JPS64976Y2 - - Google Patents
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- JPS64976Y2 JPS64976Y2 JP1982073086U JP7308682U JPS64976Y2 JP S64976 Y2 JPS64976 Y2 JP S64976Y2 JP 1982073086 U JP1982073086 U JP 1982073086U JP 7308682 U JP7308682 U JP 7308682U JP S64976 Y2 JPS64976 Y2 JP S64976Y2
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、例えば、切削油等のろ過装置に関
するものであり、特に、ろ過体の超音波洗浄が可
能なろ過装置に係わるものである。
するものであり、特に、ろ過体の超音波洗浄が可
能なろ過装置に係わるものである。
従来、切削油等の浄化手段として使用されてい
たろ過装置においては、ろ紙等のろ過体がすぐに
目詰まりを起こし、ろ過作用が不能になるという
欠点があつた。このため、ろ過体を逆洗等により
再生することが行われてはいるが、これによつて
もろ過体の再生は十分ではなく、時間とともに目
詰まり状態が進行し、遂にはろ過不能状態とな
り、ろ過体を交換しなければならなかつた。そし
て、該ろ過体の交換作業は非常に煩雑であり、そ
の上、ろ過体の費用が嵩むという欠点があつた。
たろ過装置においては、ろ紙等のろ過体がすぐに
目詰まりを起こし、ろ過作用が不能になるという
欠点があつた。このため、ろ過体を逆洗等により
再生することが行われてはいるが、これによつて
もろ過体の再生は十分ではなく、時間とともに目
詰まり状態が進行し、遂にはろ過不能状態とな
り、ろ過体を交換しなければならなかつた。そし
て、該ろ過体の交換作業は非常に煩雑であり、そ
の上、ろ過体の費用が嵩むという欠点があつた。
この考案の目的は、上記従来技術に基づくろ過
装置の構造上の制約による目詰り等の問題点に鑑
み、筒形ろ過体内側のろ過液室内のろ過液中に浸
漬させて撹拌板とそれに貼着された振動素子とか
ら成る超音波振動子を回転可能に配設する構成と
することにより、前記欠点を除去して、ろ過体の
目詰りが生ずることのない優れたろ過装置を提供
せんとするものである。
装置の構造上の制約による目詰り等の問題点に鑑
み、筒形ろ過体内側のろ過液室内のろ過液中に浸
漬させて撹拌板とそれに貼着された振動素子とか
ら成る超音波振動子を回転可能に配設する構成と
することにより、前記欠点を除去して、ろ過体の
目詰りが生ずることのない優れたろ過装置を提供
せんとするものである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、ろ過液経由
で伝播する超音波振動ビームを振動素子の回転に
よりろ過体に向けて施回照射することで、ろ過作
用によりろ過体に捕捉堆積された汚染物粒子をそ
こから離脱させ、併せて、ろ過体で囲まれたろ過
液室内のろ過液を振動素子と一体的に回転する撹
拌板により撹拌することで、ろ過体から離脱した
汚染物粒子を洗い落とすように作用するものであ
る。
で伝播する超音波振動ビームを振動素子の回転に
よりろ過体に向けて施回照射することで、ろ過作
用によりろ過体に捕捉堆積された汚染物粒子をそ
こから離脱させ、併せて、ろ過体で囲まれたろ過
液室内のろ過液を振動素子と一体的に回転する撹
拌板により撹拌することで、ろ過体から離脱した
汚染物粒子を洗い落とすように作用するものであ
る。
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
すれば以下の通りである。
第1図において、ろ過槽1は、画壁2によつて
被ろ過液室3とろ過液室4とに区画され、両室は
画壁2に穿設された開口5を通じて連通してい
る。該開口5の下方には、枠体6が垂設されてお
り、該枠体6は、第2図に示すように、上部鍔部
6aと、下部鍔部6bと、該上下部鍔部6a,6
b間に架設された複数本の棒状体6cとから成
る。該枠体6の下部には、底板7が取付けられて
おり、枠体6内には、ステンレス鋼繊維からなる
円筒形ろ過体8が挿填されている。そして、該ろ
過体8には、ろ過面積を増大するために縦ひだが
設けられている。かかる枠体6の垂設により、該
枠体6に組み込まれた円筒形ろ過体8が実質的に
被ろ過液室3とろ過液体4を画成する。
被ろ過液室3とろ過液室4とに区画され、両室は
画壁2に穿設された開口5を通じて連通してい
る。該開口5の下方には、枠体6が垂設されてお
り、該枠体6は、第2図に示すように、上部鍔部
6aと、下部鍔部6bと、該上下部鍔部6a,6
b間に架設された複数本の棒状体6cとから成
る。該枠体6の下部には、底板7が取付けられて
おり、枠体6内には、ステンレス鋼繊維からなる
円筒形ろ過体8が挿填されている。そして、該ろ
過体8には、ろ過面積を増大するために縦ひだが
設けられている。かかる枠体6の垂設により、該
枠体6に組み込まれた円筒形ろ過体8が実質的に
被ろ過液室3とろ過液体4を画成する。
更に、上記筒形ろ過体8内には、超音波振動子
10が配設され、該超音波振動子10は、第2図
に示すように、撹拌板10aと、その表面に貼着
された振動素子としてのチタン酸バリウム等のセ
ラミツク層10bと、該セラミツク層に積層され
た金属層10cとから成る。そして、該超音波振
動子10は、回転管軸11により、枠体6内側の
ろ過室4を満たすろ過液中に浸漬されて回転可能
に懸垂支持されており、更に、該管軸11は、第
1図に示すように、取外し自在の上部蓋体12を
貫通して上方に延び、モーター13に連結され
る。14は超音波発振装置で、管軸11内の導線
を介して前記超音波振動子10に連結されてい
る。15は軸受で、16は支持桿である。
10が配設され、該超音波振動子10は、第2図
に示すように、撹拌板10aと、その表面に貼着
された振動素子としてのチタン酸バリウム等のセ
ラミツク層10bと、該セラミツク層に積層され
た金属層10cとから成る。そして、該超音波振
動子10は、回転管軸11により、枠体6内側の
ろ過室4を満たすろ過液中に浸漬されて回転可能
に懸垂支持されており、更に、該管軸11は、第
1図に示すように、取外し自在の上部蓋体12を
貫通して上方に延び、モーター13に連結され
る。14は超音波発振装置で、管軸11内の導線
を介して前記超音波振動子10に連結されてい
る。15は軸受で、16は支持桿である。
17は液槽であり、電磁浄化装置18、沈澱槽
19を経て、更に、流入管20を通じてろ過槽1
の被ろ過液室3に連通する。該流入管20中に
は、ポンプ20′が挿入されている。21はろ過
液室4からの流出管で、例えば、工作機械などの
浄化液使用機器22に連結されている。23は逆
洗液流出管で、被ろ過液室3の画壁2付近の高さ
位置に連結されており、該管23中には、弁2
3′が設けられている。24は被ろ過液室3の底
部から延びるドレン管であり、該管24中には、
弁24′が設けられている。
19を経て、更に、流入管20を通じてろ過槽1
の被ろ過液室3に連通する。該流入管20中に
は、ポンプ20′が挿入されている。21はろ過
液室4からの流出管で、例えば、工作機械などの
浄化液使用機器22に連結されている。23は逆
洗液流出管で、被ろ過液室3の画壁2付近の高さ
位置に連結されており、該管23中には、弁2
3′が設けられている。24は被ろ過液室3の底
部から延びるドレン管であり、該管24中には、
弁24′が設けられている。
上記構成において、液槽17からの液は電磁浄
化装置18、沈澱槽19を経て、ポンプ20′に
より圧送されて、流入管20から被ろ過液室3に
流入し、円筒形ろ過体8を放射状に内方に通過
し、この間に、汚染物粒子は該ろ過体8に捕捉堆
積されて、ろ過液だけがろ過液室4に入る。そし
て、該ろ過液は流出管21から浄化液使用機器2
2に供給される。
化装置18、沈澱槽19を経て、ポンプ20′に
より圧送されて、流入管20から被ろ過液室3に
流入し、円筒形ろ過体8を放射状に内方に通過
し、この間に、汚染物粒子は該ろ過体8に捕捉堆
積されて、ろ過液だけがろ過液室4に入る。そし
て、該ろ過液は流出管21から浄化液使用機器2
2に供給される。
この間、超音波振動子10は、回転管軸11に
よつて駆動されて回転しながら超音波振動し、枠
体6に組み込まれたろ過体8内側のろ過室4を満
たすろ過液を撹拌しながらこれを介して該ろ過体
8に向けて超音波振動ビームを旋回照射して、こ
れにより、超音波振動ビームを満遍なく順次的に
ろ過体8に当てることで、該ろ過体に捕捉堆積さ
れた汚染物粒子をそこから離脱させ、同時的に、
撹拌板10aが回転することで、ろ過体8内側の
ろ過室4のろ過液を撹拌して、該ろ過体8表面上
に離脱した汚染物粒子をこそから洗い落とす。か
くて、ろ過体8の目詰りが有効に防止される。一
方、浄化液使用機器22の運転休止時、或いは、
ろ過体8の目詰り程度が大きくなつた時点で、流
入管20からの流入を止め、逆洗液流出管23中
の弁23′を開くと、ろ過液室4内のろ過液が逆
流してろ過体8を逆洗し、超音波振動子10によ
る超音波洗浄との相乗作用によつてろ過体8の目
詰りを除去し、逆洗液は逆洗液流出管23を通じ
て液槽17に流出するものである。尚、この場
合、ろ過槽1内の液体は前記逆洗液流出管23の
開口位置まで流出し、液面がここまで下るがこれ
以下には下ることがなく、超音波振動子10は液
中に浸潰された状態に維持される。
よつて駆動されて回転しながら超音波振動し、枠
体6に組み込まれたろ過体8内側のろ過室4を満
たすろ過液を撹拌しながらこれを介して該ろ過体
8に向けて超音波振動ビームを旋回照射して、こ
れにより、超音波振動ビームを満遍なく順次的に
ろ過体8に当てることで、該ろ過体に捕捉堆積さ
れた汚染物粒子をそこから離脱させ、同時的に、
撹拌板10aが回転することで、ろ過体8内側の
ろ過室4のろ過液を撹拌して、該ろ過体8表面上
に離脱した汚染物粒子をこそから洗い落とす。か
くて、ろ過体8の目詰りが有効に防止される。一
方、浄化液使用機器22の運転休止時、或いは、
ろ過体8の目詰り程度が大きくなつた時点で、流
入管20からの流入を止め、逆洗液流出管23中
の弁23′を開くと、ろ過液室4内のろ過液が逆
流してろ過体8を逆洗し、超音波振動子10によ
る超音波洗浄との相乗作用によつてろ過体8の目
詰りを除去し、逆洗液は逆洗液流出管23を通じ
て液槽17に流出するものである。尚、この場
合、ろ過槽1内の液体は前記逆洗液流出管23の
開口位置まで流出し、液面がここまで下るがこれ
以下には下ることがなく、超音波振動子10は液
中に浸潰された状態に維持される。
また、前記超音波洗浄、或いは、上記逆洗と併
用する超音波洗浄に際して、ろ過体8から離脱落
下して被ろ過液室3の底部に堆積した不純物粒子
は、弁24′を開くと、ドレン管24を通じて液
槽17に回収される。
用する超音波洗浄に際して、ろ過体8から離脱落
下して被ろ過液室3の底部に堆積した不純物粒子
は、弁24′を開くと、ドレン管24を通じて液
槽17に回収される。
上記実施態様においては、ろ過体8は円筒形と
して開示されているが、角筒形、例えば、四角筒
形であつても差し支えないことは勿論である。
して開示されているが、角筒形、例えば、四角筒
形であつても差し支えないことは勿論である。
上記のように、この考案によれば、被ろ過液室
とろ過液室から成るろ過槽内に筒形ろ過体を組込
んだろ過装置において、枠体6に組み込まれたろ
過体8内側のろ過室4を満たすろ過液中に超音波
振動子10を浸漬させて回転可能に配設する構成
としたことにより、超音波振動子10の回転に伴
つて、それから発する超音波振動ビームがろ過液
中を伝播して、ろ過体8を満遍なく旋回照射する
ので、該ろ過体に不所望の振動モードを誘起して
振動ムラを生ずることがなく、該ろ過体に捕捉堆
積された汚染物粒子がそこの表面から一様に離脱
し、結果的に、ろ過体8に対する洗浄作用が格段
に増強されるという優れた効果が奏される。
とろ過液室から成るろ過槽内に筒形ろ過体を組込
んだろ過装置において、枠体6に組み込まれたろ
過体8内側のろ過室4を満たすろ過液中に超音波
振動子10を浸漬させて回転可能に配設する構成
としたことにより、超音波振動子10の回転に伴
つて、それから発する超音波振動ビームがろ過液
中を伝播して、ろ過体8を満遍なく旋回照射する
ので、該ろ過体に不所望の振動モードを誘起して
振動ムラを生ずることがなく、該ろ過体に捕捉堆
積された汚染物粒子がそこの表面から一様に離脱
し、結果的に、ろ過体8に対する洗浄作用が格段
に増強されるという優れた効果が奏される。
さらに、この考案によれば、超音波振動子10
を撹拌板10aとそれの表面に貼着された振動素
子10bとから成るものとし、超音波振動子10
の回転時には、それと一体的に撹拌板10aも枠
体6に組み込まれたろ過体8内側のろ過液中で回
転する構成としたことにより、超音波振動ビーム
の旋回照射を受けて、ろ過体8表面上に離脱した
汚染物粒子がろ過液の旋回流を受けてそこから洗
に落とされるので、かかる汚染物粒子のろ過体8
からの離脱とそれからの洗い落としとが相俟つ
て、該ろ過体に対する洗浄作用が尚一層増強さ
れ、総じて、該ろ過体での目詰りの防止が確実に
達成されるという優れた効果も奏される。
を撹拌板10aとそれの表面に貼着された振動素
子10bとから成るものとし、超音波振動子10
の回転時には、それと一体的に撹拌板10aも枠
体6に組み込まれたろ過体8内側のろ過液中で回
転する構成としたことにより、超音波振動ビーム
の旋回照射を受けて、ろ過体8表面上に離脱した
汚染物粒子がろ過液の旋回流を受けてそこから洗
に落とされるので、かかる汚染物粒子のろ過体8
からの離脱とそれからの洗い落としとが相俟つ
て、該ろ過体に対する洗浄作用が尚一層増強さ
れ、総じて、該ろ過体での目詰りの防止が確実に
達成されるという優れた効果も奏される。
加えて、被ろ過液室に開口する逆洗液流出管を
設けることによつて、ろ過操作を中断してろ過体
を逆洗することができるので、上記超音波洗浄と
の相乗作用によつてろ過体の洗浄が極めて効果的
なものとなる。
設けることによつて、ろ過操作を中断してろ過体
を逆洗することができるので、上記超音波洗浄と
の相乗作用によつてろ過体の洗浄が極めて効果的
なものとなる。
従つて、ろ過体は目詰りを起こすことがなく、
半永久的な使用が可能であり、ろ過体交換という
煩雑な作業を省くことができて、その上、コスト
低減が図れるという実益は絶大である。
半永久的な使用が可能であり、ろ過体交換という
煩雑な作業を省くことができて、その上、コスト
低減が図れるという実益は絶大である。
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は断面説明図、第2図は要部の斜視図である。 1…ろ過槽、3…被ろ過液室、4…ろ過液室、
6…枠体、7…底板、8…筒形ろ過体、10…超
音波振動子、11…回転管軸、20…流入管、2
1…流出管、23…逆洗浄流出管。
図は断面説明図、第2図は要部の斜視図である。 1…ろ過槽、3…被ろ過液室、4…ろ過液室、
6…枠体、7…底板、8…筒形ろ過体、10…超
音波振動子、11…回転管軸、20…流入管、2
1…流出管、23…逆洗浄流出管。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 被ろ過液室3とろ過液室4とを有するろ過槽1
内に枠体6を設け、該枠体6に筒形ろ過体8を組
み込んで、被ろ過液室3とろ過液室4とを画成し
て成るろ過装置において、 枠体6内側のろ過液室4を満たすろ過液中に撹
拌板10aと該撹拌板の表面に貼着された振動素
子10bとから成る超音波振動子10を浸漬させ
て回転可能に配設し、ろ過体8の全面に対して、
ろ過液を介して超音波振動子10を対向可能とし
たことを特徴とするろ過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7308682U JPS58174219U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7308682U JPS58174219U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | ろ過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174219U JPS58174219U (ja) | 1983-11-21 |
JPS64976Y2 true JPS64976Y2 (ja) | 1989-01-11 |
Family
ID=30082612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7308682U Granted JPS58174219U (ja) | 1982-05-18 | 1982-05-18 | ろ過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58174219U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6175783B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2017-08-09 | 株式会社流機エンジニアリング | ろ過装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5380880U (ja) * | 1976-12-07 | 1978-07-05 |
-
1982
- 1982-05-18 JP JP7308682U patent/JPS58174219U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58174219U (ja) | 1983-11-21 |
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