JPH0727584Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0727584Y2
JPH0727584Y2 JP1989058264U JP5826489U JPH0727584Y2 JP H0727584 Y2 JPH0727584 Y2 JP H0727584Y2 JP 1989058264 U JP1989058264 U JP 1989058264U JP 5826489 U JP5826489 U JP 5826489U JP H0727584 Y2 JPH0727584 Y2 JP H0727584Y2
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JP
Japan
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connector
male
contact
female
fitting portion
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JP1989058264U
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実佐夫 田村
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコネクタに関するものであり、詳しくはコネク
タの防水,防塵構造に関する。
〔従来の技術〕
計測機器や工作機械等の機器間を、電気的に容易に接続
する接続具の1つとして、雌コネクタと雄コネクタとの
組み合わせから成るコネクタ装置が広く用いられてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記雌コネクタと雄コネクタとを互いに分離
させた際、雌コネクタにおける雌コンタクトの嵌合部と
雄コネクタにおける雄コンタクトの嵌合部とは、それぞ
れ剥き出しとなる。
このため、水や油、さらには粉塵等によって環境が悪化
している場所、例えば自動車工場における溶接工程等に
おいて、頻繁に抜き差しされるコネクタ装置では、コネ
クタ同志を分離した際に様々な不都合が生じる。例え
ば、コネクタにおける電源供給用のコンタクトに水が掛
かった場合には漏電を起こす虞れがあり、また、信号用
のコンタクトに水が掛かった場合には他のコンタクトと
短絡して機器が誤動作する虞れがある。さらに、コンタ
クトに粉塵が付着すると、コネクタの抜き差しによって
コンタクトが著るしく摩耗し、コネクタの寿命が短かく
なってしまう不都合があった。
本考案は上記実状に鑑みて、水や塵等の浸入に起因する
漏電や短絡、あるいはコンタクトの摩耗を可及的に防止
することのできるコネクタを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案では、雌コネクタにおける雌コンタクトの
嵌合部の前方域に、雄コネクタが装着されていない状態
において雌コンタクトにおける嵌合部の前方域を覆う一
方、雄コネクタが装着された状態において雄コンタクト
の貫通を許容する蓋体を設けている。
さらに本考案では、雌コネクタが装着されていない状態
において雄コンタクトの嵌合部の前方域を覆う一方、雌
コネクタが装着された状態において雄コネクタに押圧さ
れて移動するとともに雄コネクタの嵌合部の貫通を許容
する蓋体を、雄コネクタにおける雄コンタクトの嵌合部
の側方域を覆うケーシングに、雄コンタクトの軸線方向
に沿って移動自在に設けることによって上記目的を達成
した。
〔作用〕
上記構成によれば、雌コネクタと雄コネクタとを互いに
分離した際、雌コネクタにおける雌コンタクトの嵌合
部、および雄コネクタにおける雄コンタクトの嵌合部
は、共にその前方域を蓋体によって覆われることによ
り、外部に対して直接に露呈することなく離隔されるの
で、コンタクトに水や油が掛かったり粉塵が付着したり
することが未然に防止される。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて、本考案を詳細に説
明する。
第1図ないし第7図に、本考案に関わるコネクタを、自
動車工場におけるヘミングプレス機のコネクタ装置、詳
しくはプレス機本体とダイチェンジャーとを接続するた
めの丸形コネクタ装置における雌コネクタと雄コネクタ
とに適用した例を示す。
雌コネクタ1は、ケーシング(シェル)2、雌コンタク
ト3、および絶縁体4を備えている。上記雌コンタクト
3は絶縁体4に収容され、嵌合部3aの前端面と端子部3b
のみが露出している。なお、上記端子部3bには図示して
いないリード線が接続されるとともに、外部への露出を
防ぐための適宜なカバー(図示せず)が取り付けられ
る。また上記絶縁体4はケーシング2の中央に設置され
ている。一方、上記ケーシング2は、第3図中における
絶縁体4の右方部を囲う中央筒部2aと、さらに中央筒部
2aを囲う外方筒部2bとを具備しており、該外方筒部2bの
内周面には係合溝2cが形成されている。また、上記中央
筒部2aの先端部には、該先端部に螺合するキャップ部材
