JPH072733U - ガス容器の磁気保持装置 - Google Patents
ガス容器の磁気保持装置Info
- Publication number
- JPH072733U JPH072733U JP3259593U JP3259593U JPH072733U JP H072733 U JPH072733 U JP H072733U JP 3259593 U JP3259593 U JP 3259593U JP 3259593 U JP3259593 U JP 3259593U JP H072733 U JPH072733 U JP H072733U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- holding
- gas container
- mounting portion
- holding device
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス容器のフランジを磁気保持するヨークが
或る範囲で自由に動き得るようにする。 【構成】 ガス容器Bのバルブノズル2を接続する受け
口3をガバナ側に形成し、バルブノズル2を囲むフラン
ジ4に接触可能な、磁石5を収める保持ヨーク6にこれ
を受け口3に嵌めるための挿し込み口8を形成する。受
け口3と保持ヨーク6との間には回転止め9を設け、ま
た受け口3に抜け止めのための装着具10を固定し、保
持ヨーク6が僅かながら全方向へ傾いて装着できるよう
にする。
或る範囲で自由に動き得るようにする。 【構成】 ガス容器Bのバルブノズル2を接続する受け
口3をガバナ側に形成し、バルブノズル2を囲むフラン
ジ4に接触可能な、磁石5を収める保持ヨーク6にこれ
を受け口3に嵌めるための挿し込み口8を形成する。受
け口3と保持ヨーク6との間には回転止め9を設け、ま
た受け口3に抜け止めのための装着具10を固定し、保
持ヨーク6が僅かながら全方向へ傾いて装着できるよう
にする。
Description
【0001】
本考案は、ガス容器に設けられているバルブノズルをガバナ側に設けられてい る受け口に接続し、その状態でガス容器をガバナ側に磁力により保持させる装置 の改良に関するものである。
【0002】
ガスボンベ或いはカートリッジなどと呼ばれる小型のガス容器を使用するガス こんろなどのガス器具において、そのガス容器を磁力によりガス器具に装着状態 で保持させる装置は実公平4−38164号の考案等により公知である。その保 持装置はガス容器のノズルを囲むフランジに磁気吸着する磁気保持ヨークを有し 、ガス容器は装着時にも或る程度自由に動き得る状態にあることが望ましい。即 ちガバナに対するガス容器の位置関係が厳密すぎるとガス容器が装着しにくくな り、装着時隙間があると僅かな衝撃で外れやすくなるからである。
【0003】
本考案は前記の点に鑑みなされたもので、その課題とするところはガバナ側の 受け口へバルブノズルを接続する際に、或いは接続した状態で保持ヨークを上下 左右等全方向へ揺動可能とすることである。
【0004】
前記課題を解決するため本考案は、バルブノズル2を囲む環状のフランジ4に 接触可能な、磁石5を収める保持ヨーク6を環状に形成し、また受け口3の外周 にヨーク取り付け部7をほぼ筒状に形成し、このヨーク取り付け部7に保持ヨー ク6を挿し込む挿し込み口8を保持ヨーク6の中心部に形成するとともに、ヨー ク取り付け部7と挿し込み口8との間に保持ヨーク6の回転止め9を設け、挿し 込んだ保持ヨーク6のガス容器側へ突出するヨーク取り付け部7に保持ヨーク6 を全方向へ揺動可能に装着するための装着具10を固定するという手段を講じた ものである。
【0005】
図1に示したガス器具は、作動部BであるバーナへガバナGを経てガスを一定 圧力で供給するものであり、ガス供給源である小型ガス容器1は器具本体Cの一 側に設けられた収容部Dに収められ、その前端に前記のガバナGが設置されてい る。本案装置AはガバナGとガス容器1との接続のために設けられている。
【0006】 図2に示すように、ガス容器1は出没可能なバルブノズル2を先端部に有して おり、ガバナG側にはそのバルブノズル2を挿し込む受け口3が設けてあって、 その中の開弁部材14によりバルブノズル2が押し込まれると開弁し、突出状態 では開弁している(図2の状態)。15はバルブ部、16はサイホン管を示す。
【0007】 バルブノズル2を囲む環状のフランジ4がガス容器1の先端部に設けられてお り、このフランジ4に接触可能な保持ヨーク6が環状に形成される。例示のヨー ク6は環状の磁石5を収める偏平な円形の皿状であり、また上部に、サイホン管 16を上向きにする位置決めの片17が、フランジ4側の切欠18に向かって突 出している(図5)。
【0008】 この保持ヨーク6はガバナG側のヨーク取り付け部7に取り付けられる。例示 のヨーク取り付け部7と、そこに挿し込む保持ヨーク6の挿し込み口8はいずれ も円形に形成されており、ヨーク取り付け部7の左右方向にほぼ水平に2箇所の 突起11が設けられ、それと係合可能な凹溝12が挿し込み口8の左右に水平に 2箇所設けられている。この突起11と凹溝12とは保持ヨーク6の回転止め9 を構成している(図6)。
【0009】 保持ヨーク6を単にヨーク取り付け部7へ揺動可能に装着するだけでなく、全 方向へ揺動し易くしかつガス容器1を安定させるために、挿し込み口8をガバナ 側へ突出させるように突出部13が保持ヨーク6の中央部に形成されている。ま たその挿し込み口8の端部がヨーク取り付け部7の外周の段部19に係止し、そ の状態で保持ヨーク6が全周方向へ揺動可能に取り付けられるようにガス容器側 へ突出するヨーク取り付け部7に装着具10が固定されている。例示の装着具1 0は円形リング状のカラーであり、ヨーク取り付け部7に圧入(螺じ込みでも良 い。)される。カラーの全部は傾斜した突出部13付近に接し、受け口3とバル ブノズル2の中心が一致した状態で安定するようにする。
【0010】 このように構成された本案装置では、ガス容器1の姿勢を切欠18の位置で確 認した上でバルブノズル2を受け口3に挿し込むと、フランジ4が保持ヨーク6 の端縁に磁気吸着して保持されることとなる。(図3及び図4実線)。そのとき 何らかの理由により受け口3とバルブノズル2の中心が正確に一致しないことが あるが、その場合でも保持ヨーク6は全方向へ揺動可能であるから僅かなずれは 吸収されて正しいガス容器のセットが可能になる。
【0011】 なお、ガス容器1がセットされるとバルブノズル2が前述の如く押し込まれて 開弁し、ガスを吐出するが、内圧が異常に高まると、受け口3の周囲の押し外し ピストン20がバルブノズル2の周囲を押し、その押力は磁気保持力を上回る設 定なので、ガス容器1は自動的に外される。
【0012】 またガス容器の荷重の有無によってオンオフするスイッチにより残量を表示す る装置があるが、本案保持装置で保持されたガス容器の荷重は片寄らずに自然に スイッチの感知部分にかかる。そのため残量の検出をスイッチで行なう場合に残 量表示がより確実になる利点もある。
【0013】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、ガス容器1を取 り付ける際にうまく挿し込めないというような事態にならず、芯ずれや傾きがあ っても保持ヨーク6がそれに追隨するので装填ミスを防止することができ、装着 されたガス容器1は保持ヨーク6の全周でフランジ4に吸着しているので安定し た保持効果が期待でき、振動や衝撃が加わったときに外れ易いということもない という顕著な効果を奏する。
【図1】本案装置を組み込んだガス器具の全体斜視図。
【図2】本案装置の1実施例を示す一部破断側面図。
【図3】同上使用状態の平面図。
【図4】同じく側面図。
【図5】保持ヨークの斜視図。
【図6】同じく正面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス容器1に設けられているバルブノズ
ル2をガバナ側に設けられている受け口3に接続し、そ
の状態でガス容器1をガバナ側に磁力により保持させる
装置であって、バルブノズル2を囲む環状のフランジ4
に接触可能な、磁石5を収める保持ヨーク6を環状に形
成し、また受け口3の外周にヨーク取り付け部7をほぼ
筒状に形成し、このヨーク取り付け部7に保持ヨーク6
を挿し込む挿し込み口8を保持ヨーク6の中心部に形成
するとともに、ヨーク取り付け部7と挿し込み口8との
間に保持ヨーク6の回転止め9を設け、挿し込んだ保持
ヨーク6のガス容器側へ突出するヨーク取り付け部7に
保持ヨーク6を全方向へ揺動可能に装着するための装着
具10を固定したことを特徴とするガス容器の磁気保持
装置。 - 【請求項2】 ヨーク取り付け部7と、そこに挿し込む
保持ヨーク6の挿し込み口8が共に円形であり、ヨーク
取り付け部7に突起11が設けられ、それと係合する凹
溝12が挿し込み口8に形成されていて、突起11と凹
溝12とにより保持ヨーク6の回転止め9を構成してい
る請求項第1項記載のガス容器の磁気保持装置。 - 【請求項3】 突起11とそれに係合可能な凹溝12
が、受け口3の左右方向にほぼ水平に2箇所設けられて
いる請求項第2項記載のガス容器の磁気保持装置。 - 【請求項4】 保持ヨーク6は中心部にガバナ側へ突出
するテーパ状の突出部13を有しており、その突出部1
3のガバナ側面に挿し込み口8が形成されている請求項
第1項記載のガス容器の磁気保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032595U JP2547128Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ガス容器の磁気保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032595U JP2547128Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ガス容器の磁気保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072733U true JPH072733U (ja) | 1995-01-17 |
JP2547128Y2 JP2547128Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=12363218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032595U Expired - Lifetime JP2547128Y2 (ja) | 1993-05-25 | 1993-05-25 | ガス容器の磁気保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547128Y2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01111920U (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-27 | ||
JPH0227314U (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-22 | ||
JPH0431447U (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-13 | ||
JPH0438164U (ja) * | 1990-07-27 | 1992-03-31 |
-
1993
- 1993-05-25 JP JP1993032595U patent/JP2547128Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01111920U (ja) * | 1988-01-25 | 1989-07-27 | ||
JPH0227314U (ja) * | 1988-08-09 | 1990-02-22 | ||
JPH0431447U (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-13 | ||
JPH0438164U (ja) * | 1990-07-27 | 1992-03-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2547128Y2 (ja) | 1997-09-10 |
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Legal Events
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