JPH0727517A - 圧着端子検査装置 - Google Patents
圧着端子検査装置Info
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- JPH0727517A JPH0727517A JP5194268A JP19426893A JPH0727517A JP H0727517 A JPH0727517 A JP H0727517A JP 5194268 A JP5194268 A JP 5194268A JP 19426893 A JP19426893 A JP 19426893A JP H0727517 A JPH0727517 A JP H0727517A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検査電線部の照度を上げることにより簡単
で正確な判定が可能な圧着端子検査装置を提供するこ
と。 【構成】 照明器と工業テレビカメラを具備し、照明器
で被検査電線を照明し、工業用テレビカメラで受像した
被検査電線の画像を画素で構成される映像信号に変換
し、この映像信号に所定の画像処理を施して圧着端子の
取付状態の検査を行う圧着端子検査装置において、照明
器２１ｂの前面とテレビカメラ２０ｂの前面に偏光フィ
ルタ２１ｄ、２０ｄを設け、該偏光フィルタ２１ｄ、２
０ｄを適切な角度で設置することにより圧着端子の金属
部分の光沢を消し、更に前記照明器の光度を上げ、工業
用テレビカメラの受像にスミア現象を発生させ被検査電
線１２０に印字された文字画像を周囲の色に埋没消去さ
せることにより被検査電線１２０の被覆部の長さを正確
に測定し、圧着端子１４０の取付状態の良否を検査す
る。
で正確な判定が可能な圧着端子検査装置を提供するこ
と。 【構成】 照明器と工業テレビカメラを具備し、照明器
で被検査電線を照明し、工業用テレビカメラで受像した
被検査電線の画像を画素で構成される映像信号に変換
し、この映像信号に所定の画像処理を施して圧着端子の
取付状態の検査を行う圧着端子検査装置において、照明
器２１ｂの前面とテレビカメラ２０ｂの前面に偏光フィ
ルタ２１ｄ、２０ｄを設け、該偏光フィルタ２１ｄ、２
０ｄを適切な角度で設置することにより圧着端子の金属
部分の光沢を消し、更に前記照明器の光度を上げ、工業
用テレビカメラの受像にスミア現象を発生させ被検査電
線１２０に印字された文字画像を周囲の色に埋没消去さ
せることにより被検査電線１２０の被覆部の長さを正確
に測定し、圧着端子１４０の取付状態の良否を検査す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電線端部に取り付けた
圧着端子の取付状態を検査する圧着端子検査装置に関
し、特に取付部をＣＣＤカメラ等の工業用テレビカメラ
で観測し、その出力を画像処理することにより、取付状
態の良否を検査する圧着端子検査装置に関するものであ
る。
圧着端子の取付状態を検査する圧着端子検査装置に関
し、特に取付部をＣＣＤカメラ等の工業用テレビカメラ
で観測し、その出力を画像処理することにより、取付状
態の良否を検査する圧着端子検査装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来技術】従来、この種の技術としては特願平０２−
３３５６５４号の明細書及び図面に開示されたものがあ
る。上記に開示された圧着端子検査装置は既存の圧着端
子検査装置に取り付けられ、被検査電線の画像を画素で
構成される映像信号に変換し、この映像信号に所定の画
像処理を施し前記被検査電線の検査を行う検査装置であ
る。図９は上記従来の圧着端子検査装置の外観構成を示
す図である。図示するように、インデックステ−ブル１
１０の周囲には被検査電線１２０を把持するア−ム１１
１が８本設けられている。
３３５６５４号の明細書及び図面に開示されたものがあ
る。上記に開示された圧着端子検査装置は既存の圧着端
