JPH07274140A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

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Publication number
JPH07274140A
JPH07274140A JP8789194A JP8789194A JPH07274140A JP H07274140 A JPH07274140 A JP H07274140A JP 8789194 A JP8789194 A JP 8789194A JP 8789194 A JP8789194 A JP 8789194A JP H07274140 A JPH07274140 A JP H07274140A
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JP
Japan
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display
screen
caption
osd
signal
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Application number
JP8789194A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yamazaki
昌彦 山崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 子画面表示、キャプション表示及びOSD表
示を重ねることなく表示させる。 【構成】 CPU30は、キャプション表示とOSD表
示とを同時に画面上に表示した際に、各々の表示位置が
重なるか否かの判定を行い、この判定結果に基づき各々
の表示位置を変更するようにキャプション受信装置13
とOSD回路18を制御する。即ち、OSD回路18は
CPU30によりOSD表示の表示面積が小さいと判断
されると、OSD表示の表示位置を変更する。キャプシ
ョン表示制御装置13はCPU30によりOSD表示の
表示面積が大きいと判断されると、キャプション表示の
表示位置を変更する。これにより、CRT22画面上に
おいてキャプション表示とオンスクリーン表示とが重な
ることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号の垂
直帰線期間中に重畳されているクローズドキャプション
信号を選択的に取り込み、このクローズドキャプション
信号に対しデコード処理を行うクローズドキャプション
受信装置を有するテレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、テレビジョン信号の垂直帰線期間
中に2値化信号を重畳することによって各種情報を伝送
するシステムが実現されている。例えば、画面上に文字
及び図形等によって構成された番組を表示する文字放送
もこのシステムの1つであり、また、米国で1980年
から採用されているクローズドキャプションと呼ばれる
字幕放送もこのシステムを応用したものである。
【0003】クローズドキャプションは、テレビジョン
信号の第1フィールドの垂直帰線期間中の例えばライン
21にクローズドキャプション信号を重畳して伝送する
ようになっている。受信側では、クローズドキャプショ
ン信号を解読し、この解読によって得られた文字情報等
をテレビジョン受像機の画面の映像に重ね合わせながら
表示する。この方式では、画面上に最大で15行×32
文字の表示が可能である。クローズドキャプションは例
えば字幕情報の表示等にも利用され、この場合には、全
表示範囲のうちの4行のみを表示に用いる。
【0004】このクローズドキャプションと同様に、主
画像に重ねあわせて文字等を表示するものとして、オン
スクリーン表示(以下、OSDと記載)機能がある。オ
ンスクリーン表示は、テレビジョン信号に重畳された外
部信号に基づいて表示を行うものであり、このOSD機
能を用いると、受信しているチャンネル番号や音量、さ
らには時刻情報や各種映像調整のメニュー等を画面の映
像に重ね合わせて表示することができる。
【0005】更に、テレビジョン受像機においては、受
信したテレビジョン信号または外部ビデオ信号に基づく
主画像(親画面)上の一部に、子画面を表示する子画面
機能を有したものも実用化されている。子画面のサイズ
は親画面の見易さを考慮して、親画面に比較して十分に
小さくなるように設定されている。例えば、子画面は、
一般に親画面の例えば右下に、親画面の1/9、または
1/12のサイズに縮小されて表示される。
【0006】図6は、前述したようなクローズドキャプ
ション方式の字幕放送が受信可能なキャプション受信装
置を有し、且つ子画面機能及びOSD機能も有した従来
におけるテレビジョン受像機を示すブロック図である。
また、図7は図6に示すテレビジョン受像機を用いた場
合の画面表示の一例を示す説明図である。
【0007】図6に示すように、アンテナ1により受信
されたRF(高周波)のテレビジョン信号は主チューナ
2と副チューナ4に供給される。主チューナ2はRFテ
レビジョン信号をIF(中間周波)信号に変換して、映
像中間周波回路3に供給する。映像中間周波回路3に供
給されたIF信号は、この映像中間周波回路3の中間周
波増幅回路(図示せず)により増幅され、図示しない映
像検波回路によって検波されて、合成映像信号が取り出
される。合成映像信号は図示しない音声検波回路によっ
てAM検波されて、映像信号と音声信号とが得られる。
復調映像信号は色・映像処理回路7によって輝度信号と
色差信号とに復調される。また、復調映像信号は図示し
ない同期分離回路に供給されて、垂直及び水平同期信号
が取り出される。また復調音声信号は、図示しない音声
回路に供給される。このようにして、親画面用の映像及
び音声信号が出力される。
【0008】また、RFテレビジョン信号は副チューナ
4にも供給される。副チューナ4は子画面用の映像信号
を選局する。副チューナ4の出力は映像中間周波回路5
及び色・映像処理回路7に供給されて、親映像と同様に
処理され、子画面用の輝度信号及び色差信号が得られる
と共に、子画面の同期信号も得られる。
【0009】復調輝度信号及び色差信号はA/D変換回
路8によってそれぞれディジタル化されてメモリ回路9
に与えられる。メモリ回路9は輝度信号及び色差信号用
のメモリ(図示せず)を有しており、子画面用の同期信
号に基づくクロックを用いて輝度信号及び色差信号を記
憶する。こうして、メモリ回路9には子画面用の子画面
画像が記憶される。
【0010】メモリ回路9の輝度信号用及び色差信号用
のメモリに格納された子画面画像は、親画面用の同期信
号に基づくクロックを用いて読出される。メモリ回路9
から読出されたディジタル信号はD/A変換回路10に
よって各々アナログ信号に変換され、2画面合成回路1
2に供給される。
【0011】2画面合成回路12は親画面の同期信号に
基づいて表示制御部11から出力される切り換え信号P
HD,PVDを用いて、親画面の映像信号(輝度信号及
び色差信号)と子画面の映像信号(輝度信号及び色差信
号)とを切り換えて合成し出力する。なお、切り換え信
号PHD,PVDは子画面の表示位置を変更するための
制御信号である。例えば切り替え信号PHD、PVDを
CPU17により制御することでテレビ画面上の4隅の
いずれかに子画面を表示するように子画面の表示位置を
変更することが可能である。
【0012】一方、映像中間周波回路3からの映像信号
はキャプション受信装置13にも供給される。キャプシ
ョン受信装置13の取込み部14は、供給された映像信
号の垂直帰線期間中の所定の水平走査期間に挿入されて
