JPH07275615A - ろ過装置 - Google Patents
ろ過装置Info
- Publication number
- JPH07275615A JPH07275615A JP6104261A JP10426194A JPH07275615A JP H07275615 A JPH07275615 A JP H07275615A JP 6104261 A JP6104261 A JP 6104261A JP 10426194 A JP10426194 A JP 10426194A JP H07275615 A JPH07275615 A JP H07275615A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- filtering device
- ultrasonic
- vibrator
- vibrators
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】超音波を用いてろ過装置内部のろ材の目詰まり
を完全に除去する。 【構成】ろ過装置のハウジングの対向する２面に夫々超
音波振動子を取付け、或は同一端面に複数個の振動子
を、４分の１波長の段差を設けて取付け、各振動子の発
生する波動の最大振巾部と、振巾がゼロの部分が重なり
合い、ハウジング内の振動がむら無く行われる様に振動
子の位置をセットする。
を完全に除去する。 【構成】ろ過装置のハウジングの対向する２面に夫々超
音波振動子を取付け、或は同一端面に複数個の振動子
を、４分の１波長の段差を設けて取付け、各振動子の発
生する波動の最大振巾部と、振巾がゼロの部分が重なり
合い、ハウジング内の振動がむら無く行われる様に振動
子の位置をセットする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、精製水製造、排水処
理その他の液をろ過をするろ過装置に関するものであ
る。
理その他の液をろ過をするろ過装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のろ過装置は、使用中に時間経過と
共に目詰まりを生じろ材の交換、洗浄等を行ったが、砂
ろ過の逆洗の場合を除き、一般に目詰まりに対し、運転
中に有効な洗浄手段が無かった。
共に目詰まりを生じろ材の交換、洗浄等を行ったが、砂
ろ過の逆洗の場合を除き、一般に目詰まりに対し、運転
中に有効な洗浄手段が無かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ろ過装置の運転中に簡
単にろ材を洗浄、再生できる様にする事。
単にろ材を洗浄、再生できる様にする事。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ろ材を逆洗し乍ら超音
波振動を併用することは既存の技術であるが、ろ過装置
のハウジングの一端に振動子を取付けて超音波振動を与
えても、超音波の位相の、最大振幅部である腹部分相当
位置だけが有効に洗浄し、振幅がゼロである節部分は洗
浄が出来なかった。本発明はハウジングの全長にわたっ
て有効な超音波振動を発生させろ材を均等に洗浄するも
のである。
波振動を併用することは既存の技術であるが、ろ過装置
のハウジングの一端に振動子を取付けて超音波振動を与
えても、超音波の位相の、最大振幅部である腹部分相当
位置だけが有効に洗浄し、振幅がゼロである節部分は洗
浄が出来なかった。本発明はハウジングの全長にわたっ
て有効な超音波振動を発生させろ材を均等に洗浄するも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】１個の振動子を、ベロー
等を介してハウジングに取付け、振動子を、その軸方向
に往復運動させる事も出来るが、この様な機械的な移動
装置を使わずに２個或それ以上の振動子を、ハウンジン
グの対向する２端面に、同軸上に向き併せて取付け夫々
の発生する超音波の位相がずれる様に、例えば１／４波
長ずれる位置に振動子を固定する。
等を介してハウジングに取付け、振動子を、その軸方向
に往復運動させる事も出来るが、この様な機械的な移動
装置を使わずに２個或それ以上の振動子を、ハウンジン
グの対向する２端面に、同軸上に向き併せて取付け夫々
の発生する超音波の位相がずれる様に、例えば１／４波
長ずれる位置に振動子を固定する。
【０００６】
【作用】図４に於て、ろ過装置のハウジング１の長手方
向の両端に夫々超音波振動子５、６を固定すると、振動
子５による超音波の波型は図５の様になり、振動子６に
よる波形は図６の様になる。
向の両端に夫々超音波振動子５、６を固定すると、振動
子５による超音波の波型は図５の様になり、振動子６に
よる波形は図６の様になる。
【０００７】振動子５、６の距離を、一方の最大振巾部
を相手振動子の振巾ゼロの位置になる様に振動子の距離
をきめて取付けると、図７に示す様に、ハウジング内で
はどこも振巾が大きくなり、振巾ゼロの部分は無くな
る。相互の振動子の位置をずらせる量は、１／４波長位
でよい。振動子の周波数と、液中の音速によって波長は
きまるから、それに応じて振動子の固定位置をきめる。
を相手振動子の振巾ゼロの位置になる様に振動子の距離
をきめて取付けると、図７に示す様に、ハウジング内で
はどこも振巾が大きくなり、振巾ゼロの部分は無くな
る。相互の振動子の位置をずらせる量は、１／４波長位
でよい。振動子の周波数と、液中の音速によって波長は
きまるから、それに応じて振動子の固定位置をきめる。
【０００８】振動子５、６の発振は、同時でよいが交互
にずらせてもよい。図２の様にハウジング１の一端のみ
に振動子５を取付けた場合、振動子５による波形は図３
に示す様に、振巾の腹Ｂと節Ａになり、１波長λ或いは
λ／２毎にくり返されるから節Ａ相当位置には、洗浄効
果が生じない。
にずらせてもよい。図２の様にハウジング１の一端のみ
に振動子５を取付けた場合、振動子５による波形は図３
に示す様に、振巾の腹Ｂと節Ａになり、１波長λ或いは
λ／２毎にくり返されるから節Ａ相当位置には、洗浄効
果が生じない。
【０００９】
【発明の効果】向い合った複数個の超音波振動子の取付
け位置を超音波の波形に於て重ならない位置で取付ける
事により、ハウジング内のろ材に、全般にわたって振動
を与える事が出来るから、例えば逆洗し乍ら振動させて
目詰まりを充分に除く事が出来る。ろ材が中空糸である
場合例えば図４に於て、中空糸の開口部Ｈは超音波振動
にさらされず、中空糸外周が目詰まりしたままである
が、中空糸内部は詰っていない。故に目詰まりした開口
部Ｈが中空糸全体の１０％あっても、之を見込んでろ過
面積をきめておけばよい。
け位置を超音波の波形に於て重ならない位置で取付ける
事により、ハウジング内のろ材に、全般にわたって振動
を与える事が出来るから、例えば逆洗し乍ら振動させて
目詰まりを充分に除く事が出来る。ろ材が中空糸である
場合例えば図４に於て、中空糸の開口部Ｈは超音波振動
にさらされず、中空糸外周が目詰まりしたままである
が、中空糸内部は詰っていない。故に目詰まりした開口
部Ｈが中空糸全体の１０％あっても、之を見込んでろ過
面積をきめておけばよい。
【００１０】本発明の方法によれば、超音波振動子はハ
ウジングに固定したままであるから装置全体の構造が簡
単になり、ろ過装置の稼動中も任意に、或は一定間隔時
間毎にろ材を逆洗できるから、ろ過装置の能力が増大
し、維持経費を減少させる事が出来る。
ウジングに固定したままであるから装置全体の構造が簡
単になり、ろ過装置の稼動中も任意に、或は一定間隔時
間毎にろ材を逆洗できるから、ろ過装置の能力が増大
し、維持経費を減少させる事が出来る。
【００１１】
【実施例】図４、図８、図９に本発明の実施例を示す。
図４は限外ろ過装置に適用した場合を示し、ハウジング
１の上下端に夫々振動子６、７を固定し、ろ材２を構成
する中空系の上端開口部Ｈをハウジング１の端面に近い
側壁から突出させたもので、流入口３と吐出口４を持つ
頭部９をハウジング１の側方に設けたものである。この
装置を直立させて使用する場合には、ハウジング１の上
端部、振動子６の取付け面に気泡が溜って超音波振動の
伝達を妨げない様に、エア抜きパイプ７とバルブ８を設
けておく事が必要である。
図４は限外ろ過装置に適用した場合を示し、ハウジング
１の上下端に夫々振動子６、７を固定し、ろ材２を構成
する中空系の上端開口部Ｈをハウジング１の端面に近い
側壁から突出させたもので、流入口３と吐出口４を持つ
頭部９をハウジング１の側方に設けたものである。この
装置を直立させて使用する場合には、ハウジング１の上
端部、振動子６の取付け面に気泡が溜って超音波振動の
伝達を妨げない様に、エア抜きパイプ７とバルブ８を設
けておく事が必要である。
【００１２】図８は流入口３と吐出口４を有する頭部９
を、ハウジング１の中心軸に対し斜方向に設けたもの
で、振動子５，６をハウジング１の中心軸上で対面位置
にとりつけたものである。振動子面に気泡が溜らぬ様に
エア抜きパイプ７とバルブ８を振動子６の側方に設け
る。図８、図９に於て流入口３、吐出口４は夫々、共に
紙面に対し直角方向に開口している。図４の場合も、図
８の場合も振動子６の面に気泡が集まらない様にハウジ
ング１を水平に保持し、頭部９を上方に位置させ、気泡
を頭部９に集めて排出させる事が出来る。
を、ハウジング１の中心軸に対し斜方向に設けたもの
で、振動子５，６をハウジング１の中心軸上で対面位置
にとりつけたものである。振動子面に気泡が溜らぬ様に
エア抜きパイプ７とバルブ８を振動子６の側方に設け
る。図８、図９に於て流入口３、吐出口４は夫々、共に
紙面に対し直角方向に開口している。図４の場合も、図
８の場合も振動子６の面に気泡が集まらない様にハウジ
ング１を水平に保持し、頭部９を上方に位置させ、気泡
を頭部９に集めて排出させる事が出来る。
【００１３】図９はハウジング１の上端部側方に、ハウ
ジング１の中心軸と、ほぼ平行して頭部９を設け、且そ
の位置を振動子６の取付け面よりも高くして、気泡が頭
部に集まる様にしたものである。頭部９には、図８の場
合の様にエア抜き７とバルブ８を設ける事が出来る。
ジング１の中心軸と、ほぼ平行して頭部９を設け、且そ
の位置を振動子６の取付け面よりも高くして、気泡が頭
部に集まる様にしたものである。頭部９には、図８の場
合の様にエア抜き７とバルブ８を設ける事が出来る。
【００１４】図４、図８、図９に於て例示する様に、ハ
ウジング１の両端面に超音波の位相をずらせる様に取付
けた振動子５、６は、ハウジング１内のろ材２のほぼ全
体にわたって振動を与え、逆洗効果を増大させるから、
タイマーと連動させる事により、連続して長期間のろ過
能力を維持させる。
ウジング１の両端面に超音波の位相をずらせる様に取付
けた振動子５、６は、ハウジング１内のろ材２のほぼ全
体にわたって振動を与え、逆洗効果を増大させるから、
タイマーと連動させる事により、連続して長期間のろ過
能力を維持させる。
【００１５】以上は、ハウジング内の超音波振動の位相
をづらせて、均一な洗浄作用を行わせる為の発明であっ
たが、同一の目的を、別の方法で達成する為にハウジン
グの下部一端面のみに振動子を取付けた発明について述
べる。図１０はハウジング１の下端に、中心軸方向に於
てλ／４の段差を持つ底面を設け、夫々に振動子５，５
を取付けたものである。振動子５，５は同一周波数のも
のであっても、λ／４の位相差を持つ為に、合成した振
動は図７の様になり、ハウジング１内全体にほぼ均一な
洗浄効果を与える。ハウジング１内の超音波は、振動子
面から離れるに従ってひろがってゆくから、振動子５，
５の位置が隣接した状態であっても有効である。λ（ラ
ムダ）は１波長を示す。
をづらせて、均一な洗浄作用を行わせる為の発明であっ
たが、同一の目的を、別の方法で達成する為にハウジン
グの下部一端面のみに振動子を取付けた発明について述
べる。図１０はハウジング１の下端に、中心軸方向に於
てλ／４の段差を持つ底面を設け、夫々に振動子５，５
を取付けたものである。振動子５，５は同一周波数のも
のであっても、λ／４の位相差を持つ為に、合成した振
動は図７の様になり、ハウジング１内全体にほぼ均一な
洗浄効果を与える。ハウジング１内の超音波は、振動子
面から離れるに従ってひろがってゆくから、振動子５，
５の位置が隣接した状態であっても有効である。λ（ラ
ムダ）は１波長を示す。
【００１６】本実施例に於ては、中空系によるろ過の場
合を例示したが、他のろ材の場合も可能である。ろ材の
種類構造により、超音波の波動が到達し難い場合もある
が、複数個の振動子を使用し、或は、ハウジング１の中
心軸方向以外の箇所に於ても、対応する２面間をえら
び、波動の腹と節で、既述の様に重ねれば、充分の洗浄
効果を得る事が出来る。
合を例示したが、他のろ材の場合も可能である。ろ材の
種類構造により、超音波の波動が到達し難い場合もある
が、複数個の振動子を使用し、或は、ハウジング１の中
心軸方向以外の箇所に於ても、対応する２面間をえら
び、波動の腹と節で、既述の様に重ねれば、充分の洗浄
効果を得る事が出来る。
【００１７】
【図１】在来の、中空糸を使用したろ過装置の一例
【図２】在来のろ過装置に超音波振動子を取付けた例示
【図３】図２の場合の超音波振動の波形を例示
【図４】２個の振動子を対向させて取付けつけた本発明
の実施例図
の実施例図
【図５】
【図６】
【図７】超音波波動の説明図
【図８】
【図９】
【図１０】本発明の実施例図
１ ハウジング ２ ろ材 ３ 流入口 ４ 吐出口 ５ 超音波振動子 ６ 超音波振動子 ７ エア抜き ８ バルブ ９ 頭部（ろ材挿入、取出し部） Ｈ 中空系の上端開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年８月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図１０】
【図８】
【図９】
Claims (2)
- 【請求項１】 中空糸膜、不織布、連続気泡スポンヂ、
ファイバー、粒状体等のろ材をハウジング内に収納して
なるろ過装置に於て、ハウジングの対向する２端面に夫
々超音波振動子を取付け、各振動子の発生する超音波の
位相が同一に重ならない位置に該振動子の取付け位置を
構成してなるろ過装置。 - 【請求項２】 中空糸膜、不織布、連続気泡スポンヂ、
ファイバー、粒状体等のろ材をハウジング内に収納して
なるろ過装置に於て、ハウジングの下端部に、ハウジン
グの軸方向に於て、超音波振動子の約４分の１波長、高
さを異にする複数個の端面を設け、夫々に超音波振動子
を取付けてなるろ過装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104261A JPH07275615A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6104261A JPH07275615A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | ろ過装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07275615A true JPH07275615A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14375994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6104261A Pending JPH07275615A (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | ろ過装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07275615A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010007862A1 (ja) | 2008-07-14 | 2010-01-21 | 株式会社 フジミインコーポレーテッド | ろ過方法、およびそれを用いた研磨用組成物の精製方法ならびにろ過に用いるフィルターの再生方法およびフィルター再生装置 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP6104261A patent/JPH07275615A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010007862A1 (ja) | 2008-07-14 | 2010-01-21 | 株式会社 フジミインコーポレーテッド | ろ過方法、およびそれを用いた研磨用組成物の精製方法ならびにろ過に用いるフィルターの再生方法およびフィルター再生装置 |
| US9149744B2 (en) | 2008-07-14 | 2015-10-06 | Fujimi Incorporated | Filtration method, method for purifying polishing composition using it, method for regenerating filter to be used for filtration, and filter regenerating apparatus |
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