JPH07276767A - 処理済マークの押印装置 - Google Patents

処理済マークの押印装置

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JPH07276767A
JPH07276767A JP6095775A JP9577594A JPH07276767A JP H07276767 A JPH07276767 A JP H07276767A JP 6095775 A JP6095775 A JP 6095775A JP 9577594 A JP9577594 A JP 9577594A JP H07276767 A JPH07276767 A JP H07276767A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージ読取装置やOCR装置などによる処
理が行われたかどうかを示す処理済マークを当該装置を
通過する用紙に押印する装置に関し、処理済マークの押
印のために新たな駆動源を要せず、構造が簡単で装置ス
ペースが小さく、押印時に衝撃や騒音の生ずることもな
い装置を得ることを課題とする。 【構成】 正逆転可能な駆動モータ1と、駆動モータ1
が正転したときに用紙排出方向に回転する紙送りローラ
4とを備えており、当該紙送りローラのローラ軸44ま
たはこれに隣接してこれと平行に設けたスタンプ軸に周
面の一または複数箇所に突出したスタンプ面5を備えた
スタンプドラム52が装着されており、前記モータ1が
逆転したときに当該モータとスタンプドラム52とを回
転連結するワンウェイクラッチ55と、モータ1正転時
のスタンプドラム52の待機位置を保持する保持部材と
が設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はイメージ読取装置、O
CR装置、コピー機、ファクシミリ装置などに設けられ
て、これらの装置による用紙の処理が行われたかどうか
を示す処理済マークを、当該装置を通過する用紙に押印
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イメージ読取装置やファクシミリ装置で
用紙に印刷された情報を読み取ったり送信したりする
際、その用紙が読取済みあるいは送信済みであるか否か
が分からなくなることがある。また用紙台上に複数枚の
用紙を積重してこれを順次自動供給して読み取ったり送
信したりする装置では、用紙のダブルフィードが起こっ
たときに、一部の用紙の読取りや送信が行われないまま
処理が完了してしまう。このような問題が生じた場合、
後で用紙の読取りや送信が行われているかどうかを確認
するために、これらの用紙の用紙通路に処理済マークを
押印するスタンプ装置を設け、各用紙が排出される直前
に処理済マークを押印することが行われている。
【0003】図11は処理済マーク押印装置の従来構造
の一例を示したもので、用紙を処理位置(用紙上の情報
の読取位置)Aから送り出す第2フィードローラ4の用
紙進入側直近に、スタンプ91を支点ピン92で枢支さ
れたシーソレバー93の一端に固定して配置し、このス
タンプ91を退避方向に付勢するバネ94と、スタンプ
91を用紙面に向けて進出させるソレノイド95とを設
け、処理済の用紙が第2フィードローラ4によって送り
出される直前にソレノイド95を励磁して用紙に読取マ
ークを押印する。なお図11の符号3は用紙を処理位置
に送り込むための第1フィードローラ、2は自動給紙装
置の給紙ローラである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すような従
来構造の処理済マークの押印装置は、ソレノイド95お
よびその駆動制御装置が必要であるために、装置コスト
が高くなること、スタンプが用紙面に当接したときの衝
撃により、スタンプ圧が不安定となり、押印されるマー
クの濃淡のばらつき等が大きく、印影の品質が悪いこ
と、実装スペースが大きく装置の小型化の障害となり、
またソレノイドの作動音が大きいなどの問題があった。
【0005】この発明は、処理済マークの押印のために
新たな駆動源を要することなく、かつ構造が簡単で装置
スペースが小さく、押印時に衝撃や騒音の生ずることも
ない処理済マークの押印装置を得ることを課題としてな
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る処理済マー
クの押印装置は、正逆転可能な駆動モータ1と、駆動モ
ータ1が正転したときに用紙排出方向に回転する紙送り
ローラ4とを備えており、当該紙送りローラのローラ軸
44またはこれに隣接してこれと平行に設けたスタンプ
軸57に周面の一または複数箇所に突出したスタンプ面
5を備えたスタンプドラム52が装着されており、前記
モータ1が逆転したときに当該モータとスタンプドラム
52とを回転連結するワンウェイクラッチ55と、モー
タ1正転時のスタンプドラム52の待機位置を保持する
保持部材56、53、59が設けられていることを特徴
とするものである。
【0007】本発明装置の一つの好ましい態様は、スタ
ンプドラム52が紙送りローラのローラ軸44にワンウ
ェイクラッチ55を介して装着されたものである。この
場合のスタンプドラム52は、紙送りローラ4のローラ
径より小径の外周とわずかに大径のスタンプ面5とを有
するものでなければならない。この構成は、装置構造を
簡単にできる。この発明の異なった観点での他の好まし
い態様は、スタンプドラム52が紙送りローラ軸44に
隣接して設けたスタンプ軸57に装着されており、駆動
モータ1と前記紙送りローラ4との間に正転伝達装置6
と逆転伝達装置7とが並列に介装され、モータ1が正転
したときに正転伝達装置6を介してモータ1と紙送りロ
ーラ4とを回転連結する正転伝達用のワンウェイクラッ
チ65と、モータ1が逆転したときに逆転伝達装置7を
介してモータ1と紙送りローラ4とを回転連結する逆転
伝達用のワンウェイクラッチ75とが設けられ、スタン
プドラム52は、モータ1が逆転したときにロックして
スタンプドラム52を用紙排出方向に回転させるワンウ
ェイクラッチ55を介して装着されているものである。
この構成は、用紙のスループットを低下させない。
【0008】この発明の装置においては、紙送りローラ
4の用紙挟持位置の直近の用紙進入側の位置に、用紙端
検出用のセンサ42を設け、更に、スタンプドラム52
に切落し部51ないし透孔58を設けてスタンプドラム
52の回転位置を光電センサ54で検出することによ
り、用紙へのスタンプの押印位置を正確に制御できる。
またスタンプ面5へのインク供給装置81、84を設け
ることができる。スタンプドラム52にスタンプ面5を
複数個設けたときは、スタンプドラム52の待機位置を
規定する係止片56を複数個設け、ストッパ59を選択
的に進退させる等してスタンプドラム52の待機位置を
制御することにより、スタンプ面5の選択を行うように
する。
【0009】
【作用】この発明の装置では、用紙給送用のモータ1を
逆転させることにより、スタンプ面5を用紙面上で転動
させて処理済マークの押印を行う。モータ1の正転時に
は紙送りローラ4が用紙を給送し、このときスタンプド
ラム52はワンウェイクラッチ55のフリー方向のフリ
クションによって待機位置に回動し、その待機位置に設
けたストッパ53、59で前記フリクションによる回動
を阻止されて停止状態を保持する。スタンプドラム52
の停止位置および押印位置への回動は、スタンプドラム
に切落し部51や透孔58を設けて、これを光電センサ
54で検出することにより確認できる。また用紙を排出
方向に給送する前記紙送りローラ4の用紙進入側直近に
センサ42を設けて用紙端を検出し、この検出位置から
処理済マークの押印動作を開始させることにより、処理
済マークの押印位置を正確に制御できる。
【0010】この発明の装置では、スタンプ面5が用紙
上面を転動することによって、処理済マークの押印が行
われるので、押印時に衝撃や騒音が生ずることがなく、
押印されたマークの品質も向上する。さらにスタンプ面
5にインクを供給するインク供給装置81、84を設け
ることにより、スタンプ面5のインクの乾燥を防止し、
スタンプ面5のインク濃度を常に一定に維持することが
