JPH07272838A - 面状発熱体 - Google Patents

面状発熱体

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JPH07272838A
JPH07272838A JP6124494A JP6124494A JPH07272838A JP H07272838 A JPH07272838 A JP H07272838A JP 6124494 A JP6124494 A JP 6124494A JP 6124494 A JP6124494 A JP 6124494A JP H07272838 A JPH07272838 A JP H07272838A
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JP
Japan
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tape
conductive
group
tapes
copper foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP6124494A
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English (en)
Inventor
清一 ▲高▼川
Seiichi Takagawa
Hirobumi Tokuda
博文 徳田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】緯方向に沿う第1のテープ群10とこれと交差す
る第2のテープ群20とからなる。第1のテープ群10は所
定間隔毎に配列した複数の導電性テープ11と、隣合う導
電線テープ11間に介在する複数の第1の非導電性テープ
12とを含む。第2のテープ群20は所定間隔毎に配列した
複数の銅箔糸21a からなる電極帯部21と、電極帯部21間
に介在する複数の第2の非導電性テープ22とを含む。
電極帯部21の織りピッチを導電性テープ11の近傍で相対
的に密にし、導電性テープ11を蛇行状に屈曲させて銅箔
糸21a への密着性を高めた。 【効果】接触抵抗の増加に起因した発熱を局部抑制で
き、耐久性を向上できる。全体として電極帯部の織りピ
ッチを粗くできる。安価で耐久性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気毛布、電気カーペ
ット等に使用される面状発熱体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、上記面状発熱体として、図6
及び図7(a)に示すように、例えば、経方向に、導電
性テープ91を非導電性テープ92に対して所定間隔を
おいて配列し、緯方向に非導電性テープ(図示せず)を
配して平織り組織りに織成していると共に、上記導電性
テープ91と交差させて、複数本の銅箔糸93aの折込
みからなる電極帯部93を所定間隔毎に配列したものが
提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導電性テー
プ91は、樹脂中にカーボン粒子等を分散させたものか
らなり、他のテープと比較して剛性が高く、曲がり難い
傾向にある。したがって、図7(b)に示すように、導
電性テープ91が真直な状態となり(逆にいうと銅箔糸
93aが交互に上下に振られることになり)、このた
め、導電性テープ91と銅箔糸93aとの接触面積が少
なくなる。その結果、接触抵抗が大きくなって、発熱量
が増大し、図8(a),(b)に示すように、一対の電
極帯部93同士の間の、電極帯部93の近傍部分Pが他
の部分よりも高温になり、電機的接続の耐久性が低下す
るおそれがあった。
【0004】一方、上記面状発熱体の製造コストを安く
するためには、織成のピッチを粗くすることが好まし
い。しかしながら、このように粗くした場合、電極帯部
93での銅箔糸93aと導電性テープ91との密着性が
より悪くなる結果、接触抵抗が一層大きくなる。したが
って、電極帯部93での発熱量が増大し、図8(c)に
示すように、上記近傍部分Pが一層高温となり、このた
め、電気的接続の耐久性が一層低下するおそれがあっ
た。
【0005】また、上記のように織成のピッチを粗くし
た場合、面状発熱体の上下両面に絶縁シートが貼り付け
られて、上記銅箔糸93aと導電性テープ91との相互
の密着状態が保たれてからでないと、面状発熱体として
の消費電力を、精度良く把握することができなかった。
すなわち、仮に不良の面状発熱体があったとしても、絶
縁シート貼付け後でないと、これを確認できないため、
絶縁シートの貼り付け工程が無駄になる。このため、製
造コストが高くなる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、安価で且つ耐久性に優れた面状発熱体を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る面状発熱体は、経方向又は緯方向の
一の方向に沿う第1のテープ群と他の方向に沿う第2の
テープ群とからなり、上記第1のテープ群は、所定間隔
をおいて配列された導電性テープと、隣合う上記導電性
テープ同士の間に複数本ずつ並べて配列された非導電性
テープとを含み、上記第2のテープ群は、上記第1のテ
ープ群の各テープと交互に又は所定間隔をおいて交差す
る、複数の銅箔糸からなる電極帯部を含む面状発熱体に
おいて、上記銅箔糸の、第1のテープ群の各テープに対
する交差間隔が、上記導電性テープの近傍で相対的に密
