JP2014053127A - 充電用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】誤って充電中に充電用コネクタが車両側コネクタから引き抜かれるなどした場合であっても、アーク放電を抑制可能な充電用コネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】充電用コネクタ1は、充電側ハウジング10と、この充電側ハウジング10の内部に配され、充電側端子30を収容可能な充電側端子収容部20とを備える。充電側端子収容部20の内部には、触指防止プレート50が配されている。この触指防止プレート50は、充電用コネクタ1が車両側コネクタ60と嵌合していない状態では充電側端子30を覆う触指防止位置にあり、車両側コネクタ60との嵌合動作に伴って充電側端子30を露出する接続可能位置に移動するものであって、樹脂により形成された内側環52と、ゴムにより形成された外側環53とを備える。外側環53は、充電側端子収容部20における充電側端子収容孔23の内周面に摺接する。
【選択図】図3
【解決手段】充電用コネクタ1は、充電側ハウジング10と、この充電側ハウジング10の内部に配され、充電側端子30を収容可能な充電側端子収容部20とを備える。充電側端子収容部20の内部には、触指防止プレート50が配されている。この触指防止プレート50は、充電用コネクタ1が車両側コネクタ60と嵌合していない状態では充電側端子30を覆う触指防止位置にあり、車両側コネクタ60との嵌合動作に伴って充電側端子30を露出する接続可能位置に移動するものであって、樹脂により形成された内側環52と、ゴムにより形成された外側環53とを備える。外側環53は、充電側端子収容部20における充電側端子収容孔23の内周面に摺接する。
【選択図】図3
Description
本発明は、充電用コネクタに関する。
電気自動車等の充電に用いられる充電用コネクタは、充電の際に車両に取り付けられた車両用コネクタと嵌合されるものである。充電用コネクタとして、作業者がピン端子に手を触れて感電してしまうことを防止する防止手段が講じられたものがある。
このような防止手段を備える充電用コネクタの一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、ピン端子を収容するフード部内に、車両側コネクタとの嵌合・離脱方向に沿って移動可能に設けられた蓋板と、この蓋板をフード部の開口端側へ付勢するバネ部材とを設けたものである。
充電用コネクタが車両側コネクタと嵌合された際には、この蓋板は、車両側コネクタの先端部によってフード部の奥側へ押し込まれる。そして、充電用コネクタが車両側コネクタから離脱する際には、バネ部材の付勢力によって蓋板はフード部の開口端側へ復帰する。
ところで、誤って充電中に充電用コネクタが車両側コネクタから引き抜かれるなどした場合には、充電用コネクタのピン端子と車両側コネクタの車両側端子との間でアーク放電が生じることがある。
ここで、上記のような構成の充電用コネクタでは、充電用コネクタが離脱する際に、フード部の開口端側へ復帰した蓋板がピン端子と車両側端子との間に位置することとなる。このように、ピン端子と車両側端子との間に絶縁性の蓋板が存在することとなるから、この蓋板の表面に沿面放電が発生し、この沿面放電によって、両端士間のアーク放電が助長されるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、誤って充電中に充電用コネクタが車両側コネクタから引き抜かれるなどした場合であっても、アーク放電を抑制可能な充電用コネクタを提供することを目的とする。
