記第１
周面部分(30)に遊嵌する大きさの半径を有する円筒孔(3
4)と、先端が前記第２周面部分(32)に摺接する径方向内
方へ突出した突起(36)とを備えていることを特徴とする
請求項１または２記載のアウターミラー・アセンブリ。 - 【請求項４】 前記第１及び第２鏡体担持部材(80、82)
のうちの少なくとも一方の鏡体担持部材のシャフト(84、
86) が弾性取付手段を備えており、該弾性取付手段は当
該シャフトを他方のシャフトへ近付けるように付勢する
一方で、それら両方のシャフト(84、86) をある程度まで
引き離せるようにする手段であることを特徴とする請求
項１、２または３記載のアウターミラー・アセンブリ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB939323922A GB9323922D0 (en) | 1993-11-20 | 1993-11-20 | Vehicle rearview mirror |
| GB9323922.6 | 1993-11-20 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07277078A true JPH07277078A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=10745455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6285381A Pending JPH07277078A (ja) | 1993-11-20 | 1994-11-18 | 自動車用アウターミラー・アセンブリ |
Country Status (7)
| Country | Link |
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| EP (1) | EP0654379B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07277078A (ja) |
| AU (1) | AU671564B2 (ja) |
| DE (1) | DE69401487T2 (ja) |
| ES (1) | ES2097005T3 (ja) |
| GB (1) | GB9323922D0 (ja) |
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