JPH072745A - アルキレンジアミン−n,n’−ジコハク酸第二鉄錯 塩及びその製造方法 - Google Patents

アルキレンジアミン−n,n’−ジコハク酸第二鉄錯 塩及びその製造方法

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JPH072745A
JPH072745A JP5460093A JP5460093A JPH072745A JP H072745 A JPH072745 A JP H072745A JP 5460093 A JP5460093 A JP 5460093A JP 5460093 A JP5460093 A JP 5460093A JP H072745 A JPH072745 A JP H072745A
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JP
Japan
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alkylenediamine
salt
disuccinic acid
ferric
iron
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JP5460093A
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English (en)
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Takashio Sato
高潮 佐藤
Toshimitsu Sugawara
利光 菅原
Haruo Sakai
春夫 坂井
Ryuichi Endo
隆一 遠藤
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Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生分解性に優れていると共に、カラー写真焼
き付けの際の酸化剤等として使用することができる新規
な鉄キレート化合物を提供すること。 【構成】 式 で示されるアルキレジアミン−N,N’−ジコハク酸第
二鉄錯塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真処理剤として使用す
ることができる新規なアルキレンジアミン−N,N’−
ジコハク酸第二鉄錯塩とその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来から、エチレンジア
ミン四酢酸(EDTA)第二鉄錯塩、ジエチレントリア
ミン五酢酸(DTPA)第二鉄錯塩、プロパンジアミン
四酢酸(PDTA)第二鉄錯塩などの鉄キレ−ト化合物
は、カラー写真焼き付けの際の酸化剤として用いられる
ことが知られており、最近では、β−アラニン−N,
N’−二酢酸およびその類似化合物も用いられることが
報告されている(特開平03−186841号公報)。
しかし、従来使用されている鉄キレート化合物は、優れ
た性能を有しているものの微生物による分解が起こりに
くい化合物であるため、環境保護の立場からはその使用
には問題があった。また、β−アラニン−N,N’−二
酢酸およびその類似化合物は生分解性があるもののキレ
−ト力が弱く、従来生分解されると言われているニトリ
ロ三酢酸(NTA)と同じ程度のキレ−ト化合物であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、環境
保護を考慮した生分解性に優れているとともにカラー写
真焼き付けの際の酸化剤等として使用することができる
新規な鉄キレ−ト化合物およびその製造法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の一つ
は、 式 (M+ はK+ ,Na+ またはNH4 + を表し、nは2〜
3を表す。)で示されるアルキレンジアミン−N,N’
−ジコハク酸第二鉄錯塩に関する。
【0005】本発明の他の一つは、炭素数2〜3のアル
キレンジアミン−N,N’−ジコハク酸を〔A〕アンモ
ニアまたはアルカリ金属水酸化物および〔B〕第一鉄塩
と水性媒体中で反応して対応するアルキレンジアミン−
N,N’−ジコハク酸第一鉄アンモニウム塩またはアル
カリ金属塩を生成せしめ、ついでこれを酸化することを
特徴とする請求項1記載のアルキレンジアミン−N,
N’−ジコハク酸第二鉄錯塩の製造方法に関する。
【0006】本発明の他の一つは、炭素数2〜3のアル
キレンジアミン−N,N’−ジコハク酸を〔A〕アンモ
ニアまたはアルカリ金属水酸化物および〔B〕金属鉄と
水性媒体中で混合し、ついでこれを酸化することを特徴
とする請求項1記載のアルキレンジアミン−N,N’−
ジコハク酸第二鉄錯塩の製造方法に関する。
【0007】本発明の他の一つは、炭素数2〜3のアル
キレンジアミン−N,N’−ジコハク酸を〔A〕アンモ
ニアまたはアルカリ金属水酸化物および〔B〕第二鉄塩
と水性媒体中で反応させることを特徴とする請求項1記
載のアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二鉄
錯塩の製造方法に関する。
【0008】以下、詳細に本発明を説明する。本発明の
アルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二鉄錯塩
は下記式で示される構造を有する。式中、M +はナトリ
ウム、カリウムまたはアンモニウムのいずれかのイオン
を表し、これらの塩を形成している事を示す。また、窒
素原子をつなぐアルキル基の長さは、2〜3個のメチレ
ンからなる事を示す。また、本化合物は、一分子の結晶
水を有する。 式 (M+ はK+ ,Na+ またはNH4 + を表し、nは2〜
3を表す。)
【0009】本発明の化合物は、次のようにして製造す
ることができる。まず、炭素数2〜3のアルキレンジア
ミン−N,N’−ジコハク酸に、アンモニアまたはアル
カリ金属水酸化物と第一鉄塩とを反応させて対応するア
ルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第一鉄アンモ
ニウム塩またはアルカリ金属塩を製造する。この反応は
水性媒体中で、温度5〜45℃、好ましくは25〜35
℃の範囲で行われる。アンモニアまたはアルカリ金属水
酸化物の使用量は、アルキレンジアミン−N,N’−ジ
コハク酸に対して1〜6当量、好ましくは1.5〜4.
5当量の範囲で適宜選択すればよい。また、第一鉄塩の
使用量は、アルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
に対して0.5〜1.5当量、好ましくは0.8〜1当
量の範囲で適宜選択すればよい。
【0010】本反応に用いるアルキレンジアミン−N,
N’−ジコハク酸は、公知の方法で合成する事が出来
る。例えば、エチレンジアミンまたはプロピレンジアミ
ンにマレイン酸、あるいは無水マレイン酸とアルカリ金
属水酸化物を作用させ加熱反応する事により合成する事
が出来る(Zhurnal Obshchei Khi
mii 49(3)659−663)。第一鉄塩として
は、硫酸第一鉄、塩化第一鉄等が用いられる。好ましく
は腐食性の問題から硫酸第一鉄を用いるのがよい。アル
カリ金属水酸化物としては、ナトリウム、カリウム等の
水酸化物用いるのがよい。
【0011】次いで、得られたアルキレンジアミン−
N,N’−ジコハク酸第一鉄アンモニウム塩またはアル
カリ金属塩は酸化して対応する第二鉄塩にする。この酸
化反応は前記第一鉄錯塩生成水溶液をそのまま用い、こ
れに分子状酸素、過酸化物等の酸化剤を作用させること
により行うことができる。分子状酸素としては、空気、
酸素富化空気、酸素等が挙げられるが、経済性の見地か
ら通常空気が好んで用いられる。空気の使用量は、前記
第一鉄塩に対して理論量の10〜30倍程度が適量であ
る。過酸化物としては、過硫酸のアンモニウム、ナトリ
ウム、カリウム等、過硫酸塩を用いるのがよく、その使
用量は前記第一鉄錯塩に対して0.9〜2.0当量、好
ましくは1.0〜1.5当量の範囲で適宜選択すればよ
い。また、この酸化反応は反応液のPHが酸性側からア
ルカリ側まで任意のPH領域で行うことができるが、P
H5〜10、好ましくはPH6〜8の範囲で行うのがよ
い。PH調整剤としては硫酸を用いるのがよい。温度は
10〜90℃、好ましくは20〜50℃の範囲で行うの
がよい。
【0012】また、本発明の化合物は、前記反応におい
て第一鉄塩の代わりに金属鉄または第二鉄塩を用いても
製造することができる。金属鉄を用いる場合は、水性媒
体中で炭素数2〜3のアルキレンジアミン−N,N’−
ジコハク酸とアンモニアまたはアルカリ金属水酸化物と
を混合し、更にこれに金属鉄を添加する。この場合、鉄
成分は主として液中に分散している。次いで、この溶液
に分子状酸素、過酸化物等の酸化剤を作用させて鉄成分
を酸化溶解することによって、アルキレンジアミン−
N,N’−ジコハク酸第二鉄錯塩を製造する。また、第
二鉄塩を用いる場合は、水性媒体中で炭素数2〜3のア
ルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸とアンモニア
またはアルカリ金属水酸化物と第二鉄塩とを反応させる
ことによりアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
第二鉄錯塩を製造する。アンモニアまたはアルカリ金属
水酸化物、金属鉄および第二鉄塩の使用量、反応温度、
PH、酸化等の反応条件は上述の範囲内で適宜選択し行
うことができる。
【0013】本発明においては、反応終了後、反応液の
PH値を4.0〜6.5、好ましくは5.5〜6.2の
範囲に調整する。これによって反応液中に副生する副生
物濃度が増加し、反応液からの目的とする生成物結晶の
晶析を容易にすることができる。この反応液はその液量
が反応に使用したアルキレンジアミン−N,N’−ジコ
ハク酸の3〜5倍重量となるまで濃縮し、冷却する。析
出したアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二
鉄錯塩の結晶は遠心分離機等によって母液と分離したの
ち、水洗して結晶に付着している副生物を洗浄し、乾燥
することにより、目的生成物を得ることができる。かく
して得られたアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク
酸第二鉄錯塩は、380〜400の分子量を有し、微生
物で分解することができる。
【0014】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明する 実施例 1 撹拌機、温度計および原料投入口を有する1リットル円
筒形フラスコに1,3−プロパンジアミンジコハク酸
(PDDS)153.0g、水390.0gおよび15
%アンモニア水227.1gを仕込み、室温で撹拌混合
し溶解した。次に硫酸第一鉄・7水和物(純度99.5
%)132.7gを加えて加温溶解した後、常温まで冷
却し安水でpH値を7.0に調整した。この反応液に室
温で、撹拌下約60分を要して過硫酸アンモニウム5
7.05g(0.25mol)を添加し酸化反応を終了
した。その後、硫酸でPH6.0に調整したのち減圧し
て反応液量が650gになるまで濃縮した。次いで液温
を20゜Cまで冷却して第二鉄錯体アンモニウム塩を析
出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量の