本発明の充電用コネクタは、車両に設けられた車両側コネクタに嵌合されて前記車両に搭載された蓄電装置への充電を行うために用いられるものであって、前記車両側コネクタと嵌合可能なコネクタ部が設けられたハウジングと、前記コネクタ部の内部に配され、前記車両側コネクタに設けられた車両側端子と接続可能な充電側端子を収容する充電側端子収容部と、絶縁性材料により形成され、前記充電側端子収容部の内部に配されるものであって、前記充電用コネクタが前記車両側コネクタと嵌合していない状態では前記充電側端子を外部空間から隔てる触指防止位置にあり、前記車両側コネクタとの嵌合動作に伴って前記充電側端子を前記車両側コネクタとの嵌合面側に露出する接続可能位置に移動する触指防止部材と、前記充電用コネクタが前記車両側コネクタから離脱する際に、前記触指防止部材の前記触指防止位置への復帰を遅延させる遅延手段とを備えるものである。
このような構成によれば、触指防止部材は、充電用コネクタの車両側コネクタからの引き抜き動作よりも遅れて復帰することとなる。したがって、充電側端子と車両側端子との接続が解かれても、触指防止部材がすぐには触指防止位置に到達していない状態、すなわち、充電側端子と車両側端子との間に絶縁物が介在しない状態とし、充電側端子と車両側端子との距離が充分に離れてから、触指防止部材を触指防止位置に復帰させることができる。これにより、誤って充電中に充電用コネクタが車両側コネクタから引き抜かれるなどした場合であっても、触指防止部材の表面で沿面放電が発生し、この沿面放電によって充電側端子と車両側端子との間のアーク放電が助長される、という事態を回避することができる。
ここで、前記遅延手段が、前記充電側端子収容部の内周面または充電側端子の外周面と前記触指防止部材との摩擦力によって前記触指防止位置への復帰を遅延させるものであってもよい。
さらに、前記遅延手段が、前記触指防止部材の周縁部に配されて前記充電側端子収容部の内周面に摺接するゴム部材であってもよい。
加えて、前記触指防止部材が、樹脂により形成されるとともに前記充電側端子を挿通可能な挿通孔が設けられた内側部材を備え、前記ゴム部材が前記内側部材の外周面に配されたものであってもよい。ここで、触指防止部材の全体をゴム部材により構成しても、充電側端子収容部の内周面との摩擦力により触指防止位置への復帰を遅延させる効果を得ることができるが、ゴム部材は比較的柔らかい材料であるから、触指防止部材の接続可能位置−触指防止位置間での移動の際に、その外周縁が充電側端子収容部との摩擦力により引っ張られて変形し、移動動作が円滑に行われなくなるおそれがある。しかし、比較的硬い樹脂材料を内側に配することにより、触指防止部材の触指防止位置への復帰動作を遅延させつつも、接続可能位置−触指防止位置間での移動動作を円滑に行わせることができる。
本発明によれば、誤って充電中に充電用コネクタが車両側コネクタから引き抜かれるなどした場合であっても、アーク放電を抑制可能な充電用コネクタを提供できる。
本発明の実施形態を、図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態の充電用コネクタは、電気自動車等の充電の際に、車両に取り付けられた車両側コネクタ60に嵌合されるものである。なお、以下の説明においては、充電用コネクタ1および車両側コネクタ60において、相手側コネクタとの嵌合面側を前側とする。
充電用コネクタ1は、全体としてピストル形状をなしており、充電側ハウジング10を備える。充電側ハウジング10は、コネクタ本体部11と、このコネクタ本体部11の後端部から斜め下方に延びるグリップ部12とを備えている。コネクタ本体部11とグリップ部12は、いずれもアルミニウム合金製または合成樹脂製とされており、一体に成形されている。コネクタ本体部11の前側部分は、円筒状をなすコネクタ部13とされている。
コネクタ本体部11の内部には、前後方向に細長い充電側端子収容部20が設けられている。この充電側端子収容部20には、充電側端子収容孔23が前後方向に貫通して形成されている。充電側端子収容孔23は、その内部においてコネクタ部13の後端位置に形成された区画壁24によって前後に区画されている。この充電側端子収容孔23には、充電側端子30が収容されている。
充電側端子30は、ピン端子であって、金属により全体として細長い丸ピン形状に形成されている。この充電側端子30は、その長さ方向中央位置から少し後方に寄った位置に形成されたフランジ31を備えている。そして、充電側端子30においてフランジ31の前側が車両側コネクタ60の端子と接続される端子接続部32、後側が電線と接続される電線接続部33となっている。
電線接続部33はクローズドバレルであって、後面に開口した中心孔34を備えている。そして、電線W1の一端部において露出された芯線C1が中心孔34に挿通され、圧着されることによって、電線W1の端末に充電側端子30が接続される。電線W1の他端部は、コネクタ本体部11とグリップ部12の内部を通って外部に引き出され、図示しない給電装置に接続される。
端子接続部32は、上記した電線接続部33よりも小径の丸ピン状に形成されている。この端子接続部32の先端面には、キャップ40の装着用の装着孔35がリング状に形成されている。
充電側端子30の先端面には、作業者の指が充電側端子30に触れることを防止するキャップ40が装着されている。キャップ40は合成樹脂製であって、端子接続部32の外径とほぼ等しい最大径を有し、先端側へ行くほど小径となる円錐台形に形成されたキャップ本体41を備えている。キャップ本体41の後面には、リング状の圧入部42が後方に向かって突設されており、この圧入部42を装着孔35に圧入または係止することで、キャップ40が充電側端子30に装着される。
充電側端子30は、充電側端子収容孔23に後方から挿入される。充電側端子収容孔23の区画壁24には、充電側端子30の端子接続部32を挿通可能な端子挿通孔25が形成されており、端子接続部32がこの端子挿通孔25から前方へ挿通される。そして、フランジ31が区画壁24の後面に当接することによって、充電側端子30が前止まりされている。
充電側端子収容孔23の内部には、触指防止プレート50(触指防止部材に該当)が設けられている。この触指防止プレート50は、上記したキャップ40とともに、作業者の指が充電側端子30に触れることを防止する役割を果たすものである。
この触指防止プレート50は、円形の板材の中心位置に充電側端子30を挿通するための挿通孔51が貫通形成されることで、円環状に形成されたものである。触指防止プレート50の外径は、充電側端子収容孔23において区画壁24よりも前側の部分(充電側端子30が内部に臨んでいる部分)の内径と同径に設定されている。
触指防止プレート50は、ゴム製の外側環53(遅延手段、ゴム部材に該当)と、この外側環53の内側に収まる樹脂製の内側環52(内側部材に該当)とを備える二重環構造とされている。このような構造のものは、例えば二色成形により形成することができる。
この触指防止プレート50は、充電側端子収容孔23に前方から嵌め入れられている。触指防止プレート50と区画壁24の間には、触指防止プレート50を前方(コネクタ部13の開口部側)へ付勢する金属製の圧縮コイルばね54が配されている。そして、充電用コネクタ1が車両側コネクタ60と嵌合していない状態、すなわち、圧縮コイルばね54にかかる押圧力が最も小さい状態では、触指防止プレート50は、充電側端子30の先端に取り付けられたキャップ40とほぼ並ぶ位置(触指防止位置)に保持されている。これにより、充電側端子30が外部空間から遮蔽され、作業者の指などが誤って充電側端子30に触れて感電しまうことが防止される。
この充電用コネクタ1に嵌合される車両側コネクタ60は、車両のボディに固定されるものであって、合成樹脂製の車両側ハウジング61を備えている。この車両側ハウジング61は、内部に充電用コネクタ1のコネクタ部13を受け入れ可能な嵌合筒部62と、充電用コネクタ1における充電側端子収容孔23の内部に挿入される車両側端子収容部65とを備える。
嵌合筒部62は、奥壁63と、この奥壁63の周縁部から前方に延びる円筒状のフード部64とを備えて、前側に開口する円筒容器状に形成されている。
車両側端子収容部65は、前後方向に細長い略円筒状に形成されており、嵌合筒部62の奥壁63を前後方向に貫通している。この車両側端子収容部65の内部には、車両側端子収容孔66が前後方向に貫通して形成されている。この車両側端子収容孔66には、充電側端子30と接続可能な車両側端子70が収容されている。
