JPH09299767A - 水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法及びその装置 - Google Patents

水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法及びその装置

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JPH09299767A
JPH09299767A JP11752596A JP11752596A JPH09299767A JP H09299767 A JPH09299767 A JP H09299767A JP 11752596 A JP11752596 A JP 11752596A JP 11752596 A JP11752596 A JP 11752596A JP H09299767 A JPH09299767 A JP H09299767A
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filter module
ultrasonic
ultrasonic oscillator
container
hollow fiber
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Tetsuya Amano
哲也 天野
Yoshihide Kageyama
佳秀 蔭山
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波を利用してフィルタモジュールの機能
回復を図ることができる水処理装置のフィルタモジュー
ル洗浄方法及びその装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 液体20を満たした容器17内に、中空
糸濾過膜11を設けたフィルタモジュール10が複数個
配置され、それぞれのフィルタモジュール10が原水配
管15と浄水配管16で接続されており、容器17の両
内壁面にそれぞれ超音波発振子18が互いに向かい合う
ように配置され、超音波振動子18を駆動させることに
よって、超音波振動が液体20を伝播して中空糸濾過膜
11に伝わり、中空糸濾過膜11に付着する付着物が剥
がされて、フィルタモジュール10の機能回復がなされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理装置のフィ
ルタモジュール洗浄方法及びその装置に関し、詳しく
は、中空糸濾過膜によって原水を濾過するフィルタモジ
ュールを備える水処理装置において、原水中に含まれる
不純物により目詰まりした中空糸濾過膜に超音波振動を
与えて機能回復を図るフィルタモジュール洗浄方法及び
その装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】中空糸濾過膜は優れた浄水機能があり、
中空糸濾過膜を用いて原水を浄化する水処理装置では、
微細なコロイド状物や金属イオン等によって目詰まりが
起きやすい欠点がある。一般には、水処理装置における
中空糸濾過膜を用いたフィルタモジュールの機能回復処
理には、水処理装置の濾過時とは逆方向に浄化水をフィ
ルタモジュール内に流し込んでフィルタモジュール内の
中空糸濾過膜に付着する付着物を洗い落として洗浄する
逆洗法が行われている。しかしながら、逆洗法と同時に
気泡振動法によりフィルタモジュールの機能回復を行っ
たとしても十分な機能回復ができなかったり、中空糸濾
過膜を濾過機能に損傷を与えたり、更には機能回復がで
きなくなる事態が発生することがあった。
【0003】他のフィルタモジュールの機能回復処理と
して、超音波を利用したフィルタモジュール洗浄方法が
あり、特開平2−307587号公報、特願昭61−1
81507号公報等に開示されている。超音波を利用し
たフィルタモジュールの機能回復について、図4を参照
して説明すると、図4(a),(b)は前者公報に、図
4(c)は後者公報にそれぞれ開示されたフィルタモジ
ュールである。
【0004】同図(a),(b)は浄水用容器2内に中
空糸濾過膜(マイクロフィルター)1が設けられ、酸性
廃液に含まれるコロイド状物質であるSiO2 を分離・
除去するフィルタモジュールである。このフィルタモジ
ュールは浄水用容器2内に超音波発振子3が設けられ、
超音波発振器4によって超音波発振子3を駆動して、そ
の超音波振動を中空糸濾過膜1に加えることにより、不
純物による中空糸濾過膜1の目詰まりを解消する洗浄方
法である。
【0005】同図(c)は浄水用容器2内に中空糸濾過
膜1が収納され、浄水用容器2の外壁に超音波発振子3
が設けられたフィルタモジュールであり、処理水中の金
属イオンや微細なコロイド状物質を分離・除去するフィ
ルタモジュールである。フィルタモジュールの逆洗時に
超音波振動を与えて中空糸濾過膜1の洗浄を行って中空
糸濾過膜1の目詰まりを解消する洗浄方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆洗法
によるフィルタモジュールの洗浄方法では、中空糸濾過
膜に付着した付着物を除去するのに限界があり、逆洗法
に気泡振動法を組み合わせたとしても中空糸濾過膜に付
着物が蓄積して目詰まりが発生して中空糸濾過膜の機能
回復が困難になる場合がある。
【0007】又、このような問題点を解消する洗浄方法
とし、フィルタモジュールの洗浄に超音波発振子を用い
た方法があるが、超音波発振子をフィルタモジュールの
浄水用容器の壁面、又は浄水用容器内に設けられてい
る。フィルタモジュール交換の際には、超音波発振子を
取り外した後に、フィルタモジュールを交換して、再び
超音波発振子を取り付ける必要があり、フィルタモジュ
ールの交換作業に手間がかかる。又、浄水用容器内に超
音波発振子を埋め込む場合は、浄水用容器を加工しなけ
ればならないので製造コストが上昇する問題がある。
【0008】又、複数のフィルタモジュールを使用した
水処理装置では、フィルタモジュールの個数分だけ超音
波発振子と超音波発振器が必要となり、設備コストが高
騰して経済的でない欠点がある。更に、超音波発振子が
フィルタモジュールのサイズより小さい場合には、フィ
ルタモジュールの一部に超音波が照射される。従って、
モジュール全体に均一に超音波を照射することができな
いので、フィルタモジュール全体を均一に洗浄すること
ができない欠点がある。
【0009】本発明は、上述のような問題に鑑みなされ
たものであり、超音波を利用してフィルタモジュールの
機能回復を図ることができる水処理装置のフィルタモジ
ュール洗浄方法及びその装置を提供することを目的とす
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するためになされたものであり、請求項1の発明は、
水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法に於いて、複
数のフィルタモジュールを内部に設けた容器内に液体を
満たし、前記容器の内壁に設けた超音波発振子から前記
液体を伝播する超音波振動によって前記フィルタモジュ
ールに振動を与えて前記フィルタモジュール内の中空糸
濾過膜を洗浄することを特徴とする水処理装置のフィル
タモジュール洗浄方法であり、超音波振動が液体を伝播
してフィルタモジュールに伝播し、フィルタモジュール
内の中空糸濾過膜に付着する付着物を除去する。
【0011】又、請求項2の発明は、請求項1に記載さ
れた水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法に於い
て、前記超音波発振子を前記容器の内壁に沿って移動さ
せて前記フィルタモジュールに超音波振動を与えること
を特徴とする水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法
であり、比較的小さい超音波発振子であってもモジュー
ル全体に超音波振動を与える。
【0012】又、請求項3の発明は、水処理装置のフィ
ルタモジュール洗浄装置に於いて、液体を満たした容器
と、前記容器内に収納され、原水配管及び浄水配管で配
管した複数のフィルタモジュールと、前記フィルタモジ
ュールに収納された中空糸濾過膜と、前記容器の内壁に
設けた超音波発振子と、前記超音波発振子を作動させる
超音波発振器と、を具備することを特徴とする水処理装
置のフィルタモジュール洗浄装置であり、水等の液体を
満たした容器内に超音波発振子が設けられており、液体
を超音波振動が伝播してフィルタモジュール全体に加わ
り、フィルタモジュール内の中空糸濾過膜に付着する付
着物を除去する。
【0013】又、上記以外に内在する発明としては、水
処理装置のフィルタモジュール洗浄装置に於いて、液体
を満たした容器と、前記容器内に収納され、原水配管及
び浄水配管で配管された複数のフィルタモジュールと、
前記フィルタモジュールに収納された中空糸濾過膜と、
前記容器の内壁に設けられた超音波発振子と、前記超音
波発振子を前記容器の内壁を移動させる移動手段と、前
記移動手段を制御する制御手段と、を具備することを特
徴とするフィルタモジュールの洗浄装置であり、超音波
発振子の移動手段によって、小型の超音波発振子であっ
てもフィルタモジュール全体を均一に洗浄することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る
水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法及びその装置
の一実施形態を説明するための図であり、同図(a)は
断面図であり、同図(b)は同図(a)のX−Y断面図
である。
【0015】図1の水処理装置は、例えば三つのフィル
タモジュール10が容器17内に設けられ、それぞれの
フィルタモジュール10が原水配管15及び浄水配管1
6で接続されて容器17内に設けられている。フィルタ
モジュール10はポッティング部材12で集束固定した
中空糸濾過膜11を支持部材13に収納して、支持部材
13を浄水容器14内に配置して構成されている。容器
17の内壁面には超音波発振子18が向かい合うように
設けられ、容器17内には水等の液体20が満たされて
いる。超音波発振子18は超音波発振器19からの出力
によって駆動する。原水配管15及び浄水配管16に
は、水圧を検出する圧力検出器P1,P2がそれぞれ設
けられ、それらの出力が制御装置23に入力されてい
る。
【0016】上記水処理装置の浄水機能は、周知のよう
に、フィルタモジュール10の内部が中空糸濾過膜11
を集束固定したポッティング部材12で原水層と浄水層
とが仕切られている。原水Aが原水配管15から原水供
給圧力100KPaでフィルタモジュール10内に供給
され、原水Aは中空糸濾過膜11で濾過され、浄水Bが
浄水配管16から得られる。
【0017】続いて、フィルタモジュール洗浄について
説明する。上記実施形態では、両側に超音波発振子18
を設けた容器17内に複数のフィルタモジュール10が
配置され、容器17内に液体(例えば、原水,浄水)2
0が満たされており、液体20を満たした状態で超音波
発振子18を駆動させる。超音波振動が液体20を通し
て各フィルタモジュール10へ伝播される。各フィルタ
モジュール10に伝播された超音波振動は、浄水容器1
4の外壁に振動を与え、モジュール内の中空糸濾過膜1
1に伝わる。このように超音波の振動と攪拌作用によっ
て、中空糸濾過膜11に付着する付着物が除去される。
フィルタモジュールに超音波振動が与えて、中空糸濾過
膜11に付着する付着物が除去される際に、浄水Bが浄
水配管16から所定の浄水供給圧力でフィルタモジュー
ル10に供給され、原水配管15から付着物が除去さ
れ、付着物が混入する浄水Bが原水配管15から排出さ
れる。すなわち、逆洗法と超音波振動による付着物除去
を組み合わせて、フィルタモジュールの機能回復が行わ
れる。
【0018】更に、フィルタモジュール洗浄によるフィ
ルタモジュールの機能回復結果について具体的に説明す
る。本実施形態では、例えばフィルタモジュール10
は、外径650μm、膜厚150μm、ボアサイズ0.
2μmのポリプロピレン製の中空糸を用い、浄水容器1
4としてはノリル樹脂のものを用いた。しかし、中空糸
濾過膜11の材質はポリオレフィン樹脂等の他の材質で
もよいし、浄水容器14は超音波振動が伝達されやすい
材質や構造とするとよい。超音波発振子18は、超音波
振動の周波数が28KHz、出力が1200W、発振子
面積が1200cm2 のものを用いられている。
【0019】原水として活性酸素を取り除いた河川の水
を用い、原水供給圧力100KPaで原水配管15から
フィルタモジュール10へ供給して水処理装置の濾過運
転を行った。圧力検出器P1,P2からの出力によって
濾過差圧を測定した。浄水配管16からの浄水Bの流量
が極端に減少した時点で、超音波発振子18を駆動させ
て超音波振動をフィルタモジュール10に与えて機能回
復を行った。なお、二つの超音波発振子18は、各発振
子からの振動の位相が反転して互いに打ち消されないよ
うに発振子間の距離を調整して配置するとともに、超音
波発振子18の発振が略同一位相で同期をとって発振さ
せるようにして機能回復を図った。
【0020】そのフィルタモジュール洗浄による機能回
復の結果が表1に示されている。表1には、定常状態の
初期濾過差圧、超音波発振子の駆動時の濾過差圧、及び
超音波振動による機能回復後の濾過差圧が示されてい
る。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示したように、定常状態における初
期濾過差圧は30KPaであり、中空糸濾過膜11の目
詰まりによって濾過差圧が80KPaに達した時点、す
なわち浄水Bの流量が極端に減少した時点で、超音波発
振子18を駆動させて機能回復がなされた。濾過差圧が
大きい程、中空糸濾過膜11の目詰まりが進行している
ことを示している。フィルタモジュールの洗浄による機
能回復の結果、初期濾過差圧が30KPaに対して、機
能回復後のフィルタモジュールの濾過差圧は33KPa
まで回復させることができた。
【0023】濾過差圧の検出は、原水配管15及び浄水
配管16に設けられた圧力検出器P1,P2により、原
水Aと浄水Bとの水圧を検出し、これらの出力を制御装
置23に入力して、原水Aと浄水Bとの水圧から制御装
置23で演算処理して求められる。濾過差圧が80KP
aに達した時点で、手動又は自動的に超音波発振子18
を駆動させて、中空糸濾過膜11に付着する付着物を除
去する。中空糸濾過膜11に付着する付着物が除去さ
れ、濾過差圧が33KPaになった時点で超音波発振子
の動作を手動又は自動的で停止させる。
【0024】なお、初期濾過差圧が30KPaの場合、
浄水能力が極端に悪化する前、すなわち、濾過差圧が4
0〜50KPaに達した時点で、超音波発振子18を自
動的に作動させて中空糸濾過膜11の洗浄を行ってもよ
い。中空糸濾過膜11に付着する付着物が除去され、濾
過差圧が33KPaになった時点で超音波発振子の動作
を手動又は自動的に停止させる。更に、フィルタモジュ
ールの機能回復を図りながら浄水処理を行ってもよい。
又、容器17内の水は定期的にポンプ21により水を排
出し、新たに水を供給して、清浄度を保つようにすると
よい。
【0025】次に、本発明に係る他の実施形態につい
て、図2を参照して説明する。同図(a)は水処理装置
の断面図であり、同図(b)はそのX−Y断面図であ
る。同図の水処理装置におけるフィルタモジュール浄化
装置は、上記実施形態と同様に三つのフィルタモジュー
ル10が容器17内に設けられ、それぞれのフィルタモ
ジュール10が原水配管15及び浄水配管16で接続さ
れている。フィルタモジュール10はポッティング部材
12で集束固定した中空糸濾過膜11が支持部材13に
収納され、支持部材13を浄水容器14に配置して構成
されている。容器17の内壁面には超音波発振子18が
設けられ、容器17内には水等の液体20が満たされて
いる。容器17の内壁面下部に超音波発振器19が設け
られている。超音波発振子18を駆動して中空糸濾過膜
11に付着する付着物を除去する。制御装置23を設け
て超音波発振子18を上下方向に移動させて、超音波発
振器19の駆動を制御してもよい。
【0026】超音波発振子18は、自走型や外部から操
作して可動する移動手段を備え、容器22の壁面に設け
らたガイドレール22等に沿って上下方向に移動するよ
うになされている。超音波発振子18は、超音波の周波
数が28KHz,出力が600W,発振子面積が600
cm2 のものを用いた。この超音波発振子18は、機能
回復時に超音波発振子18を適度な速度で上下方向に移
動させて、超音波発振子18から洗浄容器12の全面に
超音波振動を照射して、フィルタモジュール10全体に
超音波振動を加えて中空糸濾過膜11に付着する付着物
を除去する。
【0027】
【表2】
【0028】表2は、図2の実施形態による超音波機能
回復処理結果を示したものである。本実施形態では、制
御装置23を設けて超音波発振子18の移動手段を制御
して、超音波発振子18が上下動する方法で行われ、洗
浄容器12と超音波発振子18との相対的な位置関係が
可変できる制御機構が設けられている。超音波発振子1
8の一方が上方に位置する場合、他方の超音波発振子1
8は下方に位置し、互いの超音波が打ち消し合わないよ
うに、超音波発振子18の移動が制御されている。
【0029】次に、本発明に係る他の実施形態につい
て、図3を参照して説明する。同図では、容器17内の
超音波発振子18を左右に移動させるフィルタモジュー
ル浄化装置であり、他の構成は図2と同一であるので、
その構成の説明は省略する。同図では、超音波発振子1
8を左右に横移動させてフィルタモジュール10に超音
波振動を与えて、フィルタモジュール10の機能回復を
図るものである。フィルタモジュールが三個以上連結し
た実施形態では、超音波発振子を上下方向に移動させて
フィルタモジュール洗浄を行う図2の実施形態と比較し
て、超音波発振子18の長手方向の寸法を小型にするこ
とができる効果が得られる。無論、図2の実施形態と同
様な機能回復効果が得られる。
【0030】なお、上記実施形態では、濾過差圧が80
〜85KPaに達した時点で、超音波発振子を駆動させ
ているが、40〜50KPaに達した時点で超音波発振
子を駆動させてもよい。又、40〜50KPaに達する
前に、所定の周期で超音波発振子を駆動させてフィルタ
モジュールに超音波振動を加えて、中空糸濾過膜に付着
する付着物を除去するようにしてもよい。
【0031】又、濾過差圧が85KPaに達する前に、
浄化処理と同時に超音波振動を与えて浄化処理を促進さ
せてもよい。これらの制御は制御装置によってなされ
る。無論、制御装置に備えられた表示器に濾過差圧値を
表示し、その濾過差圧値を監視して、濾過差圧が異常で
ある判断される場合には手動で起動スイッチをオン状態
として超音波発振子を駆動させて超音波振動をフィルタ
モジュールに与えてもよい。
【0032】又、上記実施形態では、三つのフィルタモ
ジュールが接続されているが、この実施形態に限定する
ものではなく、水処理装置の規模によってフィルタモジ
ュールの個数を適宜に設定すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
水が満たした容器内に超音波発振子が設けられたフィル
タモジュール洗浄装置を備えており、超音波発振子をフ
ィルタモジュールから取り外すことなく、フィルタモジ
ュールの機能回復を行うことができる利点がある。又、
本発明によれば、水を満たした容器内に、超音波発振子
18が設けられているので、超音波振動が水を伝播して
フィルタモジュール全体に振動を与えるので、中空糸濾
過膜に付着する付着物を容易に除去できる利点がある。
【0034】又、本発明によれば、超音波発振子を移動
させる移動手段を備えており、比較的小型の超音波発振
子であっても超音波発振子の上下又は左右方向の移動に
よってフィルタモジュール全面に振動を与えることがで
きる利点がある。又、超音波発振子が対向するように設
けられ、互いに交差・分離する方向に上下又は左右方向
に移動させることにより、互いの超音波振動が干渉し合
って減衰しないように制御することができる利点があ
る。
【0035】更に、本発明によれば、フィルタモジュー
ルの外側の容器内に設けられ、その容器内に超音波発振
子が設けられており、フィルタモジュールを交換する際
に、超音波発振子を取り外した後に、フィルタモジュー
ルを交換し、再び超音波発振子を取り付ける必要がな
く、保守に手間がかからない利点がある。又、フィルタ
モジュール内に超音波発振子を設けるのは、フィルタモ
ジュールを加工しなければならないので、フィルタモジ
ュールの製造コストが上昇するが、本発明によれば、こ
のような問題点が解消され、安価なフィルタモジュール
洗浄装置を提供できる利点がある。
【0036】又、本発明によれば、超音波発振子を上下
動させる手段を備えることによって、小型の超音波発振
子でフィルタモジュール全体に超音波振動を与えて均一
に洗浄ができる利点がある。又、本発明によれば、超音
波発振子を上下又は左右に移動させることによって、超
音波発振子の個数を削減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水処理装置のフィルタモジュール
洗浄方法及びその装置の一実施形態を説明するための概
略図である。
【図2】本発明に係る水処理装置のフィルタモジュール
洗浄方法及びその装置の他の実施形態を説明するための
概略図である。
【図3】本発明に係る水処理装置のフィルタモジュール
洗浄方法及びその装置の他の実施形態を説明するための
概略図である。
【図4】(a)乃至(c)は、従来の水処理装置のフィ
ルタモジュール洗浄装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 フィルタモジュール 11 中空糸濾過膜 12 ポッティング部材 13 支持部材 14 洗浄容器 15 原水配管 16 浄水配管 17 容器 18 超音波発振子 19 超音波発振器 20 水等の液体 21 ポンプ 22 ガイドレール 23 制御装置 P1,P2 圧力検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水処理装置のフィルタモジュール洗浄方
    法に於いて、 複数のフィルタモジュールを内部に設けた容器内に液体
    を満たし、前記容器の内壁に設けた超音波発振子から前
    記液体を伝播する超音波振動によって前記フィルタモジ
    ュールに振動を与えて前記フィルタモジュール内の中空
    糸濾過膜を洗浄することを特徴とする水処理装置のフィ
    ルタモジュール洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された水処理装置のフィ
    ルタモジュール洗浄方法に於いて、 前記超音波発振子を前記容器の内壁に沿って移動させて
    前記フィルタモジュールに超音波振動を与えることを特
    徴とする水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法。
  3. 【請求項3】 水処理装置のフィルタモジュール洗浄装
    置に於いて、 液体を満たした容器と、 前記容器内に収納され、原水配管及び浄水配管で配管し
    た複数のフィルタモジュールと、 前記フィルタモジュールに収納された中空糸濾過膜と、 前記容器の内壁に設けた超音波発振子と、 前記超音波発振子を作動させる超音波発振器と、 を具備することを特徴とする水処理装置のフィルタモジ
    ュール洗浄装置。
JP11752596A 1996-05-13 1996-05-13 水処理装置のフィルタモジュール洗浄方法及びその装置 Withdrawn JPH09299767A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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