JPH07276940A - タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション - Google Patents
タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンションInfo
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- JPH07276940A JPH07276940A JP10216694A JP10216694A JPH07276940A JP H07276940 A JPH07276940 A JP H07276940A JP 10216694 A JP10216694 A JP 10216694A JP 10216694 A JP10216694 A JP 10216694A JP H07276940 A JPH07276940 A JP H07276940A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラニオン・ブラケットの小型・軽量化を図
って製作費用を低減させ、また、コンプライアンス・ア
ンダ・ステアを確保する。 【構成】 左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１
４，１４および左右のリア・ロア・トルク・ロッド１
５，１５が前広がり状態で活用され、そして、その左右
のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後端２
２，２２および左右のリア・ロア・トルク・ロッド１
５，１５の前端２３，２３が略同じ取付け幅で左右のト
ラニオン・ブラケット１２，１２に対応的に連結される
ところである。
って製作費用を低減させ、また、コンプライアンス・ア
ンダ・ステアを確保する。 【構成】 左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１
４，１４および左右のリア・ロア・トルク・ロッド１
５，１５が前広がり状態で活用され、そして、その左右
のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後端２
２，２２および左右のリア・ロア・トルク・ロッド１
５，１５の前端２３，２３が略同じ取付け幅で左右のト
ラニオン・ブラケット１２，１２に対応的に連結される
ところである。
Description
【０００１】
【発明に関係ある分野】この発明は、後二軸車に使用さ
れるタンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペン
ションに関する。
れるタンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペン
ションに関する。
【０００２】
【背景技術】この種の後二軸、例えば、後二軸の大型ト
ラックは、駆動力に優れ、そして、悪路走破性を良好に
するところのタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンションが採用されるのが通常で、そのタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンションでは、
コンプライアンス・アンダ・ステアを得るために左右の
フロント・ロア・トルク・ロッドおよび左右のリア・ロ
ア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用される。そし
て、そこでは、その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端とその左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端とが互いに異なる取付け幅で左右のトラニオン・ブ
ラケットに対応的に連結されるので、そのトラニオン・
ブラケットは左右非対称形に製作され、その結果、その
トラニオン・ブラケットは大型化され、重量が増加され
て製作費用が高くなる。
ラックは、駆動力に優れ、そして、悪路走破性を良好に
するところのタンデム・アクスル・トラニオン型リア・
サスペンションが採用されるのが通常で、そのタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンションでは、
コンプライアンス・アンダ・ステアを得るために左右の
フロント・ロア・トルク・ロッドおよび左右のリア・ロ
ア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用される。そし
て、そこでは、その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端とその左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端とが互いに異なる取付け幅で左右のトラニオン・ブ
ラケットに対応的に連結されるので、そのトラニオン・
ブラケットは左右非対称形に製作され、その結果、その
トラニオン・ブラケットは大型化され、重量が増加され
て製作費用が高くなる。
【０００３】
【発明の課題】この発明の課題は、トラニオン・ブラケ
ットの小型化および軽量化を図って製作費用を低減さ
せ、また、コンプライアンス・アンダ・ステアを確保可
能にするところのタンデム・アクスル・トラニオン型リ
ア・サスペンションの提供にある。
ットの小型化および軽量化を図って製作費用を低減さ
せ、また、コンプライアンス・アンダ・ステアを確保可
能にするところのタンデム・アクスル・トラニオン型リ
ア・サスペンションの提供にある。
【０００４】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび左右のリ
ア・ロア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用され、