車両側端子70は、円柱状をなす本体部71と、本体部71から前方に突出した複数の接触片72と、本体部71から後方に突出するバレル部73とを備えている。複数の接触片72は、本体部71の前端部に形成されて前方に開口する筒状部において、その前端開口縁から後方に向けて切り欠くことによって形成されるスリットを周方向に間欠的に複数本設けることによって形成されている。この種の端子は、すり割り端子などの名称で呼ばれる場合がある。また、バレル部73には、電線W2の一端部において露出された芯線C1が圧着されている。電線W2の他端部は、車両側ハウジング61の後端から延出され、図示しないバッテリに接続される。
次に、以上のように構成された充電用コネクタ1が、車両側コネクタ60から離脱する際の動作について説明する。
充電用コネクタ1と車両側コネクタ60とが嵌合した状態では、車両側コネクタ60の嵌合筒部62の内部に充電用コネクタ1のコネクタ部13が収容され、充電用コネクタ1における充電側端子収容孔23の内部に車両側端子収容部65が挿入されている(図2参照)。
このとき、触指防止プレート50は、車両側端子収容部65の先端に押圧されて、圧縮コイルばね54を圧縮しつつ充電側端子収容孔23の奥方の位置(接続可能位置)まで押し込まれている。そして、充電側端子30が、触指防止プレート50の挿通孔51を貫通してコネクタ部13の嵌合面側に露出され、車両側コネクタ60の車両側端子70と接続されている。
充電用コネクタ1の離脱が開始されると、充電用コネクタ1の引き抜き動作に伴い、車両側コネクタ60の嵌合筒部62がコネクタ部13に対して相対的に後退していく(図3参照)。このとき、車両側端子収容部65の先端も、充電側端子収容孔23の奥方へと押し込まれている触指防止プレート50に対して相対的に後退していく。そして、圧縮コイルばね54の付勢力により、触指防止プレート50が前進し、触指防止位置に復帰しようとする。
ここで、触指防止プレート50は、ゴム製の外側環53と、樹脂製の内側環52とを備える二重環構造とされており、外側環53の外周面が充電側端子収容孔23の内周面に摺接している。このため、外側環53の外周面と充電側端子収容孔23の内周面との間には比較的大きな摩擦力が発生し、これにより、触指防止プレート50は、車両側端子収容部65の先端の後退動作よりも遅れて前進することとなる。
充電用コネクタ1の離脱が進むと、充電側端子30と車両側端子70との接続が解除される。ここで、誤って充電中に充電用コネクタ1が車両側コネクタ60から引き抜かれるなどした場合には、充電側端子30と車両側端子70との間にアーク放電が発生することがある。
しかし、触指防止プレート50が、車両側端子収容部65の先端の後退動作よりも遅れて前進するようにされているから、車両側端子収容部65の先端が充電側端子30の先端よりも後退しても、触指防止プレート50がすぐには触指防止位置に戻らない(図4参照)。すなわち、車両側端子収容部65の先端が充電側端子30の先端よりも後退しても、しばらくの間は充電側端子30と車両側端子70との間に絶縁性の触指防止プレート50が介在しない状態とされる。これにより、触指防止プレート50の表面に沿面放電が発生し、この沿面放電によって、充電側端子30と車両側端子70との間のアーク放電が助長される、という事態を回避し、アーク放電を抑制することができる。
なお、沿面放電が介在しない弱いアーク放電が、充電側端子30と車両側端子70との間に生じるかもしれないが、充電用コネクタ1におけるコネクタ部13の先端が車両側コネクタ60から離れた後、発生した少量のアークは嵌合筒部62の径内の空間にとどまり、それよりも外部の空間に出ていくことはない。
なお、沿面放電が介在しない弱いアーク放電が、充電側端子30と車両側端子70との間に生じるかもしれないが、充電用コネクタ1におけるコネクタ部13の先端が車両側コネクタ60から離れた後、発生した少量のアークは嵌合筒部62の径内の空間にとどまり、それよりも外部の空間に出ていくことはない。
そして、充電用コネクタ1が車両側コネクタ60からの離脱が完了し、コネクタ部13の先端が嵌合筒部62の先端から充分に離れた後に、触指防止プレート50が触指防止位置に到達する(図5参照)。この状態では、充電側端子30と車両側端子70との距離が充分に離れているから、アーク放電は発生しない。
以上のように本実施形態の充電用コネクタ1は、車両側コネクタ60と嵌合可能なコネクタ部13が設けられた充電側ハウジング10と、この充電側ハウジング10の内部に配され、車両側コネクタ60に設けられた車両側端子70と接続可能な充電側端子30を収容可能な充電側端子収容部20とを備える。そして、充電側端子収容部20の内部には、触指防止プレート50が配されている。触指防止プレート50は、充電用コネクタ1が車両側コネクタ60と嵌合していない状態では充電側端子30を外部空間から隔てる触指防止位置にあり、車両側コネクタ60との嵌合動作に伴って充電側端子30を車両側コネクタ60との嵌合面側に露出する接続可能位置に移動するものである。この触指防止プレート50は、樹脂により形成されるとともに充電側端子30を挿通可能な挿通孔51が設けられた内側環52と、この内側環52の外周縁に配され、ゴムにより形成された外側環53とを備えており、外側環53は、充電側端子収容部20における充電側端子収容孔23の内周面に摺接する。
このような構成によれば、外側環53の外周面と充電側端子収容孔23の内周面との間には比較的大きな摩擦力が発生する。このため、充電用コネクタ1の離脱時において、触指防止プレート50は、車両側端子収容部65の先端の後退動作よりも遅れて前進することとなる。したがって、車両側端子収容部65の先端が充電側端子30の先端よりも後退しても、触指防止プレート50がすぐには触指防止位置に到達しないようにされている。すなわち、車両側端子収容部65の先端が充電側端子30の先端よりも後退しても、しばらくの間は充電側端子30と車両側端子70との間に絶縁性の触指防止プレート50が介在しない状態とされるから、触指防止プレート50の表面に沿面放電が発生し、この沿面放電によって、充電側端子30と車両側端子70との間のアーク放電が助長される、という事態を回避し、アーク放電を抑制することができる。
また、触指防止プレート50は、樹脂製の内側環52とゴム製の外側環53との二重構造とされている。ここで、触指防止プレート50の全体をゴム部材により構成しても、充電側端子収容孔23の内周面との摩擦力により触指防止位置への復帰を遅延させる効果を得ることができる。しかし、ゴム部材は比較的柔らかい材料であるから、触指防止プレート50の接続可能位置−触指防止位置間での移動の際に、その外周縁が充電側端子収容孔23との摩擦力により引っ張られて変形し、移動動作が円滑に行われなくなるおそれがある。しかし、本実施形態のように、比較的硬い樹脂材料を内側に配することにより、触指防止プレート50の触指防止位置への復帰動作を遅延させつつも、接続可能位置−触指防止位置間での移動動作を円滑に行わせることができる。
<変形例>
上記実施形態では、触指防止プレート50の外周側に、ゴムにより形成された外側環53を配することにより、充電側端子収容孔23の内周面との摩擦力を高めていたが、充電側端子収容孔の内周面と触指防止部材との摩擦構造は、例えば以下のような構造であってもよい。
上記実施形態では、触指防止プレート50の外周側に、ゴムにより形成された外側環53を配することにより、充電側端子収容孔23の内周面との摩擦力を高めていたが、充電側端子収容孔の内周面と触指防止部材との摩擦構造は、例えば以下のような構造であってもよい。
充電側端子収容孔23の内周面に凹凸が形成されていてもよい。また、充電側端子収容孔23の内周面が粗面化されていてもよい。また、充電側端子収容孔23の内周面にゴムリング等の摩擦部材が配されていてもよい。また、充電側端子収容孔23の内周面に粘性剤が塗布されていてもよい。
また、充電側端子の外周面と、触指防止部材における挿通孔の内周面との間に、上記のような摩擦構造が設けることによって、触指防止部材の触指防止位置への復帰を遅延させてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、触指防止プレート50が、ゴム製の外側環53と、この外側環53の内側に収まる樹脂製の内側環52とを備える二重環構造とされていたが、充電側端子収容部の内周面に摺接するゴム部材は、必ずしも触指防止部材の全周に亘って設けられている必要はなく、触指防止部材の外周面の一部にのみ設けられていても構わない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、触指防止プレート50が、ゴム製の外側環53と、この外側環53の内側に収まる樹脂製の内側環52とを備える二重環構造とされていたが、充電側端子収容部の内周面に摺接するゴム部材は、必ずしも触指防止部材の全周に亘って設けられている必要はなく、触指防止部材の外周面の一部にのみ設けられていても構わない。
(2)上記実施形態では、圧縮コイルばね54が金属製であったが、使用する遅延手段の種類によっては、圧縮コイルばねとして、樹脂ばね等の付勢力の弱いばねを使用することで、触指防止部材の前記触指防止位置への移動速度を調整することができる。
1…充電用コネクタ
10…充電側ハウジング
13…コネクタ部
20…充電側端子収容部
30…充電側端子
50…触指防止プレート(触指防止部材)
51…挿通孔
52…内側環(内側部材)
53…外側環(遅延手段;ゴム部材)
60…車両側コネクタ
70…車両側端子
10…充電側ハウジング
13…コネクタ部
20…充電側端子収容部
30…充電側端子
50…触指防止プレート(触指防止部材)
51…挿通孔
52…内側環(内側部材)
53…外側環(遅延手段;ゴム部材)
60…車両側コネクタ
70…車両側端子
Claims (4)
- 車両に設けられた車両側コネクタに嵌合されて前記車両に搭載された蓄電装置への充電を行うために用いられる充電用コネクタであって、
前記車両側コネクタと嵌合可能なコネクタ部が設けられたハウジングと、
前記ハウジングの内部に配され、前記車両側コネクタに設けられた車両側端子と接続可能な充電側端子を収容する充電側端子収容部と、
絶縁性材料により形成され、前記充電側端子収容部の内部に配されるものであって、前記充電用コネクタが前記車両側コネクタと嵌合していない状態では前記充電側端子を外部空間から隔てる触指防止位置にあり、前記車両側コネクタとの嵌合動作に伴って前記充電側端子を前記車両側コネクタとの嵌合面側に露出する接続可能位置に移動する触指防止部材と、
前記充電用コネクタが前記車両側コネクタから離脱する際に、前記触指防止部材の前記触指防止位置への復帰を遅延させる遅延手段とを備える充電用コネクタ。 - 前記遅延手段が、前記充電側端子収容部の内周面または充電側端子の外周面と前記触指防止部材との摩擦力によって前記触指防止位置への復帰を遅延させるものである、請求項1に記載の充電用コネクタ。
- 前記遅延手段が、前記触指防止部材の周縁部に配されて前記充電側端子収容部の内周面に摺接するゴム部材である、請求項2に記載の充電用コネクタ。
- 前記触指防止部材が、樹脂により形成されるとともに前記充電側端子を挿通可能な挿通孔が設けられた内側部材を備え、前記ゴム部材が前記内側部材の外周縁に配されたものである、請求項3に記載の充電用コネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012195929A JP2014053127A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 充電用コネクタ |
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---|---|
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JP2012195929A Pending JP2014053127A (ja) | 2012-09-06 | 2012-09-06 | 充電用コネクタ |
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- 2012-09-06 JP JP2012195929A patent/JP2014053127A/ja active Pending
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