可能で、濃度の一定した品質の良い処理済マークを押印
することが可能になる。
【0011】スタンプドラム52に複数のスタンプ面5
を設けた構成は、用紙の相違や処理の相違などに応じて
異なった処理済マークを押印したい場合に有効である。
この場合の押印される処理済マークの選択は、ストッパ
59を選択的に進退させることにより、ストッパ59で
係止片56を選択的に係止して、スタンプドラム52の
待機位置を変換することによって行う。すなわち押印し
ようとするマークに対応するスタンプ面がモータ1を逆
転させたときに最初に用紙面上を転動するように、スタ
ンプドラム52の待機位置を設定してやればよい。用紙
面上に複数のマークが押印される問題は、モータ1の逆
転量をスタンプ面5の配置間隔に合わせて制限すること
により防止できる。
【0012】スタンプドラム52をワンウェイクラッチ
55を介して紙送りローラ4のローラ軸44に装着した
請求項2記載の構成は、構造が最も簡単でスペースを取
らない。この構成ではモータ1が正転したとき、紙送り
ローラ4は回転して用紙を給送し、スタンプドラム52
はその待機位置で停止している。モータ1を逆転させる
と、紙送りローラ4が逆転して用紙を送り戻し、紙送り
ローラ4の逆転と同期して、スタンプドラム52が回転
して、用紙を逆方向に送りながら処理済マークの押印を
行う。押印に必要な量だけモータ1を逆転させたら、モ
ータ1を正転に切り換え、押印済みの用紙を排出する。
モータ1の正転開始直後においては、ワンウェイクラッ
チ55のフリー方向のフリクションにより、スタンプド
ラム52は紙送りローラ4と同方向に回転して、再度押
印動作を行うようにスタンプ面5が用紙面の同一位置を
転動した後、ストッパ53、59で係止される待機位置
まで回転して停止する。
【0013】紙送りローラ4の逆転防止用のクラッチ4
5を設けた請求項3記載の構成では、モータ1を逆転さ
せたとき、用紙がフリー回転状態の紙送りローラ4で保
持された状態で停止する。この間にスタンプドラム52
はその待機位置から回動を開始し、スタンプ面5が用紙
表面に接触したとき、その摩擦力によって用紙を引きず
りながら、スタンプ面5が用紙面上を転動して処理済マ
ークの押印を行う。マークの押印を行った後の動作は、
前記請求項2記載のものと同様である。
【0014】モータ1と紙送りローラ4との間に正転伝
達装置6と逆転伝達装置7およびそのそれぞれのクラッ
チ65、75を設けた請求項4記載の構成は、処理済マ
ークの押印中も用紙を給送し続けることができ、従って
用紙のスループットを最も高くできる。この構造におい
ては、モータ1の正転中は正転伝達クラッチ65がロッ
クして、モータ1の回転を紙送りローラ4に伝え、紙送
りローラ4が用紙を給送する。モータ1を逆転させる
と、正転側クラッチ65がフリー、逆転側クラッチ75
がロック、スタンプドラム52のワンウェイクラッチ5
5がロック状態となり、モータ1の逆転が逆転伝達装置
7によって紙送りローラ4の正転方向に変換されて紙送
りローラ4を回転駆動する。一方スタンプドラム52
は、モータ1の逆転により、スタンプ面5が用紙上を用
紙の送り方向へ転動するように回転する。従って紙送り
ローラ4によって送り出し方向に給送されている用紙の
表面にスタンプ面5が同方向に転動し、処理済マークの
押印を行う。この押印が行われた後、さらにモータ1の
逆転をしばらく継続することにより、用紙は押印位置か
ら外れ、その後モータ1を正転に復帰させることによ
り、紙送りローラ4の回転が継続されるとともに、スタ
ンプドラム52の待機位置への復帰動作が行われる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の請求項2に対応する実施例
を示した図である。この実施例のものでは1個のモータ
1により紙送り用の給紙ローラ2、第1フィードローラ
3および第2フィードローラ4を同期駆動するようにな
っている。第2フィードローラ4が特許請求の範囲、発
明が解決しようとする手段および作用の項で言う紙送り
ローラである。
【0016】給紙ローラ2、第1フィードローラ3およ