5によって、蓋体6が取り付けられている。
上記蓋体6は、第6図(a)に明示するように、互いに
接触して並配されている複数本の糸ゴム部材7,7,…と、
これら糸ゴム部材7,7,…を支持するリング状のフレーム
8とから構成されている。また上記蓋体6は、糸ゴム部
材7同志の当接部が、雌コンタクト3における嵌合部3a
の直前域に占位するよう位置決めされて上記中央筒部2a
に取り付けられている。
ここで、第3図から明らかなように、雌コネクタ1に相
手側コネクタ(雄コネクタ)が装着されていないときに
は、雌コンタクト3の嵌合部3aは、該嵌合部3aの側方域
を覆う隠蔽部としての絶縁体4および中央筒部2aと、上
記嵌合部3aの前方域を覆う上記蓋体6とによって囲繞さ
れ、コネクタ外部と隔離されている。
一方、雄コネクタ10は、ケーシング(シェル)11、雄コ
ンタクト12、および絶縁体13を具備している。上記雄コ
ンタクト12は絶縁体13に支持され、嵌合部12aと端子部1
2bとが露出している。なお、上記端子部12bには図示し
ていないリード線が接続されるとともに、外部への露出
を防ぐための適宜なカバー(図示せず)が取り付けられ
る。また、上記絶縁体13はケーシング11の中央に設置さ
れている。上記ケーシング11は、第4図中の左方に向け
て開放された凹部11aが形成されており、雄コンタクト1
2の嵌合部12aは、上記凹部11aを画成する隠蔽部として
の周壁11bによって、その側方域を覆われている。上記
周壁11bの外周面には係合突条11cが設けられている一
方、周壁11bの内周面には、雄コンタクト12の軸線に沿
って延びる案内突条11d,11dが相対向して形成されてい
る。また、凹部12aには、蓋体14が収容設置されてい
る。
上記蓋体14は、第5図に明示するように、シート状ゴム
部材15と、該ゴム部材15を支持するガイドワッシャ16と
から構成されている。これらシート状ゴム部材15とガイ
ドワッシャ16とには、それぞれ案内溝15a,15aと案内溝1
6a,16aが形成されており、これら案内溝15a,15a,16a,16
aと案内突条11d,11dとを嵌合させることによって、上記
蓋体14はケーシング11の凹部11a内を、回転することな
く、雄コンタクト12の軸線方向に沿って移動することが
できる。また、上記シート状ゴム部材15には、雄コンタ
クト貫通用の切り込み15b,15b,…が設けられている。上
記切り込み15b,15b,…は、蓋体14をケーシング11に組み
付けた際、各雄コンタクト12,12,…の軸線と交わる位置
に形成されている。さらに、上記各切り込み15bの切り
口は、常態において密着して閉じられている。
第4図に示す如く、上記蓋体14は、凹部11a内に収容さ
れた圧縮ばね17によって左方へ付勢され、ケーシング11
の左端部に固設されたストッパキャップ18に押圧される
ことにより、雄コンタクト12における嵌合部12aの前方
域に占位している。
ここで図から明らかなように、雄コネクタ10に相手側コ
ネクタ(雌コネクタ1)が装着されていないときには、
雄コンタクト12の嵌合部12aは、ケーシング11と蓋体14
とによって囲繞され、コネクタ外部と隔離されている。
雌コネクタ1と雄コネクタ10とを互いに組み付ける際、
雄コネクタ10における蓋体14は、雌コネクタ1における
キャップ部材5に押圧され、圧縮ばね17の弾性に抗して
凹部11aの底部側(第4図中右方側)へ押しやられて行
く。このとき、雄コンタクト12における嵌合部12aは、
蓋体14が移動することにより、シート状ゴム部材15の切
り込み15bを割り開いて上記ゴム部材15を貫通し、コネ
クタ外部に露呈される。また、上記雄コンタクト12の嵌
合部12aは、第6図(b)に示す如く隣接する糸ゴム部
材7,7を押し開いて進み、雌コンタクト3における嵌合
部3aに嵌着する。かくして、雌コネクタ1と雄コネクタ
10とは、第7図に示す如く互いに接続される。ここで図
からも明らかなように、雌コネクタ1と雄コネクタ10と
が互いに組み付けられた状態では、雌コネクタ1の蓋体
6は、糸ゴム部材7が割り開かれることにより、雄コネ
クタ10の装着域、すなわち雄コンタクト12が占位する位
置から排除されている。また、雄コネクタ10の蓋体14
は、雌コネクタ1によって凹部11aの奥側へ押しやられ
ることにより、雌コネクタ1の装着域、すなわち中央筒
部2aや絶縁体4等が占位する位置から排除されている。
雌コネクタ1と雄コネクタ10とを分離すると、雌コネク
タ1の蓋体6における糸ゴム部材7,7,…は、それぞれ自
身の弾性復帰力によって、互いに密接する常態位置(第
6図(a))に復帰し、雌コンタクト3の嵌合部3bは再
びコネクタ外部と隔離される。一方、雄コネクタ10の蓋
体14は、圧縮バネ17の弾性復帰力によって第4図に示す
常態位置に復帰するとともに、シート状ゴム部材15の切
り込み15bが、周辺の弾性復帰力によって閉じられるこ
とにより、雄コンタクト12の嵌合部12aは再びコネクタ
外部と隔離される。
なお、雌コネクタの蓋体に、切り込みの入ったシート状
ゴム部材を用い、雄コネクタの蓋体に、糸ゴム部材の集
