JPH07272929A - 希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石 - Google Patents
希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石Info
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- JPH07272929A JPH07272929A JP6059362A JP5936294A JPH07272929A JP H07272929 A JPH07272929 A JP H07272929A JP 6059362 A JP6059362 A JP 6059362A JP 5936294 A JP5936294 A JP 5936294A JP H07272929 A JPH07272929 A JP H07272929A
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- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
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- H01F1/053—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
- H01F1/055—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保磁力機構を従来の逆磁区発生型から回転磁
化型となるような粒界相が、粒子間を磁気的に分離する
と共に、形状磁気異方性の効果が付与される様な膜を実
現し、薄肉であってしかも良好な磁気特性を発揮するこ
とのできる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石を提供
する。 【構成】 R(Rは希土類元素のうちNdおよび/また
はPrを表わす)とFeおよびBを主成分とする合金か
らなる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石であって、
非磁性相である粒界が膜厚方向に貫いて形成されると共
に、粒子相互間で磁気的に分離された磁気的主相が膜厚
方向に延びる柱状構造を有して形成されたものであり、
且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直径比)が5
以上である。
化型となるような粒界相が、粒子間を磁気的に分離する
と共に、形状磁気異方性の効果が付与される様な膜を実
現し、薄肉であってしかも良好な磁気特性を発揮するこ
とのできる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石を提供
する。 【構成】 R(Rは希土類元素のうちNdおよび/また
はPrを表わす)とFeおよびBを主成分とする合金か
らなる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石であって、
非磁性相である粒界が膜厚方向に貫いて形成されると共
に、粒子相互間で磁気的に分離された磁気的主相が膜厚
方向に延びる柱状構造を有して形成されたものであり、
且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直径比)が5
以上である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた磁気特性を有す
る希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石に関し、この磁
石は一般家庭用の各種電気製品やコンピュータを始めと
し、高性能小型モータ等の電気・電子材料の素材として
有用である。
る希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石に関し、この磁
石は一般家庭用の各種電気製品やコンピュータを始めと
し、高性能小型モータ等の電気・電子材料の素材として
有用である。
【0002】
【従来の技術】永久磁石とは、外部から電気的エネルギ
ーを供給しなくとも磁界を発生する材料であり、その需
要は上記の様な電気・電子材料を主体にしてますます増
大してきている。近年、フェライト磁石およびアルニコ
磁石に次ぐ第3の永久磁石として、希土類磁石が注目を
集めている。この希土類磁石は電気製品や精密機器類の
小型化および高精度化に寄与し得る優れた磁気的性質を
発揮するものと期待され、物性研究面および生産技術面
共に活発な進展を見せている。中でも近年特に期待をさ
れているのは、希土類元素−遷移元素−B系、例えばN
d−Fe−BやPr−Fe−B等の永久磁石であり、こ
の系の永久磁石は高い保磁力(iHc)を有すると共
に、残留磁束密度(Br)と保磁力(iHc)の積で示
される最大エネルギー積[以下(BH)max で表わすこ
とがある]も高いと言われている。
ーを供給しなくとも磁界を発生する材料であり、その需
要は上記の様な電気・電子材料を主体にしてますます増
大してきている。近年、フェライト磁石およびアルニコ
磁石に次ぐ第3の永久磁石として、希土類磁石が注目を
集めている。この希土類磁石は電気製品や精密機器類の
小型化および高精度化に寄与し得る優れた磁気的性質を
発揮するものと期待され、物性研究面および生産技術面
共に活発な進展を見せている。中でも近年特に期待をさ
れているのは、希土類元素−遷移元素−B系、例えばN
d−Fe−BやPr−Fe−B等の永久磁石であり、こ
の系の永久磁石は高い保磁力(iHc)を有すると共
に、残留磁束密度(Br)と保磁力(iHc)の積で示
される最大エネルギー積[以下(BH)max で表わすこ
とがある]も高いと言われている。
【0003】本発明の永久磁石組成は、希土類元素(但
し、Ndおよび/またはPr)−Fe−Bを基本成分と
する他、必要によって第4の成分としてAgを含むもの
であって、その評価については追って詳述するが、以下
の説明においては便宜上、希土類元素−Fe−B系(以
下、R−Fe−B系と略称することがある)の3元素磁
石を代表的に取り上げて述べることとする。
し、Ndおよび/またはPr)−Fe−Bを基本成分と
する他、必要によって第4の成分としてAgを含むもの
であって、その評価については追って詳述するが、以下
の説明においては便宜上、希土類元素−Fe−B系(以
下、R−Fe−B系と略称することがある)の3元素磁
石を代表的に取り上げて述べることとする。
【0004】ところでR−Fe−B系磁石の製造方法と
しては、焼結法や液体急冷法等が代表的な方法として知
られており、これらの方法によって薄膜永久磁石の形成
が行なわれている。そして磁石材料の磁気特性は、微細
組織に大きく影響されることが知られており、例えば焼
結型磁石では、図2に示す様に結晶粒界相1が主相結晶
粒2を十分に取り囲む構造とすることによって(尚図中
3は基板を示す)、逆磁区の発生サイトを減少させて磁
気特性を向上させることができると言われている(日本
金属学会誌,第57巻第4号(1993)P470〜4
77)。また高速急冷型磁石では、微細な主相結晶粒と
非晶質から構成され、急冷速度を調整することによって
高い磁気特性が得られると言われている(電気学会論文
誌A,113巻第4号(1993),P251〜26
0)。
しては、焼結法や液体急冷法等が代表的な方法として知
られており、これらの方法によって薄膜永久磁石の形成
が行なわれている。そして磁石材料の磁気特性は、微細
組織に大きく影響されることが知られており、例えば焼
結型磁石では、図2に示す様に結晶粒界相1が主相結晶
粒2を十分に取り囲む構造とすることによって(尚図中
3は基板を示す)、逆磁区の発生サイトを減少させて磁
気特性を向上させることができると言われている(日本
金属学会誌,第57巻第4号(1993)P470〜4
77)。また高速急冷型磁石では、微細な主相結晶粒と
非晶質から構成され、急冷速度を調整することによって
高い磁気特性が得られると言われている(電気学会論文
誌A,113巻第4号(1993),P251〜26
0)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た様な焼結法や液体急冷却によって得られたR−Fe−
B系永久磁石では、膜厚方向で見ると結晶粒は粒界相を
挟んで不規則に積み重なっている構造であり、垂直磁気
異方性に対する形状磁気異方性の寄与は小さい。また保
磁力は、逆磁区の発生磁界に左右される逆磁区発生型で
あり、実際の保磁力は、理論的に一軸異方性を有する単
磁区粒子の磁化反転磁界Haの1/10〜2/5程度と
小さいものである。こうしたことから、上記いずれの方
法によっても、薄肉化と高性能化という両特性を満足す
ることのできる永久磁石は実現できず、小型化,高性能
化という近年の要求に十分応えることのできる製品用の
永久磁石の実現が望まれているのが実情である。
た様な焼結法や液体急冷却によって得られたR−Fe−
B系永久磁石では、膜厚方向で見ると結晶粒は粒界相を
挟んで不規則に積み重なっている構造であり、垂直磁気
異方性に対する形状磁気異方性の寄与は小さい。また保
磁力は、逆磁区の発生磁界に左右される逆磁区発生型で
あり、実際の保磁力は、理論的に一軸異方性を有する単
磁区粒子の磁化反転磁界Haの1/10〜2/5程度と
小さいものである。こうしたことから、上記いずれの方
法によっても、薄肉化と高性能化という両特性を満足す
ることのできる永久磁石は実現できず、小型化,高性能
化という近年の要求に十分応えることのできる製品用の
永久磁石の実現が望まれているのが実情である。
【0006】一方、R−Fe−B系薄膜永久磁石の新し
い形成方法として、例えば特開平4−99010号に見
られる様なスパッタリング法による方法も提案されてい
