JPH07273634A - Cmosドライバ回路 - Google Patents
Cmosドライバ回路Info
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- JPH07273634A JPH07273634A JP6062265A JP6226594A JPH07273634A JP H07273634 A JPH07273634 A JP H07273634A JP 6062265 A JP6062265 A JP 6062265A JP 6226594 A JP6226594 A JP 6226594A JP H07273634 A JPH07273634 A JP H07273634A
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- Japan
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- voltage
- terminal
- channel
- mos
- threshold voltage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライバ回路の出力電圧の変化による消費電
力を低減することである。 【構成】 所定の閾値電圧を有するnチャネルFETと
所定の他の閾値電圧を有するpチャネルFETとの直列
回路と、前記直列回路のpチャネルFET側端子に基準
電圧を与えるための配線と、前記直列回路のnチャネル
FET側端子に前記基準電圧に対して正の電源電圧を与
えるための配線と、前記nチャネルFETと前記pチャ
ネルFETのそれぞれの制御端子同士を接続するための
配線とを含む。
力を低減することである。 【構成】 所定の閾値電圧を有するnチャネルFETと
所定の他の閾値電圧を有するpチャネルFETとの直列
回路と、前記直列回路のpチャネルFET側端子に基準
電圧を与えるための配線と、前記直列回路のnチャネル
FET側端子に前記基準電圧に対して正の電源電圧を与
えるための配線と、前記nチャネルFETと前記pチャ
ネルFETのそれぞれの制御端子同士を接続するための
配線とを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOSドライバ回路
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOSドライバ回路の例を図2
に示す。図2(A)は、pチャネルMOSFET(以下
pMOSという)10とnチャネルMOSFET(以下
nMOSという)11とを直列に接続したCMOSドラ
イバ回路を示す。
に示す。図2(A)は、pチャネルMOSFET(以下
pMOSという)10とnチャネルMOSFET(以下
nMOSという)11とを直列に接続したCMOSドラ
イバ回路を示す。
【0003】pMOS10のソース端子及びnMOS1
1のソース端子は、それぞれ電源電圧VDD及び接地電位
VSSに接続されている。pMOS10及びnMOS11
のドレイン端子は、ともに出力端子OUT3に接続され
ており、出力信号を形成する。pMOS10及びnMO
S11のゲート端子は、ともに入力端子IN3に接続さ
れており、双方のMOSのゲート端子に同一の入力信号
が印加される。
1のソース端子は、それぞれ電源電圧VDD及び接地電位
VSSに接続されている。pMOS10及びnMOS11
のドレイン端子は、ともに出力端子OUT3に接続され
ており、出力信号を形成する。pMOS10及びnMO
S11のゲート端子は、ともに入力端子IN3に接続さ
れており、双方のMOSのゲート端子に同一の入力信号
が印加される。
【0004】入力信号電圧がVSSのとき、pMOS10
がオン状態になりnMOS11がオフ状態になる。出力
端子OUT3に接続された負荷容量がpMOS10を通
して充電され、出力端子OUT3の電圧がVDDとなる。
がオン状態になりnMOS11がオフ状態になる。出力
端子OUT3に接続された負荷容量がpMOS10を通
して充電され、出力端子OUT3の電圧がVDDとなる。
【0005】入力信号電圧がVDDに変化すると、pMO
S10がオフ状態になり、nMOS11がオン状態にな
る。出力端子OUT3に接続された負荷容量に充電され
ている電荷はnMOS11を通して放電され、出力端子
OUT3の電圧はVSSとなる。
S10がオフ状態になり、nMOS11がオン状態にな
る。出力端子OUT3に接続された負荷容量に充電され
ている電荷はnMOS11を通して放電され、出力端子
OUT3の電圧はVSSとなる。
【0006】図2(B)は、ディプレッション型nMO
S12とエンハンスメント型nMOS13とを直列に接
続したnMOSドライバ回路を示す。nMOS12のド
レイン端子及びnMOS13のソース端子は、それぞれ
電源電圧VDD及び接地電位VSSに接続されている。nM
OS12のソース端子及びnMOS13のドレイン端子
は、ともに出力端子OUT4に接続されており、出力信
号を形成する。nMOS12のゲート端子は自己のソー
ス端子に接続されており、nMOS13の負荷抵抗とし
て働く。nMOS13のゲート端子には入力端子IN4
が接続されており、入力信号が印加される。
S12とエンハンスメント型nMOS13とを直列に接
続したnMOSドライバ回路を示す。nMOS12のド
レイン端子及びnMOS13のソース端子は、それぞれ
電源電圧VDD及び接地電位VSSに接続されている。nM
OS12のソース端子及びnMOS13のドレイン端子
は、ともに出力端子OUT4に接続されており、出力信
号を形成する。nMOS12のゲート端子は自己のソー
ス端子に接続されており、nMOS13の負荷抵抗とし
て働く。nMOS13のゲート端子には入力端子IN4
が接続されており、入力信号が印加される。
【0007】入力信号電圧がVSSのとき、nMOS13
がオフ状態になる。出力端子OUT4に接続された負荷
容量がnMOS12を通して充電され、出力端子OUT
4の電圧がVDDとなる。
がオフ状態になる。出力端子OUT4に接続された負荷
容量がnMOS12を通して充電され、出力端子OUT
4の電圧がVDDとなる。
【0008】入力信号電圧がVDDに変化すると、nMO
S13がオン状態になる。出力端子OUT4に接続され
た負荷容量に充電されている電荷はnMOS13を通し
て放電され、出力端子OUT4の電圧はVSSとなる。
S13がオン状態になる。出力端子OUT4に接続され
た負荷容量に充電されている電荷はnMOS13を通し
て放電され、出力端子OUT4の電圧はVSSとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来例で
は、入力信号の振幅がVDD〜VSSの間で変化すると、出
力信号の振幅もVDD〜VSSの間で変化する。このため、
ドライバ回路の負荷容量を電圧VDDまで充電、または電
圧VSSまで放電する必要がある。
は、入力信号の振幅がVDD〜VSSの間で変化すると、出
力信号の振幅もVDD〜VSSの間で変化する。このため、
ドライバ回路の負荷容量を電圧VDDまで充電、または電
圧VSSまで放電する必要がある。
【0010】1回の出力電圧の変化により負荷容量に充
電されるか、または負荷容量から放電される電荷量Q
は、負荷容量のキャパシタンスをCL 、電圧の変化をV
PPとすると、 Q=CL ×VPP と表される。
電されるか、または負荷容量から放電される電荷量Q
は、負荷容量のキャパシタンスをCL 、電圧の変化をV
PPとすると、 Q=CL ×VPP と表される。
【0011】動作周波数をfとすると、単位時間あたり
f回の充電動作と、f回の放電動作が繰り返される。従
って、単位時間当たりに移動する総電荷量、すなわち、
nMOS及びpMOSを流れる充放電電流IDDは、 IDD=f×Q=f×CL ×VPP と表される。
f回の充電動作と、f回の放電動作が繰り返される。従
って、単位時間当たりに移動する総電荷量、すなわち、
nMOS及びpMOSを流れる充放電電流IDDは、 IDD=f×Q=f×CL ×VPP と表される。
【0012】すなわち、大きな負荷容量を高い周波数で
駆動すると充放電電流IDDが大きくなり、消費電力が増
大する。電子回路、特に電池駆動の携帯用電子回路にお
いては、消費電力をできるだけ低減することが望まれて
いる。
駆動すると充放電電流IDDが大きくなり、消費電力が増
大する。電子回路、特に電池駆動の携帯用電子回路にお
いては、消費電力をできるだけ低減することが望まれて
いる。
【0013】信号の振幅レベルが大きい場合と小さい場
合とで同等の信号伝搬速度を得るためには、振幅レベル
が大きい場合の方が小さい場合よりもレベル変化を急峻
にする必要がある。レベル変化が急峻になると、隣接す
る配線等での影響(クロストーク等)が大きくなり、誤
動作の原因となる。従って、出力信号の振幅レベルは、
誤動作が起こらない範囲でなるべく小さいことが望まし
い。
合とで同等の信号伝搬速度を得るためには、振幅レベル
が大きい場合の方が小さい場合よりもレベル変化を急峻
にする必要がある。レベル変化が急峻になると、隣接す
る配線等での影響(クロストーク等)が大きくなり、誤
動作の原因となる。従って、出力信号の振幅レベルは、
誤動作が起こらない範囲でなるべく小さいことが望まし
い。
【0014】本発明の目的は、ドライバ回路の出力電圧
の変化による消費電力を低減することである。
の変化による消費電力を低減することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のドライバ回路
は、所定の閾値電圧を有するnチャネルFETと所定の
他の閾値電圧を有するpチャネルFETとの直列回路
と、前記直列回路のpチャネルFET側端子に基準電圧
を与えるための配線と、前記直列回路のnチャネルFE
T側端子に前記基準電圧に対して正の電源電圧を与える
ための配線と、前記nチャネルFETと前記pチャネル
FETのそれぞれの制御端子同士を接続するための配線
とを含む。
は、所定の閾値電圧を有するnチャネルFETと所定の
他の閾値電圧を有するpチャネルFETとの直列回路
と、前記直列回路のpチャネルFET側端子に基準電圧
を与えるための配線と、前記直列回路のnチャネルFE
T側端子に前記基準電圧に対して正の電源電圧を与える
ための配線と、前記nチャネルFETと前記pチャネル
FETのそれぞれの制御端子同士を接続するための配線
とを含む。
【0016】
【作用】nチャネルFETとpチャネルFETの直列回
路のpチャネルFET側端子を基準電圧に、nチャネル
FET側端子を基準電圧に対して正の電源電圧に接続す
ることにより、相互接続点側がソースとして機能する。
nチャネルFETの制御端子に電源電圧が印加された場
合に、nチャネルFETとpチャネルFETの相互接続
点の電圧、すなわち出力電圧が電源電圧よりもnチャネ
ルFETの閾値電圧分低い電圧となった時点でnチャネ
ルFETをオフ状態とすることができる。
路のpチャネルFET側端子を基準電圧に、nチャネル
FET側端子を基準電圧に対して正の電源電圧に接続す
ることにより、相互接続点側がソースとして機能する。
nチャネルFETの制御端子に電源電圧が印加された場
合に、nチャネルFETとpチャネルFETの相互接続
点の電圧、すなわち出力電圧が電源電圧よりもnチャネ
ルFETの閾値電圧分低い電圧となった時点でnチャネ
ルFETをオフ状態とすることができる。
【0017】逆に、pチャネルFETの制御端子に基準
電圧が印加された場合に、出力電圧が基準電圧よりもp
チャネルFETの閾値電圧分高い電圧となった時点でp
チャネルFETをオフ状態とすることができる。
電圧が印加された場合に、出力電圧が基準電圧よりもp
チャネルFETの閾値電圧分高い電圧となった時点でp
チャネルFETをオフ状態とすることができる。
【0018】このように、出力電圧は、基準電圧よりも
pチャネルFETの閾値電圧分高い電圧と電源電圧より
もnチャネルFETの閾値電圧分低い電圧との間で変化
する。すなわち、出力電圧の振幅を小さくすることがで
きる。
pチャネルFETの閾値電圧分高い電圧と電源電圧より
もnチャネルFETの閾値電圧分低い電圧との間で変化
する。すなわち、出力電圧の振幅を小さくすることがで
きる。
【0019】出力電圧の振幅を小さくすることにより、
負荷容量に充放電される電荷量を抑制することができ、
消費電力を低減することができる。
負荷容量に充放電される電荷量を抑制することができ、
消費電力を低減することができる。
【0020】
【実施例】図1を参照して本発明の実施例について説明
する。図1(A)は、本発明の実施例によるドライバ回
路及びレシーバ回路を示す。ドライバ回路は、nMOS
1とpMOS2との直列接続により構成されている。n
MOS1のドレイン端子は電源電圧VDDに接続されてお
り、ソース端子はpMOS2のソース端子に接続されて
いる。pMOS2のドレイン端子は接地電位V SSに接続
されている。
する。図1(A)は、本発明の実施例によるドライバ回
路及びレシーバ回路を示す。ドライバ回路は、nMOS
1とpMOS2との直列接続により構成されている。n
MOS1のドレイン端子は電源電圧VDDに接続されてお
り、ソース端子はpMOS2のソース端子に接続されて
いる。pMOS2のドレイン端子は接地電位V SSに接続
されている。
【0021】nMOS1及びpMOS2のゲート端子に
は、共に入力端子IN1が接続されており、入力信号が
印加される。nMOS1及びpMOS2のソース端子
は、ドライバ回路の出力端子OUT1に接続されてお
り、出力端子OUT1に出力信号を出力する。
は、共に入力端子IN1が接続されており、入力信号が
印加される。nMOS1及びpMOS2のソース端子
は、ドライバ回路の出力端子OUT1に接続されてお
り、出力端子OUT1に出力信号を出力する。
【0022】nMOS1のチャネル領域は接地電位VSS
に、pMOS2のチャネル領域は電源電圧VDDに接続さ
れている。レシーバ回路は、pMOS4とnMOS5と
の直列接続により構成されている。pMOS4のソース
端子は電源電圧VDDに接続され、ドレイン端子はnMO
S5のドレイン端子に接続されている。nMOS5のソ
ース端子は接地電位VSSに接続されている。
に、pMOS2のチャネル領域は電源電圧VDDに接続さ
れている。レシーバ回路は、pMOS4とnMOS5と
の直列接続により構成されている。pMOS4のソース
端子は電源電圧VDDに接続され、ドレイン端子はnMO
S5のドレイン端子に接続されている。nMOS5のソ
ース端子は接地電位VSSに接続されている。
【0023】pMOS4及びnMOS5のゲート端子に
は、ドライバ回路の出力端子OUT1が接続されてお
り、ドライバ回路の出力信号が与えられる。pMOS4
及びnMOS5のドレイン端子は、出力端子OUT2に
接続され、出力端子OUT2に出力信号を供給する。
は、ドライバ回路の出力端子OUT1が接続されてお
り、ドライバ回路の出力信号が与えられる。pMOS4
及びnMOS5のドレイン端子は、出力端子OUT2に
接続され、出力端子OUT2に出力信号を供給する。
【0024】pMOS4のチャネル領域は電源電圧VDD
に、nMOS5のチャネル領域は接地電位VSSに接続さ
れている。ドライバ回路の出力端子OUT1からレシー
バ回路までの配線及びレシーバ回路の入力インピーダン
スの容量成分等を負荷容量3で代表させて表している。
に、nMOS5のチャネル領域は接地電位VSSに接続さ
れている。ドライバ回路の出力端子OUT1からレシー
バ回路までの配線及びレシーバ回路の入力インピーダン
スの容量成分等を負荷容量3で代表させて表している。
【0025】以下、図1(A)の回路において、入力端
子IN1に印加される入力信号が接地電位VSSから電源
電圧VDDに変化した場合の動作について説明する。ま
ず、図1(B)を参照して、nMOS1のドレイン電流
特性について説明する。
子IN1に印加される入力信号が接地電位VSSから電源
電圧VDDに変化した場合の動作について説明する。ま
ず、図1(B)を参照して、nMOS1のドレイン電流
特性について説明する。
【0026】図1(B)は、nMOS1のゲート電圧V
GSに対するドレイン電流ID の変化を示す。横軸は、n
MOS1のソース電位を基準としたゲート電圧VGSを表
し、縦軸はドレイン電流を表す。
GSに対するドレイン電流ID の変化を示す。横軸は、n
MOS1のソース電位を基準としたゲート電圧VGSを表
し、縦軸はドレイン電流を表す。
【0027】ゲート電圧VGSが閾値電圧Vtn1 以下のと
き、nMOS1はオフ状態であるため、ドレイン電流は
ほとんど流れない。ゲート電圧VGSが閾値電圧Vtn1 を
超えるとドレイン電流が流れ始め、ゲート電圧VGSの増
加とともにドレイン電流IDも増加する。
