JPH07276781A - インクジェット用被記録材、インクジェット記録装置および該記録装置を出力手段とした情報処理システム - Google Patents

インクジェット用被記録材、インクジェット記録装置および該記録装置を出力手段とした情報処理システム

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JPH07276781A
JPH07276781A JP6068568A JP6856894A JPH07276781A JP H07276781 A JPH07276781 A JP H07276781A JP 6068568 A JP6068568 A JP 6068568A JP 6856894 A JP6856894 A JP 6856894A JP H07276781 A JPH07276781 A JP H07276781A
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JP
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recording
ink
recording material
recording apparatus
ink jet
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JP6068568A
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English (en)
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Yoshihiro Takada
吉宏 高田
Zengiyoku Gu
善玉 具
Yoshikuni Ito
善邦 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 インクジェット用被記録材は、記録面と、搬
送量制御条件が付加された制御面とを有する。また、イ
ンクジェット記録装置は、上記搬送量制御条件にもとづ
いて被記録媒体の搬送量を決定する。さらに、情報処理
システムは上記記録装置を出力手段とする。 【効果】 記録画像に白スジ、黒スジ状の副層走査継ぎ
目スジを生じることなく良好な画像形成を提供すること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータ等の情報処理システムにおいて、文字、画像等の情
報を被記録材上に記録するための記録装置および該装置
に搭載されるインクジェット方式の記録ヘッドに関す
る。なお、ここで、記録とは、布、糸、紙、シート材等
のインク付与を受けるインク支持体全てへのインク付与
等(印字、画像形成、プリント、染色等)を含むもの
で、本発明は情報処理分野のみならず、布、糸、紙、シ
ート材等のインク付与を受けるインク支持体を用いるア
パレル産業等の幅広い産業分野において適用可能なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の被記録材に対して記録を行なう記録装
置は、種々の記録方式、例えばワイヤードット方式、感
熱方式、熱転写方式、インクジェット方式による記録ヘ
ッドを搭載可能な形態として提案されている。
【0003】これらの方式のなかで、インクジェット方
式は、インクを微小な液滴としてノズルより吐出し文字
や図形等の記録を行うもので、高精細な画像の出力、高
速記録の手段としてすぐれた利点を有する。また、該方
法を適用した記録装置(以下、インクジェット記録装置
ともいう)はノンインパクト型の記録装置であって騒音
が少ないこと、多色のインクを使うことによってカラー
画像記録も容易であること、さらに装置本体の小型化
や、画像の高密度化も容易であるなどの特長を有してお
り、近年急速に普及しつつある。
【0004】一般にインクジェット記録装置は、記録手
段(記録ヘッド)およびインクタンクと搭載するキャリ
ッジと、被記録材を搬送する搬送手段と、これらを制御
するための制御手段とを具備する。そして、複数の吐出
口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを被記録材の搬
送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に
シリアルスキャンさせ、一方で非記録時に被記録材を記
録幅に等しい量で間欠搬送するものである。したがっ
て、このような構成からなるインクジェット記録装置
は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、
情報処理システムの出力手段、例えば複写機、ファクシ
ミリ、電子タイプライタ、ワードプロセッサ、ワークス
テーション等の出力端末としてのプリンタ、あるいはパ
ーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ、光ディス
ク装置、ビデオ装置等に具備されるハンディまたはポー
タブルプリンタとして利用されている。この場合、イン
クジェット記録装置は、これら装置固有の機能、使用形
態等に対応した構成をとる。
【0005】さらに、カラー対応のインクジェット記録
装置の場合、複数色の記録ヘッドにより吐出されるイン
ク液滴の重ね合わせたり、マトリックス(N×N)に配
色することによりカラー画像を形成する。一般に、カラ
ー記録を行う場合、イエロー(Y)、マゼンタ(M)お
よびシアン(C)の3原色またはこれら3原色にブラッ
ク(B)を含めた4色に対応する4種類の記録ヘッドお
よびインクカートリッジが必要とされる。昨今ではこの
ような3〜4色にそれぞれ対応した3〜4種類の記録ヘ
ッドを搭載し、フルカラーで画像形成が可能な装置が実
用化されている。
【0006】さらにまた、上記インクジェット記録装置
は比較的容易にA1等の大判記録が可能な構成を取るこ
ともできる。すなわち、画像を読み取るリーダーを接続
し原稿を複写するA1版カラー記録対応の記録装置、例
えばCAD出力用プリンター等のプロッターも製品化さ
れている。また、一方で多様な使い方が要求されるよう
になり、会議、講義等におけるプレゼンテーション用に
投影可能なOHPフィルムへの記録の需要が高まってい
る。こうした需要に応えるため、インクの吸収特性が異
なる被記録材を必要に応じて選択した際に被記録材の種
類に係わりなく最良の記録が可能な記録装置の開発およ
び製品化が行われている。
【0007】このようにインクジェット記録装置は、優
れた記録手段として幅広い産業分野(例えばアパレル産
業等)で需要が高まっており、またより一層高品位な画
像の提供も求められている。
【0008】ここで、図7にもとづいてインクジェット
記録方法が適用されるシリアルスキャン型インクジェッ
ト記録装置の概略的構成を説明する。
【0009】参照符号100はロール紙形態の被記録材
であり、中間ローラ4,5を経て、搬送ローラー2bお
よびテンションローラー2aからなる一対のローラーに
挟持され、かつ搬送ローラ2bに結合したパルスモータ
3の駆動により図中矢印fの方向(副走査方向)に搬送
される。
【0010】記録ヘッド7を着脱自在に搭載するキャリ
ッジ6は、上記被記録面に対して所定方向に配設された
2本のガイド軸10aおよび10bに摺動自在にして係
合されており、これらのガイド軸10a,10bに案内
されながら主走査モータ9によりタイミングベルト8を
介して上記副走査方向と直交する矢印P方向(主走査方
向)に往復移動する。また、この記録ヘッド7は、副走
査方向に複数配列されたインク吐出口を有し、かつ各吐
出口に対応して電気熱変換体などの吐出エネルギー発生
素子を有している。さらに、この記録ヘッド7はチュー
ブ11を介してインク供給源であるインクタンク12か
らインク供給を受ける。なお、この記録ヘッド7はフル
カラー画像を形成するため、複数の単色記録ヘッドB
(ブラック対応),C(シアン対応),M(マゼンタ対
応),Y(イエロー対応)からなるものであってもよ
い。この場合、各記録ヘッドは所定の密度(例えば40
0dpi)の密度で被記録材に相対し、キャリアの移動
方向と直角方向に配列された吐出口を有する。
【0011】被記録材100は、インクジェット記録ヘ
ッド7の主走査時の記録幅分、すなわち吐出口の配列範
囲に対応した量を一回の移動量として図中矢印f方向へ
間欠搬送される。該間欠搬送の間期、すなわち被記録材
100の搬送が停止しているときに記録ヘッドをP方向
へ走査し、その過程でフラットケーブル13を介して入
力する画像信号に応じてインクを被記録材100の記録
面上に吐出する。
【0012】このようなインクジェット記録装置では、
被記録材100上に着弾した記録ヘッド7からのインク
滴に対する被記録材100のインク吸収特性と搬送ロー
ラ2bによる被記録材100の副走査方向への搬送量と
が画像品位に重大な影響を及ぼす。すなわち、記録ヘッ
ド7の複数のインク吐出口から吐出されて被記録材10
0上にこの吐出されたインク滴が付着・吸収されて画像
が記録される記録幅と、搬送ローラ2bによる被記録材
100の副走査搬送量の大小により、被記録材100上
に記録ヘッド7の各主走査毎の帯状の継ぎ目が発生して
しまう場合がある。
【0013】そのため、従来は記録ヘッド7による記録
幅と搬送ローラ2bによる被記録材100の副走査搬送
量とが一致するような吸収特性を持った被記録材を選択
し、またそこで選択された被記録材100に合わせて搬
送ローラ2bの加工精度および副走査用パルスモータ3
の回転用パルス設定条件を決める方法がとられている。
【0014】
【発明が解決しようとするする課題】しかし、従来のイ
ンクジェット記録装置により、インク吸収特性の異なる
複数の被記録材に対して画像を記録しようとすると、各
被記録材上でのインク滴の吸収、滲みの状態が異なって
しまうために、被記録材上には記録ヘッド7の主走査毎
に帯状の白スジあるいは黒スジが発生してしまうという
問題があった。
【0015】図8および図9を用いて上記問題について
説明する。図8は、被記録材上に着弾したインク滴によ
って形成されたドットを表すもので、例えば記録密度が
400dpiの記録ヘッド7により、インク吸収特性の
異なる複数の被記録材A,B,C上にインク滴を記録し
た場合を示す。すなわち、図中(a)は被記録材Aを用
いた場合、(b)は被記録材Aを用いた場合、そして
(c)被記録材Aを用いた場合で、それぞれの場合にお
いてインク滴は各被記録の表面で吸収されて滲み込んだ
結果、それぞれ異なるドット径(dA ,dB またはd
C )からなるドットを形成する。
【0016】この例では、各ドット径の大きさは以下の
関係式(1)を満たすものとする。
【0017】
【数1】 dA <dB <dC …(1) ここで、記録密度400dpiで被記録材上に記録を行
う場合の最適ドット径は、記録画素ピッチG(G=6
3.5μm)の内接円であればよく、ドット径dB がそ
の内接円の径と一致するものとすると、
【0018】
【数2】 63.5μm×√2=89.8μm=dB …(2) となる。よって、被記録材Bがインク吸収特性の最適な
被記録材となる。また、上記(1)式から、被記録材A
はインク滴の滲み不足の被記録材であり、一方被記録材
Cはインク滴の滲み過多の被記録材となる。
【0019】つぎに、上記図8に例示した条件(被記録
材およびドット径)下で記録を行った場合のスジの発生
の有無について図9を参照して説明する。この図では、
上記のようなインク吸収特性の異なる被記録材上に記録
ヘッド7の各インク吐出口からインク滴を吐出させなが
ら矢印P方向に記録ヘッド7を主走査移動させながら画
像記録を行う際に、搬送ローラ2bによる被記録材の副
走査搬送量を記録ヘッド7による記録画素幅Lに設定す
る。図中、(a)は被記録材A、(b)は被記録材B、
そして(c)は被記録材Cを用いた場合である。
【0020】まず、被記録材Bの場合について述べる。
この場合、記録ヘッド7による記録幅WB と副走査量L
とが
【0021】
【数3】 L=WB …(3) となり、副走査部に継ぎ目スジが発生することなく、画
像を形成することができる。しかし、被記録材A(イン
クの滲み少ない)の場合、上記したようにインクの滲み
不足であるため、記録ヘッド7によりインク滴を記録す
ると被記録材Aでの記録ヘッド7の記録幅WA
【0022】
【数4】 L>WA …(4) となり、副走査部には白スジ状の継ぎ目スジが発生した
画像が形成されてしまう。また、被記録材C(インクの
滲み過多)の場合は、記録ヘッド7によりインク滴を記
録すると記録幅WC
【0023】
【数5】 WC >L …(5) となり、副走査部には黒スジ状の継ぎ目スジが発生した
画像が形成されてしまう。
【0024】そこで、従来においては、被記録材上での
記録ヘッドによる副走査継ぎ目スジが発生しないように
各被記録材の記録面側にインク滴の吸収特性が等しくな
るような吸収層をコーテイングし、各被記録材での記録
幅Wが同じになるようにしたり、搬送ローラ2bの加工
精度を高くし、さらにこの搬送ローラ2bを回転させる
副走査パルスモータ3に分解能の高いパルスモータを用
い、インク吸収特性の異なる被記録材毎にモータの回転
パルス数を切り換えて、副走査搬送量Lを変化させる等
の方法がとられてきた。
【0025】しかし、前者のように様々な被記録材の記
録面にインク吸収層をコーテイングして記録ヘッド7に
よる記録幅Wを副走査量Lと等しくする方法は以下のよ
うな問題点を有する。すなわち、各被記録材のインク吸
収特性が各被記録材の基材の特性にも依存することか
ら、各被記録材毎にインク吸収層のコーテイング条件が
異なってしまい、このような条件を常に満たすことは製
造上非常に困難である。また、後者の場合は、以下の問
題を有する。すなわち、副走査パルスモータ3が非常に
高価になってしまい、装置のコストが高くなってしま
う。
【0026】したがって、本発明は上記問題点を解決
し、被記録材が様々なインク吸収特性を有する場合にも
記録ヘッドによる記録画像に白スジ状または黒スジ状の
副走査継ぎ目が生じない良好な品位の画像が得られるよ
うにした被記録材、該被記録材を用いるインクジェット
記録装置、および該装置を出力手段とする情報処理シス
テムを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にもとづくインクジェット用被記録材は、イ
ンクジェット記録装置の記録手段から吐出されるインク
滴を吸収することによって画像が形成される記録面と、
インクに対する記録面のインク吸収特性に応じ、かつ記
録装置による搬送の量を制御するための条件が付加され
た制御面とを有することを特徴とする。好ましくは、上
記制御面は、記録面の裏側面上に積層されたバックコー
ト層からなり、また好ましくは上記搬送量制御条件は、
搬送量と記録手段による記録画素幅とが一致するための
条件であり、さらに好ましくは上記搬送量制御条件は、
制御面に付与された所定の摩擦係数からなる。
【0028】また、本発明にもとづくインクジェット記
録装置は、記録面と搬送の量を制御するための条件が付
加された制御面とを有する被記録材を用い、かつ記録面
にインク滴を吐出して画像を形成するインクジェット記
録装置において、搬送量制御条件にもとづいて被記録材
の搬送量を決定する制御手段と、制御手段によって決定
された搬送量にもとづいて被記録材を搬送する搬送手段
とを有することによって、画像形成時において白スジ状
あるいは黒スジ状のいわゆる副走査継ぎ目スジが生じな
い良好な記録画像を提供することを特徴とする。好まし
くは、上記搬送量制御条件は、制御面に付与された所定
の摩擦係数からなり、被記録材と搬送手段との間に作用
する摩擦力を利用して被記録材の搬送量を制御手段によ
って被記録材毎に異ならせることにより、インク吸収特
性の異なる被記録材に最適な搬送量で被記録材を搬送手
段が搬送する。また、好ましくはインクを吐出するため
のエネルギ発生手段として、インクに膜沸騰を生じさせ
る熱エネルギを発生する電気熱変換体が記録手段に設け
られたことを特徴とする。
【0029】さらに、本発明にもとづく情報処理システ
ムは、記録面と搬送の量を制御するための条件が付加さ
れた制御面とを有する被記録材を用い、搬送量制御条件
にもとづいて被記録材の搬送量を決定する制御手段と、
制御手段によって決定された搬送量にもとづいて被記録
材を搬送する搬送手段とを有するインクジェット記録装
置を出力手段として用いることを特徴とする。
【0030】なお、上記情報処理システムは、複写機、
ファクシミリ、プリンタ、ワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ等を含むものである。また本発明の被記
録材は、布、糸、紙、シート材等のインク付与を受ける
インク支持体全てを含むもので、またこのような被記録
材への記録は、カラーまたは単色による印字、画像形
成、プリント、染色等を含むもので、本発明は情報処理
分野のみならず、布、糸、紙、シート材等のインク付与
を受けるインク支持体を用いるアパレル産業等の幅広い
産業分野において適用可能なものである。
【0031】
【作用】本発明にもとづく被記録材は、記録面のインク
吸収特性に応じ、かつ記録装置による搬送の量を制御す
るための条件が付加された制御面を有するので、インク
ジェット記録装置に対して、良好な画像形成を行う上で
の最適な被記録材搬送条件を決定する上での情報を提供
する。
【0032】また、本発明にもとづくインクジェット記
録装置は、被記録材の制御面に付加された搬送量制御条
件にもとづいて被記録材の搬送量を制御手段が決定し、
インク吸収特性の異なる被記録材に最適な搬送量で被記
録材を搬送手段が搬送する。
【0033】さらに、本発明にもとづく情報処理システ
ムは、被記録材の制御面に付加された搬送量制御条件に
もとづいて搬送される被記録材に対して情報の記録を行
う。
【0034】したがって、本発明にもとづく被記録材、
インクジェット記録装置、および(または)情報処理シ
ステムを適用することによって、画像形成時において白
スジ状あるいは黒スジ状のいわゆる副走査継ぎ目スジが
生じない良好な記録画像が得られる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいてより詳細
に説明するが、もちろん本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。
【0036】<実施例1>図1は、本実施例にもとづく
インクジェット記録装置の搬送部と該搬送部を構成する
2本のローラによって挟持された本発明にもとづく被記
録材を示す。なお、本発明にもとづくインクジェット記
録装置は、図7に示した装置と概略同一構成をとるが、
以下説明する点が異なる。
【0037】本発明にもとづく被記録材1は、ベース層
15と、該ベース層15上にコーテイングされ、かつ記
録ヘッド7から吐出されたインク的を吸収して画像を記
録するインク吸収層14と、被記録材自身の搬送量制御
条件を付加するためにベース層15の裏面側にコーテイ
ングされたバックコート層16とから構成される。
【0038】このような構成からなる被記録材1は、記
録装置搬送部において、加圧ローラ2aと搬送ローラ2
bとからなるローラ対で挟持される。搬送ローラ2b
は、副走査用のパルスモータ3によって回転制御される
一方、パルスモータ3はモータドライバ17を介してC
PU18によって制御される。
【0039】搬送ローラ2bを、矢印i方向にあらかじ
め設定された回転角度θだけ回転させることにより、被
記録材1を矢印f方向へ距離Lだけ搬送させる。このと
き、搬送ローラ2bの半径をRとすると、搬送ローラ2
bが矢印i方向に角度θだけ回転した場合、回転周長l
【0040】
【数6】l=θ/360°×2πR となり、被記録材1と搬送ローラ2bとが理想的に密着
した場合、この搬送ローラ2bの回転周長lと被記録材
1の副走査搬送量Lとの関係は、
【0041】
【数7】l=L となる。
【0042】しかし、被記録材1と搬送ローラ2bとの
接触状態は、加圧ローラ2aからの加圧力f1に依存
し、さらに被記録材1の副走査搬送量Lは被記録材1と
搬送ローラ2bとの間に生ずる摩擦力
【0043】
【数8】f2=μf1 (μ: 摩擦係数) に依存し、実際の搬送ローラ2bの回転周長lに対する
被記録材1の副走査搬送量Lは、
【0044】
【数9】l≧L∝f2=μf1 となる。
【0045】そこで本発明にもとづくインクジェット記
録装置は、被記録材1と、搬送ローラ2bとの間に作用
する摩擦力を利用し、搬送ローラ2bの回転時における
被記録材1に対する滑り性の違いにより被記録材1の搬
送量Lを被記録材毎に異ならせることによって、インク
吸収特性の異なる被記録材に最適な副走査搬送量で被記
録材1を搬送する。
【0046】図2は、本発明にもとづく被記録材の構成
を示すもので、被記録材1A(図2(a)、摩擦係数μ
A )、1B(図2(b)、摩擦係数μB )、および 1
C(図2(c)、摩擦係数μC )はそれぞれ異なる大き
さの摩擦係数およびインク吸収特性を有する。どの被記
録材も、ベース層15A〜Cと、該ベース層15A〜C
上にコーテイングされ、かつ記録ヘッド7から吐出され
たインク的を吸収して画像を記録するインク吸収層14
A〜Cと、被記録材自身の搬送量制御条件を付加するた
めにベース層15A〜Cの裏面側にコーテイングされた
バックコート層16A〜Cとから構成される。
【0047】また、図3は、上記のようなインク吸収特
性の異なる被記録材上に記録ヘッド7の各インク吐出口
からインク滴を吐出させながら矢印P方向に記録ヘッド
7を主走査移動させながら画像記録を行う際に、搬送ロ
ーラ2bによる被記録材の副走査搬送量Lを記録ヘッド
7による記録画素幅Wに設定する。図中、(a)は被記
録材1A、(b)は被記録材1B、そして(c)は被記
録材1Cを用いた場合である。
【0048】前述したように、インク吸収特性の異なる
被記録材上に記録ヘッド7によりインク滴を記録する
と、各被記録材上のインク吸収層14A,14B,14
Cでのインク吸収時の滲み特性の違いから、記録ヘッド
7による記録幅Wが被記録材毎に
【0049】
【数10】
【0050】と異なり、被記録材毎に副走査継ぎ目部に
白スジ状、黒スジ状の継ぎ目スジが発生してしまう。そ
こで、インク滲み不足の被記録部材A、インク吸収特性
が最適な被記録材B、インク滲み過多の被記録材Cに対
して各々の被記録材自身の搬送量制御条件としての摩擦
係数μが
【0051】
【数11】μA <μB <μC となるようにバックコート層16A,16B,16Cを
設ける。そして、このように被記録材毎の摩擦係数条件
を各被記録材のインク吸収特性と相関させることによ
り、図2に示したようにインク滲み不足の被記録材Aの
場合は、搬送ローラ2bとの摩擦力を低下させて搬送ロ
ーラ2bとの滑り量を多くし、記録ヘッド7による記録
幅WA と副走査搬送量LA とが
【0052】
【数12】
【0053】となるようにすることが可能となる。ま
た、インク滲み過多の被記録材Cの場合は、搬送ローラ
2bとの摩擦力を高くして搬送ローラ2bとの滑り量を
少なくし、記録ヘッド7による記録幅WC と副走査搬送
量LC とが
【0054】
【数13】
【0055】となるようにすることが可能となる。イン
ク吸収特性の異なる複数の被記録材に対して記録ヘッド
7により画像を記録する場合にも副走査継ぎ目部に白ス
ジ状あるいは黒スジ状の副走査継ぎ目スジが生じない良
好な画像が得られるようになる。
【0056】ここで、インク吸収特性の異なる各被記録
材の裏面側に被記録材の搬送量制御条件を付加させたバ
ックコート層16を設けるためには、図4に示したよう
にバックコート層16と搬送ローラ2bとの接触状態の
制御されたバックコート層16をコーティングしてやれ
ばよく、その結果各バックコート層16と搬送ローラ2
bとの間の摩擦力の大小が制御され、結果的に各被記録
材の副走査搬送量が制御される。そして、接触面積量の
制御されたバックコート層16を設けるためにアクリル
樹脂等の高分子樹脂をバックコート層16として各被記
録材1のベース層15の裏面側にコーティングする際
に、この樹脂中に空隙構成材19を内添させ、この内添
する空隙構成材19の種類、粒径、内添量をインク吸収
特性の異なる各被記録材毎に最適となるように選択する
ようにしている。
【0057】ここで用いる空隙構成材19としては、例
えば、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸化カル
シウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜
鉛、炭酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、酸化セリウム、ケイ
酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、ケイソウ土、ケ
イ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、アルミナ、合成
シリカ等の無機粒子、弗素樹脂等の有機樹脂粒子、ある
いはガラスビーズ、球形シリカ等の球状粒子等を用いる
ことができる。
【0058】そして、本実施例のようにインク吸収特性
の異なる被記録材に対して裏面側に被記録材の搬送量制
御条件を付加させたバックコート層16を設け、あらか
じめ表面平均粗さ(Rz)および最大粗さ(Zmax)
等の表面状態を管理されて製造したサンドブラスト処理
された金属ローラあるいはセラミックローラからなる搬
送ローラ2bにより、各被記録材を搬送することによ
り、インク吸収特性の異なる各被記録材を最適な副走査
搬送量で搬送することができ、副走査継ぎ目部での白ス
ジ状あるいは黒スジ状の副走査継ぎ目スジの発生を防止
することができるようになる。
【0059】<実施例2>図5はインク吸収特性の異な
る各被記録材の裏側に設けたバックコート層16と搬送
ローラ2bとの接触状態を制御する一例を説明するため
のものである。本実施例においては搬送ローラ2bと接
触するバックコート層16の表面をサンドブラスト処理
等によりマット化し、各被記録材毎にマット化条件をか
えしバックコート層16表面の平均粗さ(Rz)および
最大粗さ(Rmax)を制御するようにしている。そし
て、インク滲み不足の被記録材に対してはバックコート
層16の平均粗さ(Rz)および最大粗さ(Rmax)
の程度を軽減させたマット化処理を施し、バックコート
層16と搬送ローラ2bとの間の摩擦係数を低下させ、
インク滲み過多の被記録材に対してはバックコート層1
6の平均粗さ(Rz)および最大粗さ(Rmax)の程
度を強化させたマット化処理を施すことにより、バック
コート層16と搬送ローラ2bとの間の摩擦係数を増加
させることができるようになる。
【0060】<実施例3>図6はインク吸収特性の異な
る被記録材に対して裏面側に被記録材の搬送制御条件を
付加させた一例を説明するものである。本実施例におい
ては被記録材1と搬送ローラ2bとの接触状態を制御す
るために、被記録材1のベース層15自身の裏面側と搬
送ローラ2bとの間の接触状態を制御し、被記録材のベ
ース層15中に空隙構成材19を内添し、被記録材と搬
送ローラ2bとの間の摩擦力の大小が被記録材のインク
吸収特性に相関するように、被記録材のベース層15中
に内添する空隙構成材19の種類、粒径、内添量を最適
化して内添するようにしている。
【0061】ここで被記録材中に内添する空隙構成材1
9としては前述した材料でよく、さらに被記録材1のベ
ース層15がパルプ材で構成される被記録材の場合に
は、インク吸収特性の異なる被記録材1のベース層15
のカレンダ処理条件をかえて、ベース量15の裏面側の
表面平滑度を制御したり、ベース層16中に内添するロ
ジンサイズ、アルキルケテンダイマ、アルケニル無水コ
ハク酸、石油樹脂径サイズ、エピクロルヒドリン、カチ
オンでんぷん、アクリルアミド等のサイズ材の種類・量
を制御することにより、被記録材1と搬送ローラ2bと
の間の摩擦力の大小の制御範囲、精度をさらに向上させ
ることができるようになる。
【0062】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0063】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0065】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0066】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0067】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0068】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0069】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0070】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にもとづく
インクジェット用被記録材、インクジェット記録装置、
および情報処理システムは、記録画像に白スジ、黒スジ
状の副層走査継ぎ目スジを生じることなく良好な画像形
成を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづくインクジェット記録装置の搬
送手段および制御手段の概略的構成と、本発明にもとづ
く被記録材のが略的構成とを説明するための模式図であ
る。
【図2】本発明にもとづく被記録材の構成を説明するた
めの断面図で、(a),(b)および(c)はそれぞれ
インク吸収特性のおよび摩擦係数の異なる被記録材を示
している。
【図3】図2に示した被記録材による画像記録の状態を
説明するための図で、(a),(b)および(c)はそ
れぞれインク吸収特性のおよび摩擦係数の異なる被記録
材を用いた場合を示している。
【図4】本発明にもとづく被記録材の制御面の構成を説
明するための断面図である。
【図5】本発明にもとづく被記録材の制御面の構成を説
明するための断面図である。
【図6】本発明にもとづく被記録材の制御面の構成を説
明するための断面図である。
【図7】従来のインクジェット記録装置の概略的構成を
説明するための斜視図である。
【図8】従来の被記録材のインク吸収特性を説明するた
めの模式図で、(a),(b)および(c)はそれぞれ
インク吸収特性の異なる被記録材を示している。
【図9】図8に示した被記録材による画像記録の状態を
説明するための図で、(a),(b)および(c)はそ
れぞれインク吸収特性の異なる被記録材を用いた場合を
示している。
【符号の説明】
1 被記録材 14 インク吸収層(記録面) 15 ベース層 16 バックコート層(制御面) 17 モータドライバ 18 CPU 19 空隙構成材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 5/00 Z 11/42 A 15/16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録装置の記録手段から
    吐出されるインク滴を吸収することによって画像が形成
    される記録面と、 前記インクに対する前記記録面のインク吸収特性に応
    じ、かつ前記記録装置による搬送の量を制御するための
    条件が付加された制御面とを有することを特徴とするイ
    ンクジェット用被記録材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被記録材において、 前記制御面は、前記記録面の裏側面上に積層されたバッ
    クコート層からなることを特徴とするインクジェット用
    被記録材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の被記録材におい
    て、前記搬送量制御条件は、前記搬送量と前記記録手段
    による記録画素幅とが一致するための条件であることを
    特徴とするインクジェット用被記録材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか一項記載の
    被記録材において、前記搬送量制御条件は、前記制御面
    に付与された所定の摩擦係数からなることを特徴とする
    インクジェット用被記録材。
  5. 【請求項5】 被記録材上に付加された搬送量制御条件
    にもとづいて前記被記録材の搬送量を決定する制御手段
    と、 前記制御手段によって決定された前記搬送量にもとづい
    て前記被記録材を搬送する搬送手段とを有することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の記録装置において、 前記搬送量制御条件は、前記制御面に付与された所定の
    摩擦係数からなることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の記録装置におい
    て、前記インクを吐出するためのエネルギ発生手段とし
    て、前記インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生
    する電気熱変換体が前記記録手段に設けられたことを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 記録面と搬送の量を制御するための条件
    が付加された制御面とを有する被記録材を用い、前記搬
    送量制御条件にもとづいて前記被記録材の搬送量を決定
    する制御手段と、前記制御手段によって決定された前記
    搬送量にもとづいて前記被記録材を搬送する搬送手段と
    を有するインクジェット記録装置を出力手段として用い
    ることを特徴とする情報処理システム。
JP6068568A 1994-04-06 1994-04-06 インクジェット用被記録材、インクジェット記録装置および該記録装置を出力手段とした情報処理システム Pending JPH07276781A (ja)

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