子検査装置に取り付けられ、被検査電線の画像を画素で
構成される映像信号に変換し、この映像信号に所定の画
像処理を施し前記被検査電線の検査を行う検査装置であ
る。図９は上記従来の圧着端子検査装置の外観構成を示
す図である。図示するように、インデックステ−ブル１
１０の周囲には被検査電線１２０を把持するア−ム１１
１が８本設けられている。
【０００３】Ａの位置にあるア−ム１１１は、電線カッ
ト・ストリップ部（図示せず）から供給される所定の長
さに切断された上、その端部の被覆が所定の長さで剥か
れて芯線が露出された被検査電線１２０（図１０（Ａ）
参照）を把持する。そして、インデックステ−ブル１１
０の回転によって被検査電線１２０はＣに位置まで搬送
され、圧着機部１３０によって被検査電線１２０の端部
に圧着端子１４０が圧着される（図１０（Ｂ）参照）。
更に圧着端子１４０が圧着された被検査電線１２０は、
Ｅの位置まで搬送され、ここで電線トレ−（図示せず）
へ落下される。
ト・ストリップ部（図示せず）から供給される所定の長
さに切断された上、その端部の被覆が所定の長さで剥か
れて芯線が露出された被検査電線１２０（図１０（Ａ）
参照）を把持する。そして、インデックステ−ブル１１
０の回転によって被検査電線１２０はＣに位置まで搬送
され、圧着機部１３０によって被検査電線１２０の端部
に圧着端子１４０が圧着される（図１０（Ｂ）参照）。
更に圧着端子１４０が圧着された被検査電線１２０は、
Ｅの位置まで搬送され、ここで電線トレ−（図示せず）
へ落下される。
【０００４】図１１は従来の圧着端子検査装置のシステ
ム構成を示す図である。図示するように圧着端子検査装
置１０はＩＴＶカメラ（工業用テレビカメラ）２０ａ、
２０ｂ、照明器２１ａ、２１ｂ、カラ−画像入力部３
０、カラ−画像モニタ３５、システム制御部５０、シス
テムモニタ６１、キ−ボ−ド６３、入出力インタフェ−
ス４１、カム型リミットスイッチ４３、機械系制御部４
５で構成される。
ム構成を示す図である。図示するように圧着端子検査装
置１０はＩＴＶカメラ（工業用テレビカメラ）２０ａ、
２０ｂ、照明器２１ａ、２１ｂ、カラ−画像入力部３
０、カラ−画像モニタ３５、システム制御部５０、シス
テムモニタ６１、キ−ボ−ド６３、入出力インタフェ−
ス４１、カム型リミットスイッチ４３、機械系制御部４
５で構成される。
【０００５】ＩＴＶカメラ２０ａ、２０ｂは、それぞれ
Ｂ、Ｄ（図９参照）の位置にある被検査電線１２０の端
部の画像を撮像可能に配置されている。Ｂの位置では圧
着前の画像を、Ｄの位置では圧着後の画像を撮像するこ
とになる。この時、圧着端子検査装置１００の作動タイ
ミングがカム型リミットスイッチ４３によりシステム制
御部５０に入力されており、このタイミングに基づいて
ＩＴＶカメラ２０ａ、２０ｂのフレ−ム内に被検査電線
１２０が収まったとき画像が取り込まれる。図１０は圧
着端子を電線に圧着する前後を示す図である。尚、機械
系制御部４５は圧着端子検査装置１００で加工する電線
の種類及び圧着端子の種類を変更する場合に、それら電
線及び圧着端子を圧着端子検査装置１００に装着する作
業の障害とならないようにＩＴＶカメラ２０ａ、２０ｂ
を退避位置に移動させる為のものである。
Ｂ、Ｄ（図９参照）の位置にある被検査電線１２０の端
部の画像を撮像可能に配置されている。Ｂの位置では圧
着前の画像を、Ｄの位置では圧着後の画像を撮像するこ
とになる。この時、圧着端子検査装置１００の作動タイ
ミングがカム型リミットスイッチ４３によりシステム制
御部５０に入力されており、このタイミングに基づいて
ＩＴＶカメラ２０ａ、２０ｂのフレ−ム内に被検査電線
１２０が収まったとき画像が取り込まれる。図１０は圧
着端子を電線に圧着する前後を示す図である。尚、機械
系制御部４５は圧着端子検査装置１００で加工する電線
の種類及び圧着端子の種類を変更する場合に、それら電
線及び圧着端子を圧着端子検査装置１００に装着する作