そして、その左右のフロント・ロア・トルク・ロッドの
後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの前端が
略同じ取付け幅で左右のトラニオン・ブラケットに対応
的に連結され、そして、そのトラニオン・ブラケットを
左右対称形に製作可能にしてコンプライアンス・アンダ
・ステアを確保可能にするところである。
左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび左右のリ
ア・ロア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用され、
そして、その左右のフロント・ロア・トルク・ロッドの
後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの前端が
略同じ取付け幅で左右のトラニオン・ブラケットに対応
的に連結され、そして、そのトラニオン・ブラケットを
左右対称形に製作可能にしてコンプライアンス・アンダ
・ステアを確保可能にするところである。
【０００５】
【具体例の説明】以下、この発明のタンデム・アクスル
・トラニオン型リア・サスペンションの特定された具体
例について、図面を参照して説明する。図１および図２
は、後二軸に後前車軸３４および後後車軸３５が使用さ
れ、そして、その後前車軸３４が駆動される大型トラッ
ク３０に適用されるところのこの発明のタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションの具体例１０
を示している。このタンデム・アクスル・トラニオン型
リア・サスペンション１０は、そのトラック３０におい
てフレーム３１の左右のサイド・レール３２，３２に左
右のトラニオン・ブラケット１２，１２で対応的に支持
される左右のトラニオン・シャフト１１，１１と、その
左右のトラニオン・シャフト１１，１１に対応的に回転
可能に支持されて前後端にその後前車軸３４および後後
車軸３５を支持する左右のリーフ・スプリング１３，１
３と、その左右のトラニオン・シャフト１１，１１より
も下方においてその後前車軸３４をその左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２に連結する左右のフロント・
ロア・トルク・ロッド１４，１４と、同様に、その左右
のトラニオン・シャフト１１，１１よりも下方において
その後後車軸３５をその左右のトラニオン・ブラケット
１２，１２に連結する左右のリア・ロア・トルク・ロッ
ド１５，１５と、その左右のリーフ・スプリング１３，
１３よりも上方でその左右のサイド・レール３２，３２
間に渡されたクロス・ビーム３３に前側および後側にお
いて取り付けられるアッパ・トルク・ロッド・ブラケッ
ト１８，１９にその後前車軸３４および後後車軸３５を
連結するフロントおよびリア・アッパ・トルク・ロッド
１６，１７とで組み立てられる。
・トラニオン型リア・サスペンションの特定された具体
例について、図面を参照して説明する。図１および図２
は、後二軸に後前車軸３４および後後車軸３５が使用さ
れ、そして、その後前車軸３４が駆動される大型トラッ
ク３０に適用されるところのこの発明のタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションの具体例１０
を示している。このタンデム・アクスル・トラニオン型
リア・サスペンション１０は、そのトラック３０におい
てフレーム３１の左右のサイド・レール３２，３２に左
右のトラニオン・ブラケット１２，１２で対応的に支持
される左右のトラニオン・シャフト１１，１１と、その
左右のトラニオン・シャフト１１，１１に対応的に回転
可能に支持されて前後端にその後前車軸３４および後後
車軸３５を支持する左右のリーフ・スプリング１３，１
３と、その左右のトラニオン・シャフト１１，１１より
も下方においてその後前車軸３４をその左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２に連結する左右のフロント・
ロア・トルク・ロッド１４，１４と、同様に、その左右
のトラニオン・シャフト１１，１１よりも下方において
その後後車軸３５をその左右のトラニオン・ブラケット
１２，１２に連結する左右のリア・ロア・トルク・ロッ
ド１５，１５と、その左右のリーフ・スプリング１３，
１３よりも上方でその左右のサイド・レール３２，３２
間に渡されたクロス・ビーム３３に前側および後側にお
いて取り付けられるアッパ・トルク・ロッド・ブラケッ
ト１８，１９にその後前車軸３４および後後車軸３５を
連結するフロントおよびリア・アッパ・トルク・ロッド
１６，１７とで組み立てられる。
【０００６】その左右のトラニオン・ブラケット１２，
１２は、図１から理解されるように、その左右のトラニ
オン・シャフト１１，１１をはめ合わせるシャフト・ボ
ア２０，２０を備え、そして、そのシャフト・ボア２
０，２０よりも下方の同じ高さでその左右のトラニオン
・シャフト１１，１１のセンタに左右対称の位置にその
左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後
端２２，２２および左右のリア・ロア・トルク・ロッド
１５，１５の前端２３，２３を連結するところの左右対
称形に製作される。その結果、その左右のトラニオン・
ブラケット１２，１２は、左右非対称形に製作される通
常のトラニオン・ブラケットに比べて小型化および軽量
化が図られ、そして、製作が簡単になって製作費用が低
減される。勿論、その左右のトラニオン・ブラケット１
２，１２は上端をそのサイド・レール３２，３２に対応
的にボルト−ナット手段で通常に止められて使用され
る。
１２は、図１から理解されるように、その左右のトラニ
オン・シャフト１１，１１をはめ合わせるシャフト・ボ
ア２０，２０を備え、そして、そのシャフト・ボア２
０，２０よりも下方の同じ高さでその左右のトラニオン
・シャフト１１，１１のセンタに左右対称の位置にその
左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後
端２２，２２および左右のリア・ロア・トルク・ロッド
１５，１５の前端２３，２３を連結するところの左右対
称形に製作される。その結果、その左右のトラニオン・
ブラケット１２，１２は、左右非対称形に製作される通
常のトラニオン・ブラケットに比べて小型化および軽量
化が図られ、そして、製作が簡単になって製作費用が低
減される。勿論、その左右のトラニオン・ブラケット１
２，１２は上端をそのサイド・レール３２，３２に対応
的にボルト−ナット手段で通常に止められて使用され
る。
【０００７】その左右のフロント・ロア・トルク・ロッ
ド１４，１４は、前広がりで前下がりの状態で前端２
１，２１をその後前車軸３４にラバー・ブッシュ付きピ
ン２５，２５で、後端２２，２２をその左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２にラバー・ブッシュ付きピン
２５，２５でそれぞれ連結される。この場合、そのラバ
ー・ブッシュ付きピン２５，２５，２５，２５はその後
前車軸３４およびトラニオン・シャフト１１，１１に対
応的に平行にされて使用される。そして、そのためには
その左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４
はその前端２１，２１および後端２２，２２が連結状態
でそのフレーム３１の側面に平行にされるように軸線に
対して曲げられてある。
ド１４，１４は、前広がりで前下がりの状態で前端２
１，２１をその後前車軸３４にラバー・ブッシュ付きピ
ン２５，２５で、後端２２，２２をその左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２にラバー・ブッシュ付きピン
２５，２５でそれぞれ連結される。この場合、そのラバ
ー・ブッシュ付きピン２５，２５，２５，２５はその後
前車軸３４およびトラニオン・シャフト１１，１１に対
応的に平行にされて使用される。そして、そのためには
その左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４
はその前端２１，２１および後端２２，２２が連結状態
でそのフレーム３１の側面に平行にされるように軸線に
対して曲げられてある。
【０００８】その左右のリア・ロア・トルク・ロッド１
５，１５は、同様に、前広がりで前下がりの状態で前端
２３，２３をその左右のトラニオン・ブラケット１２，
１２にラバー・ブッシュ付きピン２５，２５で、後端２
４，２４をその後後車軸３５にラバー・ブッシュ付きピ
ン２５，２５でそれぞれ連結される。この場合、そのラ
バー・ブッシュ付きピン２５，２５，２５，２５はその
トラニオン・シャフト１１，１１および後後車軸３５に
対応的に平行されて使用される。そして、そのためには
その左右のリア・ロア・トルク・ロッド１５，１５はそ
の前端２３，２３および後端２４，２４が連結状態でそ
のフレーム３１の側面に平行にされるように軸線に対し
て曲げられてある。特に、その前端２３，２３はその左
右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後端
２２，２２に同じ取付け幅および同じ高さでその左右の
トラニオン・ブラケット１２，１２に連結される。勿
論、その後端２４，２４は取付け幅がその前端２３，２
３よりも狭められ、そして、取付け高さがその前端２
３，２３よりも高くされてその後後車軸３５に連結され
る。
５，１５は、同様に、前広がりで前下がりの状態で前端
２３，２３をその左右のトラニオン・ブラケット１２，
１２にラバー・ブッシュ付きピン２５，２５で、後端２
４，２４をその後後車軸３５にラバー・ブッシュ付きピ
ン２５，２５でそれぞれ連結される。この場合、そのラ
バー・ブッシュ付きピン２５，２５，２５，２５はその
トラニオン・シャフト１１，１１および後後車軸３５に
対応的に平行されて使用される。そして、そのためには
その左右のリア・ロア・トルク・ロッド１５，１５はそ
の前端２３，２３および後端２４，２４が連結状態でそ
のフレーム３１の側面に平行にされるように軸線に対し
て曲げられてある。特に、その前端２３，２３はその左
右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４の後端
２２，２２に同じ取付け幅および同じ高さでその左右の
トラニオン・ブラケット１２，１２に連結される。勿
論、その後端２４，２４は取付け幅がその前端２３，２
３よりも狭められ、そして、取付け高さがその前端２
３，２３よりも高くされてその後後車軸３５に連結され
る。
【０００９】上述のように、このタンデム・アクスル・
トラニオン型リア・サスペンション１０は、前広がり状
態で活用されるところのその左右のフロント・ロア・ト
ルク・ロッド１４，１４およびリア・ロア・トルク・ロ
ッド１５，１５によって瞬間中心がその後後車軸３５の
軸線よりも後方に位置されてコンプライアンス・アンダ
・ステア特性が十分に確保される。また、そのタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション１０は
その左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４
の後端２２，２２とその左右のリア・ロア・トルク・ロ
ッド１５，１５の前端２３，２３とが同じ取付け幅およ
び同じ高さでその左右のトラニオン・ブラケット１２，
１２にそのラバー・ブッシュ付きピン２５，２５，２
５，２５によって連結されるので、その左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２が左右対称形に製作可能にな
って小型・軽量化が図られ、それに伴ってサスペンショ
ン全体として軽量化される。
トラニオン型リア・サスペンション１０は、前広がり状
態で活用されるところのその左右のフロント・ロア・ト
ルク・ロッド１４，１４およびリア・ロア・トルク・ロ
ッド１５，１５によって瞬間中心がその後後車軸３５の
軸線よりも後方に位置されてコンプライアンス・アンダ
・ステア特性が十分に確保される。また、そのタンデム
・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション１０は
その左右のフロント・ロア・トルク・ロッド１４，１４
の後端２２，２２とその左右のリア・ロア・トルク・ロ
ッド１５，１５の前端２３，２３とが同じ取付け幅およ
び同じ高さでその左右のトラニオン・ブラケット１２，
１２にそのラバー・ブッシュ付きピン２５，２５，２
５，２５によって連結されるので、その左右のトラニオ
ン・ブラケット１２，１２が左右対称形に製作可能にな
って小型・軽量化が図られ、それに伴ってサスペンショ
ン全体として軽量化される。
【００１０】次に、そのタンデム・アクスル・トラニオ
ン型リア・サスペンション１０の動作について説明す
る。その大型トラック３０が高速で路面上を走行する際
に、ハンドルによって前輪（図示せず）が左方向に操舵
されると、遠心力に相応する横力が後輪３６，３６，３
６，３６および３７，３７，３７，３７のタイヤとその
路面との間に発生し、その横力によってその後前車軸３
４および後後車軸３５は、そのピン２５，２５，２５，
２５および２５，２５，２５，２５のラバー・ブッシュ
をたわませながらその後輪３６，３６，３６，３６およ
び３７，３７，３７，３７の向きが操縦安定性を向上さ
せる方向においてその瞬間中心を中心として回転され
る。この場合、その瞬間中心のまわりのその後前車軸３
４および後後車軸３５のコンプライアンス・アンダ・ス
テアはその横力に十分に相応するステア量が得られてそ
の前輪の操舵方向に同じであるところの同相でその大型
トラック３０を直進に立て直すところで作用し、その結
果、その大型トラック３０は高速走行で操縦安定性が向
上されてそのハンドルが操舵される際の走行安定性が向
上される。
ン型リア・サスペンション１０の動作について説明す
る。その大型トラック３０が高速で路面上を走行する際
に、ハンドルによって前輪（図示せず）が左方向に操舵
されると、遠心力に相応する横力が後輪３６，３６，３
６，３６および３７，３７，３７，３７のタイヤとその
路面との間に発生し、その横力によってその後前車軸３
４および後後車軸３５は、そのピン２５，２５，２５，
２５および２５，２５，２５，２５のラバー・ブッシュ
をたわませながらその後輪３６，３６，３６，３６およ
び３７，３７，３７，３７の向きが操縦安定性を向上さ
せる方向においてその瞬間中心を中心として回転され
る。この場合、その瞬間中心のまわりのその後前車軸３
４および後後車軸３５のコンプライアンス・アンダ・ス
テアはその横力に十分に相応するステア量が得られてそ
の前輪の操舵方向に同じであるところの同相でその大型
トラック３０を直進に立て直すところで作用し、その結
果、その大型トラック３０は高速走行で操縦安定性が向
上されてそのハンドルが操舵される際の走行安定性が向
上される。
【００１１】また、その大型トラック３０が高速で直進
走行する際に外乱を受けると、例えば、車体に強い横風
を受けると、その強い横風に応じてその後前車軸３４お
よび後後車軸３５がアンダ・ステア、すなわち、その後
輪３６，３６，３６，３６および３７，３７，３７，３
７のタイヤから受ける横力に応じてその後輪３６，３
６，３６，３６および３７，３７，３７，３７の向きが
操縦安定性を向上させる方向に変化するところのコンプ
ライアンス・アンダ・ステアを生じ、前述の操舵の場合
に同じ効果、すなわち、その大型トラックの回転運動を
少なくして高速走行時の安定性が向上され、また、操縦
安定性が向上される。
走行する際に外乱を受けると、例えば、車体に強い横風
を受けると、その強い横風に応じてその後前車軸３４お
よび後後車軸３５がアンダ・ステア、すなわち、その後
輪３６，３６，３６，３６および３７，３７，３７，３
７のタイヤから受ける横力に応じてその後輪３６，３
６，３６，３６および３７，３７，３７，３７の向きが
操縦安定性を向上させる方向に変化するところのコンプ
ライアンス・アンダ・ステアを生じ、前述の操舵の場合
に同じ効果、すなわち、その大型トラックの回転運動を
少なくして高速走行時の安定性が向上され、また、操縦
安定性が向上される。
【００１２】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質（ｎａ
ｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の
内容は、その発明の課題に相応してその発明の成立に必
須である。
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質（ｎａ
ｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
その他の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の
内容は、その発明の課題に相応してその発明の成立に必
須である。
【００１３】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンショ
ンは、左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび左
右のリア・ロア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用
され、そして、その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端が略同じ取付け幅で左右のトラニオン・ブラケット
に対応的に連結されるので、この発明のタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションはその左右の
フロント・ロア・トルク・ロッドの後端および左右のリ
ア・ロア・トルク・ロッドの前端が略同じ高さでその左
右のトラニオン・ブラケットに対応的に連結され、そし
て、その左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび
左右のリア・ロア・トルク・ロッドが前下がり状態で活
用されるので、この発明のタンデム・アクスル・トラニ
オン型リア・サスペンションでは、そのトラニオン・ブ
ラケットが左右対称形に製作可能になって小型・軽量化
が図られ、それに伴ってリア・サスペンション全体が軽
量化され、また、後二軸にコンプライアンス・アンダ・
ステアが十分に確保されて後二軸車には操縦安定性およ
び走行安定性が確保され、その結果、その後二軸車には
非常に有用で実用的である。
タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンショ
ンは、左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび左
右のリア・ロア・トルク・ロッドが前広がり状態で活用
され、そして、その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端が略同じ取付け幅で左右のトラニオン・ブラケット
に対応的に連結されるので、この発明のタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンションはその左右の
フロント・ロア・トルク・ロッドの後端および左右のリ
ア・ロア・トルク・ロッドの前端が略同じ高さでその左
右のトラニオン・ブラケットに対応的に連結され、そし
て、その左右のフロント・ロア・トルク・ロッドおよび
左右のリア・ロア・トルク・ロッドが前下がり状態で活
用されるので、この発明のタンデム・アクスル・トラニ
オン型リア・サスペンションでは、そのトラニオン・ブ
ラケットが左右対称形に製作可能になって小型・軽量化
が図られ、それに伴ってリア・サスペンション全体が軽
量化され、また、後二軸にコンプライアンス・アンダ・
ステアが十分に確保されて後二軸車には操縦安定性およ
び走行安定性が確保され、その結果、その後二軸車には
非常に有用で実用的である。
【図１】大型トラックに適用されるところのこの発明の
タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンショ
ンの具体例を示した平面図である。
タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンショ
ンの具体例を示した平面図である。
【図２】図１に示されたタンデム・アクスル・トラニオ
ン型リア・サスペンションの正面図である。
ン型リア・サスペンションの正面図である。
１１ トラニオン・シャフト １２ トラニオン・ブラケット １３ リーフ・スプリング １４ フロント・ロア・トルク・ロッド １５ リア・ロア・トルク・ロッド １６ フロント・アッパ・トルク・ロッド １７ リア・アッパ・トルク・ロッド
Claims (4)
- 【請求項１】 左右のフロント・ロア・トルク・ロッド
および左右のリア・ロア・トルク・ロッドが前広がり状
態で活用され、そして、その左右のフロント・ロア・ト
ルク・ロッドの後端および左右のリア・ロア・トルク・
ロッドの前端が略同じ取付け幅で左右のトラニオン・ブ
ラケットに対応的に連結されるところのタンデム・アク
スル・トラニオン型リア・サスペンション。 - 【請求項２】 その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドおよび左右のリア・ロア・トルク・ロッドが前下が
り状態で活用される請求項１に記載のタンデム・アクス
ル・トラニオン型リア・サスペンション。 - 【請求項３】 その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端が略同じ高さでその左右のトラニオン・ブラケット
に対応的に連結され、そして、その左右のフロント・ロ
ア・トルク・ロッドおよび左右のリア・ロア・トルク・
ロッドが前下がり状態で活用されるタンデム・アクスル
・トラニオン型リア・サスペンション。 - 【請求項４】 その左右のフロント・ロア・トルク・ロ
ッドの後端および左右のリア・ロア・トルク・ロッドの
前端がトラニオン・シャフトに略平行にされるブッシュ
付きピンでその左右のトラニオン・ブラケットに対応的
に連結される請求項１に記載のタンデム・アクスル・ト
ラニオン型リア・サスペンション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10216694A JPH07276940A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10216694A JPH07276940A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07276940A true JPH07276940A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14320130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10216694A Pending JPH07276940A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | タンデム・アクスル・トラニオン型リア・サスペンション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07276940A (ja) |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP10216694A patent/JPH07276940A/ja active Pending
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