いるキャプション信号を分離して取り込む。取込まれた
キャプション信号はデコード表示制御部15に供給さ
れ、CPU17の制御によって解読されて文字及び図形
等のキャラクタ情報に変換される。キャラクタ情報はデ
コード表示制御部15によってRGB信号に変換されて
表示メモリ16の所定のアドレスに書込まれる。表示メ
モリ16はキャプション信号に基づくビットマップデー
タを保持して、水平及び垂直走査に応じて切換え混合部
21に出力する。なお、デコード表示制御部15はキャ
プションデータの表示位置を示すキャプション選択信号
Ysを生成して切換え混合部21に出力する。
【0013】ユーザーによって図示しないリモコン装置
が操作されると、リモコン受信部23はリモコン操作に
基づく情報をCPU17に出力する。CPU17はこの
情報または図示しない本体キー操作によって発生する情
報に基づいて選局などの各種制御を行う。例えば、リモ
コン装置などによって、チャンネル切り換えや音量調
整、あるいは各種映像メニューの表示等が指示される
と、CPU17はこれらの指示に対応するオンスクリー
ン表示情報をOSD回路18に出力する。CG(キャラ
クタ・グラフィックメモリ(以下、CGメモリ)20は
オンスクリーン表示情報によって示される文字及び図形
等のキャラクタに対応するビットマップデータを格納し
ている。表示制御部19はオンスクリーン表示情報に基
づいてCGメモリ20を制御して、指定されたキャラク
タをオンスクリーン表示情報によって示される表示位置
に表示させるためのRGB信号を出力させる。OSD回
路18からのRGB信号は切換え混合部21に供給され
る。また、表示制御部19はキャラクタ情報の表示位置
を示すOSD選択信号Yoを生成して切換え混合部21
に出力する。
【0014】切換え混合部21は、キャプション受信装
置13から供給されるRGB信号とOSD回路18から
供給されるRGB信号とを親画面と子画面との映像信号
を合成したRGB信号に各選択信号Ys,Yoに基づい
て重ね合わせる。切換え混合部21の出力信号は、図示
しない出力部(RGBドライブ回路)を介してCRT2
2に供給されて画面表示される。
【0015】ところで、このような構成の従来における
テレビジョン受像機においては、前述したように親画面
中に子画面表示、キャプション表示及びOSD表示を同
時に行うことが可能である。この場合におけるCRT2
2の画面表示例として、例えば図7に示すような画面表
示例がある。
【0016】図7に示すようにCRT22の画面22a
上には、キャプション表示の一例としてのキャプション
表示部13aと、OSD機能の表示例で前記画面22a
上部にチャンネル番号と時刻表示とを示すOSD表示部
18a、18bと、子画面表示機能の表示例で画面22
a下部に子画面表示部22bとが同時に表示されてい
る。尚、図7のキャプション表示部13aは、字幕表示
の例であり、表示範囲として画面22aの下部に4行分
の領域が設定されている。
【0017】通常、子画面表示による子画面表示部22
bは画面22aの右下に表示して使用することが一般的
であり、また、字幕表示等のキャプション表示部13a
も画面22aの下部に表示されることが多い。このた
め、子画面表示部22bを表示しながら、キャプション
表示部13aとして字幕放送等のキャプション表示を行
った場合には、図7に示すようにキャプション表示部1
3aと子画面表示部22bとが重なってしまうことがあ
り、子画面表示部22bが見えにくいという問題点があ
る。
【0018】そこで、ユーザーが子画面表示部22bを
例えばテレビ画面22aの右上に移動させて表示する機
能を備えたものも採用されている。しかしながら、放送
番組によってはキャプション表示部13aはテレビ画面
22aの全範囲に表示される。結局、この場合には、子
画面表示部22bの位置に拘らず、子画面表示部22b
とキャプション表示部13aとは重なってしまい、子画
面表示部22bが見えにくいという問題があった。
【0019】また、キャプション表示部13aによって
字幕情報の表示を行っている場合には、図8に示すよう
に、音量調整のOSD表示部18cをOSD表示しよう
としても、OSD表示部18cとキャプション表示部1
3aとが重なってしまうことがあり、結果として見えに
くいという問題点がある。
【0020】特に、図9に示す画質調整メニューのOS
D表示部18dを表示する場合、あるいは図10に示す
キャプションチャンネル選択メニュー等のOSD表示部
18eを表示する場合においては、これらのOSD表示
部の表示面積(表示範囲)が比較的大きいことから、キ
ャプション表示による情報と重なる範囲が広範囲とな
り、キャプション表示部13aの欠落部分が大きくなっ
て、キャプションう表示が極めて見にくくなってしまう
という問題点があった。
【0021】さらに、子画面表示とキャプション表示と
OSD表示とを同時に行った場合には、各々の表示が重
なってしまい、画面が一層見にくくなるという問題があ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、キャプシ
ョン受信装置、OSD表示機能及び子画面表示機能を有
した従来のテレビジョン受像機では、キャプション表示
部とOSD表示部とが重なって表示されることがあり、
両表示部が見えにくいという問題点があった。
【0023】また、子画面表示部と親画面のキャプショ
ン表示部とが重なってしまうこともあり、子画面表示部
が見えにくいという問題点があった。
【0024】さらに、子画面表示とキャプション表示と
OSD表示とを同時に行うと、各々の表示部が重なっ
て、画面が一層見にくくなるという問題点があったそこ
で、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、キャ
プション表示とOSD表示とをOSD表示内容に応じて
画面上の最適な位置に移動させることにより、キャプシ
ョン表示とOSD表示とを重なることなく表示すること
ができるテレビジョン受像機の提供を目的とする。
【0025】また、本発明は、キャプション表示を画面
上の最適な位置に移動させることにより、子画面表示と
親画面のキャプション表示とを重なることなく表示する
ことができるテレビジョン受像機の提供を目的とする。
【0026】さらに、本発明は、子画面表示に対してキ
ャプション表示を画面上の最適な位置に移動させて表示
すると共に、キャプション表示とOSD表示とをOSD
表示内容に応じて画面上の最適な位置に移動させて各々
表示することにより、子画面表示とキャプション表示と
OSD表示とが重なることなく表示することができるテ
レビジョン受像機の提供を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
テレビジョン受像機は、テレビジョン信号に多重化され
たキャプション信号をデコードしてキャラクタ情報を生
成し、生成したキャラクタ情報に基づくキャプション表
示を前記テレビジョン信号に基づく映像に重ね合わせな
がら表示画面上の所定位置に表示するクローズドキャプ
ション受信手段と、所定のオンスクリーン表示を前記テ
レビジョン信号に基づく映像に重ね合わせながら前記表
示画面上の所定位置にオンスクリーン表示するオンスク
リーン表示手段と、前記クローズドキャプション受信手
段によるキャプション表示の表示状態を制御するキャプ
ション表示制御手段と、前記オンスクリーン表示手段に
よるオンスクリーン表示の表示位置を制御するオンスク
リーン表示制御手段と、前記キャプション表示と前記オ
ンスクリーン表示とが前記表示画面上で重ならないよう
に、前記キャプション表示制御手段及び前記オンスクリ
ーン表示制御手段の少なくとも一方を制御する制御手段
と、を具備したものであり、本発明の請求項5に係るテ
レビジョン受像機は、テレビジョン信号に多重化された
キャプション信号をデコードしてキャラクタ情報を生成
し、生成したキャラクタ情報に基づくキャプション表示
を前記テレビジョン信号に基づく映像に重ね合わせなが
ら表示画面上の所定位置に表示するクローズドキャプシ
ョン受信手段と、複数のテレビジョン信号を同時に受信
し、この内所定のテレビジョン信号に基づく映像を前記
表示画面上に主画面として表示すると共に、他の複数の
テレビジョン信号に基づく映像を前記表示画面上に副画
面として前記主画面に重ねて同時に表示することが可能
な多画面表示手段と、前記クローズドキャプション受信
手段によるキャプション表示の表示状態を制御するキャ
プション表示制御手段と、前記クローズドキャプション
受信手段によるキャプション表示と前記多画面表示手段
による副画面とが前記表示画面上で重なるか否かを判定
する判定手段と、前記判定結果に基づいて前記キャプシ
ョン表示制御手段を制御することにより、前記キャプシ
ョン表示を前記副画面に重ねることなく表示させる制御
手段と、を具備したものであり、本発明の請求項6に係
るテレビジョン受像機は、テレビジョン信号に多重化さ
れたキャプション信号をデコードしてキャラクタ情報を
生成し、生成したキャラクタ情報に基づくキャプション
表示を前記テレビジョン信号に基づく映像に重ね合わせ
ながら表示画面上の所定位置に表示するクローズドキャ
プション受信手段と、所定のオンスクリーン表示を前記
テレビジョン信号に基づく映像に重ね合わせながら前記
表示画面上の所定位置にオンスクリーン表示するオンス
クリーン表示手段と、複数のテレビジョン信号を同時に
受信し、この内所定のテレビジョン信号に基づく映像を
前記表示画面上に主画面として表示すると共に、他の複
数のテレビジョン信号に基づく映像を前記表示画面上に
副画面として前記主画面に重ねて同時に表示することが
可能な多画面表示手段と、前記クローズドキャプション
受信手段によるキャプション表示の表示状態を制御する
キャプション表示制御手段と、前記オンスクリーン表示
手段によるオンスクリーン表示の表示位置を制御するオ
ンスクリーン表示制御手段と、前記キャプション表示と
前記オンスクリーン表示と前記副画面とが前記表示画面
上で重なるか否かを判定して第1の判定結果を出力する
第1の判定手段と、前記オンスクリーン表示の表示面積
を判定して第2の判定結果を出力する第2の判定手段
と、前記第1の判定結果によって前記キャプション表示
と前記オンスクリーン表示と前記副画面表示とが前記表
示画面上で重なることが示された場合には、前記第2の
判定結果に基づいて前記キャプション表示制御手段及び
前記オンスクリーン表示制御手段の少なくとも一方を制
御して、前記キャプション表示、前記オンスクリーン表
示及び前記副画面を前記表示画面上で重ねることなく表
示させる制御手段と、具備したものである。
【0028】
【作用】請求項1記載の本発明のテレビジョン受像機で
は、クローズドキャプション受信手段及びオンスクリー
ン表示手段によって、表示画面上にキャプション表示と
オンスクリーン表示とが同時に表示される。このキャプ
ション表示の表示状態はキャプション表示制御手段によ
り変更可能であり、オンスクリーン表示の表示位置はオ
ンスクリーン表示制御手段によって変更可能である。制
御手段は、これらのキャプション表示制御手段及びオン
スクリーン表示制御手段を制御することにより、表示画
面上でキャプション表示とオンスクリーン表示とが重な
らないようにする。
【0029】請求項5記載の本発明のテレビジョン受像
機では、キャプション表示と多画面表示である副画面と
を表示画面上に同時に表示する場合には、判定手段によ
ってキャプション表示と副画面とが表示画面上で重なる
か否かが判定される。判定手段によって、キャプション
表示と副画面とが重なることが示された場合には、制御
手段はキャプション表示制御手段を制御してキャプショ
ン表示の表示状態を変化させて、キャプション表示と副
画面とを画面上で重ねることなく表示させる。
【0030】請求項6記載の本発明のテレビジョン受像
機では、キャプション表示、オンスクリーン表示及び副
画面が表示画面上で同時に表示される。第1の判定手段
はこれらの表示が画面上で重なっている否かを判定し、
重なっている場合には、第2の判定手段によってオンス
クリーン表示の表示面積が判定される。制御手段は、第
2の判定手段の第2の判定結果に基づいて、キャプショ
ン表示制御手段及びオンスクリーン表示制御手段の少な
くとも一方を制御することにより、キャプション表示、
オンスクリーン表示及び副画面が表示画面上で重なるこ
とを防止する。
【0031】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0032】図1乃至図4は本発明に係るテレビジョン
受像機の一実施例を示し、図1はテレビジョン受像機の
回路構成を示すブロック図、図2はキャプション表示と
OSD表示とを同時に表示する場合における図1に示す
CPUの制御動作を示すフローチャート、図3は子画面
表示とキャプション表示とOSD表示とを同時に表示す
る場合における図1に示すCPUの制御動作を示すフロ
ーチャート、図4は本実施例におけるテレビジョン受像
機の画面表示の一例を示す説明図である。
【0033】尚、図1において図6に示す構成用件と同
様な構成要素については同一の符号を付している。
【0034】図1に示すテレビジョン受像機の回路構成
は、図6に示す従来のテレビジョン受像機の回路構成と
略同様であるが、CPU30による制御動作が従来技術
と異なる。
【0035】図1に示すように、アンテナ1により受信
されたRF(高周波)テレビジョン信号は主チューナ2
と副チューナ4とに供給される。主チューナ2は入力さ
れたRFテレビジョン信号をIF(中間周波)信号に変
換して、映像中間周波回路3に供給する。映像中間周波
回路3は入力されたIF信号を中間周波増幅回路(図示
せず)によって増幅した後、図示しない映像検波回路に
よって検波して合成映像信号を得る。更に、映像中間周
波回路3は、合成映像信号から図示しない音声検波回路
によって映像信号と音声信号とを分離する。
【0036】中間周波増幅回路3からの復調映像信号は
色・映像処理回路6にも与えられる。色・映像処理回路
6は、復調映像信号を輝度信号と色差信号とに復調す
る。また、色・映像処理回路6は、図示しない同期分離
回路によって、復調映像信号から水平及び垂直同期信号
を分離するようになっている。こうして、色・映像処理
回路6からは親画面用の輝度信号及び色差信号と音声信
号とが得られる。なお、音声信号は図示しない音声回路
に与えられる。
【0037】一方、副チューナ4は入力供給されたRF
テレビジョン信号の所定チャンネルをIF信号に変換し
て、映像中間周波回路5に供給する。映像中間周波回路
5及び色・映像処理回路7の構成は夫々映像中間周波回
路3及び色・映像処理回路6と同様であり、映像中間周
波回路5からは復調映像信号が色・映像処理回路7に供
給される。色映像処理回路7は、子画面用の輝度信号及
び色差信号と音声信号とを出力すると共に、子画面用の
復調映像信号から水平及び垂直同期信号を分離して出力
するようになっている。
【0038】A/D変換回路8は色・映像処理回路7か
らの子画面用の輝度信号及び色差信号を夫々ディジタル
化して、メモリ回路9に出力する。メモリ回路9は輝度
信号及び色差信号用のメモリ(図示せず)を有してお
り、子画面用の復調映像信号から分離した同期信号に基
づくクロックを用いて、子画面用の輝度信号及び色差信
号を記憶する。メモリ回路9は親画面用の復調映像信号
から分離した同期信号に基づくクロックを用いて記憶し
た信号を読出すようになっている。メモリ回路9からの
ディジタル信号はD/A変換回路10に与えられ、D/