業の障害とならないようにＩＴＶカメラ２０ａ、２０ｂ
を退避位置に移動させる為のものである。
【０００６】上記圧着端子検査装置１０はカラ−画像モ
ニタ３５には前記被検査電線１２０の線径及び映像位置
状態に応じて最適な検査ウインドウが設けられ、前記検
査ウインドウに映しだされた被検査電線１２０の被覆部
の画素列に混在する被覆と異なる色の画素の数を系数
し、ソフトウエアによるｍａｘフィルタを作用させて前
記被覆と異なる画素を被覆と同等の色の画素に補正す
る。更に、図１０に示すように被検査電線１２０の端部
の被覆を剥いで露出させた芯線の長さＬ１と、電線に圧
着端子１４０を圧着した後の被検査電線１２０の被覆の
端縁と被覆に圧着された圧着端子１４０との間の長さＬ
２を測定し、該測定された長さと予め設定された検査基
準値とを比較し、圧着端子１４０の取付状態の良否判定
を行う。
ニタ３５には前記被検査電線１２０の線径及び映像位置
状態に応じて最適な検査ウインドウが設けられ、前記検
査ウインドウに映しだされた被検査電線１２０の被覆部
の画素列に混在する被覆と異なる色の画素の数を系数
し、ソフトウエアによるｍａｘフィルタを作用させて前
記被覆と異なる画素を被覆と同等の色の画素に補正す
る。更に、図１０に示すように被検査電線１２０の端部
の被覆を剥いで露出させた芯線の長さＬ１と、電線に圧
着端子１４０を圧着した後の被検査電線１２０の被覆の
端縁と被覆に圧着された圧着端子１４０との間の長さＬ
２を測定し、該測定された長さと予め設定された検査基
準値とを比較し、圧着端子１４０の取付状態の良否判定
を行う。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
被覆電線には被覆と異なる色の文字やマーク等が印字さ
れている。図５はカラ−画像モニタ３５に映し出された
圧着端子の例であり、図６はその検査ウインドウ２００
を拡大した図である。図示するように電線被覆に対する
文字の割合が大きく電線被覆の端部に文字がある場合
（図の例では文字Ｂ）、従来の方法で処理すると、検査
ウインドウ２００の画素のデ−タは図７に示すように背
景と被覆部に２値化され、電線被覆の端部はＹ２８であ
るにもかかわらずＹ２６が端部と誤って測定され圧着端
子の取付状態を不良と判定されてしまうという問題があ
った。
被覆電線には被覆と異なる色の文字やマーク等が印字さ
れている。図５はカラ−画像モニタ３５に映し出された
圧着端子の例であり、図６はその検査ウインドウ２００
を拡大した図である。図示するように電線被覆に対する
文字の割合が大きく電線被覆の端部に文字がある場合
（図の例では文字Ｂ）、従来の方法で処理すると、検査
ウインドウ２００の画素のデ−タは図７に示すように背
景と被覆部に２値化され、電線被覆の端部はＹ２８であ
るにもかかわらずＹ２６が端部と誤って測定され圧着端
子の取付状態を不良と判定されてしまうという問題があ
った。
【０００８】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、被検査電線部の照度を上げる
ことにより簡単で正確な判定が可能な圧着端子検査装置
を提供することを目的とする。
で、上記問題点を除去し、被検査電線部の照度を上げる
ことにより簡単で正確な判定が可能な圧着端子検査装置
を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、照明器と工業用テレビカメラを具備し、前記
照明器で被検査電線の圧着端子取付部を照射し、工業用
テレビカメラで受像した該圧着端子取付部の画像を画素
で構成される映像信号に変換し、この映像信号に所定の
画像処理を施して圧着端子の取付状態を検査する圧着端
子検査装置において、図１に示すように、照明器２１ｂ
の前面と工業用テレビカメラ２０ｂの前面に各々偏光フ
ィルタ２１ｄ、２０ｄを設け、更に照明器の光度を調整
する光度調整手段を設け、偏光フィルタ２１ｄ、２０ｄ
を互いに適切な相対角度に設置することにより被検査電
線１２０の加工部の金属部分の光沢を消し、更に光度調
整手段で前記照明器の光度を上げ、工業用テレビカメラ
２０ｂの受像にスミア現象を発生させ被検査電線１２０
に印字された文字の画像を周囲の色に埋没消去させ被検
査電線１２０の被覆部の長さを正確に測定することによ
り圧着端子１４０の取付状態を検査することを特徴とす
る。
本発明は、照明器と工業用テレビカメラを具備し、前記
照明器で被検査電線の圧着端子取付部を照射し、工業用
テレビカメラで受像した該圧着端子取付部の画像を画素
で構成される映像信号に変換し、この映像信号に所定の
画像処理を施して圧着端子の取付状態を検査する圧着端
子検査装置において、図１に示すように、照明器２１ｂ
の前面と工業用テレビカメラ２０ｂの前面に各々偏光フ
ィルタ２１ｄ、２０ｄを設け、更に照明器の光度を調整
する光度調整手段を設け、偏光フィルタ２１ｄ、２０ｄ
を互いに適切な相対角度に設置することにより被検査電
線１２０の加工部の金属部分の光沢を消し、更に光度調
整手段で前記照明器の光度を上げ、工業用テレビカメラ
２０ｂの受像にスミア現象を発生させ被検査電線１２０
に印字された文字の画像を周囲の色に埋没消去させ被検
査電線１２０の被覆部の長さを正確に測定することによ
り圧着端子１４０の取付状態を検査することを特徴とす
る。
【００１０】
【作用】本発明では、上記手段の２個の偏光フィルタ２
１ｄ、２０ｄを使用することで金属部の光沢を消すこと
が出来る。図２は偏光フィルタの作用を説明する図であ
る。照明器２１ｂより発射された照射光は、偏光フィル
タ２１ｄで単一平面に偏光され被検査電線１２０の端子
部（金属）ｄと被覆部ｅに照射される。端子部ｄより反
射された反射光ｂは偏光されたまま偏光フィルタ２０ｄ
を通して工業用テレビカメラ２０ｂに入射する。一方、
被覆部ｅから反射された反射光ｃは偏光面を持たない反
射光となり偏光フィルタ２０ｄを通してＣＣＤを構成要
素とする工業用テレビカメラ２０ｂに入射する。従って
偏光フィルタ２１ｄと偏光フィルタ２０ｄを９０度の相
対角度で設置しておけば金属の端子部ｄより反射された
反射光ｂは偏光フィルタ２０ｄを通過せず、被覆部ｅか
ら反射された反射光ｃのみ入射することになる。従って
前記工業用テレビカメラ２０ｂでは被検査電線の被覆部
のみ明るく受像される。
１ｄ、２０ｄを使用することで金属部の光沢を消すこと
が出来る。図２は偏光フィルタの作用を説明する図であ
る。照明器２１ｂより発射された照射光は、偏光フィル
タ２１ｄで単一平面に偏光され被検査電線１２０の端子
部（金属）ｄと被覆部ｅに照射される。端子部ｄより反
射された反射光ｂは偏光されたまま偏光フィルタ２０ｄ
を通して工業用テレビカメラ２０ｂに入射する。一方、
被覆部ｅから反射された反射光ｃは偏光面を持たない反
射光となり偏光フィルタ２０ｄを通してＣＣＤを構成要
素とする工業用テレビカメラ２０ｂに入射する。従って
偏光フィルタ２１ｄと偏光フィルタ２０ｄを９０度の相
対角度で設置しておけば金属の端子部ｄより反射された
反射光ｂは偏光フィルタ２０ｄを通過せず、被覆部ｅか
ら反射された反射光ｃのみ入射することになる。従って
前記工業用テレビカメラ２０ｂでは被検査電線の被覆部
のみ明るく受像される。
【００１１】更に照明器２１ｂの光度を上げるとＣＣＤ
を構成要素とする工業用テレビカメラ２０ｂの受像はス
ミア現象を起こし被検査電線１２０の被覆部に印字され
た文字は周囲の色に埋没消去される。従って図６の例で
は２値化されたデ−タは図８に示す分布となり、ソフト
ウエアで処理することによりＹ２８の列に被覆色に相当
するデ−タがあるので被覆の端縁をＹ２８と正確に判定
することが出来る。
を構成要素とする工業用テレビカメラ２０ｂの受像はス
ミア現象を起こし被検査電線１２０の被覆部に印字され
た文字は周囲の色に埋没消去される。従って図６の例で
は２値化されたデ−タは図８に示す分布となり、ソフト
ウエアで処理することによりＹ２８の列に被覆色に相当