る。この技術は、主相であるR2 Fe14B相の磁化容易
軸であるC軸を膜厚方向に成長させ、膜厚方向に強い異
方性を有する膜を形成するものである。しかしながら、
この技術では、非磁性の粒界相や形状磁気異方性につい
ては何ら考慮されておらず、磁気特性の更なる向上が望
まれる。
い形成方法として、例えば特開平4−99010号に見
られる様なスパッタリング法による方法も提案されてい
る。この技術は、主相であるR2 Fe14B相の磁化容易
軸であるC軸を膜厚方向に成長させ、膜厚方向に強い異
方性を有する膜を形成するものである。しかしながら、
この技術では、非磁性の粒界相や形状磁気異方性につい
ては何ら考慮されておらず、磁気特性の更なる向上が望
まれる。
【0007】本発明はこうした状況の下になされたもの
であって、その目的は、保磁力機構を従来の逆磁区発生
型から回転磁化型となるような粒界相が、粒子間を磁気
的に分離すると共に、形状磁気異方性の効果が付与され
る様な膜を実現し、薄肉であってしかも良好な磁気特性
を発揮することのできる希土類元素−Fe−B系薄膜永
久磁石を提供することにある。
であって、その目的は、保磁力機構を従来の逆磁区発生
型から回転磁化型となるような粒界相が、粒子間を磁気
的に分離すると共に、形状磁気異方性の効果が付与され
る様な膜を実現し、薄肉であってしかも良好な磁気特性
を発揮することのできる希土類元素−Fe−B系薄膜永
久磁石を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
発明とは、R(Rは希土類元素のうちNdおよび/また
はPrを表わす)とFeおよびBを主成分とする合金か
らなる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石であって、
非磁性相である粒界が膜厚方向に貫いて形成されると共
に、粒子相互間で磁気的に分離された磁気的主相が膜厚
方向に延びる柱状構造を有して形成されたものであり、
且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直径比)が5
以上である点に要旨を有する希土類元素−Fe−B系薄
膜永久磁石である。本発明の希土類元素−Fe−B系薄
膜永久磁石はR:8〜18原子%、B:5〜10原子
%、残部:実質的にFeからなる化学成分組成のものが
好ましく、またFeの一部を1.5原子%以下までの範
囲でAgで置換することも有効である。
発明とは、R(Rは希土類元素のうちNdおよび/また
はPrを表わす)とFeおよびBを主成分とする合金か
らなる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石であって、
非磁性相である粒界が膜厚方向に貫いて形成されると共
に、粒子相互間で磁気的に分離された磁気的主相が膜厚
方向に延びる柱状構造を有して形成されたものであり、
且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直径比)が5
以上である点に要旨を有する希土類元素−Fe−B系薄
膜永久磁石である。本発明の希土類元素−Fe−B系薄
膜永久磁石はR:8〜18原子%、B:5〜10原子
%、残部:実質的にFeからなる化学成分組成のものが
好ましく、またFeの一部を1.5原子%以下までの範
囲でAgで置換することも有効である。
【0009】
【作用】本発明者らは、これまで提案されてきた技術を
基礎とし、薄肉でしかも高性能な永久磁石を実現すべ
く、特にその結晶組織構造と磁気特性の関係について検
討を重ねた。その結果、非磁性相である粒界相と磁気的
主相であるR2 Fe14B相が特定の組織構造を呈してい
るものでは、薄肉であっても極めて優れた磁気特性を示
すことがわかった。即ち、図1に示す様に、非磁性相で
ある粒界4が膜厚方向に貫いて形成されると共に、粒子
相互間で分離された磁気的主相5(例えばR 2 Fe14B
相)が膜厚方向に延びる柱状構造を有して形成されたも
のであり、且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直
径比)が所定の範囲のものでは(尚図1中、3は基板を
示す)、従来技術で示した様な永久磁石に比べて、(B
H)maxが顕しく向上することを見出し、本発明を完成し
た。
基礎とし、薄肉でしかも高性能な永久磁石を実現すべ
く、特にその結晶組織構造と磁気特性の関係について検
討を重ねた。その結果、非磁性相である粒界相と磁気的
主相であるR2 Fe14B相が特定の組織構造を呈してい
るものでは、薄肉であっても極めて優れた磁気特性を示
すことがわかった。即ち、図1に示す様に、非磁性相で
ある粒界4が膜厚方向に貫いて形成されると共に、粒子
相互間で分離された磁気的主相5(例えばR 2 Fe14B
相)が膜厚方向に延びる柱状構造を有して形成されたも
のであり、且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直
径比)が所定の範囲のものでは(尚図1中、3は基板を
示す)、従来技術で示した様な永久磁石に比べて、(B
H)maxが顕しく向上することを見出し、本発明を完成し
た。
【0010】本発明によって上記の様な効果が得られた
理由については、その全てを解明し得た訳ではないが、
おそらく次の様に考えることができる。即ち、上記の様
な組織構造では、磁気的主相がアスペクト比が大きい柱
状構造を有しているので、結晶磁気異方性以外に形状磁
気異方性が生じて膜厚方向の磁気異方性が大きくなると
共に、前記磁気的主相が粒子相互間で磁気的に分離され
ているので粒子間の磁気的相互作用が弱まって、保磁力
が大きくなるものと考えられる。
理由については、その全てを解明し得た訳ではないが、
おそらく次の様に考えることができる。即ち、上記の様
な組織構造では、磁気的主相がアスペクト比が大きい柱
状構造を有しているので、結晶磁気異方性以外に形状磁
気異方性が生じて膜厚方向の磁気異方性が大きくなると
共に、前記磁気的主相が粒子相互間で磁気的に分離され
ているので粒子間の磁気的相互作用が弱まって、保磁力
が大きくなるものと考えられる。
【0011】次に、本発明のR−Fe−B系磁石を構成
する合金組成について説明する。まず希土類元素として
は、Ndおよび/またはPrとする必要がある。即ち、
最も高い磁気特性が得られるのは、Pr,Ndであるの
で、希土類元素としてはPrおよび/またはNdである
ことが必要であり、他の希土類元素を含んでいると、希
望する磁気特性が得られない。
する合金組成について説明する。まず希土類元素として
は、Ndおよび/またはPrとする必要がある。即ち、
最も高い磁気特性が得られるのは、Pr,Ndであるの
で、希土類元素としてはPrおよび/またはNdである
ことが必要であり、他の希土類元素を含んでいると、希
望する磁気特性が得られない。
【0012】本発明のR−Fe−B系磁石において、R
が少な過ぎると主相であるR2 −Fe14−B(原子比、
例えばPr2 Fe14B)を形成されにくくなり、磁石の
高性能化は達成されない。こうした観点からして、Rの
割合は8原子%以上とするのが好ましい。一方上限につ
いては、18原子%を超えると、非磁性相であるRリッ
チ相の過剰を招きこれが磁束密度(Br)の低下等とな
って現われ、良好な磁気特性を発揮することはできな
い。尚Rのより好ましい組成割合は、12〜15原子%
の範囲である。
が少な過ぎると主相であるR2 −Fe14−B(原子比、
例えばPr2 Fe14B)を形成されにくくなり、磁石の
高性能化は達成されない。こうした観点からして、Rの
割合は8原子%以上とするのが好ましい。一方上限につ
いては、18原子%を超えると、非磁性相であるRリッ
チ相の過剰を招きこれが磁束密度(Br)の低下等とな
って現われ、良好な磁気特性を発揮することはできな
い。尚Rのより好ましい組成割合は、12〜15原子%
の範囲である。
【0013】一方、Bは5〜10原子%とするのが好ま
しく、5原子%未満では主相体積率の不足が生じ、磁束
密度(Br)の低下を招く。他方上限については、磁気
特性を有しないR2 Fe4 B4 相の出現による保磁力
(iHc)の低下を防止するという観点から10原子%
以下とするのが好ましい。尚Bのより好ましい範囲は、
7〜9原子%程度である。
しく、5原子%未満では主相体積率の不足が生じ、磁束
密度(Br)の低下を招く。他方上限については、磁気
特性を有しないR2 Fe4 B4 相の出現による保磁力
(iHc)の低下を防止するという観点から10原子%
以下とするのが好ましい。尚Bのより好ましい範囲は、
7〜9原子%程度である。
【0014】本発明のR−Fe−B系磁石において、上
記RとB以外は実質的にFe(即ち、Feおよび不可避
不純物)であるが、Feの一部をAgで置換することも
有効である。即ち、Agを添加すると粒子間の磁気的孤
立度が向上し、(BH)maxが増大する。但し、Agの
添加量を余り多くすると非磁性の粒界相が増加し、(B
H)max が却って低下するので、1.5原子%以下とす
べきである。尚Agの添加量のより好ましい範囲は1原
子%以下である。
記RとB以外は実質的にFe(即ち、Feおよび不可避
不純物)であるが、Feの一部をAgで置換することも
有効である。即ち、Agを添加すると粒子間の磁気的孤
立度が向上し、(BH)maxが増大する。但し、Agの
添加量を余り多くすると非磁性の粒界相が増加し、(B
H)max が却って低下するので、1.5原子%以下とす
べきである。尚Agの添加量のより好ましい範囲は1原
子%以下である。
【0015】本発明のR−Fe−B系薄膜磁石における
前記柱状構造相(磁気的主相)のアスペクト比(長さ/
直径比)は、5以上とする必要があるが、この値が5未
満では形状磁気異方性付与による特性の向上が小さいも
のとなる。
前記柱状構造相(磁気的主相)のアスペクト比(長さ/
直径比)は、5以上とする必要があるが、この値が5未
満では形状磁気異方性付与による特性の向上が小さいも
のとなる。
【0016】尚本発明者らは、アスペクト比、(BH)
max および膜厚の関係について検討したところ、下記の
点について確認している。即ち、Nd−Fe−B系薄膜
磁石では、膜厚が5μmでアスペクト比が5〜15のも
ので(BH)max が17〜18MGOeが達成されてお
り、膜厚20μmでアスペクト比が20〜50のもので
(BH)max が14〜16MGOeが達成されていた。
max および膜厚の関係について検討したところ、下記の
点について確認している。即ち、Nd−Fe−B系薄膜
磁石では、膜厚が5μmでアスペクト比が5〜15のも
ので(BH)max が17〜18MGOeが達成されてお
り、膜厚20μmでアスペクト比が20〜50のもので
(BH)max が14〜16MGOeが達成されていた。
【0017】本発明のR−Fe−B系薄膜永久磁石を製
造する方法としては、基本的にスパッタリング法によっ
て柱状構造を有する磁気的主相を形成する様にすれば良
いが、上記の様な微細組織を形成することができれば、
真空蒸着法やCVD法等も採用することもできる。また
製造する際の条件については特に限定するものではない
が、上記組織を形成するためには、特に製造時の基板温
度を500〜700℃程度とするのが好ましい。即ち、
このときの基板温度が500℃未満では、膜がアモルフ
ァス状態になって硬磁性が得られず、700℃を超える
とR2 Fe14B以外の相(例えばα−Fe相等)が生成
して、(BH)max が減少することになる。更に、本発
明のR−Fe−B系薄膜永久磁石を製造する際のスパッ
タガス圧は、従来方法(例えば8×10-3Torr程
度)よりも高くするのが良い(例えば15×10-3To
rr程度)。
造する方法としては、基本的にスパッタリング法によっ
て柱状構造を有する磁気的主相を形成する様にすれば良
いが、上記の様な微細組織を形成することができれば、
真空蒸着法やCVD法等も採用することもできる。また
製造する際の条件については特に限定するものではない
が、上記組織を形成するためには、特に製造時の基板温
度を500〜700℃程度とするのが好ましい。即ち、
このときの基板温度が500℃未満では、膜がアモルフ
ァス状態になって硬磁性が得られず、700℃を超える
とR2 Fe14B以外の相(例えばα−Fe相等)が生成
して、(BH)max が減少することになる。更に、本発
明のR−Fe−B系薄膜永久磁石を製造する際のスパッ
タガス圧は、従来方法(例えば8×10-3Torr程
度)よりも高くするのが良い(例えば15×10-3To
rr程度)。
【0018】以下本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0019】
実施例1 組成割合を変えた合金ターゲットを使用して、DCスパ
ッタリング法(スパッタガス圧:15×10-3Tor
r)により様々な組成割合のNd−Fe−B合金薄膜磁
石を作成した。このとき基板温度は、600℃とした。
また薄膜の膜厚は20μmであった。更に、得られた薄
膜は、前記図1に示した結晶組織であることを、電子顕
微鏡観察によって確認した。得られた合金薄膜磁石につ
いて、各々振動試料型磁力計(VSM)によって、最大
エネルギー積(BH)max を測定した。図3には、Nd
とBとFeを基本組成とする薄膜磁石の最大エネルギー
積(BH)max の値が14MGOeを超える組成範囲を
斜線で示す。尚14MGOeを超えるものは、アスペク
ト比が20〜50であった。
ッタリング法(スパッタガス圧:15×10-3Tor
r)により様々な組成割合のNd−Fe−B合金薄膜磁
石を作成した。このとき基板温度は、600℃とした。
また薄膜の膜厚は20μmであった。更に、得られた薄
膜は、前記図1に示した結晶組織であることを、電子顕
微鏡観察によって確認した。得られた合金薄膜磁石につ
いて、各々振動試料型磁力計(VSM)によって、最大
エネルギー積(BH)max を測定した。図3には、Nd
とBとFeを基本組成とする薄膜磁石の最大エネルギー
積(BH)max の値が14MGOeを超える組成範囲を
斜線で示す。尚14MGOeを超えるものは、アスペク
ト比が20〜50であった。
【0020】実施例2 組成割合を変えた合金ターゲットを使用して、DCスパ
ッタリング法(スパッタガス圧:15×10-3Tor
r)により様々な組成割合のPr−Fe−B合金薄膜磁
石を作成した。このとき基板温度は、600℃とした。
また薄膜の膜厚は20μmであった。更に、得られた薄
膜は、前記図1に示した結晶組織であることを、電子顕
微鏡観察によって確認した。得られた合金薄膜磁石につ
いて、各々VSMによって、(BH)max を測定した。
図4には、PrとBとFeを基本組成とする薄膜磁石の
(BH)max の値が14MGOeを超える組成範囲を斜
線で示す。尚14MGOeを超えるものは、アスペクト
比が20〜50であった。
ッタリング法(スパッタガス圧:15×10-3Tor
r)により様々な組成割合のPr−Fe−B合金薄膜磁
石を作成した。このとき基板温度は、600℃とした。
また薄膜の膜厚は20μmであった。更に、得られた薄
膜は、前記図1に示した結晶組織であることを、電子顕
微鏡観察によって確認した。得られた合金薄膜磁石につ
いて、各々VSMによって、(BH)max を測定した。
図4には、PrとBとFeを基本組成とする薄膜磁石の
(BH)max の値が14MGOeを超える組成範囲を斜
線で示す。尚14MGOeを超えるものは、アスペクト
比が20〜50であった。
【0021】実施例3 NdとBの組成を一定にして、残部のFeとAgの組成
を変化させて成膜した。図5は、Nd12−Fe83-x−B
5 −Agx 膜のAg添加量(x)の変化による(BH)
max の変化を示すグラフである。尚図5の結果は、それ
ぞれの組成において、最大値が得られた成膜条件で行な
ったものである。また得られた合金薄膜磁石は、アスペ
クト比が20〜50で図1に示した結晶組織であること
を電子顕微鏡観察によって確認した。この結果から明ら
かな様に、1.5原子%以下のAgの添加は(BH)
max の向上に有効であることがわかる。
を変化させて成膜した。図5は、Nd12−Fe83-x−B
5 −Agx 膜のAg添加量(x)の変化による(BH)
max の変化を示すグラフである。尚図5の結果は、それ
ぞれの組成において、最大値が得られた成膜条件で行な
ったものである。また得られた合金薄膜磁石は、アスペ
クト比が20〜50で図1に示した結晶組織であること
を電子顕微鏡観察によって確認した。この結果から明ら
かな様に、1.5原子%以下のAgの添加は(BH)
max の向上に有効であることがわかる。
【0022】実施例4 PrとBの組成を一定にして、残部のFeとAgの組成
を変化させて成膜した。図6は、Pr12−Fe83-x−B
5 −Agx 膜のAg添加量(x)の変化による(BH)
max の変化を示すグラフである。尚図6の結果は、それ
ぞれの組成において、最大値が得られた成膜条件で行な
ったものである。また得られた合金薄膜磁石は、アスペ
クト比が20〜50で図1に示した結晶組織であること
を電子顕微鏡観察によって確認した。この結果から明ら
かな様に、Pr−Fe−B系においても1.5原子%以
下のAgの添加は(BH)max の向上に有効であること
がわかる。
を変化させて成膜した。図6は、Pr12−Fe83-x−B
5 −Agx 膜のAg添加量(x)の変化による(BH)
max の変化を示すグラフである。尚図6の結果は、それ
ぞれの組成において、最大値が得られた成膜条件で行な
ったものである。また得られた合金薄膜磁石は、アスペ
クト比が20〜50で図1に示した結晶組織であること
を電子顕微鏡観察によって確認した。この結果から明ら
かな様に、Pr−Fe−B系においても1.5原子%以
下のAgの添加は(BH)max の向上に有効であること
がわかる。
【0023】比較例 15.0原子%Pr−79.2原子%Fe−5.5原子
%B−0.3原子%Agの合金を、アルゴンガス雰囲気
中で高周波加熱より溶解し、ロール表面速度10m/s
で回転する鋼製の単ロール(200mmφ)上に噴出し
急冷薄帯を作成した。このときの膜厚は20μmであっ
た。また得られた薄膜は、前記図2に示した結晶組織で
あることを、電子顕微鏡観察によって確認した。得られ
た薄膜について、VSMによって、(BH)max を測定
したところ、最大で14MGOeしか得られなかった。
%B−0.3原子%Agの合金を、アルゴンガス雰囲気
中で高周波加熱より溶解し、ロール表面速度10m/s
で回転する鋼製の単ロール(200mmφ)上に噴出し
急冷薄帯を作成した。このときの膜厚は20μmであっ
た。また得られた薄膜は、前記図2に示した結晶組織で
あることを、電子顕微鏡観察によって確認した。得られ
た薄膜について、VSMによって、(BH)max を測定
したところ、最大で14MGOeしか得られなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、薄
肉であってしかも良好な磁気特性を発揮することのでき
る希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石が実現できた。
肉であってしかも良好な磁気特性を発揮することのでき
る希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石が実現できた。
【図1】本発明に係る永久磁石の微細組織を示す模式図
である。
である。
【図2】従来の永久磁石の微細組織を示す模式図であ
る。
る。
【図3】本発明のNd−Fe−B系薄膜磁石の(BH)
max の値が14MGOeを超える組成範囲を示したグラ
フである。
max の値が14MGOeを超える組成範囲を示したグラ
フである。
【図4】本発明のPr−Fe−B系薄膜磁石の(BH)
max の値が14MGOeを超える組成範囲を示したグラ