き、nMOS1はオフ状態であるため、ドレイン電流は
ほとんど流れない。ゲート電圧VGSが閾値電圧Vtn1 を
超えるとドレイン電流が流れ始め、ゲート電圧VGSの増
加とともにドレイン電流IDも増加する。
【0028】なお、図1(B)の曲線qは、nMOS1
のソース電位に対するドレイン電圧VDSが一定の場合の
ドレイン電流特性を示している。ドレイン電圧VDSが変
化するとドレイン電流も変化するが、曲線qの傾きが変
わるだけであり閾値電圧Vtn 1 は変動しない。
のソース電位に対するドレイン電圧VDSが一定の場合の
ドレイン電流特性を示している。ドレイン電圧VDSが変
化するとドレイン電流も変化するが、曲線qの傾きが変
わるだけであり閾値電圧Vtn 1 は変動しない。
【0029】pMOS2のゲート端子に電源電圧VDDが
印加されると、pMOS2はオフ状態になる。nMOS
1のゲート端子に電源電圧VDDが印加されると、nMO
S1のゲート電圧VGSは、 VGS=VDD−VOUT1 ・・・ (1) となる。ここで、VOUT1は、出力端子OUT1の電圧を
表す。
印加されると、pMOS2はオフ状態になる。nMOS
1のゲート端子に電源電圧VDDが印加されると、nMO
S1のゲート電圧VGSは、 VGS=VDD−VOUT1 ・・・ (1) となる。ここで、VOUT1は、出力端子OUT1の電圧を
表す。
【0030】VOUT1はVDDに比べて非常に小さいため、
VGSは閾値電圧Vtn1 よりも大きくなり、図1(B)に
示すように電流の大きさI1 のドレイン電流ID が流れ
る。nMOS1を流れるドレイン電流により、負荷容量
3が充電され、出力電圧VOU T1が上昇する。
VGSは閾値電圧Vtn1 よりも大きくなり、図1(B)に
示すように電流の大きさI1 のドレイン電流ID が流れ
る。nMOS1を流れるドレイン電流により、負荷容量
3が充電され、出力電圧VOU T1が上昇する。
【0031】出力電圧VOUT1が上昇すると、式(1)よ
りゲート電圧VGSが減少する。図1(B)に示すように
ゲート電圧VGSが減少するとドレイン電流ID も減少す
る。なお、同時にドレイン電圧VDSも減少するため、ド
レイン電流ID の減少分は図1(B)に示す傾きよりも
大きい。
りゲート電圧VGSが減少する。図1(B)に示すように
ゲート電圧VGSが減少するとドレイン電流ID も減少す
る。なお、同時にドレイン電圧VDSも減少するため、ド
レイン電流ID の減少分は図1(B)に示す傾きよりも
大きい。
【0032】ドレイン電流は減少するが、負荷容量3は
さらに充電され出力電圧VOUT1はさらに上昇する。出力
電圧VOUT1がVDD−Vtn1 と等しくなったとき、式
(1)よりゲート電圧VGSは、閾値電圧Vtn1 と等しく
なる。この時、図1(B)に示すように、ドレイン電流
ID は流れなくなる。このため、出力電圧VOUT1が、 VOUT1=VDD−Vtn1 となった時点で負荷容量の充電は停止し、出力電圧V
OUT1は電圧VDD−Vtn1 に維持される。
さらに充電され出力電圧VOUT1はさらに上昇する。出力
電圧VOUT1がVDD−Vtn1 と等しくなったとき、式
(1)よりゲート電圧VGSは、閾値電圧Vtn1 と等しく
なる。この時、図1(B)に示すように、ドレイン電流
ID は流れなくなる。このため、出力電圧VOUT1が、 VOUT1=VDD−Vtn1 となった時点で負荷容量の充電は停止し、出力電圧V
OUT1は電圧VDD−Vtn1 に維持される。
【0033】次に、入力端子IN1が電源電圧VDDから
接地電位VSSに変化したとすると、pMOS2がオン状
態、nMOS1がオフ状態になる。負荷容量3に充電さ
れていた電荷はpMOS2を通って放電される。pMO
S2の閾値電圧をVtp1 とすると、上記と同様の動作に
より出力電圧VOUT1がVSS+|Vtp1 |となったときに
pMOS2がオフ状態となり放電が停止する。なお、p
MOSの閾値電圧は負であるため、Vtp1 を絶対値で表
している。
接地電位VSSに変化したとすると、pMOS2がオン状
態、nMOS1がオフ状態になる。負荷容量3に充電さ
れていた電荷はpMOS2を通って放電される。pMO
S2の閾値電圧をVtp1 とすると、上記と同様の動作に
より出力電圧VOUT1がVSS+|Vtp1 |となったときに
pMOS2がオフ状態となり放電が停止する。なお、p
MOSの閾値電圧は負であるため、Vtp1 を絶対値で表
している。
【0034】上述のように、ドライバ回路の入力信号が
VSS〜VDDの範囲で変化すると、出力電圧VOUT1はVSS
+|Vtp1 |〜VDD−Vtn1 の範囲で変化する。従っ
て、出力電圧VOUT1の振幅VPPは、 VPP=VDD−VSS−(Vtn1 +|Vtp1 |) となる。このように、出力信号の振幅を入力信号の振幅
よりも小さくすることができる。
VSS〜VDDの範囲で変化すると、出力電圧VOUT1はVSS
+|Vtp1 |〜VDD−Vtn1 の範囲で変化する。従っ
て、出力電圧VOUT1の振幅VPPは、 VPP=VDD−VSS−(Vtn1 +|Vtp1 |) となる。このように、出力信号の振幅を入力信号の振幅
よりも小さくすることができる。
【0035】レシーバ回路のpMOS4及びnMOS5
は、それぞれの閾値電圧をVtp2 、Vtn2 としたとき、 |Vtp2 |>Vtn1 及び Vtn2 >|Vtp1 | となるように設計されている。
は、それぞれの閾値電圧をVtp2 、Vtn2 としたとき、 |Vtp2 |>Vtn1 及び Vtn2 >|Vtp1 | となるように設計されている。
【0036】ドライバ回路の出力電圧VOUT1がVSS+|
Vtp1 |のとき、pMOS4はオン状態、nMOS5は
オフ状態となる。このため、レシーバ回路の負荷容量
(図示しない)は、pMOS4を介して充電され出力電
圧VOUT2はVDDと等しくなる。
Vtp1 |のとき、pMOS4はオン状態、nMOS5は
オフ状態となる。このため、レシーバ回路の負荷容量
(図示しない)は、pMOS4を介して充電され出力電
圧VOUT2はVDDと等しくなる。
【0037】逆に、ドライバ回路の出力電圧VOUT1が、 VOUT1=VDD−Vtn1 のとき、レシーバ回路の出力電圧VOUT2は、 VOUT2=VSS となる。
【0038】このように、レシーバ回路のnMOS、p
MOSの閾値電圧を適当に設定しておくことにより、ド
ライバ回路の出力信号の振幅がVDD−VSSよりも小さい
場合であっても、レシーバ回路を適正に駆動することが
できる。
MOSの閾値電圧を適当に設定しておくことにより、ド
ライバ回路の出力信号の振幅がVDD−VSSよりも小さい
場合であっても、レシーバ回路を適正に駆動することが
できる。
【0039】このように、上記実施例では、ドライバ回
路の出力信号の振幅レベルを小さくすることができる。
レベル間の遷移時間が同じであれば振幅レベルが小さい
方がレベル変化の傾きが緩やかになる。このため、隣接
する配線等への影響が小さくなり、クロストーク等によ
る誤動作を防止することができる。
路の出力信号の振幅レベルを小さくすることができる。
レベル間の遷移時間が同じであれば振幅レベルが小さい
方がレベル変化の傾きが緩やかになる。このため、隣接
する配線等への影響が小さくなり、クロストーク等によ
る誤動作を防止することができる。
【0040】上記実施例では、n及びpチャネルMOS
FETを使用した場合について説明したが、オン状態に
なるための所定の閾値電圧が必要であり、n型とp型の
両方を構成できるFETであればその他のものでもよ
い。例えば、GaAs等を使用したMESFET、また
はMISFET、接合型FET等でもよい。
FETを使用した場合について説明したが、オン状態に
なるための所定の閾値電圧が必要であり、n型とp型の
両方を構成できるFETであればその他のものでもよ
い。例えば、GaAs等を使用したMESFET、また
はMISFET、接合型FET等でもよい。
【0041】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドライバ回路の出力電圧の振幅を小さくすることができ
る。このため、ドライバ回路の消費電力を抑制すること
が可能になる。
ドライバ回路の出力電圧の振幅を小さくすることができ
る。このため、ドライバ回路の消費電力を抑制すること
が可能になる。
【図1】 本発明の実施例によるドライバ回路及びレシ
ーバ回路の回路図、及びnチャネルMOSFETのゲー
ト電圧対ドレイン電流の関係を示すグラフである。
ーバ回路の回路図、及びnチャネルMOSFETのゲー
ト電圧対ドレイン電流の関係を示すグラフである。
【図2】 従来例によるCMOSドライバ回路及びnM
OSドライバ回路の回路図である。
OSドライバ回路の回路図である。
1、5、11、13 nチャネルMOSFET: 2、
4、10 pチャネルMOSFET: 3 負荷容量:
12 ディプレッション型nチャネルMOSFET
4、10 pチャネルMOSFET: 3 負荷容量:
12 ディプレッション型nチャネルMOSFET
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の閾値電圧を有するnチャネルFE
Tと所定の他の閾値電圧を有するpチャネルFETとの
直列回路と、 前記直列回路のpチャネルFET側端子に基準電圧を与
えるための配線と、 前記直列回路のnチャネルFET側端子に前記基準電圧
に対して正の電源電圧を与えるための配線と、 前記nチャネルFETと前記pチャネルFETのそれぞ
れの制御端子同士を接続するための配線とを含むドライ
バ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062265A JPH07273634A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | Cmosドライバ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062265A JPH07273634A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | Cmosドライバ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07273634A true JPH07273634A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13195154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6062265A Pending JPH07273634A (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | Cmosドライバ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07273634A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147194A (ja) * | 2011-05-02 | 2011-07-28 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03206712A (ja) * | 1990-01-08 | 1991-09-10 | Nec Corp | 出力回路 |
JPH05335935A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-17 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6062265A patent/JPH07273634A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03206712A (ja) * | 1990-01-08 | 1991-09-10 | Nec Corp | 出力回路 |
JPH05335935A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-17 | Hitachi Ltd | 半導体集積回路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147194A (ja) * | 2011-05-02 | 2011-07-28 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980512 |