水で洗浄したのち温度40゜Cで3時間30分乾燥し
た。得られた1,3−プロパンジアミンジコハク酸第二
鉄錯体アンモニウム塩は黄色の結晶性粉末で、その収量
は153.5g、収率81.9%(硫酸第一鉄に対し
て)であった。また、この結晶の元素分析値、赤外線吸
収スペクトル並びにアンモニア量の測定の結果を下記に
示す。 1.元素分析値(%) C N H Fe 測定値 33.007 10.700 5.095 14.10 計算値 33.521 10.661 5.115 14.16 2.赤外線吸収スペクトル 図1 図1の1600〜1700cm-1、3200cm-1およ
び3500cm-1付近のスペクトルは、それぞれカルボ
ニル由来、アンモニア由来および水由来の吸収を示す。 3.アンモニア量 4.37%(理論値4.32%)(JIS K8960 ケルダ−
ル蒸留法) 76.0%(理論値76.6%)(Zn-XOによるキレ
−ト滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびアンモ
ニア量測定の結果は、PDDS鉄アンモニウム塩一水和
物の組成式C11203 9 Feより得られる理論値に
分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合物が
本件化合物であることを確認した。また、本化合物の1
0%水溶液は、PH5.1を示した。
【0015】実施例 2 撹拌機、空気吹き込みボールフィルター、温度計および
原料投入口を有する1リットル円筒形フラスコに1,3
- プロパンジアミンジコハク酸153.0g、水39
0.0gおよび50%NaOH水溶液60.0gを仕込
み、室温で撹拌混合し溶解した。次に鉄粉(純度99.
5%)25.8gを加えた後、この溶液に空気を室温に
て吹き込みながら鉄粉を酸化可溶化した。未反応の鉄粉
を濾別し濾液のPHを6.0に調整し、減圧して反応液
量が750gになるまで濃縮した。次いで、液温を20
゜Cまで冷却して第二鉄錯体ナトリウム塩を析出させ
た。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量の水で洗
浄した後温度40゜Cで3時間30分乾燥した。得られ
た1,3−プロパンジアミンジコハク酸第二鉄錯体ナト
リウム塩は黄色の結晶性粉末で、その収量は130.8
g、収率71.2%(鉄粉に対して)であった。また、
この結晶の元素分析値並びに赤外線吸収スペクトル並び
にナトリウム量の測定の結果を下記に示す。 1.元素分析値(%) C N H Fe 測定値 33.128 6.971 3.911 13.80 計算値 33.104 7.019 4.041 13.99 2.赤外線吸収スペクトル 図2 図2の1600〜1700cm-1および3500cm-1
付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来および水
由来の吸収を示す。 3.ナトリウム量 5.8%(理論値5.76%)(原子吸光分析) 75.2%(理論値75.7%)(Zn-XOによるキレ
−ト滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびアンモ
ニア量測定の結果は、PDDS鉄ナトリウム塩一水和物
の組成式C11162 9 FeNaより得られる理論値
に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合物
が本件化合物であることを確認した。また、本化合物の
10%水溶液は、PH5.5を示した。
【0016】実施例 3 撹拌機、温度計、空気吹き込みボールフィルターおよび
原料投入口を有する1リットル円筒形フラスコにエチレ
ンジアミン−N,N' −ジコハク酸(EDDS)14
6.0g、水370.0gおよび15%アンモニア水2
27.1gを仕込み、室温で撹拌混合し溶解した。次に
硫酸第一鉄・7水和物(純度99.5%)132.7g
を加えて加温溶解した後、常温まで冷却し安水でpH値
を7.0に調整した。この反応液に40℃で、空気を7
リットル/分の割合で吹き込みながら約20時間酸化反
応を行った。その後、硫酸でPH6.0に調整し減圧し
て反応液量が560gになるまで濃縮した。次いで、液
温を20゜Cまで冷却して第二鉄錯体アンモニウム塩を
析出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量
の水で洗浄した後温度40゜Cで3時間30分乾燥し
た。得られたエチレンジアミン−N,N' −ジコハク酸
第二鉄錯体アンモニウム塩は黄色の結晶性粉末で、その
収量は138.4g、収率76.6%(硫酸第一鉄に対
して)であった。また、この結晶の元素分析値、赤外線
吸収スペクトル並びにアンモニア量の測定の結果を下記
に示す。 1.元素分析値(%) C N H Fe 測定値 31.601.11.041 4.802 14.50 計算値 31.597 11.054 4.773 14.69 2.赤外線吸収スペクトル 図3 図3の1600〜1700cm-1および3500cm-1
付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来および水
由来の吸収を示す。 3.アンモニア量 4.50%(理論値4.47%)(JIS K8960 ケルダ−
ル蒸留法) 75.6%(理論値75.83%)(Zn-XOによるキ
レ−ト滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびアンモ
ニア量測定の結果は、EDDS鉄アンモニウム塩一水和
物の組成式C10183 9 Feより得られる理論値に
分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合物が
本件化合物であることを確認した。また、本化合物の1
0%水溶液は、PH4.7を示した。
【0017】実施例 4 撹拌機、温度計および原料投入口を有する1リットル円
筒形フラスコにエチレンジアミン−N,N' −ジコハク
酸160.6gおよび水370.0g仕込み、攪拌氷零
下NaOH水溶液176.0gを滴下溶解した。この液
に、塩化第二鉄四水和物99.4gを水200gに溶解
したものを攪拌氷零下滴下し、その後、二時間室温で攪
拌、反応を行った。反応終了後、この液を6N塩酸でP
H6.0に調整したのち液量が650gになるまで濃縮
した。次いで、液温を15゜Cまで冷却一昼夜静置して
結晶を析出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離
し、少量の水で洗浄した後温度40゜Cで3時間30分
乾燥した。得られたエチレンジアミン−N,N' −ジコ
ハク酸第二鉄錯体ナトリウム塩は黄色の結晶性粉末で、
その収量は78.3g、収率38.4%(塩化第二鉄に
対して)であった。また、この結晶の元素分析値並びに
赤外線吸収スペクトル並びにナトリウム量の測定の結果
を下記に示す。 1.元素分析値(%) C N H Fe 測定値 31.301 7.223 3.700 14.60 計算値 31.191 7.275 3.664 14.50 2.赤外線吸収スペクトル 図4 図4の1600〜1700cm-1および3500cm-1
付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来および水
由来の吸収を示す。 3.ナトリウム量 6.12%(理論値5.97%)(原子吸光分析) 75.2%(理論値75.7%)(Zn-XOによるキレ
−ト滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびナトリ
ウム量の測定結果は、EDDS鉄ナトリウム塩一水和物
の組成式C10142 9 FeNaより得られる理論値
に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合物
が本件化合物であることを確認した。また、本化合物の
10%水溶液は、PH4.9を示した。
【0018】実施例 5 実施例1で得られた1,3−プロパンジアミンジコハク
酸第二鉄錯体アンモニウム塩(PDDS・Fe塩)8m
mol、栄養源としてCaCl2 8mmol、KH2
4 0.25gおよび肉エキス2.5gを含む液を水で
10リットルに希釈した。この液をPH7.0〜7.2
の範囲に保ちながら活性汚泥処理装置(MLSS:25
00〜3000ppm、温度:20℃)に10リットル
/日で連続フィ−ドした。活性汚泥は川崎市汚水処理場
の汚泥を用いた。処理液の液体クロマトグラフィ−(H
PLC)分析とTOC分析を行った。また、実施例3で
得られたエチレンジアミン−N,N' −ジコハク酸第二
鉄錯体アンモニウム塩(EDDS・Fe塩)についても
同様な方法で活性汚泥処理を行った。これらの結果を下
記に示す。HPLC値には被検物質の分解率を、TOC
には処理水のTOC値をそれぞれ示した。なお、比較の
ために従来公知のキレ−ト化合物(EDTA・Fe塩、
NTA・Fe塩)について、上記に準じて活性汚泥処理
した結果も示した。処理前液のTOC値は、PDDS・
Fe=140ppm、EDDS・Fe=100ppm、
EDTA・Fe=100ppm、NTA・Fe=90p
pmであった。 5日後 10日後 20日後 キレ−ト化合物 HPLC TOC HPLC TOC HPLC TOC (塩) (%)(ppm) (%)(ppm) (%)(ppm) PDDS・Fe 25 90 50 80 75 70 EDDS・Fe 20 95 40 80 70 75 EDTA・Fe 10 95 10 95 10 95 NTA・Fe 25 70 30 75 50 65
【0019】
【発明の効果】本発明の化合物は、従来生分解性がある
と言われているニトリロ酢酸(NTA)キレート力が強
く(キレート定数;19〜21)、且つ微生物による分
解能も高い。したがって、本発明の化合物はカラ−写真
焼付のの酸化剤等として使用することができ、また環境
保護の立場からはキレート化合物の蓄積の恐れが無く好
ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で合成した1,3−プロパンジアミン
ジコハク酸第二鉄錯体アンモニウム塩のKBr錠剤法に
よるIRスペクトルである。
【図2】実施例2で合成した1,3−プロパンジアミン
ジコハク酸第二鉄錯体ナトリウム塩のKBr錠剤法によ
るIRスペクトルである。
【図3】実施例3で合成したエチレンジアミン−N,N
' −ジコハク酸第二鉄錯体アンモニウム塩のKBr錠剤
法によるIRスペクトルである。
【図4】実施例4で合成したエチレンジアミン−N,N
' −ジコハク酸第二鉄錯体ナトリウム塩のKBr錠剤法
によるIRスペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明の一
つは、 で示されるアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
第二鉄錯塩に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 以下、詳細に本発明を説明する。本発明
のアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二鉄錯
塩は下記式で示される構造を有する。式中、Mはナト
リウム、カリウムまたはアンモニウムのいずれかのイオ
ンを表し、これらの塩を形成している事を示す。また、
窒素原子をつなぐアルキル基の長さは、2〜3個のメチ
レンからなる事を示す。また、本化合物は、一分子の結
晶水を有する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明においては、反応終了後、反応液
のPH値を4.0〜6.5、好ましくは5.5〜6.2
の範囲に調整する。これによって反応液中に副生する副
生物濃度が増加し、反応液からの目的とする生成物結晶
の晶析を容易にすることができる。この反応液はその液
量が反応に使用したアルキレンジアミン−N,N’−ジ
コハク酸の3〜5倍重量となるまで濃縮し、冷却する。
析出したアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第
二鉄錯塩の結晶は遠心分離機等によって母液と分離した
のち、水洗して結晶に付着している副生物を洗浄し、乾
燥することにより、目的生成物を得ることができる。か
くして得られたアルキレンジアミン−N,N’−ジコハ
ク酸第二鉄錯塩は、380〜415の分子量を有し、微
生物で分解することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明する 実施例 1 撹拌機、温度計および原料投入口を有する1リットル円
筒形フラスコに1,3−プロパンジアミンジコハク酸
(PDDS)153.0g、水390.0gおよび15
%アンモニア水227.1gを仕込み、室温で撹拌混合
し溶解した。次に硫酸第一鉄・7水和物(純度99.5
%)132.7gを加えて加温溶解した後、常温まで冷
却し安水でpH値を7.0に調整した。この反応液に室
温で、撹拌下約60分を要して過硫酸アンモニウム5
7.05g(0.25mol)を添加し酸化反応を終了
した。その後、硫酸でPH6.0に調整したのち減圧し
て反応液量が650gになるまで濃縮した。次いで液温
を20°Cまで冷却して第二鉄錯体アンモニウム塩を析
出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量の
水で洗浄したのち温度40°Cで3時間30分乾燥し
た。得られた1,3−プロパンジアミンジコハク酸第二
鉄錯体アンモニウム塩は黄色の結晶性粉末で、その収量
は153.5g、収率81.9%(硫酸第一鉄に対し
て)であった。また、この結晶の元素分析値、赤外線吸
収スペクトル並びにアンモニア量の測定の結果を下記に
示す。 1.元素分折値(%) 2.赤外線吸収スペクトル 図1 図1の1600〜1700cm−1、3200cm−1
および3500cm−1付近のスペクトルは、それぞれ
カルボニル由来、アンモニア由来および水由来の吸収を
示す。 3.アンモニア量及びキレート剤量 4.37%(理論値4.32%)(JIS K8960
ケルダール蒸留法) 76.0%(理論値76.6%)(Zn−XOによるキ
レート滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびアンモ
ニア量測定の結果は、PDDS鉄アンモニウム塩一水和
物の組成式C1120Feより得られる理論
値に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合
物が本件化合物であることを確認した。また、本化合物
の10%水溶液は、PH5.1を示した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】実施例 2 撹拌機、空気吹き込みボールフィルター、温度計および
原料投入口を有する1リットル円筒形フラスコに1,3
−プロパンジアミンジコハク酸153.0g、水39
0.0gおよび50%NaOH水溶液60.0gを仕込
み、室温で撹拌混合し溶解した。次に鉄粉(純度99.
5%)25.8gを加えた後、この溶液に空気を室温に
て吹き込みながら鉄粉を酸化可溶化した。未反応の鉄粉
を濾別し濾液のPHを6.0に調整し、減圧して反応液
量が750gになるまで濃縮した。次いで、液温を20
°Cまで冷却して第二鉄錯体ナトリウム塩を析出させ
た。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量の水で洗
浄した後温度40°Cで3時間30分乾燥した。得られ
た1,3−プロパンジアミンジコハク酸第二鉄錯体ナト
リウム塩は黄色の結晶性粉末で、その収量は130.8
g、収率71.2%(鉄粉に対して)であった。また、
この結晶の元素分析値並びに赤外線吸収スペクトル並び
にナトリウム量の測定の結果を下記に示す。 1.元素分析値(%) 2.赤外線吸収スペクトル 図2 図2の1600〜1700cm−1および3500cm
−1付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来およ
び水由来の吸収を示す。 3.ナトリウム量及びキレート剤量 5.8%(理論値5.76%)(原子吸光分析) 75.2%(理論値75.7%)(Zn−XOによるキ
レート滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびナトリ
ウム量測定の結果は、PDDS鉄ナトリウム塩一水和物
の組成式C1116FeNaより得られる理
論値に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化
合物が本件化合物であることを確認した。また、本化合
物の10%水溶液は、PH5.5を示した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】実施例 3 撹拌機、温度計、空気吹き込みボールフィルターおよび
原料投入口を有する1リットル円筒形フラスコにエチレ
ンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)14
6.0g、水370.0gおよび15%アンモニア水2
27.1gを仕込み、室温で撹拌混合し溶解した。次に
硫酸第一鉄・7水和物(純度99.5%)132.7g
を加えて加温溶解した後、常温まで冷却し安水でpH値
を7.0に調整した。この反応液に40℃で、空気を7
リットル/分の割合で吹き込みながら約20時間酸化反
応を行った。その後、硫酸でPH6.0に調整し減圧し
て反応液量が560gになるまで濃縮した。次いで、液
温を20°Cまで冷却して第二鉄錯体アンモニウム塩を
析出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離し、少量
の水で洗浄した後温度40°Cで3時間30分乾燥し
た。得られたエチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
第二鉄錯体アンモニウム塩は黄色の結晶性粉末で、その
収量は138.4g、収率76.6%(硫酸第一鉄に対
して)であった。また、この結晶の元素分析値、赤外線
吸収スペクトル並びにアンモニア量の測定の結果を下記
に示す。 1.元素分析値(%) 2.赤外線吸収スペクトル 図3 図3の1600〜1700cm−1および3500cm
−1付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来およ
び水由来の吸収を示す。 3.アンモニア量及びキレート剤量 4.50%(理論値4.47%)(JIS K8960
ケルダール蒸留法) 75.6%(理論値75.83%)(Zn−XOによる
キレート滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびアンモ
ニア量測定の結果は、EDDS鉄アンモニウム塩一水和
物の組成式C1018Feより得られる理論
値に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化合
物が本件化合物であることを確認した。また、本化合物
の10%水溶液は、PH4.7を示した。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】実施例 4 撹拌機、温度計および原料投入口を有する1リットル円
筒形フラスコにエチレンジアミン−N,N’−ジコハク
酸160.6gおよび水370.0g仕込み、撹拌氷零
下NaOH水溶液176.0gを滴下溶解した。この液
に、塩化第二鉄四水和物99.4gを水200gに溶解
したものを撹拌氷零下滴下し、その後、二時間室温で撹
拌、反応を行った。反応終了後、この液を6N塩酸でP
H6.0に調整したのち液量が650gになるまで濃縮
した。次いで、液温を15°Cまで冷却一昼夜静置して
結晶を析出させた。析出した結晶を遠心分離機で分離
し、少量の水で洗浄した後温度40°Cで3時間30分
乾燥した。得られたエチレンジアミン−N,N’−ジコ
ハク酸第二鉄錯体ナトリウム塩は黄色の結晶性粉末で、
その収量は78.3g、収率38.4%(塩化第二鉄に
対して)であった。また、この結晶の元素分析値並びに
赤外線吸収スペクトル並びにナトリウム量の測定の結果
を下記に示す。 1.元素分析値(%) 2.赤外線吸収スペクトル 図4 図4の1600〜1700cm−1および3500cm
−1付近のスペクトルは、それぞれカルボニル由来およ
び水由来の吸収を示す。 3.ナトリウム量及びキレート剤量 6.12%(理論値5.97%)(原子吸光分析) 75.2%(理論値75.7%)(Zn−XOによるキ
レート滴定) これら元素分析値、赤外線吸収スペクトルおよびナトリ
ウム量の測定結果は、EDDS鉄ナトリウム塩一水和物
の組成式C1014FeNaより得られる理
論値に分析誤差の範囲の中で一致しており、得られた化
合物が本件化合物であることを確認した。また、本化合
物の10%水溶液は、PH4.9を示した。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の効果】本発明の化合物は、従来生分解性がある
と言われているニトリロ酢酸(NTA)よりもキレート
力が強く(キレート定数;19〜21)、且つ微生物に
よる分解能も高い。したがって、本発明の化合物はカラ
ー写真焼付の酸化剤等として使用することができ、また
環境保護の立場からはキレート化合物の蓄積の恐れが無
く好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 隆一 神奈川県横浜市大黒町10番1号 日東化学 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (M+ はK+ ,Na+ またはNH4 + を表し、nは2〜
    3を表す。)で示されるアルキレンジアミン−N,N’
    −ジコハク酸第二鉄錯塩。
  2. 【請求項2】炭素数2〜3のアルキレンジアミン−N,
    N’−ジコハク酸を〔A〕アンモニアまたはアルカリ金
    属水酸化物および〔B〕第一鉄塩と水性媒体中で反応し
    て対応するアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸
    第一鉄アンモニウム塩またはアルカリ金属塩を生成せし
    め、ついでこれを酸化することを特徴とする請求項1記
    載のアルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二鉄
    錯塩の製造方法。
  3. 【請求項3】炭素数2〜3のアルキレンジアミン−N,
    N’−ジコハク酸を〔A〕アンモニアまたはアルカリ金
    属水酸化物および〔B〕金属鉄と水性媒体中で混合し、
    ついでこれを酸化することを特徴とする請求項1記載の
    アルキレンジアミン−N,N’−ジコハク酸第二鉄錯塩
    の製造方法
  4. 【請求項4】炭素数2〜3のアルキレンジアミン−N,
    N’−ジコハク酸を〔A〕アンモニアまたはアルカリ金
    属水酸化物および〔B〕第二鉄塩と水性媒体中で反応さ
    せることを特徴とする請求項1記載のアルキレンジアミ
    ン−N,N’−ジコハク酸第二鉄錯塩の製造方法。
JP5460093A 1993-02-22 1993-02-22 アルキレンジアミン−n,n’−ジコハク酸第二鉄錯 塩及びその製造方法 Pending JPH072745A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5679817A (en) * 1994-07-25 1997-10-21 Nitto Chemical Industry Co., Ltd. Alkylenediamine-N,N'-disuccinic acid iron (III) complex salts and process for production thereof
WO1999023062A1 (fr) * 1997-10-31 1999-05-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Sel de fer alcalin de l'acide s,s-ethylenediamine-n,n'-disuccinique et procede de production
JP2002003457A (ja) * 2000-05-08 2002-01-09 Assoc Octel Co Ltd:The プロセス

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