にされていることを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2に係る面状発熱体は、請求
項1記載の面状発熱体において、上記導電性テープと近
接する非導電性テープの幅を残りの非導電性テープの幅
よりも相対的に狭くしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、銅箔
糸の、第1のテープ群の各テープに対する交差間隔が、
上記導電性テープの近傍で相対的に密にされているの
で、銅箔糸が上下に振られることが抑制される結果、導
電性テープの方が銅箔糸に沿うようにして蛇行状に屈曲
されることになる。このため、銅箔糸と導電性テープと
の接触面積を広く確保することができ、且つ全体として
は織ピッチを相対的に粗くすることができる。したがっ
て、接触面積の確保により、電極帯部と導電性テープと
の接触抵抗を抑制でき、局部発熱を抑えることができ
る。一方、織りピッチを全体として粗くすることによ
り、製造コストを安くすることができる。また、面状発
熱体単体で上記の密着性が確保される結果、面状発熱体
のままで、消費電力を検査することができる。
【0010】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
電極帯部と導電性テープとの密着性は確保しつつ、全体
としては織ピッチを相対的に粗くすることができ、請求
項1に係る発明と同様の作用を奏する。加えて特に織り
かたを変更することなく織りピッチを調整することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例に係る面状発熱体の
要部を示す平面図であり、図2は図1のII−II線に沿う
概略断面図であり、図3は図1のIII −III 線に沿う概
略断面図である。図1を参照して、上記面状発熱体は、
経方向又は緯方向の一の方向に沿う第1のテープ群10
と他の方向に沿う第2のテープ群20とを含んでいる。
【0012】第1のテープ群10は、所定間隔をおい
て配列された発熱体としての第1の導電性テープ11
と、隣合う上記第1の導電性テープ11同士の間に複
数本ずつ並べて配列された非導電性テープ12a,12
bとを含んでいる。また、上記第2のテープ群20は、
所定間隔をおいて配列され、上記第1のテープ群10
の各テープ11,12a,12bと交互に交差する電極
帯部21と、隣合う電極帯部22同士の間に複数本ず
つ並べて配列され、第1のテープ群10の各テープ1
1,12a,12bと交互に交差する第2の非導電性テ
ープ22とを含んでいる。
【0013】そして、第1のテープ群10の各テープ1
1,12a,12bと第2のテープ群20の各テープ2
1,22が、平織り組織りに織成されている。上記導電
性テープ11は、ポリテトラフロロエチレン等の可撓
性、耐熱性を有するバインダー樹脂中に、カーボン粒子
等の導電性粒子を分散させた、細幅で薄肉のものである
(例えばダイキン工業株式会社製の商品名「フロロトロ
ン」)。この導電性テープ11は、他のテープと比較し
て相対的に剛性が高いが、後述する理由で銅箔糸21a
の上下への振れ(変位)が抑制されている結果、図3に
示すように、各銅箔糸21aに沿うように蛇行状に屈曲
されている。
【0014】また、非導電性テープ12a,12b,2
2としては、ポリエチレン等の合成樹脂からなる細幅の
ものが使用されている。そして、図1及び図2を参照し
て、上記導電性テープ11と隣接する第1の非導電性テ
ープ12aの幅が、隣接しない第1の導電性テープ12
bの幅よりも相対的に狭くされている。そして、これに
より、電極帯部21の織りピッチ(すなわち、銅箔糸2
1aの、第1のテープ群の各テープ11,12に対する
交差間隔)を、導電性テープ11の近傍では相対的に密
に、他の部分では相対的に粗くなるようにされている。
【0015】電極帯部21は、スパンレーヨン糸等の芯
線に銅箔を螺旋状に巻回した銅箔糸21aを複数本並列
に織り込むことにより構成されている。上記電極帯部2
1の端部所定域には、帯状の内部リード線(図示せず)
が交差されている。本実施例においては、銅箔糸21a
の、第1のテープ群10の各テープ11,12に対する
交差間隔が、上記導電性テープ11の近傍で相対的に密
にされているので、銅箔糸21aが上下に振られること
が抑制される結果、図3に示すように、導電性テープ1
1の方を各銅箔糸21aに沿うようにして蛇行状に屈曲
させることができる。このため、銅箔糸21aと導電性
テープ11との接触面積を広く確保することができ、こ
れにより、電極帯部21と導電性テープ11との接触抵
抗を抑制でき、図4(a),(b)に示すように局部発
熱を抑えることができる。図4(b)に示すように、電
極帯部21の近傍部分での高温化を防止することができ
る。その結果、耐久性を向上させることができる。しか
も、導電性テープ11と隣接しない部分での電極帯部2
1の織りピッチが相対的に粗くされているので、全体と
しての織りピッチを粗くすることができ、これにより、
製造コストを安くすることができる。このように、安価
で且つ耐久性に優れた面状発熱体を提供することができ
る。
【0016】また、面状発熱体単体で上記の密着性が確
保される結果、面状発熱体のままで、消費電力を検査す
ることができる。したがって、絶縁シートを貼り付けた
後にしか検査できなかった従来の場合と比較して製造コ
ストをより安くできる。さらに、上記織りピッチを変化
させるために、第1の非導電性テープ11の幅を変えて