するデ−タがあるので被覆の端縁をＹ２８と正確に判定
することが出来る。
【００１２】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明の圧着端子検査装置の外観構
成を示す図である。機構部は従来と同じで、４５度毎に
回転するインデックステ−ブル１１０を設け、インデッ
クステ−ブル１１０の周囲には電線１２０を把持するア
−ム１１１が８本設けられている。Ａの位置にあるア−
ム１１１は、電線カット・ストリップ部（図示せず）か
ら供給される所定の長さに切断された上、その端部の被
覆が所定の長さで剥かれて芯線が露出された被検査電線
１２０（図１０（Ａ）参照）を把持する。そして、イン
デックステ−ブル１１０の回転によって被検査電線１２
０はＣの位置まで搬送され、圧着機部１３０によって被
検査電線１２０の端部に圧着端子１４０が圧着される
（図１０（Ｂ）参照）。更に圧着端子１４０が圧着され
た被検査電線１２０は、Ｅの位置まで搬送され、ここで
電線トレ−（図示せず）へ落下する。なお、図１におい
て、２０ａ，２０ｂはＣＣＤカメラからなる工業用テレ
ビカメラ、２１ａ，２１ｂは照明器である。
に説明する。図１は本発明の圧着端子検査装置の外観構
成を示す図である。機構部は従来と同じで、４５度毎に
回転するインデックステ−ブル１１０を設け、インデッ
クステ−ブル１１０の周囲には電線１２０を把持するア
−ム１１１が８本設けられている。Ａの位置にあるア−
ム１１１は、電線カット・ストリップ部（図示せず）か
ら供給される所定の長さに切断された上、その端部の被
覆が所定の長さで剥かれて芯線が露出された被検査電線
１２０（図１０（Ａ）参照）を把持する。そして、イン
デックステ−ブル１１０の回転によって被検査電線１２
０はＣの位置まで搬送され、圧着機部１３０によって被
検査電線１２０の端部に圧着端子１４０が圧着される
（図１０（Ｂ）参照）。更に圧着端子１４０が圧着され
た被検査電線１２０は、Ｅの位置まで搬送され、ここで
電線トレ−（図示せず）へ落下する。なお、図１におい
て、２０ａ，２０ｂはＣＣＤカメラからなる工業用テレ
ビカメラ、２１ａ，２１ｂは照明器である。
【００１３】図３は本発明の圧着端子検査装置のシステ
ム構成例を示す図である。図示するように、圧着端子検
査装置１０は工業用テレビカメラ２０ａ、２０ｂ、照明
器２１ａ、２１ｂ、照明器２１ｂの光度を調整する調整
器２２ｂ、カラ−画像入力部３０、カラ−画像モニタ３
５、システム制御部５０、システムモニタ６１、キ−ボ
−ド６３、入出力インタフェ−ス４１、カム型リミット
スイッチ４３、機械系制御部４５で構成される。
ム構成例を示す図である。図示するように、圧着端子検
査装置１０は工業用テレビカメラ２０ａ、２０ｂ、照明
器２１ａ、２１ｂ、照明器２１ｂの光度を調整する調整
器２２ｂ、カラ−画像入力部３０、カラ−画像モニタ３
５、システム制御部５０、システムモニタ６１、キ−ボ
−ド６３、入出力インタフェ−ス４１、カム型リミット
スイッチ４３、機械系制御部４５で構成される。
【００１４】上記本発明の圧着端子検査装置が上記従来
の圧着端子検査装置と異なる点は、圧着端子の状態を検
査する前記工業用テレビカメラ２０ｂと、その照明器２
１ｄを平行に設置し、前記工業用テレビカメラ２０ｂの
前面に偏光フィルタ２０ｄを、照明器２１ｂの前面に偏
光フィルタ２１ｄを設け、照明器２１ｂの光度を調整す
る調整器２２ｂを設けた点である。
の圧着端子検査装置と異なる点は、圧着端子の状態を検
査する前記工業用テレビカメラ２０ｂと、その照明器２
１ｄを平行に設置し、前記工業用テレビカメラ２０ｂの
前面に偏光フィルタ２０ｄを、照明器２１ｂの前面に偏
光フィルタ２１ｄを設け、照明器２１ｂの光度を調整す
る調整器２２ｂを設けた点である。
【００１５】図４は明度による圧着端子の取付状態の検
査原理を示す図である。被検査電線１２０の端部は図４
に示すように圧着端子部４−１、芯線部４−２、被覆端
