JPH0633652Y2 - 速結式線接続装置 - Google Patents
速結式線接続装置Info
- Publication number
- JPH0633652Y2 JPH0633652Y2 JP1988016106U JP1610688U JPH0633652Y2 JP H0633652 Y2 JPH0633652 Y2 JP H0633652Y2 JP 1988016106 U JP1988016106 U JP 1988016106U JP 1610688 U JP1610688 U JP 1610688U JP H0633652 Y2 JPH0633652 Y2 JP H0633652Y2
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- JP
- Japan
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- lead wire
- spacer
- leaf spring
- conductor
- insertion hole
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は、蛍光灯ソケット、端子台などにリード線を
ワンタッチ操作で接続する速結式線接続装置に関する。
ワンタッチ操作で接続する速結式線接続装置に関する。
(b)従来の技術 蛍光灯ソケットなどにリード線を接続する線接続装置で
は、例えば実公昭54-17100号、実公昭55-1027号および
実公昭55-1028号などに開示されているように、蛍光灯
ソケットなどに設けられている押ボタンや蓋体を押圧ま
たは回転することにより、リード線を導電板に圧接させ
る速結式のものが多く用いられている。
は、例えば実公昭54-17100号、実公昭55-1027号および
実公昭55-1028号などに開示されているように、蛍光灯
ソケットなどに設けられている押ボタンや蓋体を押圧ま
たは回転することにより、リード線を導電板に圧接させ
る速結式のものが多く用いられている。
(c)考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の速結式の線接続装置では、リード
線の圧接状態を解除する位置に押ボタンや蓋体を停止さ
せるための構成を備えたものが無く、押ボタンや蓋体の
押圧または回転を維持したままの状態でリード線の着脱
を行わなければならず、操作が煩雑になる欠点があっ
た。さらに、リード線の着脱に行う際に操作する押ボタ
ンや蓋体が蛍光灯ソケットなどに常時取り付けられたま
まになっていたため、リード線の圧接状態を解除する方
向への移動を規制する構成を備えておらず、リード線を
装着して線接続装置を使用中に誤って押ボタンや蓋体が
操作されるとリード線が脱落してしまうことがあった。
また、リード線の装着後に押ボタンや蓋体を取り外すこ
ととすると、取り外された押ボタンや蓋体が紛失される
可能性があり、リード線の再結線が不可能になる欠点が
あった。
線の圧接状態を解除する位置に押ボタンや蓋体を停止さ
せるための構成を備えたものが無く、押ボタンや蓋体の
押圧または回転を維持したままの状態でリード線の着脱
を行わなければならず、操作が煩雑になる欠点があっ
た。さらに、リード線の着脱に行う際に操作する押ボタ
ンや蓋体が蛍光灯ソケットなどに常時取り付けられたま
まになっていたため、リード線の圧接状態を解除する方
向への移動を規制する構成を備えておらず、リード線を
装着して線接続装置を使用中に誤って押ボタンや蓋体が
操作されるとリード線が脱落してしまうことがあった。
また、リード線の装着後に押ボタンや蓋体を取り外すこ
ととすると、取り外された押ボタンや蓋体が紛失される
可能性があり、リード線の再結線が不可能になる欠点が
あった。
この考案の目的は、リード線着脱用のスペーサ(従来例
の押ボタンや蓋体などに相当する)をリード線挟持部に
対して装脱自在に設け、このスペーサを挿入してリード
線を着脱できるようにするとともに、リード線を装着し
た状態でスペーサを固定する固定手段を備えることによ
り、リード線の着脱作業を極めて容易に行うことができ
るとともに、結線後におけるリード線の脱落を確実に防
止でき、さらにスペーサの紛失を防止して再結線を容易
に行うことができる速結式線接続装置を提供することに
ある。
の押ボタンや蓋体などに相当する)をリード線挟持部に
対して装脱自在に設け、このスペーサを挿入してリード
線を着脱できるようにするとともに、リード線を装着し
た状態でスペーサを固定する固定手段を備えることによ
り、リード線の着脱作業を極めて容易に行うことができ
るとともに、結線後におけるリード線の脱落を確実に防
止でき、さらにスペーサの紛失を防止して再結線を容易
に行うことができる速結式線接続装置を提供することに
ある。
(d)課題を解決するための手段 請求項1に記載した速結式線接続装置は、基体内部に備
えた導電体に対する板ばねの弾性力により、連通孔を経
由して挿入されたリード線を前記導電体と前記板ばねの
先端部とにより構成されるリード線挟持部で挟持する速
結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサと、を設
け、このスペーサにおいて挿通孔に挿入される部分に、
前記リード線挟持部にリード線を挟持した状態で前記板
ばねの先端部が係止される切欠部を形成し、切欠部と前
記板ばねの先端部分との係合により挿通孔からスペーサ
が離脱しないようにしたことを特徴とする。
えた導電体に対する板ばねの弾性力により、連通孔を経
由して挿入されたリード線を前記導電体と前記板ばねの
先端部とにより構成されるリード線挟持部で挟持する速
結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサと、を設
け、このスペーサにおいて挿通孔に挿入される部分に、
前記リード線挟持部にリード線を挟持した状態で前記板
ばねの先端部が係止される切欠部を形成し、切欠部と前
記板ばねの先端部分との係合により挿通孔からスペーサ
が離脱しないようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載した速結式線接続装置は、基体内部に備
えた導電体に対する板ばねの弾性力により、連通孔を経
由して挿入されたリード線を前記導電体と前記板ばねの
先端部とにより構成されるリード線挟持部で挟持する速
結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサとを設け、
基体の外表面に、挿通孔から離脱したスペーサを収納す
る収納穴を形成したことを特徴とする。
えた導電体に対する板ばねの弾性力により、連通孔を経
由して挿入されたリード線を前記導電体と前記板ばねの
先端部とにより構成されるリード線挟持部で挟持する速
結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサとを設け、
基体の外表面に、挿通孔から離脱したスペーサを収納す
る収納穴を形成したことを特徴とする。
(e)作用 請求項1に記載した考案においては、基体内部に備えら
れたリード線挟持部に対してスペーサが挿通孔から挿脱
される。このスペーサが挿通孔に挿入されるとリード線
挟持部を構成する導電体と板ばねとが分離し、リード線
挟持部においてリード線が着脱可能になる。このスペー
サにおいて挿通孔に挿入された部分には、切欠部が形成
されており、この切欠部にはリード線挟持部を構成する
板ばねのスペーサに当接する先端部が係合する。この係
合によりスペーサは挿通孔から外部に離脱することがな
い。リード線挟持部を構成する板ばねの先端部がスペー
サの切欠部に係合した場合でもリード線挟持部はリード
線の挟持状態を維持している。したがって、リード線挟
持部によるリード線の挟持状態を維持したままで、スペ
ーサが基体から分離することが規制され、結線作業後に
スペーサを紛失することがない。
れたリード線挟持部に対してスペーサが挿通孔から挿脱
される。このスペーサが挿通孔に挿入されるとリード線
挟持部を構成する導電体と板ばねとが分離し、リード線
挟持部においてリード線が着脱可能になる。このスペー
サにおいて挿通孔に挿入された部分には、切欠部が形成
されており、この切欠部にはリード線挟持部を構成する
板ばねのスペーサに当接する先端部が係合する。この係
合によりスペーサは挿通孔から外部に離脱することがな
い。リード線挟持部を構成する板ばねの先端部がスペー
サの切欠部に係合した場合でもリード線挟持部はリード
線の挟持状態を維持している。したがって、リード線挟
持部によるリード線の挟持状態を維持したままで、スペ
ーサが基体から分離することが規制され、結線作業後に
スペーサを紛失することがない。
請求項2に記載した考案においては、基体の外表面に収
納穴が形成されており、挿通孔から離脱したスペーサが
この収納穴に収納される。したがって、リード線の結線
を終了した後にスペーサを基体の一部に固定しておくこ
とができ、結線作業後におけるスペーサの紛失を防止で
きる。
納穴が形成されており、挿通孔から離脱したスペーサが
この収納穴に収納される。したがって、リード線の結線
を終了した後にスペーサを基体の一部に固定しておくこ
とができ、結線作業後におけるスペーサの紛失を防止で
きる。
(f)実施例 第3図は、この考案の実施例である速結式線接続装置の
組立図である。
組立図である。
中空円筒形状に形成された本体1の内部には、孔部6a内
に保持される導電体11およびスプリング12を保持した可
動体6と導電体13を内装した蓋体2とが嵌入する。スプ
リング12は導電性素材により形成されており、可動体6
および蓋体を導電体11,13およびスプリング12とともに
本体1内に収納することにより、導電体11と導電体13と
がスプリング12を介して導通する。
に保持される導電体11およびスプリング12を保持した可
動体6と導電体13を内装した蓋体2とが嵌入する。スプ
リング12は導電性素材により形成されており、可動体6
および蓋体を導電体11,13およびスプリング12とともに
本体1内に収納することにより、導電体11と導電体13と
がスプリング12を介して導通する。
可動体6の一方の側面6bには図外のランプ端子が挿入さ
れる。このランプ端子は可動体6の内部において導電体
11に接触する。一方、蓋体2の側面に設けられたこの考
案の連通孔である孔部2eは導電体13に連通している。こ
の孔部2eから挿入された電源ラインは導電体13と板ばね
15との間に挟持される。すなわち、まず角孔2dにスペー
サ14の突起14aを挿入することにより、板ばね15と導電
体13との間に間隙を形成する。この後に孔部2eから電源
ラインを挿入し、スペーサ14を角孔2dから抜脱すること
によって電源ラインを簡単に導電体13と板ばね15との間
に挟持させることができる。この導電体13および板ばね
15の先端部がリード線挟持部16を構成している。以上の
ようにして速結式線接続装置の本体1内において導電体
11,13およびスプリング12を介してランプ端子を電源ラ
インに導通させることができる。なお、上記角孔2dがこ
の考案の挿通孔である。
れる。このランプ端子は可動体6の内部において導電体
11に接触する。一方、蓋体2の側面に設けられたこの考
案の連通孔である孔部2eは導電体13に連通している。こ
の孔部2eから挿入された電源ラインは導電体13と板ばね
15との間に挟持される。すなわち、まず角孔2dにスペー
サ14の突起14aを挿入することにより、板ばね15と導電
体13との間に間隙を形成する。この後に孔部2eから電源
ラインを挿入し、スペーサ14を角孔2dから抜脱すること
によって電源ラインを簡単に導電体13と板ばね15との間
に挟持させることができる。この導電体13および板ばね
15の先端部がリード線挟持部16を構成している。以上の
ようにして速結式線接続装置の本体1内において導電体
11,13およびスプリング12を介してランプ端子を電源ラ
インに導通させることができる。なお、上記角孔2dがこ
の考案の挿通孔である。
本体1の内周部の開放端5側の一部には本体側突起3が
2ヶ所に対向して設けられている。可動体6の縁部6cに
は本体側突起3に対向する位置に2箇所に切欠7が設け
られている。また、蓋体2の外周部の一部には本体側突
起3に対向する位置に2箇所に蓋体側突起4が形成され
ている。したがって、速結式線接続装置を組み立てる際
には、蓋体2内に導電体13を挿入するとともに、可動体
6に導電体11およびスプリング12を挿入し、さらにスプ
リング12と導電体13とを係合させることによって蓋体2
および可動体6を一体にする。この状態で本体1の本体
側突起3に切欠7を対向させるようにして可動体6を挿
入し、次いで蓋体側突起4を本体側突起3に対向させる
ようにして蓋体2を挿入する。これによって蓋体側突起
4は本体側突起3に係合し、両者の当接により蓋体2は
本体1に固定される。
2ヶ所に対向して設けられている。可動体6の縁部6cに
は本体側突起3に対向する位置に2箇所に切欠7が設け
られている。また、蓋体2の外周部の一部には本体側突
起3に対向する位置に2箇所に蓋体側突起4が形成され
ている。したがって、速結式線接続装置を組み立てる際
には、蓋体2内に導電体13を挿入するとともに、可動体
6に導電体11およびスプリング12を挿入し、さらにスプ
リング12と導電体13とを係合させることによって蓋体2
および可動体6を一体にする。この状態で本体1の本体
側突起3に切欠7を対向させるようにして可動体6を挿
入し、次いで蓋体側突起4を本体側突起3に対向させる
ようにして蓋体2を挿入する。これによって蓋体側突起
4は本体側突起3に係合し、両者の当接により蓋体2は
本体1に固定される。
第1図は、上記速結式線接続装置の一部を構成するスペ
ーサの外観斜視図である。
ーサの外観斜視図である。
スペーサ15は本体1や蓋体2と同一の素材により成形さ
れており、上部に挿入部14aが形成されている。また、
中間部には支点部14bが形成されており、この支点部14b
より下方は押圧部14cにされている。挿入部14aの下側の
一部には切欠14dが形成されている。以上のように構成
されたスペーサ14を蓋体2の角孔2dに挿入すると、支点
部14bが蓋体2の側面に当接する。
れており、上部に挿入部14aが形成されている。また、
中間部には支点部14bが形成されており、この支点部14b
より下方は押圧部14cにされている。挿入部14aの下側の
一部には切欠14dが形成されている。以上のように構成
されたスペーサ14を蓋体2の角孔2dに挿入すると、支点
部14bが蓋体2の側面に当接する。
第4図は、上記速結式線接続装置に内装される導電体の
一部を構成する板ばねの外観斜視図である。
一部を構成する板ばねの外観斜視図である。
板ばね15は弾力性を有する導電性素材を2ヶ所において
屈曲するとともに一方の端部を湾曲した状態に形成され
ている。この板ばね15の可動面15bの先端部に対して矢
印A方向にスペーサ14の挿入部14aおよび電源ラインの
リード線が挿入される。スペーサ14の挿入部14aは板ば
ね15の先端部において湾曲部15aが形成された幅方向の
一部にのみ当接する。この当接によって板ばね15の可動
面15bは矢印B方向に揺動する。板ばね15の先端部の幅
方向の他の部分は、孔部2eから挿入された電源ラインと
当接する。
屈曲するとともに一方の端部を湾曲した状態に形成され
ている。この板ばね15の可動面15bの先端部に対して矢
印A方向にスペーサ14の挿入部14aおよび電源ラインの
リード線が挿入される。スペーサ14の挿入部14aは板ば
ね15の先端部において湾曲部15aが形成された幅方向の
一部にのみ当接する。この当接によって板ばね15の可動
面15bは矢印B方向に揺動する。板ばね15の先端部の幅
方向の他の部分は、孔部2eから挿入された電源ラインと
当接する。
第2図(A)および(B)は、上記速結式線接続装置に
おいてスペーサの挿入状態を示す要部の側面断面図であ
る。
おいてスペーサの挿入状態を示す要部の側面断面図であ
る。
スペーサ14の挿入部14aを蓋体2の角孔2dから端子部13
の一部を構成する板ばね15に対して挿入すると、挿入部
14aによって板ばね15の可動面15bが屈曲する。これによ
って板ばね15の湾曲部15aを含む先端部は端子部13から
離れ、電源ラインのリード線を挿入することができる。
このとき、スペーサ14の支点部14bは蓋体2の側面に当
接しており、押圧部14cを矢印C方向に押圧すると、ス
ペーサ14は支点部14bを中心に回転し、挿入部14aは矢印
D方向に移動する。
の一部を構成する板ばね15に対して挿入すると、挿入部
14aによって板ばね15の可動面15bが屈曲する。これによ
って板ばね15の湾曲部15aを含む先端部は端子部13から
離れ、電源ラインのリード線を挿入することができる。
このとき、スペーサ14の支点部14bは蓋体2の側面に当
接しており、押圧部14cを矢印C方向に押圧すると、ス
ペーサ14は支点部14bを中心に回転し、挿入部14aは矢印
D方向に移動する。
この挿入部14aの矢印D方向の移動により板ばね15の湾
曲部15aが挿入部14aの下側に形成された切欠部14d内に
位置すると、湾曲部15aと切欠部14dとの当接によりスペ
ーサ14は矢印D方向の移動を規制される。したがって、
角孔2dから内部に挿入されたスペーサ14は、第2図
(B)に示す状態から引き抜くことができない。この状
態において板ばね15の湾曲部15aは端子部13に接近し、
第2図(A)に示す状態において挿入された電源ライン
のリード線は端子部13と板ばね15の先端部との間に挟持
される。
曲部15aが挿入部14aの下側に形成された切欠部14d内に
位置すると、湾曲部15aと切欠部14dとの当接によりスペ
ーサ14は矢印D方向の移動を規制される。したがって、
角孔2dから内部に挿入されたスペーサ14は、第2図
(B)に示す状態から引き抜くことができない。この状
態において板ばね15の湾曲部15aは端子部13に接近し、
第2図(A)に示す状態において挿入された電源ライン
のリード線は端子部13と板ばね15の先端部との間に挟持
される。
第5図(A)および(B)は、この考案の別の実施例に
おけるスペーサの使用状態を示す要部の側面断面図であ
る。
おけるスペーサの使用状態を示す要部の側面断面図であ
る。
第5図(A)に示すように、蓋体2の一部に収納穴2aを
形成しておく。蓋体2の角孔2dからスペーサ14の挿入部
14aを挿入し、導電体13と湾曲部15aとを分離して電源ラ
インのリード線を挿入したのち、蓋体2からスペーサ14
を抜脱し、第5図(B)に示すように収納穴2aに挿入部
14aを挿入する。これによって導電体13と湾曲部15aとが
接近し、電源ラインのリード線を挟持する状態を維持し
たままで、蓋体2にスペーサ14を収納しておくことがで
きる。このため、再結線時にはスペーサ14の挿入部14a
を収納穴2aから抜脱し、これを角孔2dに挿入することに
よって装着されているリード線を容易に取り外すことが
できる。
形成しておく。蓋体2の角孔2dからスペーサ14の挿入部
14aを挿入し、導電体13と湾曲部15aとを分離して電源ラ
インのリード線を挿入したのち、蓋体2からスペーサ14
を抜脱し、第5図(B)に示すように収納穴2aに挿入部
14aを挿入する。これによって導電体13と湾曲部15aとが
接近し、電源ラインのリード線を挟持する状態を維持し
たままで、蓋体2にスペーサ14を収納しておくことがで
きる。このため、再結線時にはスペーサ14の挿入部14a
を収納穴2aから抜脱し、これを角孔2dに挿入することに
よって装着されているリード線を容易に取り外すことが
できる。
(g)考案の効果 この考案によれば、スペーサを挿通孔に挿入することに
より、リード線挟持部を構成する導電体と板ばねとの間
にスペーサを挟持させ、これら導電体と板ばねの先端部
とを分離し、リード線を挿入できる状態にすることがで
きる。この状態は、リード線挟持部によるスペーサの挟
持によって維持することができ、リード線を挿入する間
においてスペーサを把持し続ける必要がなく、リード線
の着脱作業を極めて容易にすることができる。
より、リード線挟持部を構成する導電体と板ばねとの間
にスペーサを挟持させ、これら導電体と板ばねの先端部
とを分離し、リード線を挿入できる状態にすることがで
きる。この状態は、リード線挟持部によるスペーサの挟
持によって維持することができ、リード線を挿入する間
においてスペーサを把持し続ける必要がなく、リード線
の着脱作業を極めて容易にすることができる。
また、挿通孔に対するスペーサの挿入状態は、スペーサ
に形成された切欠部とリード線挟持部を構成する板ばね
の先端部との係合により、リード線の挟持状態を維持し
たままで保持され、リード線の着脱作業後にスペーサを
基体から分離する必要がなく、スペーサの紛失を未然に
防止できる。
に形成された切欠部とリード線挟持部を構成する板ばね
の先端部との係合により、リード線の挟持状態を維持し
たままで保持され、リード線の着脱作業後にスペーサを
基体から分離する必要がなく、スペーサの紛失を未然に
防止できる。
さらに、スペーサの紛失は、基体の外表面に結線作業を
終了後にスペーサを収納するための収納穴を形成するこ
とによっても防止できる。
終了後にスペーサを収納するための収納穴を形成するこ
とによっても防止できる。
第1図はこの考案の実施例である速結式線接続装置の一
部を構成するスペーサの外観斜視図、第2図(A)およ
び(B)は同速結式線接続装置におけるスペーサの使用
状態を示す要部の側面断面図、第3図は同速結式線接続
装置の組立図、第4図は同速結式線接続装置に内装され
る端子部の一部を構成する板ばねの外観斜視図である。
第5図(A)および(B)はこの考案の別の実施例であ
る速結式線接続装置におけるスペーサの収納状態を示す
要部の側面断面図である。 1……本体、2……蓋体、2d……角孔(挿通孔)、2e…
…孔部(連通孔)、13……端子部、14……スペーサ、14
d……切欠部、15a……湾曲部。
部を構成するスペーサの外観斜視図、第2図(A)およ
び(B)は同速結式線接続装置におけるスペーサの使用
状態を示す要部の側面断面図、第3図は同速結式線接続
装置の組立図、第4図は同速結式線接続装置に内装され
る端子部の一部を構成する板ばねの外観斜視図である。
第5図(A)および(B)はこの考案の別の実施例であ
る速結式線接続装置におけるスペーサの収納状態を示す
要部の側面断面図である。 1……本体、2……蓋体、2d……角孔(挿通孔)、2e…
…孔部(連通孔)、13……端子部、14……スペーサ、14
d……切欠部、15a……湾曲部。
Claims (2)
- 【請求項1】基体内部に備えた導電体に対する板ばねの
弾性力により、連通孔を経由して挿入されたリード線を
前記導電体と前記板ばねの先端部とにより構成されるリ
ード線挟持部で挟持する速結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサと、を設
け、このスペーサにおいて挿通孔に挿入される部分に、
前記リード線挟持部にリード線を挟持した状態で前記板
ばねの先端部が係止される切欠部を形成し、切欠部と前
記板ばねの先端部分との係合により挿通孔からスペーサ
が離脱しないようにしたことを特徴とする速結式線接続
装置。 - 【請求項2】基体内部に備えた導電体に対する板ばねの
弾性力により、連通孔を経由して挿入されたリード線を
前記導電体と前記板ばねの先端部とにより構成されるリ
ード線挟持部で挟持する速結式線接続装置において、 基体外部から前記リード線挟持部のリード線に接触しな
い部分に連通する挿通孔と、この挿通孔にリード線と同
方向に挿入されリード線挟持部に挟持されて前記導電体
と前記板ばねの先端部とを分離するスペーサと、を設け
るとともに、基体の外表面に、挿通孔から離脱したスペ
ーサを収納する収納穴を形成したことを特徴とする速結
式線接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016106U JPH0633652Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 速結式線接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988016106U JPH0633652Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 速結式線接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121293U JPH01121293U (ja) | 1989-08-17 |
JPH0633652Y2 true JPH0633652Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31228745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988016106U Expired - Lifetime JPH0633652Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 | 速結式線接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633652Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021106106A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 三和電気工業株式会社 | 電線差し込みコネクタプラグ |
CN118249162B (zh) * | 2024-05-27 | 2024-07-30 | 郴州市东塘电气设备有限公司 | 一种储能配电柜线束端子插接装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB466821A (en) * | 1935-12-14 | 1937-06-07 | Fritz Siegfried Loebl | Improvements in electric connectors and terminals for electric leads |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP1988016106U patent/JPH0633652Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01121293U (ja) | 1989-08-17 |
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