A変換回路10は、入力された信号をアナログ信号に変
換して2画面合成回路12に供給る。
【0039】2画面合成回路12は、後述する表示制御
部11から出力される親画面用の同期信号に基づく切り
換え信号PHD,PVDに基づいて、親画面の映像信号
(輝度信号及び色差信号)と子画面の映像信号(輝度信
号及び色差信号)とを切り換えて合成し、切換え混合部
21に出力するようになっている。なお、切り換え信号
PHD,PVDは子画面の表示位置を変更するための制
御信号である。例えば、この切り換え信号PHD、PV
Dを制御することにより子画面の表示位置を変更して、
テレビ画面上の4隅のいずれかに子画面を表示させるこ
とが可能である。
【0040】一方、前記映像中間周波回路3からの映像
信号はキャプション受信装置13にも供給される。キャ
プション受信装置13のデータ取込み部は、供給された
映像信号の垂直帰線期間中の所定の水平走査期間に挿入
されているキャプション信号を分離して取り込む。デコ
ード表示制御部15は、CPU30の制御されて、デー
タ取込み部14によって取り込まれたキャプション信号
を解読して文字及び図形等のキャラクタ情報に変換す
る。デコード表示制御部15は、このキャラクタ情報を
RGB信号に変換して、表示メモリ16の所定のアドレ
スに書き込む。また、デコード表示制御部15はキャプ
ションデータの表示位置を示すキャプション選択信号Y
sを生成して切換え混合部21に出力する。表示メモリ
16は、キャプション信号に基づくビットマップデータ
を保持して、水平及び垂直走査に応じて切換え混合部2
1に出力する。
【0041】CPU30にはリモコン受信部23又は図
示しない本体キー装置から情報が供給されるようになっ
ている。リモコン受信部23は図示しないリモコン装置
が操作されると、リモコン操作に基づく情報をCPU3
0に出力する。CPU30はこの情報または図示しない
本体キー操作によって発生する情報に基づいて選局など
の各種制御を行う。例えば、リモコン装置などによっ
て、チャンネル切り換えや音量調整、あるいは各種映像
メニューの表示等が指示されると、CPU30はこれら
の指示に基づいて主チューナ2及び副チューナ4等を制
御する。
【0042】また、CPU30は、キャプション受信装
置13に対する制御、子画面の表示制御及びオンスクリ
ーン表示制御を行うようになっている。例えば、CPU
30はキャプション信号に基づくキャラクタ情報の表示
位置をデコード表示制御部15を用いて制御すると共
に、キャプション表示の表示位置を認識する。また、C
PU30は表示制御部11を用いて子画面表示の表示位
置を制御すると共に、子画面表示の表示位置を認識す
る。更に、CPU30はリモコン装置等の指示に対応す
るオンスクリーン表示情報をOSD回路18に出力する
ようになっている。OSD回路18は表示制御部19及
びCGメモリ20によって構成されている。CGメモリ
20は、オンスクリーン表示情報によって示される文字
及び図形等のキャラクタに対応するビットマップデータ
を格納している。表示制御部19はオンスクリーン表示
情報に基づいてCGメモリ20を制御して、指定された
キャラクタをオンスクリーン表示情報によって示される
表示位置に表示させるためのRGB信号を出力させる。
OSD回路18からのRGB信号は切換え混合部21に
供給される。また、表示制御部19はキャラクタ情報の
表示位置を示すOSD選択信号Yoを生成して切換え混
合部21に出力する。
【0043】切換え混合部21は、各選択信号Ys,Y
oに基づいて、キャプション受信装置13から供給され
るRGB信号とOSD回路18から供給されるRGB信
号とを2画面合成回路12からのRGB信号に重ね合わ
せる。切換え混合部21の出力信号は、図示しない出力
部(RGBドライブ回路)を介してCRT22に供給さ
れ、CRT22は切換え混合部21の出力に基づく画面
表示を行う。
【0044】次に、このように構成されたテレビジョン
受像機の動作について図2を参照して説明する。図2
は、例えばキャプション表示とOSD表示とを同時に行
った場合のCPUの制御動作を示している。
【0045】図1に示すテレビジョン受像機の電源を投
入すると、CPU30は図2に示すステップS41にお
いて、ユーザはリモコン装置または本体キー装置を操作
して、所望のチャンネルの信号を受信させる。リモコン
操作などによるキー入力情報は、CPU30に与えられ
て、主チューナ2及び副チューナ4の選局が制御され
る。
【0046】主チューナ2及び副チューナ4によって、
アンテナ1に誘起したRFテレビジョン信号が夫々選局
される。主チューナ2からのIFテレビジョン信号は映
像中間周波回路3によって増幅された後検波され、復調
映像信号は色・映像処理回路6(図1参照)及びキャプ
ション受信装置13に供給される。こうして、ステップ
S41のキャプション受信が開始されて処理がステップ
S42に進む。
【0047】ステップS42では、キャプション受信装
置13内のデータ取込み部14によって映像信号からキ
ャプション信号が取り込まれる。取り込まれたキャプシ
ョン信号はデコード表示制御部15によってデコード処
理されて、キャラクタ情報に変換される。次いでキャラ
クタ情報はRGB信号に変換され、デコード表示制御部
15によって表示メモリ16の所定の位置(行と列)に
書き込まれる。
【0048】次のステップS43では、ユーザーのリモ
コン操作又は本体のキー入力操作に基づくキー情報がキ
ャプションの表示命令を含んでいるか否かを判別し、キ
ャプション表示の命令が含まれているものと判断した場
合には処理をステップS46に移行し、ステップS44
に進む。
【0049】ステップS44では、ユーザーのリモコン
操作又は本体のキー入力操作に基づくキー情報がOSD
表示命令を含んでいるか否かを判別する。OSD表示命
令が含まれているものと判断した場合にはステップS4
5において、OSD回路を用いてOSD表示処理を行
い、次のステップS53において、キャプションの受信
を終了するか否かを判別する。キャプションの受信を終
了する場合にはステップS54においてキャプション受
信を終了させ、そうでない場合にはステップS42に処
理を戻す。この場合にはCRT22の画面上にはOSD
表示のみが所定の位置に表示されている。
【0050】また、ステップS44において、OSD表
示命令が含まれていないものと判断した場合には、OS
D表示を行うことなく、ステップS53に進んでキャプ
ションの受信を終了するか否かを判別する。この場合に
はCRT22の画面上にはキャプション表示及びOSD
表示のいずれも表示されない。
【0051】いま、ステップS43においてキャプショ
ン表示命令があったものと判断すると、CPU30は、
次のステップS46に処理を移行して、ユーザー操作に
基づくOSD表示命令があるか否かを判断する。OSD
表示命令がないものと判断した場合には、ステップS5
2においてキャプション表示のみを行い、次いでステッ
プ53においてキャプションの受信を終了するか否かを
判別する。この場合にはCRT20の画面上にはキャプ
ション表示のみが所定の位置に表示される。
【0052】また、ステップS46によりOSD表示命
令があると判断した場合には、ステップS47に進む。
ステップS47において、CPU30は、先ず指示され
たOSD表示の表示位置を認識する。通常、表示位置は
OSD表示の内容に応じてあらかじめ設定されている。
キャプションの表示位置はCPU30を介してデコード
表示制御部15に与えられるのであるから、CPU30
によってキャプション表示位置を認識することができ
る。これにより、CPU30はキャプション表示とOS
D表示とが重なるか否かを判定することができる。CP
U30は、キャプション表示とOSD表示とが重ならな
いものと判断した場合には、ステップS51においてO
SD表示を行い、ステップS52においてキャプション
表示を行ってステップS53に移行する。この場合には
通常の表示位置にキャプション表示及びOSD表示が行
われることになる。
【0053】一方、ステップS48においてキャプショ
ン表示とOSD表示とが重なるものと判断された場合に
は、次のステップS48において、OSD表示の面積が
大きいか否かを判定する。画面上に表示しようとするO
SD表示の表示面積が小さい場合には、ステップS48
からステップS49に進み、大きい場合にはステップS
50に進む。尚、この判定は、CPU30によりOSD
表示に対する表示位置の認識結果に基づいて行われるも
のであり、つまりOSD表示の表示内容及び種類に応じ
たOSD表示の画面上における占有率が、所定値以上で
あるか否かを認識することによって判定を可能にする。
【0054】例えば、図8に示す音量調整等のOSD表
示18cのように、OSD表示面積が小さい場合におい
ては、ステップS49の処理が行われる。この場合に
は、OSD表示面積が小さいことから、OSD表示の表
示位置を画面上の表示範囲内で、キャプション表示13
aと重ならない表示範囲に移動することが可能である。
この理由から、ステップS48においてOSD表示18
cの表示面積が小さいものと判断した場合には、キャプ
ション表示13aの表示を変更することなく、OSD表
示18cの表示位置を移動(変更)して表示する。
【0055】即ち、CPU30は、ステップS51にお
いて、OSD回路18内の表示制御部18を制御してキ
ャプションの表示と重ならないように、OSD表示の表
示位置を示す設定値を変更し、変更した設定値に基づく
表示位置にOSD表示を行う。次のステップS52では
キャプション表示が表示される。これにより、キャプシ
ョン表示13aとOSD表示18cとは重なることなく
表示される。
【0056】ところで、ステップS48においてOSD
表示面積が大きいと判断された場合には、単にOSD表
示の表示位置を変更するだけでは、キャプション表示と
OSD表示とが重なってしまう。例えば、図9に示す画
質調整メニュー等のOSD表示18dに示すように、O
SD表示面積が大きい場合には、OSD表示18dを画
面上の他の位置に単純に移動しただけでは、キャプショ
ン表示部13aとOSD表示18dとは広範囲にわたっ
て重なってしまう。そこで、この場合には、OSD表示
18dの表示位置を変更することなく、キャプション表
示の表示形態を変更するようにしている。
【0057】即ち、CPU30はステップS50におい
て、PAC(Preamble Address Code )コマンドを発
生する。キャプション放送においては、通常、表示行及
び列位置を示すPACコマンドが付加されており、この
PACコマンドは表示するキャラクタコードに先立って
受信されている。PACコマンドは行及び列の位置を2
バイトコードで指定するようになっている。CPU30
はこのPACコマンドを用いて、キャプション表示に対
する表示変更処理を行う。
【0058】PACコマンドはCPU30によってデコ
ードされ、デコード表示制御部15にキャプション表示
の表示位置情報として与えられている。デコード表示制
御部15はこの表示位置情報に基づいてキャプション表
示の表示位置を設定している。CPU30はデコード表
示制御部15に供給するPACコマンドの設定値を変更
することにより、キャプション表示の表示位置、即ち表
示桁及び列位置を変更することができる。
【0059】CPU30は、PACコマンドの設定値を
変更することによりキャプション表示の表示変更処理を
行って、キャプション表示がOSD表示と重ならないよ
うに設定する。デコード表示制御部15からのRGB信
号は、変更されたPACコマンドの設定値に基づく表示
位置に対応する表示メモリ16の所定アドレスに書込ま
れる。また、変更されたPACコマンドの設定値に基づ
く表示位置に、表示メモリ16から読み出したRGB信
号を表示するように、キャプション選択信号Ys信号を
生成して切換え混合部21に出力する。切換え混合部2
1はキャプション表示選択信号Ys信号に基づくタイミ
ングで親子画面用のRGB信号とキャプション表示用の
RGB信号を切換える。
【0060】こうして、OSD表示の表示位置とは異な
る位置にキャプション表示が行われる(ステップS5
1,S52)。
【0061】尚、ステップS50によるキャプションの
表示変更処理においては、キャプション表示の表示行を
変更する以外に、例えば表示行の適当な列の位置で改行
することもできる。更に、ステップS50では、PAC
コマンドによる表示変更処理以外にも、ポップオン(Po
p On)モード、ペイントオン(Paint On)モード又はロ
ールアップ(Roll Up )モード等のモード変更による表
示の変更が可能であり、更に、表示行数を2、3行と少
なくして表示する等の表示変更処理を行うことも可能で
ある。
【0062】このようにして、キャプション表示とOS
D表示とを行った後、ステップS53によりキャプショ
ン表示するための受信を終了するか否かを判別し、終了
しない場合にはユーザーによるキャプション受信終了の
命令があるまで、上記の作業を継続する。またユーザに
よるキャプション受信終了の命令がある場合にはキャプ
ション表示を終了と判断し、キャプション表示の受信を
終了する。
【0063】このように、キャプション表示とOSD表
示とを同時に表示する場合には、CPU30によってO
SD表示がキャプション表示と重なるか否かを判断する
と共に、重なる場合にOSD表示の面積が大きいか否か
を判断して、OSDの表示位置変更処理又はキャプショ
ン表示の表示変更処理を行っており、キャプション表示
とOSD表示とが重なって表示されることを防止してい
る。
【0064】図4は図2のフローを実行した場合の表示
画面の一例を示す説明図である。
【0065】図4に示すように、OSD表示部18eは
図10に示すキャプションチャンネル選択メニュー等の
OSD表示と同様の表示内容であるが、この場合のOS
D表示位置はCRT22の画面22aの右上に移動さ
せ、且つキャプション表示部13aを所定位置で表示し
たものである。つまり、この場合CPU30における前
記ステップS48において、キャプションチャンネルメ
ニュー等のOSD表示内容から表示面積が小さいと判断
するとともに、表示位置の変更が可能と判断する。そし
て、前記ステップS49により、キャプション表示と重
ならないように表示するためにOSD表示の表示位置
を、例えば画面上の右上となるように変更してOSD表
示するとともに、キャプション表示を所定位置で表示す
る。こうして、OSD表示部18dとキャプション表示
部13aとを重ねることなく同時に表示することができ
る。
【0066】次に、本実施例におけるテレビジョン受像
機を用いて、例えば子画面表示とキャプション表示とO
SD表示とを同時に行った場合のCPUの制御動作を図
3を参照しながら詳細に説明する。
【0067】図3は子画面表示とキャプション表示とO
SD表示を同時に行う場合の図1に示すテレビジョン受
像機のCPUの制御動作を示すフローチャートである。
【0068】尚、子画面の表示位置は所定の位置を変更
しないものとし、図3において図2と同一の処理部分に
は同一番号を付して説明を省略する。
【0069】今、図1に示すテレビジョン受像機の電源
を投入したとする。そこで、CPU30は図3に示すよ
うに、先ずステップS41において、キャプション受信
装置13によるキャプションの受信を開始する。
【0070】そしてステップS42において、キャプシ
ョン受信装置13内のデータ取込み部14でキャプショ
ン信号を取り込み、このキャプション信号をデコード表
示制御部16によりデコードを行う。デコードすること
によってキャプション情報に基づくキャラクタ情報が生
成され、次いでこのキャラクタ情報をRGBに変換して
表示メモリ16の所定の位置(行と列)に書き込む。
【0071】次に、ステップS60ではキャプションの
受信処理を行いながら子画面をCRT22画面上の所定
の位置に表示する。この子画面表示は2画面合成回路1
2により親画面の映像信号と子画面の映像信号とを、表
示制御部11からの切り換え信号PHD、PVDに基づ
き切り換えて合成し、切換え混合部21を介してCRT
22画面上に表示する。
【0072】そして、ステップS43において、ユーザ
によるキャプション表示の表示命令があるか否かを判別
し、キャプション表示命令があると判断した場合には、
ステップS61に進み、キャプション表示命令がないと
判断した場合には、キャプションの表示処理を停止して
ステップS44に進む。
【0073】キャプション表示命令がないと判断した場
合には、ステップS44により更にユーザによるOSD
表示命令があるか否かを判別し、OSD表示の表示命令
がないと判断した場合にはOSDの表示処理を行わな
い。その後ステップS53によりキャプションの受信を
終了するか否かを判別する。このときのCRT22画面
には子画面表示のみ表示されており、キャプション表示
もOSD表示も表示されていない。
【0074】また、前記ステップS44によりOSD表
示の表示命令があると判断した場合には、ステップ63
においてCPU30により表示命令を受けたOSD表示
の表示位置を認識するとともに子画面表示の表示位置も
認識する。そしてこの認識結果からOSD表示の表示位
置が子画面と重なるか否かを判定する。0SD表示の表
示位置の認識は、通常表示位置がOSD表示の内容によ
り予め設定されていることから識別することができる。
また子画面表示に関しては、CPU30の制御により子
画面の表示位置が表示制御部11に与えられ、且つこの
表示制御部11からの切り換え信号PHD,PVDに基
づき2画面合成回路12を制御するものであるから、子
画面の表示位置を認識できる。よって子画面表示とOS
D表示が重なるか否かを判定することができる。
【0075】そこで、OSD表示と子画面表示との表示
位置が重ならないと判断した場合には、ステップS45
によりOSD表示を所定の位置に表示し、その後ステッ
プS53によりキャプションの受信を終了するか否かを
判別する。このときCRT22の画面には子画面表示と
OSD表示とが所定の位置に表示される。
【0076】また、OSD表示と子画面表示との表示位
置が両者の表示が重なると判断した場合には、ステップ
S64によりOSD回路18内の表示制御部19を制御
して子画面の表示位置と重ならないようにOSD表示の
表示位置の設定値を変更する。そして、ステップS45
により変更した設定値に基づく表示位置にOSD表示を
表示し、次いで上記と同様にステップS53でキャプシ
ョンの受信を終了するか否かを判別する。このときCR
T22の画面には、子画面が所定の位置に表示され、一
方OSD表示は前記ステップS64により変更した位置
に表示される。
【0077】次に、前記ステップS43によるキャプシ
ョン表示命令の判別で、キャプションの表示命令がある
と判断した場合にはキャプションの表示処理を行う。そ
してステップS61によりキャプション表示と子画面表
示との表示位置が重なるか否かを判定する。この判定
は、キャプション表示と子画面表示との表示位置を先ず
識別し、この識別結果に基づいて判定するものである。
子画面の表示位置の識別は前述したようにCPU30に
より表示制御部11を制御するものであるから、子画面
の表示位置を認識できる。また、キャプションの表示位
置の識別はCPU30によりデコード表示制御部15を
制御するものであるから、キャプション表示の表示位置
を認識できる。よってキャプション表示と子画面表示と
が重なるか否かを判定することができる。
【0078】そこで、キャプション表示と子画面表示と
が重ならないと判断した場合には、キャプション表示を
所定の表示位置で表示するように表示処理を行い、ステ
ップS45に進む。
【0079】また、キャプション表示と子画面表示とが
重なると判断した場合には、子画面の表示位置はそのま
まの位置で表示し、ステップS62によりキャプション
表示の表示位置を変更して表示するようにする。このス
テップS62によるキャプション表示の表示位置の変更
は、CPU30によりキャプション受信装置13内のデ
コード表示制御部15を制御して子画面の表示位置と重
ならないようにキャプションの表示位置の設定値を変更
する。
【0080】例えば、キャプション情報中の表示行及び
列位置を示すPACをCPU30により変更し、その後
PACを変更した表示位置を示す情報をデコード表示制
御部15に供給する。デコード表示制御部15はPAC
が変更された表示情報に基づきキャラクタ情報に応じた
RGB信号を表示メモリ16に書き込む。
【0081】尚、前記ステップS62におけるCPU3
0によるキャプションの表示変更処理において、キャプ
ション表示の表示行を変更する以外に、例えば表示行の
適当な列の位置で改行する、Pop OnモードあるいはPai
n Onモードの場合に、Roll Upモードに変更して、さ
らに表示行数を2、3行と少なくして表示する等の表示
変更処理を行うことも可能である。
【0082】次に、ステップS62によるキャプション
の表示制御の後、ステップS46において、ユーザのO
SD表示命令があるか否かを判別する。OSD表示命令
がないと判断した場合には、ステップS52によりキャ
プション表示を行い、その後ステップS53でキャプシ
ョンの受信を終了するか否かを判別する。このときCR
T22の画面には子画面表示とキャプション表示とが表
示され、キャプション表示は所定の位置、あるいは前記
ステップS62により変更した位置に表示される。
【0083】また、前記ステップS46によるOSD表
示命令の判別でOSD表示命令があると判断した場合に
は、ステップS65に進む。このステップS65ではC
PU30により表示命令を受けたOSD表示の表示位置
を認識するとともに子画面表示の表示位置も認識し、こ
の認識結果からOSD表示の表示位置が子画面と重なる
か否かを判定する。0SD表示の表示位置の認識は、通
常表示位置がOSD表示の内容により予め設定されてい
ることから、識別することができる。また子画面表示に
関しては子画面の表示位置がCPU30により表示制御
部11を制御するものであるから、子画面の表示位置を
認識できる。よって子画面表示とOSD表示との表示位
置が重なるか否かを判定することができる。
【0084】そこで、子画面表示とOSD表示とが重な
ると判断した場合には、ステップS66に進み、ここで
OSD表示の表示位置の変更を行う。つまりOSD表示
が子画面表示と重ならないように移動するために、CP
U30によりOSD回路18内の表示制御部19を制御
してOSD表示の表示位置を変更する。このOSD表示
位置の変更は、例えば子画面がCRT22の画面の右
下、あるいは右上に表示されているならば、OSD表示
をCRT22の画面の左上に表示するように制御する。
【0085】そして次に、ステップS47において、変
更した表示位置にOSDを表示した場合にこのOSD表
示とキャプション表示との表示位置が重なるか否かを判
定する。
【0086】また、前記ステップS65によるOSDの
表示位置が子画面表示と重なるか否かの判定で、子画面
表示とOSD表示との表示位置が重ならない場合には、
ステップS47によりOSD表示を所定の位置に表示し
た場合に、OSD表示の表示位置とキャプション表示の
表示位置とが重なるか否かを判定する。この場合、CP
U30はキャプション表示とOSDとの表示位置の判定
のために、OSD回路18内の表示制御部19により表
示命令を受けたOSDの表示位置が、所定の表示位置で
あるか、あるいは前記ステップS66により変更した表
示位置であるかを認識する。また、キャプション受信装
置13内のデコード表示制御部15によりキャプション
の表示位置が所定の表示位置であるか、あるいは前記ス
テップS62により変更した表示位置であるかを認識す
る。
【0087】そして、キャプション表示とOSD表示と
の表示位置が重ならないと判断した場合には、ステップ
S51より所定の位置あるいは変更した位置にOSD表
示を表示し、同様にステップS52によりキャプション
も表示する。
【0088】また、キャプション表示とOSD表示との
表示位置が重なると判断した場合には、ステップS48
に進み、ここで表示しようとするOSDの表示面積が大
きいか小さいかを判定する。尚、この判定は、図2に示
すステップS48における判定と同様に行う。
【0089】したがって、このステップS48によりO
SD表示面積が小さいと判断した場合には、ステップS
49によりキャプション表示はそのままの表示位置で表
示し、OSD表示の表示位置を変更して表示するように
する。つまり、ステップS49においては、CPU30
によりOSD回路18内の表示制御部19を制御してキ
ャプション表示及び子画面表示の表示位置と重ならない
ようにOSDの表示位置の設定値を変更する。そして、
ステップS51により変更した設定値に基づく表示位置
にOSD表示を表示し、次いでステップS52によりキ
ャプション表示も表示する。
【0090】また、OSD表示面積が大きいと判断した
場合には、OSDの表示位置はそのままの表示位置で表
示し、ステップS67によりキャプション表示を表示位
置を変更して表示するようにする。この場合のステップ
S67では、CPU30によりキャプション受信装置1
3内のデコード表示制御部15を制御してOSD表示及
び子画面表示の表示位置と重ならないようにキャプショ
ン表示の表示位置の設定値を変更する。
【0091】例えば、前記ステップS62と同様にキャ
プションデータ中の表示行及び列位置を示すPACをC
PU30により変更して、デコード表示制御部15に表
示位置の情報を変更して与え、表示メモリ16にキャラ
クタを書き込む。そしてステップS51によりOSD表
示を所定の位置あるいは前記ステップS66により変更
した表示位置に表示し、次いでステップS52で前記ス
テップS67により変更した表示位置にキャプション表
示を表示する。
【0092】尚、前記ステップS67による表示処理は
CPU30によりキャプションの表示行を変更する以外
に、表示行の適当な列の位置で改行する、Pop Onモー
ドあるいはPaint Onモードの場合に、Roll Upモード
に変更して表示行数を2、3行と少なくして表示する等
の処理を行うことも可能である。
【0093】また、キャプション表示の際に高い周波数
の表示クロックを用いてCRT22の画面の横方向に圧
縮して表示すれば、キャプション表示がテレビ画面上で
占める割合は小さくなるが子画面及びOSDの表示と重
ならずに表示することも可能である。
【0094】このようにして、キャプション表示とOS
D表示とを行った後、ステップS53によりキャプショ
ン表示するための受信を終了するか否かを判別し、終了
しない場合にはユーザーによるキャプション受信終了の
命令があるまで、上記の作業を継続する。またユーザに
よるキャプション受信終了の命令がある場合にはキャプ
ション表示を終了と判断し、ステップS54によりキャ
プション表示の受信を終了する。
【0095】尚、子画面表示の表示位置を一定にしてい
る場合について説明したが、これは特に子画面に動画映
像を表示している場合等に表示位置を変更すると映像が
見づらくなるためである。つまり図5に示すように予め
子画面表示の表示位置をCRT22の画面22a上の右
上に指定しておくと、字幕等のキャプションの表示は一
般に画面下部が多く、またOSD表示は画面22aの左
上に表示できるため、各々の表示が重なる場合が少なく
なり、より効果的である。
【0096】したがって、子画面表示とキャプション表
示とOSD表示とを同時に表示する時、上記のようにC
PU30による表示制御することにより、子画面表示と
キャプション表示とOSD表示とが重なることなく同時
に表示することができる。
【0097】図5は子画面表示とキャプション表示とO
SD表示とを同時に表示する場合に、上記の如くCPU
により表示制御した場合の表示画面の一例を示す説明図
である。
【0098】図5に示すように、OSD表示部18fは
図7に示すチャンネル番号等のOSD表示部18bと同
様の表示内容であるが、この場合のOSD表示位置は例
えばCRT22の画面22aの左上に移動させて、しか
も子画面表示部22c及びキャプション表示部13cと
同時表示した場合の表示例である。すなわちOSD表示
部18fとは子画面表示部22cと重ならずに表示され
ている。また、子画面表示部22cの表示位置は、予め
CRT22の画面22aの右上に表示するように予め設
定されている場合であり、さらにキャプション表示部1
3cは前記ステップS62により例えば通常表示範囲で
ある4列を3列に列数の変更処理を行い、表示したもの
である。このため、子画面表示部22cとキャプション
表示部13cとは重なることなく表示されている。
【0099】このように、本実施例によれば、子画面表
示とキャプション表示とOSD表示とを同時に表示する
場合において、各々の表示が重なることなく表示するこ
とができる。これによりユーザにとって画面が見易くな
ることは勿論のこと、所望する情報が容易に得ることが
できるとともに、操作性の向上も図ることができる。
【0100】尚、本実施例においては、CPUによる表
示制御の際にOSD表示の表示面積によってOSD表示
の表示位置を変更するか、またはキャプションの表示位
置を変更するかの判定を行うことについて説明したが、
これに限定するものではなく、例えばOSD表示の表示
内容がキャプションの表示より優先するか否か、または
OSD表示の表示位置を変更しても使用するユーザーに
支障がないかどうかといったOSD表示の内容の重要性
によって判定するように表示制御するようにしても良
い。また、現在表示されているキャプション表示と表示
しようとするOSD表示とのCRT画面上での距離が近
いかどうかといった内容で判定するように表示制御する
ようにしても良い。
【0101】また、本実施例においては、上記の如く子
画面、キャプション、OSDの表示が各々重ならないよ
うなCPUによる表示処理を説明したが、例えばキャプ
ションとOSDとを同時に表示した間に、画面上にキャ
プションの表示位置が大きく変化することが考えられ
る。しかしながらその度毎にOSD、あるいはキャプシ
ョンの表示位置を変更すると画面で各々の表示が見づら
くなるため、そのような場合には両者が重なったまま表
示するように表示制御を行うようにしても良い。
【0102】また、このようなOSD表示の表示位置の
移動はキャプションの表示の有無、あるいは子画面の表
示の有無に限らず、同時に複数のOSD表示を行う場合
においても有効である。
【0103】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、CR
Tの画面上に子画面表示とキャプション表示とOSD表
示とを同時に表示する場合において、キャプション表示
の表示位置、またはOSD表示の表示位置を変更するよ
うにCPUを用いて表示制御を行うことにより、各々の
表示が重なることなく表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の一実
施例を示すブロック図。
【図2】図2は図1に示すテレビジョン受像機の表示制
御を説明するフローチャート図。