合体を用いてもよい。また、雄雌のコネクタの蓋体を、
共に切り込みの入ったシート状ゴム部材、あるいは糸ゴ
ム部材の集合体によって構成してもよい。さらに、上記
シート状ゴム部材や糸ゴム部材の集合体を、重ねて設置
してもよく、このとき、切り込みや糸ゴム部材同志の接
触面の延びる方向を交差させて、上記シート状ゴム部材
や糸ゴム部材の集合体を積層設置することにより、防
水、防塵効果の更なる向上が期待できる。
また、本考案はヘミングプレス機のコネクタにのみ適用
されるものではなく、種々の機器に用いられるコネクタ
に広く適用できることは勿論であり、また、本考案は丸
形コネクタのみならず、角形コネクタや印刷配線板用コ
ネクタ等、各種のコネクタにも有効に適用し得ることは
言うまでもない。
〔考案の効果〕
以上、詳述した如く、本考案に関わるコネクタでは、雌
コネクタと雄コネクタとの両者に、それぞれ相手側のコ
ネクタが装着されていないときに、コンタクトにおける
嵌合部の前方域を覆う蓋体を設けたので、上記雌コネク
タと雄コネクタとを互いに分離させた場合でも、各コネ
クタにおけるコンタクトの嵌合部は、上記蓋体の働きに
よって外部の雰囲気から離隔されることとなる。これに
より、コンタクトの嵌合部に水や油、あるいは粉塵等が
付着することを可及的に抑えることができ、かくして漏
電や動作不良の発生、およびコンタクトの摩耗を未然に
防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関わるコネクタの雌コネクタを示す全
体斜視図、第2図は本考案に関わるコネクタの雄コネク
タを示す全体斜視図、第3図は上記雌コネクタの断面側
面図、第4図は上記雄コネクタの断面側面図、第5図は
上記雄コネクタの要部を破断して示す分解斜視図、第6
図(a)および第6図(b)は上記雌コネクタの蓋体を
示す全体斜視図および動作態様を示す要部斜視図であ
り、第7図は上記雌コネクタと上記雄コネクタとが互い
に組み付いた状態を示す断面側面図である。 1……雌コネクタ、2……ケーシング、3……雌コンタ
クト、3a……嵌合部、6……蓋体、7……糸ゴム部材、
8……フレーム、10……雄コネクタ、11……ケーシン
グ、12……雄コンタクト、12a……嵌合部、14……蓋
体、15……シート状ゴム部材、15b……切り込み、16…
…ガイドワッシャ、17……圧縮ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌コンタクトを備えた雌コネクタと、上記
    雌コンタクトに嵌合する雄コンタクトを備えた雄コネク
    タとを具備して成るコネクタであって、 上記雌コンタクトにおける嵌合部の前方域に設けられ、
    上記雄コネクタが装着されていない状態において上記雌
    コンタクトにおける嵌合部の前方域を覆う一方、上記雄
    コネクタが装着された状態において上記雄コンタクトの
    貫通を許容する蓋体を備えた雌コネクタと、 上記雄コンタクトにおける嵌合部の側方域を覆うケーシ
    ングに対して上記雄コンタクトの軸線方向に沿って移動
    自在に設けられ、上記雌コネクタが装着されていない状
    態において上記雄コンタクトにおける嵌合部の前方域を
    覆い、上記ケーシングと共に上記雄コンタクトの嵌合部
    を囲繞する一方、上記雌コネクタが装着された状態にお
    いて上記雄コネクタに押圧されて移動するとともに、上
    記雄コネクタにおける嵌合部の貫通を許容する蓋体を備
    えた雄コネクタと、 を具備して成ることを特徴とするコネクタ。
JP1989058264U 1989-05-19 1989-05-19 コネクタ Expired - Lifetime JPH0727584Y2 (ja)

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JP1989058264U JPH0727584Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 コネクタ

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JP1989058264U JPH0727584Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 コネクタ

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JPH02148573U JPH02148573U (ja) 1990-12-18
JPH0727584Y2 true JPH0727584Y2 (ja) 1995-06-21

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JP1989058264U Expired - Lifetime JPH0727584Y2 (ja) 1989-05-19 1989-05-19 コネクタ

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