JPH07276989A - バン型車輌のスライドドアー装置 - Google Patents

バン型車輌のスライドドアー装置

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JPH07276989A
JPH07276989A JP9075794A JP9075794A JPH07276989A JP H07276989 A JPH07276989 A JP H07276989A JP 9075794 A JP9075794 A JP 9075794A JP 9075794 A JP9075794 A JP 9075794A JP H07276989 A JPH07276989 A JP H07276989A
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cam
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rails
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間レールを省略するとともに、スライドド
アーをスライドさせるだけで開口部に自動的に密着させ
ることができるようにしてその開閉の操作性を向上さ
せ、かつ軽快にスライドさせることができるようにす
る。 【構成】 スライドドアー6に前後一対の上部ブラケッ
ト8・9と下部ブラケット10をそれぞれ内側に突出し
て設ける。各上部ブラケットには、上部カムフロア13
・14とボールキャスタ11・12とをそれぞれに設
け、下部ブラケットには下部カムフロア15を設ける。
荷室1の側壁2には、上部カムフロアをそれぞれ案内す
るカムガイド部20・25及び前後のボールキャスタの
転動面となるボール受け面17・22をそれぞれ有する
前後の上部レール3・4と、下部カムフロアを案内する
下部レール5を設ける。上部レールのカムガイド部及び
下部レールは、その大部分を直線状としてスライドドア
ーが閉じる側の一端部のみを内向きに屈曲させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バン型車輌の荷室の側
壁に設けられた開口部を、前後に摺動するスライドドア
ーによって開閉するスライドドアー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なこの種のスライドドアー
装置は、例えば実公昭58−35538号公報や同59
−13144号公報等に記載されているように、側壁の
上・中・下の3個所にレール、つまり開口部の上側に上
部レール、下側に下部レール、開口部の後方の中間に中
間レールを設けてスライドドアーを3点支持し、その垂
直荷重(重量)は下部レールと中間レールとに持たせる
構造になっていた。この場合、スライドドアー側に、中
間レールと摺動自在に連結される折り畳み式リンク機構
を装着し、スライドドアーを開口部の正面までスライド
させてから、リンク機構のカム付きハンドルを操作して
スライドドアーを開口部に密着させるようになってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これによる
と、上下のレールの他に中間レールも必要とするため、
部品点数が多く高価になるとか、スライドドアーを開口
部に密着させて閉じるには、スライドドアーを開口部の
正面までスライドさせてからカム付きハンドルを操作し
なければならないため、すなわちスライドドアーのスラ
イド操作の他にカム付きハンドルによる密閉操作を要す
るため、操作性が悪いとか、スライドドアーの垂直荷重
を、リンク機構を介して中間レールにも持たせるため、
スライド操作の抵抗が大きい等の問題点があった。
【0004】本発明の目的は、従来のこのような問題点
に鑑み、中間レール及びそれに関連する部品を省略して
構造の簡素化を図るとともに、スライドドアーをスライ
ドさせるだけで開口部に自動的に密着させることがで
き、つまりスライドドアーをワンタッチで開閉できるよ
うにしてその開閉の操作性を向上させ、またスライドド
アーを軽快にスライドさせることができるようにするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるスライドド
アー装置は、スライドドアーの上端部に前後一対の上部
ブラケット、下端部に少なくとも1つの下部ブラケット
をそれぞれ内側に突出して設ける。そして、各上部ブラ
ケットの先端部には、上部カムフロアとボールキャスタ
とをそれぞれに設け、下部ブラケットの先端部には下部
カムフロアを設ける。また、荷室には、前後の上部カム
フロアをそれぞれ案内するカムガイド部及び前後のボー
ルキャスタの転動面となるボール受け面をそれぞれ有す
る前後の上部レールと、下部カムフロアを案内する下部
レールを設ける。前後の上部レールのカムガイド部及び
下部レールは、その大部分を直線状としてスライドドア
ーが閉じる側の一端部のみを内向きに屈曲させる。
【0006】下部レールは開口部の下側に設ける。前後
の上部レールは側壁の上部でもまた荷室の天井部のいず
れに設けても良い。前後のカムガイド部の一端部の屈曲
は、スライドドアーが閉じる側のカムガイド部よりも開
く側のカムガイド部の方が急になるようにすると良い。
【0007】
【作用】本発明のスライドドアー装置によると、スライ
ドドアーの垂直荷重は、前後のボールキャスタを介して
前後の上部レールが担い、前後の上部カムフロアと下部
カムフロアとは、スライドドアーの垂直荷重を受けるこ
となくその前後のスライドを案内するのみである。従っ
て、ボールキャスタは、上部レールのボール受け面と点
接触状態で転動するため、スライドドアーの垂直荷重が
かかっていても、スライドドアーの前後のスライド及び
開口部に対する内外方向の変位は、いずれも軽快に行え
る。
【0008】前後の上部レールのカムガイド部と下部レ
ールのそれぞれの一端部、つまりスライドドアーが閉じ
る側の端部は内向きに屈曲しているため、スライドドア
ーを最終的に閉じるとき、このスライドドアーは開口部
の内側へ引き寄せられて自動的に密閉状態となる。この
場合、スライドドアーが閉じる側のカムガイド部の屈曲
よりも開く側のカムガイド部の屈曲の方を急にすると、
スライドドアーを確実に密閉できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。本例のスライドドアー装置は、図1及び図
2に示すように、バン型車輌の荷室(荷箱)1の側壁2
の上端部に前後の上部レール3・4を一直線上に水平に
並べて設けるとともに、側壁2の下側に下部レール5を
水平に設け、これらレール3・4・5に沿ってスライド
ドアー6を前後にスライドさせることにより、図3及び
図4に示すように、側壁2に設けられた開口部7を開閉
できる構造になっている。
【0010】スライドドアー6の外面上端の前後の隅部
には、スライドドアー6を前後の上部レール3・4に前
後摺動自在に支持するため、前後一対の上部ブラケット
8・9が設けられている。また、スライドドアー6の外
面下端の前側の隅部には、下部レール5をガイドとする
ため1つの下部ブラケット10が固着されている。
【0011】図3ないし図5に示すように、前後の上部
ブラケット8・9は、スライドドアー6の外面に固着し
た部分から上側の部分が外側に膨出してからほぼ直角に
曲がって、一部分がスライドドアー6の上辺縁の少し上
方を越えるように内方へ水平に突出している。そして、
その水平突出部分の先端部の下側に、前後のボールキャ
スタ11・12をそれぞれ装着するとともに、上側に前
後の上部カムフロア13・14をそれぞれ装着してい
る。
【0012】一方、下部ブラケット10は、スライドド
アー6の外面に固着した部分から下側の部分が外側に膨
出してからほぼ直角に曲がって、一部分がスライドドア
ー6の下辺縁の少し下方を越えるように内方へ水平に突
出している。そして、その水平突出部分の先端部の上側
に下部カムフロア15を装着している。
【0013】前後の上部レール3・4は、ボールキャス
タ11・12を介してスライドドアー6の垂直荷重(重
量)を受けると同時に、上部カムフロア13・14をそ
れぞれ案内するため、いずれも上下二重の案内構造とな
っているが、前側の上部レール3は、その全長が開口部
7の上辺縁に沿って設けられているのに対し、後側の上
部レール4は開口部7から外れたその後方に設けられて
いる。そして、このような設置位置の違いから、前後の
上部レール3・4の具体的構造は次のように若干異なっ
ている。
【0014】すなわち、前側の上部レール3は、図3・
図4及び図5に示すように、開口部7の上辺縁に沿って
凹む側壁2の横長凹部16と、この横長凹部16の下辺
縁の外側に固着された断面逆L字状の長いボール受けレ
ール板17と、横長凹部16の上辺縁の外側に固着され
た断面逆U字状の長い直線レール材18と、この直線レ
ール材18の前端に連結させて横長凹部16の上面に固
着された同じく断面逆U字状の短い曲線レール材19と
で構成されている。ボール受けレール板17の上面及び
横長凹部16の底面は面一となって、前側のボールキャ
スタ11の転動面となるボール受け面を形成し、また直
線レール材18と曲線レール材19とは、前側の上部カ
ムフロア13を案内する前側のカムガイド部20を形成
する。このカムガイド部20は、その長さの大部分が直
線レール材18により開口部7の上辺縁に沿った直線状
になっているが、曲線レール材19が横長凹部16の前
端部の内方に入り込んでいるため、前端部のみが内向き
に屈曲している。
【0015】後側の上部レール4は、図3及び図4に示
すように、断面L字状部分と逆L字状部分とを有する長
い直線レール材21と、断面L字状の長いボール受けレ
ール板22とを上下に組み合わせて、側壁2の横長の凹
凸がある外面にスペーサ板23を介して固着するととも
に、直線レール材21の前端に断面逆U字の短い曲線レ
ール材24を連結してこれを横長凹部16の上面に固着
したものである。ボール受けレール板22の上面及び横
長凹部16の底面は面一となって、後側のボールキャス
タ12の転動面となるボール受け面を形成し、また直線
レール材21と曲線レール材24とは、後側の上部カム
フロア14を案内する後側のカムガイド部25を形成す
る。このカムガイド部25は、その長さの大部分が直線
レール材21により側壁2の外面に沿った直線状になっ
ているが、曲線レール材24が横長凹部16の後端部の
内方に入り込んでいるため、前端部のみが内向きに屈曲
している。その屈曲は、図6に鎖線で示すように前側の
カムガイド部20の前端部の屈曲よりも急になってい
る。
【0016】下部レール5は、下部カムフロア15を案
内するため、断面逆U字状の長い直線レール材25aの
前端に同じく断面逆U字状の短い曲線レール材26bを
連結して荷室1の下側に固着したもので、その長さの大
部分が直線レール材26aにより開口部7の下辺縁に沿
った直線状になっているが、曲線レール材26bが内向
きに屈曲しているため、前端部のみが上部の前側カムガ
イド部20の前端部と同程度に内向きに屈曲している。
【0017】スライドドアー6には、これを開口部7に
対してロックするため、外面(図の例では、スライドド
アー6の外表面に向かって右側)に把手27aを有する
公知のドアーロック金具27が埋め込み装着されてい
る。なお、図5において、28・29はスライドドアー
6の周縁と開口部7の周縁とをシールするゴムシール
材、30は荷室1の敷居材、31は床板、32は根太材
である。
【0018】上記のような構成において、図3に示すよ
うにスライドドアー6を後方に位置させて開口部7を開
いた状態から、ドアーロック金具27の把手27aを持
ってスライドドアー6を前方へ移動させると、前後の上
部カムフロア13・14が上部の前後の直線レール材1
8・21にそれぞれ案内されるとともに、下部カムフロ
ア15が下部の直線レール材26aに案内されながら、
前後のボールキャスタ11・12のボールが前後のボー
ル受けレール板17・22上を転動する。従って、スラ
イドドアー6は側壁2の外面に沿って真っ直ぐ前進摺動
しながら開口部7を閉じていく。
【0019】前後の上部カムフロア13・14が前後の
直線レール材18・21から上部の前後の曲線レール材
19・24へ差しかかると同時に、下部カムフロア15
が下部の直線レール材26aから下部の曲線レール材2
6bへ差しかかると、これら曲線レール材19・24・
26bは内向きに屈曲しているため、前後のボールキャ
スタ11・12のボールは前後のボール受けレール板1
7・22上から横長凹部16の底面上へ転動し、スライ
ドドアー6は、開口部7の内側へ引き寄せられてこれを
最終的に密閉する。この場合、上部の後側の曲線レール
材24の屈曲は、上部の前側の曲線レール材19及び下
部の曲線レール材26bより急になっているので、スラ
イドドアー6による開口部7の密閉は確実に行われる。
そして、これと同時にドアーロック金具27が開口部7
側のキャッチ金具にキャッチされて、ドアーロック状態
となる。
【0020】このように閉じたスライドドアー6を開く
には、把手27aを持ってロック解除しながらスライド
ドアー6を後方へ移動させる。その後方への移動力によ
り、スライドドアー6は、曲線レール材19・24・2
6bの案内によって開口部7の外方へ突き出ながら後方
へ摺動し、更に直線レール材18・21・26aの案内
により側壁2の外面に沿って後方へ真っ直ぐ摺動しなが
ら開口部7を開放する。
【0021】図7は本発明の変形例を示し、前後の上部
レール3・4を荷室1の天井部33の上面に設けたもの
である。また、ドアーロック金具27の把手27aを、
上記の実施例とは逆にスライドドアー6の外表面に向か
って左側に設け、この把手27aによるドアーロック金
具27の操作を操作杆34を介して行うようにしたもの
である。
【0022】なお、上記の実施例では、スライドドアー
6を開口部7に対してその後方から前方へ摺動させて閉
じる形態としたが、これとは逆に、スライドドアー6を
開口部7に対してその前方から後方へ摺動させて閉じる
形態としても構わない。
【0023】
【発明の効果】本発明による効果を以下に列挙する。 従来のような中間レールが不要になるため、中間レ
ール及びそれに関連する部品を省略して構造の簡素化を
図ることができるとともに、荷室の外壁外面がフラット
になってスッキリした外観になり、文字や広告等を表示
するのに便利である。 従来のような折り畳み式リンク機構が無いため、製
作工数及びコストが低減し、またトラブルも少なくな
る。 スライドドアーの垂直荷重は、前後のボールキャス
タを介して前後の上部レールが担い、前後の上部カムフ
ロアと下部カムフロアとは、スライドドアーの垂直荷重
を受けることなくその前後のスライドを案内するのみで
あり、しかもボールキャスタは、上部レールのボール受
け面と点接触状態で転動するため、スライドドアーの垂
直荷重がかかっていても、スライドドアーの前後のスラ
イド及び開口部に対する内外方向の変位をワンタッチで
軽快に行える。 前後の上部レールのカムガイド部と下部レールのそ
れぞれの一端部、つまりスライドドアーが閉じる側の端
部は内向きに屈曲しているため、スライドドアーを最終
的に閉じるとき、このスライドドアーを開口部の内側へ
引き寄せて自動的に密閉状態にできる。 スライドドアーの垂直荷重は、スライドドアーの上
端部に固着した前後の上部ブラケットを介して前後の上
部レールで担い、スライドドアーの下端部に固着した下
部ブラケットには垂直荷重がかからず、これは単にドア
ー下部の案内のためだけであるので、車輌の後輪等によ
る影響ないし干渉が少なく、しかもドアーの配置寸法の
制限も少なくなる。
【0024】 前後の上部レールを荷室の天井部に設
けることにより、側壁外面の一層スッキリした外観にす
ることができるとともに、上部レールの組み込みを容易
に行える。
【0025】 スライドドアーが閉じる側のカムガイ
ド部の屈曲よりも開く側のカムガイド部の屈曲の方を急
にすることにより、スライドドアーを確実に密閉でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスライドドアー装置を具備したバ
ン型車輌の側面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】本発明によるスライドドアー装置の一例のドア
ー開放状態を示す斜視図である。
【図4】同上のドアー密閉状態を示す斜視図である。
【図5】同スライドドアー装置の拡大垂直断面図であ
る。
【図6】同じく拡大水平断面図である。
【図7】本発明によるスライドドアー装置の変形例の斜
視図である。
【符号の説明】
1 荷室 2 側壁 3・4 前後の上部レール 5 下部レール 6 スライドドアー 7 開口部 8・9 前後の上部ブラケット 10 下部ブラケット 11・12 前後のボールキャスタ 13・14 前後の上部カムフロア 15 下部カムフロア 16 横長凹部 17 前側のボール受けレール板 18 前側の直線レール材 19 前側の曲線レール材 20 前側のカムガイド部 21 後側の直線レール材 22 後側のボール受けレール板 24 後側の曲線レール材 25 後側のカムガイド部 26a 直線レール材 26b 曲線レール材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】前後の上部レールのカムガイド部と下部レ
ールのそれぞれの一端部、つまりスライドドアーが閉じ
る側の端部は内向きに屈曲しているため、スライドドア
ーを最終的に閉じるとき、このスライドドアーは開口部
の内側へ引き寄せられて自動的に密閉状態となる。この
場合、スライドドアーが閉じる側のカムガイド部の屈曲
よりも開く側のカムガイド部の屈曲の方を急にすると、
スライドドアーと開口部の辺縁との干渉を避けて、スラ
イドドアーを確実に密閉及びスムーズに開閉できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】前後の上部カムフロア13・14が前後の
直線レール材18・21から上部の前後の曲線レール材
19・24へ差しかかると同時に、下部カムフロア15
が下部の直線レール材26aから下部の曲線レール材2
6bへ差しかかると、これら曲線レール材19・24・
26bは内向きに屈曲しているため、前後のボールキャ
スタ11・12のボールは前後のボール受けレール板1
7・22上から横長凹部16の底面上へ転動し、スライ
ドドアー6は、開口部7の内側へ引き寄せられてこれを
最終的に密閉する。この場合、上部の後側の曲線レール
材24の屈曲は、上部の前側の曲線レール材19及び下
部の曲線レール材26bより急になっているので、スラ
イドドアー6が開口部7の後辺縁に干渉するようなこと
がなく、スライドドアー6による開口部7の密閉は確実
に行われる。そして、これと同時にドアーロック金具2
7が開口部7側のキャッチ金具にキャッチされて、ドア
ーロック状態となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図7は本発明の変形例を示し、前後の上部
レール3・4を荷室1の天井部33の上面に設けたもの
である。また、把手27aを、上記の実施例とは逆にス
ライドドアー6の外表面に向かって左側に設け、この把
手27aによる荷室1側のロック金具27cの操作を操
作杆34を介して行うようにしたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 スライドドアーが閉じる側のカムガイ
ド部の屈曲よりも開く側のカムガイド部の屈曲の方を急
にすることにより、スライドドアーの開閉時における開
口部辺縁との干渉を避けることができるので、スライド
ドアーを確実に密閉できるとともに、その開閉をスムー
ズに行える。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バン型車輌の荷室の側壁に設けられた開口
    部を、前後にスライドするスライドドアーによって開閉
    するバン型車輌のスライドドアー装置において、前記ス
    ライドドアーの上端部に前後一対の上部ブラケット、下
    端部に少なくとも1つの下部ブラケットをそれぞれ内側
    に突出して設け、各上部ブラケットの先端部には、上部
    カムフロアとボールキャスタとをそれぞれに設け、下部
    ブラケットの先端部には下部カムフロアを設け、また前
    記荷室には、前記前後の上部カムフロアをそれぞれ案内
    するカムガイド部及び前後のボールキャスタの転動面と
    なるボール受け面をそれぞれ有する前後の上部レール
    と、前記下部カムフロアを案内する下部レールを設け、
    前記前後の上部レールのカムガイド部及び下部レール
    は、その大部分を直線状としてスライドドアーが閉じる
    側の一端部のみを内向きに屈曲させたことを特徴とする
    バン型車輌のスライドドアー装置。
  2. 【請求項2】前後の上部レールを側壁の上部に設け、下
    部レールを開口部の下側に設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のバン型車輌のスライドドアー装置。
  3. 【請求項3】前後の上部レールを荷室の天井部に設け、
    下部レールを開口部の下側に設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のバン型車輌のスライドドアー装置。
  4. 【請求項4】前後のカムガイド部の一端部の屈曲を、ス
    ライドドアーが閉じる側のカムガイド部よりも開く側の
    カムガイド部の方が急になるようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のバン型車輌のス
    ライドドアー装置。
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