部４−３、被覆部４−４に分けられる。照明器２１ｂよ
り発射された照射光は、偏光フィルタ２１ｄで単一平面
に偏光され被検査電線１２０の圧着端子部４−１、芯線
部４−２、被覆端部４−３、被覆部４−４に照射され
る。金属の圧着端子部４−１、芯線部４−２より反射さ
れる反射光は偏光されているため偏光面が９０度ずれて
設置された偏光フィルタ２０ｄは通過せず、被覆部４−
３、４−４より反射された反射光は偏光されていないた
め偏光フィルタ２０ｄを通過し明るく受像される。受像
された画像の２値化されたデ−タの明部をカウントする
と適合画素カウント値曲線４−５に示すように変化す
る。この明部のカウント値をシステム制御部５０で予め
設定したしきい値４−６と比較し、被覆部の端部４−３
の長さを測定する。
査原理を示す図である。被検査電線１２０の端部は図４
に示すように圧着端子部４−１、芯線部４−２、被覆端
部４−３、被覆部４−４に分けられる。照明器２１ｂよ
り発射された照射光は、偏光フィルタ２１ｄで単一平面
に偏光され被検査電線１２０の圧着端子部４−１、芯線
部４−２、被覆端部４−３、被覆部４−４に照射され
る。金属の圧着端子部４−１、芯線部４−２より反射さ
れる反射光は偏光されているため偏光面が９０度ずれて
設置された偏光フィルタ２０ｄは通過せず、被覆部４−
３、４−４より反射された反射光は偏光されていないた
め偏光フィルタ２０ｄを通過し明るく受像される。受像
された画像の２値化されたデ−タの明部をカウントする
と適合画素カウント値曲線４−５に示すように変化す
る。この明部のカウント値をシステム制御部５０で予め
設定したしきい値４−６と比較し、被覆部の端部４−３
の長さを測定する。
【００１６】今、被覆が白色及び黄色等の明電線に圧着
端子が圧着された場合を説明する。図５はモニタに映し
だされた被検査電線端部に取り付けた圧着端子の例を示
す図である。白色及び黄色等の明電線に暗色の文字が印
字されている場合は予め調整器２２ｂを調整し照明器２
１ｂの光度を上げ工業用テレビカメラ２０ｂにスミア現
象を起こす程度に調整しておく。登録ウインドウ３００
は被検査電線１２０の色を登録する為のウインドウで、
予め、この場所の色を被覆の色として登録する。
端子が圧着された場合を説明する。図５はモニタに映し
だされた被検査電線端部に取り付けた圧着端子の例を示
す図である。白色及び黄色等の明電線に暗色の文字が印
字されている場合は予め調整器２２ｂを調整し照明器２
１ｂの光度を上げ工業用テレビカメラ２０ｂにスミア現
象を起こす程度に調整しておく。登録ウインドウ３００
は被検査電線１２０の色を登録する為のウインドウで、
予め、この場所の色を被覆の色として登録する。
【００１７】図６はモニタ画像の検査ウインドウ２００
の拡大図である。検査ウインドウ２００内の画素は前記
登録された色と比較され図８に示すような２値化された
デ−タが得られる（色抽出領域外のデータをもつ要素と
色抽出領域内のデータを持つ要素）。システム制御部５
０では検査ウインドウ２００内を順次上下方向の画素列
毎に走査し、被検査電線被覆部に相当する画素数をカウ
ントする（図８の例では斜線を施した色抽出領域内のデ
ータを持つ要素）。
の拡大図である。検査ウインドウ２００内の画素は前記
登録された色と比較され図８に示すような２値化された
デ−タが得られる（色抽出領域外のデータをもつ要素と
色抽出領域内のデータを持つ要素）。システム制御部５
０では検査ウインドウ２００内を順次上下方向の画素列
毎に走査し、被検査電線被覆部に相当する画素数をカウ
ントする（図８の例では斜線を施した色抽出領域内のデ
ータを持つ要素）。
【００１８】上記走査を検査ウインドウ２００全幅にわ
たって行い、適合画素カウント値分布曲線を求める（図
４参照）。次に、予め設定されたしきい値と前記適合画
素カウント値分布曲線を左より比較し、曲線増加部との
最初の交点を測定始点とし、曲線減少部との交点を測定
終点とし各々クロスカ−ソル２０１、２０２を表示し、
この間の距離を測定する。図８の例では測定始点がＹ２
８で測定終点がＹ１６となる。この距離を予め設定され
ている検査基準と比較し良否を判別する。
たって行い、適合画素カウント値分布曲線を求める（図
４参照）。次に、予め設定されたしきい値と前記適合画
素カウント値分布曲線を左より比較し、曲線増加部との
最初の交点を測定始点とし、曲線減少部との交点を測定
終点とし各々クロスカ−ソル２０１、２０２を表示し、
この間の距離を測定する。図８の例では測定始点がＹ２
８で測定終点がＹ１６となる。この距離を予め設定され
ている検査基準と比較し良否を判別する。
【００１９】尚、被検査電線１２０の色が白色、黄色以
外の暗色の場合は、背景色を明るく被覆部を暗くするこ
とで、測定する。この場合、工業用テレビカメラはスミ
ア現象を考慮する必要はない。
外の暗色の場合は、背景色を明るく被覆部を暗くするこ
とで、測定する。この場合、工業用テレビカメラはスミ
ア現象を考慮する必要はない。
【００２０】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような優れた効果が期待される。白色や黄
色の被検査電線の検査に際しては、偏光フィルタを使用
し照明器の光度を上げることにより被検査電線の照度を
上げ電線被覆部のみ明るく受像し、更に明部の電線被覆
の文字はスミア現象により周囲の色に埋没消去させるこ
とにより被覆電線の文字に起因する測定誤差をなくし、
圧着端子検査の誤判定をなくすことが出来る。
れば、下記のような優れた効果が期待される。白色や黄
色の被検査電線の検査に際しては、偏光フィルタを使用
し照明器の光度を上げることにより被検査電線の照度を
上げ電線被覆部のみ明るく受像し、更に明部の電線被覆
の文字はスミア現象により周囲の色に埋没消去させるこ
とにより被覆電線の文字に起因する測定誤差をなくし、
圧着端子検査の誤判定をなくすことが出来る。
【図１】本発明の圧着端子検査装置の外観構成を示す図
である。
である。
【図２】偏光フィルタの作用を説明する図である。
【図３】本発明の圧着端子検査装置のシステム構成例を
示す図である。
示す図である。
【図４】明度による圧着端子の取付状態の検査原理を示
す図である。
す図である。
【図５】モニタ画面に映しだされた圧着端子の画像の例
を示す図である。
を示す図である。
【図６】図５のモニタ画面の検査ウインドウの拡大図で
ある。
ある。
【図７】図６の検査ウインドウの画素のデ−タを２値化
して示した図である。
して示した図である。
【図８】照明を上げスミア現象を起こした図６の画素の
デ−タを２値化して示した図である。
デ−タを２値化して示した図である。
【図９】従来の圧着端子検査装置の外観構成を示す図で
ある。
ある。
【図１０】圧着端子を圧着する前後の被検査電線を示す
図で、同図（Ａ）は被検査電線の被覆を剥いだ芯線部分
を示す図、同図（Ｂ）は被検査電線に圧着端子を圧着し
た図である。
図で、同図（Ａ）は被検査電線の被覆を剥いだ芯線部分
を示す図、同図（Ｂ）は被検査電線に圧着端子を圧着し
た図である。
【図１１】従来の圧着端子検査装置のシステム構成を示
す図である。
す図である。
１０ 圧着端子検査装置 ２０ａ 工業用テレビカメラ ２０ｂ 工業用テレビカメラ ２１ａ 照明器 ２１ｂ 照明器 ２２ｂ 調整器 ２３ 映像信号切替器 ３０ カラ−画像入力部 ３１ デコ−ダ ３３ｒ 画像メモリ ３３ｇ 画像メモリ ３３ｂ 画像メモリ ３５ カラ−画像モニタ ４１ 入出力インタフェ−ス ４３ カム型リミットスイッチ ４５ 機械系制御部 ５０ システム制御部 ５１ ＣＰＵ ５３ メモリ ５５ ＨＤＤ（ハ−ドディスク） ５７ ＦＤＤ（フロッピ−ディスク） ６１ システムモニタ ６３ キ−ボ−ド １００ 圧着端子検査装置 １１０ インデックステ−ブル １２０ 被検査電線 １３０ 圧着機部 １４０ 圧着端子 ２００ 検査ウインドウ ３００ 登録ウインドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｔ 7/00 1/00 8837−5Ｌ Ｇ０６Ｆ 15/70 ４５５