び第2フィードローラ4は、用紙通路に沿って図2に示
すように配置されている。給紙ローラ2の周面には、給
紙台26上に積重された用紙の前端下面を給紙ローラ2
に押しつけて給紙力を与えるピックバネ27と、用紙の
ダブルフィードを防止する分離パッド28とが接触して
いる。
【0017】第1フィードローラ3には、用紙通路を挟
んでその従動ローラ31が接触しており、第2フィード
ローラ4にも同様な従動ローラ41が接触している。用
紙の処理部(たとえば情報の読取部)Aは、第1フィー
ドローラ3と第2フィードローラ4との間に位置してお
り、用紙は第1フィードローラ3によって処理部に送り
こまれ、第2フィードローラ4によって送り出される。
第1フィードローラ3の用紙送出側直近には、処理部へ
の用紙の進出タイミングを検出するためのセンサ32が
設けられており、第2フィードローラ4の用紙進入側直
近には、この発明の押印装置の動作タイミングを制御す
るためのセンサ42が設けられている。
【0018】さて図1において、モータ1の回転は、歯
車11、33を介して第1フィードローラ3に伝達さ
れ、歯車11、43を介して第2フィードローラ4に伝
達される。ここで歯車11はモータ軸に固定されてお
り、歯車33は第1フィードローラ3の軸34にワンウ
ェイクラッチ(第1逆転防止クラッチ)35を介して装
着され、歯車43は第2フィードローラ4の軸44に固
定されている。さらにモータ1の回転は、第1フィード
ローラ軸34に装着した歯車33から中間歯車12、1
3、14、15を介して給紙ローラ2の軸24にワンウ
ェイクラッチ(給紙逆転防止クラッチ)25を介して装
着された歯車23に伝達されている。
【0019】この構成によりモータ1が正転したとき、
給紙ローラ2、第1フィードローラ3および第2フィー
ドローラ4は、給紙方向に同期して回転する。またモー
タ1が逆転したときには、第2フィードローラ4が用紙
送り戻し方向に回転し、給紙ローラ2と第1フィードロ
ーラ3とは、それぞれの逆転防止クラッチ25、35の
存在により停止状態となる。
【0020】第2フィードローラ軸44には、円周の一
部に切落し部51を設けた半月状のスタンプドラム52
(図3参照)が、ワンウェイクラッチ55を介して装着
されている。このワンウェイクラッチ55は、第2フィ
ードローラ軸44が用紙送り方向に回転したときには、
その回転をスタンプドラム52に伝達せず、用紙送り戻
し方向に回転したときに、その回転をスタンプドラム5
2に伝達する。スタンプドラム52の周面一箇所には円
弧状のスタンプ面5が突出形成されている。図4に示す
ように、スタンプドラム52は第2フィードローラ4よ
りわずかに小径であり、スタンプ面5は第2フィードロ
ーラ4よりわずかに大径である。これによりスタンプド
ラム52が回転したとき、その周面は用紙面に接触せ
ず、スタンプ面5は用紙面に接触して転動する。スタン
プ面5はたとえばゴムシートのような圧縮変形可能な基
材の表面に形成されている。
【0021】スタンプドラム52の側面を挟むようにし
て、平面コ字形のセンサブラケット53が図示しない不
動部材に固定して設けられており、このセンサブラケッ
トに装着した光電センサ54により、スタンプドラム5
2が回転したときに切落し部51が検出されるようにな
っている。スタンプドラム52の外周側側面一箇所に
は、係止片56が固定されており、この係止片56がセ
ンサブラケット53に当接することによって、ワンウェ
イクラッチ55のフリー方向のフリクションによる回転
を係止するようになっている。すなわちこの係止片56
がセンサブラケット53に当接した位置がスタンプドラ
ム52の待機位置となる。
【0022】図1、2を参照して第1実施例装置の動作
について説明する。モータ1の正転により、給紙ローラ
2並びに第1および第2フィードローラ3、4が給紙方
向に回転する。給紙台26上に積載された用紙は、回転
する給紙ローラ2およびこれに接触しているピックバネ
27および分離パッド28の作用により、最下層の1枚
が分離されて、第1フィードローラ3とその従動ローラ
31との間に送りこまれる。用紙が第1フィードローラ
