JPH07274911A - 抄海苔用混合液の濃度調整方法 - Google Patents
抄海苔用混合液の濃度調整方法Info
- Publication number
- JPH07274911A JPH07274911A JP6067414A JP6741494A JPH07274911A JP H07274911 A JPH07274911 A JP H07274911A JP 6067414 A JP6067414 A JP 6067414A JP 6741494 A JP6741494 A JP 6741494A JP H07274911 A JPH07274911 A JP H07274911A
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- Japan
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- laver
- seaweed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、海苔抄機へ供給する海苔と水と
の混合液を原藻の品質に応じた濃度に均一調整すること
を目的としたものである。 【構成】 海苔抄機へ送る海苔と水との混合液の濃度を
調整する方法において、原料海苔の状態を目視して濃度
を設定し、該設定値と、混合槽又は送りポンプの中間ホ
ースにおける濃度検出値とを制御器で調整し、該制御器
の出力により調合機による海苔送り量を制御することを
特徴とした抄海苔用混合液の濃度調整方法。
の混合液を原藻の品質に応じた濃度に均一調整すること
を目的としたものである。 【構成】 海苔抄機へ送る海苔と水との混合液の濃度を
調整する方法において、原料海苔の状態を目視して濃度
を設定し、該設定値と、混合槽又は送りポンプの中間ホ
ースにおける濃度検出値とを制御器で調整し、該制御器
の出力により調合機による海苔送り量を制御することを
特徴とした抄海苔用混合液の濃度調整方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海苔抄機へ供給する
海苔と水との混合液を原藻の品質に応じた濃度に均一調
整することを目的とした抄海苔用混合液の濃度調整方法
に関する。
海苔と水との混合液を原藻の品質に応じた濃度に均一調
整することを目的とした抄海苔用混合液の濃度調整方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来抄海苔用混合液の濃度調整について
は泡取後、混合液の流動管内で濃度を測定し、その出力
を制御盤に入力する装置が知られている(特開昭59−
34873号)。
は泡取後、混合液の流動管内で濃度を測定し、その出力
を制御盤に入力する装置が知られている(特開昭59−
34873号)。
【0003】また混合液調整槽の濃度を測定して、その
出力により水槽又は海苔槽から必要とする水又は海苔を
供給する濃度調整装置が知られている(実開平3−56
394号)。
出力により水槽又は海苔槽から必要とする水又は海苔を
供給する濃度調整装置が知られている(実開平3−56
394号)。
【0004】次に海苔抄機のサンプルを採取してその計
量結果により濃度を調整する方法が知られている(特開
平4−63576号)。
量結果により濃度を調整する方法が知られている(特開
平4−63576号)。
【0005】
【発明により解決すべき課題】前記従来の技術において
は、濃度を測定し、その出力によって混合液の濃度調整
する点は一致するが、その基準値が必ずしも明らかでな
い。
は、濃度を測定し、その出力によって混合液の濃度調整
する点は一致するが、その基準値が必ずしも明らかでな
い。
【0006】従って原料海苔(原藻)の状態に応じて海
苔と水との混合液の濃度を調整する点で不十分である。
苔と水との混合液の濃度を調整する点で不十分である。
【0007】尤も前記特開平4−63576号は海苔抄
時のサンプルの採取により基準濃度を定めることにして
いるが、サンプル採取には時間が掛る問題点があった
(例えば1回のサンプル採取でよいとは限らない)。
時のサンプルの採取により基準濃度を定めることにして
いるが、サンプル採取には時間が掛る問題点があった
(例えば1回のサンプル採取でよいとは限らない)。
【0008】
【課題を解決する為の手段】然るにこの発明は、先づ海
苔の加工装置の使用者が混合液の濃度を設定し(この濃
度設定は予め実験済の数値に基づくものとする)。この
設定値と、センサーによる検出値とを比較し、比較によ
る出力を調合機の制御系に入力して排出混合液の濃度を
定めこれにより槽内混合液の濃度を調整することによ
り、前記従来の問題点を解決したのである。
苔の加工装置の使用者が混合液の濃度を設定し(この濃
度設定は予め実験済の数値に基づくものとする)。この
設定値と、センサーによる検出値とを比較し、比較によ
る出力を調合機の制御系に入力して排出混合液の濃度を
定めこれにより槽内混合液の濃度を調整することによ
り、前記従来の問題点を解決したのである。
【0009】即ちこの発明は海苔抄機へ送る海苔と水と
の混合液の濃度を調整する方法において、原料海苔の状
態を目視して濃度を設定し、該設定値と、混合槽又は送
りポンプの中間ホースにおける濃度検出値とを制御器で
調整し、該制御器の出力により調合機による海苔送り量
を制御することを特徴とした抄海苔用混合液の濃度調整
方法である。また設定濃度と、検出濃度の一方又は両方
をデジタル表示することを特徴としたものであり、濃度
の検出は混合槽又は送りポンプの中間ホースにセンサー
を設置して行うこととしたものである。
の混合液の濃度を調整する方法において、原料海苔の状
態を目視して濃度を設定し、該設定値と、混合槽又は送
りポンプの中間ホースにおける濃度検出値とを制御器で
調整し、該制御器の出力により調合機による海苔送り量
を制御することを特徴とした抄海苔用混合液の濃度調整
方法である。また設定濃度と、検出濃度の一方又は両方
をデジタル表示することを特徴としたものであり、濃度
の検出は混合槽又は送りポンプの中間ホースにセンサー
を設置して行うこととしたものである。
【0010】海苔養殖場の原藻は水温、養分の多寡、採
取回数、波の有無その他によって海苔葉の生長の遅速、
原藻の品質が決まり、それに応じて海苔と水との混合液
の濃度を適切にしなければ、良質の海苔製品はできな
い。そこで採取された原藻の良否により海苔抄き用の混
合液の濃度を定める必要がある。
取回数、波の有無その他によって海苔葉の生長の遅速、
原藻の品質が決まり、それに応じて海苔と水との混合液
の濃度を適切にしなければ、良質の海苔製品はできな
い。そこで採取された原藻の良否により海苔抄き用の混
合液の濃度を定める必要がある。
【0011】前記理由により、海苔抄き開始時に先づ原
藻の状態をみて濃度を設定し、又は混合液の状態を目視
して濃度を設定し、爾後設定値と検出値より自動制御す
る。
藻の状態をみて濃度を設定し、又は混合液の状態を目視
して濃度を設定し、爾後設定値と検出値より自動制御す
る。
【0012】前記センサーは、混合槽内又は混合槽から
海苔抄機に到る送りホースに設定する。
海苔抄機に到る送りホースに設定する。
【0013】
【作用】この発明は、設定値と検出値より自動制御する
ので、速かに設定値と近接し(又は一致)均質の製品が
できる。然して設定値等の表示をデジタル表示とするこ
とによって制御精度を向上させることができる。
ので、速かに設定値と近接し(又は一致)均質の製品が
できる。然して設定値等の表示をデジタル表示とするこ
とによって制御精度を向上させることができる。
【0014】
【実施例】海苔の状態によって、当日の設定値を定め、
設定器1のつまみを回して設定する。この設定器には、
予め標準値の印がつけてあるので、実際の設定に際して
は標準値に対して、十側か、一側を選定する。前記設定
値は表示器2に表示される。
設定器1のつまみを回して設定する。この設定器には、
予め標準値の印がつけてあるので、実際の設定に際して
は標準値に対して、十側か、一側を選定する。前記設定
値は表示器2に表示される。
【0015】前記設定値は制御器3に入力され、制御器
3の出力は調合機4に入力されて、海苔の供給量を増減
する。一方水は海苔の供給時に常時定量供給されるの
で、海苔の供給量が増減すれば、必然的に混合液の濃度
が調整される。混合槽6内には回転撹拌羽根などが設置
されており、混合槽6内の混合液は常時均一濃度になっ
ているので、濃度センサー5により正しい濃度が検出で
きる。
3の出力は調合機4に入力されて、海苔の供給量を増減
する。一方水は海苔の供給時に常時定量供給されるの
で、海苔の供給量が増減すれば、必然的に混合液の濃度
が調整される。混合槽6内には回転撹拌羽根などが設置
されており、混合槽6内の混合液は常時均一濃度になっ
ているので、濃度センサー5により正しい濃度が検出で
きる。
【0016】前記設定器1の設定値は、表示器2に表示
されるが、調合機4が運転されると、センサー5による
検出濃度が表示される。尚同一表示器2に、設置値と、
検出値の両方が表示される場合と、何れか一方のみ表示
されるが、手動操作によって設定値か検出値かを選定し
得る方式とすることもできる。
されるが、調合機4が運転されると、センサー5による
検出濃度が表示される。尚同一表示器2に、設置値と、
検出値の両方が表示される場合と、何れか一方のみ表示
されるが、手動操作によって設定値か検出値かを選定し
得る方式とすることもできる。
【0017】従来装置においては、検出値を目視して、
手動により濃度調整しているが、この発明の場合には、
センサーの出力を制御器に入力し、これにより自動制御
するのである。
手動により濃度調整しているが、この発明の場合には、
センサーの出力を制御器に入力し、これにより自動制御
するのである。
【0018】従って入力操作としては、当初の濃度設定
のみでよいことになる。図中7は抄機である。前記制御
器3には記憶回路と、演算回路を有し、設定値を記憶す
ると共に、センサー5の出力を入力して演算し、その出
力を調合機のモータに付与して、調合機のモータを回転
又は停止させ、或いはその回転速度を制御する。
のみでよいことになる。図中7は抄機である。前記制御
器3には記憶回路と、演算回路を有し、設定値を記憶す
ると共に、センサー5の出力を入力して演算し、その出
力を調合機のモータに付与して、調合機のモータを回転
又は停止させ、或いはその回転速度を制御する。
【0019】調合機4の出口側には、調合機4の運転時
に水を定量供給できるようになっているが、調合機4の
分割車の回転速度とはリンクしないので、その遅速によ
り海苔の供給量が制御され、結果的に混合槽内の海苔の
濃度制御ができる。
に水を定量供給できるようになっているが、調合機4の
分割車の回転速度とはリンクしないので、その遅速によ
り海苔の供給量が制御され、結果的に混合槽内の海苔の
濃度制御ができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、原藻の状態をみて濃
度を設定すると共に、混合槽の混合液の濃度を測定し、
前記設定値と検出値とを比較し、その算定出力を調合機
の入力として濃度調整するので、混合液の濃度は自動的
に設定値に調整される効果がある。従って濃度の自動制
御が出来るようになり、良質の海苔を作ることができ
る。
度を設定すると共に、混合槽の混合液の濃度を測定し、
前記設定値と検出値とを比較し、その算定出力を調合機
の入力として濃度調整するので、混合液の濃度は自動的
に設定値に調整される効果がある。従って濃度の自動制
御が出来るようになり、良質の海苔を作ることができ
る。
【図1】この発明のブロック図である。
1 設定器 2 表示器 3 制御器 4 調合機 5 センサー 6 混合槽 7 抄機
Claims (3)
- 【請求項1】 海苔抄機へ送る海苔と水との混合液の濃
度を調整する方法において、原料海苔の状態を目視して
濃度を設定し、該設定値と、混合槽又は送りポンプの中
間ホースにおける濃度検出値とを制御器で調整し、該制
御器の出力により調合機による海苔送り量を制御するこ
とを特徴とした抄海苔用混合液の濃度調整方法。 - 【請求項2】 設定濃度と、検出濃度の一方又は両方を
デジタル表示することを特徴とした請求項1記載の抄海
苔用混合液の濃度調整方法。 - 【請求項3】 濃度の検出は混合槽又は送りポンプの中
間ホースにセンサーを設置して行うこととした請求項1
記載の抄海苔用混合液の濃度調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067414A JPH07274911A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 抄海苔用混合液の濃度調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6067414A JPH07274911A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 抄海苔用混合液の濃度調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07274911A true JPH07274911A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13344236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067414A Pending JPH07274911A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 抄海苔用混合液の濃度調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07274911A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215425A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 海苔濃度制御システムの制御盤と、海苔濃度制御システム |
JP2007215426A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 海苔濃度制御方法と、その制御盤、並びにこの方法に利用する海苔濃度制御システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57181675A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-09 | Furuta Denki Kk | Display board for controlled concentration of laver dispersion |
JPS589678A (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-20 | Hitachi Ltd | 海苔調合装置 |
JPS58165768A (ja) * | 1982-03-27 | 1983-09-30 | Tokiwa Denki:Kk | 海苔の原藻液の濃度調整方法および装置 |
JPS61227766A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Togami Electric Mfg Co Ltd | 海苔調合液の濃度制御用表示盤 |
-
1994
- 1994-04-05 JP JP6067414A patent/JPH07274911A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57181675A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-09 | Furuta Denki Kk | Display board for controlled concentration of laver dispersion |
JPS589678A (ja) * | 1981-07-10 | 1983-01-20 | Hitachi Ltd | 海苔調合装置 |
JPS58165768A (ja) * | 1982-03-27 | 1983-09-30 | Tokiwa Denki:Kk | 海苔の原藻液の濃度調整方法および装置 |
JPS61227766A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Togami Electric Mfg Co Ltd | 海苔調合液の濃度制御用表示盤 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007215425A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 海苔濃度制御システムの制御盤と、海苔濃度制御システム |
JP2007215426A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 海苔濃度制御方法と、その制御盤、並びにこの方法に利用する海苔濃度制御システム |
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