Claims (1)
- 【請求項１】 照明器と工業用テレビカメラを具備し、
前記照明器で被検査電線の圧着端子取付部を照射し、前
記工業用テレビカメラで受像した該圧着端子取付部の画
像を画素で構成される映像信号に変換し、この映像信号
に所定の画像処理を施して前記圧着端子の取付状態を検
査する圧着端子検査装置において、 前記照明器の前面と前記工業用テレビカメラの前面に各
々偏光フィルタを設け、更に前記照明器の光度を調整す
る光度調整手段を設け、 前記偏光フィルタを互いに適切な相対角度に設置するこ
とにより被検査電線の加工部の金属部分の光沢を消し、
更に前記光度調整手段で前記照明器の光度を上げ、前記
工業用テレビカメラの受像にスミア現象を発生させ被検
査電線に印字された文字の画像を周囲の色に埋没消去さ
せ被検査電線の被覆部の長さを測定することにより圧着
端子の取付状態を検査することを特徴とする圧着端子検
査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194268A JPH0727517A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧着端子検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5194268A JPH0727517A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧着端子検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727517A true JPH0727517A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16321802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5194268A Pending JPH0727517A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧着端子検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727517A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112147149A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 矢崎总业株式会社 | 用于端子的外观检查设备 |
| JP2021050925A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子の外観検査装置 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5194268A patent/JPH0727517A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112147149A (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-29 | 矢崎总业株式会社 | 用于端子的外观检查设备 |
| JP2021050925A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-04-01 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子の外観検査装置 |
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