3によってさらに送りこまれると、用紙先端がセンサ3
2によって検出され、その後のモータ1の回転角パルス
がカウントされて、処理部Aにおける用紙の位置が正確
に検出された状態で読み取り等の処理が行われる。第1
フィードローラ3と第2フィードローラ4との間隔は、
用紙長さに比べて短く、従って用紙はそのほとんどの区
間を第1およぴ第2フィードローラ3、4に挟持された
状態で給送される。
【0023】用紙の後端が処理部を通過し、センサ42
で検出されると、モータ1は一旦停止したあと逆転す
る。モータ1の逆方向の回転は、第2フィードローラ4
にのみ伝達され、これに挟持されている処理済の用紙を
送り戻す。同時にワンウェイクラッチ55がロックして
スタンプドラム52を第2フィードローラ4と同期回転
させ、送り戻されつつある用紙の表面にスタンプ面5の
マークを押印する。次にモータ1が再び正転し、マーク
押印済みの用紙が第2フィードローラ4によって送り出
されるとともに、後続の用紙が給紙ローラ2および第1
フィードローラ3によって処理部Aへと送りこまれる。
なお図1並びに後述する図5および図6の白抜き矢印
は、モータ1が正転したときの各軸の回転方向を示し、
細い矢印は各クラッチのロック方向を示す。
【0024】図5はこの発明の第2実施例を示したもの
で、請求項3の構成に対応するものである。以下第1実
施例と異なる点のみについて説明する。
【0025】この第2実施例のものでは、第2フィード
ローラ軸44とこれに装着された歯車43との間に、第
2フィードローラ4が逆方向に回転駆動されるのを防止
するワンウェイクラッチ(第2逆転防止クラッチ)45
が介装されている。スタンプドラム52は、モータ1の
出力軸と実質上一体のスタンプ軸57にワンウェイクラ
ッチ55を介して装着されている。その他の構成は前記
第1実施例のものと同一である。
【0026】この第2実施例のものにおいては、モータ
1の正転時の動作は第1実施例のものと全く同じであ
る。モータ1の逆転時には、第2逆転防止クラッチ45
の存在により、第2フィードローラ4も回転を停止し、
スタンプドラム52のみが回転駆動される。このときの
スタンプドラム52の回転方向は、用紙と接触したとき
に用紙を送り出す方向である。スタンプドラムが回転し
てスタンプ面5が停止している用紙面に接触すると、用
紙がスタンプ面から受ける摩擦駆動力により、自由回転
状態の第2フィードローラ4に挟持されたまま送られて
用紙面上への処理済マークの押印が行われる。その後モ
ータ1を再度正転させることにより、第1実施例の場合
と同様にして、処理済用紙が送り出され、後続の用紙が
処理部に送りこまれる。
【0027】図6はこの発明の第3実施例を示す図で、
請求項4記載の構成に対応するものである。この第3実
施例のものでは、モータ軸と第2フィードローラ軸44
との間に、正転伝達装置6と逆転伝達装置7とが設けら
れている。正転伝達装置6は第1実施例と同様な2つの
歯車11、33で構成されているが、モータ軸側の歯車
11とモータ軸との間にワンウェイクラッチ(正転伝達
クラッチ)65が介装されている。この正転伝達クラッ
チ65は、モータ1の正転時にロックし、その回転を第
2フィードローラ軸44に伝える。
【0028】一方逆転伝達装置7はモータ軸にワンウェ
イクラッチ(逆転伝達クラッチ)75を介して装着され
た歯車71と、中間軸に装着された実質上一体の歯車7
2、73と第2フィードローラ軸44に固定した歯車7
4とで構成されている。逆転伝達装置7は、中間歯車7
2、73の存在により、第2フィードローラ軸44への
回転方向の伝達が、正転伝達装置6の逆方向になる。逆
転伝達クラッチ75は、モータ1の逆転時にロックして
モータ軸の回転を第2フィードローラ軸44に伝達す
る。スタンプドラム52は、第2実施例のスタンプドラ
ムと同様にワンウェイクラッチ55を介してモータ軸と
実質上一体のスタンプ軸57に装着されている。
【0029】モータ1の正転時には、正転伝達クラッチ
65がロックし、逆転伝達クラッチ75およびスタンプ
ドラムのワンウェイクラッチ55がフリーとなって、第
1実施例のものと同様に動作する。モータ1が逆転する
と、正転伝達クラッチ65がフリー、逆転伝達クラッチ
75およびスタンプドラムのワンウェイクラッチ55が
ロックして、第2フィードローラ4をモータ正転時と同
一の用紙送り方向に回転させる。そして同時にスタンプ
ドラム52は用紙を送り出す方向に回転し、スタンプ面
5が用紙面と接触したときに、第2フィードローラ4で
送られている用紙の表面に処理済マークを押印する。こ
のとき給紙ローラ2および第1フィードローラ3は、第
1、2実施例と同様に停止状態を保つ。その後モータ1
を再度正転させることにより、第2フィードローラ4は
同方向に回転を続け、給紙ローラ2および第1フィード
ローラ3の回転も再開される。
【0030】以上の実施例の説明においては、スタンプ
ドラム52を図3に示す半月状のドラムとして図示した
が、切落し部51の代わりに透孔58を設けた図7に示
すような切落し部のないスタンプドラムを用いることも
できる。センサブラケット53には、スタンプドラムの
回動による透孔58の通過を検出する光電センサ54が
設けられ、その光電センサの検出信号によってスタンプ
面5の待機および回動が検出されることは図3の場合と
同様である。
【0031】この発明の装置には、図8および図9に示
すように、スタンプ面5にインクを供給するための装置
を付設することができる。図8に示す構成では、スタン
プドラム52が回動するときにスタンプ面5が通過する
位置に、インクを含ませたスポンジ81を配置し、毛管
現象によってこのスポンジ81に常時インクを補給する
インク溜め82を設けている。
【0032】また図9の構造では、スタンプドラム52
の回動時にスタンプ面5に接触回転するインクローラ8
4を軸85まわりに自由回転状態で設け、さらにインク
溜め86のインクに周面下端を浸漬したインクフィード
ローラ87をインクローラ84の周面に接触させて、ス
タンプドラム52の回転に追従するインクローラ84お
よびインクフィードローラ87の回転により、インク溜
め86のインクがスタンプ面5に転移されるようにして
いる。
【0033】スタンプ面5はスタンプドラム52の周面
に複数個設けることもできる。図10は3個のスタンプ
面を設けた例を示したもので、3個のスタンプ面5はス
タンプドラムの周面を三等分した位置に配置され、スタ
ンプドラムの側面の円周方向に三等分した位置に、それ
ぞれ半径方向の位置を異ならせて3個の係止片56を設
けている。そしてこの係止片と係合してスタンプドラム
52の待機位置を決めるストッパ59を三段階の位置で
保持されるソレノイド60の先端に設けている。このよ
うな構成を採用してストッパ59と3個の係止片56の
うちの1個とを選択的に係止させることにより、スタン
プドラム52の待機位置を変更して用紙に押印される処
理済マークを変更することが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、新たな
駆動源を必要とせず、従って装置コストを安価にするこ
とができ、装置構造を簡単かつコンパクトにすることが
でき、さらに押印される処理済マークの品質が優れ、マ
ークの押印時に衝撃や騒音の生ずることのない処理済マ
ークの押印装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の駆動機構を含む要部の斜視図
【図2】駆動機構を省略して従動部材を含めて示す紙送
り系の側面図
【図3】スタンプドラムの側面図
【図4】スタンプドラムの寸法関係を示す説明図
【図5】第2実施例の図1と同様の図
【図6】第3実施例の図1と同様の図
【図7】スタンプドラムの他の例を示す側面図
【図8】インク供給装置の第1例を示す側面図
【図9】インク供給装置の第2例を示す側面図
【図10】複数のスタンプ面を設けたスタンプドラムの
側面図
【図11】従来装置の一例を示す模式図
【符号の説明】
1 モータ 4 第2フィードローラ 5 スタンプ面 6 正転伝達装置 7 逆転伝達装置 42 センサ 44 軸 45 ワンウェイクラッチ 51 切落し部 52 スタンプドラム 53 センサブラケット 55 ワンウェイクラッチ 56 係止片 57 スタンプ軸 58 透孔 59 ストッパ 60 ソレノイド 65 ワンウェイクラッチ 75 ワンウェイクラッチ 81 スポンジ 84 インクローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆転可能な駆動モータ(1) と、駆動モ
    ータ(1) が正転したときに用紙排出方向に回転する紙送
    りローラ(4) とを備えており、当該紙送りローラのロー
    ラ軸(44)またはこれに隣接してこれと平行に設けたスタ
    ンプ軸(57)に周面の一または複数箇所に突出したスタン
    プ面(5) を備えたスタンプドラム(52)が装着されてお
    り、上記モータ(1) が逆転したときに当該モータとスタ
    ンプドラム(52)とを回転連結するワンウェイクラッチ(5
    5)と、モータ(1) 正転時のスタンプドラム(52)の待機位
    置を保持する保持部材(56,53,59)が設けられていること
    を特徴とする、シート状媒体の処理装置における処理済
    マークの押印装置。
  2. 【請求項2】 スタンプドラム(52)が前記紙送りローラ
    のローラ軸(44)に、前記ワンウェイクラッチ(55)を介し
    て装着されており、スタンプドラム(52)は前記紙送りロ
    ーラ(4) のローラ径より小径の外周とわずかに大径のス
    タンプ面(5)とを有している、請求項1記載の処理済マ
    ークの押印装置。
  3. 【請求項3】 スタンプドラム(52)がスタンプ軸(57)に
    装着されており、モータ(1) と前記紙送りローラとの間
    には、モータ(1) の正転のみを紙送りローラ(4) に伝達
    する逆転防止用のワンウェイクラッチ(45)が設けられて
    いる、請求項1記載の処理済マークの押印装置。
  4. 【請求項4】 スタンプドラム(52)がスタンプ軸(57)に
    装着されており、駆動モータ(1) と前記紙送りローラと
    の間に、正転伝達装置(6) と逆転伝達装置(7) とが並列
    に介装され、モータ(1) が正転したときに正転伝達装置
    (6) を介してモータ(1) と紙送りローラ(4) とを回転連
    結する正転伝達用のワンウェイクラッチ(65)と、モータ
    (1) が逆転したときに逆転伝達装置(7) を介してモータ
    (1) と紙送りローラ(4) とを回転連結する逆転伝達用の
    ワンウェイクラッチ(75)とが設けられ、スタンプドラム
    (52)は、モータ(1) が逆転したときにロックしてスタン
    プドラム(52)を用紙排出方向に回転させるワンウェイク
    ラッチ(55)を介して装着されている、請求項1記載の処
    理済マークの押印装置。
  5. 【請求項5】 前記紙送りローラの用紙挟持位置の直近
    の当該ローラへの用紙進入側の位置に、用紙端検出用の
    センサ(42)が設けられている、請求項1ないし4のいず
    れか1記載の処理済マークの押印装置。
  6. 【請求項6】 スタンプドラム(52)が切落し部(51)ない
    し透孔(58)を備えており、この切落し部(51)ないし透孔
    (58)の回転位置を検出する光電センサ(54)が設けられて
    いる、請求項1ないし4のいずれか1記載の処理済マー
    クの押印装置。
  7. 【請求項7】 スタンプ面(5) へのインク供給装置(81,
    84) を備えた、請求項1ないし4のいずれか1記載の処
    理済マークの押印装置。
  8. 【請求項8】 スタンプ面(5) とスタンプドラム(52)の
    待機位置を規定するストッパ(59)に係合する係止片(56)
    とがそれぞれ複数個設けられており、前記ストッパを選
    択的に進退させるストッパ進退装置(60)を備えた、請求
    項1ないし4のいずれか1記載の処理済マークの押印装
    置。
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