いる。したがって、全体として、第1の非導電性テープ
11の本数を減らすことができる結果、特に織りかたを
変更することがなく、この点で製造コストを上昇させる
ことがないという利点がある。
【0017】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、隣接する導電性テープ11間に
介在する複数の第1の非導電性テープ12a,12bの
うち、相対的に幅の狭い第1の非導電性テープ12aを
2本ずつにすることもできる。また、図5に示すよう
に、第1の非導電性テープ12の幅を一定として、電極
帯部21が導電性テープ11と隣接する第1の非導電性
テープ11とは交互に交差し、且つ導電性テープ11と
隣接しない第1の非導電性テープ11とは複数本(例え
ば2本)ずつ交互に交差するようにしても良い。この場
合にも図1の実施例と同様の作用効果を奏する。しか
も、織りかたに若干の変更はあるが、非導電性テープ1
2として、一種類のもので良く、この点で製造コストを
上昇させることがないという利点がある。
【0018】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、銅箔糸
の、第1のテープ群の各テープに対する交差間隔が、上
記導電性テープの近傍で相対的に密にされているので、
銅箔糸が上下に振られることが抑制される結果、導電性
テープを銅箔糸に沿うようにして蛇行状に屈曲させるこ
とができる。このため、銅箔糸と導電性テープとの接触
面積を広く確保することができ、これにより、電極帯部
と導電性テープとの接触抵抗を抑制でき、局部発熱を抑
えることができる結果、耐久性を向上させることができ
る。しかも、導電性テープと隣接しない部分での電極帯
部の織りピッチが相対的に粗くされることになるので、
全体としての織りピッチを粗くすることができ、これに
より、製造コストを安くすることができる。このように
安価で且つ耐久性に優れた面状発熱体を提供することが
できる。
【0020】また、面状発熱体単体で電極帯部と導電性
テープとの密着性が確保される結果、面状発熱体のまま
で、消費電力を検査することができる。したがって、絶
縁シートを貼り付けた後にしか検査できなかった従来の
場合と比較して製造コストをより安くできる。上記請求
項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明と同様の
作用を奏すること加えて、織りピッチの調整のために特
に織りかたを変更する必要がないので、この点での製造
コストの上昇を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る面状発熱体の全体構成
を示す概略平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】導電性テープに沿う温度分布を示す概略図であ
り、(a)は導電性テープに沿う面状発熱体の概略断面
図であり、(b)は温度分布を示している。
【図5】本発明の他の実施例に係る面状発熱体の織り構
造を示す概略断面図である。
【図6】従来の面状発熱体の織り構造を示す概略断面図
である。
【図7】図6の面状発明体の概略構造を示しており、
(a)は平面図であり、(b)はそのX−X線に沿う断
面図である。
【図8】図6の面状発明体の導電性テープに沿う温度分
布を示す概略図であり、(a)は導電性テープに沿う面
状発熱体の概略断面図であり、(b)は温度分布を示し
ており、(c)は織りピッチを粗くした場合の温度分布
を示している。
【符号の説明】
10 第1のテープ群 11 導電性テープ 12a,12b 第1の非導電性テープ 20 第2のテープ群 21 電極帯部 21a 銅箔糸 22 第2の非導電性テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】経方向又は緯方向の一の方向に沿う第1の
    テープ群(10)と他の方向に沿う第2のテープ群(20)とか
    らなり、 上記第1のテープ群は、所定間隔をおいて配列された導
    電性テープ(11)と、隣合う上記導電性テープ(11)同士の
    間に複数本ずつ並べて配列された非導電性テープ(12)と
    を含み、 上記第2のテープ群(20)は、上記第1のテープ群(10)の
    各テープ(11,12) と交互に又は所定間隔をおいて交差す
    る、複数の銅箔糸(21a) からなる電極帯部(21)を含む面
    状発熱体において、 上記銅箔糸(21a) の、第1のテープ群の各テープ(11,1
    2) に対する交差間隔が、上記導電性テープ(11)の近傍
    で相対的に密にされていることを特徴とする面状発熱
    体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の面状発熱体において、 上記導電性テープ(11)と近接する非導電性テープ(12a)
    の幅を他の導電性テープ(12b) の幅よりも相対的に狭く
    したことを特徴とする面状発熱体。
JP6124494A 1994-03-30 1994-03-30 面状発熱体 Pending JPH07272838A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102251328A (zh) * 2010-05-21 2011-11-23 丰田纺织株式会社 原织物状布料及在该布料中使导电丝露出的方法

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