【図3】図3は図1に示すテレビジョン受像機の表示制
御を説明するフローチャート図。
【図4】図4は図2に示す表示制御を行った場合の表示
画面の一例を示す説明図。
【図5】図5は図3に示す表示制御を行った場合の表示
画面の一例を示す説明図。
【図6】図6は従来におけるテレビジョン受像機の回路
構成を示すブロック図。
【図7】図7は図6に示すテレビジョン受像機の表示画
面の一例を示す説明図。
【図8】図8はOSD表示における音量調整の表示例を
示す画面表示図。
【図9】図9はOSD表示における画質調整メニューの
表示例を示す画面表示図。
【図10】図10はOSD表示におけるキャプションチ
ャンネル選択メニューの表示例を示す説明図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…主チューナ、4…副チューナ、3、
5…映像中間周波回路、 6、7…色・映像処理回路、
11…表示制御部、12…2画面合成回路、13…キャ
プション受信装置、13a…キャプション表示部、14
…データ取 込部、15…デコード表示制御部、16…
表示メモリ、18…OSD回路、18a…OSD表示
部、19…表示制御部、20…CGメモリ、21…切換
混合部、22…CRT、22a…画面、22b…子画面
表示部、30…CPU、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号に多重化されたキャプシ
    ョン信号をデコードしてキャラクタ情報を生成し、生成
    したキャラクタ情報に基づくキャプション表示を前記テ
    レビジョン信号に基づく映像に重ね合わせながら表示画
    面上の所定位置に表示するクローズドキャプション受信
    手段と、 所定のオンスクリーン表示を前記テレビジョン信号に基
    づく映像に重ね合わせながら前記表示画面上の所定位置
    にオンスクリーン表示するオンスクリーン表示手段と、 前記クローズドキャプション受信手段によるキャプショ
    ン表示の表示状態を制御するキャプション表示制御手段
    と、 前記オンスクリーン表示手段によるオンスクリーン表示
    の表示位置を制御するオンスクリーン表示制御手段と、 前記キャプション表示と前記オンスクリーン表示とが前
    記表示画面上で重ならないように、前記キャプション表
    示制御手段及び前記オンスクリーン表示制御手段の少な
    くとも一方を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記オンスクリーン表
    示の表示面積を判定して判定結果を出力する判定手段
    と、 前記判定結果に基づいて前記キャプション表示制御手段
    又は前記オンスクリーン表示制御手段の一方を選択的に
    動作させる表示変更手段とを具備したことを特徴とする
    請求項1に記載のテレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記キャプション表示
    と前記オンスクリーン表示とが前記表示画面上で重なる
    か否かを判定して第1の判定結果を出力する第1の判定
    手段と、 前記オンスクリーン表示の表示面積を判定して第2の判
    定結果を出力する第2の判定手段と、 前記第1の判定結果に基づいて前記キャプション表示と
    前記オンスクリーン表示とが前記表示画面上で重なるこ
    とが示された場合には、前記第2の判定結果に基づいて
    前記キャプション表示制御手段又は前記オンスクリーン
    表示制御手段の一方を選択的に動作させる表示変更手段
    とを具備したことを特徴とする請求項1に記載のテレビ
    ジョン受像機。
  4. 【請求項4】 前記表示変更手段は、 前記オンスクリーン表示の表示面積が所定値よりも小さ
    い場合には前記オンスクリーン表示制御手段を動作さ
    せ、前記オンスクリーン表示の表示面積が所定値よりも
    大きい場合には前記キャプション表示制御手段を動作さ
    せて、前記キャプション表示と前記オンスクリーン表示
    とを重ねないようにすることを特徴とする請求項3に記
    載のテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】テレビジョン信号に多重化されたキャプシ
    ョン信号をデコードしてキャラクタ情報を生成し、生成
    したキャラクタ情報に基づくキャプション表示を前記テ
    レビジョン信号に基づく映像に重ね合わせながら表示画
    面上の所定位置に表示するクローズドキャプション受信
    手段と、 複数のテレビジョン信号を同時に受信し、この内所定の
    テレビジョン信号に基づく映像を前記表示画面上に主画
    面として表示すると共に、他の複数のテレビジョン信号
    に基づく映像を前記表示画面上に副画面として前記主画
    面に重ねて同時に表示することが可能な多画面表示手段
    と、 前記クローズドキャプション受信手段によるキャプショ
    ン表示の表示状態を制御するキャプション表示制御手段
    と、 前記クローズドキャプション受信手段によるキャプショ
    ン表示と前記多画面表示手段による副画面とが前記表示
    画面上で重なるか否かを判定する判定手段と、 前記判定結果に基づいて前記キャプション表示制御手段
    を制御することにより、前記キャプション表示を前記副
    画面に重ねることなく表示させる制御手段と、 を具備したことを特徴とするテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】テレビジョン信号に多重化されたキャプシ
    ョン信号をデコードしてキャラクタ情報を生成し、生成
    したキャラクタ情報に基づくキャプション表示を前記テ
    レビジョン信号に基づく映像に重ね合わせながら表示画
    面上の所定位置に表示するクローズドキャプション受信
    手段と、 所定のオンスクリーン表示を前記テレビジョン信号に基
    づく映像に重ね合わせながら前記表示画面上の所定位置
    にオンスクリーン表示するオンスクリーン表示手段と、 複数のテレビジョン信号を同時に受信し、この内所定の
    テレビジョン信号に基づく映像を前記表示画面上に主画
    面として表示すると共に、他の複数のテレビジョン信号
    に基づく映像を前記表示画面上に副画面として前記主画
    面に重ねて同時に表示することが可能な多画面表示手段
    と、 前記クローズドキャプション受信手段によるキャプショ
    ン表示の表示状態を制御するキャプション表示制御手段
    と、 前記オンスクリーン表示手段によるオンスクリーン表示
    の表示位置を制御するオンスクリーン表示制御手段と、 前記キャプション表示と前記オンスクリーン表示と前記
    副画面とが前記表示画面上で重なるか否かを判定して第
    1の判定結果を出力する第1の判定手段と、 前記オンスクリーン表示の表示面積を判定して第2の判
    定結果を出力する第2の判定手段と、 前記第1の判定結果によって前記キャプション表示と前
    記オンスクリーン表示と前記副画面表示とが前記表示画
    面上で重なることが示された場合には、前記第2の判定
    結果に基づいて前記キャプション表示制御手段及び前記
    オンスクリーン表示制御手段の少なくとも一方を制御し
    て、前記キャプション表示、前記オンスクリーン表示及
    び前記副画面を前記表示画面上で重ねることなく表示さ
    せる制御手段と、を具備したことを特徴とするテレビジ
    ョン受像機。
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