フである。
max の値が14MGOeを超える組成範囲を示したグラ
フである。
【図5】本発明のNd12−Fe83-x−B5 −Agx 薄膜
磁石の(BH)max におけるAg添加量による変化を示
したグラフである。
磁石の(BH)max におけるAg添加量による変化を示
したグラフである。
【図6】本発明のPr12−Fe83-x−B5 −Agx 薄膜
磁石の(BH)max におけるAg添加量による変化を示
したグラフである。
磁石の(BH)max におけるAg添加量による変化を示
したグラフである。
1 結晶粒界相 2 主相結晶粒 3 基板 4 粒界 5 磁気的主相
フロントページの続き (72)発明者 吉川 一男 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 R(Rは希土類元素のうちNdおよび/
またはPrを表わす)とFeおよびBを主成分とする合
金からなる希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石であっ
て、非磁性相である粒界が膜厚方向に貫いて形成される
と共に、粒子相互間で磁気的に分離された磁気的主相が
膜厚方向に延びる柱状構造を有して形成されたものであ
り、且つ該柱状構造相のアスペクト比(長さ/直径比)
が5以上であることを特徴とする希土類元素−Fe−B
系薄膜永久磁石。 - 【請求項2】 R:8〜18原子%、B:5〜10原子
%、残部:実質的にFeからなるものである請求項1に
記載の希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石。 - 【請求項3】 Feの一部を1.5原子%以下のAgで
置換したものである請求項2に記載の希土類元素−Fe
−B系薄膜永久磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059362A JPH07272929A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6059362A JPH07272929A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07272929A true JPH07272929A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13111090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6059362A Withdrawn JPH07272929A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 希土類元素−Fe−B系薄膜永久磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07272929A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005031023A1 (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-07 | Neomax Co., Ltd. | R-t-b系永久磁石用原料合金およびr-t-b系永久磁石 |
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JP2007027428A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Neomax Co Ltd | 希土類焼結磁石及びその製造方法 |
JP2007134417A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-05-31 | Neomax Co Ltd | 希土類焼結磁石の製造方法 |
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KR100826661B1 (ko) * | 2004-03-23 | 2008-05-02 | 도꾸리쯔교세이호징 가가꾸 기쥬쯔 신꼬 기꼬 | R-Fe-B계 박막자석 및 그 제조방법 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP6059362A patent/JPH07272929A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9551052B2 (en) | 2005-07-15 | 2017-01-24 | Hitachi Metals, Ltd. | Rare earth sintered magnet and method for production thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |