JPH07276070A - レーザヘッドの倣いセンサー - Google Patents
レーザヘッドの倣いセンサーInfo
- Publication number
- JPH07276070A JPH07276070A JP6066208A JP6620894A JPH07276070A JP H07276070 A JPH07276070 A JP H07276070A JP 6066208 A JP6066208 A JP 6066208A JP 6620894 A JP6620894 A JP 6620894A JP H07276070 A JPH07276070 A JP H07276070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- sensor
- type sensor
- contact
- contact type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触式センサー及び非接触式センサーの両方
をレーザヘッドに配置して、ワークに応じて倣いセンサ
ーを選択して加工できるレーザ加工機を得る。 【構成】 ワークの加工面に接触して倣い動作を行う接
触式センサー27と、前記ワークの加工面に接触せずに
倣い動作を行う非接触式センサー20と、これら接触式
センサー27及び非接触式センサー20を選択して使用
するための切り換え装置とを備え、前記接触式センサー
のプローブ29で非接触式センサー20の周囲を囲むよ
うに配置し、該接触式センサー27は差動トランスを利
用し、非接触式センサーは静電容量を利用したセンサー
とした。
をレーザヘッドに配置して、ワークに応じて倣いセンサ
ーを選択して加工できるレーザ加工機を得る。 【構成】 ワークの加工面に接触して倣い動作を行う接
触式センサー27と、前記ワークの加工面に接触せずに
倣い動作を行う非接触式センサー20と、これら接触式
センサー27及び非接触式センサー20を選択して使用
するための切り換え装置とを備え、前記接触式センサー
のプローブ29で非接触式センサー20の周囲を囲むよ
うに配置し、該接触式センサー27は差動トランスを利
用し、非接触式センサーは静電容量を利用したセンサー
とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板材ワークを切断加工す
るレーザ加工機のレーザヘッドの構成に関する。
るレーザ加工機のレーザヘッドの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー加工機は、レーザトーチのノズ
ルとワークの間の距離を一定にして焦点がワーク表面に
位置するようにして良好な切断加工ができるようにして
いる。このノズルとワークの間の距離を一定に保つため
に、レーザヘッドに倣いセンサーを設けて、ワークの微
小な凹凸や湾曲を検知して、ワーク表面に追随するよう
に昇降制御して確実に切断できるようにしていた。この
倣いセンサーとしては接触式センサーと非接触式センサ
ーが用いられ、接触式センサーはワーク表面に接触子を
位置させて、ワークを移動させると、接触子がワーク面
上を摺接してその昇降を電気信号に変換してノズルを昇
降制御し、また、非接触式センサーは静電容量型のセン
サーをノズル周囲に配置またはノズル自体を静電容量セ
ンサーとして、ワークとセンサーの間の静電容量を一定
となるようにノズルを昇降制御していた。
ルとワークの間の距離を一定にして焦点がワーク表面に
位置するようにして良好な切断加工ができるようにして
いる。このノズルとワークの間の距離を一定に保つため
に、レーザヘッドに倣いセンサーを設けて、ワークの微
小な凹凸や湾曲を検知して、ワーク表面に追随するよう
に昇降制御して確実に切断できるようにしていた。この
倣いセンサーとしては接触式センサーと非接触式センサ
ーが用いられ、接触式センサーはワーク表面に接触子を
位置させて、ワークを移動させると、接触子がワーク面
上を摺接してその昇降を電気信号に変換してノズルを昇
降制御し、また、非接触式センサーは静電容量型のセン
サーをノズル周囲に配置またはノズル自体を静電容量セ
ンサーとして、ワークとセンサーの間の静電容量を一定
となるようにノズルを昇降制御していた。
【0003】しかし、上記接触式センサーを用いて倣い
制御を行うと、接触子がワーク上面に接触しているため
に、ワーク表面に傷を付けることがあり、表面が軟らか
い材質や鏡面仕上したワーク等の場合には接触式センサ
ーでの倣い制御ができなかった。また、静電容量式の非
接触式センサーを用いて倣い制御ができるのは、導電性
の金属に限られていた。そのために、従来はワークの材
質に応じて、レーザ加工作業の開始前に上記センサーを
付け替えて対応していた。
制御を行うと、接触子がワーク上面に接触しているため
に、ワーク表面に傷を付けることがあり、表面が軟らか
い材質や鏡面仕上したワーク等の場合には接触式センサ
ーでの倣い制御ができなかった。また、静電容量式の非
接触式センサーを用いて倣い制御ができるのは、導電性
の金属に限られていた。そのために、従来はワークの材
質に応じて、レーザ加工作業の開始前に上記センサーを
付け替えて対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような付け替え
は、ワークの材質が変わる度に行う必要があるので、多
品種を扱う作業環境では特に、本来の加工作業が付け替
え作業のために頻繁に中断される事になり、能率低下の
一因となっていた。そこで、本発明は以上のような付け
替え作業を不要にしたレーザ加工機を提供する。
は、ワークの材質が変わる度に行う必要があるので、多
品種を扱う作業環境では特に、本来の加工作業が付け替
え作業のために頻繁に中断される事になり、能率低下の
一因となっていた。そこで、本発明は以上のような付け
替え作業を不要にしたレーザ加工機を提供する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の解決すべき課題は
以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説
明する。即ち、ワークの加工面に接触して倣い動作を行
う接触式センサーと、前記ワークの加工面に接触せずに
倣い動作を行う非接触式センサーと、これら接触式セン
サー及び非接触式センサーを選択して使用するための切
り換え装置とを備え、前記接触式センサーのプローブで
非接触式センサーの周囲を囲むように配置し、該接触式
センサーは差動トランスを利用し、非接触式センサーは
静電容量を利用したセンサーとしたものである。
以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説
明する。即ち、ワークの加工面に接触して倣い動作を行
う接触式センサーと、前記ワークの加工面に接触せずに
倣い動作を行う非接触式センサーと、これら接触式セン
サー及び非接触式センサーを選択して使用するための切
り換え装置とを備え、前記接触式センサーのプローブで
非接触式センサーの周囲を囲むように配置し、該接触式
センサーは差動トランスを利用し、非接触式センサーは
静電容量を利用したセンサーとしたものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。上記手段を用いることに
よって、切断加工開始時に導電性のワークか非導電性の
ワークかを判断して、非接触式センサーか接触式センサ
ーかを選択し、そのセンサーによってワークの凹凸や湾
曲を検知してそのワーク表面に追随して加工する。この
加工時に非接触式センサーは接触式センサーのプローブ
に囲まれることによって、作業時に障害物から保護され
る。
よって、切断加工開始時に導電性のワークか非導電性の
ワークかを判断して、非接触式センサーか接触式センサ
ーかを選択し、そのセンサーによってワークの凹凸や湾
曲を検知してそのワーク表面に追随して加工する。この
加工時に非接触式センサーは接触式センサーのプローブ
に囲まれることによって、作業時に障害物から保護され
る。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1はレーザ加工機の平面図、図2はレーザヘッドの断面
図と制御ブロック図であり、図1において本実施例のレ
ーザ加工機はパンチプレスとの複合機であり、その構成
から説明すると、下部フレーム1と該下部フレーム1後
部に立設したコラム前方に突出した上部フレーム2にそ
れぞれタレット3を上下対向して配置し、該上下のタレ
ット3に数組のパンチとダイを装着して、ラム4の昇降
駆動によってパンチを下降させて孔明け加工できるよう
にしている。一方、上部フレーム2の上面にレーザ発振
器6から導かれたレーザダクト5が設けられ、該レーザ
ダクト5前端を前記ラム4前部に配置したレーザヘッド
7に連通している。
1はレーザ加工機の平面図、図2はレーザヘッドの断面
図と制御ブロック図であり、図1において本実施例のレ
ーザ加工機はパンチプレスとの複合機であり、その構成
から説明すると、下部フレーム1と該下部フレーム1後
部に立設したコラム前方に突出した上部フレーム2にそ
れぞれタレット3を上下対向して配置し、該上下のタレ
ット3に数組のパンチとダイを装着して、ラム4の昇降
駆動によってパンチを下降させて孔明け加工できるよう
にしている。一方、上部フレーム2の上面にレーザ発振
器6から導かれたレーザダクト5が設けられ、該レーザ
ダクト5前端を前記ラム4前部に配置したレーザヘッド
7に連通している。
【0008】前記下部フレーム1前部上にはセンターテ
ーブル8を固定して配置し、該センターテーブル8の両
側にサイドテーブル9L・9Rを配置して、該サイドテ
ーブル9L・9Rはキャリッジ10と連結されてレール
上に配置し、モーターM2を駆動させることによってネ
ジ軸を回動して、サイドテーブル9L・9Rとキャリッ
ジ10を同時に前後(Y軸)方向に摺動可能としてい
る。また、前記キャリッジ10のレール上にはクロスス
ライド11を配置して、キャリッジ10の一側に設けた
モーターM1の駆動によってレール上を左右(X軸)方
向に摺動可能に配置している。そして、該クロススライ
ド11の後部には板材等のワークを挟持するワークホル
ダー12・12が配設されて、このワークホルダー12
・12によって挟持されたワークWはクロススライド1
1の左右(X軸)方向の摺動と、サイドテーブル9L・
9Rの前後(Y軸)方向の摺動によって縦横任意位置へ
搬送可能として、パンチ又はレーザによって板金加工で
きるようにしている。
ーブル8を固定して配置し、該センターテーブル8の両
側にサイドテーブル9L・9Rを配置して、該サイドテ
ーブル9L・9Rはキャリッジ10と連結されてレール
上に配置し、モーターM2を駆動させることによってネ
ジ軸を回動して、サイドテーブル9L・9Rとキャリッ
ジ10を同時に前後(Y軸)方向に摺動可能としてい
る。また、前記キャリッジ10のレール上にはクロスス
ライド11を配置して、キャリッジ10の一側に設けた
モーターM1の駆動によってレール上を左右(X軸)方
向に摺動可能に配置している。そして、該クロススライ
ド11の後部には板材等のワークを挟持するワークホル
ダー12・12が配設されて、このワークホルダー12
・12によって挟持されたワークWはクロススライド1
1の左右(X軸)方向の摺動と、サイドテーブル9L・
9Rの前後(Y軸)方向の摺動によって縦横任意位置へ
搬送可能として、パンチ又はレーザによって板金加工で
きるようにしている。
【0009】前記レーザヘッド7は図2に示すように、
前記レーザダクト5に連通する上部のガイド筒14を昇
降装置15のロッド15aと固定して、該昇降装置15
はサーボモーター15aの駆動によってロッド15aを
伸縮しレーザヘッド7を昇降できるようにしている。但
し、ロッドの代わりにネジ軸を回動してレーザヘッド7
を昇降できるようにすることもできる。前記サーボモー
ター15aはコントローラ16と接続され、後述するワ
ークWの変位を検知するセンサーからの信号をコントロ
ーラ16で演算して、ワークWの表面高さに追随して昇
降するように制御している。
前記レーザダクト5に連通する上部のガイド筒14を昇
降装置15のロッド15aと固定して、該昇降装置15
はサーボモーター15aの駆動によってロッド15aを
伸縮しレーザヘッド7を昇降できるようにしている。但
し、ロッドの代わりにネジ軸を回動してレーザヘッド7
を昇降できるようにすることもできる。前記サーボモー
ター15aはコントローラ16と接続され、後述するワ
ークWの変位を検知するセンサーからの信号をコントロ
ーラ16で演算して、ワークWの表面高さに追随して昇
降するように制御している。
【0010】そして、前記レーザヘッド7は上部の軸心
部にレーザビームを集光させるレンズ17が配設され、
該レンズ17の焦点がワークW表面になるようにし、前
記レーザヘッド7下端にはノズル20が配設されてお
り、該ノズル20は電極として非接触式センサーを兼ね
ており、取付筒21に取り付けられて出力用のコネクタ
22に接続され、アンプ24を介してコントローラ16
と接続されている。そして、前記ノズル20の周囲はガ
ード電極23によって囲まれており、該ガード電極23
はノズル20からワークWへの電界に指向性を持たせ
て、ノズル20からあらゆる方向への電界の発生を防止
して、外部からの影響を受けることなく所定のワーク面
のみ検知できるようにして、正確にノズル20の高さを
検知できるようにしている。なお、ノズル20とガード
電極の間は絶縁されている。
部にレーザビームを集光させるレンズ17が配設され、
該レンズ17の焦点がワークW表面になるようにし、前
記レーザヘッド7下端にはノズル20が配設されてお
り、該ノズル20は電極として非接触式センサーを兼ね
ており、取付筒21に取り付けられて出力用のコネクタ
22に接続され、アンプ24を介してコントローラ16
と接続されている。そして、前記ノズル20の周囲はガ
ード電極23によって囲まれており、該ガード電極23
はノズル20からワークWへの電界に指向性を持たせ
て、ノズル20からあらゆる方向への電界の発生を防止
して、外部からの影響を受けることなく所定のワーク面
のみ検知できるようにして、正確にノズル20の高さを
検知できるようにしている。なお、ノズル20とガード
電極の間は絶縁されている。
【0011】このようにして、前記ノズル20は導電性
のワークWとの間に生じる静電容量が一定になるように
制御する。つまり、静電容量型のセンサーは導電性の金
属にのみ検知できるものであって、導電性の金属の場合
にはノズル20とワークWとの間に静電容量が発生し、
その静電容量は面積に比例し、電極間の距離に反比例す
る。よって、ノズル20とワークWの間の距離が変化す
るとその電圧も変化することになるので、その電圧を検
出してアンプ24により増幅して、コントローラ1に入
力し、変位が0となるように前記サーボモーター15b
を駆動してワークWからの高さが一定となるように制御
している。尚、本実施例では、最適高さ(1.5mm)
の場合出力が0Vとなるようにしている。
のワークWとの間に生じる静電容量が一定になるように
制御する。つまり、静電容量型のセンサーは導電性の金
属にのみ検知できるものであって、導電性の金属の場合
にはノズル20とワークWとの間に静電容量が発生し、
その静電容量は面積に比例し、電極間の距離に反比例す
る。よって、ノズル20とワークWの間の距離が変化す
るとその電圧も変化することになるので、その電圧を検
出してアンプ24により増幅して、コントローラ1に入
力し、変位が0となるように前記サーボモーター15b
を駆動してワークWからの高さが一定となるように制御
している。尚、本実施例では、最適高さ(1.5mm)
の場合出力が0Vとなるようにしている。
【0012】また、ガイド筒14側面には昇降装置26
と上下位置検出センサー27が付設され、該昇降装置2
6はソレノイドまたはシリンダー(空圧または油圧また
は電動シリンダー)より構成されて前記コントローラ1
6と接続され、上下位置検出センサー27は光学式や磁
気式のリニアエンコーダや電磁誘導型の差動トランス等
が用いられて、アンプ31を介してコントローラ16と
接続されている。
と上下位置検出センサー27が付設され、該昇降装置2
6はソレノイドまたはシリンダー(空圧または油圧また
は電動シリンダー)より構成されて前記コントローラ1
6と接続され、上下位置検出センサー27は光学式や磁
気式のリニアエンコーダや電磁誘導型の差動トランス等
が用いられて、アンプ31を介してコントローラ16と
接続されている。
【0013】また、該昇降装置26の昇降ロッド26a
及び上下位置検出センサー27の昇降ロッド27a下端
にはプローブリング29が固設され、該昇降ロッド26
a・27aの中途部はリニアベアリング30・30によ
って支持されて横振れ等が生じないようにし、該昇降ロ
ッド27a(又は昇降ロッド26a)にナット32を螺
装して、該ナット32とリニアベアリング30の間の昇
降ロッド27a上にスプリング33を外嵌してプローブ
リング29を下方へ付勢して、検出時にワークWと常に
接するようにしている。該プローブリング29は中央に
開口部29aを設けて、該開口部29a内を前記レーザ
ヘッド7が貫通できるようにして、昇降時にレーザヘッ
ド7と干渉しないようにし、プローブリング29下面は
ワークWと摺接する時に傷付けないように滑らかな部材
にて構成されている。
及び上下位置検出センサー27の昇降ロッド27a下端
にはプローブリング29が固設され、該昇降ロッド26
a・27aの中途部はリニアベアリング30・30によ
って支持されて横振れ等が生じないようにし、該昇降ロ
ッド27a(又は昇降ロッド26a)にナット32を螺
装して、該ナット32とリニアベアリング30の間の昇
降ロッド27a上にスプリング33を外嵌してプローブ
リング29を下方へ付勢して、検出時にワークWと常に
接するようにしている。該プローブリング29は中央に
開口部29aを設けて、該開口部29a内を前記レーザ
ヘッド7が貫通できるようにして、昇降時にレーザヘッ
ド7と干渉しないようにし、プローブリング29下面は
ワークWと摺接する時に傷付けないように滑らかな部材
にて構成されている。
【0014】そして、前記コントローラ16はレーザ加
工機全体を制御する手段のうちの倣い制御部であって、
加工時にはまず、レーザヘッド7を下降させて、ノズル
20との間に静電容量が生じるとそのワークWは導電性
のものと判断でき、静電容量が発生しない、設定値より
小さい時は非導電性のワークWと判断し、導電性のワー
クWの場合には、昇降装置26を作動して昇降ロッド2
6aを上昇し、プローブリング29を上昇させておい
て、前記モーターM1・M2を駆動してワークWをX方
向または、Y方向に移動させながらレーザ発振器6から
のレーザにより所望の形状に切断加工する時に、非接触
センサーであるノズル20でワークWの高さを検知し
て、コントローラ16でその高さを設定高さと比較演算
して、設定高さとなるように昇降装置15のサーボモー
ター15bを作動させて、レーザヘッド7を昇降させ
る。
工機全体を制御する手段のうちの倣い制御部であって、
加工時にはまず、レーザヘッド7を下降させて、ノズル
20との間に静電容量が生じるとそのワークWは導電性
のものと判断でき、静電容量が発生しない、設定値より
小さい時は非導電性のワークWと判断し、導電性のワー
クWの場合には、昇降装置26を作動して昇降ロッド2
6aを上昇し、プローブリング29を上昇させておい
て、前記モーターM1・M2を駆動してワークWをX方
向または、Y方向に移動させながらレーザ発振器6から
のレーザにより所望の形状に切断加工する時に、非接触
センサーであるノズル20でワークWの高さを検知し
て、コントローラ16でその高さを設定高さと比較演算
して、設定高さとなるように昇降装置15のサーボモー
ター15bを作動させて、レーザヘッド7を昇降させ
る。
【0015】また、非導電性のワークWの切断加工の場
合には昇降装置26を作動して昇降ロッド26aを下降
し、接触センサーであるプローブリング29をワークW
上に接触させて、前記モーターM1・M2の駆動により
ワークWをX方向または、Y方向に移動させると、プロ
ーブリング29がワークW表面の高さに追随して昇降
し、その変位は上下位置検出センサー27によって検知
され、コントローラ16によって演算されて、前記同様
に設定高さとなるように昇降装置15のサーボモーター
15bを作動させて、レーザヘッド7を昇降させる。以
上の実施例によると、ノズル20で導電性または非導電
性のワークであるかを検知して両センサーを自動的に選
択するので、例えば加工する前に制御部にワークの種類
を設定入力して両センサーを選択する形式に比べると、
ワーク種類の入力作業が不要である。また、ワークの表
面が絶縁物等で保護されている場合や保護膜が形成され
ている場合等であっても、自動的にセンサーが選択され
て、ワークの種類の設定を変更する必要がなく、効率良
く作業ができる。但し、ノズル20で導電性と非導電性
を検知することなく、加工作業の前にオペレータが選択
スイッチを切り換えるように構成して実施できる事は勿
論である。
合には昇降装置26を作動して昇降ロッド26aを下降
し、接触センサーであるプローブリング29をワークW
上に接触させて、前記モーターM1・M2の駆動により
ワークWをX方向または、Y方向に移動させると、プロ
ーブリング29がワークW表面の高さに追随して昇降
し、その変位は上下位置検出センサー27によって検知
され、コントローラ16によって演算されて、前記同様
に設定高さとなるように昇降装置15のサーボモーター
15bを作動させて、レーザヘッド7を昇降させる。以
上の実施例によると、ノズル20で導電性または非導電
性のワークであるかを検知して両センサーを自動的に選
択するので、例えば加工する前に制御部にワークの種類
を設定入力して両センサーを選択する形式に比べると、
ワーク種類の入力作業が不要である。また、ワークの表
面が絶縁物等で保護されている場合や保護膜が形成され
ている場合等であっても、自動的にセンサーが選択され
て、ワークの種類の設定を変更する必要がなく、効率良
く作業ができる。但し、ノズル20で導電性と非導電性
を検知することなく、加工作業の前にオペレータが選択
スイッチを切り換えるように構成して実施できる事は勿
論である。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、加工すべきワークに応じて接触式センサー
と非接触式センサーが選択され、倣い装置を付け替える
必要がなく、機械を停止することなく連続的に両方式を
切り換えて使用でき、効率良く作業ができるようになっ
た。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、加工すべきワークに応じて接触式センサー
と非接触式センサーが選択され、倣い装置を付け替える
必要がなく、機械を停止することなく連続的に両方式を
切り換えて使用でき、効率良く作業ができるようになっ
た。
【0017】また、請求項2の如く、接触式センサーの
プローブで非接触式センサーの周囲を囲むように構成し
たので、前記プローブのみを丈夫に構成するだけで、他
の構成物やワークやワークの孔等との衝突による非接触
式センサーの破損をも防止できる。
プローブで非接触式センサーの周囲を囲むように構成し
たので、前記プローブのみを丈夫に構成するだけで、他
の構成物やワークやワークの孔等との衝突による非接触
式センサーの破損をも防止できる。
【0018】請求項3の如く、接触式センサーとして差
動トランスを利用したので、ストロークを大きくとるこ
とができて、精度も十分得られ、非接触式センサーとし
て静電容量を利用したので、導電性部材と非導電性部材
を判別することができ、接触式と非接触式のセンサーの
選択ができる。
動トランスを利用したので、ストロークを大きくとるこ
とができて、精度も十分得られ、非接触式センサーとし
て静電容量を利用したので、導電性部材と非導電性部材
を判別することができ、接触式と非接触式のセンサーの
選択ができる。
【図1】レーザ加工機の平面図である。
【図2】レーザヘッドの断面図と制御ブロック図であ
る。
る。
W ワーク 6 レーザ発振器 7 レーザヘッド 15 昇降装置 16 コントローラ 20 ノズル(非接触式センサー) 26 昇降装置 27 上下位置検出センサー(差動トランス) 29 プローブリング
Claims (3)
- 【請求項1】 ワークの加工面に接触して倣い動作を行
う接触式センサーと、前記ワークの加工面に接触せずに
倣い動作を行う非接触式センサーと、これら接触式セン
サー及び非接触式センサーを選択して使用するための切
り換え装置とを備えたレーザヘッドの倣いセンサー。 - 【請求項2】 接触式センサーのプローブで非接触式セ
ンサーの周囲を囲むように配置した請求項1記載のレー
ザヘッドの倣いセンサー。 - 【請求項3】 接触式センサーが差動トランスを利用し
たセンサーであり、非接触式センサーが静電容量を利用
したセンサーである請求項1又は請求項2記載のレーザ
ヘッドの倣いセンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066208A JP2684988B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | レーザヘッドの倣いセンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6066208A JP2684988B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | レーザヘッドの倣いセンサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276070A true JPH07276070A (ja) | 1995-10-24 |
JP2684988B2 JP2684988B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=13309194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6066208A Expired - Lifetime JP2684988B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | レーザヘッドの倣いセンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2684988B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016529112A (ja) * | 2013-09-06 | 2016-09-23 | アマダ ミヤチ アメリカ,インコーポレイティド | 溶接ヘッド |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2783517B1 (fr) * | 1998-09-22 | 2001-02-09 | Oreal | Nouveaux derives de l'acide 10-hyroxy-2-decenoique et utilisation dans une composition destinee a favoriser la desquamation de la peau, et composition le comprenant |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6333192A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | レ−ザ加工ヘツド |
JPH02148795U (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-18 | ||
JPH03268887A (ja) * | 1990-03-19 | 1991-11-29 | Mitsubishi Electric Corp | レーザ加工機の加工ヘッド |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6066208A patent/JP2684988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6333192A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | レ−ザ加工ヘツド |
JPH02148795U (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-18 | ||
JPH03268887A (ja) * | 1990-03-19 | 1991-11-29 | Mitsubishi Electric Corp | レーザ加工機の加工ヘッド |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016529112A (ja) * | 2013-09-06 | 2016-09-23 | アマダ ミヤチ アメリカ,インコーポレイティド | 溶接ヘッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2684988B2 (ja) | 1997-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5399049A (en) | V-shaped groove forming machine and its control method | |
AU2001270761A1 (en) | Tool positioning system | |
WO2002006003A1 (en) | Tool positioning system | |
EP2150863A1 (en) | Machine tool for precision micro-milling and/or drilling | |
US20020121508A1 (en) | Laser cutting system | |
JP2684988B2 (ja) | レーザヘッドの倣いセンサー | |
US20060151448A1 (en) | Torch height control apparatus with a gear belt drive, altering wheelbase of the wheel axis and solid body, attached to the gear belt | |
KR100215108B1 (ko) | 강판의 곡면 가공 방법과 그 장치 | |
JP2637523B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
US6076953A (en) | Digitizing probe | |
US4482796A (en) | Energy-beam welding machine | |
JP2514138B2 (ja) | レ―ザ加工機の倣い制御装置 | |
CN209191330U (zh) | 夹紧机构及焊接机 | |
JPH06134589A (ja) | レーザヘッド高さ制御方法 | |
JPH06328281A (ja) | レーザ加工機におけるレーザビームの芯出し方法およびその装置 | |
JPH04201019A (ja) | 放電輪郭加工方法 | |
US4711985A (en) | Interference detector for laser cutting machine | |
CN111037095A (zh) | 用于分离加工板状工件的机器 | |
JPH11729A (ja) | 板材加工機におけるワーク移動位置決め装置とアンローダ装置との干渉防止方法およびその装置 | |
JPH11226741A (ja) | トーチの初期高さ設定装置 | |
JP4242001B2 (ja) | 板材加工機におけるクランプ回避方法及びその装置 | |
CN215676850U (zh) | 基于电容测距的器件检测与切割系统 | |
JP3215554U (ja) | シーム溶接機又はロールスポット溶接機 | |
JPH05220650A (ja) | 板材加工機の倣い制御装置 | |
JPH0639452A (ja) | 油圧パンチプレスのラム軸制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 16 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |